JP2853883B2 - 二硫化物を含有する光反応開始剤組成物と同物質を含有する光硬化可能な組成物 - Google Patents
二硫化物を含有する光反応開始剤組成物と同物質を含有する光硬化可能な組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の領域 本発明は光反応開始剤系の一成分として、特に自動酸
化剤として二硫化物質を含有するラジカル付加重合可能
な組成物に関するものである。
化剤として二硫化物質を含有するラジカル付加重合可能
な組成物に関するものである。
2.従来技術の簡単な記載 大気中の酸素が、アクリレートモノマーのラジカル開
始重合を強く阻害すること及びアクリレート類が特徴的
に重合開始前明らかな誘導時間を示すことは良く知られ
ている。
始重合を強く阻害すること及びアクリレート類が特徴的
に重合開始前明らかな誘導時間を示すことは良く知られ
ている。
カイネティック(Kinetic)測定により、この誘導時
間中アクリレート モノマー中の酸素濃度は酸化反応の
為に減少し、そしてその酸素濃度が平衡値の数10%に減
少するまで重合の開始が確認されないことがわかってき
た。この様にアクリレート光重合系の写真感度は、この
光酸化過程に多いに左右されている。
間中アクリレート モノマー中の酸素濃度は酸化反応の
為に減少し、そしてその酸素濃度が平衡値の数10%に減
少するまで重合の開始が確認されないことがわかってき
た。この様にアクリレート光重合系の写真感度は、この
光酸化過程に多いに左右されている。
ミード コーポレーションにより開発されたアクリレ
ート モノマーの光重合を基にした写真製法は特に米国
特許No.4,399,209と4,440,836に記載されている。この
製法は、カーボンレスタイプのマイクロカプセル中に、
光反応開始剤及び映像形成剤と共に、感光性モノマー組
成物が含まれている重合反応を基にした他の映像システ
ムとは異なる。映像シートを露光するとそのマイクロカ
プセル、の内部相が硬化し、物理的破裂に耐えるように
なる。この様に潜像はハード(露光した)マイクロカプ
セルとソフト(露光していない)マイクロカプセルの映
像法パターンとして作られる。可視映像は、加圧下、露
光カプセルシートを受像シートに接触させることにより
物理的に現像される。モノマーに溶かした際、ソフトカ
プセルのみが破裂してその映像形成剤を受像シートへ送
る。この結果原像が直接ポジになる。マイクロカプセル
に封入したアクリレート系において、最初に認められる
映像密度の減少に必要な露光は、効率良く光酸化を起こ
させる役割をもっていることがわかってきた。
ート モノマーの光重合を基にした写真製法は特に米国
特許No.4,399,209と4,440,836に記載されている。この
製法は、カーボンレスタイプのマイクロカプセル中に、
光反応開始剤及び映像形成剤と共に、感光性モノマー組
成物が含まれている重合反応を基にした他の映像システ
ムとは異なる。映像シートを露光するとそのマイクロカ
プセル、の内部相が硬化し、物理的破裂に耐えるように
なる。この様に潜像はハード(露光した)マイクロカプ
セルとソフト(露光していない)マイクロカプセルの映
像法パターンとして作られる。可視映像は、加圧下、露
光カプセルシートを受像シートに接触させることにより
物理的に現像される。モノマーに溶かした際、ソフトカ
プセルのみが破裂してその映像形成剤を受像シートへ送
る。この結果原像が直接ポジになる。マイクロカプセル
に封入したアクリレート系において、最初に認められる
映像密度の減少に必要な露光は、効率良く光酸化を起こ
させる役割をもっていることがわかってきた。
光硬化可能なアクリレート組成物と恐らく、ラジカル
付加重合によって硬化が起こる他の光硬化可能な組成物
において、組成物の硬化に変化が認められた時のフィル
ムスピード(例えば、陽性作用組成物のショルダースピ
ード(shouder speed)や陰性作用組成物のトウスピー
ド(toe speed))は光反応開始剤系がラジカルを生成
する量子効率と初期のラジカルが酸素と反応する量子効
率とから得られるものである。フィルムスピードを最大
限にするには、両方の効率を最大限にしなけばならな
い。1985年7月16日に提出された米国特許出願No.755,4
00には、光反応開始剤組成物中に酸素として反応して、
重合が効率良く進行するようにその組成物から酸素を取
り除く化合物を含めることによってフィルムスピードを
最大限にするという提案が示されている。この化合物は
一種の自動酸化剤であると考えられ特徴的にN,N−ジア
ルキルアニリンの形をとる。
付加重合によって硬化が起こる他の光硬化可能な組成物
において、組成物の硬化に変化が認められた時のフィル
ムスピード(例えば、陽性作用組成物のショルダースピ
ード(shouder speed)や陰性作用組成物のトウスピー
ド(toe speed))は光反応開始剤系がラジカルを生成
する量子効率と初期のラジカルが酸素と反応する量子効
率とから得られるものである。フィルムスピードを最大
限にするには、両方の効率を最大限にしなけばならな
い。1985年7月16日に提出された米国特許出願No.755,4
00には、光反応開始剤組成物中に酸素として反応して、
重合が効率良く進行するようにその組成物から酸素を取
り除く化合物を含めることによってフィルムスピードを
最大限にするという提案が示されている。この化合物は
一種の自動酸化剤であると考えられ特徴的にN,N−ジア
ルキルアニリンの形をとる。
選んで用いられる自動酸化剤は典型的に、1つ或いは
それ以上の特定のラジカル光反応開始剤と一緒に用いら
れる。例えば米国特許出願No.755,400に記載されている
ジアルキルアニリン類は、ケトン/アミン光反応開始剤
と一緒に用いると、特に効果的であることがわかってき
た。
それ以上の特定のラジカル光反応開始剤と一緒に用いら
れる。例えば米国特許出願No.755,400に記載されている
ジアルキルアニリン類は、ケトン/アミン光反応開始剤
と一緒に用いると、特に効果的であることがわかってき
た。
又、ミードコーポレーションの米国特許No.4,772,530
及びNo.4,772,541にはイオン染料化合物を含む光反応開
始剤が発表されている。この化合物は特徴的に、カチオ
ン染料−ボレートアニオン化合物、或いはアニオン染料
ヨードニウムイオン化合物の形をとる。前記のジアルキ
ルアニリン類は、これらの光反開始剤と一緒に自動酸化
剤として用いられてきたが、チオールをこのアリニン自
動酸化剤と組み合わせて用いると特に優れたフィルムス
ピードが得られることがわかってきた。
及びNo.4,772,541にはイオン染料化合物を含む光反応開
始剤が発表されている。この化合物は特徴的に、カチオ
ン染料−ボレートアニオン化合物、或いはアニオン染料
ヨードニウムイオン化合物の形をとる。前記のジアルキ
ルアニリン類は、これらの光反開始剤と一緒に自動酸化
剤として用いられてきたが、チオールをこのアリニン自
動酸化剤と組み合わせて用いると特に優れたフィルムス
ピードが得られることがわかってきた。
上記のシステムは、成功したにもかかわらず弱干の欠
点がある。カチオン染料−ボレートアニオン開始剤の様
に酸性化合物に過敏な開始剤を用いる時には、チオール
中の酸性プロトンの存在が潜在的に、与えた開始剤の量
を減少させる。チオール中に存在するプロトンが炭素−
ホウ素結合を攻撃し、その為にこの錯体が解離するとい
う仮説が立てられる。その結果、このボレートイオンの
破壊がそれに相応して与えた光反応開始剤の量を減少さ
せている。この様に、開始剤の悪化により、感光性組成
物の“保存期限”は低下する。
点がある。カチオン染料−ボレートアニオン開始剤の様
に酸性化合物に過敏な開始剤を用いる時には、チオール
中の酸性プロトンの存在が潜在的に、与えた開始剤の量
を減少させる。チオール中に存在するプロトンが炭素−
ホウ素結合を攻撃し、その為にこの錯体が解離するとい
う仮説が立てられる。その結果、このボレートイオンの
破壊がそれに相応して与えた光反応開始剤の量を減少さ
せている。この様に、開始剤の悪化により、感光性組成
物の“保存期限”は低下する。
さらにチオール化合物が酸性である為に自動酸化剤と
チオール化合物とを含有する感光性マイクロカプセルを
作る際にもチオールがそのカプセル壁を通過して光硬化
可能な組成物中へ拡散する為、マイクロカプセルを成形
した後にチオールわ加えることが望ましいということが
わかってきた。この酸性チオールは明らかな十分水に溶
けるので、このチオールを特に塩基性条件下、直接に光
硬化可能な組成物の中へ加えれば、カプセル封入過程
で、チオールの一部は水相へ抽出される。
チオール化合物とを含有する感光性マイクロカプセルを
作る際にもチオールがそのカプセル壁を通過して光硬化
可能な組成物中へ拡散する為、マイクロカプセルを成形
した後にチオールわ加えることが望ましいということが
わかってきた。この酸性チオールは明らかな十分水に溶
けるので、このチオールを特に塩基性条件下、直接に光
硬化可能な組成物の中へ加えれば、カプセル封入過程
で、チオールの一部は水相へ抽出される。
ヘキストの米国特許No.4,304,841には重合結合剤、ラ
ジカル重合により重合可能な化合物、光反応開始剤及び
構造式 R1−CH2−S−S−CH2−R2 の化合物を含む光重合可能な混合物が発表されている。
ここでのR1とR2は同一基でも違う基でも良いが、アルキ
ル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、N
が置換されたカルバモイル或いはNが置換されたカルバ
モイルアルキルからなる基の群より選ぶことができる。
