JP2860054B2 - プログラムデバッグ装置 - Google Patents
プログラムデバッグ装置Info
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- JP2860054B2 JP2860054B2 JP6134025A JP13402594A JP2860054B2 JP 2860054 B2 JP2860054 B2 JP 2860054B2 JP 6134025 A JP6134025 A JP 6134025A JP 13402594 A JP13402594 A JP 13402594A JP 2860054 B2 JP2860054 B2 JP 2860054B2
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- program
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムを作成する
際に、プログラムの実行を制御しながらプログラムの実
行順序や記憶装置またはレジスタの値などを参照するこ
とによってそのプログラムが正常に動作しなかったとき
のプログラムの不具合を見つけ出すために用いられるプ
ログラムデバッグ装置に関する。
際に、プログラムの実行を制御しながらプログラムの実
行順序や記憶装置またはレジスタの値などを参照するこ
とによってそのプログラムが正常に動作しなかったとき
のプログラムの不具合を見つけ出すために用いられるプ
ログラムデバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプログラムデバッグ装置
を図7、図8、図9を用いて説明する。プログラムデバ
ッグ装置は、一般には汎用のコンピュータシステムを用
いて実現されており、以下に説明する従来例も図9に説
明するようなコンピュータシステムを用いて構成されて
いる。
を図7、図8、図9を用いて説明する。プログラムデバ
ッグ装置は、一般には汎用のコンピュータシステムを用
いて実現されており、以下に説明する従来例も図9に説
明するようなコンピュータシステムを用いて構成されて
いる。
【0003】最初に、図9を用いて、周辺機器を含めた
プログラムデバッグ装置に用いられるコンピュータシス
テムの概要を説明する。図9において、90は後に詳細
を説明するCPU(中央演算装置)等の装置を含む電子
装置であって、プログラムデバッグ装置本体を構成す
る。97はデバッグ対象プログラム等を格納するハード
ディスク等の外部記憶装置であり、98は処理結果等を
表示する表示装置、99は前記プログラムデバッグ装置
本体90に対してコマンド等を入力する入力装置であ
る。また、プログラムデバッグ装置本体90は、内部に
CPU(中央演算装置)91、ROM92、ランダムア
クセスが可能な内部記憶装置93、前記表示装置98に
文字等を表示させるための表示回路95、外部記憶装置
97を制御するファイル入出力インターフェース94、
入力装置99からのコマンド等の入力を受け取る入力回
路96等を含む。
プログラムデバッグ装置に用いられるコンピュータシス
テムの概要を説明する。図9において、90は後に詳細
を説明するCPU(中央演算装置)等の装置を含む電子
装置であって、プログラムデバッグ装置本体を構成す
る。97はデバッグ対象プログラム等を格納するハード
ディスク等の外部記憶装置であり、98は処理結果等を
表示する表示装置、99は前記プログラムデバッグ装置
本体90に対してコマンド等を入力する入力装置であ
る。また、プログラムデバッグ装置本体90は、内部に
CPU(中央演算装置)91、ROM92、ランダムア
クセスが可能な内部記憶装置93、前記表示装置98に
文字等を表示させるための表示回路95、外部記憶装置
97を制御するファイル入出力インターフェース94、
入力装置99からのコマンド等の入力を受け取る入力回
路96等を含む。
【0004】プログラムデバッグ装置の主要部分はプロ
グラムによって構成されるが、このプログラムが前記プ
ログラムデバッグ装置本体90にロードされると、これ
は内部記憶装置93に記憶されることとなる。
グラムによって構成されるが、このプログラムが前記プ
ログラムデバッグ装置本体90にロードされると、これ
は内部記憶装置93に記憶されることとなる。
【0005】図7は従来のプログラムデバッグ装置の機
能及び構成を説明するための機能ブロック図である。図
7において、71はコマンド等を入力するための入力装
置であり、通常はキーボードが用いられる。72はキー
ボードからの入力信号をコンピュータ内部にコードとし
て取り込むための入力インターフェース、73は後で説
明するコマンドテーブル76を検索するためのコマンド
テーブル検索部、74はコマンドテーブル76から検索
されたコマンドを実際に実行するためのコマンド実行
部、75はコマンド実行の結果を表示する表示部、76
はデバッグ作業に用いる種々のコマンドをリストアップ
し、そのコマンドを実行するためのプログラムが格納さ
れている後で説明する内部記憶装置78上の番地(アド
レス)を各コマンドに対応させて記憶させたコマンドテ
ーブル、77はデバッグ対象プログラムが記憶されてい
るメモリ、78はデバッグ装置本体の主要部を構成する
デバッグ用プログラム等が格納されるランダムアクセス
可能な内部記憶装置(図9の内部記憶装置93に対応し
ている)である。
能及び構成を説明するための機能ブロック図である。図
7において、71はコマンド等を入力するための入力装
置であり、通常はキーボードが用いられる。72はキー
ボードからの入力信号をコンピュータ内部にコードとし
て取り込むための入力インターフェース、73は後で説
明するコマンドテーブル76を検索するためのコマンド
テーブル検索部、74はコマンドテーブル76から検索
されたコマンドを実際に実行するためのコマンド実行
部、75はコマンド実行の結果を表示する表示部、76
はデバッグ作業に用いる種々のコマンドをリストアップ
し、そのコマンドを実行するためのプログラムが格納さ
れている後で説明する内部記憶装置78上の番地(アド
レス)を各コマンドに対応させて記憶させたコマンドテ
ーブル、77はデバッグ対象プログラムが記憶されてい
るメモリ、78はデバッグ装置本体の主要部を構成する
デバッグ用プログラム等が格納されるランダムアクセス
可能な内部記憶装置(図9の内部記憶装置93に対応し
ている)である。
【0006】入力装置71から入力されるコマンドは、
S,D等のアルファベット1文字或いは数文字から構成
されており(例えば、「S」は被デバッグプログラムの
