JP2859137B2 - 縮まない縫い合わせ部分を有する衣料及びその製造方法 - Google Patents

縮まない縫い合わせ部分を有する衣料及びその製造方法

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JP2859137B2 JP6221737A JP22173794A JP2859137B2 JP 2859137 B2 JP2859137 B2 JP 2859137B2 JP 6221737 A JP6221737 A JP 6221737A JP 22173794 A JP22173794 A JP 22173794A JP 2859137 B2 JP2859137 B2 JP 2859137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縮まない縫い合わせ部
分を有する衣料及びその製造方法に関する。更に詳細に
は、本発明は、従来の洗濯作業の後に袖付け領域及び他
の同様の領域の縫い合わせ部分が瘤状になったり縮んだ
りすることのない改善された縫い合わせ部分を有する衣
料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】縫い合わせ部分における縮み現象は、衣
料産業を長いこと悩ませてきた。縫い合わせ部分の縮み
は、代表的には、衣料の洗濯中に起こる縫糸の縮みによ
って引き起こされる。詳細に述べると、消費者はシャツ
等の衣料を購入した後、シャツを着て汚れると洗濯・乾
燥し、再び着用するという洗濯・乾燥サイクルを繰り返
す。この洗濯・乾燥サイクル中、縫糸には、代表的には
長手方向への縮みが加えられる。この二枚の布パネルを
接合する縫い合わせ部分に縮みを発生させるのは、縫い
合わせ部分の周囲の衣料材料における縮みよりも大きい
割合で生じる縫い合わせ部分における縮みである。つま
り、二枚の布パネルを接合している縫糸は、洗濯時に縮
み、縫い合わせ部分にて二枚の布パネルすなわち衣料構
成要素を互いに対向する両方向に引っ張って衣料構成要
素を変形させ、これによって縫い合わせ部分に沿った皺
をつくりだすのである。この縮み現象は、ワイシャツ等
の肩部の縫い合わせ部分で最も目立つ。従って、何回洗
濯してもこの縮み現象が起こらない衣料及びその製造方
法を提供することが非常に望まれている。
【0003】これまでにも、縫い合わせ部分の縮みを少
なくする幾つかの試みがなされている。このような試み
の一つは、芯地母材に熱可塑性構成要素を有する芯地を
使用するものである。これは、製造工程中、縫い合わせ
部分にアイロンをかけ、これによって縫い合わせ部分の
断面厚さをステッチ線に沿って小さくする。厚さを小さ
くすることによって縫糸を弛緩させることができ、その
後の洗濯中に、弛緩の量と等しい所定の量だけ縮ませる
ことができる。しかしながら、この試みは、縫い合わせ
部分の縮みをなくす上で完全にうまくいったわけではな
い。先ず第一に、縫い合わせ部分で互いに縫い合わされ
ている衣料構成要素は、縫い合わせの外側のステッチの
間で引き離され、そのため、衣料の織地が変形してしま
うという欠点がある。第二に、芯地母材内で圧縮された
縫糸が母材内に結合されてしまい、かくして縫糸の縮み
により少なくとも或る程度の縫い合わせ部分の縮みが生
じるという欠点がある。第三に、母材を製造することに
より全体としての衣料製造費用が上昇するという欠点が
ある。この費用は、芯地が複合芯地である場合には、更
に大きくなる。
【0004】縫い合わせ部分の縮みを少なくする別の従
来技術の試みは、特別の衣料材料を使用するものであ
る。特定的には、縫い合わせ部分で互いに縫い合わされ
る衣料構成要素を縫い付け工程中に伸びる材料で製造す
る。該材料は、縫い付け工程の完了後に元に戻るもので
ある。元に戻ると縫糸が弛緩する。しかしながら、この
試みもまた、縫い合わせ部分の縮みをなくす上で完全に
うまくいったわけではない。先ず第一に、上述の試みと
同様に、縫い合わせ部分で互いに縫い合わされた衣料構
成要素は、縫い合わせの外側のステッチの間で引き離さ
れ、そのため、衣料の布が変形してしまうという欠点が
ある。第二に、衣料を製造するために、特定の伸びる材
料しか使用できない。これに伴う欠点は明らかである。
【0005】更に別の従来技術の試みは、縫い付け工程
で使用する縫糸の性質を変えることである。例えば、こ
のような試みの一つは、水溶性の糸を一成分として含む
複合縫糸を使用する。洗濯中に水溶性成分が溶解し、こ
