JP2853933B2 - 記録票読取装置の信号処理方法 - Google Patents

記録票読取装置の信号処理方法

Info

Publication number
JP2853933B2
JP2853933B2 JP4110883A JP11088392A JP2853933B2 JP 2853933 B2 JP2853933 B2 JP 2853933B2 JP 4110883 A JP4110883 A JP 4110883A JP 11088392 A JP11088392 A JP 11088392A JP 2853933 B2 JP2853933 B2 JP 2853933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
boundary
code
processing method
coordinates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4110883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05290201A (ja
Inventor
秀樹 水落
邦治 原
真一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DENKI SEIKI KK
Original Assignee
NIPPON DENKI SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DENKI SEIKI KK filed Critical NIPPON DENKI SEIKI KK
Priority to JP4110883A priority Critical patent/JP2853933B2/ja
Publication of JPH05290201A publication Critical patent/JPH05290201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2853933B2 publication Critical patent/JP2853933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードのような
記録票のコードの幅等に応じて出力された読取信号のデ
ジタル処理(量子化処理)の際に発生する量子化誤差の
補正を行うことができる記録票の読取信号処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】バーコードラベルに記載されたバーコー
ドシンボルを読取るバーコードリーダが各種開発されて
いる。一般にこのバーコードリーダは、そのラベル上に
記録されたバーコードシンボルを光電変換素子によって
光学的に読取り、そのバーの幅に応じた電気信号を出力
するようになっている。また、この出力される電気信号
は所定の処理手段によって信号処理が行なわれ、バーの
幅やバーどうしの間隔が検出されるようになっている。
【0003】例えば、この一連の信号処理方法の1つと
して図3に示すアナログ的な処理方法が知られている。 即ち、これは、先ずバーコードシンボル100のパタ
ーンに対応して光電変換素子等の読取手段が読取り出力
する読取信号101に対し、微分回路等によって微分処
理を行い、これによって微分処理信号102を形成す
る。 次に、この微分処理信号102において、極値、即ち
極小値M1 及び極大値M2 を夫々検出する。 さらに、この極小値M1 と極大値M2 との間の座標x
1 ,x2 の差を演算してバー幅信号103を形成し、こ
れによってバーの太さLが認識されるようになってい
る。ところで、このようなアナログ方法による信号処理
では、バーの太さ(幅)は正確に検出できる反面、例え
ばノイズが生じた場合には除去しにくいことデータ
を記憶しようとする場合、時系列でのデータ記憶が難し
いこと等の欠点がある。
【0004】そこで、デジタル方法による信号処理も開
発されている。即ち、図4において、まずバーコードシ
ンボル100のパターンに応じて読取られた読取信号1
01に基づき(図3参照)、A/D変換手段によって量
子化信号104が形成される。この量子化信号104に
基づいて所定の処理を行い、即ち隣との差を取る差分処
理を行い、その差分値のピーク105,106に相当す
る座標(位置)値をバーの境界位置として検出し、バー
幅信号103′を形成する。これによってバーの太さ
L′が認識される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタル方法による信号処理では、量子化信号を形成す
る際に、その量子化データのサンプリング間隔が一意的
であり、従ってその間隔によっては正確な変曲点を求め
ることができなくなる。そこで、この発明は、上記した
従来の欠点に鑑み、デジタル方式での信号処理において
変曲点誤差の発生を極力抑えることができる記録票読取
装置の信号処理方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、記録
票に記録されたコードを読取る読取手段から出力された
アナログ信号をA/D変換手段によってデジタル信号へ
量子化させたのち、その量子化されたデジタル信号の差
