JP2858441B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2858441B2
JP2858441B2 JP2228253A JP22825390A JP2858441B2 JP 2858441 B2 JP2858441 B2 JP 2858441B2 JP 2228253 A JP2228253 A JP 2228253A JP 22825390 A JP22825390 A JP 22825390A JP 2858441 B2 JP2858441 B2 JP 2858441B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、定着装置を有する画像形成装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、画像形成装置の定着装置は第7図に示すような
構成となっている。第7図において、1は定着ローラで
ある。該定着ローラ1の内部には、発熱体たるヒータ2
が配設されており、定着ローラ1の表面を加熱するよう
になっている。該表面の温度は、該表面に当接して配設
されたサーモスイッチ3によって、所定温度以上の高温
にならないように制御されている。また、上記定着ロー
ラ1の下方には加圧ローラ4が該定着ローラ1に圧接し
て配設されており、上記定着ローラ1と該加熱圧ローラ
4において記録材を挟持搬送することにより定着が行な
われる。該記録材は、上記定着ローラ1及び加圧ローラ
2の前方(第7図において右側)に配設された入口ガイ
ド5によって案内され、上記定着ローラ1及び加圧ロー
ラ2の圧接部へ進入する。該圧接部において加熱及び加
圧された記録材は、定着ローラ1に巻き付く傾向を示す
ため、上記圧接部よりも記録材の搬送方向後方には分離
爪6が定着ローラ1の表面に当接して配設されている。
該分離爪6によって定着ローラ1の表面から引き剥さ
れた記録材は、さらに後方に配設された排紙ローラ7に
よって定着装置外へと排出される。該排紙ローラ7の上
方にはカール矯正ころ8が配設されており、記録材のカ
ールを取り除いて排出するようになっている。
以上のような従来例装置においては、分離爪を設けた
ことにより、記録材が巻き付いて装置を損傷させること
がなく、良好に定着動作が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、分離爪を設けたこと
により、装置が機械的に複雑となり、また、上記分離爪
によって定着ローラ表面を損傷させるという問題点があ
った。
本発明は、上記問題点を解決し、分離爪を設けること
なく記録材の巻き付けによる装置の損傷を防止すること
のできる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記目的は、 記録材に未定着画像を形成する未定画像形成手段と、
記録材に未定着画像を定着するための定着ローラと、定
着ローラを駆動する駆動源と、定着ローラよりも記録材
の搬送方向の下流側に設けられ記録材の有無を検知する
第1検知手段とを有する画像形成装置において、 上記定着ローラよりも記録材の搬送方向の上流側に記
録材の有無を検知する第2検知手段を備え、上記第2検
知手段によって記録材有りと検知されている間に上記第
1検知手段の検知結果が記録材有りから記録材無しに変
わると上記駆動源の駆動が停止する、 ことにより達成される。
[実施例] 本発明の実施例を参考例と比較しつつ添付図面の第1
図ないし第6図(A),(B)を用いて説明する。
〈参考例〉 先ず、本発明の参考例を第1図ないし第4図(A),
(B),(C)を用いて説明する。
本参考例はレーザ光を用いたプリンタである。
第1図において1は定着ローラである。該定着ローラ
1はアルミニウムの中空円筒上にフッ素樹脂を薄く被覆
したもので、内部にハロゲンヒータ2が配設されてい
る。また、上記定着ローラ1の上方には該ハロゲンヒー
タ2と電気的に直列接続されたサーモスイッチ3が配設
されており、上記定着ローラ1の下方には芯金上に比較
的低硬度のシリコンゴムを被覆した加圧ローラ4が該定
着ローラ1に圧接して配設されている。一方、上記定着