一行を実行させるコマンドであり、「D」はメモリ内容
を表示させるコマンドである)、実際には必要なパラメ
ータ類と共に入力される。コマンドテーブル76には、
例えば、この「S」コマンドに対応した「一行実行」の
ためのプログラムが記載されている内部記憶装置78上
のアドレスが記載されており、コマンド実行部74で
は、コマンドテーブルから読み出したこのアドレス情報
及びパラメータに基づいて内部記憶装置78から必要な
プログラムを読み出し、このプログラムに従ってデバッ
グ対象プログラムに対して必要な処理を行うこととな
る。
S,D等のアルファベット1文字或いは数文字から構成
されており(例えば、「S」は被デバッグプログラムの
一行を実行させるコマンドであり、「D」はメモリ内容
を表示させるコマンドである)、実際には必要なパラメ
ータ類と共に入力される。コマンドテーブル76には、
例えば、この「S」コマンドに対応した「一行実行」の
ためのプログラムが記載されている内部記憶装置78上
のアドレスが記載されており、コマンド実行部74で
は、コマンドテーブルから読み出したこのアドレス情報
及びパラメータに基づいて内部記憶装置78から必要な
プログラムを読み出し、このプログラムに従ってデバッ
グ対象プログラムに対して必要な処理を行うこととな
る。
【0007】図7、図8を参照して従来例の処理フロー
を説明する。プログラムデバッグ装置を起動後、必要な
メモリの確保、メモリのクリア等のデバッグに必要な各
種の初期設定を行い(ステップ81)、入力装置71よ
りコマンドを入力する(ステップ82)と、コマンドテ
ーブル検索部において入力されたコマンドが終了を示す
コマンドか否か確認され(ステップ83)、終了を示す
コマンドの時には終了のための処理を行う(ステップ8
7)。
を説明する。プログラムデバッグ装置を起動後、必要な
メモリの確保、メモリのクリア等のデバッグに必要な各
種の初期設定を行い(ステップ81)、入力装置71よ
りコマンドを入力する(ステップ82)と、コマンドテ
ーブル検索部において入力されたコマンドが終了を示す
コマンドか否か確認され(ステップ83)、終了を示す
コマンドの時には終了のための処理を行う(ステップ8
7)。
【0008】入力されたコマンドが、デバッグ作業に用
いられるコマンドである時には、コマンドテーブル検索
部73がコマンドテーブル76より実際の作業実行に必
要な情報(アドレス情報等)を引き出し、これをコマン
ド実行部74に引き渡す。コマンド実行部74ではアド
レス情報等に従って内部記憶装置78内に格納されてい
るコマンド実行に必要なプログラムを読みだし、指定さ
れたコマンドを実行する(ステップ86)。通常のデバ
ッグ作業では、コマンドと共に種々のパラメータが同時
に入力され、パラメータに応じた実行がなされる。1つ
のコマンドに対する作業が終了するとその結果が表示部
75に表示されるので、オペレータはこの表示された結
果を参照しながらプログラムの良否を判定している。
いられるコマンドである時には、コマンドテーブル検索
部73がコマンドテーブル76より実際の作業実行に必
要な情報(アドレス情報等)を引き出し、これをコマン
ド実行部74に引き渡す。コマンド実行部74ではアド
レス情報等に従って内部記憶装置78内に格納されてい
るコマンド実行に必要なプログラムを読みだし、指定さ
れたコマンドを実行する(ステップ86)。通常のデバ
ッグ作業では、コマンドと共に種々のパラメータが同時
に入力され、パラメータに応じた実行がなされる。1つ
のコマンドに対する作業が終了するとその結果が表示部
75に表示されるので、オペレータはこの表示された結
果を参照しながらプログラムの良否を判定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来のプ
ログラムデバッグ装置では、プログラムデバッグ装置と
して予め用意されたコマンドを任意の位置で実行するこ
とは可能であったが、その装置上で動作しているデバッ
グ対象プログラムの任意のアドレス位置で、デバッグ対
象プログラムに影響を与えることなく、別の実行プログ
ラムを実行することはできなかった。また、デバッグ対
象プログラムの中に存在する関数を実行することが可能
なプログラムデバッグ装置も提案されてはいたが、デバ
ッグ対象プログラム内の関数のチェックを行うだけであ
り、デバッグ対象プログラムに無い関数やライブラリ等
を実行することができなかった。当然、既に組み込まれ
ているコマンドしか使うことができず、コマンドの登録
を行うことはできなかった。
ログラムデバッグ装置では、プログラムデバッグ装置と
して予め用意されたコマンドを任意の位置で実行するこ
とは可能であったが、その装置上で動作しているデバッ
グ対象プログラムの任意のアドレス位置で、デバッグ対
象プログラムに影響を与えることなく、別の実行プログ
ラムを実行することはできなかった。また、デバッグ対
象プログラムの中に存在する関数を実行することが可能
なプログラムデバッグ装置も提案されてはいたが、デバ
ッグ対象プログラム内の関数のチェックを行うだけであ
り、デバッグ対象プログラムに無い関数やライブラリ等
を実行することができなかった。当然、既に組み込まれ
ているコマンドしか使うことができず、コマンドの登録
を行うことはできなかった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、デバッグ対象プログラムの任意のアドレス
位置でデバッグ対象プログラムに影響を与えることな
く、別のプログラムを実行可能とし、また、ライブラリ
等を実行することができるプログラムデバッグ装置を提
供することを目的とする。
ものであり、デバッグ対象プログラムの任意のアドレス
位置でデバッグ対象プログラムに影響を与えることな
く、別のプログラムを実行可能とし、また、ライブラリ
等を実行することができるプログラムデバッグ装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明では、任意の位置でデバッグ対象プログラ
ムにない関数やライブラリ等を実行可能とする関数実行
部と、この関数やライブラリを1命令のコマンドとして
実行できるようにコマンド登録するコマンド登録部と、
一度登録したコマンドを次回のプログラムデバッグ装置
の起動後に自動的に登録するコマンド初期登録部を設け
る。
め、この発明では、任意の位置でデバッグ対象プログラ
ムにない関数やライブラリ等を実行可能とする関数実行
部と、この関数やライブラリを1命令のコマンドとして
実行できるようにコマンド登録するコマンド登録部と、