この二硫化化合物はこの組成物の酸素に対する感受性を
低下させる為に用いられる。この混合物は、この系に非
常に高いエネルギーをかけた時は重合のみを起こす(例
えば5KVのハロゲン化物光源)、さらにこの混合物を重
合カバーシートを用いて酸素から保護すると二硫化物が
酸素感受性に与える効果は最小限になる。この二流化化
合物はアクリジン開始剤、フェナジン開始剤、キノキサ
リン開始剤、キナゾリン開始剤、ベンザルキナルジン開
始剤及びチオピリリウム開始剤と一緒に用いられると参
照に明示されている、この参照には、この二硫化物をイ
オン染料−対性イオン光反応開始剤系と一緒に用いるこ
と及び二硫化化合物を含む光重合可能な組成物がマイク
ロカプセルに封入できることについては明示していな
い。
ジカル重合により重合可能な化合物、光反応開始剤及び
構造式 R1−CH2−S−S−CH2−R2 の化合物を含む光重合可能な混合物が発表されている。
ここでのR1とR2は同一基でも違う基でも良いが、アルキ
ル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、N
が置換されたカルバモイル或いはNが置換されたカルバ
モイルアルキルからなる基の群より選ぶことができる。
この二硫化化合物はこの組成物の酸素に対する感受性を
低下させる為に用いられる。この混合物は、この系に非
常に高いエネルギーをかけた時は重合のみを起こす(例
えば5KVのハロゲン化物光源)、さらにこの混合物を重
合カバーシートを用いて酸素から保護すると二硫化物が
酸素感受性に与える効果は最小限になる。この二流化化
合物はアクリジン開始剤、フェナジン開始剤、キノキサ
リン開始剤、キナゾリン開始剤、ベンザルキナルジン開
始剤及びチオピリリウム開始剤と一緒に用いられると参
照に明示されている、この参照には、この二硫化物をイ
オン染料−対性イオン光反応開始剤系と一緒に用いるこ
と及び二硫化化合物を含む光重合可能な組成物がマイク
ロカプセルに封入できることについては明示していな
い。
従ってイオン染料−対性イオン光反応開始剤系を含む
感光性組成物に用いる自動酸化剤の為の、特にマイクロ
カプセルに封入された感受性組成物の為の技術が必要と
なっている。
感光性組成物に用いる自動酸化剤の為の、特にマイクロ
カプセルに封入された感受性組成物の為の技術が必要と
なっている。
発明の要約 本発明は新しい光反応開始剤組成物と新しい光硬化可
能な組成物及び同組成物を用いる新しい画像系を供給し
ている。本発明の光反応開始剤系はその系が二流化物質
と自動酸化剤とを含んでいる点にその特徴がある。この
光反応開始剤は、自動酸化剤の他にも吸収剤すなわち化
学輻射線を吸収して単独でラジカルを生成する化合物或
いは励起した吸収剤を消滅させてラジカルを生成する化
合物(ここでは共酸化剤と言われている)と一緒に用い
てラジカルを生成する化合物も含まなければならない。
能な組成物及び同組成物を用いる新しい画像系を供給し
ている。本発明の光反応開始剤系はその系が二流化物質
と自動酸化剤とを含んでいる点にその特徴がある。この
光反応開始剤は、自動酸化剤の他にも吸収剤すなわち化
学輻射線を吸収して単独でラジカルを生成する化合物或
いは励起した吸収剤を消滅させてラジカルを生成する化
合物(ここでは共酸化剤と言われている)と一緒に用い
てラジカルを生成する化合物も含まなければならない。
従って、本発明の具体例の1つは化学輻射線を吸収し
て直接或いは間接的にラジカルを生成する化合物と二硫
化化合物とからなる光反応開始剤組成物に帰するもので
あり、ここで化学輻射線を吸収する前記化合物はイオン
染料−対性イオン錯体を含んでいる。本発明は又、発明
した光反応開始剤組成物を含む光硬化可能な組成物をも
供給している。この光硬化可能な組成物はラジカル付加
重合可能な物質或いはラジカル付加架橋可能な物質のい
ずれかと上記で定義した光反応開始剤組成物とを含んで
いる。
て直接或いは間接的にラジカルを生成する化合物と二硫
化化合物とからなる光反応開始剤組成物に帰するもので
あり、ここで化学輻射線を吸収する前記化合物はイオン
染料−対性イオン錯体を含んでいる。本発明は又、発明
した光反応開始剤組成物を含む光硬化可能な組成物をも
供給している。この光硬化可能な組成物はラジカル付加
重合可能な物質或いはラジカル付加架橋可能な物質のい
ずれかと上記で定義した光反応開始剤組成物とを含んで
いる。
本発明のもう1つの具体例は、自動酸化体としてのチ
オールを含む感光性マイクロカプセルの生産に帰するも
ので、これは光硬化可能な組成物にチオールを追加する
ことなく作ることを可能にした。このミクロカプセルは
映像形成剤と、ラジカル付加重合可能な物質或いはラジ
カル付加架橋性物質のいずれか、及び化学輻射線を吸収
し、直接或いは間接的にラジカルを生成する化合物とか
らなる内相と二硫化化合物とを含んでいる。
オールを含む感光性マイクロカプセルの生産に帰するも
ので、これは光硬化可能な組成物にチオールを追加する
ことなく作ることを可能にした。このミクロカプセルは
映像形成剤と、ラジカル付加重合可能な物質或いはラジ
カル付加架橋性物質のいずれか、及び化学輻射線を吸収
し、直接或いは間接的にラジカルを生成する化合物とか
らなる内相と二硫化化合物とを含んでいる。
この二硫化化合物は他の化合物、特に自動酸化剤とし
ての役割或いは共開始剤としての役割をも果す芳香族ア
ミン類と組み合わせて用いることが望ましい。
ての役割或いは共開始剤としての役割をも果す芳香族ア
ミン類と組み合わせて用いることが望ましい。
本発明に特に有用な二硫化化合物は一般に構造式
(I) R1−S−S−R2 (I) に代表され、ここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良
いがアルキル(C1−C20),シクロアルキル,アリール
アルキル,アリール,置換基のあるヘテロアリール,置
換基のないヘテロアリール,アルケニル,及びアルキニ
ルからなる基の群より選ばれる。
(I) R1−S−S−R2 (I) に代表され、ここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良
いがアルキル(C1−C20),シクロアルキル,アリール
アルキル,アリール,置換基のあるヘテロアリール,置
換基のないヘテロアリール,アルケニル,及びアルキニ
ルからなる基の群より選ばれる。
本発明の目的の1つは感光性相をマイクロカプセルへ
挿入する過程が容易である様なマイクロカプセル封入感
光性組成物の生産である。
挿入する過程が容易である様なマイクロカプセル封入感
光性組成物の生産である。
好ましい具体例の詳細な記載に関して、参照をつけた
ので、この目的も他の目的も技術に熟練した人にとって
は容易に認識され理解されるであろう。
ので、この目的も他の目的も技術に熟練した人にとって
は容易に認識され理解されるであろう。
好ましい具体例の詳細な記載 好ましい具体例を記載する際、明確にする目的で専門
用語を用いることになる。こうした専門用語は、ここに
列挙した具体例のみならず同様な結果を得るために実質
的に同様な方法で、実質的に同様な役割をするような全
ての技術的に等価なものをも含んでいると理解された
い。
用語を用いることになる。こうした専門用語は、ここに
列挙した具体例のみならず同様な結果を得るために実質
的に同様な方法で、実質的に同様な役割をするような全
ての技術的に等価なものをも含んでいると理解された
い。
本発明の光反応開始剤組成物は二硫化化合物と化学輻
射線の照射によりその化学輻射線を吸収したり直接ある
いは間接的にラジカルを生成したりする様な吸収剤を含
有している。この反応開始剤組成物は光硬化可能なモノ
マーや光架橋性モノマーのラジカル重合を開始させる役
割を果たしている。
射線の照射によりその化学輻射線を吸収したり直接ある
いは間接的にラジカルを生成したりする様な吸収剤を含
有している。この反応開始剤組成物は光硬化可能なモノ
マーや光架橋性モノマーのラジカル重合を開始させる役
割を果たしている。
第1にこの二硫化化合物は自動酸化剤として効果的に
酸素を消費し、それによって酸素濃度を構成成形重合
(structure forming polymerizatian)ができるような
レベルまで減らすという役割を持っている。本発明に有
用な二硫化物は構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の二硫化物である。
酸素を消費し、それによって酸素濃度を構成成形重合
(structure forming polymerizatian)ができるような
レベルまで減らすという役割を持っている。本発明に有
用な二硫化物は構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の二硫化物である。
ここでR1とR2は同じ基でも違う基でも良いがアルキル
(C1−C20),シクロアルキル,アリールアルキル,ア
リール,置換基のあるヘテロアリール,置換基のないヘ
テロアリール,アルケニル,アルキニル基からなる基の
群より選ばれるアルキル基は3個から15個の炭素原子を
含むものが好ましく、シクロアルキル基は5個から8個
の炭素原子を含むものが好ましく、さらに、アリール基
は構造式 のものが好ましい。ここでのXはアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン基、アシル基、ジアルキルアミノ基、ト
リフルオロメチル基、水酸基あるいはオルト,メタ,パ
ラ位のアルキルアリール基のいずれか、あるいはそれら
の組み合わせとなる。好ましいアリールアルキル基には