れによって縫糸が弛緩し、糸の収縮を補償するものであ
る。しかしながら、先ず第一に、上述の試みと同様に、
縫い合わせ部分で互いに縫い合わされた衣料構成要素は
縫い合わせの外側のステッチの間で引き離され、そのた
め、衣料の布が変形してしまうという欠点がある。第二
に、このように変化する縫糸は、その製造費用が高いの
で、衣料全体としての価格が非常に高くなってしまうと
いう欠点がある。第三に、このような複合設計によっ
て、縫糸の強度がかなり低下してしまうという欠点があ
る。最後に、商業的なミシンは、このような縫糸を使用
するには適していないという欠点もある。
【0006】縫糸の性質を変えるこの他の従来技術の試
みは、同じ理由で有効でない。
【0007】上文中に示唆した困難性及び制限だけでな
く、これまでにも衣料の縫い合わせ部分における縮みを
減らすために大きな注意が払われているけれども、従来
の縫い合わせ部分に縮みが生じないとされる衣料及びそ
の製造方法には、さらに価値ある改善の余地があるとい
うことがわかっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の全体
としての目的は、上文中に説明した種類の困難性を排除
するかまたは少なくすることができる新規な衣料及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0009】すなわち、縫い合わせ部分に縮みが生じる
ことがなく、縫い合わせ部分が滑らかな衣料及びその製
造方法を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、縫い合わせ部分が縮
まない仕上がりが立派な外観を提供することができる種
々の衣料及びその製造方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、縫い合わせ部分の縮
みに対する費用的に効果的な解決策を提供し、現存の製
造装置の大幅な変更を必要としない、滑らかな衣料縫い
合わせ部分を有する衣料及びその製造方法を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
衣料構成要素第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ
部分が縮まないことを特徴とする衣料の製造方法が提供
される。該製造方法は、(a)上面(24)及び下面
(26)を有する第1の衣料構成要素(20)を準備す
る工程と、(b)該第1の衣料構成要素(20)に対し
て並列関係に第2の衣料構成要素(22)を準備する工
程と、(c)上面(34)及び下面(36)と、熱接着
剤構成要素と、を有する結合要素(32)を準備して、
並列関係に位置付けられた該第1の衣料構成要素(2
0)及び該第2の衣料構成要素(22)の間の縫い合わ
せるべき部分に沿って、該結合要素の下面(36)が該
第1の衣料構成要素の上面(24)と接触するように該
結合要素(32)を置く工程と、(d)該縫い合わせる
べき部分の一側に、該結合要素(32)、該第1の衣料
構成要素(20)及び該第2の衣料構成要素(22)を
貫通する第1の固定ステッチ(38)を縫う工程と、
(e)該縫い合わせるべき部分にて該第1の衣料構成要
素の上面(24)が該結合要素の上面(34)上に折り
畳まれて当接するように、該第1の衣料構成要素(2
0)が該結合要素(32)を覆うように該第1の衣料構
成要素(20)を折り畳み、該第1の衣料構成要素(2
0)の折り畳まれた部分が該結合要素の上面(34)を
貫通して突出する第1の固定ステッチ(38)を覆うよ
うに該第1の衣料構成要素(20)を位置付ける工程
と、(f)該縫い合わせるべき部分の該第1の固定ステ
ッチ(38)と対向する他の側に沿って、該第1の衣料
構成要素(20)の少なくとも折り畳まれた部分と、該
結合要素(32)と、該第2の衣料構成要素(22)と
を貫通するように第2のステッチ(40)を縫う工程
と、(g)該結合要素(32)の熱接着剤構成要素を溶
融させるに十分な熱及び圧力を該結合要素(32)に
えて、該接着剤構成要素を少なくとも第1の衣料構成要
素の上面(24)の表面上に流して、縫い合わせ部分に
沿った結合部を提供し、洗濯中、結合された第1及び第
2の衣料構成要素と結合要素との縫い合わせ部分が縮む
傾向を減少せしめる工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明によれば、縮まない縫い合わ
