JP2857341B2 - 景品引換処理システム - Google Patents

景品引換処理システム

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JP2857341B2
JP2857341B2 JP7025105A JP2510595A JP2857341B2 JP 2857341 B2 JP2857341 B2 JP 2857341B2 JP 7025105 A JP7025105 A JP 7025105A JP 2510595 A JP2510595 A JP 2510595A JP 2857341 B2 JP2857341 B2 JP 2857341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パチンコの出
玉数に応じて景品の引き換え手続きを行う景品引換処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遊戯の中でも特に人気のあるパチンコ
は、先払いで予め数発のパチンコ玉を手元に用意してお
くので、パチンコ玉がなくなるまでは時間に制限されず
プレイを継続して楽しむことができる。
【0003】このパチンコにおいては、出玉数に応じて
出玉と好みの景品とを引き換える引換システムが一般に
普及しており、単にプレイするだけの遊戯ではなく、出
玉が景品に替わって手元に残るという楽しみを併せもっ
ている。
【0004】この場合、景品は景品コーナーに引換玉数
の表示と対応させて陳列されているので、お客は出玉計
数装置から発行された出玉レシートと出玉数に相当する
景品とを受付カウンターまで持参して、その景品を手に
入れるという引き換え手続きがとられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
による引換システムでは、景品の種類を揃えるために人
気のあるなしに関係なく景品を陳列させなくてはならな
いこと、陳列できる景品の数、形状、大きさが陳列スペ
ースの広さに左右されてしまうこと、食べ物のように賞
味期間が決まっているものは陳列期間が限定されてしま
うこと等が要求されるので、景品の種類が限定されてお
客の希望する景品を陳列できなかったり、お客にとり景
品コーナーから好みの景品を探すのに手間がかかるとい
う問題点がある。また、景品コーナーはお店によりとれ
る広さがまちまちなので、当然景品の種類もお店によっ
てまちまちとなり、お客は景品の種類を多く揃えている
お店に足を運んでしまういう危惧がある。
【0006】請求項1の発明は、上述した問題点を解消
するためになされたものであり、景品の種類を充実させ
るとともに、好みの景品を容易に探し出せる景品引換処
理システムを提供することを目的とする。
【0007】請求項2の発明は、出玉数に相当する景品
を簡単に探し出せる景品引換処理システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明の目的
に加えて、景品をひとつ選択する度に引き換え可能な景
品を呈示させることができる景品引換処理システムを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る景
品引換処理システムは、景品引換券を発行する引換券発
行装置と、発注先に通信回線を介して接続され、前記景
品引換券に従って出玉数に相当する景品の引換手続きを
行うホスト装置とを備え、前記引換券発行装置が、景品
毎に、景品番号、景品名及び景品に相当する引換玉数か
らなる景品情報を記憶する第1記憶手段と、景品毎に景
品の画像情報を記憶する第2記憶手段と、前記景品情報
及び前記画像情報のうち、前記出玉数を満たす前記景品
情報及び前記画像情報に基づき景品選択画面を表示させ
ながら景品を選択する表示選択手段と、前記表示選択手
段により選択された景品に対応した景品情報をバーコー
ドデータに変換する変換手段と、前記バーコードデータ
に基づいてバーコードを景品引換券に記録して該景品引
換券を発行する引換券発行手段とを備え、前記ホスト装
置が、前記景品引換券のバーコードを読み取って景品情
報を解読する解読手段と、予め入力された出玉数と前記