ローラ1と加圧ローラ4の圧接部には入口ガイド5が対
向して配設されており、プリンタ本体の底部側から上部
側へと垂直搬送される記録材を上記圧接部へと案内せし
める。また、上記圧接部よりも記録材の搬送方向下流側
には、排紙ローラ7が配設されており、さらにその前方
には排紙トレイ8が取り付けられている。したがって、
上記圧接部を通過した記録材は、上記排紙ローラ7によ
って上記排紙トレイ8上に排出されることとなる。しか
しながら、上記圧接部を通過した記録材は上記排紙ロー
ラ7に到達せずに定着ローラ1に巻く付く場合があり、
これによって紙詰まりを発生させることがあった。従来
の定着装置においては、分離爪を定着ローラ1の表面に
当接させることによって記録材の巻き付きを防止する手
法が採られていた。
しかしながら、本参考例においては、該分離爪を設け
ずに記録材の有無検知手段たる排紙センサ9及び排紙セ
ンサレバー10によって巻き付きによって紙詰まりを防止
している。上記排紙センサレバー10は定着ローラ1の上
方で軸11によって揺動自在に支持されており、その前端
(第1図において右側)は、上記圧接部と排紙ローラ7
の間で記録材と交わる位置にある。一方、排紙センサレ
バー10の後端は、定着装置外に配設された排紙センサ9
の遮光板となるように形成されている。該排紙センサ9
は、後述する制御手段と接続されており、上記排紙セン
サレバー10の後端が遮光位置にあるとき、記録材無しの
信号であるHighレベルの信号(例えば電源が+5V系の場
合において+5Vの信号。以下、「Highレベル」というと
きに同様とする。)を出力するようになっている。ま
た、上記後端が非遮光位置にあるとき、記録材有りの信
号であるLowレベルの信号(例えば電源が+5V系の場合
においてOVの信号。以下、「Lowレベル」というときに
同様とする。)を出力するようになっている。
次に、本参考例装置の給紙部及び現像部について説明
する。本参考例装置の給紙部は、装置底部に設けられて
いる。第1図において12は記録材Pを供給する給紙トレ
イである。該給紙トレイ12は前端が装置外に突出し、後
端が装置内にあるように配設されている。該後端周辺に
は、上記給紙トレイ12上の記録材Pを回転によって搬送
せしめる給紙ローラ13が配設されている。該給紙ローラ
13の外周には、該給紙ローラ13が回転することによって
回転するローラパッド14が取り付けられており、該ロー
ラパッド14は記録材Pを摺接して送り出すようになって
いる。また、給紙ローラ13の周囲には、該給紙ローラ13
の回転方向に沿って給紙パッド15と搬送ローラ16が配設
されている。該給紙パッド15は、ローラパッド14によっ
て送り出された記録材Pが給紙ローラ13の回転に沿って
搬送されるように給紙ローラ13と対向して配設されてい
る。一方、搬送ローラ16は給紙ローラ13に圧接して配設
され、上記給紙パッド15と給紙ローラ13の対向部を通過
した記録材Pを、上方の現像部へと挟持搬送するように
なっている。また、上記搬送ローラ16と給紙ローラ13の
圧接部には、上記排紙センサレバー10と同様な給紙セン
サレバー17の前端が配設されており、該給紙センサレバ
ー17の後端は給紙センサ18の遮光板となっている。
以上のような給紙部から給紙された記録材Pは該給紙
部の上方に位置した現像部へ到達する。該現像部には潜
像担持体たる感光ドラム19が回転自在に配設されてい
る。該感光ドラム19の上方には、帯電ローラ20が該感光
ドラム19の表面に当接して配設されており、該表面を一
様に帯電させる。一方、本参考例装置後部(第1図にお
いて左側)には、画像情報で変調されたレーザ光を回転
多面鏡により走査する光学ユニット21が配設されてお
り、上記帯電された表面には該光学ユニット21から露光
によって潜像が形成される。また、上記感光ドラム19の
下方には現像剤担持体たる現像ローラ22が配設されてお
り、上記潜像をトナー像に現像する。さらに、上記現像
ローラ22よりも上記感光ドラム19の回転方向下流には、
転写ローラ23が該感光ドラム19をに対向して配設されて
おり、上記給紙部から供給される記録材P上に上記トナ
ー像を転写せしめる。
以上のように転写された記録材Pは上述した入口ガイ
