JP2861615B2 - カラーテレビジョンカメラ - Google Patents

カラーテレビジョンカメラ

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JP2861615B2
JP2861615B2 JP4080178A JP8017892A JP2861615B2 JP 2861615 B2 JP2861615 B2 JP 2861615B2 JP 4080178 A JP4080178 A JP 4080178A JP 8017892 A JP8017892 A JP 8017892A JP 2861615 B2 JP2861615 B2 JP 2861615B2
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color
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秀光 二河
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号処理を行うカラ
ーテレビジョンカメラに関し、特にディジタル信号処理
を伴うカメラ信号処理を行う特定色強調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラーテレビジョンカメラにおい
ては、特定色を強調するための特定色強調回路が用いら
れている。この特性色強調回路は色差信号を入力する
が、このとき色差信号を一度マトリックス回路で強調し
たい色の変調軸に変換し、特定色の利得を上げることに
より、特定色強調を実現している。かかる回路は例え
ば、特開昭64−12435号公報等にも紹介されてい
る。
【0003】図5は従来の一例を説明するためのテレビ
ジョンカメラにおける特定色強調回路のブロック図であ
る。図5に示すように、従来の特定色強調回路は入力端
子または入力端子群(以下、単に入力端子と表現する)
22,23に接続されたマトリックス回路24と、この
マトリックス回路の出力を増幅する増幅器25,26
と、平衡変調器27,28と、これら平衡変調器27,
28の出力を加算しその加算結果を出力端子または出力
端子群(以下、単に出力端子と表現する)30に出力す
る加算器29とを有する。これら平衡変調器27,28
は同期信号発生器31の出力を(90°+α°)遅相さ
せる遅相器32と90°遅相器33とによりそれぞれ制
御される。この(90°+α°)遅相器32におけるα
は、色度ベクトル図において、グリーン軸のベクトル位
相と位相の一致する色差軸をξ軸とし且つこれと直交す
る色差軸をη軸とした時の(B−Y)軸とξ軸との角度
とする。
【0004】かかるカラーテレビジョンカメラの特定色
強調回路において、入力端子22から色差信号(R−
Y)が入力され、入力端子23から色差信号(B−Y)
を入力されると、マトリックス回路24において、色差
信号(R−Y),(B−Y)をξ軸色差信号Eξとη軸
色差信号Eηにそれぞれ次の(1)式および(2)式で
変換する。
【0005】
【0006】これら(1)式および(2)式を変形する
と、次の(3)式および(4)式となる。
【0007】
【0008】しかるに、グリーン軸はα=29°である
から、マトリックス回路24の内部演算式は次の(5)
式および(6)式のようになる。
【0009】
【0010】さらに、マトリックス回路24で得られた
色差信号Eξ,Eηに対して、増幅器25,26におい
て利得調整を行う。一方、同期信号発生回路31によっ
て発生されたバースト信号を(90°+α°)遅相器3
2及び90°遅相器33を用い、バースト信号に対しそ
れぞれ(90°+α°)位相,(180°+α°)遅ら
せた副搬送波を用いて色差信号Eξ,Eηを平衡変調器
27,28に送出する。これら平衡変調器27,28は
入力された色差信号をそれぞれ平衡変調し、これら平衡
変調器27,28の出力は加算器29で加算されて出力
信号Ecを得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカラー
テレビジョンカメラ、特に周波数分離方式単板カラーカ
メラにおいては、各原色の撮像特性を独立に選べないた
め、色再現性が問題になっている。特に、グリーンの彩
度が低く再現され、木の葉や芝生等の草木を撮像したと
きの彩やかさが劣るという欠点がある。また、上述した
従来のカラーテレビジョンカメラでは、マトリックス回
路の構成が複雑になり、角度αを任意に決めようとする
と、更に複雑な構成となってしまうという欠点がある。
【0012】本発明の目的は、かかるグリーン彩度不足
を簡単な回路で補正し、容易に強調したい色相および強
さを設定することのできるカラーテレビジョンカメラを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーテレビジ
ョンカメラは、2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)