せ部分を有する衣料であって、少なくとも熱接着剤構成
要素を有し上面及び下面を有する結合要素と、上面及び
下面を有し該上面の一部が該結合要素の下面と結合し且
つ該上面の他の部分が該結合要素の上面に結合するよう
に、該結合要素の上に折り畳まれる第1の衣料構成要素
と、上面及び下面を有し縫い合わせ部分に沿って該上面
の一部が該第1の衣料構成要素の下面の少なくとも一部
と当接するように位置付けられた第2の衣料構成要素
と、該縫い合わせ部分の第1の側に沿って設けられ且つ
該結合要素と該結合要素の下面に結合されている第1の
衣料構成要素の部分と該第1の衣料構成要素の下面に当
接する該第2の衣料構成要素の部分とをすべて貫通する
第1の固定ステッチと、該縫い合わせ部分の第2の側に
沿って設けられ少なくとも該第1の衣料構成要素及び該
第2の衣料構成要素が折り畳まれた部分を貫通する第2
のステッチと、を備える衣料が提供される。ここで、該
縫い合わせ部分にある結合要素は、該熱接着剤構成要素
を少なくとも該第1の衣料構成要素の上面と結合させる
に十分な熱及び圧力を負荷されることで、洗濯中に、結
合された該第1及び第2の衣料構成要素と結合要素との
縫い合わせ部分が縮む傾向を効果的に減少させるように
該縫い合わせ部分に沿った結合部を形成する。
【0014】本発明の他の目的及び利点は、本発明の好
ましい実施例の以下の詳細な説明を添付図面を参照しな
がら読むことにより明らかになるであろう。
【0015】
【実施例】次に、添付図面のうち特に図1を参照する
と、この図には、本発明の製造方法に従って製造された
アームホール縫い合わせ部分12を持つワイシャツ10
を着た男性が示してある。図2は、アームホール縫い合
わせ部分12、シャツヨーク14、前パネル16、後パ
ネル(図示せず)、前あき18、カラー20、及び袖1
3を持つワイシャツ10を示す。添付図面に示す特定の
実施例はワイシャツのアームホール縫い合わせに関する
が、本発明の衣料及びその製造方法は、種々の衣料に有
利に使用できるということは理解されるべきである。例
えば、ワイシャツの前あき縫い合わせ、カラー縫い合わ
せ、又はカフス縫い合わせ又はスラックスの種々の縫い
合わせ等を有する衣料である。特に、アームホール縫い
合わせの場合には、アームホールが見える場所にあり、
シャツ本体(通常は、前パネル、ヨーク、及び後パネル
からなる)とシャツの袖との間に取り付ける方法ゆえ、
縫い合わせ部分が縮む現象は最も厄介となる。
【0016】図3a、図3b、及び図3cは、本発明の
衣料を製造するための製造工程を順次示す。図3cは、
本発明に従って製造された衣料の改良アームホール縫い
合わせ部分12の断面図である。図3a、図3b、及び
図3cの実施例は、単針固定袖(single needle set sle
eve)を使用する。図3aを参照すると、この図には第1
衣料構成要素20及び第2衣料構成要素22が示してあ
る。アームホールの実施例では、第1衣料構成要素は前
パネル16、シャツヨーク14、及び後パネル(図示せ
ず)からなり、第2衣料構成要素はシャツ袖13からな
る。第1衣料構成要素は上面24及び下面26を有す
る。第2衣料構成要素は上面28及び下面30を有す
る。
【0017】結合要素32が本発明の一体の部品を形成
する。この結合要素32は、上面34及び下面36を有
する。本発明の好ましい実施例では、添付図面に示すよ
うに、結合要素は全体が接着剤でできた接着剤ウェブで
ある。接着剤は、好ましくは、ポリアミド、ポリエステ
ル、又は低密度ポリエチレンのようなオレフィン系材料
でできている。ポリウレタンやエチレン酢酸ビニル共重
合体のような他の熱可塑性材料も使用できる。これらの
接着剤は全て融点が60°乃至160°と低いため好ま
しい。好ましい実施例では、接着剤ウェブは、直径が2
0μm乃至80μmの複数のフィラメントから製造され
る。更に、本発明の接着剤ウェブは、約10g/m2乃至1
00g/m2の密度を有する。変形例では、密度が8g/m2
至80g/m2程度の剛性の高い接着剤ネットを使用するの
がよい。勿論、本発明では他の種類の接着剤でもよい。
【0018】結合要素32、第1衣料構成要素20、及
び第2衣料構成要素22を図3aに示すように、この順
番で並列関係に位置決めした後、第1及び第2の衣料構
成要素を結合するための縫い合わせ部分の一側に沿って
第1ステッチ38を縫う。図3a、図3b、及び図3c
の実施例では、このステッチは針固定袖ステッチ(needl
