JP2862631B2 - コンクリート用混和剤 - Google Patents

コンクリート用混和剤

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誠 檜垣
康久 岡崎
修一 仁上
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Nippon Seishi KK
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Myoshi Oil and Fat Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート用混和剤に関するものであり、
更に詳しくは、コンクリート中に経時変化の少ない安定
した空気を連行させ、凍結融解抵抗性に優れたコンクリ
ートを製造するために用いるコンクリート用混和剤に関
するものである。
〔従来の技術〕
近年、コンクリートに対する要求は施工性の改善,骨
材の品質悪化に対する改善,単位水量の低減など、品質
向上に向けて一段と厳しくなり、更にポンプ工法の普及
に伴い、高流動コンクリートの実現が望まれ、このため
生コンプラント添加型の高性能AE減水剤の開発が急がれ
ている。
従来、生コンクリートや流動化コンクリートの製造に
使用されて来たコンクリート用混合剤には単位水量のよ
り一層の低減や、スランプロス防止を目的として開発さ
れた、所謂、高性能減水剤や流動化剤などがあるが、こ
れ等にAE剤を配合するか、または別に添加する方法によ
つてコンクリート中に一定量の空気泡を連行させてコン
クリートの凍結融解抵抗性や耐久性の向上を図つて来
た。
しかしながら現状では生コンプラントに於いて高性能
減水剤と共に添加されたAE剤によつてコンクリート中に
所定の空気を連行させてもミキサー車で工事現場までコ
ンクリートを運搬している間に空気量の減少(エアーロ
ス)が起こり、このため凍結融解抵抗性やコンクリート
の耐久性が低下する問題がある。
従つてコンクリート中に連行された空気量の経時変化
が無く、安定である事が重要であり、特に今後、耐久性
の優れた高流動コンクリートの実用化に向けて、スラン
プロスの防止と共に使用される混和剤(高性能減水剤)
の性能,品質の向上が強く要望されている。
コンクリート中の空気量を安定化させるための方法と
しては、従来技術として流動化剤,高性能減水剤などに
公知のAE剤及び消泡剤を併用した例を既に本発明者等に
よつて明らかにしている(特開昭61−270247)が、実用
面で、また充分とは言えなかつた。すなわち空気量安定
化剤として使用する際の消泡剤の希釈水溶液の安定性に
就いて充分考慮されているとは言えない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来のコンクリートの欠点を解消したも
のであり、そのポイントは空気量の経時変化を無くす為
に添加される消泡剤の希釈水溶液の安定性を改善させる
事により長期間(1ヶ月以上)のストツクが可能とな
り、生コンプラントで使用する際の計量誤差が少なく、
従つて一定の空気量を得る為のAE剤添加量のコントロー
ルが容易となる事にある。
更に、この希釈安定化された消泡剤は従来技術では困
難であつた高性能減水剤との相溶安定性の改善も図ら
れ、より実用的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前述の欠点を解消するべく鋭意研究の結果、
コンクリートに添加される高性能減水剤に対し、AE剤と
水希釈安定性の改善された消泡剤を併用して成るエアー
ロス防止型コンクリート用混和剤を完成させたものであ
る。
すなわち本発明は、 (A)ナフタレンスルホン酸またはアルキル基置換ナフ
タレンスルホン酸のホルマリン縮合物及び/またはナフ
タレンスルホン酸とリグニンスルホン酸のホルマリン共
縮物にリグニンスルホン酸誘導体及び/またはポリカル
ボン酸塩を配合して成る高性能減水剤、 (B)アニオン性界面活性剤,両性界面活性剤,及びノ
ニオン性界面活性剤より成る群より選ばれた少なくとも
1種より成るAE剤、 (C)一般式 〔ただし式中、R=C7〜C27のアルキル,アルケニルま
たはヒドロキシアルキル基の何れか,l+n=2〜35,m=
10〜70の整数,XはHまたはOCR(Rは先きに同じ)を各
々示す。〕 で示されるポリアルキレングリコール脂肪酸エステル
(a)とアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ土類金
属塩(b)より成り、(a):(b)=95〜99.9:5〜0.
