JP2859549B2 - 回路基板アセンブリのねじり試験機および方法 - Google Patents

回路基板アセンブリのねじり試験機および方法

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    • H01L22/12Measuring as part of the manufacturing process for structural parameters, e.g. thickness, line width, refractive index, temperature, warp, bond strength, defects, optical inspection, electrical measurement of structural dimensions, metallurgic measurement of diffusions

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板組立て工程の
品質管理または回路基板組立て工程の最適化あるいはそ
の両方のために表面実装技術(SMT)電子組立て工程
の品質を評価する方法および装置に関わる。具体的に
は、本発明は動作時に熱疲労を受けたときのSMTはん
だ接合部の信頼性を予測するためのSMT回路基板アセ
ンブリの破壊試験に関わる。
【0002】
【従来の技術】はんだ接合部は電子部品の表面実装取付
けの重要な要素である。以前は、SMT回路基板アセン
ブリの連続工程品質は目視検査、引張り試験、および定
期的な加速熱サイクル(ATC)を用いて監視してい
た。目視では観察できない欠陥が多いため、目視検査で
は不十分である。たとえば、グリッド配列表面実装部品
の接合部は容易には観察できない。引張り試験では、組
立て部品を回路基板から引き離し、破壊された接合部の
外観によって組立て工程の品質を判断する。この方法
も、現場破損のメカニズムを再現しないので、欠陥をす
べて明らかにするわけではない。目視検査も引張り試験
も熟練操作員が各被験基板アセンブリについて長時間に
わたって従事する必要がある。ATCは現場破損の原因
となる(製品の技術寿命に影響を及ぼす)欠陥のすぐれ
た検出方法である。また、ATC試験は自動化すること
ができ、熟練操作員が試験後に基板を電気的に試験する
だけで済む。ただし、ATCは合計試験時間が長すぎる
ため、連続工程品質の監視の場合には実用的な監視方法
ではない。通常、製造後数週間しなければデータを入手
できない。
【0003】回路基板アセンブリのはんだ接合部の品質
試験には、周期的曲げ試験が用いられる。特公平第03
−245600号は「プリント基板のはんだ品質を検査
する試験装置」を開示している。この試験では「プリン
ト回路基板を曲げ試験に規定回数かけた後のプローブ」
を用いる。ソヴィエト連邦特許第1723679−A1
号では、PCBに一定した上下の曲げを加えて、「金属
被覆およびコンタクト接合部の非破壊品質管理試験を行
う」。
【0004】周期的曲げ疲労試験は、他の分野でも多く
の材料のバルク疲労特性を調べるために採用されてき
た。たとえば米国特許第3381526号は、このよう
な疲労試験をくびれ部分のある片持ち梁に対して行う方
法と機械を開示している。米国特許第4567774号
は、試験片のミニアチュア曲げ試験を行って、試験片を
曲げたときの測定値を取り、線形または非線形材料力学
の原理に従って処理することによって被験材料の機械的
動作を調べる。米国特許第4895027号は、「平面
ひずみ破壊じん性、動的平面ひずみ亀裂発生、および拘
束破壊じん性」およびその他の破壊特性を測定する方法
を開示している。米国特許第5189517号は、「プ
リント回路基板が既存の刻み線に沿って破損するときの
プリント基板たわみ破壊力に関する統計情報を確立する
ための試験固定具および試験方法」を開示している。米
国特許第507955号は、「試験片の一端または両端
に試験片の軸に対して直角をなす軸を中心に回転する回
転応力をかける疲労試験方法」を開示している。加える
圧力は、正弦乱数、インパルスまたは使用中の試験片に
加えられた応力によって発生する信号から選択すること
ができる。サーボによってカップラを介して試験片に応
力を加え、試験片の一部分の電気抵抗の変化を検知し
て、試験片の変化の開始と伝播を検出し、被験材料の応
力破損を検出する。
【0005】材料および構造物の機械特性の評価には、
ねじり試験も用いられる。米国特許第4958522号
は、「試験片を2個の軸方向に整列したあご部の間に保
持する方法を開示している。1個のあご部の回転によっ
て試験片にねじり力を加え、たわみの力と角度を測定す
る。これにより、基板の構造特性の相対的測定を行うこ
とができ、その特性を用いて波形成形工程時およびプリ
ントなどのその後の処理工程における波形媒体の破損を
事前評価する」。
【0006】上記の引用はすべて、効力のある開示をも
たらし、法律に基づいて本出願人が権利を有する特許請
求の範囲を支援するために、本明細書に参照資料として
合体する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、回
路基板アセンブリはんだ処理を連続制御してはんだ接合
疲労寿命の質を維持する方法を開発することである。
【0008】本発明の他の目的は、実際の使用における
接合疲労寿命に密接に関係するはんだ接合疲労寿命の測
定を行うことである。
【0009】本発明の他の目的は、工程管理で実用に供
するのに十分迅速に行える試験において、現場疲労条件
をシミュレートする方法を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、実際の現場使用時の
接合疲労寿命の品質を調べるためにシミュレーション試
験時のはんだ接合部の破損を評価する方法を提供するこ
とである。
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明は、試験プロセスとそのプロセスを
用いるための新しい機械とを含むシステムとを開示す
る。本システムを使用して、組立て工程品質の監視また
は新たに開発された組立て工程の信頼性の測定を行うこ
とができる。本システムは、「機械的たわみシステム
(MDS)」と呼ばれる。MDS機には基板および基板
上に実装された構成部品に対して制御された再現可能な
せん断応力を加えるねじり試験機が含まれる。本機械に
より生ずる応力は、現場使用中にアセンブリの熱サイク
ルによって構成部品に加えられる応力と類似している。
本ねじり試験機には自己心合せ式取付け具が組み込まれ
ており、回路基板が再現可能位置に保持され、基板の中
央の長手方向の軸を中心にねじられるようにする。この
取付け具には、1個の固定クランプと、バックラッシュ
なしモータおよびサーボ・システムに接続されている1
個の回転クランプが組み込まれている。両クランプ間の
距離は、さまざまな基板サイズに合わせて調整すること
ができる。クランプには、誤った結果となる基板破損を
防止するために、最大締付け力を自動制御するスリップ
がある。
【0012】この本機械には、モータを調節するために
接続されたコンピュータも含まれ、モータを制御して基
板の周期的ねじり時に所望のねじり角度または所望のト
ルクを正確に加えるための装置が付いている。ねじりの
角度は光学計測器で測定し、取付け具に加えられるトル
クはトルク計で測定する。これらの計測器は信号を発生
し、コンピュータに接続されてコンピュータに信号を伝
送する。試験時にクリティカルな接合部の電気抵抗を監
視して、破損の発生を調べることができるように、回路
基板もコンピュータに接続されている。コンピュータに
は、各破損が発生するサイクル・カウントと破損発生箇
所を調べる装置が含まれている。本機械には、各破損が
発生した箇所とサイクル・カウントが記録されているデ
ータベースがある。試験は、多数の破損が発生するまで
続けられる。データベースには、基準工程の破損サイク
ルおよび破損箇所データも入っている。この基準工程
は、同様の基板を製造する別の工程または過去の同じ工