一度登録したコマンドを次回のプログラムデバッグ装置
の起動後に自動的に登録するコマンド初期登録部を設け
る。
【0012】
【作用】コマンド登録部によって、実行プログラムや関
数、ライブラリが実行可能な形式に変換されると共に、
実行プログラムの所在(ランダムアクセス可能な内部記
憶装置上のアドレス)、引数とコマンドパラメータとの
関係や返り値の有無など必要なパラメータがコマンドテ
ーブルに登録されることとなり、デバッグ対象プログラ
ムの任意のアドレス位置でデバッグ対象プログラムに何
の影響を与えることなく登録したコマンドに相当する実
行プログラムを実行することが可能となる。また、関数
実行部により、同様デバッグ対象プログラムの任意のア
ドレス位置でデバッグ対象プログラムに何の影響を与え
ることなくライブラリにあるプログラムを利用可能とな
る。
数、ライブラリが実行可能な形式に変換されると共に、
実行プログラムの所在(ランダムアクセス可能な内部記
憶装置上のアドレス)、引数とコマンドパラメータとの
関係や返り値の有無など必要なパラメータがコマンドテ
ーブルに登録されることとなり、デバッグ対象プログラ
ムの任意のアドレス位置でデバッグ対象プログラムに何
の影響を与えることなく登録したコマンドに相当する実
行プログラムを実行することが可能となる。また、関数
実行部により、同様デバッグ対象プログラムの任意のア
ドレス位置でデバッグ対象プログラムに何の影響を与え
ることなくライブラリにあるプログラムを利用可能とな
る。
【0013】
【実施例】図1を用いて、本発明の実施例を説明する。
なお、本発明も図9に示したハードウエア構成のコンピ
ュータシステムを用いることは、従来例と同じである。
なお、本発明も図9に示したハードウエア構成のコンピ
ュータシステムを用いることは、従来例と同じである。
【0014】図1は本発明の実施例を説明するための機
能ブロック図である。図において、1はキーボード等よ
りなる入力装置、2はキーボードからの入力信号をコン
ピュータ内部にマシンリーダブルなコードとして取り込
むための入力インターフェース、3は後で説明するコマ
ンドテーブル6を検索するためのコマンドテーブル検索
部、4は、コマンドテーブル検索部3を介してコマンド
テーブル6からコマンドを受け取り、このコマンドを実
際に実行するためのコマンド実行部、5はコマンド実行
の結果を表示する表示部、6はデバッグ作業に用いる種
々のコマンドをリストアップし、これをコマンド実行の
ためのプログラムが書かれた内部記憶装置(図9の内部
記憶装置93に対応する)のアドレスと対応させたコマ
ンドテーブル、7はデバッグ対象プログラムが記憶され
ているメモリ(通常は外部記憶装置が該当する)であ
り、コマンド実行指定部10を除いてこれらは基本的に
は従来のものと同様の構成である。
能ブロック図である。図において、1はキーボード等よ
りなる入力装置、2はキーボードからの入力信号をコン
ピュータ内部にマシンリーダブルなコードとして取り込
むための入力インターフェース、3は後で説明するコマ
ンドテーブル6を検索するためのコマンドテーブル検索
部、4は、コマンドテーブル検索部3を介してコマンド
テーブル6からコマンドを受け取り、このコマンドを実
際に実行するためのコマンド実行部、5はコマンド実行
の結果を表示する表示部、6はデバッグ作業に用いる種
々のコマンドをリストアップし、これをコマンド実行の
ためのプログラムが書かれた内部記憶装置(図9の内部
記憶装置93に対応する)のアドレスと対応させたコマ
ンドテーブル、7はデバッグ対象プログラムが記憶され
ているメモリ(通常は外部記憶装置が該当する)であ
り、コマンド実行指定部10を除いてこれらは基本的に
は従来のものと同様の構成である。
【0015】この実施例では、さらにコマンドテーブル
6からのコマンドを識別して次の実行のために振り分け
指定するコマンド実行指定部10、後で説明するライブ
ラリ14に登録されている関数(プログラム)を実行す
るための関数実行部11、ライブラリ14中の、或いは
デバッグ対象プログラム中のプログラム等をデバッグ作
業中に実行可能とするためのコマンド登録部13、有用
なプログラム類が予め登録されているライブラリ14
(通常は外部記憶装置上に格納されている)、プログラ
ムデバッグ装置を再起動したときにコマンド登録部13
によって登録したコマンド類をコマンドテーブル6に自
動的に再登録するコマンド初期登録部16、ライブラリ
等から取り込んだ有用なプログラムを実行可能な形式に
変換して格納しておく内部記憶装置(図9の内部記憶装
置93に該当する)に設けた実行プログラム格納部20
を設ける外、終了処理のための終了処理部19、種々の
初期設定のための初期設定部15、ハードディスク等の
外部記憶装置17、関数実行部での関数実行結果を保持
する結果保持部12を設ける。
6からのコマンドを識別して次の実行のために振り分け
指定するコマンド実行指定部10、後で説明するライブ
ラリ14に登録されている関数(プログラム)を実行す
るための関数実行部11、ライブラリ14中の、或いは
デバッグ対象プログラム中のプログラム等をデバッグ作
業中に実行可能とするためのコマンド登録部13、有用
なプログラム類が予め登録されているライブラリ14
(通常は外部記憶装置上に格納されている)、プログラ
ムデバッグ装置を再起動したときにコマンド登録部13
によって登録したコマンド類をコマンドテーブル6に自
動的に再登録するコマンド初期登録部16、ライブラリ
等から取り込んだ有用なプログラムを実行可能な形式に
変換して格納しておく内部記憶装置(図9の内部記憶装
置93に該当する)に設けた実行プログラム格納部20
を設ける外、終了処理のための終了処理部19、種々の
初期設定のための初期設定部15、ハードディスク等の
外部記憶装置17、関数実行部での関数実行結果を保持
する結果保持部12を設ける。
【0016】更に、コマンドテーブル6に、プログラム
デバッグ装置として予め用意されているデバッグ用のコ
マンド(コマンドグループA)の外に、関数実行のため
のコマンドF1、コマンド登録作業のためのコマンドF
2を登録すると共に、新たに登録するコマンド(コマン
ドグループB)のための新コマンドテーブル領域6’を
設ける。コマンドテーブル6へのコマンドF1,F2の
登録は、従来例と同様、各コマンド実行のためのプログ
ラムが書かれた内部記憶装置内のアドレス、及びこのプ
ログラムの実行に必要な引き数、返り値等のパラメータ
類を対応させたコマンドテーブルを作成することにより
行う。
デバッグ装置として予め用意されているデバッグ用のコ
マンド(コマンドグループA)の外に、関数実行のため
