JP2861139B2 - 低圧鋳造法における異常検知方法およびその装置 - Google Patents

低圧鋳造法における異常検知方法およびその装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低圧鋳造法における異常検知方法およびそ
の装置に関し、とくに鋳造装置の炉蓋と炉体あるいは炉
蓋とストークの合せ部からの加圧空気の漏れ、およびス
トーク、口金、金型合せ面からの溶湯の漏れを自動検知
するようにした異常検知方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
低圧鋳造法においては、炉蓋と炉体間あるいは炉蓋と
ストーク間に隙間が生じていたり、金型間に隙間が生じ
ていたり、鋳造機のストーク、口金部に隙間が生じてい
ると、その隙間から加圧空気や溶湯が漏れ出すため、従
来では金型の合せ部に対しては、型閉じ後、作業者が目
視によって隙間が生じているか否かを確認していた。ま
た、鋳造機のストーク、口金部からの漏れの対策として
は、金型の交換時に作業者が目視で確認したり、まだ使
用可能な部品も定期的に交換していた。
また、溶湯保持炉内の湯面上空間に、使用に対応した
最適の加圧パターンに基づく圧縮空気を供給することに
より、高品質の製品を一定して鋳造するような装置(特
開昭61−253158号公報)が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、目視による検査の場合は、見落しが生じると
ともに信頼性が低く、検査のための工数も必要となる等
の問題があった。また、金型は稼働状態により温度が変
化するので、単位金型の位置を検出することで、金型の
隙間の発生の有無を正確に検知することは難しい。
さらに、鋳造機のストーク、口金部を交換した場合で
も、これらにも多少の品質のバラツキはあるので、部品
の交換によって隙間が完全になくなるとは言えない場合
があり、安全を見て早めに定期交換する場合のコストが
高くなり、資源の無駄使いともなる。
また、特開昭61−253158号公報の装置では、多少の加
圧空気の漏れに対しては、装置が加圧空気の流量を増加
して補正することが可能となるが、この場合、多少の異
常はかくれてしまうので、問題が大きくなってから初め
て異常が発見される傾向があるという問題がある。これ
は、この種の加圧制御装置の導入にブレーキをかけるこ
とになる。したがって、鋳造時における加圧空気の漏れ
は異常が小さい段階で発見できることが要求される。
本発明は、鋳造時の加圧空気の漏れの有無を確実に検
知することができる低圧鋳造法における異常検知方法お
よび装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 当鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を流量
計測手段により計測し、前記当鋳造サイクルにおける計
測された加圧空気の流量に基づき次の鋳造サイクルの加
圧空気の流量の許容範囲を演算手段によって求め、次の
鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を流量計測手段に
より計測し、前記次の鋳造サイクルにおける計測された
加圧空気の流量と前記演算手段によって求められた前記
次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容範囲とを判定
手段により比較して加圧異常の有無を検知することを特
徴とする低圧鋳造法における異常検知方法。
(2) 鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を計測す
る流量計測手段と、 当鋳造サイクルにおける前記流量計測手段により計測
された加圧空気の流量に基づき次の鋳造サイクルの加圧
空気の流量の許容範囲を求める演算手段と、 前記次の鋳造サイクルにおける前記流量計測手段によ
り計測された加圧空気の流量と前記演算手段によって求
められた前記次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容
範囲とを比較して加圧異常の有無を判定する判定手段
と、 前記判定手段の判定結果を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする低圧鋳造法における異常検
知装置。
〔作用〕
上記本発明の低圧鋳造法における異常検知方法および
装置では、まず、ある鋳造サイクルでの溶湯保持炉体内
に供給される加圧空気の流量が流量計測手段によって計
測される。つぎに、流量計測手段によって計測されたこ
の鋳造サイクルの加圧空気の流量に基づいて、次の鋳造
サイクルにおける加圧空気の流量の許容範囲が演算手段
によって求められる。つまり、ある鋳造サイクル当りの
鋳込重量、溶湯保持炉の断面積、溶湯の比重等に基づい
て次の鋳造サイクルにおける加圧空気の流量が求めら