ド5に案内されて定着ローラ1と加圧ローラの圧接部へ
と到達し、定着が行なわれることとなる。
次に、上述した排紙センサ9と接続された制御手段に
ついて説明する。該制御手段は第1図においては図示し
ていないが、マイクロコンピュータ等を載せたプリント
基板として構成され、装置の所定箇所に取り付けられて
いる。上記制御手段の概略構成はブロック図として第2
図に示されている。第2図において、24はマイクロコン
ピュータ(以下MPUと省略する)である。該MPU24は、マ
イクロプロセッサ、RAM(ランダムアクセスメモリ)、R
OM(リードオンメモリ)、入出力バッファ等から構成さ
れる。
一方、25はカウンタである。該カウンタ25は、入力端
子としてR端子、CK端子、E端子を有している。CK端子
は発振器26と接続されており、該発振器26からクロック
パルスが入力される端子である。上記カンウンタ25は該
クロックパルスの入力によって内部のカウントデータが
加算されるようになっている。ただし、該カウンタ25が
加算動作を行なうのは、E端子にLowレベルの信号が入
力されているときのみである。該E端子は、上述した排
紙センサ9と接続されているため、該排紙センサ9から
Lowレベルの信号が出力されているときのみ、上記加算
動作が行なわれることとなる。すなわち、上記排紙セン
サ9が「記録材有り」を検知しているときのみに上記加
算動作が行なわれる。また、R端子は、インバータ(NO
T回路)27を介して上記排紙センサ9と接続されてお
り、上記カウンタ25は、該R端子にLowレベルの信号が
入力されたときに内部のカウントデータをゼロにリセッ
トするようになっている。したがって、上記排紙センサ
9が「記録材有り」を検知しているときには、該排紙セ
ンサ9からLowレベルの信号が出力され、インバータ27
を介することによって、Highレベルの信号が上記R端子
に入力されるので、内部のカウントデータを変更されな
い。しかし、上記排紙センサ9によって「記録材有り」
から「記録材無し」と検知されたときには、該排紙セン
サ9からHighレベルの信号が出力され、インバータ27を
介することによって、Lowレベルの信号が上記R端子に
入力される。その結果、上記カウンタ25の内部のカウン
トデータがリセットされる。また、R端子にLowレベル
の信号が入力されると、E端子にはHighレベルの信号が
入力されているので、加算動作は停止する。すなわち、
カウンタ25は加算動作を行なっていないときには常に内
部のカウントデータがリセットされており、加算動作は
常にゼロから開始されるようになっている。
以上のようなカウンタ25の出力端子は比較器28の入力
端子と接続され、該比較器28のもう一方の入力端子はMP
U24の出力端子と接続されている。したがって、上記カ
ウンタ25のカウントデータNと上記MPU24に設定された
データMが上記比較器28で比較される。該比較器28はN
≧MのときLowレベルの信号を出力し、N<MのときHig
hレベルの信号を出力するようになっている。
また、上記比較器28の出力端子はDフリップフロップ
(以下D−FFと省略して記す)29のD端子に接続されて
いる。該D−FF29は入力端子として該D端子の他にもR
端子及びCK端子を有している。上記D−FF29は、該CK端
子にLowレベルからHighレベルへ立ち上がる信号(以
下、立ち上がり信号とする)が入力されたときにD端子
に入力されたデータをそのままQ端子から出力するよう
になっている。そして、上記CK端子は上述した排紙セン
サ9と接続されている。したがって、該排紙センサ9の
信号がLowレベルからHighレベルに立ち上がったとき、
すなわち、「記録材有り」から「記録材無し」と検知し
たときに、上記比較器28から入力される信号をQ端子か
ら出力するようになっている。一方、上記R端子は、MP
U24の出力端子と接続されており、該MPU24からLowレベ
ルの信号が出力されたときに、上記Q端子の出力を強制
的にLowレベルにするものである。
以上のようなD−FF29の出力は、インバータ30を介し
て2入力ANDゲート31の入力端子と接続され、該ANDゲー
ト31のもう一方の入力端子はMPU24の出力端子と接続さ
