JP2859027B2 - 論理回路合成装置 - Google Patents

論理回路合成装置

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JP2859027B2
JP2859027B2 JP4114702A JP11470292A JP2859027B2 JP 2859027 B2 JP2859027 B2 JP 2859027B2 JP 4114702 A JP4114702 A JP 4114702A JP 11470292 A JP11470292 A JP 11470292A JP 2859027 B2 JP2859027 B2 JP 2859027B2
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的特性及び寸法
精度の優れた論理回路を合成する論理回路合成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理回路合成装置は、通常、既存
の論理回路を一旦平坦化した後、合成することにより、
既存の論理回路の論理関係を変更することなく、さらに
最適化が図られた新たな論理回路を生成する。
【0003】図17は、従来の論理回路合成装置の合成
対象となる論理回路の一例を示す回路図である。同図に
示すように、各々が論理機能ブロックである複合ゲート
51及びフリップフロップ52からなる機能論理ブロッ
ク55が、複数個並列に設けられることによりさらに大
きな論理機能ブロック50が構成される。なお、RST
はリセット信号、CLKはクロック信号である。
【0004】なお、本明細書中では、単純なANDゲー
ト,ORゲート等を論理プリミティブと表現し、論理プ
リミティブの組合せで構成されることより高度な論理機
能を実現するブロックを論理機能ブロックと表現する。
なお、複数の論理機能ブロックを組み合せることによ
り、さらに高度な論理機能ブロックを構成することがで
きる。
【0005】従来の論理回路合成装置は、図17で示し
た論理回路を入力とした場合、まず、論理回路の論理
を、分解された論理機能ブロックごとにブール式を用い
て論理積和項の形式で表現する。例えば、図17の論理
機能ブロック55を、図18に示すように、複合ゲート
51及びフリップフロップ52と2つの論理機能ブロッ
クに分解し、複合ゲート51及びフリップフロップ52
それぞれで独立して論理積和項の形式で表現する。
【0006】そして、これらの論理積和項を最終的に論
理回路全体の論理積和項として展開し、その後、複数の
論理をまとめた括弧を分配法則により取り除き、LSI
の機能を最小論理積和項で表現する。さらに、最小論理
積和項の式に既存の論理数学処理が施され簡単化され
る。以上の処理が平坦化処理である。なお、この平坦化
処理は、通常、論理プリミティブレベルに簡単化される
まで続けられる。
【0007】平坦化処理が終了すると、技術的決まり事
項、制約条件等が記載されたテクノロジーライブラリを
参照して、平坦化処理済みの論理式の変換を行いなが
ら、論理式を、通常の数式を因数分解する要領でまと
め、制約条件を考慮しながら、論理式の合成処理を行
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理回路合成装
置は以上のように構成されており、論理合成対象となる
論理回路に対し、平坦化処理を施した後、合成処理を施
していた。
【0009】しかしかながら、従来の論理回路合成装置
は、論理機能ブロックを認識することなく平坦化処理を
施していた。例えば、図17のような論理回路を平坦化
するに際し、本来、1つの論理機能ブロック55内の複
合ゲート51とフリップフロップ52とが、図18に示
すように、全く別の論理機能ブロックとして、それぞれ
が展開されてしまうことになる。
【0010】したがって、合成処理をおこなう際、再び
複合ゲート51とフリップフロップ52とからなる論理
機能ブロック55に合成されるという保証は全くなく、
元の状態に戻らない可能性も強い。この場合、元の論理
回路より電気的特性、寸法精度が劣化した論理回路(遅
延時間の長大化、形成面積の増大化、配線長の長大化し
た論理回路)が合成されてしまうという問題点があっ
た。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、電気的特性及び寸法精度を劣化させなる
ことなく、論理回路を合成することができる論理回路合
成装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の論理回路合成装置は、論理プリミティブ、論理
プリミティブの組合せからなる論理機能ブロックから構
成された、合成対象となる論理回路を規定した論理回路