e set sleeve stitch)であり、唯一の固定袖ステッチ(s
et sleeve stitch) である。図3bに示すように、結合
要素32及び第1及び第2の衣料構成要素を貫通して第
1の固定ステッチ38を形成した後、第1衣料構成要素
20をその上面24が結合要素32の上面34に当接す
るように折り返す。同様に、第2衣料構成要素22をそ
の下面30が結合要素32の下面36に当接するように
折り畳む。次いで、図3bに示すように、第1の固定ス
テッチ38と対向する側に、第1衣料構成要素20の折
り畳まれた部分42、結合要素32、第2衣料構成要素
22の折り畳まれた部分44、及び第2衣料構成要素2
2を貫通するように第2ステッチ40を縫って、これら
の要素を縫い合わせる。
【0019】本発明の衣料製造方法において、縫い合わ
せ部分に熱及び圧力を加えることで結合部の形成は完了
する。これは、従来のアイロンかけプロセスで行うこと
ができる。このプロセスの制御及び品質の改善は、通常
は、最大160℃の温度にまで加熱したプレスで5秒間
乃至10秒間にわたって行われ、これに続いて真空工程
で接着剤を冷却して固化する。加えられた熱及び圧力に
より、結合要素32の接着剤を溶融させて、第1及び第
2の衣料構成要素の表面上に流す。すなわち、接着剤は
第1の衣料構成要素の折り畳まれた部分42の表面24
と、結合要素32の下面36に当接する部分の第1の衣
料構成要素の表面24と、第2の衣料構成要素22の折
り畳まれた部分44の表面30と、の上に流れる。明ら
かに、アイロンかけ/プレスプロセス中、流された接着
剤が第1及び第2の衣料構成要素の衣料布上に介在され
るようになる。これは、衣料構成要素の表面間に縫い合
わせ部分に沿って非常に強固な結合部を作ることになる
ので有利である。連続的に行われる洗濯中の縫い合わせ
部分の縮みをなくすのはこの結合部である。詳細に述べ
ると、第1及び第2の衣料構成要素が縫い合わせ部分に
沿って、互いに接着剤により結合されているため、これ
らの構成要素は洗濯中に互いに引き離される方向に引っ
張られることがない。したがって、ステッチ38と40
との間に位置決めされた縫い合わせ部分の布の変形が回
避されるのである。これは、続いて行われる洗濯中に第
1及び第2の衣料構成要素を構成する布が分離し、その
ため縫い合わせ部分の縮みが起こってしまっていた従来
技術にはない大きな利点である。さらに、アイロンかけ
/プレスプロセスは、縫い合わせ部分を圧縮して縫い合
わせ部分の厚さを減じる。
【0020】第1及び第2のステッチ38と40との間
の距離46は、図3cに示すように、縫い合わせ部分の
幅を構成する。第1衣料構成要素20の折り畳まれた部
分42は、アームホール縫い合わせ部分12の目に見え
る部分である。このように、結合要素32の接着剤を縫
い合わせ部分の幅46の前記表面24に亘って流すこと
が重要である。これによって、第1衣料構成要素20の
折り畳まれた部分42が結合要素の下面26に当たった
第1衣料構成要素の表面24、及び第2衣料構成要素の
折り畳まれた部分44の表面30に完全に結合される。
【0021】好ましい実施例では、結合要素32は上述
のように接着剤ウェブでできているが、他の要素もまた
考えられる。変形例では、結合要素32は、接着剤が外
面にコーティングされた芯地でできている。芯地は、衣
料構成要素に剛性を与えるものとして当該技術分野で周
知である。例えば、芯地はシャツのカラー及び前あきに
或る程度の剛性を与えるのに使用される。しかしなが
ら、本発明の芯地は、その外面上に付着させた接着剤を
使用し、特に衣料の縫い合わせ部分に使用される。更に
詳細には、本発明の芯地本体は、好ましくは、綿又はポ
リエステルと綿の混紡でつくられた織物芯地である。変
形例では、ポリエステル、ナイロン、ビスコース、又は
これらの混合材料でできた不織芯地本体を使用するのが
よい。好ましくは、芯地本体は、複合芯地の製造に伴う
高い費用を避けるため、単一の材料からつくられている
のがよい。芯地は、上面及び下面に接着剤がコーティン
グされている。接着剤は、好ましくは、上文中で論じた
接着剤ウェブの実施例において上文中で言及したのと同
じ熱接着剤の一つである。接着剤は、芯地の上面及び下
面に接着剤層として又は一連の接着剤の点として付され
てあるのがよい。本発明で考えているような完全な結合
を提供するためには、上述のように衣料面上を流れるの
に十分な量の接着剤が必要である。この芯地の実施例は
