JP2858577B2 - カラー表示管 - Google Patents

カラー表示管

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JP2858577B2
JP2858577B2 JP63310216A JP31021688A JP2858577B2 JP 2858577 B2 JP2858577 B2 JP 2858577B2 JP 63310216 A JP63310216 A JP 63310216A JP 31021688 A JP31021688 A JP 31021688A JP 2858577 B2 JP2858577 B2 JP 2858577B2
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    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • H01J29/073Mounting arrangements associated with shadow masks
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    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0722Frame

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3つの電子ビームを発生するための電極シ
ステムと、異なるカラーで発光するけい光体素子の表示
スクリーンを内側にそなえた、直立縁を有する略々方形
の表示窓と、前記の表示スクリーン近くに懸吊され且つ
各電子ビームを1つのカラーのけい光体素子に向ける多
数のアパーチャを有するカラー選別電極と、前記の表示
窓の直立縁の隅に配設された、球状の自由端部分と肩部
を有するピン状部材と、前記のカラー選別電極と連結さ
れた弾性懸吊素子とをそなえた容器を有し、この弾性懸
吊素子は、該素子の設けられた隅に向けて偏向された電
子ビームに略々垂直で且つ少なくともその1つの側に孔
を有する少なくとも部分的に円錐状の部分を夫々有し、
弾性懸吊素子と協働する同じ隅にあるピン状部材の球状
の自由端部分は前記の孔と係合し、この球状の自由端部
分と円錐状の部分とは少なくとも3つの接触点を有する
ようにしたカラー表示管に関するものである。
このようなカラー表示管は欧州特許出願明細書第0240
077号より知られている。けれども、このようなカラー
表示管は必ずしも満足な色純度を示さない場合があるこ
とが実際にわかった。
本発明の目的は、満足な色純度を生じるカラー表示管
を得ることにある。
この目的で、本発明は、冒頭記載のタイプのカラー表
示管において、弾性懸吊素子は孔を超えて延在する突出
縁を有し、ピン状部材の中心軸と、カラー選別電極−表
示スクリーン結合体の軸に垂直に延在する平面とで形成
される角度が、該弾性懸吊素子の突出縁がピン状部材の
肩部と接触しないように選定され、円錐状の部分は、弾
性懸吊素子の孔に位置する別個の部分であって、該円錐
状の部分は、球状の自由端部分と弾性懸吊素子とに恒久
的に固定され、該ピン状部材の中心軸は、前記の平面と
少なくとも5゜で、20゜を超えない角度を形成すること
を特徴とする。
本発明は次のような洞察に基づくものである、すなわ
ち、公知のカラー表示管により時として生じる不満足な
色純度は、弾性懸吊素子がこれと係合するピン状部材の
肩部と接触するという望ましくない事実により生じる。
このため、表示スクリーンに対するカラー選別電極の
位置が適切に規定されず、カラー表示管の色純度に悪影
響を与える。本発明によれば、ピン状部材の中心軸と前
記の平面とで形成される角度が、弾性懸吊素子とこれと
係合するピン状部材の肩部とが互いに接触する角度より
も大きいので、弾性懸吊素子がピン状部材の肩部と接触
するのが防がれる。
球状の自由端部分を有するピン状部材の中心軸が、こ
のピン状部材と関連する平らな弾性懸吊素子に垂直に延
在することそれ自体は米国特許第4387321号より知られ
ている。これにより、使用するカラー表示管のタイプ例
えば90゜または110゜偏向カラー表示管に応じて、ピン
状部材の中心軸は前記の平面と略々30゜と略々50゜の間
の範囲の角度を形成する。
