JPH0782814B2 - カラ−受像管 - Google Patents

カラ−受像管

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JPH0782814B2
JPH0782814B2 JP60156956A JP15695685A JPH0782814B2 JP H0782814 B2 JPH0782814 B2 JP H0782814B2 JP 60156956 A JP60156956 A JP 60156956A JP 15695685 A JP15695685 A JP 15695685A JP H0782814 B2 JPH0782814 B2 JP H0782814B2
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拓 浦田
三千夫 中村
滋男 竹中
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • H01J29/073Mounting arrangements associated with shadow masks

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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はシャドウマスク型のカラー受像管に係り、特に
シャドウマスクの懸架・保持機構に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
一般にシャドウマスク型のカラー受像管は第4図に示す
ように、多数の微細なスリット透孔(41)を有し薄い金
属板からなるシャドウマスク(46)と、矩形枠状のマス
クフレーム(47)を溶接固定し、そのマスクフレーム
(47)の各辺のほぼ中央に弾性保持体(48)が溶接固定
されたシャドウマスク組立体(40)を硝子外囲器(図示
しない)に内装している。このシャドウマスク組立体
(40)は、パネルガラスの内面に固定されたスタッドピ
ンと弾性保持体(48)を係合することにより所定の位置
に懸架保持されている。
このようなマスク組立体の保持構造には、矩形状のマス
クフレームの各辺の中央ではなく隅部に設けられ、パネ
ルガラス内面のスタッドピンも隅部に設けて両者を係合
させ、シャドウマスクを保持する方式(以下コーナー支
持方式と称する)がある。
〔背景技術の問題点〕
このようなコーナー支持方式に於いては、例えば第5図
に示すように、弾性保持体(58)がパネルガラス(52)
の隅部を結ぶ対角軸(55)に沿って向きあい、この弾性
保持体(58)により弾性的にシャドウマスク組立体(6
0)を支持するように設定されている。この弾性保持体
(58)は、マスクフレーム(57)に固着溶接される固着
部(58a)と、スタッドピン(40)に係合する係合部(5
8b)と、固着部(58a)と係合部(58b)を結ぶ鋭角に折
り曲げられた連結部(58c)とからなり、シャドウマス
ク組立体(60)とパネルガラス(52)との脱着に際して
は、連結部が撓み係合部が対角軸(55)の方向に可動
し、スタッドピン(40)との嵌合、解放を行なうことが
できる。シャドウマスク組立体(60)をパネルガラス
(52)に支持するために弾性保持体(58)がバネ作用を
及ぼす方向はこの可動方向に一致している。このように
弾性保持体(58)がバネ作用を及ぼす方向である弾性方
向は、係合部(58b)の移動方向でありかつ弾性保持体
(58)がシャドウマスク組立体(60)をパネルガラス
(52)内に支持するための支持力の方向でもある。しか
し、この弾性保持体(58)の弾性方向は、対角軸(55)
に沿うためにパネルガラス(52)のもつ縦横比によって
向きが定まってしまい、縦と横の長さが異なり、縦,横
比が3:4の比をもつ一般民生用のカラー受像管のパネル
ガラスの場合には、この弾性方向が管軸に垂直なパネル
の横軸から約37゜と一義的に定まってしまう。
一方、カラー受像管に於いて、何らかの衝撃を受けた場
合には、弾性保持体(58)のバネ性により衝撃をある程
度吸収し、直接大きな衝撃がシャドウマスク(56)に伝
わらないように配慮しなければならない。しかしなが
ら、前述したようなコーナー支持の弾性保持体(58)の
弾性方向では、パネルガラス平面に於ける縦方向と横方
向の耐衝撃性が異なってしまう。このことは現在研究段
階ではあるが、パネルガラスの縦横比が3:5となる高精
細カラー受像管に於いては、より顕著になる。このよう
に縦方向と横方向の耐衝撃性が異なるカラー受像管の品
位を保とうとする場合、耐衝撃性の弱い縦方向に弾性保
持体の支持力を合せなければならず、その結果、より強
固な弾性保持体となり高価なものになってしまうばかり
か、作業性も悪くなり、カラー受像管の工業的量産性お
よび経済性を劣化させている。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点について鑑みなされたものであ
り、シャドウマスク組立体を画面対角部で支持する弾性
保持体の耐衝撃性を向上させることができ、工業的量産
性、経済性に優れたカラー受像管を提供することを目的
としている。
