JP7278200B2 - 廃棄物処理設備及びその立ち上げ方法 - Google Patents
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Description
<廃棄物処理設備>
まず、本発明の実施形態1に係る廃棄物処理設備1の構成を、図1に基づいて説明する。本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、例えば下水汚泥等の廃棄物を焼却する設備である。図1に示すように、廃棄物処理設備1は、焼却炉10と、空気導入経路20と、空気予熱器30と、排ガス経路40と、コンプレッサ51及びタービン52を含む過給機50と、バーナ60と、第1送風機70と、第1空気供給経路71と、第2送風機80と、第2空気供給経路81と、制御部90と、弁V1~V4と、圧力計120と、流量計110,111と、を主に備えている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ説明する。
次に、上記廃棄物処理設備1の立ち上げ方法を、図2~図5のフローチャートを参照して説明する。廃棄物処理設備1の立ち上げ初期は、流量調整弁V2が全閉で且つ流量調整弁V1が全開となっている(排出運転モード)。
次に、本発明の実施形態2に係る廃棄物処理設備1Aを、図6に基づいて説明する。実施形態2に係る廃棄物処理設備1Aは、基本的に上記実施形態1に係る廃棄物処理設備1と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、第2送風機80から圧送された燃焼用空気A1の一部を焼却炉10内のフリーボードFBへ二次空気として供給可能に構成されている点で上記実施形態1と異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明の実施形態3に係る廃棄物処理設備1Bを、図8に基づいて説明する。実施形態3に係る廃棄物処理設備1Bは、基本的に上記実施形態1に係る廃棄物処理設備1と同様の構成を備え且つ同様の効果を奏するものであるが、第1送風機70により第1空気供給経路71における空気流量を調整すると共に、一次圧調整弁V31(リリーフ弁)により第1空気供給経路71における空気圧力を調整する点で上記実施形態1と異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
ここで、本発明のその他実施形態について説明する。
10 焼却炉
20 空気導入経路
30 空気予熱器
50 過給機
51 コンプレッサ
52 タービン
60 バーナ
70 第1送風機
71 第1空気供給経路
80 第2送風機
90 制御部
A1 燃焼用空気
G1 排ガス
V3 流量調整弁
V31 一次圧調整弁
Claims (6)
- 廃棄物を焼却する焼却炉と、
前記焼却炉へ燃焼用の空気を導くための空気導入経路と、
前記空気導入経路から流入する空気を、前記焼却炉から排出される排ガスにより加熱する空気予熱器と、
前記空気導入経路に配置された過給機であって、空気を圧縮して前記空気予熱器へ向かって吐出するコンプレッサと、前記空気予熱器で加熱された空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンと、を含む前記過給機と、
前記空気導入経路のうち前記コンプレッサと前記タービンとの間に位置する高圧経路に配置されたバーナと、
前記バーナへ空気を供給する第1送風機と、
前記第1送風機と前記バーナとを接続する第1空気供給経路と、
前記第1空気供給経路における空気の流動状態を変化させる弁と、
前記高圧経路へ空気を供給する第2送風機と、を備え、
前記第1送風機及び前記弁のうち一方は、前記第1空気供給経路における空気圧力を目標圧力になるように調整し、
前記第1送風機及び前記弁のうち他方は、前記第1空気供給経路における空気流量をその目標流量であるバーナ供給目標流量になるように調整し、
前記第2送風機は、前記焼却炉への空気流量がその目標流量である焼却炉供給目標流量になるように、前記高圧経路へ供給する空気の流量を調整する、廃棄物処理設備。 - 前記第1送風機及び前記弁を制御する制御部をさらに備え、
前記第1送風機は、前記制御部によって回転数が制御されることにより、前記第1空気供給経路における前記空気圧力を前記目標圧力になるように調整し、
前記弁は、開度調整可能な流量調整弁であり、前記制御部によって開度が制御されることにより、前記第1空気供給経路における前記空気流量を前記バーナ供給目標流量になるように調整する、請求項1に記載の廃棄物処理設備。 - 前記第1送風機を制御する制御部をさらに備え、
前記第1送風機は、前記制御部によって回転数が制御されることにより、前記第1空気供給経路における前記空気流量を前記バーナ供給目標流量になるように調整し、
前記弁は、設定圧力を前記目標圧力に設定可能な一次圧調整弁であって、前記第1空気供給経路における前記空気圧力を前記目標圧力に調整可能な位置に設けられている、請求項1に記載の廃棄物処理設備。 - 前記一次圧調整弁は、設定圧力を可変に構成されている、請求項3に記載の廃棄物処理設備。
- 前記第2送風機は、前記高圧経路のうち前記空気予熱器よりも下流側で且つ前記バーナよりも上流側の部位に空気を供給する、請求項1~4のいずれか1項に記載の廃棄物処理設備。
- 廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉へ燃焼用の空気を導くための空気導入経路と、前記空気導入経路から流入する空気を前記焼却炉から排出される排ガスにより加熱する空気予熱器と、前記空気導入経路に配置された過給機であって、空気を圧縮して前記空気予熱器へ向かって吐出するコンプレッサと、前記空気予熱器で加熱された空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンと、を含む前記過給機と、前記空気導入経路のうち前記コンプレッサと前記タービンとの間に位置する高圧経路に配置されたバーナと、前記バーナへ空気を供給する第1送風機と、前記第1送風機と前記バーナとを接続する第1空気供給経路と、前記第1空気供給経路における空気の流動状態を変化させる弁と、前記高圧経路へ空気を供給する第2送風機と、を備えた廃棄物処理設備の立ち上げ方法であって、
前記第1送風機及び前記弁のうち一方により、前記第1空気供給経路における空気圧力を目標圧力になるように調整することと、
前記第1送風機及び前記弁のうち他方により、前記第1空気供給経路における空気流量をその目標流量であるバーナ供給目標流量になるように調整することと、
前記焼却炉への空気流量がその目標流量である焼却炉供給目標流量になるように、前記第2送風機から前記高圧経路へ供給される空気の流量を調整することと、を含む、廃棄物処理設備の立ち上げ方法。
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