れ、この加圧空気の流量には、鋳込重量のバラツキ、加
圧空気の圧力変動等の誤差要因が加味される。
次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容範囲が求め
られると、次の鋳造サイクルにおいて流量計測手段によ
って加圧空気の流量が計測され、ついで判定手段によ
り、演算手段で求められた加圧空気の流量の許容範囲と
流量計測手段によって計測された加圧空気の流量とが比
較される。ここで、流量計測手段によって計測された加
圧空気の流量が演算された許容範囲内にあれば、加圧異
常すなわち加圧空気の漏れあるいは溶湯の漏れはなしと
判断され、逆に流量計測手段によって計測された加圧空
気の流量が演算された許容範囲になければ、加圧異常す
なわち加圧空気の漏れあるいは溶湯の漏れがあると判断
される。
このように、前鋳造サイクルのデータをもとに当鋳造
サイクルの加圧空気の流量の許容範囲を演算するため、
実際と論理値との誤差が累積せず、精度の高い検知が可
能となる。
〔実 施 例〕
以下に、本発明に係る低圧鋳造法における異常検知方
法およびその装置の望ましい実施例を、図面を参照して
説明する。
第1図ないし第5図は、本発明の一実施例を示してい
る。第1図において、1は低圧鋳造機を示しており、低
圧鋳造機1における炉体(るつぼ)2内にはアルミニウ
ム合金の溶湯3が保持されている。炉体2の上部は炉蓋
4によって覆われており、この炉体2内には、加圧口5
から加圧空気(圧縮空気)が供給されるようになってい
る。炉体2内には上下方向に延びるストーク6が配置さ
れており、溶湯3は加圧空気の圧力によってストーク6
を通って炉蓋4よりも上方に押し上げられるようになっ
ている。
ストーク6は、下部ストーク6aと口金6bとから構成さ
れている。下部ストーク6aは上部が炉蓋4に固定されて
おり、下方は炉体2の底面近傍まで延びている。口金6b
の下部は、下部ストーク6aの上部と連結されている。
炉蓋4の上部には下ダイベース7が位置している。下
ダイベース7には鋳型として下金型8が取付けられてい
る。下金型8には湯口9が形成されており、湯口9は口
金6bの上端と連結されている。
下金型8の上方には、鋳型としての上金型10が位置し
ており、この上金型10の上方には、上金型10を保持する
上ダイベース11が位置している。上ダイベース11は、昇
降手段12と連結されており、昇降手段12の昇降動作に伴
なって上金型10が昇降するようになっている。鋳造時に
は、上金型10は昇降手段12によって下金型8に押圧され
るようになっており、この状態では下金型8と上金型10
の間にはキャビティ13が形成される。
炉体2側の加圧口5には、空気配管14が接続されてお
り、この空気配管14の上流端は、圧縮空気供給源(工場
配管、コンプレッサ等)15に接続されている。空気配管
14の途中には、炉体2内に供給される加圧空気の流量を
計測する流量計測手段21および加圧制御手段26が介装さ
れている。流量計測手段21は、加圧空気の流量に応じた
電気信号を出力する機能を有している。流量計測手段21
は、コンピュータのCPU(中央処理装置)22に接続され
ており、CPU22に加圧空気の流量に応じた電気信号が入
力されるようになっている。
CPU22は、演算手段23と判定手段24とを有している。
演算手段23は、当鋳造サイクルにおける加圧空気の流量
に基づき次の鋳造サイクルにおける加圧空気の流量の許
容範囲を求める演算機能を有している。つまり、次の鋳
造サイクルにおける加圧空気の流量は、たとえば、当鋳
造サイクル当りの鋳込重量、炉体2内の断面積、溶湯の
比重等から算出され、この流量には、鋳込重量のバラツ
キ、加圧空気の圧力変動等の誤差要因が加味される。
判定手段24は、流量計測手段21により計測された次の
鋳造サイクルにおける加圧空気の流量と、次の鋳造サイ
クルの1つ前の鋳造サイクル(当鋳造サイクル)で演算
手段23によって求められた加圧空気の流量の許容範囲と
を比較して、加圧異常、すなわち加圧空気の漏れあるい
は溶湯の漏れ、の有無を判定する判定機能を有してい
る。CPU22に接続される表示手段27は、この判定手段24
の判定結果を表示する機能を有する。
また、炉体2側には、炉体2内の加圧空気の圧力を検
知する圧力検知手段25が設けられており、圧力検知手段
25からの圧力信号がCPU22に入力されるようになってい
る。
つぎに、本発明実施例の低圧鋳造法における異常検知
方法を説明する。
まず、圧縮空気供給源15からの加圧空気は、加圧制御
手段26によって所定の圧力に減圧され、炉体2内に供給
される。この場合、炉体2内に供給される加圧空気の流
量は、流量計測手段21によって計測される。炉体2内に
加圧空気が供給されると、炉体2内の溶湯面に加圧空気
の圧力が作用し、ストーク6内の溶湯3が押し上げられ
る。押し上げられた溶湯3は、下部ストーク6aを通って
口金6bに至り、湯口9を介してキャビティ13内に入る。
第2図および第3図は、キャビティ13に溶湯3が充満
