JP2854568B2 - 自動販売機等の補助錠装置 - Google Patents

自動販売機等の補助錠装置

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JP2854568B2
JP2854568B2 JP31885796A JP31885796A JP2854568B2 JP 2854568 B2 JP2854568 B2 JP 2854568B2 JP 31885796 A JP31885796 A JP 31885796A JP 31885796 A JP31885796 A JP 31885796A JP 2854568 B2 JP2854568 B2 JP 2854568B2
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晴雄 持田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は自動販売機等にお
いて使用される補助錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に街頭設置の自動販売機において
は、防犯性の向上のために通常の扉用ロックハンドル装
置に加えてチェーン錠等の補助錠装置を使用している。
このチェーン錠はチェーンの一端を自動販売機の固定枠
体に固定し、扉に掛け渡したチェーンの自由端を扉に設
けた錠装置によって拘束するものである。
【0003】しかしながらチェーン錠では、チェーンが
露出配置されているため、カッター等の工具でチェーン
が切断されてしまうという難点がある。また、切断され
ないようにチェーンの径を太くすると、チェーン錠自体
の重量が増加して操作性が悪くなると共に、全体が大き
くなってチェーン錠が歩道にはみ出すことになる。
【0004】チェーン錠に代わるものとしてコンパクト
な補助錠装置が特開平8−135270号公報で提案さ
れている。この補助錠装置は自動販売機等の固定枠体に
固着される第一係合部材と第二係合部材を連結するデッ
ドボルトと、デッドボルトを第一係合部材に錠止する錠
前ユニットとから構成され、錠前ユニットはデッドボル
トの基底部に連結されている。
【0005】しかしながら、この補助錠装置では、解錠
状態ではデッドボルトは第一係合部材の錠止孔と第二係
合部材の錠止孔のいずれからも抜き取られ、第一係合部
材や第二係合部材とは完全に分離されてしまうため、扉
を解放して商品の補充作業や売上金の回収作業をしてい
る間にデッドボルトを紛失したり、路面に放置されたデ
ッドボルトが重量物に踏まれたり押しつけられて、デッ
ドボルトや錠前ユニットが歪曲変形したり破損する危険
性がある。
【0006】デッドボルトや錠前ユニットの歪曲変形を
解決する補助錠装置が特願平8−281787号として
提案されている。この補助錠装置はデッドボルトが第一
係合部材から分離されず、デッドボルトの紛失や損傷の
危険性がない。
【0007】しかしながら、この補助錠装置では第二係
合部材の錠止孔が第二係合部材の下端に位置するため、
バール等の工具で錠止孔のある第二係合部材のロックア
ームが破壊されてしまうという別の難点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、閉錠状態において第一係合部材と第二係合部材
の連結用シャックルが取外されないため、該シャックル
の紛失や歪曲変形の事故が起きないとともに、ロックア
ームの破壊や損傷の危険性もない自動販売機等の補助錠
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、請求項1の発明の補助錠装
置では、自動販売機等の固定枠体13と扉14の一方に
取り付けられる第一係合部材2にシャックル3が嵌挿さ
れる軸孔4を設け、固定枠体13と扉14の他方に取り
付けられる第二係合部材8にロックアーム7をシャフト
6によって枢着し、シャックル3が係脱する錠止孔5を
ロックアーム7に設け、シャックル3が第一係合部材2
に押し込められた時、シャックル3の受溝25に係合す
るクロー9を第一係合部材2に設け、第一係合部材2に
設けた錠前ユニット1の操作によってクロー9を前記受
溝25から離脱させたとき、シャックル3を軸孔4から
押し出すプッシュピン11を第一係合部材2の軸孔4に
嵌め込み、該プッシュピン11をバネ24によって押動
付勢し、シャックル3がロックアーム7の錠止孔5から
脱出した時、バネ26で移動付勢されたストッパーピン
12が前記受溝25に係合して、シャックル3の突出が
制止され、ロックアーム7がシャフト6を中心として退