解読手段により解読された景品情報の内の引換玉数とに
基づいて景品引換の可否を判定する判定手段と、前記判
定手段により引換可能という判定結果が得られた場合、
前記解読手段により解読された景品情報と予め入力され
た景品配送先情報とからなる景品発注情報を作成して、
該景品発注情報を前記発注先に発信する発信手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明に係る景品引換処理システ
ムは、パチンコの出玉数をカウントする出玉計数装置
と、該出玉計数装置にケーブルを介して接続され、カウ
ントされた出玉数に応じて景品引換券と出玉レシートと
を発行する引換券発行装置と、発注先に通信回線を介し
て接続され、前記景品引換券に従って出玉数に相当する
景品の引換手続きを行うホスト装置とを備え、前記引換
券発行装置が、景品毎に、景品番号、景品名及び景品に
相当する引換玉数からなる景品情報を記憶する第1記憶
手段と、景品毎に景品の画像情報を記憶する第2記憶手
段と、前記出玉計数装置からカウントされた出玉数を入
力し、該出玉数を満たす景品情報及び画像情報を前記第
1及び第2記憶手段から検索する検索手段と、前記検索
手段により得られた景品情報及び画像情報に基づく景品
選択画面を表示させながら景品を選択する表示選択手段
と、前記表示選択手段により選択された景品に対応した
景品情報をバーコードデータに変換する変換手段と、前
記変換手段により変換されたバーコードデータに基づい
てバーコードを景品引換券に記録し、該景品引換券を発
行する引換券発行手段と、前記出玉計数装置から入力さ
れた出玉数を出玉レシートに記録し、該出玉レシートを
発行する出玉レシート発行手段とを備え、前記ホスト装
置が、前記景品引換券のバーコードを読み取って景品情
報を解読する解読手段と、予め入力された出玉数と前記
解読手段により解読された景品情報の内の引換玉数とに
基づいて景品引換の可否を判定する判定手段と、前記判
定手段により引換可能という判定結果が得られた場合、
前記解読手段により解読された景品情報と予め入力され
た景品配送先情報とからなる景品発注情報を作成して、
該景品発注情報を前記発注先に発信する発信手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0011】請求項3の発明に係る景品引換処理システ
ムは、さらに、前記引換券発行装置で連続して景品引換
券を発行する場合、前記引換券発行手段を一回実行する
度に出玉数から景品に相当する引換玉数を減算し、これ
により得られた残玉数に基づいて前記表示選択手段、前
記変換手段、前記引換券発行手段を実行することを特徴
とするものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明における景品引換処理システム
は、引換券発行装置において景品を景品選択画面から選
択し、その景品に対応する景品情報をバーコードで記録
した景品引換券を発行するとともに、ホスト装置におい
てバーコードから得た引換玉数と出玉数とから引換可否
を判定し、可能な場合に発注するようにした構成なの
で、引換券発行装置の表示画面から景品が選択されると
ともに、ホスト装置による景品の引き換え手続きはバー
コードによって運用される。
【0013】請求項2の発明における景品引換処理シス
テムは、引換券発行装置において出玉計数装置からの出
玉数に従って景品選択画面を表示して景品を選択する構
成なので、引換券発行装置において出玉数に相当する景
品選択画面をオペレーションの初期画面として表示させ
ることができる。
【0014】請求項3の発明における景品引換処理シス
テムは、一出玉数について引換券発行装置から連続して
景品引換券を発行するようにした構成なので、景品選択
に有効な残玉数がある限り好みの景品に対応した景品引
換券を繰り返し発行することができる。
【0015】
【実施例】以下に添付図面を参照して、本発明に係る好
適な一実施例を詳細に説明する。図1は請求項1の発明
に係る景品引換処理システムの一実施例である第1実施
例を示すブロック図である。本実施例の景品引換処理シ
ステムは、図1に示した如く、パチンコの出玉をカウン