本発明の結果を得る上で適当であるけれども、別体の芯
地を提供することに伴う製造費用の上昇のため、最適で
はない。
【0022】図4a、図4b、及び図4cは、本発明の
製造方法の変形例を示す。ここでは、同じ縫い合わせ構
成要素を示すのに同じ参照番号を使用している。結果的
に得られるアームホール縫い合わせ部分12は、二針固
定袖(double needle set sleeve)を使用し、これを図4
に示す。この実施例は、追加の固定ステッチ48を使用
していることを除けば図3a、図3b、及び図3cの製
造工程と同じ製造工程を使用する。詳細には、結合要素
32、第2衣料構成要素22の折り返した部分44、及
び衣料構成要素22を貫通するように追加の固定ステッ
チ48を縫い付ける。ステッチ48は、追加の針固定袖
(additional needle set sleeve)であり、従って二針固
定袖を構成する。追加のステッチ48は、本発明の有利
な結果を得るためには必要ではないが、結合要素を縫い
合わせ部分に適切に整合させる上で有用である。
【0023】添付図面に示す縮まない縫い合わせ部分
は、アームホール縫い合わせ部分12を例として示した
ものであって、本発明の範囲を限定しようとするもので
はない。
【0024】本発明の衣料及びその製造方法の所望の特
徴の全てに言及しようとしなくても、少なくとも幾つか
の主要な利点にはワイシャツの前パネル16、ヨーク1
4、及び後パネルからなる構成要素のような第1衣料構
成要素20、ワイシャツの袖12のような第2衣料構成
要素22、及び結合要素32からなる縮まない縫い合わ
せ部分12を有する衣料を提供することが含まれる。
【0025】結合要素32を使用することによって、従
来技術の試みによっては満足のいくように行なわれなか
った縮まない縫い合わせ部分を有する衣料が提供され
る。結合要素32は、好ましくは、アイロンかけ中に第
1及び第2の衣料構成要素の互いに当接する表面上に流
れて非常に強固な結合部を第1及び第2の衣料構成要素
間にアームホール縫い合わせ部分12に沿ってつくりだ
す接着剤ウェブからなる。この強固な結合により、繰り
返される衣料の洗濯中に、第1衣料構成要素20は第2
衣料構成要素22から分離しない。変形例では、結合要
素32は、外面に熱接着剤がコーティングされた芯地本
体からなる。芯地本体は単一の材料からつくることがで
き、かくして、費用のかかる複合芯地本体を使用しなく
てもよい。
【0026】本発明を説明する上で、本発明の好ましい
実施例及び例示の利点を参照した。しかしながら、当業
者、及び本発明の本開示に精通した人は、本発明の範囲
内の付加、削除、変形、交換及び他の変更を認識するで
あろう。
【0027】
【発明の効果】本発明の衣料製造方法により得られる衣
料は、第1の衣料構成要素の上面の一部が結合要素の下
面の一部と結合し、第1の衣料構成要素の上面の他の部
分が結合要素の上面と結合し、第2の衣料構成要素の上
面の一部が第1の衣料構成要素の下面及び結合要素の下
面の一部と結合して、第1の衣料構成要素と第2の衣料
構成要素との縫い合わせ部分を形成し、縫い合わせの両
端部分は第1及び第2のステッチで縫い付けられて、第
1及び第2の衣料構成要素は結合要素及び第1及び第2
のステッチで強固に結合されており、洗濯を繰り返して
も第1の衣料構成要素及び第2の衣料構成要素がずれて
変形(引っ張りあるいは収縮)することがなく、結果と
して縫い合わせ部分に縮みは生じないという顕著な効果
を奏するものである。
【0028】また本発明の衣料及びその製造方法によれ
ば、現在行われている縫い合わせ縫製作業の大幅な変更
を必要としないので、他の従来技術の試みに対して製作
費用がかからずに、縫い合わせ部分に縮みを生じない衣
料及びその作業工程を提供することができる。特に、ワ
イシャツのアームホール縫い合わせなど目に見える部分
において、縫い合わせ部分に縮みが発生しない本発明の
衣料及びその製造方法は利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣料製造方法に従って製造された縮ま
ない縫い合わせ部分を有するシャツを着用した男性の人
形を示す図である。
【図2】本発明の衣料製造方法に従って製造された図1
のワイシャツのアームホール縫い合わせ部分を示す概略
図である。
【図3】図3a、図3b、及び図3cは、単針固定袖を
使用して本発明の衣料製造方法を実施した場合のワイシ
ャツのアームホール縫い合わせの各工程を示す断面図で
ある。
