JP2857846B2 - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

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JP2857846B2
JP2857846B2 JP7073745A JP7374595A JP2857846B2 JP 2857846 B2 JP2857846 B2 JP 2857846B2 JP 7073745 A JP7073745 A JP 7073745A JP 7374595 A JP7374595 A JP 7374595A JP 2857846 B2 JP2857846 B2 JP 2857846B2
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英希 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL表示装置、特に遊
技機のEL表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のEL表示装置において、ELの発
光面が複数の領域に分割されて分割発光する場合、背面
電極層も対応して分割形成されており、各背面電極層か
ら引出し電極を接続端子部まで引き出さなければならな
い。その場合に他の背面電極層を跨がなければならない
場合も生じ、この場合には、跨がれる背面電極層との間
に絶縁層を設けて絶縁して引出し電極を引き出してい
る。
【0003】また、発光する領域には背面電極層を設
け、発光しない領域には何も設けない場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のいずれの場
合にも、背面電極層側のEL表示装置の背面に凹凸を生
じる。即ち、第1の従来例では、絶縁層と引出し電極と
が重なった厚さだけ凸状態に突出してしまうし、第2の
従来例では、発光する領域以外の部分は背面電極層の厚
さだけ凹状態となってしまう。このために、このEL表
示装置を例えば遊技機の盤面となるベニヤ板の前面に接
着すると背面の凹凸のために表面にも凹凸が生じる。こ
のためEL表示装置の表面を球が転がると、表面の凹凸
の影響を受けて球が移動する動きが滑らかでなくなるの
で、高品質の遊技機が製造できないという問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、ELの発光面が複
数の領域に分割されて分割発光する場合であっても、背
面電極層側のEL表示装置の背面を平坦にしてEL表示
装置の表面の平坦度を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のEL表示装置は、背面に透明電極層が形成
してある透明基材透明電極層の背面に発光層と絶
と背面電極層と絶縁性の保護層とが印刷技術により順
次形成される分散型EL表示装置において、背面電極層
の背面に重なり状態に引出し電極が形成されて接続端子
部まで引き出されており、保護層は、引出し電極の背面
と同一レベルとなるかまたは引出し電極の背面も覆って
背面側が実質的に平坦となるように形成してある。
【0007】本発明の他のEL表示装置は、背面に透明
電極層が形成してある透明基材透明電極層の背面に
発光層と絶縁層と背面電極層とが印刷技術により順次形
成される分散型EL表示装置において、背面電極層の配
置領域以外の領域に、背面電極層の背面と同一レベルに
なるように捨てパターン層が形成されて背面側が実質的
に平坦となるように形成してある。
【0008】捨てパターン層は背面電極層と分離されて
背面電極層と同一部材にて形成してあるのが好ましい。
【0009】背面電極層は、第1の背面電極層と第2の
背面電極層とで構成され、第2の背面電極層が発光させ
る発光層の領域では、第2の背面電極層が絶縁層の背面
に直接形成されており、第1の背面電極層と第2の背面
電極層とが重なる領域は第2の絶縁層で絶縁されてお
り、第2の背面電極層の配置領域以外の領域に、第2の
背面電極層の背面と同一レベルになるように第2の捨て
パターン層が形成してあるのが好ましい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面に示す好適な
実施例に沿って説明する。図1に示しているように、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)のフィルムを透明
基材1として、その背面にITOを蒸着するなどの方法
により透明電極層2が形成してある。透明電極層2の背
面には発光層3がスクリーン印刷などにより形成されて
おり、発光層3の背面には絶縁層4が形成されており、
絶縁層4の背面には背面電極層5が形成されている。
【0011】発光層3は螢光物質である硫化亜鉛に銅を
ドープしてなる硫化亜鉛を発光体とし、これをふっそ樹
脂バインダと混合撹拌したインクを用いている。絶縁層
4は高誘電体であるチタン酸バリウムとふっ素バインダ
とを混合撹拌したものを用いている。また、背面電極層
5はカーボンペーストを用いている。すなわち、図1は
分散型EL表示装置を示している。
【0012】図1に示すように背面電極層5は、同心リ
ング状の背面電極層5a,5b,5cからなっている。