ベンジル基やナフチルメチル基好ましくはヘテロアリー
ル基にはイミダゾール、オキサゾール、チアゾール、ベ
ンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール及びベンゾチア
ゾールの各基がある。
(C1−C20),シクロアルキル,アリールアルキル,ア
リール,置換基のあるヘテロアリール,置換基のないヘ
テロアリール,アルケニル,アルキニル基からなる基の
群より選ばれるアルキル基は3個から15個の炭素原子を
含むものが好ましく、シクロアルキル基は5個から8個
の炭素原子を含むものが好ましく、さらに、アリール基
は構造式 のものが好ましい。ここでのXはアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン基、アシル基、ジアルキルアミノ基、ト
リフルオロメチル基、水酸基あるいはオルト,メタ,パ
ラ位のアルキルアリール基のいずれか、あるいはそれら
の組み合わせとなる。好ましいアリールアルキル基には
ベンジル基やナフチルメチル基好ましくはヘテロアリー
ル基にはイミダゾール、オキサゾール、チアゾール、ベ
ンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール及びベンゾチア
ゾールの各基がある。
特に好ましい二硫化物の代表的な例としては、次に示
すチオール類の対称、及び、非対称な二硫化分物があ
る:2−メルカプトベンゾチアゾール,6−エトキシ−2−
メルカプトベンゾチアゾール,2−メルカプトベンゾオキ
サゾール,4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−
チオール,2−メルカプト−1メチルイミダゾール,2−メ
ルカプト−5−メチルチオ−1,3,4−チアジアゾール,5
−n−ブチルチオ−2−メルカプト−1,3,4−チアジア
ゾール,4−メトキシベンゼンチオール,1−フェニル−1H
−テトラゾール−5−チオール,4−フェニル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−チオール,2−メルカプトベンゾ
イミダゾール,ペンタエリトールテトラキス(メルカプ
トアセテート),ペタエリトリトールテトラキス(3−
メルカプトプロピオネート),トリメチロールプロパン
トリス(メルカプトアセテート),トリメチルロール
プロパン トリス(3−メルカプトプピオネート),4−
アセトアミドチオフェノール,メルカプトコハク酸,ド
デカンチオール,2−メルカプトピリジン,4−メルカプト
ピリジン,2−メルカプト−3H−キナゾリン,2−メルカプ
トチアゾリン,アルキルチオフェノール,アルコキシチ
オフェノール,クロロチオフェノール,ブロモチオフェ
ノール,アシルチオフェノール,ジアルキクアミノチオ
フェノール,トリフルオロメチルチオフェノール,ヒド
ロキシチオフェノール及びアルキルアリールチオフェノ
ールここで置換基中の炭素数は1から20である。特に好
ましい二硫化物には2−メルカプトベンゾオキサゾール
(MBO),6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル(EMBT),フェニルメルカプトテトラゾール(PMT)
の二硫化物がある。
すチオール類の対称、及び、非対称な二硫化分物があ
る:2−メルカプトベンゾチアゾール,6−エトキシ−2−
メルカプトベンゾチアゾール,2−メルカプトベンゾオキ
サゾール,4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−
チオール,2−メルカプト−1メチルイミダゾール,2−メ
ルカプト−5−メチルチオ−1,3,4−チアジアゾール,5
−n−ブチルチオ−2−メルカプト−1,3,4−チアジア
ゾール,4−メトキシベンゼンチオール,1−フェニル−1H
−テトラゾール−5−チオール,4−フェニル−4H−1,2,
4−トリアゾール−3−チオール,2−メルカプトベンゾ
イミダゾール,ペンタエリトールテトラキス(メルカプ
トアセテート),ペタエリトリトールテトラキス(3−
メルカプトプロピオネート),トリメチロールプロパン
トリス(メルカプトアセテート),トリメチルロール
プロパン トリス(3−メルカプトプピオネート),4−
アセトアミドチオフェノール,メルカプトコハク酸,ド
デカンチオール,2−メルカプトピリジン,4−メルカプト
ピリジン,2−メルカプト−3H−キナゾリン,2−メルカプ
トチアゾリン,アルキルチオフェノール,アルコキシチ
オフェノール,クロロチオフェノール,ブロモチオフェ
ノール,アシルチオフェノール,ジアルキクアミノチオ
フェノール,トリフルオロメチルチオフェノール,ヒド
ロキシチオフェノール及びアルキルアリールチオフェノ
ールここで置換基中の炭素数は1から20である。特に好
ましい二硫化物には2−メルカプトベンゾオキサゾール
(MBO),6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル(EMBT),フェニルメルカプトテトラゾール(PMT)
の二硫化物がある。
本発明に用いる二硫化物を合成するには、出発原料の
チオールの酸化的カップリング反応を行う。この様な合
成の例は、ヨネダらの“アゾジカルボン酸ジエチルによ
る新しい水素抽出反応”、ジャーナル オブ ザ アメ
リカン ケミカル ソサイエティ,88:10,1966;向山らの
“アゾジカルボン酸ジエチルを用いる非対称ジスルフィ
ド類の簡便な合成法",テトラヘドロン レターズ,56,p
p、5907−5908,1968。
チオールの酸化的カップリング反応を行う。この様な合
成の例は、ヨネダらの“アゾジカルボン酸ジエチルによ
る新しい水素抽出反応”、ジャーナル オブ ザ アメ
リカン ケミカル ソサイエティ,88:10,1966;向山らの
“アゾジカルボン酸ジエチルを用いる非対称ジスルフィ
ド類の簡便な合成法",テトラヘドロン レターズ,56,p
p、5907−5908,1968。
の中で述べられている。このカップリング反応は出発原
料のチオールと強い電子受容体との反応により起こる。
電子受容体にはアゾジカルボン酸ジエチルが望ましい。
料のチオールと強い電子受容体との反応により起こる。
電子受容体にはアゾジカルボン酸ジエチルが望ましい。
本発明の光反応開始剤組成物は自動酸化剤の二硫化物
の他に吸収剤を含んでいる。この吸収剤というのは、化
学輻射線を吸収してラジカルを生成する化合物や、輻射
線を吸収し、さらに共開始剤と反応してラジカルを生成
する化合物である(ここで用いている“化学輻射線”と
いう言葉は限定はされないけれど、吸収剤のスペクトル
感度から決定する限りにおいては、可視光線、紫外線及
び赤外線を含んでいる)。
の他に吸収剤を含んでいる。この吸収剤というのは、化
学輻射線を吸収してラジカルを生成する化合物や、輻射
線を吸収し、さらに共開始剤と反応してラジカルを生成
する化合物である(ここで用いている“化学輻射線”と
いう言葉は限定はされないけれど、吸収剤のスペクトル
感度から決定する限りにおいては、可視光線、紫外線及
び赤外線を含んでいる)。
本発明に有用な吸収剤には技術面で吸収剤として伝統
的に用いられてきた化合物或いは吸収剤として有用であ
ることが知られている化合物がある。例としては4,4′
−ジメトキシベンゾフェノン,4,4′−ジクロロベンゾフ
ェノン,4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン,ベンゾアニトン,9−クロオレノンのようなアリール
ベンゾフェノン類や、キサニトン,2−メチルキサニト
ン,2−ドデシルキサニトン,等々のキサニトン類、チオ
キサニトン,2−メチルチオキサニトン,2−ドデシルチオ
キサニトン,2−クロロチオキサニトン,2−イソプロピル
チオキサニトン等々のチオキサニトン類、3−シンナモ
イル−7−ジエチルアミノクマリンの様なケトクマリン
類、フェナントレンキノン類の様なキノン類及び2−メ
チル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モル
ホリノプロパノンの様な化合物がある。
的に用いられてきた化合物或いは吸収剤として有用であ
ることが知られている化合物がある。例としては4,4′
−ジメトキシベンゾフェノン,4,4′−ジクロロベンゾフ
ェノン,4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン,ベンゾアニトン,9−クロオレノンのようなアリール
ベンゾフェノン類や、キサニトン,2−メチルキサニト
ン,2−ドデシルキサニトン,等々のキサニトン類、チオ
キサニトン,2−メチルチオキサニトン,2−ドデシルチオ
キサニトン,2−クロロチオキサニトン,2−イソプロピル
チオキサニトン等々のチオキサニトン類、3−シンナモ
イル−7−ジエチルアミノクマリンの様なケトクマリン
類、フェナントレンキノン類の様なキノン類及び2−メ
チル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モル
ホリノプロパノンの様な化合物がある。
これら吸収剤のチオキサニトン類、フェナントラキノ
ン類、モルホリン化合物類及びケトクマリン類が好まし
い(本発明に有用なケトクマリン類の例はアダイアーら
の米国特許4,713,312に記載されている)。
ン類、モルホリン化合物類及びケトクマリン類が好まし
い(本発明に有用なケトクマリン類の例はアダイアーら
の米国特許4,713,312に記載されている)。
本発明に特に好んで用いられる別種の吸収剤にイオン
染料錯体である。これらの錯体はインカウンターコンプ