【図4】図4a、図4b、及び図4cは、二針固定袖を
使用して本発明の衣料製造方法を実施した場合のワイシ
ャツのアームホール縫い合わせの各工程を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ワイシャツ 12 アームホール縫い合わせ部分 13 シャツ袖 14 シャツヨーク 16 前パネル 18 前あき 20 第1の衣料構成要素 22 第2の衣料構成要素 32 結合要素 38 第1の固定ステッチ 40 第2のステッチ 42、44 折り畳まれた部分 48 第2の固定ステッチ
フロントページの続き (73)特許権者 594155377 49 Austin Road,Kowl oon,Hong Kong

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の衣料構成要素(20)及び第2の
    衣料構成要素(22)の間の縫い合わせ部分(12)が
    縮まないことを特徴とする衣料の製造方法であって、 (a)上面(24)及び下面(26)を有する第1の衣
    料構成要素(20)を準備する工程と、 (b)該第1の衣料構成要素(20)に対して並列関係
    に第2の衣料構成要素(22)を準備する工程と、 (c)上面(34)及び下面(36)と、熱接着剤構成
    要素と、を有する結合要素(32)を準備して、並列関
    係に位置付けられた該第1の衣料構成要素(20)及び
    該第2の衣料構成要素(22)の間の縫い合わせるべき
    部分に沿って、該結合要素の下面(36)が該第1の衣
    料構成要素の上面(24)と接触するように該結合要素
    (32)を置く工程と、 (d)該縫い合わせるべき部分の一側に、該結合要素
    (32)、該第1の衣料構成要素(20)及び該第2の
    衣料構成要素(22)を貫通する第1の固定ステッチ
    (38)を縫う工程と、 (e)該縫い合わせるべき部分にて該第1の衣料構成要
    素の上面(24)が該結合要素の上面(34)上に折り
    畳まれて当接するように、該第1の衣料構成要素(2
    0)が該結合要素(32)を覆うように該第1の衣料構
    成要素(20)を折り畳み、該第1の衣料構成要素(2
    0)の折り畳まれた部分が該結合要素の上面(34)を
    貫通して突出する第1の固定ステッチ(38)を覆うよ
    うに該第1の衣料構成要素(20)を位置付ける工程
    と、 (f)該縫い合わせるべき部分の該第1の固定ステッチ
    (38)と対向する他の側に沿って、該第1の衣料構成
    要素(20)の少なくとも折り畳まれた部分と、該結合
    要素(32)と、該第2の衣料構成要素(22)とを貫
    通するように第2のステッチ(40)を縫う工程と、 (g)該結合要素(32)の熱接着剤構成要素を溶融さ
    せるに十分な熱及び圧力を該結合要素(32)に加え
    、該接着剤構成要素を少なくとも第1の衣料構成要素
    の上面(24)の表面上に流して、縫い合わせ部分に沿
    った結合部を提供し、洗濯中、結合された第1及び第2
    の衣料構成要素と結合要素との縫い合わせ部分が縮む傾
    向を減少せしめる工程と、 を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記工程
    (f)において、前記第2のステッチ(40)は、前記
    第1の衣料構成要素(20)、前記結合要素(32)及
    び前記第2の衣料構成要素(22)が折り畳まれた部分
    を貫通することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、さらに、前記
    縫い合わせ部分に沿って前記第2のステッチ(40)に
    より前記第1及び第2の衣料構成要素(20、22)と
    前記結合要素(32)とを一緒に縫い合わせる前に、前
    記縫い合わせ部分に沿って、前記結合要素(32)、前
    記第2の衣料構成要素(22)の折り畳まれた部分及び
    前記第2の衣料構成要素(22)を貫通する追加の固定
    ステッチ(48)を縫う工程を備えることを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記結合要素
    (32)は、全体が熱接着剤よりなる熱接着剤ウェブで
    あることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記結合要素