程とすることができる。対象工程によって生じた破損サ
イクルおよび破損箇所を、基準工程によって生じた基板
の破損サイクルおよび破損箇所と比較する。破損の箇所
およびサイクルの比較結果を分析して、接合部の信頼性
を統計的に測定する。
【0013】
【実施例】本発明のプロセスは、ATC破損のメカニズ
ムを大幅に加速した形で再現する。本発明の機械は、組
立て済みプリント回路基板に周期的面外変形を加える。
変形の一部は、基板の剛性、電子部品の剛性、リードお
よびはんだ相互接続部自体のたわみ性に比例してSMT
はんだ接合部まで伝達される。はんだ接合部の応力の大
きさは、基板上の構成部品の位置、構成部品のタイプ、
構成部品に対する接合部の相対位置、および構成部品間
の相互接続に応じて変わる。面外変形により、各接合部
内に複雑な応力系統が生ずる。本明細書に開示する方法
は、アセンブリの品質を適切に判断するための包括的な
モデリングおよび試験によって開発された。この記述に
より、当業者は迅速かつ正確な組立て工程の品質検証ま
たは組立て工程の最適化を目的として、本プロセスおよ
び装置を使用するための適切な試験パラメータを定義す
ることができるであろう。
【0014】MDS試験は、いくつかの異なる方法で実
施することができ、当業者は独自の手法を開発してもよ
い。ただし、本出願人は図1に図示する論理経路を維持
することをよしとする。
【0015】図1のステップ111において、試験に使
用する回路基板の設計、デバッグ、試験、および製造を
行う。本発明の試験は、対象工程で通常製造される製品
アセンブリから選択した製品アセンブリを使用して実施
することもできるが、その製品アセンブリと同じ対象工
程で定期的に組み立てられるカスタム設計試験アセンブ
リを使用することが好ましい。この試験アセンブリは実
際に機能する製品アセンブリをそっくり模倣したものだ
が、破損データを自動的に生成する。あるいは、この両
方の手法を組み合わせて用いることもできる。たとえ
ば、特別な回路基板(カード)を用いて組立て工程の開
発と最適化を行い、経験ベースを作り、その後で連続工
程品質管理のために実際の製造回路基板(カード)の試
験と分析を行うことができる。
【0016】MDS試験では、構成部品のタイプ、構成
部品の位置、および接合位置に応じてはんだ接合部にさ
まざまな大きさの応力を加える。基板および構成部品の
レイアウトを適切に選択することによって、変動を少な
くすることができる。たとえば長方形基板の場合、長辺
および短辺の好ましい比は、ほぼ1対2である。対向す
る短辺を試験機の取付け具に配置する。基板の複雑な幾
何配置も考慮できるが、特殊な取付け具が必要となる可
能性がある。
【0017】図2に図示するように、試験でどのような
回路基板(カード)を使用する場合でも121、12
2、123、124などの構成部品の位置は基板の軸に
関して対称であることが好ましい。対称性によって、基
板当たりの有効データ・ポイント数が増える。たとえ
ば、基板上に4個の構成部品を対称に配置すると、MD
S試験で各構成部品が同じ応力を受けることになり、そ
れによって1枚の基板から4つの同等の読取り値が得ら
れる。構成部品を適切にレイアウトすることによって、
試験する必要のある基板の数を大幅に減らすことができ
る。
【0018】MDS試験機は、比較的短時間で高いサイ
クル・カウントに達するように高周波数(0.1Hzも
の高さ)で動作する。試験を休止して目視または定期的
電気評価を行うことができる。被験基板には試験信号用
コネクタなど破損の自動検出手段を設けることが好まし
い。好ましくは、このようなコネクタがMDS試験中に
受ける応力は最小限でなければならない。したがって、
125に示すように、コネクタはカードの締付け縁に対
して平行になるように、基板の固定クランプに差し込む
幅の狭い方の縁付近にあることが望ましい。
【0019】ステップ112において、破損のメカニズ
ムを検証する。MDS試験の結果は、MDS試験で生じ
た破損のメカニズムが、製品の動作条件で生ずる破損メ
カニズムと同じ(適切な破損メカニズム)である場合の
み有効である。通常、一般に用いられている技術の破損
メカニズムに関する情報は、工業技術刊行物で調べるこ
とができる。MDS試験を実施する前に、可能性のある
破損メカニズムを特定し理解しておくことが好ましい。
MDS破損メカニズムは、構造分析または目視接合部評
価あるいはその両方による検査を必要とする。
【0020】MDS試験は接合破損メカニズムを再現す
るために開発されたものであるが、MDSねじりサイク
ルは製品の「反復使用」サイクルを正確に模倣するもの
ではない。したがって、MDS試験は正しい製品評価に
必要な要因を全部は反映していない可能性がある。すな
わち、局地的な温度の相違、有機物の侵入などである。
これらの理由により、MDS試験の正しい適用のために
は破損メカニズムを検証しなければならない。
【0021】ステップ113において、試験条件を決定
する。MDS試験条件を定義する際には2つの要因が重
要である。まず、最小限の試験時間で適切な破損メカニ
ズムに到達しなければならない。次に、試験中に収集さ
れるデータの量が組立て工程の妥当な評価を保証するの
に十分な量でなければならない。重要な試験条件は、ね
じりの角度、サイクル周波数、および試験中のデータ頻
度である。
【0022】試験はトルク制御を用いて実施することが
できるが、変形(ねじりの角度)制御を用いることが好
ましい。はんだ接合部は基板の変形に比例して応力を受
けるため、ねじりの角度が応力の強さを制御する主要変
数となる。また、回路基板は試験中に疲労するため、ト
ルクはねじりの角度に比例して変化する可能性がある。
ねじりの角度は、有効長1インチ(2.54cm)当た
り0.4度ないし1.2度の範囲から選択することが望
ましい。カードの有効長はMDSクランプ間の距離であ
る。一般に、リード付き部品は比較的高い変形範囲で試
験することができる(長さ1インチ当たり最高0.9度
までが好ましい)が、ボール・グリッド配列技術などの
リードなし部品は、比較的低い変形範囲を必要とする
(1インチ当たり0.4ないし0.6度までが好まし
い)。適切なねじり角度をきわめて慎重に選択しなけれ
ばならない。過剰応力が加えられた構成部品は、所期の
破損メカニズムではないメカニズムを示すことがある。
たとえば高鉛−錫合金はんだは、一般に観察される粒間
破損ではなく粒内破損を示す可能性がある。
【0023】たとえば、現場破損報告または特定の回路
基板に実装されたボール・グリッド配列(BGA)部品
のATC試験では、動作時の唯一の予測される破損メカ
ニズムはボールのパッドからの分離であることが示され
る可能性がある。しかし、MDS設定デバッグ時にパッ
ドと線が基板面から分離する。このような場合、特定さ
れた破損メカニズムが得られるまで、ねじりの角度を小
さくするかサイクルの速度を遅くしなければならない。
適切な試験設定が得られた後でこのような分離がある場
合は、基板設計または組立て工程の欠陥を示している可
能性がある。
【0024】原則として、MDSは適切なアセンブリ破
損メカニズムの再現が可能な最高周波数で実施しなけれ
ばならない。標準的な周波数範囲は、0.05ないし
0.15Hzであり、0.5Hzを超えないことが好ま
しい。
【0025】あらゆる場合において、最小試験時間で適
切な破損メカニズムが確実に得られるように、基板試験
を開始する前にMDS試験条件を検証する必要がある。
サイクル・カウントは各部品タイプおよび各部品位置ご
とに異なる可能性があることに留意されたい。部品によ
って、サイクルのごく初期の段階で破損を起こす場合も
あれば、疲労寿命がきわめて長い場合もある。したがっ
て、あらゆる組立て工程にとって意味のある情報を得る
ために、MDS試験条件を最適化しなければならない。
以下のような平均サイクル数であることが好ましい。 1,000サイクル < 推奨平均寿命 < 20,0
00サイクル 下限サイクルは金属破損の適切な高疲労状態を保証す
る。上限サイクルはMDS試験時間が必要以上に長くな
ってはならないという厳密に実際的な意味を持つ。最適