レックス(encounter complexes),エキシプレックス
或いは、幾つかの光硬化可能な組成物中で出合う接触イ
オンペアを生成するトランジーエイト コリジョン(tr
ansient collicion)と対照をなすものとして安定で非
トランジーエイト(transieut)な化合物である。本発
明に有用なイオン染料錯体の例は米国特許No.4,772,541
に示されている。
染料錯体である。これらの錯体はインカウンターコンプ
レックス(encounter complexes),エキシプレックス
或いは、幾つかの光硬化可能な組成物中で出合う接触イ
オンペアを生成するトランジーエイト コリジョン(tr
ansient collicion)と対照をなすものとして安定で非
トランジーエイト(transieut)な化合物である。本発
明に有用なイオン染料錯体の例は米国特許No.4,772,541
に示されている。
特に有用なイオン染料錯体の1種に構造式(II) で代表されるカチオン染料−ボレートイオン化合物があ
る。ここでのD+はカチオン染料で、R1,R2,R3及びR4はア
ルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリル
基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、脂環式基、及び置換基のある複素環式基、或いは置
換基のない複素環式基からなる群より独立して選ばれ
る。
る。ここでのD+はカチオン染料で、R1,R2,R3及びR4はア
ルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリル
基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、脂環式基、及び置換基のある複素環式基、或いは置
換基のない複素環式基からなる群より独立して選ばれ
る。
有用な染料とは、ボレートアニオンと、暗所安定(da
rk stable)だけれども、光還元可能な錯体を形成する
もので陽性のメチン、陽性のポリメチン、陽性のトリア
リールメタン、陽性のトリドリン、陽性のチアジン、陽
性のキサンテン、陽性のオキサジン、陽性のアクリジン
これらの染料が良い。特に陽性のシアニン,陽性のカル
ボシアニン,陽性のヘミシアニン,陽性のローダミン,
陽性のアゾメチンこれらの染料が良い。この染料は陽性
であるだけでなく、その錯体を中和したり減感したりす
る基、或いはその錯体を暗所安定(dark stable)でな
くする様な基を含んでいてはならない。
rk stable)だけれども、光還元可能な錯体を形成する
もので陽性のメチン、陽性のポリメチン、陽性のトリア
リールメタン、陽性のトリドリン、陽性のチアジン、陽
性のキサンテン、陽性のオキサジン、陽性のアクリジン
これらの染料が良い。特に陽性のシアニン,陽性のカル
ボシアニン,陽性のヘミシアニン,陽性のローダミン,
陽性のアゾメチンこれらの染料が良い。この染料は陽性
であるだけでなく、その錯体を中和したり減感したりす
る基、或いはその錯体を暗所安定(dark stable)でな
くする様な基を含んでいてはならない。
構造式IIの有用なカチオン染料の特殊な例にメチレン
ブルー,サフラニンO,マラカイトグリーン,一般構造式
(III) n =0,1,2,3, R″=alkyl Y =CH=CH,N−CH3,C(CH3)2,O,S,Se のシアニン染料、及び構造式(IV) R,R2=アルキル,アリル,及びそれらの組み合
わせのローダシン染料がある。
ブルー,サフラニンO,マラカイトグリーン,一般構造式
(III) n =0,1,2,3, R″=alkyl Y =CH=CH,N−CH3,C(CH3)2,O,S,Se のシアニン染料、及び構造式(IV) R,R2=アルキル,アリル,及びそれらの組み合
わせのローダシン染料がある。
式IIのボレートアニオンには、光に当てるとボウニル
ラジカルを生成し、そして、染料に電子移動をした後は
次に示す様なラジカル生成を伴って容易に解離するよう
なものを選択する。
ラジカルを生成し、そして、染料に電子移動をした後は
次に示す様なラジカル生成を伴って容易に解離するよう
なものを選択する。
例えば、特に好ましいアニオンはトリフェニルブチル
ボレート,トリフェニルベンジルボレート,トリフェニ
ルセクブチルボレート,トリフェニルネオペンチルボレ
ート,トリアニシルブチルボレートで何故ならばそれら
は容易に解離して、トリアリールボランと1つのアルキ
ルラジカル或いは1つのアリールアルキルラジカルとな
るからである。一方のテトラブチルボレートアニオンは
あまり役立たない。何故ならばテトラブチルボレートラ
ジカルは不安定で、戻り電子移動により容易に染料から
電子を取り戻してしまい、効率良く理解しないからであ
る。同様にテトラフェニルボレートアニオンもそのフェ
ニルラジカルが容易には生成しないことからほとんど見
込みがない。
ボレート,トリフェニルベンジルボレート,トリフェニ
ルセクブチルボレート,トリフェニルネオペンチルボレ
ート,トリアニシルブチルボレートで何故ならばそれら
は容易に解離して、トリアリールボランと1つのアルキ
ルラジカル或いは1つのアリールアルキルラジカルとな
るからである。一方のテトラブチルボレートアニオンは
あまり役立たない。何故ならばテトラブチルボレートラ
ジカルは不安定で、戻り電子移動により容易に染料から
電子を取り戻してしまい、効率良く理解しないからであ
る。同様にテトラフェニルボレートアニオンもそのフェ
ニルラジカルが容易には生成しないことからほとんど見
込みがない。
R1,R2,R3,R4はそのうちの1つ以上3つ以下がアルキ
ル基であることがの望ましい。R1,R2,R3,R4はそれぞれ2
0個までの炭素原子を含むこと。許されるが、それらの
代表的なものは1個から10個までの炭素原子を含んでい
る。さらに好ましいのはR1,R2,R3,R4がアルキル基とア
リール基或いはアルキル基とアリールアルキル基組み合
わせであること。もっと好ましいのは3つのアリール基
と1つのアルキル基或いは3つのアリール基と1つのア
リールアルキル基の組み合わせである。
ル基であることがの望ましい。R1,R2,R3,R4はそれぞれ2
0個までの炭素原子を含むこと。許されるが、それらの
代表的なものは1個から10個までの炭素原子を含んでい
る。さらに好ましいのはR1,R2,R3,R4がアルキル基とア
リール基或いはアルキル基とアリールアルキル基組み合
わせであること。もっと好ましいのは3つのアリール基
と1つのアルキル基或いは3つのアリール基と1つのア
リールアルキル基の組み合わせである。
本発明に有用なカチオン染料−ボレートアニオン化合
物の明細な実例は米国特許No.4,772,541の中に示されて
いる。
物の明細な実例は米国特許No.4,772,541の中に示されて
いる。
カチオン染料−ボレートアニオン化合物はボレート塩
を染料と既知の方法で対性イオン交換を行うことにより
合成する、ヒシキ、Y.Repts サイエンス リサーチ
インスティテュード(1953),29,pp72−79を参照、ボ
レート塩としては、トリフェニルブチルボレートナトリ
ウムやそのマグネシウム塩、トリアニシルブチルボレー
トナトリウムとそのマグネシウム塩の様なナトリウム塩
やマグネシウム塩、それにトリフェニルブチルボレート
テトラエチルアンモニウムの様なアンモニウム塩が有用
である。
を染料と既知の方法で対性イオン交換を行うことにより
合成する、ヒシキ、Y.Repts サイエンス リサーチ
インスティテュード(1953),29,pp72−79を参照、ボ
レート塩としては、トリフェニルブチルボレートナトリ
ウムやそのマグネシウム塩、トリアニシルブチルボレー
トナトリウムとそのマグネシウム塩の様なナトリウム塩
やマグネシウム塩、それにトリフェニルブチルボレート
テトラエチルアンモニウムの様なアンモニウム塩が有用
である。
アニオン染料も又、本発明の吸収剤として有用であ
る。構造式(V) のアニオン染料−ヨードニウムイオン化合物でここでの
D-がアニオン染料でR5とR6は互いに無関係にフェニル或
いはナフチルの様な芳香族核を含む基から選択され、n
は1か2である化合物と、構造式(VI) のアニオン染料−ピリリウム化合物でここでD-とnは上
記で定義した通りの化合物このアニオン染料−ヨードニ
ウムイオン化合物とアニオン染料−ピリリウム化合物が
アニオン染料錯体の代表的な例である。
る。構造式(V) のアニオン染料−ヨードニウムイオン化合物でここでの
D-がアニオン染料でR5とR6は互いに無関係にフェニル或
いはナフチルの様な芳香族核を含む基から選択され、n
は1か2である化合物と、構造式(VI) のアニオン染料−ピリリウム化合物でここでD-とnは上
記で定義した通りの化合物このアニオン染料−ヨードニ
ウムイオン化合物とアニオン染料−ピリリウム化合物が
アニオン染料錯体の代表的な例である。
アニオン染料の代表的な例にはキサンテン染料とオキ
ソコール染料とがある。例えば、ローズベンガル、エオ
シン、エリトロシン及びフルオルスセイン(fluorscei
n)、これらの染料が良く用いられる。アニオン染料に
はヨードニウムイオン染料とピリリウムイオン染料の他
にも、スルホニウカチオン染料とホスホニウムカチオ染
料が潜在的に有用である。
ソコール染料とがある。例えば、ローズベンガル、エオ
シン、エリトロシン及びフルオルスセイン(fluorscei
n)、これらの染料が良く用いられる。アニオン染料に
はヨードニウムイオン染料とピリリウムイオン染料の他
にも、スルホニウカチオン染料とホスホニウムカチオ染
料が潜在的に有用である。