データを付与する論理回路付与手段と、前記論理回路デ
ータを受け、該論理回路内の前記論理機能ブロックを論
理機能の枠として認識しつつ、より細分化された論理機
能ブロックあるいは論理プリミティブに展開し簡単化す
ることにより、前記論理回路データを平坦化処理して、
前記論理機能の枠の情報が付加された平坦化処理済み論
理回路データを出力する論理回路平坦化手段と、論理プ
リミティブあるいは論理機能ブロックに対応して、同一
論理機能であるが電気的特性が異なる論理プリミティブ
あるいは論理機能ブロック、論理的には等価であるが寸
法特性が異なる論理プリミティブあるいは論理機能ブロ
ック、及び使用が禁止されている論理プリミディブある
いは論理機能ブロックに対する代替の論理プリミティブ
あるいは論理機能ブロックが変換用論理情報として登録
された変換用ライブラリと、前記平坦化処理済み論理回
路データを受け、前記論理機能の枠の情報を加味して、
前記変換用論理情報に基づき、前記平坦化処理済み論理
回路における論理プリミティブあるいは論理機能ブロッ
クを合成して合成処理済み論理回路データを出力する論
理回路合成手段とを備えて構成される。
【0013】また、この発明にかかる請求項2記載の論
理回路合成装置は、論理プリミティブ、論理プリミティ
ブの組合せからなる論理機能ブロックから構成された、
合成対象となる論理回路を規定した論理回路データを付
与する論理回路付与手段と、前記論理回路データを受
け、該論理回路内の前記論理機能ブロックを論理機能の
枠として認識しつつ、より細分化された論理機能ブロッ
クあるいは論理プリミティブに展開し簡単化することに
より、前記論理回路データを平旦化処理して、前記論理
機能の枠の情報が付加された平坦化処理済み論理回路デ
ータを出力する論理回路平坦化手段と、論理プリミティ
ブ及び論理プリミティブの組合せからなる論理機能ブロ
ックのうち、少なくとも一方の組合せに対応づけて、そ
の組合せにおける論理機能と同一の論理機能であるが電
気的特性が異なる論理機能ブロック、及び論理的には等
価である寸法特性が異なる論理機能ブロックが合成用論
理情報として登録された合成用ライブラリと、前記平坦
化処理済み論理回路データを受け、前記論理機能の枠の
情報を加味して、前記合成用論理情報に基づき、前記平
坦化された論理回路における論理プリミティブあるいは
論理機能ブロックの組合せを1つの論理機能ブロックに
順次合成して合成処理済み論理回路データを出力する論
理回路合成手段とを備えて構成される。
【0014】
【作用】この発明における請求項1記載の論理回路合成
装置における論理回路合成手段は、論理機能の枠の情報
を加味して、変換用論理情報に基づき、平坦化処理済み
論理回路における論理プリミティブあるいは論理機能ブ
ロックを合成して合成処理済み論理回路データを出力す
る。
【0015】合成処理を変換用論理情報に基づくことに
より、平坦化処理済み論理回路における論理プリミティ
ブあるいは論理機能ブロックは、電気的特性、寸法精度
が優れた論理プリミティブあるいは論理機能ブロックへ
に変換される。
【0016】加えて、合成処理の際、論理機能の枠の情
報を加味しているため、変換用ライブラリ内の変換用論
理情報の内容にかかわらず、平坦化される前の論理回路
内で構成されていた論理機能ブロックへの合成処理を行
うこともできる。
【0017】この発明の請求項2記載の論理回路合成装
置における論理回路合成手段は、論理機能の枠の情報を
加味して、合成用論理情報に基づき、平坦化処理済み
理回路における論理プリミティブあるいは論理機能ブロ
ックの組合せを1つの論理機能ブロックに合成して合成
処理済み論理回路データを出力する。
【0018】このため、平坦化処理済み論理回路におけ
る論理プリミティブあるいは論理機能ブロックの組合せ
が、電気的特性あるいは寸法精度が優れた論理機能ブロ
ックに合成される。加えて、合成処理の際、論理機能の
枠の情報を加味しているため、合成用ライブラリ内の合
成用論理情報の内容にかかわらず、平坦化される前の論
理回路内で構成されていた論理機能ブロックへの合成処
理を行うこともできる。
【0019】
【実施例】図1はこの発明の実施例に用いられる論理回
路合成装置の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、論理回路合成装置1は合成対象の論理回路を規
定した論理回路データL1を取り込み、平坦化辞書7を
参照して論理機能の枠の概念を保持したまま平坦化処理
を行った後、合成用文法8あるいは変換用各種ライブラ
リ9を参照して、合成処理を行って合成処理済み論理回
路データを出力する。
【0020】図2はこの発明の第1の実施例である論理
回路合成装置の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、論理回路平坦化部2は、図示しない論理回路