本発明のカラー表示管が好ましい一実施態様では、ピ
ン状部材の中心軸は前記の平面と或る角度を形成し、ピ
ン状部材の中心軸は、表示窓の直立縁に少なくとも実質
的に垂直である。実際に、表示窓の直立縁は前記の平面
に対し直角ではなく、その代わりこの直立縁への法線は
前記の平面と或る角度をなす。ピン状部材の軸を、平面
特にカラー選別電極−表示スクリーン結合体の軸に垂直
な平面に或る角度で配設することに存する本発明により
得られた洞察により、ピン状部材を直立縁に略々垂直に
配設することが可能になった。
ピン状部材は直立縁内に融着(fuse)することができ
る。実際に、ピン状部材を直立縁内に垂直に融着するの
が非常に有利なことがわかった。この場合、直立縁を形
成するガラスの最少量だけを融解するだけですみ、この
ことは経済的見地から有利である。その上、ピン状部材
を垂直に融着すれば、この融着操作に要する力が直立縁
にトルクを生ずることもない。更に、略々垂直に融着さ
れたピン状部材の場合には、直立縁内に適切な固定を得
るのに、斜めに融着されたピン状部材の場合よりも該部
材の長さが短くて足りる。したがって材料が節約され
る。ピン状部材の融着を容易にするために、前記の部材
に肩部を設け、この方部で該部材が直立縁内に押し込ま
れる。
ピン状部材を直立縁に設ける他の方法は、熱圧着(th
ermocompression)によることである。この熱圧着の場
合には、ピン状部材の直立縁に設けるのに要する力は融
着の場合よりも小さい。熱圧着により設ける場合には、
ピン状部材のせん断を防ぐために該部材が直立縁に垂直
に設けるのが特に有利である。
本発明に非常に適したカラー表示管の別の実施態様で
は、円錐状の部分が弾性懸吊素子の孔に位置され、この
円錐状の部分はこれと係合する球状の自由端部分と弾性
懸吊素子とに恒久的に固定され、ピン状部材の中心軸は
前記の平面と少なくとも5゜の角度を形成する。ピン状
部材が直立縁上に設けられるということのために、角度
は20゜を超えないのが好ましい。この構造は、満足な色
純度を有するカラー表示管を供するだけでなく、球状の
自由端部分に円錐状部を恒久的に固定することにより、
カラー選別電極を表示窓内に懸吊する容易に考えられ且
つ正確な方法をも供する。
恒久的な固定が不必要な本発明のカラー表示管の別の
実施態様では、弾性懸吊素子の円錐状の部分の孔は、こ
の弾性懸吊素子と係合するピン状部材の球状自由端部分
の最大外径よりも小さな最小内径を有する直立縁で取囲
まれ、ピン状部材の中心軸は前記の平面と少なくとも9
゜の角度を形成する。ピン状部材が直立縁上に設けられ
るために、角度は20゜を超えないのが好ましい。
以下に本発明を図面によって更に詳しく説明する。
第1図は本発明によるカラー表示管の一部断面平面図
である。カラー表示管は、直立縁3をそなえた略々方形
の表示窓2をもった容器1を有する。このカラー表示管
は更にコーン4とネック5を有する。異なる色で発光す
るけい光体素子の表示スクリーン6が表示窓2上に設け
られる。多数のアパーチャを有する略々方形のカラー選
別電極7が、前記の直立縁3の隅近くに位置する懸吊手
段8によって表示窓2の近くに懸吊される。3つの電子
ビーム10,11および12を発生する電極システム9がカラ
ー表示管のネック5内に取付けられる。前記のビームは
コイルシステム13で偏向される。カラー選別電極7のア
パーチャは、これ等のアパーチャが各電子ビームを1つ
の色けい光体素子に向けるように、けい光体素子に対し
て配される。したがって、カラー選別電極7と表示スク
リーン6は互いに付属し、1つの結合体を形成するとい
うことができる。
第2図は、電極システムより見た、多数のアパーチャ
をもったカラー選別電極7を有する表示窓2の平面図で
ある。この第2図は、表示管の分野における当業者に知
られたやり方でX軸とY軸および対角線D1とD2を示す。
カラー選別電極7と表示窓との結合体の軸(第2図には
図示せず)は、X軸とY軸でつくられる平面に垂直で、
X軸とY軸の交点を横切る。カラー選別電極7は、対角
線D1とD2が表示窓2の直立縁3と交わる場所に位置する
懸吊手段8によって表示窓2内に懸吊さている。各懸吊
手段8は、カラー選別電極7に取付けられた弾性懸吊素
子21と、直立縁3の隅に配設されたピン形状部材15とを