試験条件を予測するために、以下の方程式を適用するこ
とができる。
【数1】
【0026】上記の式において係数rは0.3と0.4
の間で変化する。ほとんどの場合、係数r=1/3であ
ると想定することができる。さらに、Npre-testおよび
desiredは、破損に至るまでの予備試験サイクルおよ
び所期のサイクルである。また、Φpre-testおよびΦ
desiredは組立て済み基板に適用される適切なねじり角
度である。
【0027】MDS試験は接合破損メカニズムを再現す
るために開発されたものであるが、MDSねじりサイク
ルは製品の「反復使用」サイクルを正確に模倣するもの
ではない。したがって、MDS試験は正しい製品評価に
必要な要因を全部は反映していない可能性がある。すな
わち、局地的な温度の相違、有機物の侵入などである。
【0028】MDS試験条件が決定した後、最初の
「本」動作を使用してMDS試験の設定を再検証するこ
とが好ましい。
【0029】ステップ114において、MDS試験中の
データを収集する。図3のステップ131に示す検証済
み試験手順に従ってカードをMDS試験機(図6参照)
内に締め付け、ステップ132において所定のねじり角
度、所定の周波数、所定のサイクル数でねじる。ステッ
プ133において試験中のサイクル数をカウントし、ス
テップ134において、検出された各破損の箇所を突き
とめる。ステップ135において、後で分析するために
各破損についてサイクル数および破損箇所(特定の接合
部)を記録する。回路カードをコンピュータ・システム
に接続して、自動的にサイクルをカウントし、破損箇所
を突きとめ、各破損を関連サイクル・カウントおよび箇
所とともにデータベースに記録して、後で同じコンピュ
ータ・システムで統計分析を行うことが望ましい。これ
が不可能な場合は、意味のある統計分析を行うために、
試験中に十分な頻度で電気的読取り値または目視評価値
を収集しなければならない。
【0030】ステップ115において、試験中に収集し
た接合破損データを分析する。MDS試験方法の最も重
要な要素は、試験中に収集した接合破損データの分析で
ある。試験中の接合疲労寿命に影響を及ぼす要因は以下
のとおりである。 技術のタイプ(TSOP、BGA、PLCCなど) 基板のまげ剛性 構成部品および相互接続のコンプライアンス 被験基板上の構成部品の位置 構成部品間の相互作用
【0031】上記の各要因によってMDS試験中の接合
疲労寿命が変わる。これには、MDS試験結果のデータ
分析のための特別なアルゴリズムが必要である。
【0032】図4に、本発明の統計分析を行うためのス
テップを示す。ステップ141において、構成部品タイ
プ、被験部品内の接合位置、および被験基板上の部品の
位置に従って疲労データをグループにまとめる。MDS
試験は、選択した変数ごとに破損分布を作るのに十分な
データを提供しなければならない。ステップ142では
データの併合を試みる。特に同じ技術に属する分布な
ど、いくつかの分布を1つに併合することができる。こ
れは、同じ技術による構成部品が回路基板をねじる際の
軸について対称になる位置を占める場合に特に便利であ
る。接合部ごとに応力が異なるため、疲労寿命も異なる
ことになる。
【0033】破損の分布は、平均サイクル寿命およびデ
ータの分散によって特徴づけられる。したがって、各破
損分布は一定の基準に従って正規化することができる。
ステップ143において、このような正規化のための基
準分布を選択する。基準分布の選択には特別な規則はな
いが、他の分布の間に位置する分布を選択するのが好ま
しい。ステップ144において、破損分布の平均寿命と
選択した基準分布とを比較し、好ましくは以下のように
相関係数を計算する。
【数2】
【0034】i番目の分布の各サイクル・カウントに相
関係数CFiを乗ずる。これにより修正サイクル・カウ
ントは基準分布のサイクル・カウントと等価になる。個
々の分布をすべて正規化して基準分布に併合すると、ス
テップ145においてすべての疲労データを使用して破
損の等価分布(分散)を作成することができる。破損の
等価分布は、検討中のはんだ接合部の品質の特性を表
す。
【0035】MDS試験は2つの基本的な用途に使用す
ることができる。第一に、MDSは組立て工程品質の自
己学習監視機構として使用することができる。第二に、
MDSをATC試験と併用して新技術の信頼性を評価す
ることができる。破損の分散および平均疲労寿命は、組
立て工程の品質を規定する。破損の分散のみでも組立て
工程監視の十分な品質測定手段となるかも知れない。し
かし、新技術の開発にはアセンブリの平均疲労寿命予測
を把握することが必要である。このような場合、破損メ
カニズムを検証し、ATCサイクルとMDSサイクルの
間の橋渡しとなるように、ATC試験をMDS試験と並
行して実施することができる。
【0036】図5に、MDSシステムを組立て工程の監
視機構として使用する方法を図示する。この方法では、
MDSシステムは組立て工程欠陥の発生を検出してきわ
めて迅速な対策を講ずることができるように設計され
る。
【0037】ステップ151において、同じ組立て工程
について前に行ったMDS試験の結果として得られた各
部品タイプおよび各部品位置の平均MDS寿命および破
損分散(分布)から、ベースライン基準分布を導き出
す。ベースラインには、高品質生産時の組立て工程につ
いて得られた統計的に有効なMDS疲労データのみを使
用する。ステップ152において、組立てラインで試験
媒体を製造するか、または組立てラインで通常に製造さ
れたものから実際に機能する基板を、ラインの適切な品
質管理が可能な頻度で選択しなければならない。
【0038】ステップ153において、アセンブリを前
述の検証済み試験手順に従って試験する。ステップ15
4において、図4を参照して述べたとおりにデータを分
析する。ステップ151で設定したベースラインを基準
分布として使用する。異常(予測より短い寿命)が観察
された場合は、組立て工程に欠陥があることを示す。場
合によっては、MDS試験の方がATC試験よりも組立
て欠陥(モジュール傾斜、位置ずれなど)の検出におい
て検知度が高いことが判明した。MDS試験時間は1時
間単位で測定するため、MDS試験は組立てラインのリ
アルタイムに「近い」監視方法とみなされる。
【0039】MDS監視方法は自己学習方式であり、定
期的に長期にわたって収集された統計データによってベ
ースライン・データの質を向上させることができ、工程
の重要な変数がよりよく把握できるようになる。このよ
うに、MDS試験方法は組立て工程を最適化することが
できる。ステップ155において、異常がない場合は、
現行の破損分布をベースラインに統合することができ
る。あるいは、異常が認められ、その異常と関係する工
程欠陥が認められた場合は、現行の試験を用いて試験結
果から特定の工程欠陥を予測することができる。たとえ
ば、異常な破損分布の調査によって、試験中にパッドが
回路基板から分離し始めたことが明らかになり、調査に
よってパッドの分離の原因が汚染されたシード溶液であ
ることが突きとめられた場合、破損分布に同様の異常が
あればただちに、シード溶液に汚染がないかどうか検査
する必要があることが示される。
【0040】第1の例として、MDS試験方式を使用し
てTSOP組立て工程の品質を分析した。この分析は3
つの部分から成る。すなわち、標準部品のTSOP組立
て工程の品質、標準部品の再加工工程の品質、リード・
オン・チップ・タイプの部品の工程の品質である。この
例では、破損に至るまでのサイクル数の分散が分析の基
礎となる。
【0041】図1の最初のステップ111として、試験
媒体を設計し、図7に示すようなTSOP構成部品を試
験媒体に組み立てた。この媒体は、各面に18個のTS
OP構成部品を有する両面基板である。構成部品は基板
上に対称に配置されている(図7に示すように基板の長
さについて構成部品が鏡像になっている)。両面は同じ
である。その結果、同じ位置に4個の構成部品がある。
設計および製造を簡単にするため、各構成部品にあるは
んだ接合部はすべてステッチ結合(直列接続)されてお
り、MDS破損を構成部品別にカウントした。この試験