避方向に回される。
【0010】請求項2の発明では上記請求項1の補助錠
装置において、第二係合部材8のロックアーム7を、第
二係合部材8の本体部分8aとは分離して構成し、本体
部分8aの中間部に上下袖部分31,32を残して割溝
部27を設け、ロックアーム7の基端部を該割溝部27
に嵌め入れ、シャックル3と直交する面内で回転するよ
うに本体部分8aに枢着する。
【0011】扉14は補助錠装置を取りつけた側とは反
対側の端部において蝶番によって固定枠体13に連結さ
れている。扉14の閉鎖状態では、図1と図3に示した
ようにシャックル3は第一係合部材2の軸孔4に全長を
押し込まれ、シャックル3の中央部分は第二係合部材8
のロックアーム7の錠止孔5に嵌挿されている。図3に
示したようにシャックル3の先端部分の受溝25にはク
ロー9の先端部分が係合しており、クロー9をシャック
ル3により後退駆動させる偏心カムジョイント10は、
錠前ユニット1のロータ15に連結されている。錠前ユ
ニット1のロータ15は、ピンタンブラ錠機構等によっ
て錠前ユニット1の固定本体に回転不能に錠止されてい
る。これによってシャックル3は第一係合部材2と第二
係合部材8を結合した位置に抜き上げ不能に錠止されて
いる。
【0012】ロータ15の鍵孔16に鍵を挿入してロー
タ15を所定の方向に回すと、偏心カムジョイント10
がクロー9をガイド孔17に沿って引き戻し、クロー9
の先端部をシャックル3の受溝25から脱出させる。そ
のため、シャックル3は、バネ24で付勢されたプッシ
ュピン11によって突出方向に摺動する。シャックル3
の突出は、ストッパ−ピン12がシャックル3の受溝2
5に係合することにより制止され、シャックル3は第一
係合部材2から分離されることはない。
【0013】このようにシャックル3が突出位置に移動
した時には、シャックル3はロックアーム7の錠止孔5
からは脱出しており、第一係合部材2に対する第二係合
部材8の錠止が解除されている。そのため、別途装備さ
れている扉用ロックハンドル装置が解錠状態にあれば、
扉14は解放可能となる。第二係合部材8が本体部分8
aとロックアーム7に分割構成されているので、ロック
アーム7はシャフト6を中心として図3の矢印方向に退
避回転させられる。
【0014】商品の補充や売上金の回収後、扉は閉鎖さ
れて前記扉用ロックハンドル装置によって固定枠体13
に対し錠止される。このように扉14が閉鎖状態にある
時には、第二係合部材8のロックアーム7の錠止孔5は
第一係合部材2の軸孔4と対面している。そこで、シャ
ックル3の突き出し部分を第一係合部材2に押し込む
と、シャックル3は第一係合部材2の軸孔4とロックア
ーム7の錠止孔5の両者にまたがって嵌挿される。この
シャックル3の押し込みの当初段階でストッパーピン1
2はシャックル3の受溝25から脱出し、最終段階でク
ロー9に受溝25に係合する。
【0015】シャックル3の受溝25とクロー9の係合
によりシャックル3は突出移動を阻止され、押し込み位
置に拘束される。シャックル3とクロー9の係合状態は
バネ18の突出付勢によって保持される。かくして、第
一係合部材2と第二係合部材8は連結状態に錠止され、
扉14は補助錠装置によっても固定枠体13に錠止され
ることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、第一係合部
材2は自動販売機等の固定枠体13にスタッドボルト1
9とナット20によって締めつけ固着され、第二係合部
材8はスタッドボルト21とナット22によって扉14
に締めつけ固着されている。
【0017】第二係合部材8は本体部分8aとロックア
ーム7に分割構成されており、割溝部27は本体部分8
aの中央部に設けられている。ロックアーム7は、軸孔
4と平行に配置された受孔23に挿入されたシャフト6
により第二係合部材8に回転可能に取り付けられてい
る。ロックアーム7は、第一係合部材2の中間部分の側
面凹部33に入り込む。
【0018】第一係合部材2の軸孔4内にはプッシュピ
ン11が上下動可能に嵌め込まれ、第二係合部材2には
プッシュピン11の抜止め用ピン35が設けられてい
る。第一係合部材2の軸孔4と直交するガイド孔17に
はクロー9が左右水平移動可能に挿入されている。シャ
ックル3を押し込み位置に拘束した状態では、シャック
ル3の下端部周面の環状受溝25にクロー9の先端部分
が係合している。クロー9の先端部分にはシャックル3
の下端に押される傾斜かむ面28を設けてある。錠前ユ
ニット1の固定本体は、側面から打ち込まれた固定用ピ