アニオン染料化合物の抜粋例は米国特許No.4,772,530
に示されている。
に示されている。
前記の化合物に加えて、N,N−ジアルキルアニリンを
共開始剤として或いは、共酸化剤として(ジアルキルア
ニリンの性質によって)光反応開始組成物中に含めるこ
とも好ましい。
共開始剤として或いは、共酸化剤として(ジアルキルア
ニリンの性質によって)光反応開始組成物中に含めるこ
とも好ましい。
本発明において、共開始剤あるいは共酸化剤として有
用なN,N−ジアルキルアニリン類は構造式(VII) に代表されここでR7とR8は1個から6個望ましくは1個
から4個の炭素原子を持つアルキル基で、nは1から5
の整数、X′はハンメット(パラ)の恒数シグマ(σ)
が−0.9から0.7の範囲にある置換基である、好ましい
X′は、−0.5から0.5のハンメットの恒数を持ち、さら
にもっと好ましいX′は−0.2から0.5のハンメットの恒
数を持つ。X′の代表例としては水素原子、シアノ基,
ハロゲン原子(例えばフッ素,塩素,臭素),1個から3
個の炭素原子をもつアルキル基,水酸基,1個から3個の
炭素原子をもつアルコキシ基(例えばエトキシ基),ア
ミノ基,ジアルキルアミノ基でそのアルキル基が1個か
ら3個の炭素原子を持っているもの、2個から6個の炭
素原子を持つアシル基(例えばアセチル基),2個から6
個の炭素原子を持つアシルアミド基(例えばアセチルア
ミド基),1個から4個の炭素原子を持つアルキルスルフ
ィド基(例えば−SCH3),フェニル基,メルカプト基等
々がある。nが2又は3の時はX′基はそれぞれが同じ
でも異っても良い。X′置換基の位置はアニリンが正味
の水素転移をしうるかどうかに影響を及ぼす。
用なN,N−ジアルキルアニリン類は構造式(VII) に代表されここでR7とR8は1個から6個望ましくは1個
から4個の炭素原子を持つアルキル基で、nは1から5
の整数、X′はハンメット(パラ)の恒数シグマ(σ)
が−0.9から0.7の範囲にある置換基である、好ましい
X′は、−0.5から0.5のハンメットの恒数を持ち、さら
にもっと好ましいX′は−0.2から0.5のハンメットの恒
数を持つ。X′の代表例としては水素原子、シアノ基,
ハロゲン原子(例えばフッ素,塩素,臭素),1個から3
個の炭素原子をもつアルキル基,水酸基,1個から3個の
炭素原子をもつアルコキシ基(例えばエトキシ基),ア
ミノ基,ジアルキルアミノ基でそのアルキル基が1個か
ら3個の炭素原子を持っているもの、2個から6個の炭
素原子を持つアシル基(例えばアセチル基),2個から6
個の炭素原子を持つアシルアミド基(例えばアセチルア
ミド基),1個から4個の炭素原子を持つアルキルスルフ
ィド基(例えば−SCH3),フェニル基,メルカプト基等
々がある。nが2又は3の時はX′基はそれぞれが同じ
でも異っても良い。X′置換基の位置はアニリンが正味
の水素転移をしうるかどうかに影響を及ぼす。
本発明に有用なN,N−ジアルキルアニリン類の代表例
には、4−シアノ−N,N−ジメチルアニリン、4−アセ
チル−N,N−ジメチルアニリン、4−ブロモ−N,N−ジメ
チルアニリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸
エナル、3−クロロ−N,N−ジメチルアニリン、4−ク
ロロ−N,N−ジメチルアニリン、3−エトキシ−N,N−ジ
メチルアニリン、4−フルオロ−N,N−ジメチルアニリ
ン、4−メチル−N,N−ジメチルアニリン、4−エトキ
シ−N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルチオアニシ
ジン、4−アミノ−N,N−ジメチルアニリン、3−ヒド
ロキシ−N,N−ジメチルアニリン、N,N,N′,N′−テトラ
メチル−1、4−ジアニリン、4−アセトアミド−N,N
−ジメチルアニリン等々がある。
には、4−シアノ−N,N−ジメチルアニリン、4−アセ
チル−N,N−ジメチルアニリン、4−ブロモ−N,N−ジメ
チルアニリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸
エナル、3−クロロ−N,N−ジメチルアニリン、4−ク
ロロ−N,N−ジメチルアニリン、3−エトキシ−N,N−ジ
メチルアニリン、4−フルオロ−N,N−ジメチルアニリ
ン、4−メチル−N,N−ジメチルアニリン、4−エトキ
シ−N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルチオアニシ
ジン、4−アミノ−N,N−ジメチルアニリン、3−ヒド
ロキシ−N,N−ジメチルアニリン、N,N,N′,N′−テトラ
メチル−1、4−ジアニリン、4−アセトアミド−N,N
−ジメチルアニリン等々がある。
より好ましいN,N−ジアルキルアニリン類の例として
は、ジアルキルアニリンのオイト位,メタ位,或いはパ
ラ位が次の基で置換されたものである:メチル、エチ
ル、イソプロピレン、t−ブチル、3,4−テトラメチレ
ン、フェニル、トリフルオロメチル、アセチル、エトキ
シカルホニル、カルボキシ、カルボキシレート、トリメ
チルシリメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリメチルゲルマニル、トリエチルゲルマニル、ト
リメチルスタニル、トリエチルスタニル、n−ブトキ
シ、n−ペンチルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシ、ア
セチルオキシ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピル
チオチオ(メルカプトー)、アセチルチオ、フッ素、塩
素、臭素、及びヨウ素。
は、ジアルキルアニリンのオイト位,メタ位,或いはパ
ラ位が次の基で置換されたものである:メチル、エチ
ル、イソプロピレン、t−ブチル、3,4−テトラメチレ
ン、フェニル、トリフルオロメチル、アセチル、エトキ
シカルホニル、カルボキシ、カルボキシレート、トリメ
チルシリメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリメチルゲルマニル、トリエチルゲルマニル、ト
リメチルスタニル、トリエチルスタニル、n−ブトキ
シ、n−ペンチルオキシ、フェノキシ、ヒドロキシ、ア
セチルオキシ、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピル
チオチオ(メルカプトー)、アセチルチオ、フッ素、塩
素、臭素、及びヨウ素。
共開始剤として有用なN,N−ジアルキルアニリン類の
例としては、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル(EP
D),2−n−ブトキシエチル−4(ジメチルアミノ)−
ベンゾエート、o−ジメチルアミノ安息香酸エチルがあ
る。そのオルト位が1つあるいは2つのアルキル基によ
り置換されたN,N−ジアルキルアニリン類もしばしば良
い自動酸化剤となる。共酸化剤として有用な代表的なN,
N−ジアルキルアニリン類の例としては2,6−ジイソプロ
ピル−N,N−ジメチルアニリン、2,6−ジエチル−N,N−
ジメチルアニリン、N,N,2,4,6−ペンタメチルアニリン
及びp−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリンがある。
例としては、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル(EP
D),2−n−ブトキシエチル−4(ジメチルアミノ)−
ベンゾエート、o−ジメチルアミノ安息香酸エチルがあ
る。そのオルト位が1つあるいは2つのアルキル基によ
り置換されたN,N−ジアルキルアニリン類もしばしば良
い自動酸化剤となる。共酸化剤として有用な代表的なN,
N−ジアルキルアニリン類の例としては2,6−ジイソプロ
ピル−N,N−ジメチルアニリン、2,6−ジエチル−N,N−
ジメチルアニリン、N,N,2,4,6−ペンタメチルアニリン
及びp−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリンがある。
構造式Iの二硫化物は、それをカチロン染料ボレート
アニオン吸収剤と一緒に用いる時及びN,N−ジアルキル
アニリン類と用いる時、特にそのオルト位が1つ或いは
2つのアルキル基によって置換されたN,N−ジアルキル
アニリン類と一緒に用いる時自動酸化剤として特に優れ
た働きをすることがわかってきた。チオール/アニリン
共酸化剤をカチオン染料−ボレートアニオン吸収剤と一
緒に用いることが提案されてきたが60℃以上の温度では
ボレートアニオンが減少するという問題が生じた。これ
は、チオール基に酸性水素が存在し、これが炭素−ホウ
素結合を攻撃することによりボレートイオンとの望まし
くない反応を起こすのであろうという仮説がたてられ
る。これが、ラジカルを生成することのできるボレート
アニオンの量を減少させてしまう。結果として光反応開
始剤組成物の効率は著しく低下する。自動酸化剤として
単純なチオールの代わりに二硫化化合物を用いることに
より単純なチオールには伴う酸性水素が排除される。従
って二硫化化合物はボレートアニオンを攻撃せずよって
ラジカルを生成しうるボレートイオンの量は減少しな
い。この様に、自動酸化剤として二硫化化合物を用いる
ことは光反応開始剤化合物の効率を最大限にさせる役割
を果たす。
アニオン吸収剤と一緒に用いる時及びN,N−ジアルキル
アニリン類と用いる時、特にそのオルト位が1つ或いは
2つのアルキル基によって置換されたN,N−ジアルキル
アニリン類と一緒に用いる時自動酸化剤として特に優れ
