JP2857244B2 - 一軸もしくは二軸延伸フィルム - Google Patents

一軸もしくは二軸延伸フィルム

Info

Publication number
JP2857244B2
JP2857244B2 JP2254060A JP25406090A JP2857244B2 JP 2857244 B2 JP2857244 B2 JP 2857244B2 JP 2254060 A JP2254060 A JP 2254060A JP 25406090 A JP25406090 A JP 25406090A JP 2857244 B2 JP2857244 B2 JP 2857244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stretching
film
terpolymer
uniaxially
stretched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2254060A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03120028A (ja
Inventor
ジヨージ・ブルース・キリンゲンスミス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH03120028A publication Critical patent/JPH03120028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857244B2 publication Critical patent/JP2857244B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/02Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/005Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor characterised by the choice of materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2029/00Use of polyvinylalcohols, polyvinylethers, polyvinylaldehydes, polyvinylketones or polyvinylketals or derivatives thereof as moulding material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2329/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal, or ketal radical; Hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Derivatives of such polymer
    • C08J2329/12Homopolymers or copolymers of unsaturated ketones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、未延伸もしくは延伸の程度の少ない重合体
シートを、それぞれ一軸もしくは二軸に沿って延伸する
ことにより製造された一軸もしくは二軸延伸フィルムに
関するものである。
[従来の技術] この種のフィルムは一般的に知られており、(熱可塑
性)重合体、特にポリオレフィンからこれらを製造する
ため市販装置を入手することができる。しかしながら、
ポリオレフィンから作成されたフィルムは慣用のインキ
および染料により印刷することができず、包装材料とし
てのその用途を制限している。さらに、その気体バリヤ
特性は改善の余地を残している。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、これらの制限を受けないフィルムを
提供することにある。しかしながら、主たる課題は剛性
および強度に関し一層良好な性質を有するこの種のフィ
ルムを提供することにある。
今回、これらの課題は、一酸化炭素と少なくとも2種
のエチレン系不飽和炭化水素との重合体を選択すると共
に、そのシートを特定の温度および延伸比の条件にて延
伸することにより解決されることが判明した。
[課題を解決するための手段] したがって本発明は、未延伸もしくは延伸の程度の少
ない重合体シートを一軸もしくは二軸に沿ってそれぞれ
延伸することにより一軸もしくは二軸延伸フィルムを製
造するに際し、一酸化炭素とエチレンと少なくとも3個
の炭素原子を有する第二のエチレン系不飽和炭化水素と
よりなる少なくとも214℃の融点を有する線状交互三元
重合体を175〜205℃の延伸温度にて少なくとも4の延伸
比まで延伸することを特徴とする一軸もしくは二軸延伸
フィルムの製造方法に関するものである。
さらに本発明は、未延伸もしくは延伸の程度の少ない
重合体シートを一軸もしくは二軸に沿ってそれぞれ延伸
することにより製造された一軸もしくは二軸延伸フィル
ムにおいて、一酸化炭素とエチレンと少なくとも3個の
炭素原子を有する第二のエチレン系不飽和炭化水素とよ
りなる線状交互三元重合体からなり、この三元重合体の
融点が少なくとも214℃であり、延伸フィルムとこれを
製造する未延伸シートとの延伸比が少なくとも約4であ
ることを特徴とする一軸もしくは二軸延伸フィルムに関
するものである。
フィルムまで延伸するには一酸化炭素と少なくとも1
種のエチレン系不飽和炭化水素とよりなる各種の重合体
が適しているが、本発明の重合体は一酸化炭素の部分が