れている。そして、該ANDゲート31の出力端子は、定着
ローラ1等の駆動源の駆動回路32と接続されている。該
駆動回路32にHighレベルの信号が入力されると駆動が行
なわれ、Lowレベルの信号が入力されると、駆動が停止
するようになっている。したがって、ANDゲート31のい
ずれか一方の入力端子にLowレベルの信号が入力される
と、定着ローラ1等の駆動は停止することとなる。
以上のように、第2図に示す制御手段は、排紙センサ
9によって「記録材有り」と検知したときからカウンタ
25によってカウントを開始し、上記排紙センサ9によっ
て「記録材無し」と検知したときにおけるカウントデー
タNが、設定されたデータM以上であれば駆動を継続さ
せ、設定されたデータよりも少ないときには直ちに駆動
を停止させるようになっている。すなわち、上記カウン
トデータNは、記録材有りと検知したときから、無しと
検知するまでに要した時間を示しており、カウンタ25が
その時間を示す手段である。この時間が所定時間以内で
あるときは記録材の巻き付きが生じたと判断して、直ち
に駆動を停止し、巻き付きによる装置の損傷等を防止し
ている。
次に、第1図、第2図、第3図(A),(B)、及び
第4図(A),(B),(C)を用いて駆動制御動作に
ついて説明する。先ず、第1図及び第3図(A)を用い
て正常に定着動作が行なわれた場合について説明する。
第1図に定着ローラ1と加圧ローラ4の圧接部を通過
した記録材の先端は、排紙センサレバー10の前端を押上
げる。したがって、該排紙センサレバー10は軸11を中心
に回動し、後端が非遮光位置へ移動する。したがって、
排紙センサ9の出力はLowレベルとなり、第2図に示し
たカウンタ25のE端子にLowレベルの信号が入力され、
カウント動作が開始される。第3図(A)において、a1
で示されるタイミングである。その後、記録材Pは排紙
センサレバー10を押し上げながら搬送され、排紙センサ
9からの出力はLowレベルのままとなる。また、この間
もカウント動作は続けられるので、カウントデータNは
MPU24に設定されたデータMに徐々に近づく。そして、
カウントデータNがデータMと等しくなると、比較器28
の出力がLowレベルとなる。第3図(A)においてa2で
示されるタイミングである。その後も、上記カウントデ
ータNは増加を続けるので、比較器28の出力は、Lowレ
ベルを維持する。このような状態で記録材Pの後端が排
紙ローラ7に到達すると、排紙センサレバー10の前端は
初期の位置まで下がり、後端は遮光位置まで上がる。し
たがって、排紙センサ9の出力はHighレベルとなり、カ
ウント動作が停止する。また、D−FF29のCK端子にはLo
wレベルからHighレベルと立ち上がる信号に入力され、
D端子に入力される信号がQ端子から出力される。D端
子には上記比較器28Lowレベルの信号が入力されている
ので、Q端子の出力はLowレベルとなる。第3図(A)
においてa3で示されるタイミングである。したがって、
ANDゲート31に入力される信号はHighレベルとなり、定
着ローラ1の駆動は継続される。なお、カウント動作が
停止するタイミングにおいては、カウントデータNがリ
セットされて、比較器28の出力がHighレベルとなる。し
かしながら、このHighレベル信号、D−FF29のCK端子に
立ち上がり信号が入力されるタイミングよりも遅延して
D端子に入力されるので、Q端子の出力はHighレベルの
まま変わらない。また、第3図(A)においてt1で示さ
れる時間は、データMとしてMPU24に設定されるもので
ある。該データMは、最小の記録材が排紙センサレバー
10の前端と当接してから離れるまでの時間よりも短く、
かつ、排紙センサ9のチャタリングに影響されない程度
に長くなければならない。
次に、第3図(B)及び第4図(A),(B),
(C)を用いて、巻き付きが生じた場合について説明す
る。
この場合においても、カウント動作開始までは上述し
た正常な場合と同様である。つまり、第4図(A)に示
すように圧接部を通過した記録材Pが排紙センサレバー
10を第4図(B)に示すように押し上げ、カウント動作
が開始される。このタイミングを第3図(B)にa1で示
