JP2853323B2 - トランスファプレスにおけるバキュームカップの交換装置 - Google Patents
トランスファプレスにおけるバキュームカップの交換装置Info
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- JP2853323B2 JP2853323B2 JP2322376A JP32237690A JP2853323B2 JP 2853323 B2 JP2853323 B2 JP 2853323B2 JP 2322376 A JP2322376 A JP 2322376A JP 32237690 A JP32237690 A JP 32237690A JP 2853323 B2 JP2853323 B2 JP 2853323B2
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- Japan
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- vacuum cup
- cup
- mold
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D43/00—Feeding, positioning or storing devices combined with, or arranged in, or specially adapted for use in connection with, apparatus for working or processing sheet metal, metal tubes or metal profiles; Associations therewith of cutting devices
- B21D43/02—Advancing work in relation to the stroke of the die or tool
- B21D43/04—Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work
- B21D43/05—Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work specially adapted for multi-stage presses
- B21D43/052—Devices having a cross bar
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はトランスファプレスにおいてワークを吸着把
持して搬送するためのバキュームカップを交換するため
に用いるバキュームカップの交換装置に関するものであ
る。
持して搬送するためのバキュームカップを交換するため
に用いるバキュームカップの交換装置に関するものであ
る。
［従来の技術］ 従来のトランスファプレスとしては、たとえば、実開
昭62−118641号公報にも示されているように、プレスラ
インと直交する方向へ延びる一対のクロスバーを備えて
いるトロリを、プレスラインに沿って配設したガイドバ
ー上に移動自在に載置し、プレスラインに配設されてい
る複数の金型のピッチにトロリ同士の間隔を対応させる
ために各トロリ同士を連結バーで一体連結し、トロリを
往復移動させると同時にクロスバーの昇降と拡縮を行わ
せてワークを順次搬送させるようにした構成のものが一
般的である。
昭62−118641号公報にも示されているように、プレスラ
インと直交する方向へ延びる一対のクロスバーを備えて
いるトロリを、プレスラインに沿って配設したガイドバ
ー上に移動自在に載置し、プレスラインに配設されてい
る複数の金型のピッチにトロリ同士の間隔を対応させる
ために各トロリ同士を連結バーで一体連結し、トロリを
往復移動させると同時にクロスバーの昇降と拡縮を行わ
せてワークを順次搬送させるようにした構成のものが一
般的である。
上記のトランスファプレスで用いられているトロリ上
のクロスバーは、プレス中はプレスラインに沿って所定
ピッチで配設される金型と金型の間に退避させ、ワーク
搬送時に退避位置からライン上流側のプレス位置へワー
クを掴みに行き、ワークを掴むと次のプレス位置へワー
クを搬送させるような動きをさせられる。
のクロスバーは、プレス中はプレスラインに沿って所定
ピッチで配設される金型と金型の間に退避させ、ワーク
搬送時に退避位置からライン上流側のプレス位置へワー
クを掴みに行き、ワークを掴むと次のプレス位置へワー
クを搬送させるような動きをさせられる。
今、前記実開昭62−118641号公報に示されるものを例
とすれば、第６図及び第７図に示す如く、図示しないト