のために8個の基板を製造した。基板1および6には、
再加工された構成部品が4および5の位置に配置されて
いる。基板4、5、および6の表側には9カ所すべてに
組立て済みのリード・オン・チップ部品が付いている。
これらの基板の裏面には、組立て済みの標準TSOP部
品が付いている。リード・オン・チップTSOPには標
準TSOPと比較して長く、より柔軟性の大きいリード
が付いている。
【0042】図1の2番目のステップ112は、破損メ
カニズムの検証である。MDS破損メカニズムは、AT
C試験から得たメカニズムと類似していなければならな
い。このような比較をTSOPはんだ接合部について行
い、この2つのメカニズムは実際に同じであるとの結論
が得られた。
【0043】図1の3番目のステップ113では、試験
条件を決定する。最初に、1個のセットアップ・カード
を使用して適切な試験条件を特定した。ねじり角度はカ
ード長1インチ(2.54cm)当たり0.9度に設定
した。その結果、破損に至るまでに多大なサイクル・カ
ウントを示すため、さらに高い応力レベルで試験を行う
ことができることがわかった。そのため、ねじり角度を
有効カード長1インチ当たり1.2度に設定した。
【0044】図1の4番目のステップ114は、データ
収集である。ねじり試験を開始し、最初の7カ所の同等
の位置の疲労データを収集した。図8に、各位置の破損
の分布で表したMDS疲労の結果を示す。位置8および
9での破損数は、統計的に有効な破損分布を構成するの
には不十分だった。これらの分布はきわめて類似してい
ることに留意されたい。各分布を結んで1つの基準位置
とすることができる。この場合はその目的のために位置
5を選択した。その後、位置1、2、3、4、6、およ
び7の平均疲労寿命を位置5の平均寿命と比較した。相
関係数CF1ないしCF7(CFiについては上記で定義
した)を使用して、各位置からサイクル・カウントをス
ケールし直した。位置5による結果のデータ・ポイント
総数は次のようになった。 − 標準構成部品 − 112 − 再加工構成部品 − 12 − リード・オン・チップ構成部品 − 30
【0045】破損の最終分布を図9に示し、試験による
判定を表1にまとめる。
【表1】 MDS平均寿命、N50 標準偏差、シグマ 再加工(R) 797 0.771 標準(S) 1183 0.152 リード・オン・チップ(L) 2677 0.183
【0046】第2の例として、本出願でボール・グリッ
ド配列(BGA)と呼ぶはんだボールのマトリクスを使
用して回路基板(試験媒体)にチップ・キャリヤ・モジ
ュール(構成部品)を実装する新しい工程の信頼性を、
MDS試験方法を用いて分析した。
【0047】図1の最初のステップ111に示すよう
に、試験媒体の設計と製造を行う。図10に示すよう
に、8個のBGA構成部品を組み立てて1個の試験媒体
とした。各構成部品の電気読取り値を記録した。構成部
品の位置には対称性はなく、破損に至るサイクル・カウ
ントは構成部品ごとに異なる。
【0048】図2の2番目のステップ112に示すよう
に、破損メカニズムを検証した。通常はATC試験は1
回で済むが、MDS試験方法を統計的に検証するために
摂氏20度と80度の間の温度で15個の基板を0.0
0083Hzの周波数でサイクルし、基板上に複数の破
損を生成した。基板長1インチ(2.54cm)当たり
0.45度、0.6度、および0.9度、周波数0.1
Hzで3個の基板にMDS試験を実施した。1インチ
(2.54cm)当たり0.9度のねじり角度によっ
て、被験基板から銅パッドが部分的に分離したが、AT
C被験基板はこのメカニズムによって破損しなかったた
め、これは該当するメカニズムではない。ATC試験と
1インチ(2.54cm)当たり0.6度でのMDS破
損との比較により、破損メカニズムが類似していること
がわかった。
【0049】図1の3番目のステップ113に示すよう
に、試験手順を決定した。最初の試験では、1インチ
(2.54cm)当たり0.6度と0.45度の両方が
破損メカニズムに関しては十分であることが示された。
しかし、1インチ(2.54cm)当たり0.45度で
の試験に要した時間は長過ぎたため、以降の試験につい
ては基板長1インチ当たり0.6度を選択した。図1の
4番目のステップ114において、決定済みの試験手順
を用いてさらに12個のカードについてデータを収集
し、破損データ(各破損のサイクルおよび箇所)を収集
した。
【0050】図1の最終ステップ115はデータの統計
分析である。図11にMDSおよびATC試験条件につ
いての破損の正規化分布をプロットした。各破損分布を
有限要素分析および予測疲労モデルを用いて正規化し
た。正規化されたMDSおよびATCプロットはほぼ同
じ外観になる。唯一の相違は試験期間である。ATC試
験では100パーセント破損構成部品に達するのに半年
以上を要するが、MDS試験では完全な破損分布ができ
るのに16時間しかかからない。
【0051】MDS試験方法は、精度と再現性の高いパ
ラメータを必要とする。MDSねじり試験機に備わって
いる機能の新しい組合せによって、必要な精度および再
現性が得られ、便宜上自動機能が利用でき、試験中のエ
ラーが防止される。
【0052】図12に示すようにMDS機は、IBM
PS/2 7537(PS/2はIBMの商標)などの
1台のコンピュータ305に相互接続された1基ないし
4基のねじり試験ステーション301ないし304で組
み立てられている。各試験ステーションには標準19イ
ンチ・ラック・エンクロージャ307、操作員パネル3
08、上部試験セクション309、および下部装置セク
ション310が含まれる。各機械には、コンピュータお
よび試験回路監視制御ボックス312が取り付けられた
メイン・ステーション304が含まれている。メイン・
ステーションの操作員パネルには、電源制御装置313
が付いている。メイン・ステーションの最上部には大き
な赤い緊急電源切断(EPO)ボタンが付いている。E
POは、作動と同時にすべてのステーションの電源を切
断するように接続されている。エンクロージャは図のよ
うにボルトでいっしょに固定されて単一の機械を形成し
ている。表示装置315、キーボード316、およびマ
ウス317がコンピュータとの一次ユーザ・インタフェ
ースを提供する。
【0053】図13に、メイン・ステーションの操作員
パネルの電源制御装置313(図12参照)の拡大図を
示す。電源制御装置には始動スイッチ320("Mac
hine Power On"というラベルが付いてい
る)および電源投入ボタン321("MAIN POW
ER"というラベルが付いている)が付いている。
【0054】図14に、典型的なステーションの概略図
を示す。試験ステーションには、ねじり試験中にカード
333を適切な位置に固定するための回転可能下部カー
ド・クランプ331および回転が固定された上部カード
・クランプ332が付いている。上部クランプの垂直位
置は線形位置決めスライド334で制御する。2枚の補
強板335、336によって機械のねじれを最小限に抑
える。下部セクション310は、水平底壁を形成するカ
ウリング(図示せず)、前面に向かって傾斜し操作員パ
ネルを形成するセクション337、および下部セクショ
ンの一部を垂直方向に被い、カウルを取り外すことによ
ってアクセスできるセクション338によって、上部セ
クション309と区切られている。蝶番340付きのフ
ロント・ドア339を開けて試験カードの装填と取り外
しを行う。機械にはインターロック341が付いてお
り、ドアが開いているときには動作(カードのねじり)
が行われないようにする。ドアには透明な材料(ポリカ
ーボネートなど)でできた中央部342があり、そこか
ら試験を安全に観察することができる。試験ステーショ
ンには試験機を移動するためのキャスタ343、344
が付いている。キャスタは適切な位置にロックして安定
させることができる。
【0055】図15に、各試験ステーションの操作員パ
ネルのクランプ距離制御部を示す。瞬時接触押しボタン
351、352は、上部クランプをそれぞれ上方および
下方に移動するためのものである。ダイヤル353は、