す。しかしながら、第4図(C)のように巻き付いたと
きには、カウントデータNがデータMよりも小さい値の
状態で排紙センサ9の信号がHighレベルに立ち上がる。
したがって、比較器28の出力がHighレベルのまま、すな
わち、D−FF29のD端子がHighレベルのまま、D−FF29
のCK端子に立ち上がり信号が入力され、Q端子からはHi
ghレベルの信号が出力される。第3図(B)においてa4
で示されるタイミングである。したがって、ANDゲート3
1にはLowレベルの信号が入力され定着ローラ1等の駆動
は直ちに停止する。その結果、記録材Pの巻き付きを最
小限に抑えて装置の損傷を防止することができる。
このように制御手段は、記録材有りと検知してから記
録材無しと検知するまでに要した時間が所定時間以内で
あるきには、駆動を停止するように設定されている。こ
の所定時間t1は、上述したように、データMとして設定
されており、巻き付きが発生した際に比較器28の出力が
Lowレベルとなっていることのないような時間でなけれ
ばならない。なお、巻き付いた記録材を除去した後は、
MPU24からD−FF29のR端子にLowレベルの信号が出力さ
れ、Q端子の出力をLowレベルとする。したがって、通
常の駆動が行なえる。
以上説明したように、本参考例によれば、分離爪を設
けることなく記録材の巻き付きによる被害を最小限に抑
えることができる。
〈実施例〉 次に、本発明の実施例を第5図及び第6図(A),
(B)を用いて説明する。なお、参考例と共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
本実施例は、記録材有無検知手段として第1検知手段
としての排紙センサ9及び排紙センサレバー10だけでな
く第2検知手段としての給紙センサ18及び給紙センサレ
バー17を用いるところが第一実施例と異なる。また、記
録材有りと検知してから無しと検知するまでに要した時
間を示す手段として、カウンタを使用せずD−フリップ
フロップを用いたところも参考例と異なる。
第5図に示すように、本実施例のD−フリップフロッ
プは、セット端子(以下S端子とする)付きのものであ
る。該S端子とは、Highレベルの信号を入力することに
よって強制的にD−フリップフロップの出力をHighレベ
ルにするものである。また、給紙センサ18は、排紙セン
サ9と同様に記録有りのときLowレベルの信号を出力
し、記録材無しのときHighレベルの信号を出力するもの
である。
第5図において、33は第一のD−フリップフロップ
(以下、D−FFと省略する)であり、S端子とD端子に
は給紙センサ18の出力信号が入力される。したがって、
給紙ローラ13と搬送ローラ16の圧接部に記録材Pが存在
していればLowレベルの信号、通過後はHighレベルの信
号がD端子及びS端子に入力される。また、CK端子に
は、排紙センサ9の出力信号が入力され、該出力信号が
HighレベルからLowレベルに立ち下がったときにD端子
の信号と同じレベルの信号をQA端子に出力する。すなわ
ち、排紙センサレバー10に記録材Pの先端が当接して記
録材有りと検知するタイミングではそのときのD端子に
入力されている信号を出力し、また、記録材Pが給紙ロ
ーラ13と搬送ローラ16の圧接部を通過するタイミングで
はS端子により、強制的にHighレベルの信号を出力す
る。
上記第一D−FF33の出力QAは第二D−FF34のD端子と
接続されている。第二D−FF34は第二D−FF33と同種類
のS端子付きD−FFである。第二D−FF34のCK端子はイ
ンバータ35を介して排紙センサ9の出力端子と接続され
ている。したがって、第一D−FF33とは逆に、記録材有
りの状態から無しの状態となったときD端子の信号と同
レベルの信号をQB端子から出力する。QB端子は参考例と
同様にANDゲート31に接続されているため、QB端子からL
owレベルの信号が出力されれば駆動は停止される。つま
り、給紙ローラ13と搬送ローラ16の圧接部に記録材Pが
存在している場合、すなわち、記録材Pの後端側が給紙
部にある場合に、排紙部で記録材無しと検知されたとき
は、巻き付きが発生したと判断して駆動を停止させるの
である。なお、第二D−FF34のS端子はインバータ36を