背面電極層5b,5cの背面には、重なり状態に引出し
電極6b,6cが形成されて舌片状の接続端子部7の絶
縁層4の上まで引き出されている。さらに、接続端子部
7上には、背面電極層5aから延出して形成された背面
電極の引出し端子部5a1が絶縁層4の上に形成してあ
る。背面電極層はリング状をしているので、引出し電極
は背面電極層を横切ることになり、導通してはならない
位置、即ち背面電極層5aと引出し電極6bとの間、及
び背面電極層5a,5bと引出し電極6cとの間には、
それぞれ絶縁層8b,8cを介在させて絶縁している。
また、接続端子部7上には、透明電極層2に導通するカ
ーボンペーストからなる透明電極の引出し端子部2aが
形成されている。
【0013】背面電極層5a〜5cの背面側には、引出
し電極6b,6cの背面と同一レベルとなるように保護
層9が形成してある。保護層9としては、塩化ビニルや
シリコン等が用いられる。この保護層9を設けることに
よって、引出し電極が突出することがなく、EL表示装
置の背面のレベルが平坦になる。
【0014】図2は、引出し電極6b,6cを覆って全
面に均一に保護層9Aを形成することにより、その背面
のレベルを平坦にした例を示している。その他の構成は
上に説明した例と実質的に同一であり、同一の符号を付
している。
【0015】図3は、引出し電極6b,6cを保護層に
より覆おうことなく、引出し電極6b,6cと保護層9
Bとの間に間隙10を設け、背面のレベルを平坦にした
例を示している。その他の構成は上に説明した例と実質
的に同一であり、同一の符号を付している。
【0016】このように、保護層9を設けて背面を平坦
にした本発明のEL表示装置(A)を用いて、表面を球
が転がる遊技機の盤面となるベニヤ板の前面に接着し、
EL表示装置の表面粗さを測定した。そして、保護層を
設けない従来のEL表示装置(B)の表面粗さと、遊技
機の盤面そのもの(C)の表面粗さとを同様に測定して
比較した。
【0017】表面粗さ計によってうねり曲線を測定した
結果は次の通りであった。測定はそれぞれ2個所で行な
った。またカットオフ値は全て0.008mmである。
【0018】 (A) 0.580μm 0.228μm (B) 1.172μm 1.416μm (C) 0.726μm 0.304μm この測定結果から判るように、保護層9を設けて背面を
平坦にした本発明のEL表示装置(A)の測定値は、他
の(B)(C)いずれよりも優れており、背面の凹凸を
保護層9によって平坦化したために、表面の平坦度が高
度に保たれるものになっている。
【0019】図4は他の実施例を示しており、先に説明
したと同様にして、透明基材1の背面に透明電極層2を
形成し、その背面に発光層3と、更にその背面に絶縁層
4を形成している。絶縁層4の背面には、図4(a)で
示すように「P」字状に背面電極層15が形成されてい
る。背面電極層15の配置領域以外の領域には、背面電
極層15と同じ厚みの捨てパターン層16が形成してあ
る。
【0020】捨てパターン層16は、背面電極層15と
同じカーボンペーストで形成する場合には、両者の間を
絶縁するために空隙18を設ける。捨てパターン層16
は、絶縁層4と同じインクを用いて形成しても良く、そ
の場合には空隙を設けなくても良い。
【0021】背面電極層15は図1の実施例と同様に、
その引出し端子部15aが背面電極層15から延出形成
されて接続端子部17上の絶縁層4の上に引き出されて
いる。また透明電極層2の引出し電極2aも接続端子部
17上に形成してある。
【0022】このように構成することによって、EL表
示装置の背面を平坦にすることができ、先の例と同様に
表面の平坦度が向上する。
【0023】図5は更に他の実施例を示しており、先に
説明したと同様にして、透明基材1の背面に透明電極層
2を形成し、その背面に発光層3と、更にその背面に絶
縁層4を形成している。絶縁層4の背面には、図5
(a)で示すように「P」字状に第1の背面電極層25
が形成されると共に、「P」の字の中心の一部に更に第
2の背面電極層35が形成されるものである。
【0024】即ち、図5(b)に示すように、第1の背
面電極層25を絶縁層4の背面にまず形成し、第1の背
面電極層25の配置領域以外の領域であって第2の背面
電極層35が発光させる発光層の領域35b以外には、
第1の背面電極層25と同じ厚みの捨てパターン層26
が間隔28をおいてカーボンペーストで形成してある。
第2の背面電極層35が発光させる発光層の領域35b
には、絶縁層4と同じインクを用いて、捨てパターン層
26と同じ厚みの絶縁層24が形成してある。絶縁層2
4を除く第1の背面電極層25と捨てパターン層26の
背面には、絶縁層4と同じインクを用いて第2の絶縁層
34が形成してある。
【0025】第2の背面電極層35は、絶縁層24の背
面にあって発光層3を発光させる領域35bと、更に領
域35bに連続し、第1の背面電極層25を横切って引
き出される引出し電極35aとからなっている。第2の
背面電極層35の配置領域以外の領域には、第2の背面
電極層35と同じ厚みの第2の捨てパターン層36が空
隙38をおいてカーボンペーストで形成してある。
【0026】第1及び第2の背面電極層25,35は、
図1の実施例と同様に、その各々の引出し端子部25