1である消泡剤, の(A),(B),(C)を併用して成るコンクリート
用混和剤である。
本発明の実施には、先ず上記高性能減水剤100重量部
に対して上記AE剤量は0.10〜10重量部、好ましくは0.5
〜5重量部である。AE剤量が0.10重量部未満ではコンク
リート中で所望の空気量が得られず、また10重量部を超
えると空気量過剰となり、コンクリートの強度が低下す
る。
また消泡剤量は0.002〜5重量部、好ましくは0.004〜
3重量部である。消泡剤量が0.002重量部未満では消泡
効果が不足し、従つて不安定な気泡が多く残り、空気量
の経時安定性が悪くなる。また5重量部を超えると消泡
効果が過大となり所望の空気量を得る為のAE剤量も多く
必要となり経済的でない。
また本発明の実施に当つては上記の比率で混合して得
られたコンクリート用混和剤をセメントに対して0.15〜
3.0重量%添加するが、好ましい添加量は0.5〜2.5重量
%である。0.15%未満では充分な減水性及び空気量など
の性能が得られず、また3.0%を超える添加量では減水
性の向上も期待出来ず経済的でない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によつて説明する。
先ず消泡剤としての一般式でR=C17H35,l+n=6,m
=30,X=Hである化合物とアルキルベンゼンスルホン酸
のアルカリ土類金属塩としてドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム(以下、DBS−Caと略す)を用い、その混
合比率と水溶液の経時安定性に就いて試験を行なつた。
その結果を第1表に示す。
次に第2表に示すA〜Fの組成の消泡剤を調製し後述
のコンクリート試験に供した。
コンクリート試験 第2表に記載した消泡剤を、高性能減水剤及びAE剤と
併用して第3表に示した調合内容でコンクリートに混練
し、混練直後から60分経過後までの空気量経時変化を測
定し、本発明の目的とするエアーロス防止効果を評価し
た。その結果を第4表に示した。
〔発明の効果〕 本発明は特定の高性能減水剤,AE剤と消泡剤を用い、
これ等を各々特定の比率にて混合して成るコンクリート
混和剤であり、従来混合して相溶するのが極めて難しか
つた消泡剤と減水剤との相溶安定性を改善することによ
り、長期間貯蔵しても分離することのない安定なコンク
リート混和剤が得られるのである。またこれを用いて混
練した生コンクリートは従来混練1時間後で30〜40%も
低下していた空気量の低下もなく、従つて生コンプラン
トでの使用に際し、容量の変動のないことによる使用ま
での時間が伸びて作業性が改善されると共に、硬化後凍
結融解抵抗性の向上したコンクリートが得られるという
効果が得られるのである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C04B 103:30 103:32 103:50 (72)発明者 岡崎 康久 愛知県岩倉市野寄町西出1366 ミヨシ油 脂株式会社名古屋工場内 (72)発明者 仁上 修一 愛知県岩倉市野寄町西出1366 ミヨシ油 脂株式会社名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭61−270247(JP,A) 特開 平3−45544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 24/22 C04B 24/26 C04B 24/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ナフタレンスルホン酸またはアルキ
    ル基置換ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物及び
    /またはナフタレンスルホン酸とリグニンスルホン酸の
    ホルマリン共縮物にリグニンスルホン酸誘導体及び/ま
    たはポリカルボン酸塩を配合して成る高性能減水剤、 (B)アニオン性界面活性剤,両性界面活性剤,及びノ
    ニオン性界面活性剤より成る群より選ばれた少なくとも
    1種より成るAE剤、 (C)一般式 〔ただし式中、R=C7〜C27のアルキル,アルケニルま
    たはヒドロキシアルキル基の何れか,l+n=2〜35,m=
    10〜70の整数,XはHまたはOCR(Rは先きに同じ)を各
    々示す。〕 で示されるポリアルキレングリコール脂肪酸エステル
    (a)とアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ土類金
    属塩(b)より成り、(a):(b)=95〜99.9:5〜0.
    1である消泡剤, の(A),(B),(C)を併用して成るコンクリート
    用混和剤。
  2. 【請求項2】(A)100重量%に対し、(B)を0.10〜1
    0.0重量%,更に(C)を0.002〜5重量%を加えて成る
    請求項1記載のコンクリート混和剤。
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