介してMPU24の信号が入力されるようになっている。
以上のように、本実施例においては、第一D−FF33の
出力がLowレベルである場合に駆動が停止されることと
なる。つまり、本実施例においては、給紙ローラ13と搬
送ローラ16の圧接部に記録材Pが進入してから、通過す
るまでの時間が、参考例で説明した「所定時間」となっ
ており、記録材無しと検知するまでに要した時間が上記
「所定時間」以内のときに巻き付きが発生したと判断す
るものである。
次に、第6図(A),(B)を用いた制御動作を説明
する。先ず、第6図(A)を用いて正常に定着動作が行
なわれた場合について説明する。
記録材Pが給紙ローラ13と搬送ローラ16の圧接部に到
達すると、第6図(A)にb1で示すタイミングで給紙セ
ンサ18の出力がLowレベルとなり、第一D−FF33のD端
子に入力される。その後、記録材Pは、現像部にて現像
され、定着装置へと到達する。このとき後端側はまだ給
紙部にある。そして、記録材Pの先端が排紙センサレバ
ー10の前端と当接すると、排紙センサ9からLowレベル
立ち下がる信号が第一D−FF33のCK端子に入力され、D
端子のLowレベルの信号がQA端子から出力される。この
タイミングを第6図(A)にb2で示す。その後、記録材
Pの御端側も給紙部から現像部へと搬送されるので、給
紙ローラ13搬送ローラ16圧接部を抜け出すが、この抜け
出すタイミングで給紙センサ18の出力はHighレベルとな
り、第一D−FF33のS端子にHighレベル信号が入力され
る。したがって、第一D−FF33のQA端子はHighレベルと
なる。このとき、第二D−FF34のD端子もHighレベルで
ある。このタイミングを第6図(A)にb3で示す。そし
て、記録材Pの後端が排紙ローラ7に到達するタイミン
グで、排紙センサ9の出力はHighレベルに立ち上がり、
第二D−FF34のCK端子にその立ち上がり信号が入力され
る。このとき、D端子にはHighレベルの信号が入力され
ているから、第6図(A)にb4のタイミングで示すよう
にQB端子の出力はHighレベル信号のままとなる。したが
って、このHighレベルの信号がANDゲート31に入力され
るので、駆動は継続することとなる。
次に第6図(B)を用いて巻き付きが生じた場合につ
いて説明する。この場合においても、記録材Pの後端側
が給紙部にある状態で該記録材Pの先端が排紙センサレ
バー10の前端に当接する。したがって、第一D−FF33の
CK端子に立ち上がり信号が入力され、D端子に入力され
たLowレベルの信号がQA端子から出力される。ここまで
は、正常な動作の場合と同様である。しかしながら、巻
き付きが生ずると、記録材Pの先端に押し上げられてい
た排紙センサレバー10の前端が元の位置に戻り、排紙セ
ンサ9の出力はHighレベルへ立ち上がる。その結果、第
6図にb5で示すタイミングで第二D−FF34のCK端子に立
ち上がり信号が入力されて、D端子に信号がQB端子から
出力される。このとき、D端子には第一D−33のQA端子
の信号が入力されているが、記録材Pの後端側はまだ給
紙部にあり、QA端子の信号はLowレベル信号のままであ
る。したがって、QB端子からは、Lowレベル信号が出力
され、ANDゲート31に入力されるので駆動は直ちに停止
される。そして、この後、記録材Pを除去すれば、MPU2
4からLowレベルの信号が出力され、インバータ36を介し
てHighレベルの信号が第二D−FF34のS端子に入力され
るので、駆動可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、カウンタを
用いずに参考例と同様な効果を奏する。
なお、本実施例においては、プリップフロップ、カウ
ンタ、比較器をMUPの外部に設けたが、MPUの内部に記憶
させた制御プログラムによっても同様な制御が可能であ
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明は定着ローラよりも記録材の搬
送方向の上流側の第2検知手段を用いているので第2検
知手段の検知結果が記録材有りのときは定着ローラから
記録材が排紙されていないと検知でき、第2検知手段の