トして出玉レシート1を発行する一般的な出玉計数装置
10と、景品を引き換える際に受付に提示するための景
品引換券2を発行する引換券発行装置20と、出玉レシ
ート1と景品引換券2とを照合して景品の発注を行うホ
スト装置30とを備える。このホスト装置30は景品の
発注先である発信先端末40と通信回線50を介して接
続される。
【0016】引換券発行装置20は、例えば、装置全体
をプログラムに従って制御するCPU201と、このC
PU201が動作するための後述の主プログラム(図3
参照)や202aで示したバーコード変換プログラム等
を格納したROM202と、各種プログラムのワークエ
リアとして用いるRAM203と、景品引換券2を発行
するためのメニュー、操作案内、景品イメージ等を表示
するディスプレイ204と、このディスプレイ204と
一体化された入力装置のひとつであるタッチパネル20
5と、景品毎に、景品番号、景品名及び景品に相当する
引換玉数からなる景品情報を記憶する景品情報用メモリ
206と、景品毎に景品の画像情報を記憶する画像情報
用メモリ207と、景品の写真を読み取るイメージスキ
ャナ208と、このイメージスキャナ208の操作等で
用いるキーボード209と、景品引換券2に景品情報と
この景品情報をバーコード変換したバーコードとを印刷
するプリンタ210とを備える。
【0017】ホスト装置30は、例えば、装置全体をプ
ログラムに従って制御するCPU301と、このCPU
301が動作するための後述の主プログラム(図8参
照)等を格納したROM302と、各種プログラムのワ
ークエリアとして用いるRAM303と、出玉レシート
1に印刷された出玉数の入力及び景品引き換え手続きに
かかる操作を行うキーボード304と、景品引換券2に
印刷されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ3
05と、景品引き換え手続きにかかる表示画面を形成す
るディスプレイ306と、景品発注が可能な場合に景品
発注票を3を印刷するプリンタ307と、通信回線50
に接続されて景品発注が可能な場合に景品情報と宛先、
宛名等の景品配送先情報とからなる景品発注情報を発信
する通信部308とから構成される。
【0018】次に景品情報及び画像情報について説明す
る。図2は景品情報のメモリマップの一例を示す説明図
であり、図において、206Aは景品の種別インデック
スを登録するエリア、206Bは種別毎の景品の品目を
登録するエリア、206Cは景品番号、景品名、引換玉
数からなる景品情報を登録するエリアをそれぞれ示す。
景品情報用メモリ206は以上の3つのエリア206
A,206B,206Cにより構成される。また、画像
情報用メモリ207は景品イメージをデジタルデータ化
した画像情報を景品番号に対応させて登録した構成であ
る。
【0019】次に引換券発行装置20の動作について説
明する。図3は引換券発行処理を説明するフローチャー
トであり、図4、図5、図6は引換券発行処理時の表示
画面の変移を示す図であり、図7は景品引換券2の印刷
フォームの一例を示す正面図である。図4において、6
0は景品種別選択画面、62はタッチ欄、図5におい
て、70は景品選択画面、72は景品選択欄、74は景
品イメージ表示欄、76は景品の引換玉数表示欄、78
は画面戻り指示欄、図6において、80は景品引換券の
発行指示画面、82は拡大表示欄、84は景品説明欄、
86は発券指示欄、88は画面戻り指示欄をそれぞれ示
している。図7において、景品引換券2は、例えば、券
名印刷欄2a、景品番号印刷欄2b、景品名印刷欄2
c、引換玉数印刷欄2d、バーコード印刷欄2eから構
成される。
【0020】メニュー表示を行う場合には、図2に示し
たエリア206Aの種別インデックスが参照され、この
種別インデックスを基に、食料品、アクセサリ−用品、
衣類等の各インデックスに対応したタッチ欄62が配置
される。このようにして、図4に示した如く、景品種別
選択画面60が形成される(ステップ1000)。この
景品種別選択画面60がメニュー表示画面として利用さ
れる。
【0021】ディスプレイ204はタッチパネル205
と一体のため、景品種別のいずれかひとつのタッチ欄6
0がタッチされた場合(ステップ1002)、そのタッ