    (32)は、一定量の接着剤をその上面及び下面上に有
    する芯地を含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記芯地は、
    綿からなる織物芯地であることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記芯地は、
    ポリエステル/綿の混紡からなる織物芯地であることを
    特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記芯地は、
    ポリエステル、ナイロン、ビスコース及びこれらの混合
    物からなる群より選択された不織布芯地であることを特
    徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及び
    第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まないこ
    とを特徴とする衣料の製造方法であって、前記熱接着剤
    構成要素は、熱可塑性材料からなることを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記熱接着
    剤構成要素は、ポリアミド、ポリエステル、オレフィ
    ン、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体からな
    る群より選択された熱可塑性材料からなることを特徴と
    する方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記熱接着
    剤構成要素は、60〜160℃の範囲の融点を有するこ
    とを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記熱接着
    剤ウェブは、直径20〜80μmの複数の接着剤フィラ
    メントからなることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項4記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記熱接着
    剤ウェブは、10〜100g/mの密度を有すること
    を特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記結合要
    素(32)は、8〜80g/mの密度を有する熱接着
    剤ネットであることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記第1の
    衣料構成要素は、ワイシャツの前パネル、ヨーク、後パ
    ネルからなり、前記第2の衣料構成要素は、シャツの袖
    からなり、前記縫い合わせ部分はシャツのアームホール
    縫い合わせ部分であることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記縫い合
    わせ部分は、ワイシャツのアームホール縫い合わせ部分
    であることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の第1の衣料構成要素及
    び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まない
    ことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記(g)
    熱及び圧力を負荷する工程は、アイロンかけ及びプレス
    工程により達成されることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の第1の衣料構成要素
    及び第2の衣料構成要素の間の縫い合わせ部分が縮まな
    いことを特徴とする衣料の製造方法であって、前記アイ
    ロンかけ及びプレス工程は、160℃までの温度で、5
    〜10秒間行われることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】縮まない縫い合わせ部分を有する衣料で
    あって、 熱接着剤構成要素と、上面(34)及び下面(36)を
    有する結合要素(32)と、 上面(24)と下面(26)とを有し、該上面(24)