スライド・モータの速度を制御する。リセット・ボタン
354が付いている。クランプ間の距離は以下で述べる
ように自動的に決定され、355に表示される。
【0056】図16は下部クランプ331の上面図で、
図17は、図16の線20−20に沿った断面図であ
る。クランプ・ノブ360によってグリップ361が支
持台362に対して水平方向に移動し、回路基板を(図
14参照)を締め付ける。2個のギヤ・ラック363、
364がキー溝にはめられており、ピニオン・ギヤ36
5に連動してラックをそれぞれのキー溝内でクランプの
長手方向に沿って両方向に均等に移動させる。各ギヤ・
ラックは心合せスライド366、367の1つに機械的
に接続され(図示せず)、両スライドをクランプの長手
方向に沿って相対的に近づけたり離したりする。このよ
うにして、クランプの長手方向の中心と両心合せスライ
ドとの距離が常に等しくなる。
【0057】回路基板を下部クランプ中に装填すると、
両方のピン368、369が回路基板のそれぞれの横縁
に当たるまで、両スライドが同時に移動して回路基板の
位置が調整される。これによって、回路基板が正確に下
部クランプの中心に置かれる。次に、ロック・ノブ37
0を回してピニオン・ギヤをロックし、スライダを適切
な位置に保持する。回路基板は、ボタン371、372
の1つを押して基板を横にスライドさせることによって
取り外すことができる。同じサイズの別の基板を載せる
場合は、ピンの1つを後方に移動し、基板が他方のピン
に当たるまで基板を横にスライドさせてクランプに入
れ、ピンを放して両方のピンが基板の横縁に掛かるよう
にするだけで、自動的に中心に置かれる。カバー・プレ
ート373によってギヤ・ラックがキー溝内に保持され
る。カバー・プレートには、心合せスライドを支えるた
めと、両心合せスライドが近づいたり離れたりするにつ
れて、各ギア・ラックとそれぞれに接続されている心合
せスライドとの間の接続部が移動できるようにするため
のスロットが付いている。
【0058】図18は、上部クランプ332の上面図と
スライド334の一部である。スライド334にはバッ
ク・プレート381およびサイド・プレート382、3
83がある。上部クランプには、ナット385に接続さ
れた内部スライディング・プレート384が付いてい
る。ナットはねじジャッキ386に連動して上部クラン
プを垂直方向の位置に選択的に配置する。内部スライデ
ィング・プレートは外部スライディング・プレート38
7と連動し、相互作用してスライド334に沿ってスラ
イドする。内部スライディング・プレートと外部スライ
ディング・プレートはスペーサ・プレート388によっ
て隔てられている。外部スライディング・プレートはト
ップ・サポート・プレート389を支え、トップ・サポ
ート・プレートは上部クランプ332のトップ・プレー
ト390を支えている。
【0059】図19は上部クランプ332の側面図と図
のねじジャッキ386の一部であある。トップ・プレー
ト389と外部スライド・プレート387との間は補強
板400で接続されている。ノブ401がスライドあご
部402を固定あご部403に接近させたり離したりし
て、被験回路基板を締め付ける。
【0060】図20は、図14の典型的な試験ステーシ
ョンの一部のカウリング下の等角投影略図である。各試
験ステーションの下部セクションの中央部に、サーボ・
モータ410(Computmotor Dynase
rve TM モデル DR1060B(Dynase
rveはParker Computmotor,In
c.の商標)など)が固定されている。モータ増幅器4
11がモータへの電力を調節し、直角位置フィード・バ
ック情報信号を供給する。トルク変換器412はモータ
のトルクを測定し、トルク信号装置413に接続され、
調整されたトルク信号を供給する(両装置はSenso
r Development Corporation
製)。12ボルト直流電源414がリミット・スイッチ
(図示せず)、超音波距離センサ(図示せず)、および
トルク計412に電力を供給する。スライドねじジャッ
キ416を回転させて上部クランプ(図18参照)の垂
直位置を制御するためにスライド・モータ416が接続
されている。スライド・モータの電力はスライド・モー
タ制御ボックス417によって制御する。超音波センサ
418(CONTAQ Technologies)が
上部クランプの垂直位置を測定して両クランプ間の距離
を決定し、操作員パネルに表示し、コンピュータが各テ
ストごとに記録する。交流電力は端子ブロック420、
421によって分配される。
【0061】図21は、バック・ドア(図示せず)を開
いたメイン試験ステーション304の下部セクション3
10の背面図である。図の左上に駆動モータ増幅器41
1の後部が見える。ケーブル・インタフェース・ボード
によって、メイン・ステーションが機械内の他のステー
ションと接続されている。直流電源ボックス451によ
って直流電源に接続し、図20の端子ブロック420、
421に直流電源が配電される。AnaTechテスト
・サーキット・モニタ452が装備されている。
【0062】機械の制御と分析は永久構成ハードウェア
だけで行うこともできるが、動作中に必要な機能を提供
するために必要な装置を動作させるように構成された汎
用コンピュータ・システムを備えていれば便利である。
【0063】図22に略図を示すように、コンピュータ
には中央演算処理装置(CPU)500、ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)501、プログラム記憶装置
(PSU)502、データ記憶装置(DSU)503、
およびROM504が搭載されており、最初にプログラ
ム記憶装置から信号を送ってRAMを構成し、試験およ
び分析時に機械を制御するようにCPUを制御するのに
必要な各種機構を予備試験する。コンピュータには8軸
Delta Tau PMAC−PCアダプタなどのモ
ータ制御アダプタ(MCA)505が組み込まれてお
り、機械内の各種モータを制御する。記憶装置にはマグ
ネティック・スイッチ、オプティカル・スイッチ、固体
スイッチ、またはその他の機械装置が組み込まれてお
り、各種機構と協調動作してRAMを構成する信号を発
生し、CPUを制御するのに必要な機構を準備する。希
望する場合は、PSUとDSU記憶装置を結合すること
ができる。動作中、RAMにはユーザーに対してメニュ
ーを表示し、ファンクション・キー、アクション・バ
ー、またはマウス入力(図示せず)に応答する機構がR
AMに組み込まれる。試験時に機械を制御する制御機構
510と、システムの必要な統計分析を行う分析機構5
11も組み込まれている。
【0064】本発明について具体的に好ましい実施例を
示して述べてきたが、このような実施例は単に例として
示したに過ぎない。当業者は、本発明の適用範囲および
以下の請求項から逸脱することなしに、前記のものを含
む多くの変更および代替を行って独自の実施例に到達す
ることが予想される。
【0065】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0066】(1)回路基板の両端を全長にわたって保
持する固定手段と、上記回路基板をねじって上記回路基
板内に周期的ねじり応力を生じさせるように上記固定手
段を回転させるモータ手段と、所定のねじりサイクルを
供給するように上記モータ手段を調節する自動制御手段
とを含む、回路基板試験用の機械。 (2)応力サイクル数をカウントする手段と、各破損が
発生する箇所および近似ねじりサイクルを自動的に認識
する手段とをさらに含む上記(1)に記載の機械。 (3)上記各サイクル時にねじりの最大角度を両端間で
回路基板1インチ(2.54cm)当たり最低+0.1
度以内、好ましくは回路基板1インチ(2.54cm)
当たり+0.01度以内に正確に制御する手段をさらに
含む上記(1)に記載の機械。 (4)ねじり角度を両端間で回路基板1インチ当たり
0.1度以内、好ましくは1インチ当たり0.01度以
内に制御するために、上記各サイクル中に加えられるト
ルクを正確に制御する手段をさらに含む上記(1)に記