付与手段から、合成対象の論理回路を規定した論理回路
データL1と取り込み、平坦化辞書7を参照し論理機能
の枠を保持しながら、論理回路データL1に対する平坦
化処理を行って、平坦化処理済み論理回路データL2を
論理回路合成部3に出力する。この平坦化処理済み論理
回路データL2には、平坦化処理を施す前の論理回路デ
ータL1で規定された論理回路の論理機能の枠の情報が
付加されている。
【0021】論理回路合成部3は、変換用ライブラリ9
を用いて、平坦化処理済み論理回路データL2を受け、
論理機能の枠の情報を加味して、平坦化処理済み論理回
路データL2に対する合成処理を行い、合成処理済み論
理回路データL3を出力する。
【0022】図3は、第1の実施例の論理回路合成装置
の動作を示すフローチャートである。同図を参照して、
ステップS1で、論理回路平坦化部2は、合成対象の論
理回路データL1に対し、平坦化辞書7を参照して論理
機能の枠を保持しながら、論理回路データL1に対する
平坦化処理を行う。
【0023】以下、平坦化処理の詳細を説明する。図4
は、平坦化処理説明用の説明図である。同図において、
21は最上位階層である第1階層の論理機能ブロック、
22〜24は論理機能ブロック21の下位階層である第
2階層の論理機能ブロック、26及び27は論理機能ブ
ロック22の下位階層である第3階層の論理機能ブロッ
ク、28は論理機能ブロック22の下位階層である第3
階層の基本ゲート(論理プリミティブ)、29〜31は
論理機能ブロック27の下位階層である第4階層の基本
ゲート、32,33は論理機能ブロック26の下位階層
の基本ゲートである。
【0024】平坦化辞書7には、平坦化すべき論理単位
である平坦化可能論理単位(論理機能ブロック、論理プ
リミティブ)が登録されており、論理回路平坦化部2
は、この平坦化辞書を参照して、論理回路データL1を
平坦化辞書に登録された平坦化可能論理単位に可能な限
り展開する。図4で示す例では、論理機能ブロック22
は、最終的に平坦化可能な最小レベルである基本ゲート
28〜33まで展開される。この際、 ・論理機能ブロック21が論理機能ブロック22〜24
から構成される ・論理機能ブロック22が論理機能ブロック26、27
及び基本ゲート28から構成される ・論理機能ブロック27が基本ゲート29〜31から構
成される ・論理機能ブロック26が基本ゲート32及び33から
構成される という情報が論理機能の枠の情報として保持されて展開
される。
【0025】そして、従来同様に論理数学的処理を施し
た後、平坦化処理済み論理回路データL2を論理回路合
成部3に出力する。
【0026】なお、既に電気的特性及び寸法精度が最適
化されているとみなした論理機能ブロック等は平坦化す
る必要がないため、平坦化辞書7には、当該論理機能ブ
ロックを平坦化すべき平坦化可能論理単位は登録しな
い。
【0027】ステップS1が終了すると、ステップS2
で、論理回路合成部3は、平坦化処理済み論理回路デー
タL2に付加された論理機能の枠の情報を加味しなが
ら、変換用ライブラリ9を用いて、平坦化処理済み論理
回路データL2に対する合成処理を施し、合成処理済み
論理回路データL3を出力する。
【0028】図5は変換用ライブラリ9の内部の一例を
示す説明図である。同図に示すように、変換用ライブラ
リ9には下記に示すような同一機能、類似機能及び禁止
機能が登録されている。
【0029】・同一機能 同一論理機能を有するが、素子のドライブ能力、遅延時
間等の電気的特性が異なる論理機能ブロックあるいは論
理プリミティブの対応関係を示す。 例 FF1←FFA フリップフロップFF1はフリップフロップFFAと全
く同じ論理機能を有するが、その電気的特性が優れてい
るため、フリップフロップFFAのフリップフロップF
F1への変換を指示する。
【0030】・類似機能 機能的には類似しているが、入出力数等が異なる論理機
能ブロックあるいは論理プリミティブの対応関係を示
す。 例 FFN←FF1*n フリップフロップFFNはフリップフロップFF1のn
ビット構成したものに論理的等価であり、その形成面積
等の寸法特性が優れているため、n個のフリップフロッ
プFF1のフリップフロップFFNへの変換を指示す
る。
【0031】・禁止機能 使用してはいけない論理機能ブロックあるいは論理プリ
ミティブを指定し、それを置き換えるべき論理機能ブロ
ックあるいは論理プリミティブを示す。 例 FF2←FFB フリップフロップFFBは使用が禁止されており、フリ
ップフロップFFBのフリップフロップFF2への変換
を指示する。
【0032】図6は合成途中の論理回路を示す回路図で
ある。同図に示すように、n個の複合ゲート11、n個
の1ビット入出力のフリップフロップFF1は同一の論