チ欄60に対応した種別が選択されたものとしてその種
別のエリアBが景品情報用メモリ206から検索される
とともに、その種別の景品イメージが画像情報メモリ2
07から検索される。例えば、“スポーツ用品”が選択
された場合には、図2に示した如く、ラケット、バッ
ト、ウェア、シューズの各品目が図5に示した景品選択
画面70に表示される(ステップ1004)。なお、5
品目以上の場合には、お客は図示せぬ次頁切換欄の操作
で次頁へ切り換えたり、画面戻り指示欄78の操作で再
び前頁に切り換えたりして景品選択画面70を切り換え
る。このように、出玉で引き換え可能な景品の景品イメ
ージ表示欄74が表示されるまでは、ステップ1006
及び1008の処理が繰り返し実行される。
【0022】また、景品引換券を発行する場合には、お
客は景品選択画面70から好みの景品イメージ表示欄7
4をもつ景品選択欄72をタッチする。この操作によ
り、図6に示した如く、景品イメージの拡大表示欄8
2、景品説明欄84、発券指示欄86、画面戻り指示欄
88からなる発行指示画面80が形成される。この発行
指示画面80を表示させた状態では、画面戻り指示欄8
8を操作して再び景品選択画面70に復帰することがで
きる。これもステップ1006及び1008による画面
切り換えの重要な動作のひとつである。
【0023】そして、発行指示画面80から発券指示欄
86がタッチされた場合には(ステップ1010)、景
品情報用メモリ206のエリアCに登録された景品情報
からバーコードデータへの変換処理が実行される(ステ
ップ1012)。
【0024】その後、図7に示した券名印刷欄2a、景
品番号印刷欄2b、景品名印刷欄2c、引換玉数印刷欄
2d、バーコード印刷欄2eに印刷するための各データ
が作成され、プリンタ210において例えば図7のレイ
アウトに従って文字・記号からなる“景品引換券”、
“景品No.123456”、“景品名:バット”、
“引換玉数:3000発”並びにバーコードが印刷処理
され、景品引換券2が発行される(ステップ101
4)。
【0025】次にホスト装置30の動作について説明す
る。図8は発注処理を説明するフローチャートである。
景品の引き換え手続きをする際には、お客は、パチンコ
店の受付カウンターにおいて、出玉レシート1と景品引
換券2とを一緒に手渡すようにする。これにより、店員
はホスト装置30を用いて出玉レシート1と景品引換券
2との照合・景品発注を行って引き換え手続きを完了さ
せる。
【0026】そこで、まず、キーボード304を操作し
て出玉レシート1に印刷された出玉数が入力され(ステ
ップ2000)、さらにバーコードスキャナ305によ
り景品引換券2に印刷されたバーコードが読み取られる
(ステップ2002)。このバーコードから景品情報が
解読されると、景品情報のひとつである引換玉数が抽出
され、これを出玉数から減算して残玉数の正負が判定さ
れる(ステップ2004〜2010)。その残玉数が正
の値を示した場合には、引換可として判定され処理はス
テップ2012に移行するが、負の値を示した場合に
は、引換不可としてステップ2018において玉不足の
メッセージがディスプレイ306にて表示される。
【0027】ステップ2012においては、宛名、宛先
等の景品配送先情報がキーボード304等から入力さ
れ、次のステップ2014にて、引換可となった景品情
報と景品配送先情報とから景品発注情報が作成され、発
注指示があるまでRAM303に格納される。
【0028】お客が複数枚の景品引換券を持参している
場合には、上述したステップ2002からステップ20
16の処理が繰り返して実行されるが、残玉数が負の値
を示した時点(ステップ2010)で玉不足のメッセー
ジを表示し(ステップ2018)、既にRAM303に
格納してある全景品発注情報を読み出して発信先端末4
0に発信(ステップ2020)する処理が実行される。
【0029】その際に、残玉数があればプリンタ307
より残玉数を印刷した残玉レシート4を発行するととも
に、発信された全景品発注情報に対応する内容を印刷し
た景品発注票を発行する処理が実行される(ステップ2
022)。なお、残玉レシートは次回の景品引き換え手
