JP2855640B2 - コンバイン等の操向制御装置 - Google Patents

コンバイン等の操向制御装置

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JP2855640B2 JP5874889A JP5874889A JP2855640B2 JP 2855640 B2 JP2855640 B2 JP 2855640B2 JP 5874889 A JP5874889 A JP 5874889A JP 5874889 A JP5874889 A JP 5874889A JP 2855640 B2 JP2855640 B2 JP 2855640B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバイン等の操向制御装置に関する。
従来の技術 コンバインの走行装置に、左右方向の操向を行う操向
クラッチと、この操向クラッチを切って走行装置への伝
動を切りとした後、この切り側の走行装置の付き回りを
制動する操向ブレーキを設けて、これらを油圧回路によ
って操作する。
発明が解決しようとする課題 このように、操向クラッチを切りとした後操向ブレー
キを作動させて操向偏向を行わせる形態では、路上走行
の高速域で適正な制動が働くブレーキ圧力をそのまま路
上走行速度より比較的低速度の刈取走行の適性速度で働
かすと、走行装置の付き回りが少ないから制動が効きす
ぎてロックしてしまい、適正な制動状態とならないで、
走行速度によってブレーキの効きに差異を生じ、車体の
曲り度合が異る。また刈取走行速度も条件によってある
速度域内で適正に変えてやる必要があり、このときにも
前記と同様の支障を生ずる。
そこでこの発明は、操向ブレーキの制動圧力を走行速
度に対して比例的に強くして、走行速度に関係なく車体
の曲り度合を一定にしようとするものである。
課題を解決するための手段 この発明は、左右走行装置(1)へ伝動の操向クラッ
チ(2)を切りとした後該走行装置(1)の付き回りを
制動する操向ブレーキ(3)を油圧によって作動すべく
連動する操向油圧回路(4)を構成すると共に、前記左
右走行装置(1)の走行速度を検出する車速センサを設
け、該車速センサにより走行速度が順次速くなることを
検出すると、前記操向ブレーキ(3)の作動圧力を順次
強くするように調圧制御する電磁比例減圧弁(5)を設
けてなるコンバイン等の操向制御装置の構成とする。
発明の作用 コンバインの刈取作業においては、操向クラッチ
(2)、及び操向ブレーキ(3)の操作によって操向さ
れる。そして、走行速度は、実際に走行している速度
が、直接車速センサにより無段階に検出される。刈取作
業中の走行速度は、路上走行時よりは比較的低である
が、圃場や穀稈の倒伏度合により、刈取走行速度を適性
に変える必要があり、この走行速度に適した操向ブレー
キ(3)の作動圧力に電磁比例減圧弁(5)によって操
向油圧回路(4)の油圧が調圧制御されるから、適性な
操向が行われて刈取走行することができる。
又、コンバインを路上走行させるときは、高速領域と
なる。このときの走行速度においても、実際に走行して
いる速度が、直接車速センサにより無段階に検出され
る。このような高速領域のときにおいても、走行速度に
適した操向ブレーキ(3)の作動圧力に電磁比例減圧弁
(5)によって調圧制御されるから、操向ブレーキ
(3)の効きを適性にして操向が行われる。
発明の効果 このように、操向ブレーキ(3)を作動するための操
向油圧回路(4)に、走行速度が無段階に速くなるに従
って、該操向ブレーキ(3)の作動圧力を順次強くする
ように調圧制御する電磁比例減圧弁(5)を設けたか
ら、刈取作業や路上走行等走行装置(1)の低速域から
高速域迄の走行速度に関係なく操向ブレーキ(3)の作
動圧力を適性とすることができ、車体の操向度合を一定
状態とすることができるから、適性な操向を行いうる。
特に、車速センサはコンバインが実際に走行している速
度を直接検出する構成であるので、より適性で正確な操
向を行うことができる。
実施例 なお、図例において、油圧ポンプ(6)の油圧回路に
は操向バルブ(7)によって左右走行装置(1)へ伝動
の操向クラッチ(2)、及び操向ブレーキ(3)を作動
するように操向油圧回路(4)を構成している。この操
向バルブ(7)は、左旋回ソレノイド(9L)及び右旋回
ソレノイド(9R)への通電によって切替えられるもので
ある。
操向バルブ(7)は、左右の操向クラッチ(2)及び
操向ブレーキ(3)を操作するための左右一対の油圧シ
リンダ(10)に油圧を送るように切替えできると共に、
左右一対の油圧シリンダ(10)のうち一方へ油圧を切替
えて送るように構成している。
操向クラッチ(2)は、この油圧シリンダ(10)のピ
ストン(11)の伸長によって走行装置(1)への伝動が
入りの状態から切りに作動されるもので、操向ブレーキ
(3)は、更にこのピストン(11)の伸長によって操向
クラッチ(2)切りの後に作動される構成で、この操向
クラッチ(2)切り側の走行装置(1)の伝動機構を制
動するものである。
該操向バルブ(7)と油圧ポンプ(6)との間に電磁
