JP2862762B2 - メインバ−ナの点火制御方法 - Google Patents

メインバ−ナの点火制御方法

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JP2862762B2 JP17068093A JP17068093A JP2862762B2 JP 2862762 B2 JP2862762 B2 JP 2862762B2 JP 17068093 A JP17068093 A JP 17068093A JP 17068093 A JP17068093 A JP 17068093A JP 2862762 B2 JP2862762 B2 JP 2862762B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメインバ−ナの点火制御
に関し、例えば、鋼板の連続処理ラインに設置される加
熱炉のメインバ−ナの点火制御に利用しうる。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼板の連続処理ラインに設置され
る加熱炉においては、加熱炉は多数(例えば300基)
のラジアントチュ−ブによって間接加熱される。各々の
ラジアントチュ−ブには、例えばコ−クスガス(CO
G)と呼ばれる燃料ガスと空気との混合ガスが供給され
る。ラジアントチュ−ブの入側で点火され、ラジアント
チュ−ブの管内で燃焼して発熱し、炉を加熱する。燃焼
後の排ガスは、ブロアによって吸引され、排気される。
【0003】メインバ−ナであるラジアントチュ−ブの
混合ガスに点火するため、各々のラジアントチュ−ブの
入側には、パイロットバ−ナが設置されている。各々の
パイロットバ−ナには、コ−クスガスと空気との混合ガ
スが供給される。実際にパイロットバ−ナに点火する時
には、10数基のパイロットバ−ナ群毎に設置された遮
断弁を手作業で開き各々のパイロットバ−ナに着火する
操作を繰り返し、全てのパイロットバ−ナを順番に点火
する。
【0004】メインバ−ナ系の具体的な構成を説明す
る。図3に示すように、コ−クスガスを供給するメイン
COG主配管には、複数ゾ−ンの中間配管が接続され、
各ゾ−ンの中間配管には、それぞれ複数(例えば50
基)のラジアントチュ−ブが接続されている。同様に、
空気を供給するメインAIR主配管には、複数ゾ−ンの
中間配管が接続され、各ゾ−ンの中間配管には、それぞ
れ複数(例えば50基)のラジアントチュ−ブが接続さ
れている。メインCOG主配管及びメインAIR主配管
には、それぞれ圧力制御系が設置されており、各中間配
管には、それぞれ流量制御系が設置されている。
【0005】圧力制御系には、圧力検出器,空気式圧力
調節弁,及びデジタルコントロ−ラが含まれ、流量制御
系には、流量検出器,空気式流量調節弁,及びデジタル
コントロ−ラが含まれており、各々のデジタルコントロ
−ラは、フィ−ドバック制御を実施する。
【0006】実際にメインバ−ナの点火作業をする時で
も、メインCOG主配管の圧力制御系及びメインCOG
中間配管の流量制御系では、それぞれ、フィ−ドバック
された検出値が目標値と一致するように、圧力調節弁及
び流量調節弁の制御を実施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の設備において
は、各メインバ−ナの点火を容易にするとともに、点火
後に各メインバ−ナが失火しないように制御することが
極めて重要である。即ち、点火するメインバ−ナの数が
非常に多いので、点火が困難であると、全てのメインバ
−ナに点火するのに膨大な時間がかかる。また、メイン
バ−ナが失火したまま放置すると、未燃ガスが管内に滞
留するので、爆発の危険が生じる。
【0008】ところが、実際にメインバ−ナの点火を実
施すると、特に点火の初期段階で、管内のコ−クスガス
圧力が不安定になり、メインバ−ナが失火する場合があ
る。従って本発明は、各メインバ−ナが失火するのを防
止することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、燃料ガスを供給するメインバ−ナ主燃
料配管,該メインバ−ナ主燃料配管に接続された複数の
メインバ−ナ中間燃料配管,該メインバ−ナ中間燃料配