エチレンおよび少なくとも3個の炭素原子を有する第二
のエチレン系不飽和炭化水素の部分と交互になっている
と共に、重合体がエチレン系不飽和炭化水素の各1モル
につき実質的に1モルの一酸化炭素を含有する線状交互
三元重合体である。第二のエチレン系不飽和炭化水素と
して有用な炭化水素はプロピレンのような脂肪族類、お
よびたとえば1−ブテン、イソブチレン、1−ヘキセン
および1−デセンのような他のα−オレフィン類であ
り、或いはスチレンおよび環アルキル化スチレンのよう
なアリール脂肪族類、たとえばp−メチルスチレン、p
−エチルスチレンおよびm−メチルスチレンである。好
適な三元重合体は一酸化炭素とエチレンと第二の炭化水
素としての脂肪族α−オレフィン(特にプロピレン)と
の三元重合体である。
この種の重合体は、したがって反復式: COC2H4 COG▼ (I) [式中、Gは少なくとも3個の炭素原子を有し、エチレ
ン系不飽和を介して重合された第二のエチレン系不飽和
炭化水素の部分である] により広義に示される。−[CO−(−C2H4−)−単位お
よび−CO−(G−)−単位は重合体鎖全体にわたりラン
ダムに存在し、一般に約0.5未満のy:xの比が三元重合体
におけるエチレンと第二の炭化水素との比率を反映す
る。重合体連鎖における末端基もしくは「キャップ」
は、三元重合体の製造に際しいかななる材料を存在させ
たか或いは三元重合体を精製したか否か、あるいはどの
ように精製したかに依存する。三元重合体の全体的性質
は特定の末端基に大して依存しないと思われるので、重
合体は重合鎖の上記式により適当に示される。
一般的に重要なポリケトン三元重合体は分子量1000〜
200,000、特に分子量20,000〜90,000を有するものであ
る。一般に、この種の三元重合体は175〜270℃の融点、
極限粘度数(LVN)(60℃にてm−クレゾール中で測定
し、dl/gで現わす)0.8〜4、好ましくは1.5〜2.5を有
する。しかしながら本発明の延伸フィルムを製造する目
的で、適する三元重合体の化学組成および物理的性質は
その範囲が若干狭く、本発明による延伸フィルムの製造
には一酸化炭素とエチレンと第二の炭化水素とのポリケ
トン三元重合体全てが必しも同等に有用でない。
本発明による二軸延伸フィルムの製造に適したポリケ
トン三元重合体は、融点が少なくとも214℃、好ましく
は少なくとも220℃であるような上記式Iを有する線状
交互三元重合体である。この融点は、全重合体に対し5
モル%以下、好ましくは3モル%以下の第二の炭化水素
の含有量を有する三元重合体にほぼ一致する。好適な第
二の炭化水素であるプロピレンを用いる場合、三元重合
体は同じ基準で6.5重量%以下、好ましくは5重量%以
下のプロピレンとなる。三元重合体における若干の第二
の炭化水素の存在、たとえば全三元重合体に対し少なく
とも0.5モル%を必要とするが、約5.0モル%を越える第
二の炭化水素を存在させると三元重合体の融点が214℃
未満となり、さらにこのような組成の三元重合体から製
造される二軸延伸フィルムはより低い強度と剛性とより
低い高温耐性とを示す。
本発明に有用な三元重合体はヨーロッパ特許出願公開
第121965号、第181014号、第213671号および第257663号
の一般的方法により製造しうるが、ただし反応混合物中
に存在する(したがって得られる線状交互三元重合体中
に存在する)第二炭化水素の量に注意する。重合法の種
類は広範であるが、好適な触媒組成物はアルカン酸パラ
ジウム(特に酢酸パラジウム)と、トリフルオロ酢酸も
しくはp−トルエンスルホン酸の陰イオンと、1,3−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)プロパンおよび1,3−ビス
〔ジ(2−メトキシフェニル)ホスフィノ〕プロパンか
ら選択されるリンの二座配位子とから形成される。一酸
化炭素とエチレン系不飽和炭化水素とを、接触組成物お
よび反応稀釈剤の存在下に重合条件下で接触させる。低
級アルカノール(特にメタノール)が適する反応稀釈剤
である。典型的な反応条件は、30〜150℃の反応温度お
よび10〜100バールの反応圧力を含む。重合の後、反応
稀釈剤中に実質的に不溶性である物質として三元重合体
生成物が得られ、これをたとえば濾過もしくはデカンテ
ーションのような常法によって回収する。三元重合体を
製造されたまま使用し、或いはたとえば溶剤または触媒
残留物に対し選択性である錯生成剤と接触させることに
より精製する。
三元重合体生成物を未延伸シートまで変換させた後、
熱可塑性プラスチックにつき慣用である方法により延伸
する。一変法においては、三元重合体を適するダイから
押出して未延伸シートを製造する。他の変法において
は、粒状の三元重合体を若干高められた温度で圧縮成形
してシートを製造し、それから延伸フィルムを形成す
る。未延伸シートの長さおよび幅は、延伸工程に利用し
うる装置の寸法によってのみ制限される。延伸すべきシ
ートの厚さは、所望の用途に応じて或る程度重要であ
り、典型的には厚さ0.25〜1.25mmである。どの方法によ
り未延伸シートを製造するかに応じて、シート内に異物
(特に非熱可塑性異物)が混入するのを防止するため注
意を払うべきである。何故なら、この種の異物の存在
は、しばしば延伸フィルムに穴もしくはすきまの形成を
もたらすからである。
本発明の三元重合体は、一軸(すなわち一次元)で延
伸することができる。一軸延伸は特定の三元重合体の融
点より若干低い温度にて行われ、この工程を一般に低温
延伸と称する。延伸温度は重合体の融点および分子量に
より決定され、重合体の融点より約20〜約45℃低い範
囲、好ましくは一軸延伸される三元重合体の融点より約
30〜約40℃低い範囲である。
他の具体例において、本発明の三元重合体は二軸(す
なわち二次元)にて延伸され、好ましくは90゜の角度に