    の一部が該結合要素の下面(36)と結合し且つ該上面
    (24)の他の部分が該結合要素の上面(34)と結合
    するように、該結合要素(32)の上に折り畳まれる第
    1の衣料構成要素(20)と、 上面(28)と下面(30)とを有し、縫い合わせ部分
    に沿って、該上面(28)の一部が該第1の衣料構成要
    素の下面(26)の少なくとも一部と当接するように位
    置付けられた第2の衣料構成要素(22)と、 該第1の衣料構成要素と該第2の衣料構成要素とを縫い
    合わせるべき部分の に沿って設けられ、且つ、該結
    合要素(32)と、該結合要素の下面(36)に結合さ
    れている第1の衣料構成要素(20)の部分と、該第1
    の衣料構成要素の下面(26)に当接する該第2の衣料
    構成要素(22)の部分と、を貫通する第1の固定ステ
    ッチ(38)と、該第1の衣料構成要素と該第2の衣料構成要素とを縫い
    合わせるべき部分の該第1の固定ステッチ(38)と対
    向する他の側に沿って、該第1の衣料構成要素(20)
    の少なくとも折り畳まれた部分と、該結合要素(32)
    と、該第2の衣料構成要素(22)と、を 貫通する第2
    のステッチ(40)と、 縫い合わせ部分にある該結合要素(32)に、該熱接着
    剤構成要素を少なくとも該第1の衣料構成要素の上面
    (24)と結合させるに十分な熱及び圧力が加えられ
    て、洗濯中に、結合された該第1及び第2の衣料構成要
    素(20,22)と該結合要素(32)との縫い合わせ
    部分が縮む傾向を効果的に減少させ得る該縫い合わせ部
    分に沿った結合部と、 を備える ことを特徴とする衣料。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記結合要素(32)は、
    全体が熱接着剤からなる熱接着剤ウェブであることを特
    徴とする衣料。
  21. 【請求項21】 請求項19記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記結合要素(32)は、
    熱接着剤をその上面及び下面に有する芯地からなること
    を特徴とする衣料。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記芯地は、綿からなる織
    物芯地であることを特徴とする衣料。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記芯地は、ポリエステル
    /綿の混紡からなる織物芯地であることを特徴とする衣
    料。
  24. 【請求項24】 請求項21記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記芯地は、ポリエステ
    ル、ナイロン、ビスコース及びこれらの混合物からなる
    群より選択される材料からなる不織布芯地であることを
    特徴とする衣料。
  25. 【請求項25】 請求項19記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記熱接着剤構成要素は、
    熱可塑性材料からなることを特徴とする衣料。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記熱接着剤構成要素は、
    ポリアミド、ポリエステル、オレフィン、ポリウレタ
    ン、エチレン酢酸ビニル共重合体からなる群より選択さ
    れる熱可塑性材料からなることを特徴とする衣料。
  27. 【請求項27】 請求項19記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記熱接着剤構成要素は、
    60〜160℃の範囲にある融点を有することを特徴と
    する衣料。
  28. 【請求項28】 請求項19記載の縮まない縫い合わせ
    部分を有する衣料であって、前記第1の衣料構成要素
    は、ワイシャツの前パネル、ヨーク、後パネルからな
    り、前記第2の衣料構成要素は、シャツの袖からなり、
    前記縫い合わせ部分はシャツのアームホール縫い合わせ
    部分であることを特徴とする衣料。
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