a,35aが接続端子部27上に形成してある。また透
明電極層2の引出し端子部2aも接続端子部27上に形
成されている。
【0027】このように構成することによっても、EL
表示装置の背面を平坦にすることができ、先の例と同様
に表面の平坦度を保つことができる。
【0028】なお、捨てパターン層26,第2の捨てパ
ターン層36は、いずれもカーボンペーストに限られる
ものでなく、絶縁性のインクで形成しても良いことは言
うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のEL表
示装置は、ELの発光面が複数の領域に分割されて分割
発光する場合であっても、また、引出し電極を背面に形
成することによりそのままでは凹凸を生ずる場合でも、
保護層や捨てパターンを形成することによって背面電
極層側のEL表示装置の背面を平坦にし、EL表示装置
表面の平坦度を向上させることができる。これによっ
て、その表面を球が転がるなどの遊技機においても、遊
技盤面を平坦に保つことができ、品質を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す一部切欠背面
図であり、(b)はそのA−A線拡大断面図である。
【図2】他の実施例を示す拡大断面図である。
【図3】更に他の実施例を示す拡大断面図である。
【図4】(a)は本発明の更に他の実施例を示す背面図
であり、(b)はそのB−B線断面図である。
【図5】(a)は本発明の更に他の実施例を示す背面図
であり、(b)はそのC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 透明基材 2 透明電極層 3 発光層 4 絶縁層 5,5a,5b,5c 背面電極層 6b,6c 引出し電極 7 接続端子部 9,9A,9B 保護層 15 背面電極層 16 捨てパターン層 24 絶縁層 25 第1の背面電極層 26 捨てパターン層 34 第2の絶縁層 35 第2の背面電極層 36 第2の捨てパターン層
フロントページの続き (72)発明者 広瀬 孝二 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式 会社精工舎内 (56)参考文献 特開 昭62−115187(JP,A) 実開 平3−110794(JP,U) 実開 昭58−18283(JP,U) 実開 昭62−186188(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 33/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面に透明電極層が形成してある透明基
    の上記透明電極層の背面に発光層と絶縁層と背面電
    極層と絶縁性の保護層とが印刷技術により順次形成され
    る分散型EL表示装置において、 上記背面電極層の背面に重なり状態に引出し電極が形成
    されて接続端子部まで引き出されており、 上記保護層は、上記引出し電極の背面と同一レベルとな
    るかまたは上記引出し電極の背面も覆って背面側が実質
    的に平坦となるように形成してあることを特徴とするE
    L表示装置。
  2. 【請求項2】 背面に透明電極層が形成してある透明基
    の上記透明電極層の背面に発光層と絶縁層と背面電
    極層とが印刷技術により順次形成される分散型EL表示
    装置において、 上記背面電極層の配置領域以外の領域に、上記背面電極
    層の背面と同一レベルになるように捨てパターン層が形
    されて背面側が実質的に平坦となるように形成してあ
    ることを特徴とするEL表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記捨てパターン層
    は上記背面電極層と分離されて上記背面電極層と同一部
    材にて形成してあることを特徴とするEL表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記背面電極層は、
    第1の背面電極層と第2の背面電極層とで構成され、 上記第2の背面電極層が発光させる発光層の領域では、
    上記第2の背面電極層が上記絶縁層の背面に直接形成さ
    れており、 上記第1の背面電極層と上記第2の背面電極層とが重な
    る領域は第2の絶縁層で絶縁されており、 上記第2の背面電極層の配置領域以外の領域に、上記第
    2の背面電極層の背面と同一レベルになるように第2の
    捨てパターン層が形成してあることを特徴とするEL表
    示装置。
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JP4792959B2 (ja) * 2005-12-22 2011-10-12 パナソニック電工株式会社 有機el照明パネル及び有機el照明装置
JP5850908B2 (ja) * 2010-03-22 2016-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 空間的に隔離した発光領域を備えたoledの製造方法

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