ロリ上の一対のクロスバーａに各々取り付けたバキュー
ムカップｂでワークｃを吸着させると、先ず、第６図で
矢印Ａの如くガイドバーｄを上昇させることによりクロ
スバーａを上昇させて次のプレス位置まで搬送した後、
ガイドバーｄを下降させることによりクロスバーａを下
降させて下金型上にワークｃを降ろし、ワークｃへの吸
着を解除した後、クロスバーａを金型と干渉しない位置
である金型と金型との間の退避位置Ｄへ第７図矢印Ｂの
如く移動させる。プレス後、再びワークｃを搬送するた
めに、クロスバーａを上記退避位置Ｄから上流側のプレ
ス位置へ破線矢印Ｃの如く移動させて第６図の状態にさ
せるようにし、かかる一連の動作を高速で繰り返しなが
らワークｃを搬送させるようにしてある。
とすれば、第６図及び第７図に示す如く、図示しないト
ロリ上の一対のクロスバーａに各々取り付けたバキュー
ムカップｂでワークｃを吸着させると、先ず、第６図で
矢印Ａの如くガイドバーｄを上昇させることによりクロ
スバーａを上昇させて次のプレス位置まで搬送した後、
ガイドバーｄを下降させることによりクロスバーａを下
降させて下金型上にワークｃを降ろし、ワークｃへの吸
着を解除した後、クロスバーａを金型と干渉しない位置
である金型と金型との間の退避位置Ｄへ第７図矢印Ｂの
如く移動させる。プレス後、再びワークｃを搬送するた
めに、クロスバーａを上記退避位置Ｄから上流側のプレ
ス位置へ破線矢印Ｃの如く移動させて第６図の状態にさ
せるようにし、かかる一連の動作を高速で繰り返しなが
らワークｃを搬送させるようにしてある。
しかしながら、上記従来のトランスファプレスの場
合、すべてのクロスバーａの昇降動作をガイドバーｄの
昇降によって行わせているので、昇降される部分の重量
が大きくなり昇降装置に大きな動力が必要であった。そ
のため、バキュームカップｃを装着したクロスバーａ
を、昇降ロッドを介してトロリから昇降可能に吊り下
げ、昇降させる部分の小型、軽量化を図って小さい動力
でクロスバーａの昇降を行うことができるようにした方
式が採用されるようになってきている。
合、すべてのクロスバーａの昇降動作をガイドバーｄの
昇降によって行わせているので、昇降される部分の重量
が大きくなり昇降装置に大きな動力が必要であった。そ
のため、バキュームカップｃを装着したクロスバーａ
を、昇降ロッドを介してトロリから昇降可能に吊り下
げ、昇降させる部分の小型、軽量化を図って小さい動力
でクロスバーａの昇降を行うことができるようにした方
式が採用されるようになってきている。
ところで、上記トランスファプレスにおいては、金型
の交換を行うときに、金型の形状（ワークの形状）に対
応させてバキュームカップの大きさや位置を変更する必
要がある。この場合、クロスバー昇降方式のトランスフ
ァプレスでは、クロスバーを、金型と金型との間の退避
位置に設置しておいた受台上に載せ降して支持ロッドか
ら取り外し、金型とクロスバーをキャリアによってライ
ンの一側方へ引き出し、機外にてバキュームカップの付
け替えを行うようにしており、一方、金型を機外へ引き
出した後のスペースに、予め用意しておいた次の金型と
該金型に対応するバキュームカップを装着しておいたク
ロスバーをキャリアによって挿入し、クロスバーを支持
ロッドに支持させるようにしている。
の交換を行うときに、金型の形状（ワークの形状）に対
応させてバキュームカップの大きさや位置を変更する必
要がある。この場合、クロスバー昇降方式のトランスフ
ァプレスでは、クロスバーを、金型と金型との間の退避
位置に設置しておいた受台上に載せ降して支持ロッドか
ら取り外し、金型とクロスバーをキャリアによってライ
ンの一側方へ引き出し、機外にてバキュームカップの付
け替えを行うようにしており、一方、金型を機外へ引き
出した後のスペースに、予め用意しておいた次の金型と
該金型に対応するバキュームカップを装着しておいたク
ロスバーをキャリアによって挿入し、クロスバーを支持
ロッドに支持させるようにしている。
［発明が解決しようとする課題］ ところが、上記クロスバー昇降方式のトランスファプ
レスの場合、金型の交換に伴いバキュームカップを付け
替えるときに、その都度クロスバーを支持ロッドから取
り外したり取り付けたりする作業が必要となるため、金
型の交換作業に要する時が長くなる問題があると共に、
クロスバーを２セット用意しなくてはならないので経済
的にも不利であり、更にバキュームカップの付け替えは
作業員による人手作業に頼らねばならず、自動化を阻害
する原因となっていた。
レスの場合、金型の交換に伴いバキュームカップを付け
替えるときに、その都度クロスバーを支持ロッドから取
り外したり取り付けたりする作業が必要となるため、金
型の交換作業に要する時が長くなる問題があると共に、