のそれぞれに利得調整のための係数を乗算する第1およ
び第2の乗算器と、前記第1および第2の乗算器の出力
に前記係数とは異なる所定係数をそれぞれ加算する第1
および第2の加算器と、前記第2の加算器の出力に前記
色差信号(R−Y)を乗算し第1の演算信号を形成する
第3の乗算器と、前記第1の加算器の出力に前記色差信
号(B−Y)を乗算し第2の演算信号を形成する第4の
乗算器と、前記第1および第2の演算信号にsin/c
os信号を乗算して変調する第5および第6の乗算器
と、前記第5および第6の乗算器の出力を加算して特定
色強調信号を出力する第3の加算器とを備えることを特
徴とする。あるいは本発明のカラーテレビジョンカメラ
は、2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)のそれぞれ
に利得調整のための係数を乗算する第1および第2の乗
算器と、前記第1および第2の乗算器の出力に前記係数
とは異なる所定係数をそれぞれ加算する第1および第2
の加算器と、前記第2の加算器の出力に前記色差信号
(R−Y)を乗算し第1の演算信号を形成する第3の乗
算器と、前記第1の加算器の出力に前記色差信号(B−
Y)を乗算し第2の演算信号を形成する第4の乗算器
と、前記第1および第2の演算信号を交互に選択して出
力するために、サンプリングクロックを分周した制御入
力により切替えるスイッチと、前記スイッチの出力およ
び前記サンプリングクロックをさらに分周した信号の排
他的論理和をとることにより特定色強調信号を出力する
排他的論理和ゲートとを備えることを特徴とする。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を説明するた
めのテレビジョンカメラにおける特定色強調回路図であ
る。図1に示すように、本実施例における特定色強調回
路は色差信号入力端子1および係数入力端子3に接続さ
れ、色差信号および係数の乗算を行う乗算器7と、同様
に色差信号入力端子2および係数入力端子4に接続さ
れ、色差信号および係数の乗算を行う乗算器8と、係数
入力端子5からの係数および乗算器7の乗算出力を加算
する加算器11と、係数入力端子6からの係数および乗
算器8の乗算出力を加算する加算器12とを有する。ま
た、かかる特定色強調回路は、入力端子1からの色差信
号および加算器12の加算出力を乗算する乗算器13
と、入力端子2からの色差信号および加算器11の加算
出力を乗算する乗算器14と、SIN/COS信号を発
生するSIN/COS発生器16と、それぞれ乗算器1
3,14の出力およびSIN/COS発生器16からの
信号を乗算する乗算器9および10と、これらの乗算器
9,10の出力を加算し出力端子17に特定色強調信号
を出力する加算器15とを有する。尚、SIN/COS
発生器16のCOS信号発生端子は乗算器9に接続さ
れ、SIN信号発生端子は乗算器10の接続される。
【0015】上述したカラーテレビジョンカメラの特定
色強調回路において、電源投入時に係数入力端子3,4
から所定の係数β,γがそれぞれ入力され、また係数入
力端子5,6から係数1がそれぞれ入力される。一方、
色差信号入力端子1からは色差信号(R−Y)が入力さ
れ、入力端子2からは色差信号(B−Y)が入力され
る。この色差信号(R−Y)は乗算器7,加算器11で
演算され、信号β(R−Y)+1になる。同様に、色差
信号(B−Y)は乗算器8,加算器12で演算され、信
号γ(B−Y)+1になる。これらの信号β(R−Y)
+1および信号γ(B−Y)+1は、各々乗算器13,
14で色差信号(B−Y),(R−Y)と演算され、信
号Eb,Erを得る。
【0016】 Eb=(B−Y)+β(R−Y)(B−Y) Er=(R−Y)+γ(R−Y)(B−Y) しかる後、これらの演算信号Eb,Erはそれぞれ乗算
器9,10においてSIN/COS発生器16から発生
されたsin(ωt),cos(ωt)信号により変調
される。変調された信号は加算器15により加えられ、
強調出力信号Ecを得る。
【0017】 Ec=Eb×sin(ωt)+Er×cos(ωt) 図2は図1における出力信号の軌跡図であり、図3は図
2における係数入力を変更したときの出力信号の軌跡図
である。図2に示すように、この出力信号Ecは、入力
色差信号(R−Y),(B−Y)をそれぞれ一定にし、
係数をβ=−1/4,γ=−1/4にしたときの軌跡を
表わす。また、図3に示すように、この出力信号Ecは
入力色差信号(R−Y),(B−Y)をそれぞれ一定に
し、係数をβ=−1/4,γ=1/4にしたときの軌跡
を表わしている。
【0018】要するに、本実施例では色差信号(R−
Y)は色差信号(B−Y)の振幅を用い、また色差信号
(B−Y)は色差信号(R−Y)の振幅を用いることに
より、位相変換しないで特性位相の利得増加を実現して
いる。
【0019】図4は本発明の第2の実施例を説明するた
めのテレビジョンカメラにおける特定色強調回路図であ