有する。このピン状部材というのは、ここでは、該部材
を直立縁に備えつけるために適切に使用することができ
る一方の端部と、弾性懸吊素子を支持するために適切に
使用することができる他方の端部とを有す支持部材を意
味するものと理解されたい(第3図参照)。
第3図は、第2図の矢印方向より見た本発明のカラー
表示管の一部の断面図である。ピン状部材15は、球状の
自由端部分16と肩部23とを有する。この肩部のためにピ
ン状部材15をより早く直立縁内に押し込むことができる
が、これは融解操作時に必要である。カラー選別電極7
は、多数のアパーチャ14を有し且つ直立縁18が設けられ
た薄いマスクシート17より成る。マスク縁19が直立縁18
に取付けられ、このマスク縁の隅には支持条帯20が設け
られている。この実施例では平らな弾性懸吊素子21であ
る弾性懸吊素子が前記の支持条帯20に取付けられる。平
らな弾性懸吊素子21は、該弾性懸吊素子がある表示窓の
隅に向けて偏向された電子ビームに対して略々直角であ
るように、X−Y面(第3図にX−Yとして示す)に垂
直に延在するカラー選別電極7と表示スクリーン6との
結合体の軸と或る角度を形成する。平らな弾性懸吊素子
21は部分的に円錐状の部分22(以下単に「円錐状部分」
という)を有する。平らな弾性懸吊素子のこの部分22は
孔25を有し、この孔にピン状部材15の球状の自由端部分
が接する。
前記の円錐状部分22は、例えば、3角形の或いはかわ
りの実施態様では円形の断面を有してもよい。円錐状部
分22の断面形に応じて球状自由端部分16と円錐状部分22
とは少なくとも3つの接触点30を有するので、この構造
の剛性は増される。その上、接触点によって、円錐状部
分22は球状端部分16に対して心合わされる。平らな弾性
懸吊素子21に円錐状部分22を形成するために突出縁31が
必要とされる。この突出縁31がピン状部材15と接触する
のを防ぐため肩部23はこの点で大きな問題なので、ピン
状部材15の中心軸はX−Y面と所定の角度を形成する。
このことを第4図で更に詳しく説明する。ピン状部材15
の軸Aは、平らな弾性懸吊素子21の突出縁31が該ピン状
部材15の肩部と確実に離れるように、X−Y面と少なく
とも5゜の角度αを形成するのが好ましい。実際上は、
例えばピン上部材の製造中および融着中に生じる許容誤
差のために、若し角度αが5゜よりも小さいと突出縁31
がピン状部材の肩部23と接するに至ることがあることが
わかった。ピン状部材15の中心軸Aは表示窓の直立縁3
に対して垂直である。ピン状部材15を直立縁3に垂直に
融着することは融着プロセスに関して利点を有る。例え
ば、斜め方向の融着にくらべて最少量のガラスを融解す
るだけですみ、このことは、迅速で安価な融着プロセス
をもたらす。若し角度αが20゜を超えると、融着プロセ
スは経済的見地から余り有利にはならない。その上、ピ
ン状部材を垂直に融着する場合には、ピン状部材を斜め
に融着する場合よりも部材の長さが小さくてすむ。
この実施態様では、円錐状部分22は、平らな弾性懸吊
素子21の孔33に係合する別個の部分32である。カラー表
示管の製造プロセス中に、この別個の部分は、カラー選
別電極が表示窓内に正確に懸吊された後例えばレーザス
ポット溶接によって平らな弾性懸吊素子に固定される。
第4図には僅かな溶接部が符号34で示されている。突出
縁31は、適当な溶接部を得るのに適した場所である。別
個の部分32が平らな弾性懸吊素子21に固定された後、カ
ラー表示管は以後のプロセスを受ける、例えば表示窓に
表示スクリーンが設けられる。最後に、円錐状部分22
が、例えばレーザ溶接によってピン状部材の球状の自由
端部分16に固定される。
ピン状部材15の自由端は球状なので、ピン状部材に対
する平らな弾性懸吊素子21の円錐状部分22の配向は何等
の影響を有しない。したがって、ピン状部材15は最も好
ましい角度で直立縁に設けられることができる。
第5図は本発明のカラー表示管の別の実施態様を示し
たもので、この実施態様では、円錐状部分22は球状の自
由端部分16に溶接されていない。ショックを受けた場合
に円錐状部分22が球状の自由端部分16より滑って外れる
のを防ぐために、円錐状部分22の孔は、それを係合する
ピン状部材の球状の自由端部分16の最大外径よりも小さ
な内径を有する直立縁35で取囲まれる。平らな弾性懸吊