のコマンドF1、コマンド登録作業のためのコマンドF
2を登録すると共に、新たに登録するコマンド(コマン
ドグループB)のための新コマンドテーブル領域6’を
設ける。コマンドテーブル6へのコマンドF1,F2の
登録は、従来例と同様、各コマンド実行のためのプログ
ラムが書かれた内部記憶装置内のアドレス、及びこのプ
ログラムの実行に必要な引き数、返り値等のパラメータ
類を対応させたコマンドテーブルを作成することにより
行う。
【0017】入力装置1、入力インターフェース2、コ
マンドテーブル検索部3の働きは従来例と同じであり、
詳細な説明は省略する。コマンド実行指定部10は、入
力装置1から入力されたコマンドがプログラムデバッグ
装置に初めから添付されているデバッグ用のコマンド
(コマンドグループA)であるか、新たに追加されたコ
マンド(コマンドグループB)であるか、関数実行のた
めのコマンドF1であるか、コマンド登録作業のための
コマンドF2であるか、或いは終了処理のためのコマン
ドQであるかを判定し、コマンドがグループA又はBに
属するものであるときはこれをコマンド実行部4へ送
り、コマンドがF1のときには、これを関数実行部11
に送り、F2のときにはこれをコマンド登録部13に送
り、コマンドがQのときにはこれを終了処理部19に送
る。
マンドテーブル検索部3の働きは従来例と同じであり、
詳細な説明は省略する。コマンド実行指定部10は、入
力装置1から入力されたコマンドがプログラムデバッグ
装置に初めから添付されているデバッグ用のコマンド
(コマンドグループA)であるか、新たに追加されたコ
マンド(コマンドグループB)であるか、関数実行のた
めのコマンドF1であるか、コマンド登録作業のための
コマンドF2であるか、或いは終了処理のためのコマン
ドQであるかを判定し、コマンドがグループA又はBに
属するものであるときはこれをコマンド実行部4へ送
り、コマンドがF1のときには、これを関数実行部11
に送り、F2のときにはこれをコマンド登録部13に送
り、コマンドがQのときにはこれを終了処理部19に送
る。
【0018】コマンド実行部4の働きは従来例と同様で
あり詳細な説明は省略するが、後で述べる新たに追加さ
れたコマンド(コマンドグループB)の場合も、従来か
らあるコマンド(コマンドグループA)の場合同様コマ
ンドテーブル6をサーチし、該当のコマンドを新コマン
ドテーブル領域6’から読み出してきてコマンドを実行
することとなる。
あり詳細な説明は省略するが、後で述べる新たに追加さ
れたコマンド(コマンドグループB)の場合も、従来か
らあるコマンド(コマンドグループA)の場合同様コマ
ンドテーブル6をサーチし、該当のコマンドを新コマン
ドテーブル領域6’から読み出してきてコマンドを実行
することとなる。
【0019】関数実行部11は、ライブラリ14にある
特定のライブラリ(プログラム)をデバッグ作業中に、
デバッグ作業に影響をあたえることなく実行するための
ものであり、この実施例の場合にはコマンドF1の入力
によって起動される。関数実行部11が起動されると、
関数実行部11はデバッグ対象プログラムに影響を与え
ないように、最初にデバッグ作業中のレジスタの値を外
部記憶装置或いは内部記憶装置の所定の箇所に一旦退避
させ(前処理)、次いでライブラリ中の特定のプログラ
ムを実行する。
特定のライブラリ(プログラム)をデバッグ作業中に、
デバッグ作業に影響をあたえることなく実行するための
ものであり、この実施例の場合にはコマンドF1の入力
によって起動される。関数実行部11が起動されると、
関数実行部11はデバッグ対象プログラムに影響を与え
ないように、最初にデバッグ作業中のレジスタの値を外
部記憶装置或いは内部記憶装置の所定の箇所に一旦退避
させ(前処理)、次いでライブラリ中の特定のプログラ
ムを実行する。
【0020】実際のコマンドの入力には、コマンドF1
と共に必要なパラメータ、例えば実行したい特定のライ
ブラリ名が入力され、これによって特定のライブラリが
呼び出され、この特定のライブラリが実行される。特定
ライブラリ実行の結果は表示部5に表示される。また、
図1の実施例に示されるごとく結果保持部12を設け
て、ここに特定ライブラリの実行結果を保持させてもよ
い。
と共に必要なパラメータ、例えば実行したい特定のライ
ブラリ名が入力され、これによって特定のライブラリが
呼び出され、この特定のライブラリが実行される。特定
ライブラリ実行の結果は表示部5に表示される。また、
図1の実施例に示されるごとく結果保持部12を設け
て、ここに特定ライブラリの実行結果を保持させてもよ
い。
【0021】関数の実行が終了すると、レジスタ等を前
処理の前の状態に戻すための後処理が行われる。
処理の前の状態に戻すための後処理が行われる。
【0022】コマンド登録部13は、ライブラリ14中
にある特定のライブラリ、或いはデバッグ対象プログラ
ム7中にある特定のプログラムをプログラムデバッグ装
置のコマンドとして登録するためのものであり、関数実
行部11の場合と同様、デバッグ対象プログラムに影響
を与えないための前処理及びコマンド登録作業終了後の
後処理が行われる。
にある特定のライブラリ、或いはデバッグ対象プログラ
ム7中にある特定のプログラムをプログラムデバッグ装
置のコマンドとして登録するためのものであり、関数実
行部11の場合と同様、デバッグ対象プログラムに影響
を与えないための前処理及びコマンド登録作業終了後の
後処理が行われる。
【0023】コマンド登録部13の起動に必要なコマン
ドF2及び必要なパラメータが入力されると、その入力
に従って、コマンド登録部13が起動される。コマンド
登録部13はライブラリ14或いはデバッグ対象プログ
ラム7中のの特定のプログラムにアクセスし、それを実
行可能な形に変換し、更に、この実行可能な形に変換さ
れたプログラムにこれを呼び出すためのコマンド(例え
ばB1)を付与し、この実行可能プログラムをコマンド
と共に、内部記憶装置に設けられた実行プログラム格納
部20に格納する。同時に、このコマンド名及びこのコ
マンド名に対応したプログラムが格納されている内部記
憶装置内の実行プログラム格納部20のアドレス情報及
び必要なパラメータ類をコマンドテーブル6の新コマン
ドテーブル領域6’に登録する。コマンド登録作業を円
滑に進めるため、作業中の情報を表示部5に表示させて
もよい。
ドF2及び必要なパラメータが入力されると、その入力
に従って、コマンド登録部13が起動される。コマンド
登録部13はライブラリ14或いはデバッグ対象プログ
ラム7中のの特定のプログラムにアクセスし、それを実
