JP2858978B2 - 多層配線板の製造方法 - Google Patents

多層配線板の製造方法

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JP2858978B2 JP3050033A JP5003391A JP2858978B2 JP 2858978 B2 JP2858978 B2 JP 2858978B2 JP 3050033 A JP3050033 A JP 3050033A JP 5003391 A JP5003391 A JP 5003391A JP 2858978 B2 JP2858978 B2 JP 2858978B2
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英人 三澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路を多層に設けた多
層回路板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層配線板は、内層回路6を設けた内層
回路板1にプリプレグ2を介して銅箔等の金属箔で形成
される外層回路材3を重ね、これを加熱加圧して積層成
形することによって作成することができる。そしてこの
内層回路板1として、複数枚のものを用いて多層配線板
を成形することがおこなわれている。すなわち図8
(a)(b)に示すように、複数枚の内層回路板1を並
べて配置してこの並べた内層回路板1の上下にプリプレ
グ2を介して外層回路材3を重ね、これを加熱加圧して
積層成形することによって、一度の成形で複数枚の内層
回路板1を用いた多層配線板の製造をおこなうことがで
きることになるのである。内層回路板1の外形に沿って
これを切り離すことによって個々の多層配線板を得るこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように複
数枚の内層回路板1を用いて加熱加圧成形する場合、成
形の際にプリプレグ2の樹脂の流れによって各内層回路
板1が図8(c)のように位置ズレするおそれがある。
そして最もひどいときには内層回路板1が外層回路材3
の外に出てしまって製品とならない場合があり、また一
応は製品となっても内層回路板1が相互に位置ズレして
いるために切り離す箇所が一定にならず、自動切断する
ことができないという問題があった。この内層回路板1
の位置ズレはプレートを介して多段に積載して成形する
多段成形の際に著しく発生するものであり、従って多段
成形で大量生産をおこなうことが難しくなるという問題
もあった。このために図7のように複数枚の各内層回路
板1を粘着テープ7で接続した状態で上記の成形をおこ
なうことが試みられているが、成形の際の高温の作用で
粘着テープ7の粘着剤が溶けるために、あまり大きな効
果を期待することはできない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、成形の際の内層回路板の位置ズレを低減すること
ができる多層配線板の製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層配線板
の製造方法は、複数枚の内層回路板1をその側端同士を
凹凸嵌合させて接合し、この接合した内層回路板1にプ
リプレグ2を介して外層回路材3を重ねると共にこれを
加熱加圧成形することを特徴とするものである。
【0006】内層回路板1は、樹脂積層板などで形成さ
れる絶縁基板8に、図6(a)のようにその片側表面に
内層回路6を設けたり、図6(b)のようにその両側表
面に内層回路6を設けたり、図6(c)のように表面及
び内部に内層回路6を設けたりして作成されたものを用
いることができるものであり、例えば銅張りガラス基材
エポキシ樹脂積層板や銅張りガラス基材ポリイミド積層
板、銅張りガラス基材ブチレンテレフタレート(BT)
樹脂積層板などを用いて回路形成したものを使用するこ
とができる。図6(a)の場合には3層の回路構成の多
層配線板を、図6(b)の場合には4層の回路構成の多
層配線板を、図6(c)の場合には6層の回路構成の多
層配線板をそれぞれ製造することができる。
【0007】この内層回路板1の側端縁には凹凸嵌合の
ための加工が施してある。図2(a)はその一例を示す
ものであり、例えば3枚の内層回路板1を用いて成形を
行なう場合には、3枚のうちの1枚に両側端縁において
嵌合凹部8が、他の2枚に一側端縁において嵌合突部9
がそれぞれ設けてある。嵌合凹部8に嵌合突部9を嵌合
することによって3枚の内層回路板1を連結して一体化
させることができるのである。嵌合凹部8や嵌合突部9
は図2(b)のように複数個づつ設けるようにしてもよ
く、また嵌合凹部8や嵌合突部9の形状や数は特に制限
されるものではなく、図2(c)(d)のように形成す
ることもできる。さらに嵌合凹部8や嵌合突部9を図3
(a)のようにT字型に形成したり、図3(b)のよう
に円形に形成したりして、嵌合凹部8と嵌合突部9とを
噛み合わせるようにしてもよい。さらに図3(c)のよ
うに嵌合凹部8や嵌合突部9を内層回路板1の4辺に設
けることによって、内層回路板1を縦横に連結すること
ができる。
【0008】図4は内層回路板1のさらに他の例を示す
ものであり、このものでは内層回路板1の側端縁に断面
L字形に屈曲した鉤片10や鉤受け片11を形成して、
鉤片10と鉤受け片11との嵌合で内層回路板1を連結
するようにしてある。また内層回路板1を連結するにあ
たって、連結部材12を用いておこなうこともできる。
すなわち図5(a)に示すように、内層回路板1の側端
縁に連結凹部13を設け、積層板や金属板等の耐熱性の
高い板で作成した連結部材12を連結凹部13に嵌合さ
せることによって、連結部材12を介して内層回路板1
を凹凸嵌合して連結することができるものである。図5
(b)のように連結部材12を2個づつ用いて接続をお
こなうようにしてもよく、また図5(c)のように連結
凹部13を奥部に係合穴部14を設けて形成すると共に
連結部材12の両端部に係合突部15を設けて形成し、
係合穴部14に係合突部15を係合させた状態で連結部
材12を連結凹部13に嵌合させるようにすることもで
きる。
【0009】しかして、複数枚の内層回路板1を用いて
多層配線板を製造するにあたっては、上記のように凹凸