載の機械。 (5)上記各サイクルについて最大面外ねじり角度を自
動的に測定する手段と自動的に記録する手段とをさらに
含む上記(1)に記載の機械。 (6)上記各サイクル中に回路基板に加えられる最大ト
ルクを測定する手段と記録する手段とをさらに含む上記
(1)に記載の機械。 (7)各種のサイズの回路基板を収容するために上記固
定手段を調整する手段をさらに含む上記(1)に記載の
機械。 (8)上記各サイクルのトルクおよびねじり角度と記録
された各破損の正確なサイクルを記録する手段をさらに
含む上記(2)に記載の機械。 (9)上記固定手段内で上記回路基板の両端の心合せを
するための自動手段をさらに含む上記(1)に記載の機
械。 (10)上記回路基板の両端間の距離を測定する自動手
段をさらに含む上記(1)に記載の機械。 (11)測定された上記回路基板の両端間の距離を自動
的に記録する手段をさらに含む上記(10)に記載の機
械。 (12)上記回路基板の両端間の距離に応じてトルクま
たはねじり角度を自動的に調整する手段をさらに含む上
記(1)に記載の機械。 (13)回路基板ごとにデータを再入力することなく、
同一のねじり角度制御またはトルク制御および同一サイ
クル数で一連の回路基板を自動的に試験する手段をさら
に含む上記(1)に記載の機械。 (14)上記モータ手段が最低400インチ・ポンド
(約4.6kg・m)の性能を有する上記(1)に記載
の機械。 (15)上記の回路基板両端において上記固定手段によ
って加えられる最大締付け力を制限する手段をさらに含
む上記(1)に記載の機械。 (16)回路基板の両端をそれぞれ保持するための2個
の自己心合せ式回路基板クランプと、異なる回路基板サ
イズに合わせて上記クランプ間の間隔を調整する手段
と、上記クランプの1つに軸によって接続され、上記ク
ランプを周期的に動かして上記回路基板を面外にねじ
り、上記回路基板にねじり応力を加えるためのモータお
よびギヤ・ボックスと、上記クランプ間の距離、上記回
路基板に加えられるねじり、および上記回路基板のねじ
り角度を決定するための出力信号を発生する測定手段
と、入力された制御信号に応じて上記回路基板に加えら
れるサイクルおよびねじり力またはねじり角度を制御す
るために上記モータに供給される電力を調節する制御手
段と、上記制御信号を受信し、測定された出力信号をコ
ンピュータに伝送するためのコンピュータ・インタフェ
ース手段とを含むトルク試験機。 (17)試験プロセスを制御し、結果を記録し、該結果
を前の試験と比較し、該比較の結果を分析して工程の品
質を測定するように接続されたパーソナル・コンピュー
タ・システムをさらに含む上記(16)に記載のトルク
試験機。 (18)試験中に上記回路基板に入力信号を供給し上記
回路基板からの出力信号を受信して、上記回路基板に上
記ねじり応力を加えている間に上記回路基板上に実装さ
れた構成部品と上記回路基板上の回路との電気接続部の
破損を調べる自動破損検出手段と、電気接続部の上記各
破損のサイクルを調べるためにコンピュータに出力信号
を供給するインタフェース手段とを含む上記(16)に
記載のトルク試験機。 (19)回路基板の配線と該回路基板上に実装された構
成部品との電気相互接続部の破損箇所と該各破損が発生
したトルク・サイクルとを記憶する手段と、同様の工程
で製造された同様の回路基板の過去の破損から得られた
統計データベースを記憶する手段と、上記破損の箇所お
よび上記サイクルを統計データベースと比較する手段
と、上記比較の結果を分析して上記回路基板の製造に用
いた工程の品質を調べる手段とを含む、情報処理システ
ム。 (20)第1の製造工程によって製造された1つまたは
複数の第1の回路基板を選択するステップと、第1の回
路基板とほぼ同じ構造を持ち、第1の製造工程と同様の
第2の製造工程によって製造された1つまたは複数の第
2の回路基板を選択するステップと、選択した上記第1
および第2の回路基板のそれぞれを、該各基板の多くの
回路基板要素が破損するまで同等の面外ねじりサイクル
のセットにかけるステップと、上記回路基板の要素の破
損箇所を検出し記録するステップと、上記第1の回路基
板の破損箇所を上記第2の回路基板の破損箇所と比較す
るステップと、上記比較の結果を分析して製造工程の品
質の相違を特定するステップとを含む、類似した回路基
板製造工程の品質の相違を検出するための試験方法。 (21)上記各サイクルの最大ねじり角度がねじりの軸
に沿って1インチ当たり0.1度以内で一定し、好まし
くは1インチ当たり0.01度以内で一定していること
を特徴とする上記(20)に記載の試験方法。 (22)上記記録された破損の近似サイクルを記録する
ステップをさらに含み、上記破損のサイクルと箇所の両
方を比較することを特徴とする上記(20)に記載の試
験方法。 (23)上記ねじりサイクルのセットが合計サイクル数
の何分の一かの定期的休止を含み、その休止中に目視検
査またはプローブ試験によって破損を個別に検出するこ
とを特徴とする上記(22)に記載の試験方法。 (24)上記回路基板要素と交信する自動検出・記録シ
ステムによって上記破損を連続的に検出することを特徴
とする上記(22)に記載の試験方法。 (25)上記第1および第2の製造工程を同一の製造ラ
インの異なる回に実施することを特徴とする上記(2
0)に記載の試験方法。 (26)生産ラインの品質を維持するために回路基板を
定期的に試験することを特徴とする上記(25)に記載
の試験方法。 (27)所定の統計品質レベルを維持するように上記試
験の頻度を選択することを特徴とする上記(26)に記
載の試験方法。 (28)上記各試験の結果を統計データベースに入れ、
それ以降の各試験の結果をそれと比較することを特徴と
する上記(26)に記載の試験方法。 (29)上記第1の製造工程で製造された1つまたは複
数の回路基板を、上記第1の製造工程の品質を検証する
ために熱サイクル疲労試験にかけることを特徴とする上
記(20)に記載の試験方法。 (30)上記回路基板要素が表面実装モジュールおよび
モジュールと上記回路基板との接続部を含み、比較ステ
ップ時に表面実装接続部の破損をまず該モジュール別に
分類し、次に該モジュール上の箇所別に分類することを
特徴とする上記(20)に記載の試験方法。 (31)上記第1の工程の複数の回路基板を試験して標
準工程の統計的に有効な疲労データを生成することを特
徴とする上記(20)に記載の試験方法。 (32)選択した上記回路基板が顧客向け回路基板用の
製造ラインを通過した特別な試験媒体であることを特徴
とする上記(20)に記載の試験方法。 (33)上記回路基板上に実装されている多くの構成部
品と上記回路基板内の配線パターンとの電気接続が破損
するまで上記回路基板を上記応力サイクルにかけること
を特徴とする上記(20)に記載の試験方法。 (34)顧客出荷向け回路基板の各要素にかかると予測
される熱サイクル疲労を上記破損の分析で考慮すること
を特徴とする上記(20)に記載の試験方法。 (35)回路基板に回路要素で回路を構成するステップ
と、回路化された上記回路基板に接続要素を使用して電
気的に接続された構成部品を実装するステップと、製造
時に試験回路基板を選択するステップと、上記接続要素
に多くの破損が発生するまで上記選択した試験回路基板
に1セットの面外ねじりを加えるステップと、破損の箇
所を検出および記録するステップと、上記破損を予想破
損母集団と比較するステップと、上記比較に基づいて製
造工程の品質を調べるステップとを含む、回路基板を連
続的に製造する工程。 (36)工程によって製造された多くの回路基板を選択
するステップと、上記各回路基板内で回路基板要素の破
損の母集団が発生するまで、上記選択した回路基板に1
セットの面外ねじりサイクルを加えるステップと、上記
各基板の上記破損の母集団をすべての上記基板の破損の
母集団と比較して上記各回路基板間の一貫性を調べるス
テップと、比較に基づいて信頼性を統計的に調べるステ
ップとを含む製造工程によって、製造された回路基板の
信頼性を測定する方法。 (37)工程によって製造された1つまたは複数の第1
の回路基板を選択するステップと、回路基板要素の破損