行可能な形に変換し、更に、この実行可能な形に変換さ
れたプログラムにこれを呼び出すためのコマンド(例え
ばB1)を付与し、この実行可能プログラムをコマンド
と共に、内部記憶装置に設けられた実行プログラム格納
部20に格納する。同時に、このコマンド名及びこのコ
マンド名に対応したプログラムが格納されている内部記
憶装置内の実行プログラム格納部20のアドレス情報及
び必要なパラメータ類をコマンドテーブル6の新コマン
ドテーブル領域6’に登録する。コマンド登録作業を円
滑に進めるため、作業中の情報を表示部5に表示させて
もよい。
【0024】このようにコマンドテーブル6中にコマン
ドを登録することによって、特定のコマンド例えばB1
を入力装置1から入力することにより、新たに登録され
たプログラムをもともとプログラムデバッグ装置に登録
されていたコマンドと全く同一の操作により実行可能と
することができる。
ドを登録することによって、特定のコマンド例えばB1
を入力装置1から入力することにより、新たに登録され
たプログラムをもともとプログラムデバッグ装置に登録
されていたコマンドと全く同一の操作により実行可能と
することができる。
【0025】即ち、入力装置1より新たに登録したコマ
ンド、例えばB1が入力されると、コマンドテーブル6
の新コマンドテーブル領域6’には前述のとおり新たに
作成されたコマンドが登録されているので、コマンドテ
ーブル検索部3はコマンドテーブル6よりB1が格納さ
れている実行プログラム格納部20のアドレス及び必要
なパラメータ類を読み出し、これをコマンド実行指定部
10に送る。コマンド実行指定部10はこれをコマンド
実行部4に送る。コマンド実行部4では送られてきた情
報に基づいて実行プログラム格納部20から必要なプロ
グラム等を読み出し、これを実行する。実行結果は表示
部5に表示する。
ンド、例えばB1が入力されると、コマンドテーブル6
の新コマンドテーブル領域6’には前述のとおり新たに
作成されたコマンドが登録されているので、コマンドテ
ーブル検索部3はコマンドテーブル6よりB1が格納さ
れている実行プログラム格納部20のアドレス及び必要
なパラメータ類を読み出し、これをコマンド実行指定部
10に送る。コマンド実行指定部10はこれをコマンド
実行部4に送る。コマンド実行部4では送られてきた情
報に基づいて実行プログラム格納部20から必要なプロ
グラム等を読み出し、これを実行する。実行結果は表示
部5に表示する。
【0026】コマンド登録部13では、さらに新コマン
ドテーブル領域6’及び実行プログラム格納部20に格
納された新コマンドに関する情報を、装置の電源が断に
なっても内容が失われないメモリ、例えばハードディス
ク等の外部記憶装置17に格納する。
ドテーブル領域6’及び実行プログラム格納部20に格
納された新コマンドに関する情報を、装置の電源が断に
なっても内容が失われないメモリ、例えばハードディス
ク等の外部記憶装置17に格納する。
【0027】終了処理部19は、デバッグ作業を終了す
るに当たって必要な後処理を行うためのものであり、例
えば、入力装置よりコマンドQを入力することによって
起動される。
るに当たって必要な後処理を行うためのものであり、例
えば、入力装置よりコマンドQを入力することによって
起動される。
【0028】コマンド初期登録部16は、本発明による
プログラムデバッグ装置を起動したときに新たに登録さ
れたコマンドを使用出来るようにするためのものであ
り、新コマンドの登録処理を行った時に外部記憶装置1
7に格納した新コマンドに関する情報、即ちコマンド自
体とそれに対応したアドレス類(必要なパラメータを含
む)及び実行可能なプログラムをこの外部記憶装置17
から呼び出すと共に、このコマンド、アドレス類を再び
コマンドテーブル6の新コマンドテーブル領域6’に書
き出し、さらに実行可能なプログラムを必要なインデッ
クス情報と共に内部記憶装置上の実行プログラム格納部
20に書き出すものである。
プログラムデバッグ装置を起動したときに新たに登録さ
れたコマンドを使用出来るようにするためのものであ
り、新コマンドの登録処理を行った時に外部記憶装置1
7に格納した新コマンドに関する情報、即ちコマンド自
体とそれに対応したアドレス類(必要なパラメータを含
む)及び実行可能なプログラムをこの外部記憶装置17
から呼び出すと共に、このコマンド、アドレス類を再び
コマンドテーブル6の新コマンドテーブル領域6’に書
き出し、さらに実行可能なプログラムを必要なインデッ
クス情報と共に内部記憶装置上の実行プログラム格納部
20に書き出すものである。
【0029】次に、図2、図3、図4、図5を参照し
て、図1に示したこの発明のプログラムデバッグ装置の
実施例の動作を説明する。なお、図2はプログラムデバ
ッグ装置全体のフローを示す図であり、以下図3はコマ
ンド登録処理を示すフロー図、図4は関数実行処理を示
すフロー図、図5はコマンド初期登録処理の詳細を示す
フロー図である。
て、図1に示したこの発明のプログラムデバッグ装置の
実施例の動作を説明する。なお、図2はプログラムデバ
ッグ装置全体のフローを示す図であり、以下図3はコマ
ンド登録処理を示すフロー図、図4は関数実行処理を示
すフロー図、図5はコマンド初期登録処理の詳細を示す
フロー図である。
【0030】始めに、図2を参照してプログラムデバッ
グ装置の全体の動作を説明する。プログラムデバッグ装
置を起動すると、初期設定部15が必要なメモリの確保
等の通常の初期設定を行い(ステップ201)、次い
で、新たなコマンド登録がなされている場合にそのコマ
ンドを使用可能とするためのコマンド初期登録を行う
(ステップ202)。このコマンド初期登録は、既に説
明した通り、コマンド初期登録部16が行う。これによ
り新たに設定されたコマンドも、プログラムデバッグ装
置に予め登録されていた通常のコマンドと同一の操作で
実行出来ることとなる。この処理の詳細は、図5と共に
後で説明する。
グ装置の全体の動作を説明する。プログラムデバッグ装
置を起動すると、初期設定部15が必要なメモリの確保
等の通常の初期設定を行い(ステップ201)、次い
で、新たなコマンド登録がなされている場合にそのコマ
ンドを使用可能とするためのコマンド初期登録を行う
(ステップ202)。このコマンド初期登録は、既に説
明した通り、コマンド初期登録部16が行う。これによ
り新たに設定されたコマンドも、プログラムデバッグ装
置に予め登録されていた通常のコマンドと同一の操作で
実行出来ることとなる。この処理の詳細は、図5と共に
後で説明する。
【0031】デバッグのためのコマンドを入力すると