クロスバーを２セット用意しなくてはならないので経済
的にも不利であり、更にバキュームカップの付け替えは
作業員による人手作業に頼らねばならず、自動化を阻害
する原因となっていた。
そこで、本発明は、金型の交換時にクロスバーを取り
外す必要がないようにし、且つバキュームカップの付け
替えを人手によらずに行えるようにして、金型交換作業
の自動化を図り得るようなバキュームカップの交換装置
を提供しようとするものである。
外す必要がないようにし、且つバキュームカップの付け
替えを人手によらずに行えるようにして、金型交換作業
の自動化を図り得るようなバキュームカップの交換装置
を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記課題を解決するために、プレスライン
方向と直交する方向に配したクロスバーに、クランプシ
リンダを設置すると共に、ワーク把持用のバキュームカ
ップをカップホルダを介して上記クランプシリンダによ
り着脱可能に装着し、且つ上記クロスバーから離脱させ
たカップホルダを受けるための受台を、プレスライン方
向に並ぶ金型の間の位置に配置して金型側に固定し、更
に、上記受台に、該受台上にカップホルダを固定するよ
うにする受け渡しシリンダを設置した構成とする。
方向と直交する方向に配したクロスバーに、クランプシ
リンダを設置すると共に、ワーク把持用のバキュームカ
ップをカップホルダを介して上記クランプシリンダによ
り着脱可能に装着し、且つ上記クロスバーから離脱させ
たカップホルダを受けるための受台を、プレスライン方
向に並ぶ金型の間の位置に配置して金型側に固定し、更
に、上記受台に、該受台上にカップホルダを固定するよ
うにする受け渡しシリンダを設置した構成とする。
［作用］ クランプシリンダを伸縮させると、カップホルダをク
ロスバーに対してクランプ、アンクランプさせられるた
め、クロスバーを取り外すことなくバキュームカップを
着脱することができる。又、受台上でカップホルダをア
ンクランプしたとき、受け渡しシリンダの操作によりカ
ップホルダをクロスバー側から受台側に受け渡して固定
することができる。したがって、バキュームカップを金
型と一体的に機外に引き出すことができる。
ロスバーに対してクランプ、アンクランプさせられるた
め、クロスバーを取り外すことなくバキュームカップを
着脱することができる。又、受台上でカップホルダをア
ンクランプしたとき、受け渡しシリンダの操作によりカ
ップホルダをクロスバー側から受台側に受け渡して固定
することができる。したがって、バキュームカップを金
型と一体的に機外に引き出すことができる。
［実 施 例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示すもので、
プレスラインＬを挟んでプレスラインＬ方向に往復移動
させられる一対のトロリ（図示せず）に、プレスライン
Ｌと直交する方向へ延びる一対のクロスバー１の各両端
部（図では一端部のみを示す）を昇降ロッド２を介して
昇降可能に支持させ、各クロスバー１に装着したバキュ
ームカップ３でワーク（第６図のワークｃ参照）を吸着
把持して搬送させるようにしてあるトランスファプレス
において、上記クロスバー１に、クランプ、アンクラン
プ動作で上記バキュームカップ３をクロスバー１に対し
て着脱させるためのクランプシリンダ９を設け、又、プ
レスラインＬ方向に並ぶ金型４間のクロスバー退避位置
Ｄに、下降させたクロスバー１及びバキュームカップ３
の部分を受けるための受台６を配置して、該受台６を金
型４又はそのダイプレート５に固定し、更に、上記受台
６には、クロスバー１から離脱させられたバキュームカ
ップ３を受台６に固定するための受け渡しシリンダ10を
設け、クランプシリンダ９と受け渡しシリンダ10の操作
でバキュームカップ３をクロスバー１と受台６との間で
やりとりさせられるようにする。
プレスラインＬを挟んでプレスラインＬ方向に往復移動
させられる一対のトロリ（図示せず）に、プレスライン
Ｌと直交する方向へ延びる一対のクロスバー１の各両端
部（図では一端部のみを示す）を昇降ロッド２を介して
昇降可能に支持させ、各クロスバー１に装着したバキュ
ームカップ３でワーク（第６図のワークｃ参照）を吸着
把持して搬送させるようにしてあるトランスファプレス
において、上記クロスバー１に、クランプ、アンクラン
プ動作で上記バキュームカップ３をクロスバー１に対し
て着脱させるためのクランプシリンダ９を設け、又、プ
レスラインＬ方向に並ぶ金型４間のクロスバー退避位置
Ｄに、下降させたクロスバー１及びバキュームカップ３
の部分を受けるための受台６を配置して、該受台６を金
型４又はそのダイプレート５に固定し、更に、上記受台
６には、クロスバー１から離脱させられたバキュームカ