されるまでの加圧空気の流量の変化と、加圧空気の圧力
の変化とを示している。第3図に示すように、溶湯3を
キャビティ13の下部に到達させるためには圧力をP1
で、キャビティ13内に充填させるためには圧力P2まで、
さらにキャビティ13内に押湯圧をかけるためには圧力を
P3まで上昇させる必要がある。図に示すように、圧力が
0から圧力P1までに要する時間はt1であり、圧力がP1
らP2まで上昇するのに要する時間はt2−t1であり、圧力
がP2からP3まで上昇するのに要する時間はt3−t2であ
る。この各圧力P1、P2、P3までに到達するに必要な時間
t1、t2、t3は、製品の品質上の必要性で決定される。
ここで、nサイクル目の加圧特性が実線に示すAであ
るとすると、次サイクル=n+1サイクル目の加圧特性
は、 P1′=P1+ΔP、P2′=P2+ΔP、 P3′=P3+ΔP となり、図の二点鎖線Bに示す特性となる。これは、CP
U22の演算手段23によって論理的に求められる。
また、加圧空気の流量は、第2図に示すようにnサイ
クル目の特性が実線Cとすると、1サイクル当りの鋳込
重量、炉体2内の断面積、溶湯3の比重等から次サイク
ル=n+1サイクル目の加圧空気の流量は二点鎖線に示
す特性Eのように演算手段23によって論理的に求められ
る。そして、求められた流量には、サイクル毎の鋳込重
量のバラツキ、供給加圧空気の圧力変動等の誤差要因が
加味され、理論値流量特性Eに対し、許容範囲F(斜線
部)が設定される。CPU22の判定手段24は、n+1サイ
クル目の実際の加圧空気の流量(n+1サイクル目に流
量検出手段によって計測された加圧空気の流量)が許容
範囲内かどうかを判定し、許容範囲外のときは異常信号
(加圧異常信号)が表示手段27に出力される。
つぎに、CPU22における情報処理の手順について、第
5図のフローチャートを参照して説明する。
低圧鋳造機1からの加圧開始信号30を受け、ステップ
31で処理をスタートし、ステップ32で時間計測を開始す
る。なお、加圧時間については加圧制御手段26からデー
タとして入力しても良い。ステップ33では、加圧時間t
を読み込みステップ34に進んで加圧空気の流量Qが計測
される。ステップ35では、加圧時間tをt1と比較し、そ
の結果がt<t1であればステップ36に進み、流量計測手
段21により測定された流量Qが予め論理的に求められた
流量の許容値の下限Q′1Lと比較される。この結果がQ
<Q′1Lであればステップ51に進み、表示手段27に異常
信号Zを出力し処理を終了する。
ここで、異常信号Zとは、誤差を見込んだ下限値より
実際の流量Qが少なく計測されたということである。つ
まり、流量計測手段21の故障、前サイクルの湯回り不良
等による鋳込重量不足、初期値としての溶湯レベル、鋳
込重量、炉体内断面積、溶湯の比重等の設定ミス、ある
いは検知装置そのものの故障等の加圧サイクルの異常で
はなく、主として検知装置側の異常を示す。
ステップ36において、判定の結果Q<Q′1Lでなけれ
ばステップ37に進み、ここで許容値の上限Q′1uと計測
された流量Qの大小が比較される。ステップ37におい
て、Q<Q′1uでなければ許容値内ということであるの
で、ステップ39に進んでQとtの値が記憶され、ステッ
プ33に戻り同じ処理が繰り返される。ステップ37におい
て、Q>Q′1uであれば、ステップ38に進み異常信号W
を出力し、終了する。
ここで、異常信号Wが出たということは、一つには、
炉蓋4と炉体2のシール部S0、炉蓋4とストーク6のシ
ール部S1、あるいは加圧空気の配管の接続部等からの加
圧空気のもれが発生しているか、二つには、下部ストー
ク6aと口金6bの接合部S2、口金6bと下金型8の接合部S3
に異常があり溶湯のもれが発生しているかである。した
がって、加圧当初からQ>Q′1uのときは、前者の異常
が考えられ、ある時点(溶湯のもれ部位に溶湯が到達す
る直前)まで正常でその後急にQ>Q′1uとなるとき
は、後者の異常の可能性が高いことが考えられる。後者
の場合、発生時点の差により接合部S2か接合部S3からの
ある程度の区別もつく。
ステップ35において、t≧t1となった時にはステップ
40に進み、ステップ41以降はステップ36以降と同様の処
理が繰り返される。そして、ステップ40においてt≧t2
となり、ステップ45に進んだ後も同様の処理が行なわれ
る。
ステップ43において、異常信号Xが発生したというこ
とは、キャビティ13に溶湯を充填する加圧空気が不足と
いうことであり、上金型10と下金型8の合せ部S4からの
溶湯のもれが発生していることを示す。
第5図の例では、異常信号Wあるいは異常信号Xを出
力すると処理はその時点で終了する。したがって、異常
信号Yが出力されるということは、溶湯に圧力が加わっ
ていない状態では溶湯のもれは発生しないが(発生して
も検知できないレベル)、溶湯に圧力が加わるともれる
程度の隙間が各接合部にあることを示す。逆に言うと、
異常信号W、異常信号Xでの湯もれは、溶湯が無加圧状
態で発生しているということであり、各溶接部に非常に