(ステップ203)、そのコマンドが終了処理のための
ものか否かが判定され(ステップ204)、終了処理の
ときには終了処理が行われる(ステップ205)。それ
以外のときには、プログラムデバッグ装置に予め登録さ
れていた通常のコマンドの実行(通常処理)か否かが判
定され(ステップ206)、通常処理の場合には、破線
210で囲まれた処理(ステップ211、ステップ21
2、ステップ213)に移る。この通常処理は従来例と
同一の処理であり、ここではこれ以上の詳細な説明は省
く。
(ステップ203)、そのコマンドが終了処理のための
ものか否かが判定され(ステップ204)、終了処理の
ときには終了処理が行われる(ステップ205)。それ
以外のときには、プログラムデバッグ装置に予め登録さ
れていた通常のコマンドの実行(通常処理)か否かが判
定され(ステップ206)、通常処理の場合には、破線
210で囲まれた処理(ステップ211、ステップ21
2、ステップ213)に移る。この通常処理は従来例と
同一の処理であり、ここではこれ以上の詳細な説明は省
く。
【0032】通常処理でなかったときには、関数実行処
理(F1処理)か、コマンド登録処理(F2処理)かが
判定され(ステップ207)、判定に従ってそれぞれ関
数実行処理(ステップ208)、コマンド登録処理(ス
テップ209)を行う。
理(F1処理)か、コマンド登録処理(F2処理)かが
判定され(ステップ207)、判定に従ってそれぞれ関
数実行処理(ステップ208)、コマンド登録処理(ス
テップ209)を行う。
【0033】図3を用いてコマンド登録処理(図2のス
テップ209)の詳細を説明する。
テップ209)の詳細を説明する。
【0034】コマンド登録処理が起動されると、デバッ
グ対象プログラムに影響を与えないためのいわゆる前処
理を実施し(ステップ301)、次いで、登録しようと
する関数がデバッグ対象プログラムに存在するか否か
を、デバッグ対象プログラムのシンボルテーブル等を検
索して判定する(ステップ302、ステップ303)。
グ対象プログラムに影響を与えないためのいわゆる前処
理を実施し(ステップ301)、次いで、登録しようと
する関数がデバッグ対象プログラムに存在するか否か
を、デバッグ対象プログラムのシンボルテーブル等を検
索して判定する(ステップ302、ステップ303)。
【0035】コマンドが存在すれば、関数(プログラ
ム)自体を作成する必要はなく、コマンドテーブルに必
要な情報を書き込むコマンドテーブルの設定に移行する
(ステップ309)。その後、本プログラムデバッグ装
置を起動したときに前回新たに登録したコマンドを自動
的に登録可能とするため、電源を断にしても内容が消え
ないメモリ、例えば、ハードディスク等の外部記憶装置
17中にファイルを作り関数自体と共にこれらコマンド
テーブルに登録した情報を格納する(ステップ31
0)。
ム)自体を作成する必要はなく、コマンドテーブルに必
要な情報を書き込むコマンドテーブルの設定に移行する
(ステップ309)。その後、本プログラムデバッグ装
置を起動したときに前回新たに登録したコマンドを自動
的に登録可能とするため、電源を断にしても内容が消え
ないメモリ、例えば、ハードディスク等の外部記憶装置
17中にファイルを作り関数自体と共にこれらコマンド
テーブルに登録した情報を格納する(ステップ31
0)。
【0036】ステップ303において、コマンドが存在
しないのであれば、その関数やライブラリを実行可能な
状態に変換して内部記憶装置に格納しなければならな
い。そこで、デバッグ対象プログラムにあるユーザーが
作成した実行プログラムかライブラリかの検索を行い
(ステップ304,305)、実行プログラムであれば
その実行ファイルを外部記憶装置などから読み込み(ス
テップ306)、内部記憶装置上の実行プログラム格納
部20に実行可能な形式に変換して格納する。また、ユ
ーザーが作成した実行プログラムでない場合は、ライブ
ラリを読み込み(ステップ307)、リンクを取った
(ステップ308)後、やはり実行プログラム格納部2
0に格納する。
しないのであれば、その関数やライブラリを実行可能な
状態に変換して内部記憶装置に格納しなければならな
い。そこで、デバッグ対象プログラムにあるユーザーが
作成した実行プログラムかライブラリかの検索を行い
(ステップ304,305)、実行プログラムであれば
その実行ファイルを外部記憶装置などから読み込み(ス
テップ306)、内部記憶装置上の実行プログラム格納
部20に実行可能な形式に変換して格納する。また、ユ
ーザーが作成した実行プログラムでない場合は、ライブ
ラリを読み込み(ステップ307)、リンクを取った
(ステップ308)後、やはり実行プログラム格納部2
0に格納する。
【0037】このように関数やライブラリを実行可能な
形式で内部記憶装置上の実行プログラム格納部20に格
納した後、新規コマンド名や実行に必要となる実行アド
レスや引き数、返り値などの各種情報をコマンドテーブ
ル6に設定し(ステップ309)、前記同様外部記憶装
置17に作成されたファイルにも登録する(ステップ3
10)。その後、後処理(ステップ311)を行った
後、処理を終了する。
形式で内部記憶装置上の実行プログラム格納部20に格
納した後、新規コマンド名や実行に必要となる実行アド
レスや引き数、返り値などの各種情報をコマンドテーブ
ル6に設定し(ステップ309)、前記同様外部記憶装
置17に作成されたファイルにも登録する(ステップ3
10)。その後、後処理(ステップ311)を行った
後、処理を終了する。
【0038】図4を用いて関数実行(プログラム実行)
処理の詳細を説明する。関数実行処理を起動した後、直
ちにデバッグ対象プログラムに影響を与えないためのい
わゆる前処理を実施し(ステップ41)、次いでコマン
ド引数のチェックを行う(ステップ42)。引数がOK
であれば、関数の実行を行い(ステップ44)、返り値
のチェック(ステップ45)、後処理(ステップ46)
等を行った後処理を終了する。引数がOKでないときは
関数の実行は行わず、後処理(ステップ46)の後、処
理を終了する。
処理の詳細を説明する。関数実行処理を起動した後、直
ちにデバッグ対象プログラムに影響を与えないためのい
わゆる前処理を実施し(ステップ41)、次いでコマン
ド引数のチェックを行う(ステップ42)。引数がOK
であれば、関数の実行を行い(ステップ44)、返り値
のチェック(ステップ45)、後処理(ステップ46)
等を行った後処理を終了する。引数がOKでないときは
関数の実行は行わず、後処理(ステップ46)の後、処
理を終了する。