る。図4に示すように、本実施例における特定色強調回
路は、前述した第1の実施例と比較すると、乗算器9,
10と、加算器15と、SIN/COS発生器16とに
代えて、スイッチ回路20と排他的論理和ゲート21と
を有し、制御入力端子18によりスイッチ20を制御
し、反転入力端子19からの信号を排他的論理和ゲート
21に供給している点が相違している。その他の構成に
ついては第1の実施例と同様である。要するに、本実施
例は前述した第1の実施例に対して入力信号がディジタ
ル信号で且つ副搬送波周波数の4倍の周波数でサンプリ
ングされていなければならないことと、エンコーダ部分
の構成が異なっているだけである。本実施例はサンプリ
ングクロックを2分周した信号を制御入力端子18に供
給し、第1の実施例と同様にして得られた演算信号E
r,Ebを交互に選択して出力するとともに、サンプリ
ングクロックを4分周した信号を反転入力端子19に供
給し、符号反転することにより、目的の信号を得てい
る。
【0020】尚、上述した二つの実施例における入力端
子および出力端子は、それぞれ入力端子群および出力端
子群であっても同様である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーテ
レビジョンカメラは、複雑なマトリックス回路や余分な
遅相器を用いることなく簡単な回路で構成できる上に、
2個の係数を入力し変更するだけで容易に強調したい色
相および強さを設定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するためのテレビ
ジョンカメラにおける特定色強調回路図である。
【図2】図1における出力信号の軌跡図である。
【図3】図2における係数入力を変更したときの出力信
号の軌跡図である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するためのテレビ
ジョンカメラにおける特定色強調回路図である。
【図5】従来の一例を説明するためのテレビジョンカメ
ラにおける特定色強調回路のブロック図である。
【符号の説明】
1,2 色差信号入力端子 3〜6 係数入力端子 7〜10,13,14 乗算器 11,12,15 加算器 16 SIN/COS発生器 17 出力端子 18 制御入力端子 19 反転入力端子 20 スイッチ回路 21 排他的論理和ゲート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)の
    それぞれに利得調整のための係数を乗算する第1および
    第2の乗算器と、前記第1および第2の乗算器の出力に
    前記係数とは異なる所定係数をそれぞれ加算する第1お
    よび第2の加算器と、前記第2の加算器の出力に前記色
    差信号(R−Y)を乗算し第1の演算信号を形成する第
    3の乗算器と、前記第1の加算器の出力に前記色差信号
    (B−Y)を乗算し第2の演算信号を形成する第4の乗
    算器と、前記第1および第2の演算信号にsin/co
    s信号を乗算して変調する第5および第6の乗算器と、
    前記第5および第6の乗算器の出力を加算して特定色強
    調信号を出力する第3の加算器とを備えることを特徴と
    するカラーテレビジョンカメラ。
  2. 【請求項2】2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)の
    それぞれに利得調整のための係数を乗算する第1および
    第2の乗算器と、前記第1および第2の乗算器の出力に
    前記係数とは異なる所定係数をそれぞれ加算する第1お
    よび第2の加算器と、前記第2の加算器の出力に前記色
    差信号(R−Y)を乗算し第1の演算信号を形成する第
    3の乗算器と、前記第1の加算器の出力に前記色差信号
    (B−Y)を乗算し第2の演算信号を形成する第4の乗
    算器と、前記第1および第2の演算信号を交互に選択し
    て出力するために、サンプリングクロックを分周した制
    御入力により切替えるスイッチと、前記スイッチの出力
    および前記サンプリングクロックをさらに分周した信号
    の排他的論理和をとることにより特定色強調信号を出力
    する排他的論理和ゲートとを備えることを特徴とするカ
    ラーテレビジョンカメラ。
  3. 【請求項3】前記第1および第2の加算器は、前記所定
    係数として共に1を入力され、前記第1および第2の乗
    算器の出力に加算される請求項1または2記載のカラー
    テレビジョンカメラ。
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JPH05308650A JPH05308650A (ja) 1993-11-19
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