JP2858987B2 - トナー搬送装置 - Google Patents
トナー搬送装置Info
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- JP2858987B2 JP2858987B2 JP3088354A JP8835491A JP2858987B2 JP 2858987 B2 JP2858987 B2 JP 2858987B2 JP 3088354 A JP3088354 A JP 3088354A JP 8835491 A JP8835491 A JP 8835491A JP 2858987 B2 JP2858987 B2 JP 2858987B2
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- Japan
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- toner
- hopper
- scraper
- conveying device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トナーホッパ内に収
納されているトナーの撹拌および搬送を行うトナー搬送
装置の改良に関する。
納されているトナーの撹拌および搬送を行うトナー搬送
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のトナー搬送装置を備える現
像装置の構成を示した図である。現像装置は現像部1と
トナーホッパ2とを備え、トナーホッパ2内にはトナー
が収納されている。現像部1とトナーホッパ2との間に
はトナー補給ローラ3が配置され、現像部1内のトナー
濃度が低下したときにトナーホッパ2内のトナーを現像
部1へ補給する。トナーは樹脂,着色料を混合して形成
した粉末状体であり、静止状態で放置されると固着して
現像処理に使用できなくなる。そこで、トナーホッパ2
内にはトナー搬送装置4が設けられている。トナー搬送
装置4は、図6に示したような構造のものであった。す
なわち、トナーホッパの両側面に沿って平行に配置され
たトナー搬送レバー4aと、このトナー搬送レバー4a
の先端部に設けられたコイルスプリング4bと、を有
し、トナー搬送レバー4aの中心部に設けられた回転軸
4cを中心に回転される。この回転時、コイルスプリン
グ4bはトナーホッパ2の内壁面に摺接して、トナーホ
ッパ内のトナーを撹拌するとともに、トナー補給ローラ
3部へトナーを搬送する。
像装置の構成を示した図である。現像装置は現像部1と
トナーホッパ2とを備え、トナーホッパ2内にはトナー
が収納されている。現像部1とトナーホッパ2との間に
はトナー補給ローラ3が配置され、現像部1内のトナー
濃度が低下したときにトナーホッパ2内のトナーを現像
部1へ補給する。トナーは樹脂,着色料を混合して形成
した粉末状体であり、静止状態で放置されると固着して
現像処理に使用できなくなる。そこで、トナーホッパ2
内にはトナー搬送装置4が設けられている。トナー搬送
装置4は、図6に示したような構造のものであった。す
なわち、トナーホッパの両側面に沿って平行に配置され
たトナー搬送レバー4aと、このトナー搬送レバー4a
の先端部に設けられたコイルスプリング4bと、を有
し、トナー搬送レバー4aの中心部に設けられた回転軸
4cを中心に回転される。この回転時、コイルスプリン
グ4bはトナーホッパ2の内壁面に摺接して、トナーホ
ッパ内のトナーを撹拌するとともに、トナー補給ローラ
3部へトナーを搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
な従来のトナー搬送装置には次のような問題があった。
な従来のトナー搬送装置には次のような問題があった。
【0004】トナー搬送装置はトナー搬送レバー4aの
先端に取り付けられたコイルスプリング4bの回転によ
ってトナーの撹拌および搬送を行うものであるが、この
回転時にトナー搬送装置に掛かる負荷の大きさはトナー
ホッパの容量によって変わる。
先端に取り付けられたコイルスプリング4bの回転によ
ってトナーの撹拌および搬送を行うものであるが、この
回転時にトナー搬送装置に掛かる負荷の大きさはトナー
ホッパの容量によって変わる。
【0005】そして、トナーホッパ容量が非常に大きい
場合にはトナー搬送装置に掛かる負荷が非常に大きくな
ってトナー搬送装置の回転にムラが生じて充分なトナー
撹拌,搬送を行えなくなってしまう問題が生じてしま
う。
場合にはトナー搬送装置に掛かる負荷が非常に大きくな
ってトナー搬送装置の回転にムラが生じて充分なトナー
撹拌,搬送を行えなくなってしまう問題が生じてしま
う。
【0006】このような負荷の増大に対応するためにコ
イルスプリングの代わりに板材を回転方向に沿って設け
ることが考えられる。この場合にはトナーホッパ内のト
ナー量が多いときでもトナーと板材との接触面積が小さ
くなるために負荷が少なくなって充分な撹拌・搬送を行
うことができるようになる。しかしながら、トナーホッ
パ内のトナー残量が少なくなってしまったときに残りの
トナーを掻き取ることができずにトナーが残ってしまう
問題が生じてしまう。
イルスプリングの代わりに板材を回転方向に沿って設け
ることが考えられる。この場合にはトナーホッパ内のト
ナー量が多いときでもトナーと板材との接触面積が小さ
くなるために負荷が少なくなって充分な撹拌・搬送を行
うことができるようになる。しかしながら、トナーホッ
パ内のトナー残量が少なくなってしまったときに残りの
トナーを掻き取ることができずにトナーが残ってしまう
問題が生じてしまう。
【0007】この発明の目的は、トナーホッパ内のトナ
ー量が多いときには負荷が少なく、トナー量が少なくな
ったときでも最後までトナーの搬送を行うことのできる