続きの際に、出玉レシート1とともに併用することがで
きるので、お客は玉数を貯蓄することができる。
【0030】以上説明したように第1実施例によれば、
一箇所で好みの景品を選ぶことができるので、従来のよ
うに好みの景品をあちこち探し回る面倒がなくなるとと
もに、多種多様な景品の呈示によりお客の好みの景品を
十分揃えることが可能となって景品選択の幅を広げるこ
とができる。また、景品引き換え手続きについてもバー
コードを記録した景品引換券2が景品の代わりになるの
で、従来のように景品コーナーからすぐに好みの景品を
取り出して確保しておく心配がなくなるとともに、受付
カウンターにおいてバーコードを基に正確に景品を発注
することができる。また、景品選択画面60から直接選
択することができたり、ホスト装置30において残玉数
に応じてさらに景品への引き換え手続きを行えたり、従
業員が残玉数を入力する手間を省くことができる。
【0031】次に請求項2の発明に係る景品引換処理シ
ステムの一実施例である第2実施例について説明する。
この第2実施例は、全体的に図1に示した第1実施例の
景品引換処理システムと同様の構成からなり、以下に相
違する部分のみを説明する。
【0032】図9は第2実施例による景品引換処理シス
テムの要部の構成を示すブロック図であり、図におい
て、12は出玉計数装置、121は出玉計数装置12の
動作を制御するCPU、22は引換券発行装置をそれぞ
れ示している。出玉計数装置12と引換券発行装置22
とはそれぞれCPU121、201に接続された外部イ
ンターフェース(以下にI/Fという)122、222
を具備しており、これらI/F122、222間には通
信ケーブル60が設置される。第2実施例では、この通
信ケーブル60を介して出玉計数装置12から引換券発
行装置22にカウントされた出玉数の情報が伝達され、
引換券発行装置22のプリンタ210から景品引換券2
とともに前述の出玉レシート1が発行されるように景品
引換処理システムが構成される。
【0033】次に主要な動作について説明する。図10
は出玉数転送処理を説明するフローチャートであり、こ
の動作は出玉計数装置12により実行される。図11及
び図12は引換券発行処理を説明するフローチャートで
あり、この動作は引換券発行装置22により実行され
る。図13は引換券発行処理における主要な画面の一例
を示す図であり、図において、71は景品選択画面、7
9は終了指示欄を示している。
【0034】まず、出玉計数装置12では、図10に示
した如く、通信ケーブル60を介して接続された引換券
発行装置22から出玉数転送のリクエストが着信すると
(ステップ3000)、出玉数のカウント状態を調べ
(ステップ3002)、カウント済みであれば既に記憶
されている出玉数を不図示のメモリから読み出して転送
可を応答し(ステップ3004)、準備ができたら出玉
数を転送する処理(ステップ3006)が実行される。
これに対し、ステップ3002において、出玉数が未カ
ウントであれば、転送不可を応答して処理が終了する
(ステップ3008)。
【0035】また、引換券発行装置22では、図11及
び図12に示した如く、メニュー表示を行う前に、通信
ケーブル60を介して出玉計数装置12から出玉数を取
り込み(ステップ4000〜4004)、その出玉数と
最低の引換玉数S(Sは自然数)との比較が行われ、出
玉数の方が大きな値を示していれば(ステップ400
6)、ステップ4010においてメニュー表示処理が実
行される。このメニュー表示処理及び次の種別選択処理
は前述の図3のステップ1000、1002と同様であ
るが、次のステップ4014では、景品選択画面を形成
する際に、入力された出玉数が引換玉数の上限値となっ
てこの上限値よりも少ない引換玉数に対応した景品の景
品情報が景品情報用メモリ206より検索され、読み出
される。
【0036】前述の第1実施例では、図5に示した如
く、種別(スポーツ用品)に対応したすべての景品(ラ
ケット、バット、ウェア、シューズ)が景品選択の対象
となっていたが、この第2実施例では、例えば3000
発よりも少なくかつ2000発よりも多い出玉数となっ
た場合、図13に示した如く、引換可能な上限値を10
00発としてウェア(1000発)とシューズ(500