ップ３を受台６に固定するための受け渡しシリンダ10を
設け、クランプシリンダ９と受け渡しシリンダ10の操作
でバキュームカップ３をクロスバー１と受台６との間で
やりとりさせられるようにする。
詳述すると、第４図に示す如く、矩形の中空状とした
クロスバー１の側壁部にシリンダ設置孔11を穿設し、該
シリンダ設置孔11を利用してクロスバー１にクランプシ
リンダ９のヘッド側を埋め込み、且つバキュームカップ
３を吸引管７を介して保持するカップホルダ８の上部側
にＵ字状の係合溝12を設け、該係合溝12を上記クランプ
シリンダ９のピストンロッド9aに下側から係合させると
共に、上記ピストンロッド9aの先端にクランプ具13を取
り付け、クランプシリンダ９のピストンロッド9aを引き
込むことによりカップホルダ８がクロスバーにクランプ
されるようにし、又、第５図に示す如く、上記バキュー
ムカップ３と連通する吸引管７の中途部とクロスバー１
との対向面部に、ジョイント具14aと14bとからなる圧接
式のジョイント14を設け、カップホルダ８がクランプさ
れたときにジョイント具14aがジョイント具14bに圧接さ
れてバキュームカップ３の吸引路が連通してバキューム
カップ３の装着状態が得られるようにしてある。更に、
上記受台６には、クロスバー１の側壁部と対向するよう
に張り出させたフランジ15に、上記クランプシリンダ９
のピストンロッド9aに取り付けたクランプ具13の動きを
許容できるようにしたＵ字状の切欠溝16を設け、且つ上
記フランジ15の外側面部所要位置に、そのピストンロッ
ド10aがフランジ15を移動自在に貫通して上記カップホ
ルダ８の下側に位置するように受け渡しシリンダ10を設
置し、更に、上記ピストンロッド10aの先端に、カップ
ホルダ８の下端部と係合し得る係合片17aを備えた支持
ブロック17を取り付け、受け渡しシリンダ10のピストン
ロッド10aを引き込むことによりクロスバー１側から離
脱させられたカップホルダ８を支持ブロック17の係合片
17aでフランジ15側に引き寄せてバキュームカップ３が
受台６側に受け渡されるようにすると共に、クロスバー
１を上昇させることによりクランプシリンダ９のピスト
ンロッド9aがカップホルダ８の係合溝12及びフランジ15
の切欠溝16から支障なく上方へ抜け出るようにしてあ
る。
クロスバー１の側壁部にシリンダ設置孔11を穿設し、該
シリンダ設置孔11を利用してクロスバー１にクランプシ
リンダ９のヘッド側を埋め込み、且つバキュームカップ
３を吸引管７を介して保持するカップホルダ８の上部側
にＵ字状の係合溝12を設け、該係合溝12を上記クランプ
シリンダ９のピストンロッド9aに下側から係合させると
共に、上記ピストンロッド9aの先端にクランプ具13を取
り付け、クランプシリンダ９のピストンロッド9aを引き
込むことによりカップホルダ８がクロスバーにクランプ
されるようにし、又、第５図に示す如く、上記バキュー
ムカップ３と連通する吸引管７の中途部とクロスバー１
との対向面部に、ジョイント具14aと14bとからなる圧接
式のジョイント14を設け、カップホルダ８がクランプさ
れたときにジョイント具14aがジョイント具14bに圧接さ
れてバキュームカップ３の吸引路が連通してバキューム
カップ３の装着状態が得られるようにしてある。更に、
上記受台６には、クロスバー１の側壁部と対向するよう
に張り出させたフランジ15に、上記クランプシリンダ９
のピストンロッド9aに取り付けたクランプ具13の動きを
許容できるようにしたＵ字状の切欠溝16を設け、且つ上
記フランジ15の外側面部所要位置に、そのピストンロッ
ド10aがフランジ15を移動自在に貫通して上記カップホ
ルダ８の下側に位置するように受け渡しシリンダ10を設
置し、更に、上記ピストンロッド10aの先端に、カップ
ホルダ８の下端部と係合し得る係合片17aを備えた支持
ブロック17を取り付け、受け渡しシリンダ10のピストン
ロッド10aを引き込むことによりクロスバー１側から離
脱させられたカップホルダ８を支持ブロック17の係合片
17aでフランジ15側に引き寄せてバキュームカップ３が
受台６側に受け渡されるようにすると共に、クロスバー
１を上昇させることによりクランプシリンダ９のピスト
ンロッド9aがカップホルダ８の係合溝12及びフランジ15
の切欠溝16から支障なく上方へ抜け出るようにしてあ
る。
金型４の交換に伴ってバキュームカップ３を付け替え
る作業を行う場合には、作業高さ位置にあるクロスバー
１を、クロスバー退避位置Ｄにて昇降ロッド２の動作を
介して下降させることにより、第１図乃至第３図に示す
如く、受台６上に降して着座させる。なお、このとき、
第４図の左半部に示す如く、受台６側の受け渡しシリン
ダ10のピストンロッド10aを突出させておき、先端が支