理機能の枠10内にあることから、論理回路合成部3
は、論理機能の枠10内にあるn個のフリップフロップ
FF1を変換できるか否かを判断する。
【0033】変換用ライブラリ9内の類似機能の欄に、
図5に示すように、「FFN←FF1*n」と記載され
ているため、論理回路合成部3はこの記述に基づき、図
7に示すように、n個のの1ビット入出力フリップフロ
ップFF1を1個のnビット入出力フリップフロップF
FNに変換する。この変換により、論理関係を変更する
ことなく、面積、配線長、信号線数をすべて最小化する
ことにより、より寸法精度が優れた論理機能ブロックへ
の合成処理が行える。
【0034】このように、論理回路合成部3は平坦化処
理前における合成対象の論理回路における論理機能の枠
を認識しながら、変換用ライブラリ9を参照して、順次
変換処理を行い、より階層の高い論理機能ブロックを構
成していくことにより、質の高い論理回路を合成するこ
とができる。
【0035】なお、第1の実施例ではn個のフリップフ
ロップFF1を1個のフリップフロップFFNに合成す
る例を示したが、平坦化処理により、1つの複合ゲート
11と1つのフリップフロップFF1との組を、図15
に示すように、論理機能の枠41として認識して平坦化
すれば、合成処理の際、複合ゲート11とフリップフロ
ップFF1とを1つの論理機能ブロックとして合成する
ことの有効性は認識されている。このため、変換用ライ
ブラリ9を参照しても適当な変換を行えない最悪の場合
でも、図16に示すように、複合ゲート11とフリップ
フロップFF1との合成処理を行うことができる。
【0036】図8はこの発明の第2の実施例である論理
回路合成装置の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、論理回路平坦化部2は、第1の実施例同様、
合成対象の論理回路を規定した論理回路データL1と取
り込み、平坦化辞書7を参照し論理機能の枠を保持しな
がら、論理回路データL1に対する平坦化処理を行っ
て、平坦化処理済み論理回路データL2を論理回路合成
部4に出力する。
【0037】論理回路合成部4は、合成用文法8を用い
て、平坦化処理済み論理回路データL2に対する合成処
理を施し、合成処理済み論理回路データL3′を出力す
る。
【0038】図9は、第2の実施例の論理回路合成装置
の動作を示すフローチャートである。同図を参照して、
ステップS3で、論理回路平坦化部2は、合成対象の論
理回路データL1に対し、平坦化辞書7を参照して論理
機能の枠を保持しながら、論理回路データL1に対する
平坦化処理を行う。なお、平坦化処理の処理内容は第1
の実施例と同様であるため、その詳細説明は省略する。
【0039】ステップS3が終了すると、ステップS4
で、論理回路合成部4は、平坦化処理済み論理回路デー
タL2に付加された論理機能の枠の情報を加味しなが
ら、合成用文法8を用いて、平坦化処理済み論理回路デ
ータL2で規定された論理回路に対する合成処理を施
し、合成処理済み論理回路データL3′を出力する。
【0040】図10は合成用文法8の一例を示す説明図
である。図11は図10の合成用文法8を参照して形成
される論理機能ブロックを示す。図11において、F1
〜F4は論理機能ブロック、S1〜S7は信号である。
また、図10において、“←”の左辺は各論理機能ブロ
ックの出力、右辺は各論理機能ブロックの入力を定義し
たもである。「F4(S6)←F2(S3)+F2(S
4)」を例にとると、「論理機能ブロックF2の出力信
号S3及びS4が論理機能ブロックF4の入力として付
与され、論理機能ブロックF4の出力信号S6として出
力される。」という意味内容となる。
【0041】論理回路合成部4は、このような合成用文
法9に従い、最終的に、論理機能ブロックF2〜F4
は、入力信号を信号S1及びS2とし、出力信号を信号
S5〜S7とした論理機能ブロックF1に合成すること
ができる。
【0042】図12は合成用文法8の他の例を示す説明
図である。図12において、“←”の右辺から左辺への
合成を指示しており、(A+B)は並列関係にあること
をしめし、C+{D}は、Cの出力がDの入力となるこ
とを示し、<E+F>はEとFは入出力がたすき掛け接
続された並列関係を示している。
【0043】また、図13及び図14は、合成用文法8
の利用例を示す回路図である。なお、図13において、
FGA1は複合ゲート、FF1は1ビット入出力フリッ
プフロップ、INV1はインバータである。また、図1
4において、AND1はANDゲート、NOR1はNO
Rゲート、NAND1はNANDゲート、INV1はイ
ンバータである。
【0044】論理回路合成部4は、その合成過程におい
て、図14で示すような回路が構成されていた場合、