【0039】図5を用いてコマンド初期登録処理を説明
する。コマンド初期登録処理を起動した後、直ちにデバ
ッグ対象プログラムに影響を与えないためのいわゆる前
処理を実施し(ステップ51)、コマンド登録処理にて
格納したファイルから登録ファイルを読み出し(ステッ
プ52)、登録コマンドの有無をチェック(ステップ5
3、54)して、コマンド登録があれば各種登録情報と
共にコマンド登録を行う(ステップ55)。コマンド登
録とは具体的には、外部記憶装置17等に作られたファ
イルから登録されたコマンドに関する情報を読みだし、
コマンドテーブル6、及び内部記憶装置上の実行プログ
ラム格納部20にそれぞれ必要な情報を書き込むことで
ある。
する。コマンド初期登録処理を起動した後、直ちにデバ
ッグ対象プログラムに影響を与えないためのいわゆる前
処理を実施し(ステップ51)、コマンド登録処理にて
格納したファイルから登録ファイルを読み出し(ステッ
プ52)、登録コマンドの有無をチェック(ステップ5
3、54)して、コマンド登録があれば各種登録情報と
共にコマンド登録を行う(ステップ55)。コマンド登
録とは具体的には、外部記憶装置17等に作られたファ
イルから登録されたコマンドに関する情報を読みだし、
コマンドテーブル6、及び内部記憶装置上の実行プログ
ラム格納部20にそれぞれ必要な情報を書き込むことで
ある。
【0040】その後、必要な後処理を行ない(ステップ
56)、コマンド初期登録処理を終了する。ここで実行
される実行プログラムは実行後戻ってこれるようなサブ
ルーチン形式でなければならない。
56)、コマンド初期登録処理を終了する。ここで実行
される実行プログラムは実行後戻ってこれるようなサブ
ルーチン形式でなければならない。
【0041】図6は本発明のプログラムデバッグ装置を
動作させた場合の内部記憶装置93(図9参照)におけ
るメモリ配置図であり、(A)はプログラムデバッグ装
置を起動したときのメモリ配置図、(B)はコマンド登
録後のメモリ配置図、(C)はコマンド登録後、再起動
したときのメモリ配置図である。
動作させた場合の内部記憶装置93(図9参照)におけ
るメモリ配置図であり、(A)はプログラムデバッグ装
置を起動したときのメモリ配置図、(B)はコマンド登
録後のメモリ配置図、(C)はコマンド登録後、再起動
したときのメモリ配置図である。
【0042】プログラムデバッグ装置起動後のメモリ配
置を説明すると、(A)に示されるとおり、プログラム
デバッグ装置が起動されると、内部記憶装置93にまず
オペレーティングシステムが格納され、環境設定用の領
域が設定される。そして、デバッグ処理を行うプログラ
ムが外部記憶装置97(図9参照)から内部記憶装置9
3に格納され、デバッグ作業を行うために必要となるワ
ークエリアも内部記憶装置93に作成される。更に、起
動時又はプログラムデバッグ装置のコマンドにより、デ
バッグ対象プログラム(被デバッグプログラム)が外部
記憶装置97から内部記憶装置93上に格納される。
置を説明すると、(A)に示されるとおり、プログラム
デバッグ装置が起動されると、内部記憶装置93にまず
オペレーティングシステムが格納され、環境設定用の領
域が設定される。そして、デバッグ処理を行うプログラ
ムが外部記憶装置97(図9参照)から内部記憶装置9
3に格納され、デバッグ作業を行うために必要となるワ
ークエリアも内部記憶装置93に作成される。更に、起
動時又はプログラムデバッグ装置のコマンドにより、デ
バッグ対象プログラム(被デバッグプログラム)が外部
記憶装置97から内部記憶装置93上に格納される。
【0043】コマンド登録時のメモリ配置図を説明する
と、(B)に示されるように新たに登録したプログラム
(実行関数)やライブラリ(実行ライブラリ)が内部記
憶装置93の空き領域に配置される。
と、(B)に示されるように新たに登録したプログラム
(実行関数)やライブラリ(実行ライブラリ)が内部記
憶装置93の空き領域に配置される。
【0044】コマンド登録後、再起動したときのメモリ
配置を説明すると、(C)に示されるように、実行関数
や実行ライブラリは、プログラムデバッグ装置を起動し
たときに登録されることとなり、従って、デバッグ処理
プログラムの次に配置される。
配置を説明すると、(C)に示されるように、実行関数
や実行ライブラリは、プログラムデバッグ装置を起動し
たときに登録されることとなり、従って、デバッグ処理
プログラムの次に配置される。
【0045】以上に述べた本発明の第1の実施例の他に
も、種々の変更が可能である。例えば、新コマンドテー
ブル領域6’に格納された新登録コマンド及びそれに対
応したアドレス情報類、及び、内部メモリ20に記憶さ
れた実行可能な関数(プログラム)を引き出してきてこ
れをハードディスク等の外部メモリ上のファイルに格納
する処理を、コマンド登録処理とは別の処理、例えば終
了処理の一環として実施してもよい。この場合には、終
了処理が起動されると、まず新たに登録されたコマンド
類、それに対応して作成された実行可能な形式のプログ
ラム類を新コマンドテーブル領域6’及び内部メモリ2
0から読みだし、これを外部メモリのファイルに格納
し、しかる後にプログラムデバッグ装置の本体を終了す
る。
も、種々の変更が可能である。例えば、新コマンドテー
ブル領域6’に格納された新登録コマンド及びそれに対
応したアドレス情報類、及び、内部メモリ20に記憶さ
れた実行可能な関数(プログラム)を引き出してきてこ
れをハードディスク等の外部メモリ上のファイルに格納
する処理を、コマンド登録処理とは別の処理、例えば終
了処理の一環として実施してもよい。この場合には、終
了処理が起動されると、まず新たに登録されたコマンド
類、それに対応して作成された実行可能な形式のプログ
ラム類を新コマンドテーブル領域6’及び内部メモリ2
0から読みだし、これを外部メモリのファイルに格納
し、しかる後にプログラムデバッグ装置の本体を終了す
る。
【0046】また、本願に用いるハードウエア構成も、
図9に示すとおり入力回路6がバスに直結されたものが
用いられているが、他の機器からのリモートデバッグ装
置のようにシリアル入出力ポートなどから入力される構
成でもよい。この場合、処理結果の一部を他の機器に表
示することになる。
図9に示すとおり入力回路6がバスに直結されたものが
用いられているが、他の機器からのリモートデバッグ装
置のようにシリアル入出力ポートなどから入力される構
成でもよい。この場合、処理結果の一部を他の機器に表
示することになる。
【0047】さらに、第1の実施例では、内部記憶装置
に存在しない関数を、コマンド登録処理によって外部記