た働きをすることがわかってきた。チオール/アニリン
共酸化剤をカチオン染料−ボレートアニオン吸収剤と一
緒に用いることが提案されてきたが60℃以上の温度では
ボレートアニオンが減少するという問題が生じた。これ
は、チオール基に酸性水素が存在し、これが炭素−ホウ
素結合を攻撃することによりボレートイオンとの望まし
くない反応を起こすのであろうという仮説がたてられ
る。これが、ラジカルを生成することのできるボレート
アニオンの量を減少させてしまう。結果として光反応開
始剤組成物の効率は著しく低下する。自動酸化剤として
単純なチオールの代わりに二硫化化合物を用いることに
より単純なチオールには伴う酸性水素が排除される。従
って二硫化化合物はボレートアニオンを攻撃せずよって
ラジカルを生成しうるボレートイオンの量は減少しな
い。この様に、自動酸化剤として二硫化化合物を用いる
ことは光反応開始剤化合物の効率を最大限にさせる役割
を果たす。
この光反応開始剤組成物は、化学輻射線を照射した時
にその組成物を硬化させるに十分な量の光硬化可能な組
成物にさらに望むべくはフィルムスピードを低くするに
十分な量の光硬化可能な組成物に混和する。代表的な組
成物は、ラジカル付加重合可能な化合物或いはラジカル
付加架橋可能な化合物100に対し約1の割合で吸収剤を
含んでおり、ラジカル付加重合可能な化合物、又はラジ
カル付加架橋可能化合物100に対し約0.5から1.5の割合
で吸収剤をもつものが好ましい。この割合は、技術的に
理解される限りにおいては、選んだ化合物及び吸収剤の
吸光係数、等々によって決まる。
にその組成物を硬化させるに十分な量の光硬化可能な組
成物にさらに望むべくはフィルムスピードを低くするに
十分な量の光硬化可能な組成物に混和する。代表的な組
成物は、ラジカル付加重合可能な化合物或いはラジカル
付加架橋可能な化合物100に対し約1の割合で吸収剤を
含んでおり、ラジカル付加重合可能な化合物、又はラジ
カル付加架橋可能化合物100に対し約0.5から1.5の割合
で吸収剤をもつものが好ましい。この割合は、技術的に
理解される限りにおいては、選んだ化合物及び吸収剤の
吸光係数、等々によって決まる。
本発明による光反応開始剤系は、重合可能なモノマー
に対し重量にしつ約1.0〜12%の二硫化物を含んでい
る。
に対し重量にしつ約1.0〜12%の二硫化物を含んでい
る。
ここでN,N−ジアルキルアニリン類は重合可能なモノ
マーの対し、重量にして約1.0〜6%の量を用いる時二
硫化物はモノマーの量に対し、重量にして約0.5〜12%
の量を用いる。
マーの対し、重量にして約1.0〜6%の量を用いる時二
硫化物はモノマーの量に対し、重量にして約0.5〜12%
の量を用いる。
本発明による光反応開始剤組成物は、実質上ラジカル
付加重合可能な物質と組み合わせて用いることができ
る。本発明に有用なラジカル付加重合可能な物質或いは
ラジカル付加架橋可能な物質の最も代表的な例には、エ
チレン型不飽和化合物類があり、特にポリエチレン型不
飽和化合物が良い。これらの化合物は、ビニル基又はア
リル基の様にエチレン型不飽和基を1つ以上もつモノマ
ーと末端又は側鎖がエチレン型の不飽和基を持つポリマ
ーのその両方を含んでいる。この様な化合物は技術的に
は良く知られており、トリメチルロールプロパン、ペン
タエリトリトール及びその同類の様な多価アルコール類
のアクリル酸エステル及びそのメタアクリル酸エステル
とエポキシ樹脂を末端基とするアクリレート或いはその
メタアクリレートとポリエステル樹脂を末端基とするア
クリレート或いはそのメタアクリレート等々がそれに含
まれている。代表的な例にはエチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタアクリレート、ト
リメチロールプルパントリアクリレート(TMPTA)、ペ
ンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリト
リトールテトラメタアクリレート、ジペンタエリトリト
ールヒドロキシペンタアクリレート(DPHPA)、ヘキサ
ンジオール−1,6−ジメタアクリレート及びジエチレン
グリコールジメタアクリレートがある。
付加重合可能な物質と組み合わせて用いることができ
る。本発明に有用なラジカル付加重合可能な物質或いは
ラジカル付加架橋可能な物質の最も代表的な例には、エ
チレン型不飽和化合物類があり、特にポリエチレン型不
飽和化合物が良い。これらの化合物は、ビニル基又はア
リル基の様にエチレン型不飽和基を1つ以上もつモノマ
ーと末端又は側鎖がエチレン型の不飽和基を持つポリマ
ーのその両方を含んでいる。この様な化合物は技術的に
は良く知られており、トリメチルロールプロパン、ペン
タエリトリトール及びその同類の様な多価アルコール類
のアクリル酸エステル及びそのメタアクリル酸エステル
とエポキシ樹脂を末端基とするアクリレート或いはその
メタアクリレートとポリエステル樹脂を末端基とするア
クリレート或いはそのメタアクリレート等々がそれに含
まれている。代表的な例にはエチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタアクリレート、ト
リメチロールプルパントリアクリレート(TMPTA)、ペ
ンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリト
リトールテトラメタアクリレート、ジペンタエリトリト
ールヒドロキシペンタアクリレート(DPHPA)、ヘキサ
ンジオール−1,6−ジメタアクリレート及びジエチレン
グリコールジメタアクリレートがある。
必ずとは言い切れないが、二硫化化合物を、光重合可
能なモノマーと一緒に用いるとそのモノマーに化学輻射
線を照射した時、より高度に架橋され、そしてより高分
子量のポリマーが得られると思われる。アニリン或いは
チオールを自動酸化剤として用いてきた従来の技術系で
はそのアニリン或いはチオールは酸素を除去する役割に
関しては非常に良く遂行するのだが重合化学の効率を低
下させる傾向がある。これは、アニリン類或いはチオー
ル類を用いた場合はそれらが連鎖移動剤として働いてい
るという仮説がたてられる。その結果、生成したポリマ
ーの分子量は比較的低く、物理的結合性の低下が見られ
る。そのポリマーを映像成形剤と共にカプセルの中に封
入する具体例において、ポリマーの結合性低下がカプセ
ルを軟化し、圧力をかけると不要な映像形成剤がそのミ
クロカプセルから放逐される原因となる。これに比べて
二硫化化合物を自動酸化剤として用いる場合は、より高
度に架橋したより高分子量のポリマーが生じ、それに伴
ってより硬いカプセルが作られる。
能なモノマーと一緒に用いるとそのモノマーに化学輻射
線を照射した時、より高度に架橋され、そしてより高分
子量のポリマーが得られると思われる。アニリン或いは
チオールを自動酸化剤として用いてきた従来の技術系で
はそのアニリン或いはチオールは酸素を除去する役割に
関しては非常に良く遂行するのだが重合化学の効率を低
下させる傾向がある。これは、アニリン類或いはチオー
ル類を用いた場合はそれらが連鎖移動剤として働いてい
るという仮説がたてられる。その結果、生成したポリマ
ーの分子量は比較的低く、物理的結合性の低下が見られ
る。そのポリマーを映像成形剤と共にカプセルの中に封
入する具体例において、ポリマーの結合性低下がカプセ
ルを軟化し、圧力をかけると不要な映像形成剤がそのミ
クロカプセルから放逐される原因となる。これに比べて
二硫化化合物を自動酸化剤として用いる場合は、より高
度に架橋したより高分子量のポリマーが生じ、それに伴
ってより硬いカプセルが作られる。
本発明による光硬化可能な組成物は、伝統的方法によ
って支持体を被膜し、耐蝕膜として用いたり或いは、ポ
リマー映像あるいはレジスト映像(resist image)を成
形する写真平板の中に用いたりする。又はこの光硬化可
能な組成物を米国特許4,399,209の記載通りカプセルに
封入し、映像形成剤の放出を制御するのに用いられる。
光硬化可能な組成物は本発明の好ましい具体例に従って
色彩形成剤(color former)と共にカプセルに封入さ
れ、映像はこの色彩形成剤と発色剤とが反応して成形さ
れる。もっと好ましいのは、この光硬化可能な組成物を
ミクロカプセルに封入したアクリレートを用いた金色性
映像系中で用いることである。
って支持体を被膜し、耐蝕膜として用いたり或いは、ポ
リマー映像あるいはレジスト映像(resist image)を成
形する写真平板の中に用いたりする。又はこの光硬化可
能な組成物を米国特許4,399,209の記載通りカプセルに
封入し、映像形成剤の放出を制御するのに用いられる。
光硬化可能な組成物は本発明の好ましい具体例に従って
色彩形成剤(color former)と共にカプセルに封入さ
れ、映像はこの色彩形成剤と発色剤とが反応して成形さ
れる。もっと好ましいのは、この光硬化可能な組成物を
ミクロカプセルに封入したアクリレートを用いた金色性
映像系中で用いることである。
前記の具体例に有用な色彩形成剤(color former)と
は無色の電子供与型化合物で技術的には良く知られてい
る。
は無色の電子供与型化合物で技術的には良く知られてい
る。
この様な色彩形成剤(color former)の代表的な例と
してはトリアリールメタン化合物ビスフェニルメタン化
合物、キサンテン化合物、フルオラン類、チアジン化合
物、スピロピラン化合物及びその類の様にその骨格の一
部がラクトン、ラクタム、スルホン、スピロピラン、エ
ステル或いはアミドいずれかの構造をもつ実質的に無色
な化合物である。クリスタルバイオレットラクトン及び