管の各々に接続された複数のメインバ−ナ,前記メイン
バ−ナ主燃料配管の圧力を制御する燃料圧力制御手段,
前記メインバ−ナ中間燃料配管の流量を制御する燃料流
量制御手段,各メインバ−ナに空気を供給するメインバ
−ナ主空気配管,及び該メインバ−ナ主空気配管の圧力
及び/又は流量を制御する空気系制御手段、を備える設
備のメインバ−ナの点火制御方法において:各々のメイ
ンバ−ナに点火する時に、燃料圧力制御手段の制御を停
止してその弁開度を固定するとともに、燃料流量制御手
段の制御を停止してその弁開度を固定する。
【0010】また本発明の好ましい態様では、各々のメ
インバ−ナに点火する時に、メインバ−ナの出側に配置
される排ガス管路の管内圧力を一定の負圧に制御する。
【0011】また本発明の好ましい態様では、各々のメ
インバ−ナに点火する時に、空気系制御手段により、メ
インバ−ナ主空気配管内の空気の圧力及び流量を一定に
制御する。
【0012】
【作用】本発明においては、各々のメインバ−ナに点火
する時に、燃料圧力制御手段の弁開度が固定され、同時
に、燃料流量制御手段の弁開度も固定される。
【0013】メインバ−ナの点火作業を実施する際に、
コ−クスガス供給管の末端に装着された遮断弁を順次に
開閉すると、それに伴なって急激な圧力変動及び流量変
動が生じる。これに応答して、燃料圧力制御手段では、
検出圧力が目標値に維持されるように弁開度を調節し、
燃料流量制御手段では、検出流量が目標値に維持される
ように弁開度を調節するように動作する。ところが、こ
の種の制御系の応答速度は比較的遅い。即ち、この種の
制御系では、圧力検出器又は流量検出器からの信号を一
定の周期でサンプリングし、サンプリングしたフィ−ド
バック信号をデジタルコントロ−ラによって処理し、目
標値とフィ−ドバック信号との差分に応じた制御量を生
成し、空気式調節弁を制御しているので、応答速度は比
較的遅く、急激な圧力変化に追従できない。
【0014】このような制御系の応答遅れは、ステップ
状の急激な圧力変化又は流量変化に対しては、制御の行
きすぎ、即ちハンチングとなって現われるので、制御を
しない場合に比べて、かえって圧力及び流量が不安定に
なる。しかし本発明では、メインバ−ナに点火する時に
は、制御を停止して弁開度を固定するので、ハンチング
の発生を防止しうる。これによって、点火の初期段階で
も、メインバ−ナの失火を防止しうる。
【0015】また、各々のメインバ−ナに点火する時
に、メインバ−ナの出側に配置される排ガス管路の管内
圧力を一定の負圧に制御することによって、万一、一部
のメインバ−ナが失火した場合でも、未燃ガスが管内に
滞留するのを防止しうるので、安全性が向上する。
【0016】また、各々のメインバ−ナに点火する時
に、メインバ−ナ主空気配管内の空気の圧力及び流量を
一定に制御することにより、メインバ−ナに供給される
混合ガスの濃度を一定に維持しうるので、着火が容易に
なる。
【0017】
【実施例】本発明を一態様で実施する設備の主要部分の
構成を図1に示す。図1に示す設備は、鋼板の連続処理
ラインに設置される加熱炉に利用される。即ち、加熱炉
に設置された各ラジアントチュ−ブ(メインバ−ナ)の
管内に、コ−クスガス(COG)と空気(AIR)を供
給し、その管内で燃焼させることによって、ラジアント
チュ−ブを加熱し、加熱炉を加熱する。図1では単一の
ラジアントチュ−ブのみを示してあるが、実際には30
0基のラジアントチュ−ブが加熱炉内に設置してあり、
各々のラジアントチュ−ブにコ−クスガス(COG)と
空気(AIR)が供給される。
【0018】各々のラジアントチュ−ブで燃焼したガス
(排ガス)は、希釈空気と混合され、プレナムチャンバ
に集められる。排ガスブロアの働きにより、プレナムチ
ャンバの内部は負圧に維持されており、この負圧によっ
て、各々のラジアントチュ−ブからの排ガスが吸引さ
れ、プレナムチャンバに入る。排ガスは、プレナムチャ
ンバを通り、圧力調節弁V1,排熱回収装置,及び排ガ
スブロアを通って煙突から排気される。排ガス流路の圧
力調節弁V1に接続されたデジタルコントロ−ラC1
は、通常、プレナムチャンバ内の圧力が一定(目標値)
になるように、圧力調節弁V1を調節する。
【0019】ラジアントチュ−ブにコ−クスガスを供給