の母集団が発生するまで上記回路基板に1セットの面外
ねじりサイクルを加えるステップと、上記製造工程の1
つまたは複数の制御可能パラメータを変更するステップ
と、そのようなパラメータ変更を行った後でその工程に
よって製造された1つまたは複数の第2の回路基板を選
択するステップと、上記第1の回路基板の破損箇所を上
記第2の回路基板の破損箇所と比較するステップと、上
記工程パラメータの変更によって工程の品質が改善され
たか、低下したか、または変動なしであるかを調べるス
テップとを含む、回路基板の製造工程のパラメータを最
適化する方法。
【0067】
【発明の効果】本発明のMDS試験による疲労寿命試験
は、従来広く用いられていたATC試験における破損の
メカニズムを短時間に再現できるものであった。本発明
のMDS試験を工程管理に適用することで、工程の品質
管理を容易に迅速に行うことができた。また、ATC試
験と併用することで、新技術の信頼性評価、平均疲労寿
命の予測が的確に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法全体のプロセス流れ図である。
【図2】基板の2つの軸に関して対称に配置された構成
部品を示す、本発明に好適に用いられる回路基板の概略
図である。
【図3】本発明における試験およびデータ収集を示すプ
ロセス流れ図である。
【図4】本発明の統計分析のステップを示すプロセス流
れ図である。
【図5】組立て工程の監視装置としてMDSシステムを
使用するステップを示すプロセス流れ図である。
【図6】本発明におけるMDS試験機の実施例の図であ
る。
【図7】本発明における試験回路基板の実施例となるよ
うに1つの軸について対称に組み立てられた18個のT
SOP構成部品の図である。
【図8】本発明のプロセス例において、各位置の破損の
分布で示されたMDS疲労の結果をプロットしたもので
ある。
【図9】図8の例における破損の最終分布をプロットし
たものである。
【図10】MDSプロセスの実施例において使用する他
の非対称試験媒体の図である。
【図11】ATCおよびMDS試験による破損の正規化
分布をプロットしたものである。
【図12】4基の試験ステーションを含む本発明のMD
S試験機の他の実施例を示した図である。
【図13】図12の試験機の操作員パネルの電源制御部
を示す拡大図である。
【図14】図12のMDS試験機のステーションの1つ
を示す図である。
【図15】図12の試験機の各ステーションに含まれる
クランプ距離制御パネルの平面図である。
【図16】図12の試験機の下部回路基板クランプの上
面図である。
【図17】図16の線20−20に沿った断面図であ
る。
【図18】図14のステーションの上部クランプ、ねじ
駆動部、およびスライドの断面図である。
【図19】ねじ駆動部とかみ合った図18の上部クラン
プの立面図である。
【図20】カウリングを外した、下部クランプと駆動モ
ータを含む図14のステーションの一部の等角投影略図
である。
【図21】バック・ドアを取り外した、図12に示す試
験機の操作員ステーションの下部セクションの背面図で
ある。
【図22】図12に示す試験機の操作員ステーションの
コンピュータ・システムの略図である。
【符号の説明】
301 ねじり試験ステーション 315 表示装置 331 下部カード・クランプ 332 上部カード・クランプ 334 位置決めスライド 335 補強板 370 ロック・ノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・リー・マクギニス・ジュニ ア アメリカ合衆国18818 ペンシルバニア 州フレンズビル アール・ディー・ナン バー1 ボックス 54エイ−1 (72)発明者 ロナルド・フランシス・トカジュ アメリカ合衆国13802 ニューヨーク州 メイン コーソン・ロード 97 (72)発明者 アレクサンダー・ズベレヴィッチ アメリカ合衆国13903 ニューヨーク州 ビンガムトン パワー・ハウス・ロード 878 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 19/00 G01N 3/22 G01N 3/34

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する2つの辺を含む回路基板をそれぞ
    れの辺の長さに沿って保持する固定手段と、 上記回路基板をねじって上記回路基板内に周期的ねじり
    応力を生じさせるように上記固定手段を回転させるモー
    タ手段と、 所定のねじりサイクルを供給するように上記モータ手段
    を調節する自動制御手段とを含む、回路基板試験用の機
    械。
  2. 【請求項2】応力サイクル数をカウントする手段と、各
    破損が発生する箇所および近似ねじりサイクルを自動的
    に認識する手段とをさらに含む請求項1に記載の機械。
  3. 【請求項3】上記各サイクルの間にねじりの最大角度を
    上記対向辺間で回路基板1インチ(2.54cm)当た
    1.2度以下の角度に正確に制御する手段をさらに含
    む請求項1に記載の機械。
  4. 【請求項4】ねじり角度を上記対向辺間で回路基板1イ
    ンチ当たり1.2度以下の角度に制御するために、上記
    各サイクル中に加えられるトルクを正確に制御する手段
    をさらに含む請求項1に記載の機械。
  5. 【請求項5】上記各サイクルについて最大面外ねじり角
    度を自動的に測定する手段と自動的に記録する手段とを
    さらに含む請求項1に記載の機械。
  6. 【請求項6】上記各サイクル中に回路基板に加えられる
    最大トルクを測定する手段と記録する手段とをさらに含
    む請求項1に記載の機械。
  7. 【請求項7】各種のサイズの回路基板を収容するために
    上記固定手段を調整する手段をさらに含む請求項1に記
    載の機械。
  8. 【請求項8】上記各サイクルのトルクおよびねじり角度
    と記録された各破損の正確なサイクルを記録する手段を
    さらに含む請求項2に記載の機械。
  9. 【請求項9】上記固定手段内で上記回路基板の上記対向
    の心合せをするための自動手段をさらに含む請求項1
    に記載の機械。
  10. 【請求項10】上記回路基板の上記対向辺間の距離を測
    定する自動手段をさらに含む請求項1に記載の機械。
  11. 【請求項11】測定された上記回路基板の上記対向辺
    の距離を自動的に記録する手段をさらに含む請求項10
    に記載の機械。
  12. 【請求項12】上記回路基板の上記対向辺間の距離に応
    じてトルクまたはねじり角度を自動的に調整する手段を
    さらに含む請求項1に記載の機械。
  13. 【請求項13】回路基板ごとにデータを再入力すること
    なく、同一のねじり角度制御またはトルク制御および同
    一サイクル数で一連の回路基板を自動的に試験する手段
    をさらに含む請求項1に記載の機械。
  14. 【請求項14】上記モータ手段が最低400インチ・ポ
    ンド(約4.6kg・m)の性能を有する請求項1に記
    載の機械。
  15. 【請求項15】上記回路基板の上記対向辺において上記
    固定手段によって加えられる最大締付け力を制限する手
    段をさらに含む請求項1に記載の機械。
  16. 【請求項16】上記回路基板の上記対向辺をそれぞれ保
    持するための2個の自己心合せ式回路基板クランプと、 異なる回路基板サイズに合わせて上記クランプ間の間隔
    を調整する手段と、 上記クランプの1つに軸によって接続され、上記クラン
    プを周期的に動かして上記回路基板を面外にねじり、上
    記回路基板にねじり応力を加えるためのモータおよびギ
    ヤ・ボックスと、 上記クランプ間の距離、上記回路基板に加えられるねじ
    り、および上記回路基板のねじり角度を決定するための
    出力信号を発生する測定手段と、 入力された制御信号に応じて上記回路基板に加えられる
    サイクルおよびねじり力またはねじり角度を制御するた