発)だけの景品選択画面71が形成される(ステップ4
014)。なお、この景品選択画面71に限らず図示せ
ぬ景品種別選択画面や発行指示画面にも終了指示欄79
が表示される。
【0037】以降のステップ4016〜4022におい
ても、出玉数を常に上限値として用いることで、前述の
ステップ1006〜1012と同様に表示切換処理及び
バーコード変換処理が実行される。
【0038】この第2実施例においては、景品がひとつ
選択される度に景品情報とそのバーコードデータとがセ
ットでRAM203に記憶される(ステップ402
4)。景品選択画面71や図示せぬ景品種別選択画面、
発行指示画面80の表示中において終了指示欄79が操
作された場合には(ステップ4018)、これを終了指
示と判断して、すでに記憶されている景品情報とバーコ
ードとのセットをすべて読み出され、景品毎の景品引換
券が発行される(ステップ4030)。この動作に続い
て出玉数を記録した出玉レシート1の発行も行われる
(ステップ4045)。以上のステップ4030及び4
032は終了動作として位置付けられる。
【0039】ステップ4020〜4024を通して発券
が指示された後、ステップ4026にて残玉数に基づい
て新たに景品を選択するか否かの処理が判断される。こ
の場合には、ディスプレイ204及びタッチパネル20
5に“継続”と“終了”の指示欄を設けて、いずれかひ
とつの選択をお客に委ねるようにする(ステップ402
6)。
【0040】ステップ4026において、“継続”の指
示欄が選択された場合には、ステップ4028に処理が
移行して、出玉数(あるいは残玉数)から直前で選択さ
れた景品の引換玉数が減算され、新たな残玉数が得られ
る。この後、処理は再びステップ4006に戻り、ステ
ップ4026で求めた残玉数に基づいて景品引換券の発
行可否が判断される。もし残玉数が最低の引換玉数Sに
満たない場合には、処理はステップ4008に進み、玉
不足のメッセージがディスプレイ204に表示され、処
理はステップ4030以降の終了動作に移行する。
【0041】以上説明したように第2実施例によれば、
第1実施例の効果に加えて、お客が出玉数に関知せずに
引換可能な景品をディスプレイ204に呈示できるの
で、お客に対して操作上の負担を軽減することができ
る。
【0042】さて、前述の各実施例において、第1実施
例では出玉計数装置10、引換券発行装置20、ホスト
装置30を備えたシステムを構築し、第2実施例では出
玉計数装置12、引換券発行装置22、ホスト装置30
を備えたシステムを構築していたが、いずれの実施例に
ついても引換券発行装置とホスト装置とを一体化して簡
易なシステムを構築するようにした変形例であってもよ
い。この場合、第1実施例、第2実施例のいずれの変形
例においても、受付カウンターにて景品の選択から発注
までの手続きを一括して処理することができるので、接
客上の対応が迅速化されるとともに、店内におけるスペ
ース効率をさらに向上させるというメリットも得られ
る。
【0043】そこで、前述の第1実施例に対応した変形
例では、図1に示した引換券発行装置20とホスト装置
30とを、CPU(201,301)、ROM(20
2,302)、RAM(203,303)、ディスプレ
イ(204,306)、キーボード(209,30
4)、プリンタ(210,307)の共有部分と、その
他のタッチパネル205,景品情報用メモリ206、画
像情報用メモリ207、イメージスキャナ208、バー
コードスキャナ305、通信部308のハードウェア部
分並びにバーコード変換プログラム202a、図3、図
8に示したフローに従うプログラム等のソフトウェア部
分とを含めた一体型の構成にすればよく、これをホスト
システムとすれば、このホストシステム一台により前述
の第1実施例と同様に動作する簡易型の景品引換処理シ
ステムを構築することができる。
【0044】また、前述の第2実施例に対応した変形例
では、上記第1実施例の変形例において、上記ホストシ
ステムと出玉計数装置12(図9)との間にI/F12
2,222の関係をもたせれば、前述の第2実施例と同
様に動作する簡易型の景品引換処理システムを構築する
ことができる。この変形例においては、出玉の計数から
発注までの全引き換え手続きを一括して処理できるの
で、前述の変形例よりも従業員サイドにおいてシステム
の運用状況を正確に把握することができるとともに、シ
ステム運用上のトラブル等に迅速に対処して顧客サービ
スを向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、引換券発行装置において景品を景品選択画面から
選択し、その景品に対応する景品情報をバーコードで記
録した景品引換券を発行するとともに、ホスト装置にお
いてバーコードから得た引換玉数と出玉数とから引換可
否を判定し、可能な場合に発注するようにした構成なの
で、引換券発行装置のメモリ上に多種多様な景品が確保
され、表示画面上で景品が選択されるとともに、ホスト
装置による景品の引き換え手続きを景品引換券上のバー
コードを用いて運用することができる。このように、一
箇所で好みの景品を選ぶことができるので、従来のよう
に好みの景品をあちこち探し回る面倒がなくなるととも
に、多種多様な景品の呈示によりお客の好みの景品を十
分揃えることが可能となって景品選択の幅を広げること
ができる。また、景品引き換え手続きについてもバーコ
ードを記録した景品引換券が景品の代わりになるので、
従来のように景品コーナーからすぐに好みの景品を取り
出して確保しておく心配がなくなるとともに、受付カウ
ンターにおいてバーコードを基に正確に景品を発注する
ことができる。以上により、一層の集客を期待できると
いう効果を奏する。
【0046】請求項2の発明によれば、引換券発行装置
において出玉計数装置からの出玉数に従って景品選択画
面を表示して景品を選択する構成なので、引換券発行装
置において出玉数に相当する景品選択画面をオペレーシ
ョンの初期画面として表示させることができる。これに
より、請求項1の発明に比べて、お客が出玉数に関知せ
ずに引換可能な景品を呈示できるので、お客に対して操
作上の負担を軽減することができるという効果を奏す
る。
【0047】請求項3の発明によれば、一出玉数につい
て引換券発行装置から連続して景品引換券を発行するよ
うにした構成なので、請求項2の発明の効果に加えて、
景品選択に有効な残玉数がある限り好みの景品に対応し
た景品引換券を繰り返し発行することができる。これに
より、景品をひとつ選択する度に引き換え可能な景品を
呈示させることができるので、お客に対して操作上の負
担を軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る景品引換処理システムの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】景品情報のメモリマップの一例を示す説明図で
ある。
【図3】引換券発行処理を説明するフローチャートであ
る。
【図4】引換券発行処理時の表示画面の変移を示す図で
ある。
【図5】引換券発行処理時の表示画面の変移を示す図で
ある。
【図6】引換券発行処理時の表示画面の変移を示す図で
ある。
【図7】景品引換券の印刷フォームの一例を示す正面図
である。
【図8】発注処理を説明するフローチャートである。
【図9】請求項2の発明に係る景品引換処理システムの
一実施例を示すブロック図である。
【図10】出玉数転送処理を説明するフローチャートで
ある。
【図11】引換券発行処理を説明するフローチャートで
ある。
【図12】引換券発行処理を説明するフローチャートで
ある。
【図13】引換券発行処理における主要な画面の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 出玉シート 2 景品引換券 3 景品発注票 4 残玉レシート 10,12 出玉計数装置 20,22 引換券発行装置 30 ホスト装置 40 発信先端末 50 通信回線 60 通信ケーブル 122,222 I/F 121,201,301 CPU 202,302 ROM 202a バーコード変換プログラム 203,303 RAM 204,306 ディスプレイ 205 タッチパネル 206 景品情報用メモリ 207 画像情報用メモリ 208 イメージスキャナ 209,304 キーボード 210,307 プリンタ 305 バーコードスキャナ 308 通信部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品引換券を発行する引換券発行装置
    と、発注先に通信回線を介して接続され、前記景品引換
    券に従って出玉数に相当する景品の引換手続きを行うホ
    スト装置とを備え、 前記引換券発行装置は、 景品毎に、景品番号、景品名及び景品に相当する引換玉
    数からなる景品情報を記憶する第1記憶手段と、 景品毎に景品の画像情報を記憶する第2記憶手段と、 前記景品情報及び前記画像情報のうち、前記出玉数を満
    たす前記景品情報及び前記画像情報に基づき景品選択画
    面を表示させながら景品を選択する表示選択手段と、 前記表示選択手段により選択された景品に対応した景品
    情報をバーコードデータに変換する変換手段と、 前記バーコードデータに基づいてバーコードを景品引換
    券に記録して該景品引換券を発行する引換券発行手段と
    を備え、 前記ホスト装置は、 前記景品引換券のバーコードを読み取って景品情報を解
    読する解読手段と、 予め入力された出玉数と前記解読手段により解読された
    景品情報の内の引換玉数とに基づいて景品引換の可否を
    判定する判定手段と、 前記判定手段により引換可能という判定結果が得られた
    場合、前記解読手段により解読された景品情報と予め入
    力された景品配送先情報とからなる景品発注情報を作成
    して、該景品発注情報を前記発注先に発信する発信手段
    とを備えることを特徴とする景品引換処理システム。
  2. 【請求項2】 パチンコの出玉数をカウントする出玉計
    数装置と、該出玉計数装置にケーブルを介して接続さ
    れ、カウントされた出玉数に応じて景品引換券と出玉レ
    シートとを発行する引換券発行装置と、発注先に通信回
    線を介して接続され、前記景品引換券に従って出玉数に
    相当する景品の引換手続きを行うホスト装置とを備え、 前記引換券発行装置は、 景品毎に、景品番号、景品名及び景品に相当する引換玉
    数からなる景品情報を記憶する第1記憶手段と、 景品毎に景品の画像情報を記憶する第2記憶手段と、 前記出玉計数装置からカウントされた出玉数を入力し、
    該出玉数を満たす景品情報及び画像情報を前記第1及び
    第2記憶手段から検索する検索手段と、 前記検索手段により得られた景品情報及び画像情報に基
    づく景品選択画面を表示させながら景品を選択する表示
    選択手段と、 前記表示選択手段により選択された景品に対応した景品
    情報をバーコードデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたバーコードデータに基づ
    いてバーコードを景品引換券に記録し、該景品引換券を
    発行する引換券発行手段と、 前記出玉計数装置から入力された出玉数を出玉レシート
    に記録し、該出玉レシートを発行する出玉レシート発行
    手段とを備え、 前記ホスト装置は、 前記景品引換券のバーコードを読み取って景品情報を解
    読する解読手段と、 予め入力された出玉数と前記解読手段により解読された
    景品情報の内の引換玉数とに基づいて景品引換の可否を
    判定する判定手段と、 前記判定手段により引換可能という判定結果が得られた
    場合、前記解読手段により解読された景品情報と予め入
    力された景品配送先情報とからなる景品発注情報を作成
    して、該景品発注情報を前記発注先に発信する発信手段
    とを備えることを特徴とする景品引換処理システム。
  3. 【請求項3】 さらに、前記引換券発行装置で連続して
    景品引換券を発行する場合、前記引換券発行手段を一回
    実行する度に出玉数から景品に相当する引換玉数を減算
    し、これにより得られた残玉数に基づいて前記表示選択
    手段、前記変換手段、前記引換券発行手段を実行するこ
    とを特徴とする請求項2記載の景品処理システム。
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