嵌合することによって複数枚の内層回路板1を連結した
後に、図1のようにこの連結した内層回路板1の片側あ
るいは両側の表面にプリプレグ2を介して外層回路材3
を重ねる。プリプレグ2としてはガラス基材にエポキシ
樹脂やポリイミド等を含浸乾燥して調製したものなど任
意のものを用いることができる。また外層回路材3とし
ては銅箔等の金属箔を用いる他に、外層回路を形成した
外層回路板などを用いることができる。そしてこれを加
熱加圧して積層成形することによって、各内層回路板1
にプリプレグ2によるボンディング層を介して外層回路
材3を積層することができる。このように積層した後
に、各内層回路板1の部分で切断して切り離し、そして
外層回路材3として用いる金属箔にエッチング加工等を
施して回路形成することによって、多層の回路を具備す
る多層配線板を得るものである。
【0010】
【作用】上記のように成形をおこなうにあたってプリプ
レグ2の樹脂の流れ等が内層回路板1に作用しても、複
数枚の内層回路板1は凹凸嵌合して一体に連結してある
ために、各々の内層回路板1が相互に位置ズレすること
が少なくなる。
【0011】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。実施例1 内層回路板1(大きさ510mm×340m
m;以下同じ)として両面に内層回路6を設けた2層回
路構成の厚み0.5mmの松下電工株式会社製「R17
66」を用い、各内層回路板1に図2(b)のような嵌
合凹部8と嵌合突部9を設けた。そして3枚の内層回路
板1を凹凸嵌合して連結し、この表裏両面にそれぞれ2
枚のプリプレグ2(松下電工株式会社製「R166
1」)を重ねると共にさらにその外側に外層回路材3と
して古河サーキットフォイル社製の銅箔を重ねた。これ
を一組として3組を離型シートを介して重ねてプレート
間にセットし(従って一段当たり3組の成形枚数)、温
度170℃、圧力30kg/cm2 、時間200分の条
件で加熱加圧成形することによって、多層配線板を得
た。
【0012】実施例2 内層回路板1に図2(c)のよ
うな嵌合凹部8と嵌合突部9を設けて、3枚の内層回路
板1の連結をおこなうようにした他は、実施例1と同様
にして多層配線板を得た。実施例3 内層回路板1に図4のような鉤片10と鉤受
け片11を設けて、3枚の内層回路板1の連結をおこな
うようにした他は、実施例1と同様にして多層配線板を
得た。
【0013】実施例4 内層回路板1に図5(b)のよ
うな連結凹部13を設けると共に内層回路板1と同じ板
厚の積層板で作成した連結部材12を用いて、3枚の内
層回路板1の連結をおこなうようにし、また一段当たり
7組の成形枚数で成形をおこなうようにした他は、実施
例と同様にして多層配線板を得た。実施例5 内層回路板1として両面及び内層に内層回路
6を設けた4層回路構成の厚み1.6mmの松下電工株
式会社製「C−1810」を用い、内層回路板1に図5
(b)のような連結凹部13を設けると共に内層回路板
1と同じ板厚の積層板で作成した連結部材12を用い
て、3枚の内層回路板1の連結をおこなった。そしてこ
の連結した内層回路板1の表裏両面にそれぞれ2枚のプ
リプレグ2(松下電工株式会社製「R4670」)を重
ねると共にさらにその外側に外層回路材3として古河サ
ーキットフォイル社製の銅箔を重ねた。これを一組とし
て7組を離型シートを介して重ねてプレート間にセット
し(従って一段当たり7組の成形枚数)、温度170
℃、圧力30kg/cm2 、時間200分の条件で加熱
加圧成形することによって、多層配線板を得た。
【0014】比較例1 内層回路板1に嵌合凹部8と嵌
合突部9を設けず、3枚の内層回路板1を連結しないよ
うにした他は、実施例1と同様にして多層配線板を得
た。比較例2 内層回路板1を図7のように粘着テープ7で
連結するようにした他は、実施例1と同様にして多層配
線板を得た。比較例3 内層回路板1に連結凹部13を設けず、3枚
の内層回路板1を連結しないようにした他は、実施例5
と同様にして多層配線板を得た。
【0015】上記実施例1乃至5及び比較例1乃至3に
おいて成形をおこなった後の、内層回路板1の位置ズレ
の量を測定した。結果を次表に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明は、複数枚の内層回
路板をその側端同士を凹凸嵌合させて接合し、この接合
した内層回路板にプリプレグを介して外層回路材を重ね
ると共にこれを加熱加圧成形するようにしたので、成形
をおこなうにあたってプリプレグの樹脂の流れ等が内層
回路板に作用しても、凹凸嵌合して一体に連結されてい
る各内層回路板1は相互に位置ズレすることが少なくな
り、従って自動切断が可能になると共に、多数枚の多段
成形によって生産性を高めることが可能になるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すものであり、(a)は断面
図、(b)は平面図である。
【図2】内層回路板の各態様を示すものであり、(a)
(b)(c)(d)はそれぞれ平面図である。
【図3】内層回路板の他の各態様を示すものであり、
(a)(b)(c)はそれぞれ平面図である。
【図4】内層回路板のさらに他の態様を示す斜視図であ
る。
【図5】内層回路板のさらに他の各態様を示すものであ
り、(a)(b)(c)はそれぞれ平面図である。
【図6】内層回路板の回路構成を示すものであり、
(a)(b)(c)はそれぞれ断面図である。
【図7】内層回路板の従来の連結法を示す平面図であ
る。
【図8】内層回路板の従来の製造法を示すものであり、
(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は問題点を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 内層回路板 2 プリプレグ 3 外層回路材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の内層回路板をその側端同士を凹
    凸嵌合させて接合し、この接合した内層回路板にプリプ
    レグを介して外層回路材を重ねると共にこれを加熱加圧
    成形することを特徴とする多層配線板の製造方法。
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