JP2856720B2 - パノラマ星座表示器 - Google Patents

パノラマ星座表示器

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JP2856720B2
JP2856720B2 JP9054805A JP5480597A JP2856720B2 JP 2856720 B2 JP2856720 B2 JP 2856720B2 JP 9054805 A JP9054805 A JP 9054805A JP 5480597 A JP5480597 A JP 5480597A JP 2856720 B2 JP2856720 B2 JP 2856720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、星座の動きを理解
するために用いられる星座表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来多用されている星座早見盤等の表示
器には、図4に示すように、天半球に広がる星座を円板
に投影して作った1枚の星座盤が天の北極を中心に回転
可能に取り付けられている。そして、観察者は、表示器
の東西南北と実際の東西南北とを合わせて星座盤を見る
ことで、星空に広がる星座の名前や動きを知ることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示器
を机上に置いた状態では、表示器の方位と実際の方位と
が異なる(例えば、南北方位に対して東西方位が逆にな
る)ため、表示器の方位を実際の方位に合わせるために
は、図5に示すように、表示器を観察者の頭上にかざす
必要があり、煩わしいという問題があった。
【0004】しかも、頭上にかざして実際の星空を観察
すると、星座の相対的な位置や動きを星座盤上で理解す
るのが難しいという問題がある。すなわち、例えば北半
球の北緯35度付近を中心に住む日本人の場合、図6に
示すように、北の方位にある星々は北極星を中心に東か
ら西に反時計回り方向に動くように見えるのに対し、南
の方位にある星々は東から西へ時計回り方向に動くよう
に見えるため、南北の方位にある星々の実際の動きと星
座盤上での動きとが異なるためである。このような星々
の動きは「日周運動」と呼ばれ、小学校教育等で取り上
げられているが、小学生等にとっては実際の星々の動き
を注意深く観察しなければなかなか理解できない。
【0005】さらに、星座盤は、立体である天半球を平
面円に投影して作るため、円周付近の星座の形がメルカ
トール法世界地図のように大きく歪んでしまうという問
題もある。
【0006】上記の課題を解決するため、本発明のパノ
ラマ星座表示器では、天の南極を中心に回転する南天星
座盤と、天の北極を中心に回転する北天星座盤と、これ
ら星座盤を同期逆回転させる逆転手段とを有し、天半球
を天頂を通って東西方向に延びる線で切って展開した形
の一つながりの窓から両星座盤を一覧させるようにして
いる。
【0007】すなわち、星空(天半球)を、天頂を通っ
て東西方向に延びる線で切って東を両端とするパノラマ
状に展開した状態で表示することにより、北の星々を観
察するときも南の星々を観察するときも表示器をいちい
ち頭上にかざすことなく表示器の方位を実際の方位に合
わせることができ、そのまま星々を観察すれば容易に南
北の星々の日周運動を理解できるようにしている。しか
も、南天星座盤および北天星座盤はそれぞれ天半球の半
分の星座を投射して作られるため、天半球全体の星座を
1枚の円板に投射する場合に比べて星座盤上での星座の
歪みが少なくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2には、本発明に係
るパノラマ星座盤(パノラマ星座表示器)を示してい
る。1はパノラマ星座盤のベースとなるベースプレート
であり、このベースプレート1は角部に丸みを持たせた
長方形状に形成されている。
【0009】2はベースプレート1の左側に軸2aを中
心に回転自在に取り付けられた南天星座盤であり、この
南天星座盤2には、天の南極を中心にして天半球のうち
南側半分に見える星座が投射されている。3はベースプ
レート1の右側に軸3aを中心に回転自在に取り付けら
れた北天星座盤であり、この北天星座盤3には、天の北
極(北極星)を中心にして天半球のうち北側半分に見え
る星座が投射されている。
【0010】なお、南天星座盤2および北天星座盤3は
それぞれ天半球の半分の星座を投射して作られるため、
各星座盤上(特に、外周近く)での星座の歪みは少な
い。
【0011】両星座盤2,3の軸2a,3aにはそれぞ
れ歯車4,5が、各星座盤と一体回転するよう取り付け
られており、両歯車4,5は互いに噛み合っている。こ
のため、例えば北天星座盤3を反時計回り方向に回転さ
せると、南天星座盤2は北天星座盤3に同期して逆方向
(時計回り方向)に回転する。
【0012】6は外周形状をベースプレート1に合わせ
て作ったカバープレートであり、このカバープレート6
はベースプレート1の上に取り付けられて両星座盤2,
3を覆う、カバプレート6には一つながりの窓6aが形