「FGA←(AND1+AND1)+{NOR1}」の
文法を参照して、2つのANDゲートAND1とNOR
ゲートNOR1とを寸法精度が優れた1つの複合ゲート
FGAに変換するとともに、「FF1←<NAND1+
NAND1>」の文法を参照して、2つのNANDゲー
トNAND1を、電気的特性及び寸法精度が優れた1ビ
ット入出力フリップフロップFF1に変換することによ
り、図13で示す論理回路に合成することができる。
【0045】このように、合成用文法8内には、合成前
の論理機能ブロック(論理プリミティブを含む)を、電
気的特性及び寸法特性が優れた論理機能ブロックに合成
するように、合成論理情報が記載されている。
【0046】以上のように、論理回路合成部4は平坦化
済み論理回路に対し、合成用文法8を参照して、順次変
換処理を行い、より階層の高い論理機能ブロックを構成
していくことにより、電気的特性及び寸法特性の優れた
論理回路を合成することができる。
【0047】なお、第1の実施例同様、合成用文法8に
記載されていなくとも、平坦化する際に、論理機能の枠
として認識されていれば、その論理機能の枠内における
複数の論理機能ブロック(論理プリミティブを含む)を
合成することができる。
【0048】また、第2の実施例においては、論理機能
の枠を全く認識していなくとも、合成用文法8内の記載
内容を充実することにより、電気的特性及び寸法特性を
劣化させることなく論理回路を合成することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1記載の論理回路合成装置における論理回路合成手段よ
り、論理機能の枠の情報を加味して、変換用論理情報に
基づき、平坦化処理済み論理回路における論理プリミテ
ィブあるいは論理機能ブロックが合成されて合成処理済
み論理回路データが出力される。
【0050】したがって、論理機能の枠の情報を加味し
て、合成処理を変換用論理情報に基づくことにより、平
坦化処理済み論理回路における論理プリミティブあるい
は論理機能ブロックは、電気的特性、寸法精度が優れた
論理プリミティブあるいは論理機能ブロックへに変換さ
れるため、変換用論理情報の内容次第では平坦化される
前の論理回路より電気的特性及び寸法精度の優れた論理
回路を合成することができる。
【0051】加えて、合成処理を論理機能の枠の情報を
加味して行うため、変換用ライブラリ内の変換用論理情
報の内容にかかわらず、平坦化される前の論理回路内で
構成されていた論理機能ブロックへの合成処理を行うこ
とができる。つまり、最悪の場合でも、平坦化処理を行
う前の元の論理回路内の論理機能ブロックよりも電気的
特性及び寸法特性の劣化した論理回路が合成されること
はない。
【0052】この発明の請求項2記載の論理回路合成装
置における論理回路合成手段により、論理機能の枠の情
報を加味して、合成用論理情報に基づき、平坦化処理済
論理回路における論理プリミティブあるいは論理機能
ブロックが合成されて合成処理済み論理回路データを出
力される。
【0053】その結果、平坦化処理済み論理回路におけ
る論理プリミティブあるいは論理機能ブロックの組合せ
が、電気的特性あるいは寸法精度が優れた論理機能ブロ
ックに合成されるため、合成用論理情報の内容次第では
平坦化される前の論理回路より電気的特性あるいは寸法
精度が優れた論理回路を合成することができる。加え
て、合成処理を論理機能の枠の情報を加味して行うた
め、合成用ライブラリ内の合成用論理情報の内容にかか
わらず、平坦化される前の論理回路内で構成されていた
論理機能ブロックへの合成処理を行うことができる。つ
まり、最悪の場合でも、坪坦化処理を行う前の元の論理
回路内の論理機能ブロックよりも電気的特性、寸法特性
の劣化した論理回路が合成されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で用いられる論理回路合成装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例である論理回路合成装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例の論理回路合成装置の動作を示す
フローチャートである。
【図4】第1及び第2の実施例の論理回路平坦部の動作
説明用の説明図である。
【図5】第1の実施例の変換用ライブラリの一例を示す
説明図である。
【図6】第1の実施例の論理回路合成部の動作説明用の
説明図である。
【図7】第1の実施例の論理回路合成部の動作説明用の
説明図である。
【図8】この発明の第2の実施例である論理回路合成装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施例の論理回路合成装置の動作を示す
フローチャートである。
【図10】第2の実施例の合成用文法の一例を示す説明
図である。
【図11】第2の実施例の論理回路合成部の動作説明用
の説明図である。
【図12】第2の実施例の合成用文法の他の一例を示す
説明図である。
【図13】第2の実施例の論理回路合成部の動作説明用
の回路図である。
【図14】第2の実施例の論理回路合成部の動作説明用
の回路図である。
【図15】第1及び第2の実施例の論理回路平坦部の動
作説明用の説明図である。
【図16】第1及び第2の実施例の論理回路平坦部の動
作説明用の説明図である。
【図17】従来の論理回路合成装置の合成動作説明用の
回路図である。
【図18】従来の論理回路合成装置の合成動作説明用の
回路図である。
【符号の説明】
2 論理回路平坦化部 3 論理回路合成部 4 論理回路合成部 7 平坦化辞書 8 合成用文法 9 変換用ライブラリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−244270(JP,A) 特開 平4−294457(JP,A) 特開 平4−30269(JP,A) 情報処理学会研究報告 vol.89, no.108(DA−50)99−106頁 鈴木 重信ほか「論理合成によるVLSI設計 システム:FUSION」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理プリミティブ、論理プリミティブの
    組合せからなる論理機能ブロックから構成された、合成
    対象となる論理回路を規定した論理回路データを付与す
    る論理回路付与手段と、 前記論理回路データを受け、該論理回路内の前記論理機
    能ブロックを論理機能の枠として認識しつつ、より細分
    化された論理機能ブロックあるいは論理プリミティブに
    展開し簡単化することにより、前記論理回路データを平
    坦化処理して、前記論理機能の枠の情報が付加された平
    坦化処理済み論理回路データを出力する論理回路平坦化
    手段と、 論理プリミティブあるいは論理機能ブロックに対応
    て、同一論理機能であるが電気的特性が異なる論理プリ
    ミティブあるいは論理機能ブロック、論理的には等価で
    あるが寸法特性が異なる論理プリミティブあるいは論理
    機能ブロック、及び使用が禁止されている論理プリミデ
    ィブあるいは論理機能ブロックに対する代替の論理プリ
    ミティブあるいは論理機能ブロックが変換用論理情報と
    して登録された変換用ライブラリと、 前記平坦化処理済み論理回路データを受け、前記論理機
    能の枠の情報を加味して、前記変換用論理情報に基づ
    き、前記平坦化処理済み論理回路における論理プリミテ
    ィブあるいは論理機能ブロックを合成して合成処理済み
    論理回路データを出力する論理回路合成手段とを備えた
    論理回路合成装置。
  2. 【請求項2】 論理プリミティブ、論理プリミティブの
    組合せからなる論理機能ブロックから構成された、合成
    対象となる論理回路を規定した論理回路データを付与す
    る論理回路付与手段と、 前記論理回路データを受け、該論理回路内の前記論理機
    能ブロッグを論理機能の枠として認識しつつ、より細分
    化された論理機能ブロックあるいは論理プリミティブに
    展開し簡単化することにより、前記論理回路データを平
    坦化処理して、前記論理機能の枠の情報が付方された平
    坦化処理済み論理回路データを出力する論理回路平坦化
    手段と、 論理プリミティブ及び論理プリミティブの組合せからな
    る論理機能ブロックのうち、少なくとも一方の組合せに
    対応づけて、その組合せにおける論理機能と同一の論理
    機能であるが電気的特性が異なる論理機能ブロック、及
    び論理的には等価である寸法特性が異なる論理機能ブロ
    ックが合成用論理情報として登録された合成用ライブラ
    リと、 前記平坦化処理済み論理回路データを受け、前記論理機
    能の枠の情報を加味して、前記合成用論理情報に基づ
    き、前記平坦化された論理回路における論理プリミティ
    ブあるいは論理機能ブロックの組合せを1つの論理機能
    ブロックに順次合成して合成処理済み論理回路データを
    出力する論理回路合成手段とを備えた論理回路合成装
    置。
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情報処理学会研究報告 vol.89,no.108(DA−50)99−106頁 鈴木重信ほか「論理合成によるVLSI設計システム:FUSION」

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