    めに上記モータに供給される電力を調節する制御手段
    と、 上記制御信号を受信し、測定された出力信号をコンピュ
    ータに伝送するためのコンピュータ・インタフェース手
    段とを含むトルク試験機。
  17. 【請求項17】試験プロセスを制御し、結果を記録し、
    該結果を前の試験と比較し、該比較の結果を分析して工
    程の品質を測定するように接続されたパーソナル・コン
    ピュータ・システムをさらに含む請求項16に記載のト
    ルク試験機。
  18. 【請求項18】試験中に上記回路基板に入力信号を供給
    し上記回路基板からの出力信号を受信して、上記回路基
    板に上記ねじり応力を加えている間に上記回路基板上に
    実装された構成部品と上記回路基板上の回路との電気接
    続部の破損を調べる自動破損検出手段と、 電気接続部の上記各破損のサイクルを調べるためにコン
    ピュータに出力信号を供給するインタフェース手段とを
    含む請求項16に記載のトルク試験機。
  19. 【請求項19】回路基板の配線と該回路基板上に実装さ
    れた構成部品との電気相互接続部の破損箇所と該各破損
    が発生したトルク・サイクルとを記憶する手段と、 同様の工程で製造された同様の回路基板の過去の破損か
    ら得られた統計データベースを記憶する手段と、 上記破損の箇所および上記サイクルを統計データベース
    と比較する手段と、 上記比較の結果を分析して上記回路基板の製造に用いた
    工程の品質を調べる手段とを含む、情報処理システム。
  20. 【請求項20】第1の製造工程によって製造された1つ
    または複数の第1の回路基板を選択するステップと、 第1の回路基板とほぼ同じ構造を持ち、第1の製造工程
    と同様の第2の製造工程によって製造された1つまたは
    複数の第2の回路基板を選択するステップと、 選択した上記第1および第2の回路基板のそれぞれを、
    該各基板の多くの回路基板要素が破損するまで同等の面
    外ねじりサイクルのセットにかけるステップと、 上記回路基板の要素の破損箇所を検出し記録するステッ
    プと、 上記第1の回路基板の破損箇所を上記第2の回路基板の
    破損箇所と比較するステップと、 上記比較の結果を分析して製造工程の品質の相違を特定
    するステップとを含む、 類似した回路基板製造工程の品質の相違を検出するため
    の試験方法。
  21. 【請求項21】上記各サイクルの最大ねじり角度がねじ
    りの軸に沿って1インチ当たり1.2度以下の一定角度
    であることを特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  22. 【請求項22】上記記録された破損の近似サイクルを記
    録するステップをさらに含み、上記破損のサイクルと箇
    所の両方を比較することを特徴とする請求項20に記載
    の試験方法。
  23. 【請求項23】上記ねじりサイクルのセットが合計サイ
    クル数の何分の一かの定期的休止を含み、その休止中に
    目視検査またはプローブ試験によって破損を個別に検出
    することを特徴とする請求項22に記載の試験方法。
  24. 【請求項24】上記回路基板要素と交信する自動検出・
    記録システムによって上記破損を連続的に検出すること
    を特徴とする請求項22に記載の試験方法。
  25. 【請求項25】上記第1および第2の製造工程を同一の
    製造ラインの異なる回に実施することを特徴とする請求
    項20に記載の試験方法。
  26. 【請求項26】生産ラインの品質を維持するために回路
    基板を定期的に試験することを特徴とする請求項25に
    記載の試験方法。
  27. 【請求項27】所定の統計品質レベルを維持するように
    上記試験の頻度を選択することを特徴とする請求項26
    に記載の試験方法。
  28. 【請求項28】上記各試験の結果を統計データベースに
    入れ、それ以降の各試験の結果をそれと比較することを
    特徴とする請求項26に記載の試験方法。
  29. 【請求項29】上記第1の製造工程で製造された1つま
    たは複数の回路基板を、上記第1の製造工程の品質を検
    証するために熱サイクル疲労試験にかけることを特徴と
    する請求項20に記載の試験方法。
  30. 【請求項30】上記回路基板要素が表面実装モジュール
    およびモジュールと上記回路基板との接続部を含み、比
    較ステップ時に表面実装接続部の破損をまず該モジュー
    ル別に分類し、次に該モジュール上の箇所別に分類する
    ことを特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  31. 【請求項31】上記第1の工程の複数の回路基板を試験
    して標準工程の統計的に有効な疲労データを生成するこ
    とを特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  32. 【請求項32】選択した上記回路基板が顧客向け回路基
    板用の製造ラインを通過した特別な試験媒体であること
    を特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  33. 【請求項33】上記回路基板上に実装されている多くの
    構成部品と上記回路基板内の配線パターンとの電気接続
    が破損するまで上記回路基板を上記応力サイクルにかけ
    ることを特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  34. 【請求項34】顧客出荷向け回路基板の各要素にかかる
    と予測される熱サイクル疲労を上記破損の分析で考慮す
    ることを特徴とする請求項20に記載の試験方法。
  35. 【請求項35】回路基板に回路要素で回路を構成するス
    テップと、 回路化された上記回路基板に接続要素を使用して電気的
    に接続された構成部品を実装するステップと、 製造時に試験回路基板を選択するステップと、 上記接続要素に多くの破損が発生するまで上記選択した
    試験回路基板に1セットの面外ねじりを加えるステップ
    と、 破損の箇所を検出および記録するステップと、 上記破損を予想破損母集団と比較するステップと、 上記比較に基づいて製造工程の品質を調べるステップと
    を含む、回路基板を連続的に製造する工程。
  36. 【請求項36】工程によって製造された多くの回路基板
    を選択するステップと、 上記各回路基板内で回路基板要素の破損の母集団が発生
    するまで、上記選択した回路基板に1セットの面外ねじ
    りサイクルを加えるステップと、 上記各基板の上記破損の母集団をすべての上記基板の破
    損の母集団と比較して上記各回路基板間の一貫性を調べ
    るステップと、 比較に基づいて信頼性を統計的に調べるステップとを含
    む製造工程によって、製造された回路基板の信頼性を測
    定する方法。
  37. 【請求項37】工程によって製造された1つまたは複数
    の第1の回路基板を選択するステップと、 回路基板要素の破損の母集団が発生するまで上記回路基
    板に1セットの面外ねじりサイクルを加えるステップ
    と、 上記製造工程の1つまたは複数の制御可能パラメータを
    変更するステップと、 そのようなパラメータ変更を行った後でその工程によっ
    て製造された1つまたは複数の第2の回路基板を選択す
    るステップと、 上記第1の回路基板の破損箇所を上記第2の回路基板の
    破損箇所と比較するステップと、 上記工程パラメータの変更によって工程の品質が改善さ
    れたか、低下したか、または変動なしであるかを調べる
    ステップとを含む、回路基板の製造工程のパラメータを
    最適化する方法。
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