憶装置等から前記内部記憶装置に格納したが、プログラ
ム実行処理で検索、格納してもよい。このとき、格納す
る関数は実行時にのみメモリ上に存在していればよく、
実行後は内部記憶装置から削除されることで、無駄なメ
モリを消費することがなくなる。
に存在しない関数を、コマンド登録処理によって外部記
憶装置等から前記内部記憶装置に格納したが、プログラ
ム実行処理で検索、格納してもよい。このとき、格納す
る関数は実行時にのみメモリ上に存在していればよく、
実行後は内部記憶装置から削除されることで、無駄なメ
モリを消費することがなくなる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプログラ
ムデバッグ装置では、実行プログラムや関数、ライブラ
リなどを、デバッグ対象プログラムの任意のアドレス位
置で、デバッグ対象プログラムに影響を与えることな
く、プログラムデバッグ装置のコマンドの1つとして実
行することが可能となり、デバッグ対象プログラムをデ
バッグする際のシステム環境の変更やハードウエアの制
御、各種の設定状態やデータの参照などを行うことが可
能となる。
ムデバッグ装置では、実行プログラムや関数、ライブラ
リなどを、デバッグ対象プログラムの任意のアドレス位
置で、デバッグ対象プログラムに影響を与えることな
く、プログラムデバッグ装置のコマンドの1つとして実
行することが可能となり、デバッグ対象プログラムをデ
バッグする際のシステム環境の変更やハードウエアの制
御、各種の設定状態やデータの参照などを行うことが可
能となる。
【図1】本発明の1実施例のプログラムデバッグ装置の
構成とその働きを説明するための機能ブロック図であ
る。
構成とその働きを説明するための機能ブロック図であ
る。
【図2】本発明の1実施例のプログラムデバッグ装置の
動作を説明するためのフローチャート図である。
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図3】本発明の1実施例のコマンド登録のための処理
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の1実施例の関数実行のための処理を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図5】本発明の1実施例のコマンド初期登録のための
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図6】本発明の1実施例のプログラムデバッグ装置を
起動した時の内部メモリのメモリ配置図である。
起動した時の内部メモリのメモリ配置図である。
【図7】従来例の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】従来例の動作を説明するためのフローチャート
図である。
図である。
【図9】従来例のプログラムデバッグ装置のハードウエ
ア構成を示す図である。
ア構成を示す図である。
1 入力装置 2 入力インターフェース 3 コマンドテーブル検索部 4 コマンド実行部 5 表示部 6 コマンドテーブル 7 被デバッグプログラム 10 コマンド実行指定部 11 関数実行部 12 結果保持部 13 コマンド登録部 14 ライブラリ 15 初期設定部 16 コマンド初期登録部 17 外部記憶装置 19 終了処理部 20 実行プログラム格納部
Claims (3)
- 【請求項1】初期設定手段と、コマンド入力手段と、コ
マンド実行手段と、終了手段とを備えたプログラムデバ
ッグ装置において、 ライブラリなどに登録された関数を実行するための関数
実行手段と、 ライブラリやユーザーが作成した関数を実行可能なコマ
ンドとして登録するコマンド登録手段と、 コマンド登録手段によって登録されたコマンドを起動時
に自動的に再登録するためのコマンド初期登録手段とを
設け、 デバッグ対象プログラムの任意の位置でライブラリに登
録された関数、ユーザーが作成した関数を実行可能とし
たことを特徴としたプログラムデバッグ装置。 - 【請求項2】コマンド登録手段によって登録された新た
なコマンド及び関数を、該コマンド登録手段自身が外部
記憶装置に格納することを特徴とする請求項1に記載の
プログラムデバッグ装置。 - 【請求項3】コマンド登録手段によって登録された新た
なコマンド及び関数を、終了手段が外部記憶装置に格納
することを特徴とする請求項1に記載のプログラムデバ
ッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134025A JP2860054B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | プログラムデバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134025A JP2860054B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | プログラムデバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH086817A JPH086817A (ja) | 1996-01-12 |
JP2860054B2 true JP2860054B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=15118625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6134025A Expired - Fee Related JP2860054B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | プログラムデバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860054B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP6134025A patent/JP2860054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH086817A (ja) | 1996-01-12 |
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Legal Events
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