持ブロック17の係合片17aが、クロスバー１と一体に下
降してきたカップホルダ８の下端部と干渉しないように
しておく。クロスバー１が受台６上に着座した後、クロ
スバー１側のクランプシリンダ９のピストンロッド9aを
突出させるようにする。これによりピストンロッド9aの
先端のクランプ具13がカップホルダ８から離反させられ
るため、カップホルダ８のクランプ状態が解かれること
になる。この際、受台６のフランジ15に切欠溝16が設け
てあるため、上記ピストンロッド9aの突出動作が阻害さ
れることはない。更に、上記クランプシリンダ９のピス
トンロッド9aの突出操作と同時に、受台６側の受け渡し
シリンダ10のピストンロッド10aを短縮操作する。ピス
トンロッド10aを短縮させると、その先端の支持ブロッ
ク17の係合片17aがカップホルダ８の下端部と係合する
ため、カップホルダ８は第４図の右半部に示す如く、上
記係合片17aによってフランジ15の内面部に引き寄せら
れることにより受台６側にクランプされる。なお、この
際、カップホルダ８の荷重は支持ブロック17を介して受
台６にて受けられることになる。しかる後、クロスバー
１を上昇させると、カップホルダ８の係合溝12及びフラ
ンジ15の切欠溝16がいずれもＵ字状をしているため、ク
ランプシリンダ９のピストンロッド9aが、これら溝12,1
5から支障なく上方へ抜け出ることによりカップホルダ
８が受台６上に受け渡される結果、バキュームカップ３
がクロスバー１から取り外される。
る作業を行う場合には、作業高さ位置にあるクロスバー
１を、クロスバー退避位置Ｄにて昇降ロッド２の動作を
介して下降させることにより、第１図乃至第３図に示す
如く、受台６上に降して着座させる。なお、このとき、
第４図の左半部に示す如く、受台６側の受け渡しシリン
ダ10のピストンロッド10aを突出させておき、先端が支
持ブロック17の係合片17aが、クロスバー１と一体に下
降してきたカップホルダ８の下端部と干渉しないように
しておく。クロスバー１が受台６上に着座した後、クロ
スバー１側のクランプシリンダ９のピストンロッド9aを
突出させるようにする。これによりピストンロッド9aの
先端のクランプ具13がカップホルダ８から離反させられ
るため、カップホルダ８のクランプ状態が解かれること
になる。この際、受台６のフランジ15に切欠溝16が設け
てあるため、上記ピストンロッド9aの突出動作が阻害さ
れることはない。更に、上記クランプシリンダ９のピス
トンロッド9aの突出操作と同時に、受台６側の受け渡し
シリンダ10のピストンロッド10aを短縮操作する。ピス
トンロッド10aを短縮させると、その先端の支持ブロッ
ク17の係合片17aがカップホルダ８の下端部と係合する
ため、カップホルダ８は第４図の右半部に示す如く、上
記係合片17aによってフランジ15の内面部に引き寄せら
れることにより受台６側にクランプされる。なお、この
際、カップホルダ８の荷重は支持ブロック17を介して受
台６にて受けられることになる。しかる後、クロスバー
１を上昇させると、カップホルダ８の係合溝12及びフラ
ンジ15の切欠溝16がいずれもＵ字状をしているため、ク
ランプシリンダ９のピストンロッド9aが、これら溝12,1
5から支障なく上方へ抜け出ることによりカップホルダ
８が受台６上に受け渡される結果、バキュームカップ３
がクロスバー１から取り外される。
バキュームカップ３を保持するカップホルダ８を受台
６に受け渡した状態とした後、金型４を図示しないキャ
リアによってプレスラインＬの一側方へ引き出すと、バ
キュームカップ３も金型４と一体的に機外に引き出され
る。機外に引き出された金型４とバキュームカップ３は
対応しているため、そのままの状態で搬出し、再度使用
するときまで保管しておく。一方、上記金型４が引き出
されたプレスラインＬ内のスペースには、次の金型４を
キャリアによって挿入するが、この際、次の金型４に対
応する次のバキュームカップ３を、カップホルダ８を介
して受台６上に予めセットしておいて一体的に挿入す
る。次のバキュームカップ３をクロスバー１に取り付け
る作業は、上述した取り外し作業とは逆の手順で行えば
よい。
６に受け渡した状態とした後、金型４を図示しないキャ
リアによってプレスラインＬの一側方へ引き出すと、バ
キュームカップ３も金型４と一体的に機外に引き出され
る。機外に引き出された金型４とバキュームカップ３は
対応しているため、そのままの状態で搬出し、再度使用
するときまで保管しておく。一方、上記金型４が引き出
されたプレスラインＬ内のスペースには、次の金型４を
キャリアによって挿入するが、この際、次の金型４に対
応する次のバキュームカップ３を、カップホルダ８を介
して受台６上に予めセットしておいて一体的に挿入す