コピケム(Copikem)X,IV,XIが良く用いられる。この色
彩形成剤(colr former)は単独でも組み合わせでも用
いることができる。特に好ましい色彩形成剤は米国特許
4,600,678に記載されている。
してはトリアリールメタン化合物ビスフェニルメタン化
合物、キサンテン化合物、フルオラン類、チアジン化合
物、スピロピラン化合物及びその類の様にその骨格の一
部がラクトン、ラクタム、スルホン、スピロピラン、エ
ステル或いはアミドいずれかの構造をもつ実質的に無色
な化合物である。クリスタルバイオレットラクトン及び
コピケム(Copikem)X,IV,XIが良く用いられる。この色
彩形成剤(colr former)は単独でも組み合わせでも用
いることができる。特に好ましい色彩形成剤は米国特許
4,600,678に記載されている。
さらに本発明のもつ利点は、二硫化物の自動酸化剤物
質を用いることによりカプセル封入が容易になったこと
である。チオール物質を自動酸化剤として用いた従来の
技術系ではチオールの酸性水素の為のカプセル封入が複
雑となる。チオールがミクロカプセルの壁を通過して拡
散してしまう為、ミクロカプセルを成形する為に典型的
にせねばならぬことはチオールの追加である。これに比
べ本発明においては、自動酸化剤として用いる二硫化物
質がまず初めにモノマー、吸収剤及び映像形成剤と化合
して水性媒体に分散し続いて別な伝統的方法によって分
散相のまわりにミクロカプセルの壁を作る。カーボレス
複写紙技術に伝統的に用いられている現像剤の物質も本
発明に有用である。実施例には酸性クレー、活性クレ
ー、アタプルガイド(attapulgite)、等々のクレー無
機物、タンニン酸、没食子酸、没食子酸プロピルル等々
の有機酸、フェノールホルムアルデヒド樹脂、フェノー
ルアセチレン縮合樹脂少なくとも1つの水酸基を有する
有機カルボン酸とホルムアルデヒドとの縮合体等々の酸
ポリマー、サリチル酸亜鉛、サリチル酸錫、2−ヒドロ
キシナフテン酸亜鉛、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸
亜鉛、3,5−ジ−(α−メチルベンジル)サリチル酸亜
鉛の様な芳香族カルボン酸の金属塩、米国特許No.3,73
2,120に記載の改良溶油剤フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂の亜鉛塩の様なフェノール−ホルムアルデヒドノ
ボラック樹脂(例えば米国特許No.3,672,935と3,732,12
0及び3,737,410を参照)の溶油性金属塩,炭酸亜鉛,等
々及びこれらの混合物がある。
質を用いることによりカプセル封入が容易になったこと
である。チオール物質を自動酸化剤として用いた従来の
技術系ではチオールの酸性水素の為のカプセル封入が複
雑となる。チオールがミクロカプセルの壁を通過して拡
散してしまう為、ミクロカプセルを成形する為に典型的
にせねばならぬことはチオールの追加である。これに比
べ本発明においては、自動酸化剤として用いる二硫化物
質がまず初めにモノマー、吸収剤及び映像形成剤と化合
して水性媒体に分散し続いて別な伝統的方法によって分
散相のまわりにミクロカプセルの壁を作る。カーボレス
複写紙技術に伝統的に用いられている現像剤の物質も本
発明に有用である。実施例には酸性クレー、活性クレ
ー、アタプルガイド(attapulgite)、等々のクレー無
機物、タンニン酸、没食子酸、没食子酸プロピルル等々
の有機酸、フェノールホルムアルデヒド樹脂、フェノー
ルアセチレン縮合樹脂少なくとも1つの水酸基を有する
有機カルボン酸とホルムアルデヒドとの縮合体等々の酸
ポリマー、サリチル酸亜鉛、サリチル酸錫、2−ヒドロ
キシナフテン酸亜鉛、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸
亜鉛、3,5−ジ−(α−メチルベンジル)サリチル酸亜
鉛の様な芳香族カルボン酸の金属塩、米国特許No.3,73
2,120に記載の改良溶油剤フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂の亜鉛塩の様なフェノール−ホルムアルデヒドノ
ボラック樹脂(例えば米国特許No.3,672,935と3,732,12
0及び3,737,410を参照)の溶油性金属塩,炭酸亜鉛,等
々及びこれらの混合物がある。
特に好ましい現像剤は1987年7月14日に登録された米
国特許出願No.073,036に記載されている様に、色彩形成
剤(coior former)を移行した後熱で合一可能な細かく
分割した熱可塑性フェノール樹脂である。
国特許出願No.073,036に記載されている様に、色彩形成
剤(coior former)を移行した後熱で合一可能な細かく
分割した熱可塑性フェノール樹脂である。
本発明は続く無制限の実施例によってさらに詳細に例
示する。
示する。
実施例 対照標準として用いる次の感光性組成物は、次に示す
化合物を一緒に混せ合わせることにより合成した。
化合物を一緒に混せ合わせることにより合成した。
トリメチロールプロパントリアクリレート 150g 1、1′−ジ−n−ヘプチル−3,3,3′,3′−テトラ
メチル−イシンドジカルボキシアニオントリフェニル−
n−ブチルボレート 1.2g 2,6−ジイソプロピル−N,N−ジメチルアニリン 1.5g シアン色彩形成剤(color forming agent)(ヒルト
ンデービスHD−5430) 18g この組成物をメラミンホルムアルデヒドミクロカプセ
ルに封入した。この対照標準組成物の写真特性は段階的
に用いることによって測定し、その性質は表1に示して
ある。
メチル−イシンドジカルボキシアニオントリフェニル−
n−ブチルボレート 1.2g 2,6−ジイソプロピル−N,N−ジメチルアニリン 1.5g シアン色彩形成剤(color forming agent)(ヒルト
ンデービスHD−5430) 18g この組成物をメラミンホルムアルデヒドミクロカプセ
ルに封入した。この対照標準組成物の写真特性は段階的
に用いることによって測定し、その性質は表1に示して
ある。
6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール(EM
BTD) はアゾジカルボン酸ジエチルの存在下EMBTを反応させる
ことにより合成した。この二硫化物(EMBTD)の2g及び4
gをそれぞれ対照標準組成物に加え、そして得られた組
成物の写真特性は表1に示してある。二硫化化合物を含
有するこの組成物は、感度が改良されたことを証明して
おり、そして、その高いガンマ値からこの組成物がより
高度に対比された映像を造り得ることが証明された。
BTD) はアゾジカルボン酸ジエチルの存在下EMBTを反応させる
ことにより合成した。この二硫化物(EMBTD)の2g及び4
gをそれぞれ対照標準組成物に加え、そして得られた組
成物の写真特性は表1に示してある。二硫化化合物を含
有するこの組成物は、感度が改良されたことを証明して
おり、そして、その高いガンマ値からこの組成物がより
高度に対比された映像を造り得ることが証明された。
本発明を詳細に記載したので、その中から好ましい具
体例を参照することによって添付の特許請求の範囲に定
義した本発明の範囲からそれることなしに本発明の改良
や変形が可能であることは明白である。
体例を参照することによって添付の特許請求の範囲に定
義した本発明の範囲からそれることなしに本発明の改良
や変形が可能であることは明白である。
発明の実施の態様は次の通りである。
1. 化学輻射線を吸収して直接或いは間接的にラジカル
を生成する化合物と二硫化化合物とを含有する光反応開
始剤組成物でその中の化学輻射線を吸収する前記化合物
がイオン染料−カウンターイオン錯体である、光反応開
始剤組成物 2. 前記イオン染料−カウンターイオン化合物がカチオ
ン染料−ボレートアニオン錯体である上記第1項に記載
の組成物 3. 前記組成物が共自動酸化剤として働く化合物をさら
に含んでいる上記第2項に記載の組成物 4. 前記共自動酸化剤がジメチルアルキルアニリンであ
る上記第3項に記載の組成物。
を生成する化合物と二硫化化合物とを含有する光反応開
始剤組成物でその中の化学輻射線を吸収する前記化合物
がイオン染料−カウンターイオン錯体である、光反応開
始剤組成物 2. 前記イオン染料−カウンターイオン化合物がカチオ
ン染料−ボレートアニオン錯体である上記第1項に記載
の組成物 3. 前記組成物が共自動酸化剤として働く化合物をさら
に含んでいる上記第2項に記載の組成物 4. 前記共自動酸化剤がジメチルアルキルアニリンであ
る上記第3項に記載の組成物。
5. 前記共自動酸化剤が2.6−ジイソプロピル−N,N−ジ
メチルアニリンである上記第4項に記載の組成物 6. 前記二硫化化合物が構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の化合物でここでのR1とR2が同じ基でも違う基でも良
く、アルキル(C1−C20)基、シクロアルキル基、アリ
ールアルキル基、アリール基、置換基のあるヘテロアリ
ール基、置換基のないヘテロアリール基、アルケニル基
及びアルキニル基からなる群より選ばれた基である上記
第2項に記載の組成物 7. 前記二硫化化合物が6−エトキシ−2−メルカプト
ベンゾチアゾールジサルファイドである上記第6項に記
載の組成物 8. ラジカル付加重合可能な物質或いはラジカル付加架
橋可能な物質のいずれかと、光反応開始剤組成物を含む
光硬化可能な組成物で光反応開始剤組成物が化学輻射線
を吸収して直接或いは間接的にラジカルを生成する化合