分処理を行い、前記アナログ信号波形を示す関数での変
曲点を与えると共に前記各コードの境界位置を示す境界
座標を検出し、各コード幅とコード間隔とを示すバー幅
信号を形成する記録票読取装置の信号処理方法であっ
て、前記量子化されたデジタル信号どうしの差分処理を
行い、その得られた差分値から所定の演算を行って前記
境界座標を検出するものである。また、この発明は、境
界座標を含む主座標区間の直前の前座標区間での始点位
置座標をX1 ,前記主座標区間での始点・終点位置座標
をX2 ,X3 とし、かつ、これら位置座標X1 ,X2
3 におけるデジタル信号値をそれぞれY1 ,Y2 ,Y
3 としたときに、前記境界座標X0 が、次式X0 =X2
+1−|(Y1 −Y2 )/(Y3 −Y2 )|で決定され
るものである。
【0007】
【作用】この発明の記録票読取装置の信号処理方法は、
アナログ信号波形を示す関数での変曲点を与える位置座
標が、各コードにおける境界位置、つまりコードの始端
・終端を示すことに着目し、その変曲点を所定の演算式
から検出することによって各コード幅とコード間隔を読
取る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について添付図面
を参照しながら説明する。図1はこの発明に係る記録票
読取装置の信号処理方法を示すものであり、この信号処
理方法は、バー1のパターンに合せて出力されるアナロ
グ信号2を量子化されたデジタル信号3へ変換し、これ
ら隣合うデジタル信号3どうしの差を取って差分処理を
行い、このとき得られた差分値等を用いて所定の演算を
行い、図2に示す各バー1の境界値を与える境界座標X
0 を検出し、これによりバー幅信号4を形成してバー1
のパターン、即ちバー1の太さ(幅)及びバー間隔を読
取るようになっている。次に、この境界座標X0 の具体
的算出方法について、図1及び図2を参照しながら説明
する。 先ず、各バー1の始端又は終端の何れか(境界部
分)を示す境界座標X0が含まれている区間S1 (以下
これを主座標区間とよぶ)を各区間の中から検出する。
なお、ここで各バー1の境界部分に対応する座標位置
は、図2においてアナログ信号2の波形を示すグラフに
おける変曲点Aを与える座標位置に一致するので、その
変曲点Aを含む区間S1 を検出すればよい。また、この
変曲点Aを含む主座標区間S1 は、先の差分処理によっ
て得られた各差分値のうち最大値を示すところの区間が
該当するものである。
【0009】 このようにして、主座標区間S1 が検
出されたならば、その区間S1 の直前の区間S2 (以下
これを前座標区間とよぶ)での始点位置座標X1 及び主
座標区間S1 での始点・終点位置座標X2 ,X3 とし、
さらにそれぞれこれらの各位置座標X1 ,X2 ,X3
おけるデジタル信号値y1 ,y2 ,y3 とすると、次の
演算式*から境界座標X0 が算出される。 X0 =X2 +|〔(y3 −y2 )−(y2 −y1 )〕/(y3 −y2 )| =X2 +1−|(y2 −y1 )/(y3 −y2 )| …… * これにより、各バー1の境界値を与える境界座標X
0 、つまり変曲点Aを与えるX座標が決定され、この境
界座標X0 を基準として読取信号が出力され或はその読
取信号の出力が停止し、各バー1の幅や間隔が決定され
る。従って、この実施例によれば、比較的簡単な演算に
より変曲点誤差の発生を極力抑えることができ、その結
果バーの太さ(幅)及びバー間隔を極めて正確に検出す
ることができる。なお、この実施例では、バーのパター
ン認識用として使用したが、特にこれに限定されるもの
ではなく、例えばカルラーコード等、他のパターンの認
識に対しても適用することができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、アナログ信号波形を示す関数での変曲点を与える
位置座標が、各コードにおける境界位置、つまり各コー
ドの始端又は終端を示すことからその変曲点を所定の演
算によって正確に検出することができるので、デジタル
方式であっても、変曲点誤差の発生が極力抑えられ、こ
れにより記録票をより正確に読取ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録票の読取信号処理方法を用
いてバーコードを読取るときの信号処理方法を示す波形
図。
【図2】この発明に係る記録票の読取信号処理方法を説
明するために用いる量子化されたデジタル信号の曲線を
示すグラフ。
【図3】従来のアナログ方式を用いた信号処理方法を示
す波形図。
【図4】従来のデジタル方式を用いた信号処理方法を示
す波形図。
【符号の説明】
1 バー 2 アナログ信号 3 デジタル信号 4 バー幅信号 A 変曲点 S1 主座標区間 S2 前座標区間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録票に記録されたコードを読取る読取
    手段から出力されたアナログ信号をA/D変換手段によ
    ってデジタル信号へ量子化させたのち、その量子化され
    たデジタル信号の差分処理を行い、前記アナログ信号波
    形を示す関数での変曲点を与えると共に前記各コードの
    境界位置を示す境界座標を検出し、各コード幅とコード
    間隔とを示すバー幅信号を形成する記録票読取装置の信