トナー搬送装置を提供することにある。
ー量が多いときには負荷が少なく、トナー量が少なくな
ったときでも最後までトナーの搬送を行うことのできる
トナー搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、トナーホッ
パの両側面に沿って平行に配置されたトナー搬送レバー
と、このトナー搬送レバーの先端部に固定され、円弧状
のトナーホッパ壁面に沿って回転されるスクレーパと、
を備え、前記スクレーパは、L字形断面形状に構成され
その短片が前記トナーホッパ壁面に対してほぼ垂直に固
定されているとともに、平板状の長片の平面部に孔部を
形成したことを特徴とする
パの両側面に沿って平行に配置されたトナー搬送レバー
と、このトナー搬送レバーの先端部に固定され、円弧状
のトナーホッパ壁面に沿って回転されるスクレーパと、
を備え、前記スクレーパは、L字形断面形状に構成され
その短片が前記トナーホッパ壁面に対してほぼ垂直に固
定されているとともに、平板状の長片の平面部に孔部を
形成したことを特徴とする
【0009】
【作用】この発明においては、トナー搬送レバーを回転
させると、スクレーパの内側一杯にトナーが溜まると、
スクレーパの長片の平面部に設けた孔部からトナーが抜
け出す。このため、トナーホッパ内のトナー量が多い状
態でトナー搬送レバーを回転させたときには、すぐにス
クレーパの内側一杯にトナーが溜り、その後余分なトナ
ーが該孔部から抜け出すので、スクレーパの回転時に掛
かる負荷が大きくなってしまうことがない。そしてトナ
ーホッパ内のトナー残量が少なくなったときには、トナ
ーホッパ壁面に対してほぼ垂直に固定されている短片で
掻き集めたトナーがスクレーパの内側一杯になるまで孔
部からトナーが抜け出さないので、トナーホッパ内の少
量の残トナーを確実に掻き集めてトナー補給ローラ側へ
搬送することができる。
させると、スクレーパの内側一杯にトナーが溜まると、
スクレーパの長片の平面部に設けた孔部からトナーが抜
け出す。このため、トナーホッパ内のトナー量が多い状
態でトナー搬送レバーを回転させたときには、すぐにス
クレーパの内側一杯にトナーが溜り、その後余分なトナ
ーが該孔部から抜け出すので、スクレーパの回転時に掛
かる負荷が大きくなってしまうことがない。そしてトナ
ーホッパ内のトナー残量が少なくなったときには、トナ
ーホッパ壁面に対してほぼ垂直に固定されている短片で
掻き集めたトナーがスクレーパの内側一杯になるまで孔
部からトナーが抜け出さないので、トナーホッパ内の少
量の残トナーを確実に掻き集めてトナー補給ローラ側へ
搬送することができる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるトナー搬送装
置を備える現像装置の概略構成を示した図、図2は同ト
ナー搬送装置に用いられているスクレーパを下側から見
た部分斜視図、図4は同現像装置の外観図である。
置を備える現像装置の概略構成を示した図、図2は同ト
ナー搬送装置に用いられているスクレーパを下側から見
た部分斜視図、図4は同現像装置の外観図である。
【0011】トナーホッパ2内には搬送ローラ5が回転
自在に配置されている。この搬送ローラ5はトナーホッ
パ2の両側面の壁面に設けられたトナー搬送レバー5a
を有し、このトナー搬送レバー5aの先端部にスクレー
パ5bが固定されている。スクレーパ5bは長片5c,
短片5dを有するほぼL字形の断面形状に構成されてい
る。スクレーパ5bの長片5cの平面部には複数の孔部
5eが設けられている。
自在に配置されている。この搬送ローラ5はトナーホッ
パ2の両側面の壁面に設けられたトナー搬送レバー5a
を有し、このトナー搬送レバー5aの先端部にスクレー
パ5bが固定されている。スクレーパ5bは長片5c,
短片5dを有するほぼL字形の断面形状に構成されてい
る。スクレーパ5bの長片5cの平面部には複数の孔部
5eが設けられている。
【0012】このスクレーパ5aは、短片5dがトナー
ホッパの周面にほぼ垂直になるように、トナー搬送レバ
ー5aの先端部に固定されている。
ホッパの周面にほぼ垂直になるように、トナー搬送レバ
ー5aの先端部に固定されている。
【0013】図3は上記トナー搬送装置の動作状態を示
した図であり、図(A)はトナーホッパ内のトナー量が
多い時の状態、図(B)は残留トナー量が少ない時の状
態を示している。スクレーパ5aは図において矢印Aで
示したように時計方向に回転する。そしてトナーホッパ
2内のトナー量が非常に多い場合には図(A)に示した
ようにスクレーパの孔部5eから図中矢印で示したよう
にスクレーパ外へと容易に抜け出る。このためスクレー
パ5b(トナー搬送装置5)の回転動作に、トナー詰ま
りによる大きな負荷が加えられてしまうことがなくな
り、トナー搬送装置5の回転動作がスムースになり、充
分なトナー撹拌を行うことができる。またトナー残量が
少なくなったときには図(B)に示したようにスクレー
パの短片5dがトナーホッパ2の底部に溜まっているト
ナーを掻き取り、トナーホッパ内のトナーを残すことな
く集めてトナー補給ローラ部へと搬送することができ
る。
した図であり、図(A)はトナーホッパ内のトナー量が
多い時の状態、図(B)は残留トナー量が少ない時の状
態を示している。スクレーパ5aは図において矢印Aで
示したように時計方向に回転する。そしてトナーホッパ
2内のトナー量が非常に多い場合には図(A)に示した
ようにスクレーパの孔部5eから図中矢印で示したよう
にスクレーパ外へと容易に抜け出る。このためスクレー
パ5b(トナー搬送装置5)の回転動作に、トナー詰ま
りによる大きな負荷が加えられてしまうことがなくな
り、トナー搬送装置5の回転動作がスムースになり、充
分なトナー撹拌を行うことができる。またトナー残量が
少なくなったときには図(B)に示したようにスクレー
パの短片5dがトナーホッパ2の底部に溜まっているト
ナーを掻き取り、トナーホッパ内のトナーを残すことな
く集めてトナー補給ローラ部へと搬送することができ
る。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、トナー搬送レバーを
回転させると、スクレーパの内側一杯にトナーが溜まる
と、スクレーパの長片の平面部に設けた孔部からトナー
が抜け出す。したがって、トナーホッパ内のトナー量が
多いときにはスクレーパの長片の平面部に設けられてい
る孔部からトナーが抜け出るためにトナー搬送装置が回
転するための負荷が大きくなり過ぎることがなくなり、
トナー量が多くても充分な攪拌処理を行うことができ
る。また、トナー量が少ないときにはスクレーパの短片
によってトナーホッパの底部のトナーが掻き集められ、
ホッパ内にトナーが残ってしまうのを極力少なくでき
る。
回転させると、スクレーパの内側一杯にトナーが溜まる
と、スクレーパの長片の平面部に設けた孔部からトナー
が抜け出す。したがって、トナーホッパ内のトナー量が
多いときにはスクレーパの長片の平面部に設けられてい
る孔部からトナーが抜け出るためにトナー搬送装置が回
転するための負荷が大きくなり過ぎることがなくなり、
トナー量が多くても充分な攪拌処理を行うことができ
る。また、トナー量が少ないときにはスクレーパの短片
によってトナーホッパの底部のトナーが掻き集められ、
ホッパ内にトナーが残ってしまうのを極力少なくでき
る。
【図1】この発明の実施例であるトナー搬送装置を備え
る現像装置の構成を示した図
る現像装置の構成を示した図
【図2】同トナー搬送装置の下方からの部分斜視図
【図3】同トナー搬送装置の動作状態を示した図であ
り、(A)はトナー量が多い時、(B)はトナー量が少
ないときの状態を示している
り、(A)はトナー量が多い時、(B)はトナー量が少
ないときの状態を示している
【図4】現像装置の外観を示した図
【図5】従来のトナー搬送装置を備える現像装置の構成
を示した図
を示した図
【図6】従来のトナー搬送装置を示した斜視図
2 トナーホッパ 5 トナー搬送装置 5a トナー搬送レバー 5b スクレーパ 5c 長片 5d 短片 5e 孔部
Claims (1)
- 【請求項1】トナーホッパの両側面に沿って平行に配置
されたトナー搬送レバーと、このトナー搬送レバーの先
端部に固定され、円弧状のトナーホッパ壁面に沿って回
転されるスクレーパと、を備え、 前記スクレーパは、L字形断面形状に構成されその短片
が前記トナーホッパ壁面に対してほぼ垂直に固定されて
いるとともに、平板状の長片の平面部に孔部を形成した
ことを特徴とするトナー搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088354A JP2858987B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | トナー搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088354A JP2858987B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | トナー搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04319975A JPH04319975A (ja) | 1992-11-10 |
JP2858987B2 true JP2858987B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13940485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088354A Expired - Fee Related JP2858987B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | トナー搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858987B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3239258B2 (ja) * | 1996-07-04 | 2001-12-17 | 京セラミタ株式会社 | 攪拌器及びこれを備えたトナーカートリッジ |
EP2034370B1 (en) * | 2007-09-04 | 2018-06-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Toner cartridge and image forming apparatus having toner cartridge |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02236573A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-19 | Canon Inc | 現像装置及び現像装置を備えたプロセスカートリッジ |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3088354A patent/JP2858987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04319975A (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
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