成されており、両星座盤2,3が部分的に窓6aから見
えるようになっている。
【0013】ここで、窓6aは、図3に示すように、天
半球を東から天頂を通って西側中間位置まで延びる線で
切って平面に展開した形を有しており、この窓6aの両
端が東を示し、中央付近の展開位置が西を示す。これに
より、両星座盤2,3のうち天半球内に相当する部分が
窓6aを通して見えることになる。
【0014】北緯35度付近の日本からは北極星が地上
から斜め上に見えるので、窓6aのうち北を含む右側の
部分の地平線を示すラインは、北天星座盤3の中心に位
置する北極星が窓6a内に見えるように下側に凸になっ
ている。一方、日本からは天の南極は見えないので、窓
6aのうち南を含む左側の部分の地平線を示すライン
は、南天星座盤2の中心が窓6a内に見えないように上
側に凸になっている。
【0015】また、カバープレート6の左下には切り欠
き6bが設けられており、この切り欠き6b内には南天
星座盤2の外周部が露出している。南天星座盤2の外周
部には、月、日、時間等が表示されており、星空の状態
を知りたい月、日、時間等が切り欠き6b内に表示され
るように南天星座盤2を回転させれば、その時の実際の
星空とほぼ同じ状態で各星座盤2,3上の星座を窓6a
を通して見ることができる。
【0016】このように構成されたパノラマ星座盤を用
いて、例えば北の星々を観察する場合には、切り欠き6
b内の表示を観察時に合わせ、パノラマ星座盤の北を実
際の北の方位に向ければ、パノラマ星座盤をいちいち頭
上にかざさなくてもパノラマ星座盤(北天星座盤3側)
上の東西方位を実際の東西方位に合わせることができ、
パノラマ星座盤を机等に置いたまま北の星空の星座の名
前や位置を容易に知ることができる。
【0017】同様に、南の星々を観察する場合には、パ
ノラマ星座盤の南を実際の南の方位に向ければ、パノラ
マ星座盤をいちいち頭上にかざさなくてもパノラマ星座
盤(南天星座盤2側)上の東西方位を実際の東西方位に
合わせることができ、容易に南の星空の星座の名前や位
置を知ることができる。
【0018】また、切り欠き6b内に露出した南天星座
盤2の外周部を指で押しながら南天星座盤2を時間の進
行する方向(時計回り方向)に回転させれば、これに同
期して北天星座盤3が反時計回り方向に回転するので、
実際の星空を見たときに時間の経過とともに反時計回り
方向に回転する北方位の星座と時計回りに回転する南方
位の星座とがどのような動き(日周運動)をするかを、
パノラマ星座盤上でひと目で理解することができる。
【0019】なお、上記実施形態では、両星座盤2,3
を同期逆回転させる方法として歯車4,5を用いる場合
について説明したが、本発明ではこれ以外の方法、例え
ば軸2a,3aにたすき掛けしたベルトによる方法も採
り得る。
【0020】以上説明したように、本発明のパノラマ星
座表示器を用いれば、天半球を天頂を通って東西方向に
延びる線で切って展開した形の一つながりの窓から互い
に逆転する南天星座盤と北天星座盤とを一覧させるよう
にしているので、北の星々を観察するときも南の星々を
観察するときも表示器をいちいち頭上にかざすことなく
表示器の方位を実際の方位に合わせることができるだけ
でなく、実際の半天球をイメージし易い。このため、方
位について違和感を感じることなく、表示器を机上に置
いたまま容易に南北の星々の日周運動を理解することが
できる。
【0021】しかも、南天星座盤および北天星座盤はそ
れぞれ天半球の半分の星座を投射して作られるため、天
半球全体の星座を1枚の円板に投射する場合に比べて星
座盤上での星座の歪みを少なくすることができ、実際の
星空の星座に近い形で全ての星座を表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパノラマ星座表示器の平面図であ
る。
【図2】上記パノラマ星座表示器の内部構造を示す平面
図である。
【図3】上記パノラマ星座表示器の窓の形の説明図であ
る。
【図4】従来の星座早見盤の製作説明図である。
【図5】上記星座早見盤の使用状態説明図である。
【図6】日周運動の説明図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 南天星座盤 3 北天星座盤 4,5 歯車 6 カバープレート 6a 窓 6b 切り欠き

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天の南極を中心に回転する南天星座盤
    と、 天の北極を中心に回転する北天星座盤と、 これら星座盤を同期逆回転させる逆転手段と、 天半球を天頂を通って東西方向に延びる線で切って展開
    した形を有し、前記両星座盤を一覧させる一つながりの
    窓とを有することを特徴とするパノラマ星座表示器。
  2. 【請求項2】 前記逆転手段が、前記各星座盤に取り付
    けられ、互いに噛み合う歯車であることを特徴とする請
    求項1に記載のパノラマ星座表示器。
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