る。次のバキュームカップ３をクロスバー１に取り付け
る作業は、上述した取り外し作業とは逆の手順で行えば
よい。
このように、クロスバー１側のクランプシリンダ９の
操作と受台６側の受け渡しシリンダ10の操作により、カ
ップホルダ８をクロスバー１と受台６との間で受け渡す
ことができるので、クロスバー１を昇降ロッド２から取
り外して機外へ引き出すことなしにバキュームカップ３
の付け替えを行うことができ、バキュームカップ３の交
換作業の自動化を図ることができる。又、上記におい
て、クランプシリンダ９はクロスバー１の側壁部に設け
たシリンダ設置孔11を通してクロスバー１内に埋め込む
ような方式で設置してあるので、FRP製のクロスバー１
に採用して極めて有利となる。すなわち、クロスバー１
は、作業時に振動等が発生しないようにするためにはFR
P製とすることが好ましいが、FRP製のクロスバーに複雑
な加工を施すことは困難であり、他の部材を取り付ける
場合にも、強度的に不安のある接着剤を用いているのが
現状である。その点本発明では、埋め込み方式を採用す
ることにより、クロスバー１の側壁部に孔を数所設ける
だけで済むため、加工が容易となるばかりでなく、接着
剤による強度不安を解消することができる。勿論、ボル
ト締めを併用すれば更に有利となる。
操作と受台６側の受け渡しシリンダ10の操作により、カ
ップホルダ８をクロスバー１と受台６との間で受け渡す
ことができるので、クロスバー１を昇降ロッド２から取
り外して機外へ引き出すことなしにバキュームカップ３
の付け替えを行うことができ、バキュームカップ３の交
換作業の自動化を図ることができる。又、上記におい
て、クランプシリンダ９はクロスバー１の側壁部に設け
たシリンダ設置孔11を通してクロスバー１内に埋め込む
ような方式で設置してあるので、FRP製のクロスバー１
に採用して極めて有利となる。すなわち、クロスバー１
は、作業時に振動等が発生しないようにするためにはFR
P製とすることが好ましいが、FRP製のクロスバーに複雑
な加工を施すことは困難であり、他の部材を取り付ける
場合にも、強度的に不安のある接着剤を用いているのが
現状である。その点本発明では、埋め込み方式を採用す
ることにより、クロスバー１の側壁部に孔を数所設ける
だけで済むため、加工が容易となるばかりでなく、接着
剤による強度不安を解消することができる。勿論、ボル
ト締めを併用すれば更に有利となる。
なお、本発明においては、バキュームカップ３の付け
替えをクランプシリンダ９によるクランプ、アンクラン
プ動作で行わせるようにしたので、吸引管７のジョイン
ト14としては、クイックジョイントなどあらゆる圧接方
式のものを採用することができること、その他本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
替えをクランプシリンダ９によるクランプ、アンクラン
プ動作で行わせるようにしたので、吸引管７のジョイン
ト14としては、クイックジョイントなどあらゆる圧接方
式のものを採用することができること、その他本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
［発明の効果］ 以上述べた如く、本発明のトランスファプレスにおけ
るバキュームカップの交換装置によれば、プレスライン
方向と直交する方向に配したクロスバーに、クランプシ
リンダを設置すると共に、ワーク把持用のバキュームカ
ップをカップホルダを介して上記クランプシリンダによ
り着脱可能に装着し、且つ上記クロスバーから離脱させ
たカップホルダを受けるための受台を、プレスライン方
向に並ぶ金型の間の位置に配置して金型側に固定し、更
に、上記受台に、該受台上にカップホルダを固定するよ
うにする受け渡しシリンダを設置した構成を有するの
で、金型の交換に伴うバキュームカップの付け替え作業
のためにクロスバーを取り外す必要がなくなり、作業時
間の短縮を図ることができると共に、交換用のクロスバ
ーを不要にでき、人手を介さずにバキュームカップの付
け替えを行うことができることにより、バキュームカッ
プの交換作業を自動化することができる、等の優れた効
果を発揮する。
るバキュームカップの交換装置によれば、プレスライン
方向と直交する方向に配したクロスバーに、クランプシ
リンダを設置すると共に、ワーク把持用のバキュームカ
ップをカップホルダを介して上記クランプシリンダによ
り着脱可能に装着し、且つ上記クロスバーから離脱させ
たカップホルダを受けるための受台を、プレスライン方
向に並ぶ金型の間の位置に配置して金型側に固定し、更
に、上記受台に、該受台上にカップホルダを固定するよ
うにする受け渡しシリンダを設置した構成を有するの
で、金型の交換に伴うバキュームカップの付け替え作業