するメインCOG主配管には、5つに区分されたゾ−ン
の各中間配管が接続されており、各ゾ−ンの中間配管に
は、それぞれ50〜60基のラジアントチュ−ブが接続
されている。同様に、空気を供給するメインAIR主配
管には、複数ゾ−ンの中間配管が接続され、各ゾ−ンの
中間配管には、それぞれ50〜60基のラジアントチュ
−ブが接続されている。メインCOG主配管及びメイン
AIR主配管には、それぞれ圧力制御系が設置されてお
り、各中間配管には、それぞれ流量制御系が設置されて
いる。
【0020】メインCOG主配管の圧力制御系には、圧
力検出器D2,空気式圧力調節弁V2,及びデジタルコ
ントロ−ラC2が含まれ、メインCOG中間配管の流量
制御系には、流量検出器D3,空気式流量調節弁V3,
及びデジタルコントロ−ラC3が含まれている。またメ
インAIR主配管の圧力制御系には、圧力検出器D5,
空気式圧力調節弁V5,及びデジタルコントロ−ラC5
が含まれ、メインAIR中間配管の流量制御系には、流
量検出器D4,空気式流量調節弁V4,及びデジタルコ
ントロ−ラC4が含まれている。デジタルコントロ−ラ
C2,C3,C4及びC5は、それぞれ、通常はフィ−
ドバック制御を実施する。例えば、デジタルコントロ−
ラC2は、圧力検出器D2が検出した圧力が予め定めた
目標圧力に近づくように、空気式圧力調節弁V2の開度
を調節する。
【0021】デジタルコントロ−ラC1,C2,C3,
C4及びC5には、図示しないコンピュ−タが接続され
ており、コンピュ−タからの指示によって、デジタルコ
ントロ−ラC1,C2,C3,C4及びC5の各々の動
作状態を制御することができる。
【0022】加熱炉のバ−ナに点火する際のコンピュ−
タの動作の概略を図2に示す。図2を参照して説明す
る。
【0023】ステップ11では、排ガス圧力制御を開始
する。即ち、コンピュ−タは、デジタルコントロ−ラC
1の動作を許可する。この後、デジタルコントロ−ラC
1は、プレナムチャンバ内の圧力が所定の負圧になるよ
うに、圧力調節弁V1の開度を制御する。
【0024】次のステップ12では、コンピュ−タは、
メインAIR主配管に設けられた圧力制御系のデジタル
コントロ−ラC5の制御を許可する。この後、デジタル
コントロ−ラC5は、圧力検出器D5が検出したメイン
AIR主配管の圧力が予め定めた目標値に近づくよう
に、圧力調節弁V5の開度を自動的に調節する。
【0025】ステップ13では、コンピュ−タはパイロ
ットバ−ナの点火が完了したか否かを調べる。次のステ
ップ14では、コンピュ−タは、メインバ−ナへの点火
準備が完了したか否かを調べる。実際には、各々のラジ
アントチュ−ブの入側に設置される全てのパイロットバ
−ナの点火が完了し、何も異常が生じていなければ、点
火準備の完了とみなす。点火準備が完了すると、次のス
テップ15に進む。また、点火準備が完了すると、各ゾ
−ンの遮断弁V3Bの開操作が許可される。この後、各
ゾ−ンの遮断弁V3Bは、作業者のスイッチ操作に応答
して、順次に開かれる。
【0026】続くステップ15では、コンピュ−タは、
メインCOG主配管に設けられた圧力制御系のデジタル
コントロ−ラC2に、弁開度を固定するように指示す
る。この指示に応答して、デジタルコントロ−ラC2
は、圧力調節弁V2の開度を予め定めた開度に調節した
後、開度調節を停止し、コンピュ−タから次の指示があ
るまで待つ。
【0027】ステップ16では、コンピュ−タは、各ゾ
−ンのメインCOG中間配管に設置された遮断弁V3B
が開いたか否かをチェックする。遮断弁V3Bが開く
と、次のステップ17に進む。ステップ17では、コン
ピュ−タは、当該ゾ−ンのメインAIR中間配管に設置
されたデジタルコントロ−ラC4の制御を許可する。こ
の後、デジタルコントロ−ラC4は、流量検出器D4の
検出した流量が予め定めた目標値に近づくように、流量
調節弁V4の開度を自動的に調節する。
【0028】次のステップ18では、コンピュ−タは、
当該ゾ−ンのメインAIR中間配管のAIR流量が所定
値以上になったか否かを調べる。デジタルコントロ−ラ
C4が制御を開始した後しばらくすると、安定状態にな
り、メインAIR中間配管のAIR流量が所定値以上に
なるので、次のステップ19に進む。