物と二硫化化合物とを含有しておりその中の化学輻射線
を吸収する化合物がアニオン染料−カウンターイオン錯
体である光硬化可能な組成物 9. 前記イオン染料−カウンターイオン化合物がカチオ
ン染料−ボレートアニオン錯体である上記第8項に記載
の組成物 10.前記二硫化化合物が構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の化合物でここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良
く、アルキル(C1−C20)基,シクロアルキル基,アリ
ールアルキル基,アリール基,置換基のあるヘテロアリ
ール基,置換基のないヘテロアリール基,アルケニル基
及びアニルキニル基からなる群より選ばれた基である上
記第9項の記載の組成物 11.前記組成物がさらに共自動酸化剤として働く化合物
を含んでいる特許請求の範囲第9項に記載の組成物 12.前記組成物が画像成形剤と共にマイクロカプセルに
封入されている上記第9項に記載の組成物 13.画像形成剤とラジカル付加重合可能な物質或いはラ
ジカル付加架橋可能な物質のいずれか及び光反応開始剤
組成物とを含む内相をもつ感光性マイクロカプセルで、
その光反応開始剤組成物が、化学輻射線を吸収して直接
或いは間接的にラジカルを生成する化合物と二硫化化合
物を含有している感光性マイクロカプセル。
メチルアニリンである上記第4項に記載の組成物 6. 前記二硫化化合物が構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の化合物でここでのR1とR2が同じ基でも違う基でも良
く、アルキル(C1−C20)基、シクロアルキル基、アリ
ールアルキル基、アリール基、置換基のあるヘテロアリ
ール基、置換基のないヘテロアリール基、アルケニル基
及びアルキニル基からなる群より選ばれた基である上記
第2項に記載の組成物 7. 前記二硫化化合物が6−エトキシ−2−メルカプト
ベンゾチアゾールジサルファイドである上記第6項に記
載の組成物 8. ラジカル付加重合可能な物質或いはラジカル付加架
橋可能な物質のいずれかと、光反応開始剤組成物を含む
光硬化可能な組成物で光反応開始剤組成物が化学輻射線
を吸収して直接或いは間接的にラジカルを生成する化合
物と二硫化化合物とを含有しておりその中の化学輻射線
を吸収する化合物がアニオン染料−カウンターイオン錯
体である光硬化可能な組成物 9. 前記イオン染料−カウンターイオン化合物がカチオ
ン染料−ボレートアニオン錯体である上記第8項に記載
の組成物 10.前記二硫化化合物が構造式(I) R1−S−S−R2 (I) の化合物でここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良
く、アルキル(C1−C20)基,シクロアルキル基,アリ
ールアルキル基,アリール基,置換基のあるヘテロアリ
ール基,置換基のないヘテロアリール基,アルケニル基
及びアニルキニル基からなる群より選ばれた基である上
記第9項の記載の組成物 11.前記組成物がさらに共自動酸化剤として働く化合物
を含んでいる特許請求の範囲第9項に記載の組成物 12.前記組成物が画像成形剤と共にマイクロカプセルに
封入されている上記第9項に記載の組成物 13.画像形成剤とラジカル付加重合可能な物質或いはラ
ジカル付加架橋可能な物質のいずれか及び光反応開始剤
組成物とを含む内相をもつ感光性マイクロカプセルで、
その光反応開始剤組成物が、化学輻射線を吸収して直接
或いは間接的にラジカルを生成する化合物と二硫化化合
物を含有している感光性マイクロカプセル。
14.化学輻射線を吸収する前記化合物がイオン染料−カ
ウンターイオン錯体である上記第13項に記載のマイクロ
カプセル 15.前記イオン染料−カウンターイオン錯体がカチオン
染料−ボレートアニオン錯体である上記第14項に記載の
マイクロカプセル 16.前記二硫化物が構成式(I) R1−S−S−R2 (I) でここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良く、アルキ
ル基(C1−C20),シクロアルキル基,アリールアルキ
ル基,アリール基,置換基のあるヘテロアリール基,置
換基のないヘテロアリール基,アルケニル基及びアルキ
ニル基からなる群より選ばれる化合物である上記第13項
に記載のマイクロカプセル 17.前記光反応開始剤組成物がさらに共酸化剤としての
働きをする化合物を含んでいる上記第13項に記載のマイ
クロカプセル 18.前記共酸化剤がジメチルアルキルアニリンである上
記第17項に記載のマイクロカプセル 19.前記ミクロカプセルが支持体を被膜されている上記
第13項に記載のマイクロカプセル
ウンターイオン錯体である上記第13項に記載のマイクロ
カプセル 15.前記イオン染料−カウンターイオン錯体がカチオン
染料−ボレートアニオン錯体である上記第14項に記載の
マイクロカプセル 16.前記二硫化物が構成式(I) R1−S−S−R2 (I) でここでのR1とR2は同じ基でも違う基でも良く、アルキ
ル基(C1−C20),シクロアルキル基,アリールアルキ
ル基,アリール基,置換基のあるヘテロアリール基,置
換基のないヘテロアリール基,アルケニル基及びアルキ
ニル基からなる群より選ばれる化合物である上記第13項
に記載のマイクロカプセル 17.前記光反応開始剤組成物がさらに共酸化剤としての
働きをする化合物を含んでいる上記第13項に記載のマイ
クロカプセル 18.前記共酸化剤がジメチルアルキルアニリンである上
記第17項に記載のマイクロカプセル 19.前記ミクロカプセルが支持体を被膜されている上記
第13項に記載のマイクロカプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−75643(JP,A) 特開 昭61−6644(JP,A) 特開 昭64−17048(JP,A) 特開 昭62−150242(JP,A) 特開 昭62−143044(JP,A) 特開 昭64−13144(JP,A) 米国特許3674486(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/004 - 7/031
Claims (7)
- 【請求項1】化学輻射線を吸収して直接或いは間接的に
ラジカルを生成する化合物と二硫化化合物とを有する光
反応開始剤組成物において、前記化学輻射線を吸収する
化合物がイオン染料−カウンターイオン錯体を含む光反
応開始剤組成物。 - 【請求項2】前記組成物が共自動酸化剤として働く化合
物をさらに含んでいる請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】ラジカル付加重合可能な物質或いはラジカ
ル付加架橋可能な物質のいずれかと、光反応開始剤組成
物を含む光硬化可能な組成物であり、前記光反応開始剤
組成物が化学輻射線を吸収して直接或いは間接的にラジ
カルを生成する化合物と二硫化化合物とを含有してお
り、前記化学輻射線を吸収する化合物がアニオン染料−
カウンターイオン錯体を含む光硬化可能な組成物。 - 【請求項4】前記組成物がさらに共自動酸化剤として働
く化合物を含んでいる請求項3に記載の組成物。 - 【請求項5】画像形成剤とラジカル付加重合可能な物質
或いはラジカル付加架橋可能な物質のいずれか及び光反
応開始剤組成物とを含む内相をもつ感光性マイクロカプ
セルであり、その光反応開始剤組成物が、化学輻射線を
吸収して直接或いは間接的にラジカルを生成する化合物
と二硫化化合物を含有しており、前記化学輻射線を吸収
する化合物がイオン染料−カウンターイオン錯体を含む
感光性マイクロカプセル。 - 【請求項6】前記光反応開始剤組成物が共自動酸化剤と
しての働きをする化合物をさらに含んでいる請求項5に
記載のマイクロカプセル。 - 【請求項7】前記マイクロカプセルが支持体上に被膜さ
れている請求項5に記載のマイクロカプセル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US32125789A | 1989-03-09 | 1989-03-09 | |
US321257 | 1989-03-09 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02291561A JPH02291561A (ja) | 1990-12-03 |
JP2853883B2 true JP2853883B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=23249854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2057833A Expired - Fee Related JP2853883B2 (ja) | 1989-03-09 | 1990-03-08 | 二硫化物を含有する光反応開始剤組成物と同物質を含有する光硬化可能な組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0387087B1 (ja) |
JP (1) | JP2853883B2 (ja) |
KR (1) | KR900014932A (ja) |
AT (1) | ATE159104T1 (ja) |
CA (1) | CA2009652A1 (ja) |
DE (1) | DE69031545T2 (ja) |
HK (1) | HK1003847A1 (ja) |
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