て二軸延伸されるが、他の角度における二軸延伸も満足
し得る。二軸延伸の極めて適する延伸角度は85〜95゜で
ある。二軸延伸は重合体の融点および分子量により決定
される温度で行われ、三元重合体の融点よりやや高い温
度である。重合体の融点より約15℃高い延伸温度にて充
分であるが、重合体の融点より約10℃高い延伸温度が好
適である。
ポリケトン三元重合体の物理的延伸は、市販装置を用
いて当業界で知られた方法により行われる。この種の1
種の装置は、延伸すべきシートの縁部を適当な温度にて
固定し、シートのこれら縁部を制御された速度で分離す
ることにより操作される。あるいは、好ましくは産業目
的で一軸もしくは二軸延伸工程は多重ロール延伸工程か
らなる装置にて高生産速度で連続的に行われ、これら延
伸工程に続き二軸延伸にはライン中に、いわゆるテンタ
ー・フレーム装置を設け、ここで部分(一軸)延伸され
たフィルムをチェーンベルトに固定して徐々に前(機
械)方向から角度を付けて徐々に離間させ、前方向に対
し90゜のフィルムの横方向延びを付与する。多重ロール
延伸工程は、種々異なった増大する速度で回転する加熱
ロールの間の一連の工程からなっている。テンター・フ
レーム装置を温度制御のため大型オーブン内に収容す
る。ベルトクランプ装置は、ロール一延伸部の最後のロ
ールに等しい速度にて或いはそれより速い速度にて前進
移動する。したがって追加の機械方向を横延伸工程の間
に付与することもできる。たとえば機械方向(MD)およ
び横方向(TD)の二軸延伸に関する種々の組合せを達成
することができる。この種の装置も市販されている。延
伸温度と延伸比との適する組合せを用いる場合、延伸比
(すなわち延伸フィルムの寸法と未延伸シートの寸法と
の比)は一軸延伸については4〜20が適しており、4〜
10の延伸比がより一般的である。二軸延伸については、
この比は4×4〜10×10の範囲で変化するのが適してお
り、4×4〜8×8の延伸比がより一般的である。たと
えば4×6もしくは6×4のような種々の等しくないMD
およびTDの組合せも、フィルムの特定の考えられる用途
につき所要に応じてフィルムに付与することができる。
約4未満の延伸比は延伸フィルムに対し所望程度の分子
配向をもたらさず、物理的性質の所望の向上も得られな
い。公知の方法および装置を用いて約20より多きい延伸
比を得る努力は、しばしばフィルムの破裂をもたらす。
本発明の一軸もしくは二軸延伸フィルムは高度の分子
配向を有し、高い機械強度および剛性を比較的低い延伸
比においてさえ有することを特徴とする。本発明の利点
は、多層の一軸延伸フィルムを互いに90゜の二軸配置に
て積層する際に特に顕著である。この種のラミネートは
高度の透明度を有すると共に、高速度にてフィルムに衝
突するような場合でさえ先端が丸い物で刺しても耐性で
ある。ポリケトンフィルムおよびのラミネートは酸素お
よび二酸化炭素に対し、たとえば配向したポリオレフィ
ンと対比して向上したバリヤ特性を有し、ポリオレフィ
ンフィルムとは異なり慣用のインキおよび染料により印
刷することができる。三元重合体は、たとえば酸化防止
剤、安定剤、着色料および延伸工程を不当に阻害したり
延伸フィルムに悪影響を与えたりしないスリップ剤およ
び固化防止剤のような慣用の添加剤を混入することもで
きる。
延伸フィルムおよびそのラミネートは、たとえば熱成
形および圧力成形のような慣用の成形法により処理する
ことができ、この種の方法によりたとえば調理用袋およ
びパウチもしくはタブ並びに食品および飲料用の他の容
器などオートクレーブ処理しうる成形物品まで形成し或
いは鍛造される。さらに。これらフィルムはポリオレフ
ィンもしくはPVCにより与えられるよりも大きい高温耐
性を必要とする包装用途に使用するにも適しており、た
とえばエチレン/酢酸ビニル共重合体などの他の高分子
材料との各種のラミネートに基礎層として有用であり、
延伸ポリケトン三元重合体の強度はラミネートに必要な
強度を与えるのに十分である。
[実施例] 以下、限定はしないが実施例により本発明をさらに説
明する。
実施例1 (a) 一酸化炭素とエチレンと全重合体に対し7重量
%のプロピレンとよりなる三元重合体を、酢酸パラジウ
ムとトリフルオロ酢酸と1,3−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)プロパンとから作成された触媒組成物の存在下に
製造した。この三元重合体は212℃の融点と約70,000の
平均分子量とLVN(100℃にてm−クレゾール中で測定)
1.5dl/gとを有した。この重合体を重合体Aと称する。
一酸化炭素とエチレンと全三元重合体に対し6重量%
のプロピレンとよりなる他の三元重合体を同様に製造し
たが、ただし温度および圧力の条件を相違させた。この
三元重合体は220℃の融点と約70,000の平均分子量とLVN
(100℃にてm−クレゾーメ中で測定)1.6dl/gとを有し
た。この重合体を重合体Bと称する。
(b) 延伸された一軸延伸フィルムを、重合体の融点
より約30℃低い温度で操作する慣用の延伸装置を用いて
重合体Aの押出フィルムから作成した。延伸工程の条件
および得られた延伸フィルムの性質を第I表に示す。
次いで、延伸された一軸延伸フィルムを、重合体の融
点より約30〜40℃低い温度で操作する同じ延伸装置を用
いて重合体Bの圧縮成形フィルムから作成した。延伸操
作の条件および得られた延伸フィルムの性質を第I表に
示し、ここで市販ポリプロピレンの一軸延伸フィルムの
性質と比較する。
実施例2 一酸化炭素とエチレンと全三元重合体に対し6.3重量
%プロピレンとよりなる線状交互三元重合体を、酢酸パ
ラジウムとトリフルオロ酢酸と、1,3−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)−プロパンとから作成された触媒組成物
の存在下に製造した。この重合体は214℃の融点、LVN
(60℃にてm−クレゾール中で測定)1.4dl/gとを有し
た。この重合体を重合体Cと称する。初期の反応器重合
体を射出成形により溶融配合し、次いで粗大粉末まで再
磨砕した。この粉末を20×20×0.05cmのシートまで圧縮
成形した。圧縮成形されたシートおよびそれから製造さ
れた延伸フィルムの性質を測定し、第II表に示す。機械
的延伸は、230℃の温度にて二軸延伸モードで操作する
実施例1で用いたと同じ熱可塑性フィルムの二軸延伸用
の慣用の装置を用いて行った。重合体自身は、延伸が完
了しかつフィルムが高温度帯域(オーブン)から出る際
に、その温度が214℃の融点よりも依然低温であるよう
な速度にて、装置の高温帯域を介し延伸させた。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未延伸もしくは延伸の程度の少ない重合体
    シートを一軸もしくは二軸に沿ってそれぞれ延伸するこ
    とにより一軸もしくは二軸延伸フィルムを製造するに際
    し、一酸化炭素とエチレンと少なくとも3個の炭素原子
    を有する第二のエチレン系不飽和炭化水素とよりなり少
    なくとも214℃の融点を有する線状交互三元重合体を175
    〜205℃の延伸温度にて少なくとも4の延伸比まで延伸
    することを特徴とする一軸もしくは二軸延伸フィルムの
    製造方法。
  2. 【請求項2】第二の炭化水素がプロピレンであることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】三元重合体が少なくとも220℃の融点を有
    することを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】延伸が一軸延伸であり、延伸比が4〜20で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】延伸が二軸延伸であり、両延伸比が4〜10
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】二軸延伸の延伸角度が85〜95゜であること
    を特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】未延伸もしくは延伸の程度の少ない重合体
    シートを一軸もしくは二軸に沿ってそれぞれ延伸するこ
    とにより製造された一軸もしくは二軸延伸フィルムであ
    って、一酸化炭素とエチレンと少なくとも3個の炭素原
    子を有する第二のエチレン系不飽和炭化水素とよりなる
    線状交互三元重合体からなり、この三元重合体の融点が
    少なくとも214℃であり、延伸フィルムと、これを製造
    する未延伸シートとの延伸比が少なくとも約4であるこ
    とを特徴とする一軸もしくは二軸延伸フィルム。
  8. 【請求項8】第二の炭化水素がプロピレンであることを
    特徴とする請求項7記載のフィルム。
  9. 【請求項9】175〜205℃の延伸温度にて製造されたこと
    を特徴とする請求項7または8記載のフィルム。
JP2254060A 1989-09-25 1990-09-21 一軸もしくは二軸延伸フィルム Expired - Lifetime JP2857244B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US41177189A 1989-09-25 1989-09-25
US41177289A 1989-09-25 1989-09-25
US411,771 1989-09-25
US411,772 1989-09-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03120028A JPH03120028A (ja) 1991-05-22
JP2857244B2 true JP2857244B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=27021516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2254060A Expired - Lifetime JP2857244B2 (ja) 1989-09-25 1990-09-21 一軸もしくは二軸延伸フィルム

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0420331A1 (ja)
JP (1) JP2857244B2 (ja)
KR (1) KR0171185B1 (ja)
CN (1) CN1052277A (ja)
AU (1) AU634287B2 (ja)
BR (1) BR9004763A (ja)
CA (1) CA2026073A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9417382D0 (en) * 1994-08-26 1994-10-19 Bp Chem Int Ltd Polymer films
GB9715909D0 (en) * 1997-07-28 1997-10-01 Bp Chem Int Ltd Polyketones having improved barrier properties
JP6304470B1 (ja) * 2016-09-23 2018-04-04 王子ホールディングス株式会社 二軸延伸ポリプロピレンフィルム、コンデンサ用金属化フィルム、及び、コンデンサ