【0029】ステップ19では、コンピュ−タは、当該
ゾ−ンのメインCOG中間配管の流量制御系に設置され
たデジタルコントロ−ラC3に弁開度を固定するように
指示する。この指示に応答して、デジタルコントロ−ラ
C3は、圧力調節弁V3の開度を予め定めた開度に調節
した後、開度調節を停止し、コンピュ−タから次の指示
があるまで待つ。
【0030】この状態で、各ラジアントチュ−ブの入側
に接続された遮断弁V6を開くことにより、ラジアント
チュ−ブにコ−クスガスCOGが供給される。コ−クス
ガスCOGがラジアントチュ−ブに供給されると、各ラ
ジアントチュ−ブの入側に設置された各パイロットバ−
ナが点火しているので、パイロットバ−ナにより点火さ
れ、ラジアントチュ−ブの内部で燃焼する。
【0031】ところでこの状態では、メインCOG主配
管の圧力調節弁V2、ならびに各ゾ−ンの流量調節弁V
3は、それぞれ一定の開度で固定されているが、これに
は、次に説明するように、重要な意味がある。
【0032】メインバ−ナである各ラジアントチュ−ブ
に点火する際に、各遮断弁V6を開に操作すると、メイ
ンCOG主配管の圧力、及び各ゾ−ンのメインCOG中
間配管の流量が急激に変化する。デジタルコントロ−ラ
C2の動作が許可されている時には、圧力変化がある
と、その変化をなくするように、圧力調節弁V2の開度
が調節され、またジタルコントロ−ラC3の動作が許可
されている時には、流量変化があると、その変化をなく
するように、流量調節弁V3の開度が調節される。とこ
ろが、この種の制御系では、圧力検出器(又は流量検出
器)からの信号を一定の周期でサンプリングし、サンプ
リングしたフィ−ドバック信号をデジタルコントロ−ラ
によって処理し、目標値とフィ−ドバック信号との差分
に応じた制御量を生成し、空気式調節弁を制御している
ので、応答速度は比較的遅く、急激な圧力変化(又は流
量変化)に追従できない。実際には、単に制御が遅れる
だけでなく、ステップ状の急激な圧力変化(又は流量変
化)に対してはハンチングを生じるので、特に点火作業
の初期段階においては、各ゾ−ンのメインCOG中間配
管の制御流量が不安定になったり、メインCOG主配管
の制御圧力が不安定になる。その結果、メインバ−ナの
失火が生じ易くなる。
【0033】しかしこの実施例では、メインバ−ナであ
る各ラジアントチュ−ブに点火する際に、メインCOG
主配管の圧力調節弁V2の開度を固定し、更に各ゾ−ン
の流量調節弁V3の開度を固定するので、遮断弁V6の
開操作による急激な圧力変化及び流量変化があっても、
ハンチングは生じない。従って、各ラジアントチュ−ブ
に供給されるコ−クスガスの圧力及び流量が大きく変動
することはなく、メインバ−ナの失火は生じにくい。ま
た、排ガス系に設けられたデジタルコントロ−ラC1が
プレナムチャンバ内を所定の負圧に制御するので、万
一、一時的に失火が生じた場合でも、未燃ガスが管内に
滞留することはなく、爆発の危険は回避される。
【0034】各ゾ−ンのCOG流量のト−タル値が所定
値以上になると、ステップ20から21に進み、「メイ
ン点火作業中」を表示する。中間弁が開のゾ−ンの全て
のメインバ−ナに対する点火が完了すると、作業者によ
って、所定の点火完了スイッチが操作される。この点火
完了スイッチがオンになると、ステップ22から23に
進む。
【0035】ステップ23では、コンピュ−タは、メイ
ン点火作業中の表示を消灯する。次のステップ24で
は、コンピュ−タは、メインCOG主配管の圧力を制御
するデジタルコントロ−ラC2の動作を許可する。この
後、デジタルコントロ−ラC2は、通常の動作状態に戻
り、圧力検出器D2によって検出された圧力が目標値に
近づくように、圧力調節弁V2を調節する。
【0036】最後のステップ25では、コンピュ−タ
は、各ゾ−ンのメインCOG中間配管の流量を制御する
デジタルコントロ−ラC3の動作を許可する。この後、
デジタルコントロ−ラC3は、通常の動作状態に戻り、
流量検出器D3によって検出された流量が目標値に近づ
くように、流量調節弁V3を調節する。
【0037】なお上記実施例では、メインバ−ナに点火
する際に、メインAIR主配管の圧力及び各ゾ−ンのメ
インAIR中間配管の流量を、それぞれデジタルコント
