JP2860433B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP2860433B2
JP2860433B2 JP41435790A JP41435790A JP2860433B2 JP 2860433 B2 JP2860433 B2 JP 2860433B2 JP 41435790 A JP41435790 A JP 41435790A JP 41435790 A JP41435790 A JP 41435790A JP 2860433 B2 JP2860433 B2 JP 2860433B2
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
dust
bearing
shaft
power tool
Prior art date
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JP41435790A
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Other versions
JPH04223869A (ja
Inventor
正芳 小南
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SHIBAURA MEKATORONIKUSU KK
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SHIBAURA MEKATORONIKUSU KK
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Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カンナやディスクグラ
インダ等の特に切削工具を備えた電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】カンナやディスクグラインダ等の特に切
削工具を備えた電動工具は、切削によって生じる塵芥が
電動機の内部へ侵入し、回転子軸に備えられる軸受を損
傷させることがあった。このため、シール機構を備えた
ボールベアリングが採用され、塵芥がボールベアリング
の内部へ侵入しないように構成されている。
【0003】しかしながら、シール機構を備えたボール
ベアリングであっても、例えば、ディスクグラインダ等
のように細かい塵芥が侵入するものではシール機構の効
果も限界があった。すなわち、シール機構のシール部分
に塵芥が密着しているとわずかな風圧などに起因して次
第にシール機構を通って内部へ塵芥が侵入することにな
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】軸受に備えられるシー
ル機構には、シール効果にも限界があって塵芥を通すこ
とがあるため、できる限り塵芥がシール機構に付着しな
いようにして軸受を保護する必要がある。
【0005】このため、従来、図2に示されるように、
軸受1に隣設して回転する防塵のリング2を備えるもの
があった。この場合、軸3にリング2を固定しておき、
このリング2とフレーム4との間にわずかな隙間5を形
成しており、軸3が回転するとリング2が回転し、塵芥
等がリング2に沿って円職などの作用から径方向外側へ
飛ばされ、隙間5を介して軸受1の部分へ侵入すること
が防止されるといった効果を狙っている。しかしなが
ら、軸3の回転が停止するとリング2も同時に停止する
ため、その効果がなくなり、滞留する塵芥などが隙間5
を介して軸受1の部分へ侵入することになった。本発明
は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、軸受に
塵芥が堆積しないように軸受を塵芥から保護することが
できる電動工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、切削などの加
工を行う工具を電動機によって駆動する電動工具におい
て、電動機の回転子軸を支持する軸受をケースのハウジ
ングに収め、このハウジングの開口部分を閉鎖する如く
対向するリングを前記回転子軸にワンウエイクラッチを
介して備えたことによって課題を解決している。
【0007】
【作用】回転子軸が回転するとリングが回転し、その遠
心力によって塵芥が外周方向へ飛ばされ、このリングを
乗り越えて塵芥がハウジンへ侵入することんが避けら
れ、さらに、回転子軸が停止した後は、ワンウエイクラ
ッチによって回転子軸とは無関係にリングが回転し、塵
芥を外周へ飛ばすと言った作用を保持することができ
る。このため、回転子軸の停止後も一定時間ハウジング
への塵芥の侵入を防止することがてきる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の電動工具の一実施例を示す
ものであり、その要部縦断面図を示している。そして、
軸6には、ボールベアリングから成る軸受7が装着され
ており、軸受7は、フレーム18のハウジング9に収め
られている。さらに、軸6には、軸受7に対向するよう
にリング10がワンウエイクラッチ11を介して備えら
れており、リング10の外周には、フレーム8に形成さ
れた円環状の突起12が形成され、リング10と突起1
2との間で隙間13を形成している。
【0009】この様な構成において、電動工具は、軸6
が回転すると、ワンウエイクラッチ11が内外輪連結し
てリング10を回転させる。このため、塵芥がリング1
0に接近しても、リング10に沿ってその遠心力の作用
で径方向外周側へ飛ばされることになる。このため、突
起12との間に形成される隙間13を介して塵芥が軸受
7の部分へ侵入するといったことはない。
【0010】そこで、軸6の回転が停止すると、ワンウ
エイクラッチ11を介して駆動されていたリング10が
停止することになる。しかし、この回転方向において、
ワンウエイクラッチ11の連結が解除され、軸6が停止
してもリング10がその慣性によって暫く回転すること
になる。従って、リング10が回転している間は、塵芥
が隙間13を介して軸受6側へ侵入することが避けられ
る。このように、電動工具が停止した後、暫くリング1
0が回転することによって、停止後の塵芥侵入を防止す
ることができる。
【0011】この様なリング10は、ワンウエイクラッ
チ11を介することなく、軸6にフリーに回転するよう
に構成されている場合でも、ほぼ同様の作用効果を生じ
るものであり、その場合、軸6に回転可能に備えられる
リングが軸6との摩擦によって軸6の回転に応じて回転
し、軸6が停止後、その慣性によって一定時間回転する
ことによるものである。通常この種電動工具の電動機
は、整流子電動機が用いられるため、軸6の回転数は、
20,000RPM程度であり、リングは、軸6との摩
擦によって十分回転できるものである。そして、軸6が
停止しても、リングの慣性で暫くは、リングが回転する
ことができるものである。但し、この様な構成では、リ
ングが加速されるまでに若干の時間を要し、電動機を起
動してから直ぐに電動機を停止させるとリングが加速さ
れていないため、電動機の停止直後にリングの回転が停
止し、十分な効果が得られなくなる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、軸受に塵芥が侵入しな
いように備えられる防塵のためのリングが、電動機を停
止しても一定時間回転し、防塵効果を保持することがで
き、ディスクグラインダー等の塵芥の多く発生する電動
工具においてきわめて大きい防塵効果が得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電動工具の一実施例を示すも
のである。
【図2】図2は、従来の電動工具の要部を示すものであ
る。
【符号の説明】
6 軸 7 軸受 8 フレーム 9 ハウジング 10 リング 11 ワンウエイクラッチ 12 突起 13 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削などの加工を行う工具を電動機によ
    って駆動する電動工具において、電動機の回転子軸を支
    持する軸受をケースのハウジングに収め、このハウジン
    グの開口部分を閉鎖する如く対向するリングを前記回転
    子軸にワンウエイクラッチを介して備えたことを特徴と
    する電動工具。
JP41435790A 1990-12-25 1990-12-25 電動工具 Expired - Lifetime JP2860433B2 (ja)

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JP41435790A JP2860433B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 電動工具

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JPH04223869A JPH04223869A (ja) 1992-08-13
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JP4731162B2 (ja) * 2004-12-27 2011-07-20 株式会社マキタ 電動工具
JP2010076035A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Makita Corp 吸塵機能付電動工具及び電動工具用吸塵装置

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JPH04223869A (ja) 1992-08-13

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