CN116252463B (zh) * 2023-05-15 2023-08-01 龙华相位新材料(绵阳)股份有限公司 一种薄膜拉伸成型装置及成型方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH497492A (fr) * 1968-04-18 1970-10-15 Ethylene Plastique Sa Procédé de préparation d'emballages et de films à dégradation rapide
US3694412A (en) * 1971-03-04 1972-09-26 Shell Oil Co Process for preparing interpolymers of carbon monoxide in the presence of aryl phosphine-palladium halide complex
IN166314B (ja) * 1985-08-29 1990-04-07 Shell Int Research
US4698372A (en) * 1985-09-09 1987-10-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Microporous polymeric films and process for their manufacture
JPH01158036A (ja) * 1987-09-04 1989-06-21 Shell Internatl Res Maatschappij Bv 重合体に基づく容器
US4842741A (en) * 1988-03-25 1989-06-27 Du Pont Canada Inc. Heterogeneous membranes from highly filled thermoplastic orientable polymers

Also Published As

Publication number Publication date
KR910006385A (ko) 1991-04-29
AU6316990A (en) 1991-03-28
KR0171185B1 (ko) 1999-03-30
AU634287B2 (en) 1993-02-18
CA2026073A1 (en) 1991-03-26
CN1052277A (zh) 1991-06-19
JPH03120028A (ja) 1991-05-22
EP0420331A1 (en) 1991-04-03
BR9004763A (pt) 1991-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2291438B1 (en) Biaxially oriented lldpe blends
EP0607342B1 (en) Polyethylene films exhibiting low blocking force
CN109996678B (zh) 多层膜和包含其的层制品和制品
EP0788427B1 (en) Retortable, high oxygen barrier polymeric films
CN102171260A (zh) 核化聚乙烯形成的制品
KR0133513B1 (ko) 불투명한 진주빛 적층 연신제품 및 그의 제조방법
EP0415270B1 (en) Opaque, laminated and stretched products and method for making them
US20120065334A1 (en) Polymeric blends for slit film applications and methods of making the same
JP2857244B2 (ja) 一軸もしくは二軸延伸フィルム
JP4923423B2 (ja) 押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物
JPH072878B2 (ja) 熱成形可能および/または反復曲げ抵抗性を有するガスバリヤー特性に優れたエチレン/ビニールアルコールコポリマーをベースとしたポリマーアロイ
US20220266576A1 (en) Controlled density thermoplastic multilayer films
JPH0255217B2 (ja)
KR100304037B1 (ko) 폴리프로필렌 적층 필름
US5175245A (en) Mono- or biaxially drawn polyketone films
US4818786A (en) Polymer blend of carbon monoxide/olefin copolymer and a polyvinylidine fluoride polymer
US5073327A (en) Process for producing mono- or biaxially drawn polyketone films
SE427043B (sv) Etenpolymerbaserad komposition der polyisobuten ingar samt anvendning herav
KR101962771B1 (ko) 열가소성 수지 블렌드 조성물
KR20180069585A (ko) 열가소성 수지 블렌드 조성물
JP6894263B2 (ja) エチレン系重合体組成物およびフィルム
EP0315238B1 (en) Bi-oriented films of ethylene/alfa -olephin copolymers
JP4954432B2 (ja) 熱融着性プロピレン系重合体積層フィルム及びその用途
JP2002173598A (ja) 延伸ポリアミドフィルム
CN116396549A (zh) 聚乙烯树脂组合物、其制造方法及包含其的模制品