検知結果が記録材有りである間に第1検知手段による検
知結果が記録材無しへと変わると記録材が排紙されたと
誤検知することはなく、記録材の巻付きの発生であるこ
とを検知でき、画像形成装置の損傷を防止することが可
能となる。また、第1検知手段一つだけで検知する場合
も可能であるが、この場合は第1検知手段により記録材
有りと検知されている時間と比較するための所定時間を
あらかじめ調べておく必要がある。このような第1検知
手段一つだけで検知する場合に比べ本発明は、第1検知
手段と第2検知手段の二つの検知手段を用いているた
め、第1図検知手段の検知結果と所定時間とを比較する
必要がなく、あらかじめ所定時間を調べる必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例装置の概略構成を示す断面図、第2図は
第1図装置の制御手段のブロック図、第3図(A)は正
常な定着動作が行なわれた場合の第2図装置におけるタ
イミングチャート、第3図(B)は巻き付きが生じた場
合の第2図装置におけるタイミングチャート、第4図
(A)は記録材の先端が記録材有無検知手段に当接する
直前の状態を示す断面図、第4図(B)は記録材の先端
が記録材有無検知手段に当接した状態を示す断面図、第
4図(C)は記録材の巻き付きが発生した状態を示す断
面図、第5図は本発明の実施例装置の制御手段のブロッ
ク図、第6図(A)は正常な定着動作が行なわれた場合
の第5図装置におけるタイミングチャート、第6図
(B)は巻き付きが生じた場合の第5図装置におけるタ
イミングチャート、第6図(B)は巻き付きが生じた場
合の第5図装置におけるタイミングチャート、第7図は
従来例装置の概略構成を示す断面図である。 1……定着ローラ 4……加圧ローラ 9……記録材有無検知手段(排紙センサ) 10……記録材有無検知手段(排紙センサレバー) 25……記録材有りから無しと検知するまでに要した時間
を示す手段(カウンタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 善本 敏生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 倉持 喜美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 増田 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−132352(JP,A) 特開 昭54−21740(JP,A) 特開 昭60−143362(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 526 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材に未定着画像を形成する未定画像形
    成手段と、記録材に未定着画像を定着するための定着ロ
    ーラと、定着ローラを駆動する駆動源と、定着ローラよ
    りも記録材の搬送方向の下流側に設けられ記録材の有無
    を検知する第1検知手段とを有する画像形成装置におい
    て、 上記定着ローラよりも記録材の搬送方向の上流側に記録
    材の有無を検知する第2検知手段を備え、上記第2検知
    手段によって記録材有りと検知されている間に上記第1
    検知手段の検知結果が記録材有りから記録材無しに変わ
    ると上記駆動源の駆動が停止することを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7024124B2 (en) 2002-12-16 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus which detects jam and jam detecting method for the same
US8632071B2 (en) 2010-05-14 2014-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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