〔発明の概要〕
本発明によるカラー受像管は実質的に矩形状で縦と横の
長さが異なるパネルと、パネル内面に形成された蛍光体
スクリーンと、蛍光体スクリーンに近接対向するように
配置され多数の透孔が配列されてなるシャドウマスク
と、シャドウマスクをその周囲で保持するマスクフレー
ム部とを有する。マスクフレーム部は、弾性保持体を介
してパネルの隅部に植設されたスタッドピンに係止され
る。弾性保持体は、マスクフレーム部を弾性的に保持す
るための弾性圧力方向がパネルの隅部を構成する2つの
辺のなす角を2等分する線と略一致する方向となるよう
配置されている。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図は本発明による一実施例を示すものであり、カラ
ー受像管(1)は、実質的に短形状で縦と横の長さが異
なるパネルガラス(2)、漏斗状のファンネル(3)お
よびネック(4)を有する真空外囲器により形成され
る。パネルガラス(2)の内面には青色、緑色および赤
色に発光する蛍光体層からなる蛍光体スクリーン(5)
が被着形成されている。この蛍光体スクリーン(5)に
近接対向した位置に多数の透孔を有する矩形状のシャド
ウマスク(6)を懸架保持している。カラー受像管のネ
ック(4)内には、複数の電子ビームを発生させる電子
銃(9)を設ける。これらの複数の電子ビームは、ファ
ンネル(3)に設けられた図示しない偏向ヨークにより
偏向され、シャドウマスク(6)付近で互いに交差した
後、所定の蛍光体スクリーン(5)上に射突する。シャ
ドウマスク(6)は矩形枠状のマスクフレーム部(7)
に溶接固定され、このマスクフレーム部(7)には弾性
保持体(8)の一方が固定されている。また、他方はス
タッドピン(10)に嵌合されることによりシャドウマス
ク(6)とマスクフレーム(7)の組立体を係止してい
る。
第1図は本発明によるカラー受像管の一実施例を説明す
るための断面であり、まず第1図(a)のようにパネル
ガラス(2)の側壁部の隅部にスタッドピン(10)が植
設されており、このスタッドピン(10)の截頭円錐体
(11)に弾性保持体(8)を係合することにより、多数
の透孔が配置されたたシャドウマスク(6)とその周囲
を保持するマスクフレーム(7)とをスタッドピン(1
0)に係止している。このスタッドピン(10)は、第1
図(c)に示すように弾性保持体と係合する截頭円錐体
(11)と、パネルガラス(2)に植設される植設部(1
2)とから成り、截頭円錐体(11)のテーパー角(23)
は約24゜に設定されており、18%Crの鉄材からなり、表
面は酸化被膜で覆われている。このスタッドピン(10)
のパネルガラスへ植設する位置についてさらに詳細に述
べると、截頭円錐体(11)の中心軸(24)が、カラー受
像管の管軸と直交する面上に於けるパネルガラス(2)
の側壁部の隅部を構成する2つの辺(27),(28)のな
す角を略2等分する線(26)と一致するように植設され
る。スタッドピン(10)の截頭円錐体(11)に、弾性保
持体(8)の係合孔(図示せず)を有する係合部(8b)
を前記截頭円錐体の中心軸と直交するように係合せしめ
ることにより、弾性保持体(8)のシャドウマスク
(6)およびマスクフレーム部(7)を保持する力すな
わち弾性圧力の方向は、パネルガラス側壁部の隅部を構
成する2つの辺のなす角を2等分する線と一致もしくは
平行な方向となる。
このとき上記線(26)は、第1図(b)のような管軸と
直交する面上に於いて2つの辺(27),(28)に内接す
る円(29)を考えた場合、その接点での2つの接線の交
点(30)と内接面(29)の中心(35)を結んでできる直
線であると定義できる。
スタッドピン(10)と係合する弾性保持体(8)は、厚
さが0.2〜0.8mmで例えばSUS 631やSUS 301のような弾性
の強い材料からなる。弾性保持体(8)は、マスクフレ
ーム部(7)に溶接される固定部(8a)と、スタッドピ
ン(10)と係合する係合部(8b)および固定部(8a)に
対して鋭角的に折り曲げられ固定部(8a)と係合部(8
b)を連結する連結部(8c)とからなる概略コの字形状
をしている。この弾性保持体(8)とスタッドピン(1
0)は一般的に截頭円錐体(11)の中心軸(24)と弾性
保持体(8)の係合部(8b)の平面が垂直をなすように
係合される。そのため、上述のようにスタッドピン(1
0)を植設すれば弾性体保持体(8)の弾性方向は、截
頭円錐体(11)の中心軸(24)の方向と一致、つまりパ
ネルの隅部を構成する2つの辺のなす角を2等分する線
と一致する。従って、パネルガラス(2)平面に於ける
縦方向と横方向の耐衝撃性を同じくすることが出来る。
なお、第1図(b)における(25)はパネル隅部の対角
軸を示すものである。
前述の実施例に於いては、截頭円錐体の中心軸がパネル
の隅部を構成する2つの辺のなす角を略2等分するよう
な線上にある例を述べたが、第3図に示すように、スタ
ッドピン(10)の截頭円錐体(110)の中心軸(240)と
植設部(120)の中心軸(121)に角度をもたせてもよ
い。一般のカラー受像管の縦横比は3:4であり、このよ
うなパネルガラスの側壁部の隅部に、この隅部を構成す
る2つの辺のなす角を略2等分する線上にスタッドピン