素子21例えば直立縁35とピン状部材15の肩部との接触を
避けるために、中心軸AがX−Y面と少なくとも9゜の
角度αを形成するのが好ましい。直立縁35の製造中に生
じる許容誤差のために、実際には9゜よりも小さな角度
αは接触を生じることがあることがわかった。20゜より
も大きな角度αは融着プロセスに対して余り経済的でな
く、余り望ましくない。
本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者にとっ
て種々の変形が可能であることは明らかであろう。例え
ば、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、すなわ
ち、弾性懸吊素子に応じて、ピン状部材の肩部が該弾性
懸吊素子と接触することのないようにX−Y面と或る角
度を形成する限りは、ピン状部材および平らな弾性懸吊
素子に対してここに示した形以外の形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー表示管の一部断面平面図、 第2図はカラー選別電極を有する表示窓の正面図、 第3図は本発明のカラー表示管の特にピン状部材を有す
る部分の拡大断面図、 第4図は表示窓の直立縁に垂直に融着されたピン状部材
の拡大断面図、 第5図は別の実施態様を示す第4図と同様の拡大断面図
である。 1……容器、2……表示窓 3,18,35……直立縁、6……表示スクリーン 7……カラー選別電極、8……懸吊手段 9……電極システム、13……偏向コイルシステム 14……アパーチャ、15……ピン状部材 16……自由端部分、17……マスクシート 19……マスク縁、20……支持条帯 21……弾性懸吊素子、22……円錐状部分 23……肩部、25,33……孔 30……接触点、31……突出縁 34……溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−85756(JP,A) 特開 昭62−237639(JP,A) 特開 昭57−53048(JP,A) 特公 昭44−3547(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/02 H01J 31/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3つの電子ビームを発生するための電極シ
    ステムと、異なるカラーで発光するけい光体素子の表示
    スクリーンを内側にそなえた、直立縁を有する略々方形
    の表示窓と、前記の表示スクリーン近くに懸吊され且つ
    各電子ビームを1つのカラーのけい光体素子に向ける多
    数のアパーチャを有するカラー選別電極と、前記の表示
    窓の直立縁の隅に配設された、球状の自由端部分と肩部
    を有するピン状部材と、前記のカラー選別電極と連結さ
    れた弾性懸吊素子とをそなえた容器を有し、この弾性懸
    吊素子は、該素子の設けられた隅に向けて偏向された電
    子ビームに略々垂直で且つ少なくともその1つの側に孔
    を有する少なくとも部分的に円錐状の部分を夫々有い、
    弾性懸吊素子と協働する同じ隅にあるピン状部材の球状
    の自由端部分は前記の孔と係合し、この球状の自由端部
    分と円錐状の部分とは少なくとも3つの接触点を有する
    ようにしたカラー表示管において、 該弾性懸吊素子は、孔を超えて延在する突出縁を有し、
    ピン状部材の中心軸と、カラー選別電極−表示スクリー
    ン結合体の軸に垂直に延在する平面とで形成される角度
    が、該弾性懸吊素子の突出縁がピン状部材の肩部と接触
    しないように選定され、該円錐状の部分は、弾性懸吊素
    子の孔に位置する別個の部分であって、該円錐状の部分
    は、球状の自由端部分と弾性懸吊素子とに恒久的に固定
    され、該ピン状部材の中心軸は、前記の平面と少なくと
    も5゜で、20゜を超えない角度を形成することを特徴と
    するカラー表示管。
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DE (1) DE3884920T2 (ja)
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