大きな開口があることを示す。
ステップ45において、t=t3となるとステップ50に進
み、次サイクルの流量及び許容値がステップ39、44、49
で記憶したQ、tの値をもとに演算される。この演算結
果は記憶され、ステップ52に進んで処理は終了する。
上記実施例では、流量Qを連続して許容値と比較して
いるが、ある区間毎の平均流量Qをそれに相応する平均
許容値と比較する方法もある。この場合、加圧空気の圧
力変動、溶湯の充填抵抗の変動等の吸収が容易となる。
また、異常信号Yのみの検知で良ければ、第3図の加
圧空気の圧力関係に於いて、nサイクル目の加圧特性を
基に理論的に求めたn+1サイクル目の加圧特性と、n
+1サイクル目の実際の加圧特性を比較し、許容範囲内
かどうかを判定する方法もある。
この方法の場合、一般的に加圧制御手段26はあらかじ
め設定された加圧パターンからズレが生じると速やかに
補正をかけられるだけの加圧空気の供給能力を有してい
るので、多少の加圧空気の漏れ、溶湯の漏れでは圧力を
補正し検知が不能となるが、第4図の特性Gに示すよう
に、大量の加圧空気のもれがあった場合はO−P1′間の
加圧パターンに差が生じ検知可能となり、また押湯圧を
かける段階で溶湯のもれが発生していれば、P2′P3′間
の加圧パターンに差が生じ検知可能となる。
〔発明の効果〕
本発明に係る低圧鋳造法における異常検知方法および
その装置によれば、当鋳造サイクルにおける加圧空気の
流量を流量計測手段により計測し、前記当鋳造サイクル
における計測された加圧空気の流量に基づき次の鋳造サ
イクルの加圧空気の流量の許容範囲を演算手段によって
求め、次の鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を流量
計測手段により計測し、前記次の鋳造サイクルにおける
計測された加圧空気の流量と前記演算手段によって求め
られた前記次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容範
囲とを判定手段により比較して加圧異常の有無を検知す
るので、加圧異常、加圧空気の洩れ、および金型間の隙
間、ストーク、口金部の隙間からの溶湯の漏れを、容易
に検知することができ、不良品鋳造品の発生を防止する
ことができる。
前鋳造サイクルのデータに基づいて加圧空気の流量の
許容値を求めるため、実際の加圧空気の流量と演算で求
められた許容量との誤差の累積がなく、精度の高い検知
が可能となる。その結果、加圧異常を異常の大きさが小
さい段階で発見可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る低圧鋳造法における異
常検知方法に用いられる装置の概略構成図、 第2図は第1図の装置に供給される加圧空気の流量の変
化を示す特性図、 第3図は第1図の装置に供給される加圧空気の圧力変化
を示す特性図、 第4図は第1図の装置に供給される加圧空気が装置から
漏れている場合の圧力の変化を示す特性図、 第5図は第1図の装置のCPUにおける情報処理の手順を
示すフローチャート、 である。 1……低圧鋳造機 2……炉体 3……溶湯 21……流量計測手段 22……CPU(中央処理装置) 23……演算手段 24……判定手段 26……加圧制御手段 27……表示手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を
    流量計測手段により計測し、前記当鋳造サイクルにおけ
    る計測された加圧空気の流量に基づき次の鋳造サイクル
    の加圧空気の流量の許容範囲を演算手段によって求め、
    次の鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を流量計測手
    段により計測し、前記次の鋳造サイクルにおける計測さ
    れた加圧空気の流量と前記演算手段によって求められた
    前記次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容範囲とを
    判定手段により比較して加圧異常の有無を検知すること
    を特徴とする低圧鋳造法における異常検知方法。
  2. 【請求項2】鋳造サイクルにおける加圧空気の流量を計
    測する流量計測手段と、 当鋳造サイクルにおける前記流量計測手段により計測さ
    れた加圧空気の流量に基づき次の鋳造サイクルの加圧空
    気の流量の許容範囲を求める演算手段と、 前記次の鋳造サイクルにおける前記流量計測手段により
    計測された加圧空気の流量と前記演算手段によって求め
    られた前記次の鋳造サイクルの加圧空気の流量の許容範
    囲とを比較して加圧異常の有無を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする低圧鋳造法における異常検
    知装置。
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