比例減圧弁(5)を設けている。この電磁比例減圧弁
(5)は、比例ソレノイド(12)へ出力されるパルスの
ON・TIMEを変えて2次側の油圧が調圧制御される構成で
ある。(13)はアンロードバルブ、(14)はリリーフバ
ルブである。
走行装置(1)を有する車台上の前部に刈取装置(1
5)を設け、この刈取装置(15)から前方へ突出状態に
設ける複数の分草杆(16)のうち既刈稈側の分草杆(1
6)の先端部に、横刈短センサ(C)と横刈長流センサ
(D)とを各々刈幅内側へ向けて設けている。
これらの横刈センサ(C)(D)は穀稈に当接すると
後方へ回動して各々スイッチをONとする構成である。
(17L)・(17R)は穀稈に当接すると後方へ回動してス
イッチをONとして穀稈の有無を検出する穀稈センサであ
る。(20)は刈刃装置である。
左右走行装置(1)を伝動する伝動機構を内装する伝
動ケース(18)を設け、この伝動機構の径路中に左右走
行装置(1)の回転を各々検出するホイル回転センサ
(19)を設けている。
第3図は制御ブロック図で、CPU、メモリ、及び入出
力回路を有したコントローラ(21)に対して、横刈セン
サ(C)(D)、穀稈センサ(17L)・(17R)、及びホ
イル回転センサ(19)の検出情報が入力されると、これ
らの検出情報にもとずいて該コントローラ(21)から操
向バルブ(7)の左旋回ソレノイド(9L)、右旋回ソレ
ノイド(9R)、電磁比例減圧弁(5)の比例ソレノイド
(12)、又はアンロードバルブ(13)へ出力されるよう
制御する構成としている。
電磁比例減圧弁(5)はコントローラ(21)によって
制御され、この比例ソレノイド(12)に対して、ホイル
回転センサ(19)の検出情報にもとずいて走行速度が算
出されると、この走行速度が速くなるに従ってコントロ
ーラ(21)から出力される70HZ周期のパルスのON・TIME
を順次長くして比例ソレノイド(12)を励磁し、操向油
圧回路(4)の油圧を順次高くするように調圧制御され
る構成である。
植列に対して横方向から刈取作業を行うと、横刈セン
サ(C)(D)によって穀稈を検出しながら横刈制御が
行われる。
横刈センサ(C)(D)が共に穀稈を検出してONとな
ると、アンロードバルブ(13)へ出力されると共に右旋
回ソレノイド(9R)へ出力されて操向バルブ(7)が切
替えられ、比例ソレノイド(12)へはこのときの刈取走
行速度に応じたパルスが出力され、操向油圧回路(4)
の油圧を調圧制御して右油圧シリンダ(10)へ送油し
て、この油圧シリンダ(10)のピストン(11)を押圧し
て操向クラッチ(2)を切りとした後操向ブレーキ
(3)を作動し、右走行装置(1)が制動されて車体は
既刈稈側へ操向される。
横刈センサ(C)(D)が共に国稈を検出しなくなる
と、左旋回ソレノイド(9L)へ出力されて上記と同様に
して左走行装置(1)を制動して車体は未刈稈側へ操向
される。
横刈短センサ(C)がOFFで、横刈長センサ(D)の
みが穀稈を検出してONのときは中立位置となり、車体は
直進走行する。
刈取走行及び路上走行によって走行速度が低速域から
高速域迄変速されるが、このときの走行速度はホイル回
転センサ(19)によって検出されてコントローラ(21)
で算出され、この算出された走行速度にもとずいてコン
トローラ(21)から比例ソレノイド(12)へ出力される
パルスのON・TIMEを変え、走行速度が速くなるに従って
パルスのON・TIMEを長くして操向ブレーキ(3)の作動
圧力を順次強くするように電磁比例減圧弁(5)の2次
側の油圧が調圧されて操向油圧回路(4)へ送油され
る。
走行装置(1)へ伝動の操向クラッチ(2)を切りと
した後、この操向クラッチ(2)切り側の走行装置
(1)の伝動機構を制動する構成にあって、走行速度に
関係なく操向ブレーキ(3)の効き具合を一定状態とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すもので、第1図は油圧
回路図、第2図はコンバインの概略平面図、第3図は制
御ブロック図である。 図中、符号(1)は走行装置、(2)は操向クラッチ、
(3)は操向ブレーキ、(4)は操向油圧回路、(5)
は電磁比例減圧弁である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右走行装置(1)へ伝動の操向クラッチ
    (2)を切りとした後該走行装置(1)の付き回りを制
    動する操向ブレーキ(3)を油圧によって作動すべく連
    動する操向油圧回路(4)を構成すると共に、前記左右
    走行装置(1)の走行速度を検出する車速センサを設
    け、該車速センサにより走行速度が順次速くなることを
    検出すると、前記操向ブレーキ(3)の作動圧力を順次
    強くするように調圧制御する電磁比例減圧弁(5)を設
    けてなるコンバイン等の操向制御装置。
JP5874889A 1989-03-09 1989-03-09 コンバイン等の操向制御装置 Expired - Lifetime JP2855640B2 (ja)

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