を植設する場合、第1図(a)から明らかなように、パ
ネルガラス(2)の隅部に対応するシャドウマスク組立
体の角部(7a)はこの線上(26)になく、位置的なずれ
を生じている。このずれが大きいタイプのカラー受像管
の場合は、第3図(a),(b)に示すようにスタッド
ピンの植設部(120)の中心軸(121)をパネルガラス
(2)の対角軸に略一致させ、截頭円錐体(110)の中
心軸(240)のみパネルガラス(2)の隅部の2つの辺
のなす角を2等分する線に平行にしてやれば良い。こう
することにより、弾性保持体(8)の弾性方向はパネル
ガラス(2)隅部の上記線に平行となり、また、シャド
ウマスク組立体の隅部(7a)とパネルガラスの隅部(2
a)を結ぶ線上にスタッドピンの截頭円錐体の中心軸を
交わらせることができる。つまり、マスク組立体とパネ
ルの両隅部を結ぶ線上に円錐体を位置させることによ
り、更に一層強固に保持するものである。
上述の変形例は、パネルガラスの隅部の中心線とシャド
ウマスク組立体の角部のずれが大きい場合に有効であ
り、このずれが小さい場合にはスタッドピンの2つの中
心軸を異ならせる必要がないことは言うまでもない。
また、前述の実施例に於いては、スタッドピンの中心軸
がカラー受像管の管軸に対して垂直に植設される場合に
ついて述べたが、植設される方向が管軸に対して垂直に
限定されるものではなく、斜めに植設されるものでも適
用でき、またスタッドピンの弾性保持体と係合する部分
が截頭円錐体でなくとも本発明の効果は充分に得られ
る。
一方、弾性保持体と係合する部分の中心軸と植設部の中
心軸が角度をもって交わるようなスタッドピンの有効性
は、単に本実施例に示したような植設の仕方だけに限定
されるものではない。例えば、パネルガラスの側壁部は
蛍光体スクリーンが形成される前面部の方が厚くなるよ
うになっており、スタッドピンが植設される内壁は管軸
に対して傾むいているのが一般的である。このように内
壁が傾むいている場合でもスタッドピンの植設部の中心
軸と係合する部分の中心軸に角度をもたせてやれば、植
設部の中心軸を内壁面に対して垂直に植設することが可
能となる。
〔発明の効果〕
以上、本発明を実施例で説明したように、隅部でシャド
ウマスク組立体の支持を行なうカラー受像管において、
矩形状のパネルガラスの縦方向と横方向の耐衝撃性をほ
ぼ等しくすることが可能となり、外部からの衝撃に対し
て強く、工業量産性、経済性に優れたカラー受像管を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、第1図(a)
はカラー受像管の断面図、第1図(b)は第1図(a)
の一部を取り出して拡大した拡大図、第1図(c)は第
1図(b)の一部拡大図、第2図は本発明の一実施例を
説明するカラー受像管の断面図、第3図は本発明の他の
実施例を示すもので、第3図(a)はカラー受像管の断
面図、第3図(b)は第3図(a)の一部を取り出して
示す拡大図、第4図および第5図は従来のマスクフレー
ム組立体を説明する図である。 (2)……パネル、(6)……シャドウマスク (7)……フレーム、(8)……弾性保持体 (8a)……固定部、(8b)……係合部 (8c)……連結部、(10)……スタッドピン (11),(110)……截頭円錐体、(12),(120)……
植設部 (26)……隅部を構成する2つの辺のなす角を2等分す
る線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に矩形状で縦と横の長さが異なるパ
    ネルと、前記パネル内面に形成された蛍光体スクリーン
    と、前記蛍光体スクリーンに近接対向するように配置さ
    れ多数の透孔が配列されてなるシャドウマスクと、前記
    シャドウマスクをその周囲で保持するマスクフレーム部
    を有し、前記マスクフレーム部を弾性保持体を介して前
    記パネルの隅部に植設されたスタッドピンに係止するカ
    ラー受像管に於いて、前記弾性保持体の弾性方向が前記
    パネルの隅部を構成する2つの辺のなす角の2等分線と
    略一致する方向であることを特徴するカラー受像管。
  2. 【請求項2】スタッドピンの弾性保持体と係合する部分
    の中心軸が、前記パネルの隅部を構成する2つの辺のな
    す角の2等分線と略一致する方向である特許請求の範囲
    第1項記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】スタッドピンは弾性保持体と係合する部分
    と、パネルに植設される植設部とからなり、前記係合す
    る部分の中心軸と前記植設部の中心軸とが角度をもって
    交わる特許請求の範囲第1項記載のカラー受像管。
  4. 【請求項4】スタッドピンの植設部の中心軸がパネルの
    対角軸と略一致する方向である特許請求の範囲第3項記
    載のカラー受像管。
JP60156956A 1985-07-18 1985-07-18 カラ−受像管 Expired - Lifetime JPH0782814B2 (ja)

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