のためにクロスバーを取り外す必要がなくなり、作業時
間の短縮を図ることができると共に、交換用のクロスバ
ーを不要にでき、人手を介さずにバキュームカップの付
け替えを行うことができることにより、バキュームカッ
プの交換作業を自動化することができる、等の優れた効
果を発揮する。
第１図は本発明のトランスファプレスにおけるバキュー
ムカップの交換装置の一実施例を示す正面図、第２図は
第１図の平面図、第３図は第１図の側面図、第４図は第
１図のIV−IV拡大矢視図、第５図は第１図のＶ−Ｖ拡大
矢視図、第６図及び第７図は従来のトランスファプレス
の機構並びに作動説明図である。 １……クロスバー、３……バキュームカップ、４……金
型、６……受台、８……カップホルダ、９……クランプ
シリンダ、10……受け渡しシリンダ、Ｌ……プレスライ
ン、ｃ……ワーク。
ムカップの交換装置の一実施例を示す正面図、第２図は
第１図の平面図、第３図は第１図の側面図、第４図は第
１図のIV−IV拡大矢視図、第５図は第１図のＶ−Ｖ拡大
矢視図、第６図及び第７図は従来のトランスファプレス
の機構並びに作動説明図である。 １……クロスバー、３……バキュームカップ、４……金
型、６……受台、８……カップホルダ、９……クランプ
シリンダ、10……受け渡しシリンダ、Ｌ……プレスライ
ン、ｃ……ワーク。
Claims (1)
- 【請求項１】プレスライン方向と直交する方向に配した
クロスバーに、クランプシリンダを設置すると共に、ワ
ーク把持用のバキュームカップをカップホルダを介して
上記クランプシリンダにより着脱可能に装着し、且つ上
記クロスバーから離脱させたカップホルダを受けるため
の受台を、プレスライン方向に並ぶ金型の間の位置に配
置して金型側に固定し、更に、上記受台に、該受台上に
カップホルダを固定するようにする受け渡しシリンダを
設置した構成を有することを特徴とするトランスファプ
レスにおけるバキュームカップの交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2322376A JP2853323B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | トランスファプレスにおけるバキュームカップの交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2322376A JP2853323B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | トランスファプレスにおけるバキュームカップの交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04197536A JPH04197536A (ja) | 1992-07-17 |
| JP2853323B2 true JP2853323B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=18142960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2322376A Expired - Fee Related JP2853323B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | トランスファプレスにおけるバキュームカップの交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2853323B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004052001B4 (de) * | 2004-10-25 | 2009-08-20 | Müller Weingarten AG | Automatische Toolingwechselvorrichtung |
| DE102004051977B4 (de) * | 2004-10-25 | 2007-11-22 | Müller Weingarten AG | Vorrichtung zum Transport und zur Lageveränderung von Werkstücken |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2322376A patent/JP2853323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04197536A (ja) | 1992-07-17 |
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