ン34によって第一係合部材2に抜脱不能に固着されて
いる。クロー9の基端部分の受動溝29には、偏心カム
ジョイント10の駆動突起30が係合しており、偏心カ
ムジョイント10をロータ15と一体回転させると、ク
ロー9が後退摺動させられる。
【0019】ロックアーム7の周縁部分には、ロックア
ーム7と割溝部27の境界部分を隠蔽するフランジ部7
aと、第一係合部材2と第二係合部材8の境界部分を隠
蔽するフランジ部7bと、ロックアーム7と第二係合部
材8の境界部分を隠蔽するフランジ部7bcが張り出す
ように設けられている。これによってバール等の破壊用
工具の当該境界部分への差し込みを困難にしている。
【0020】
【発明の効果】 以上のように構成された請求項1の発
明の補助錠装置では、第一係合部材2と第二係合部材8
の相互連結が解除された状態においても、シャックル3
は第一係合部材2の軸孔4内に一部が嵌められた状態に
あり、第一係合部材2から取り外されないものであるた
め、シャックル3の紛失や歪曲変形などの事故が的確に
防止される。
【0021】請求項2の発明の補助錠装置では、ロック
アーム7は第二係合部材8の本体部分8aとは分離して
構成され、ロックアーム7は本体部分8aの中間部の割
溝部27内に配置されているため、第二係合部材8が第
一係合部材2と連結された閉錠状態において、ロックア
ーム7は割溝部27の上下両側の袖部分31,32によ
ってガードされている。そのため、ロックアーム7はバ
ール等による暴力破壊から的確に防護されることにな
り、防盗性が一層向上する。
【0022】また、このようにロックアーム7は第二係
合部材8の本体部分と分割構成され、シャフト6を中心
に回転可能にしてあるので、固定枠体13と扉14との
位置の狂いが生じても、その狂いを吸収してシャックル
3と錠止孔5の位置合わせを的確に行うことができ、作
業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る補助錠装置の正面図
であり、閉錠状態を示している。
【図2】 該補助錠装置の取り付け状態の一部切欠き平
面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 図3のC−C線断面図である。
【図6】 図3のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 錠前ユニット 2 第一係合部材 3 シャックル 4 第一係合部材の軸孔 5 第二係合部材の錠止孔 6 第二係合部材のシャフト 7 第二係合部材のロックアーム 8 第二係合部材 9 クロー 10 偏心カムジョイント 11 プッシュピン 12 ストッパーピン 27 第二係合部材の割溝部 31 第二係合部材の袖部分 32 第二係合部材の袖部分 33 第一係合部材の側面凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機等の固定枠体13と扉14の
    一方に取り付けられる第一係合部材2にシャックル3が
    嵌挿される軸孔4を設け、固定枠体13と扉14の他方
    に取り付けられる第二係合部材8にロックアーム7をシ
    ャフト6によって枢着し、シャックル3が係脱する錠止
    孔5をロックアーム7に設け、シャックル3が第一係合
    部材2に押し込められた時、シャックル3の受溝25に
    係合するクロー9を第一係合部材2に設け、第一係合部
    材2に設けた錠前ユニット1の操作によってクロー9を
    前記受溝25から離脱させたとき、シャックル3を軸孔
    4から押し出すプッシュピン11を第一係合部材2の軸
    孔4に嵌め込み、該プッシュピン11をバネ24によっ
    て押動付勢し、シャックル3がロックアーム7の錠止孔
    5から脱出した時、バネ26で移動付勢されたストッパ
    ーピン12が前記受溝25に係合して、シャックル3の
    突出が制止され、ロックアーム7がシャフト6を中心と
    して退避方向に回される自動販売機等の補助錠装置。
  2. 【請求項2】 第二係合部材8のロックアーム7を、第
    二係合部材8の本体部分8aとは分離して構成し、本体
    部分8aの中間部に上下袖部分31,32を残して割溝
    部27を設け、ロックアーム7の基端部を該割溝部27
    に嵌め入れ、シャックル3と直交する面内で回転するよ
    うに本体部分8aに枢着したことを特徴とする請求項1
    に記載の補助錠装置
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