ロ−ラC5及びC4によって所定の目標値になるように
制御しているが、圧力調節弁V5及び流量調節弁V4の
開度を一定に固定してもメインバ−ナの点火は可能であ
る。しかし、メインAIRの圧力制御及び流量制御を行
なう方が、より失火は生じにくい。
【0038】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、メインバ
−ナに点火する時には、燃料圧力制御手段,及び燃料流
量制御手段の制御を一時的に停止して弁(V2,V3)
の開度を固定するので、ハンチングの発生を防止しう
る。これによって、点火の初期段階でも、メインバ−ナ
の失火を防止しうる。
【0039】また、各々のメインバ−ナに点火する時
に、メインバ−ナの出側に配置される排ガス管路の管内
圧力を一定の負圧に制御することによって、万一、一部
のメインバ−ナが失火した場合でも、未燃ガスが管内に
滞留するのを防止しうるので、安全性が向上する。
【0040】また、各々のメインバ−ナに点火する時
に、メインバ−ナ主空気配管内の空気の圧力及び流量を
一定に制御することにより、メインバ−ナに供給される
混合ガスの濃度を一定に維持しうるので、着火が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する設備の一例の主要部を示す
ブロック図である。
【図2】 図1の設備を制御するプロセスコンピュ−タ
の動作を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 メインバ−ナに燃料ガスと空気を供給する一
般的な設備の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
V1,V2,V5:圧力調節弁 V3,V4:流量調
節弁 V3B,V6:遮断弁 C1,C2,C3,C4,C5:デジタルコントロ−ラ D1,D2,D5:圧力検出器 D3,D4:流量検出器 COG:コ−クスガ
ス AIR:空気
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 1/00 102 F23N 1/00 103 F23N 1/02 F23N 1/02 101 F23N 1/06 101 F23N 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを供給するメインバ−ナ主燃料
    配管,該メインバ−ナ主燃料配管に接続された複数のメ
    インバ−ナ中間燃料配管,該メインバ−ナ中間燃料配管
    の各々に接続された複数のメインバ−ナ,前記メインバ
    −ナ主燃料配管の圧力を制御する燃料圧力制御手段,前
    記メインバ−ナ中間燃料配管の流量を制御する燃料流量
    制御手段,各メインバ−ナに空気を供給するメインバ−
    ナ主空気配管,及び該メインバ−ナ主空気配管の圧力及
    び/又は流量を制御する空気系制御手段、を備える設備
    のメインバ−ナの点火制御方法において:各々のメイン
    バ−ナに点火する時に、燃料圧力制御手段の制御を停止
    してその弁開度を固定するとともに、燃料流量制御手段
    の制御を停止してその弁開度を固定することを特徴とす
    る、メインバ−ナの点火制御方法。
  2. 【請求項2】 各々のメインバ−ナに点火する時に、メ
    インバ−ナの出側に配置される排ガス管路の管内圧力を
    一定の負圧に制御する、前記請求項1記載のメインバ−
    ナの点火制御方法。
  3. 【請求項3】 各々のメインバ−ナに点火する時に、空
    気系制御手段により、メインバ−ナ主空気配管内の空気
    の圧力及び流量を一定に制御する、前記請求項1記載の
    メインバ−ナの点火制御方法。
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JP6518830B1 (ja) * 2018-08-31 2019-05-22 Primetals Technologies Japan株式会社 燃焼設備の制御装置及びこれを備えた燃焼設備システム並びに燃焼設備の運転方法
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