    号処理方法であって、 前記量子化されたデジタル信号どうしの差分処理を行
    い、その得られた差分値から所定の演算を行って前記境
    界座標を検出することを特徴とする記録票読取装置の信
    号処理方法。
  2. 【請求項2】 境界座標を含む主座標区間の直前の前座
    標区間での始点位置座標をX1 ,前記主座標区間での始
    点・終点位置座標をX2 ,X3 とし、かつ、これら位置
    座標X1 ,X2 ,X3 におけるデジタル信号値をそれぞ
    れY1 ,Y2,Y3 としたときに、前記境界座標X
    0 が、次式 X0 =X2 +1−|(Y1 −Y2 )/(Y3 −Y2 )| で決定されることを特徴とした請求項1に記載の記録票
    読取装置の信号処理方法。
JP4110883A 1992-04-03 1992-04-03 記録票読取装置の信号処理方法 Expired - Fee Related JP2853933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4110883A JP2853933B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 記録票読取装置の信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4110883A JP2853933B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 記録票読取装置の信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05290201A JPH05290201A (ja) 1993-11-05
JP2853933B2 true JP2853933B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=14547113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4110883A Expired - Fee Related JP2853933B2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 記録票読取装置の信号処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2853933B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5424369B1 (ja) 2012-12-12 2014-02-26 Necインフロンティア株式会社 バーコードリーダ、バーコード読取り方法及びバーコード読取り用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05290201A (ja) 1993-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6674786B1 (en) Data demodulation
JPS57204977A (en) Method and device for bar code read
JP2886545B2 (ja) マージン認識方法及びバーコード読取り装置
JPS60129891A (ja) バ−コ−ドシンボルを用いた情報処理方法
EP1659517A1 (en) Method and apparatus for reading a barcode
EP0821317A3 (en) Method and system for decoding distorted image and symbology data
JP2853933B2 (ja) 記録票読取装置の信号処理方法
JPH0551947B2 (ja)
JP2826226B2 (ja) 記録票の読取信号処理方法
JP3475529B2 (ja) 光学情報読み取り装置の信号処理装置
JP2007233598A (ja) 磁気インク文字読取装置及びその制御方法
EP1058244A3 (en) Apparatus for reading from or writing to optical recording media
JPH0233195B2 (ja) Dejitarujohonokirokuhohooyobikirokutantai
JPS6233630B2 (ja)
JP2846653B2 (ja) カード読取装置
JP2576370B2 (ja) Idマーク読み取り装置
JP2915727B2 (ja) イメージセンサ等のシェージング補正装置
JPS61193273A (ja) バ−コ−ド読取装置
JPH0320792B2 (ja)
JPH0462694A (ja) バーコード
JPS6217170B2 (ja)
JPH0751635Y2 (ja) 二値化信号読取装置
JP2953143B2 (ja) バーコード読取装置およびバーコード読取方法
JPS62119684A (ja) バ−コ−ド読取り判別方式
JP2007233600A (ja) 磁気インク文字読取装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees