JP2853151B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JP2853151B2 JP2853151B2 JP8633689A JP8633689A JP2853151B2 JP 2853151 B2 JP2853151 B2 JP 2853151B2 JP 8633689 A JP8633689 A JP 8633689A JP 8633689 A JP8633689 A JP 8633689A JP 2853151 B2 JP2853151 B2 JP 2853151B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、優れた艶消し性と表面外観を有し、耐熱性
にも優れる熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、こ
れは自動車内装部品、家庭用電気機器の外装部品として
好適である。
にも優れる熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、こ
れは自動車内装部品、家庭用電気機器の外装部品として
好適である。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂は、軽量性、成形加工性、電気絶縁性な
どの特徴を持つことから近年需要は急速に高まってお
り、金属代替分野への用途も大幅に拡大している。
どの特徴を持つことから近年需要は急速に高まってお
り、金属代替分野への用途も大幅に拡大している。
一方、自動車内装部品、家庭用電気機器部品などの分
野においては、視覚が眩惑されるなどの安全上の問題
や、落着き感を持たせるなどの目的で成形品表面の光沢
を抑えたものに対する需要が高まっている。
野においては、視覚が眩惑されるなどの安全上の問題
や、落着き感を持たせるなどの目的で成形品表面の光沢
を抑えたものに対する需要が高まっている。
一般的な艶消し方法としては、金型表面にシボ加工を
施す方法、成形品表面に液状艶消し剤を塗布する方法、
無機充填剤を樹脂に混合する方法(特公昭49-44582号公
報)、ゴム質重合体を重合後に添加する方法(特公昭48
-24034号公報、特開昭54-142259号公報および特公昭62-
59725号公報)、ゴム変性熱可塑性樹脂を添加する方法
(特開昭56-133353号公報、特開昭59-89346号公報、特
開昭60-18536号公報、特開昭60-202143号公報および特
開昭62-101616号公報)、架橋性モノマーを用いて三次
元化した樹脂成分を添加する方法(特開昭63-63740号公
報)などが公知である。
施す方法、成形品表面に液状艶消し剤を塗布する方法、
無機充填剤を樹脂に混合する方法(特公昭49-44582号公
報)、ゴム質重合体を重合後に添加する方法(特公昭48
-24034号公報、特開昭54-142259号公報および特公昭62-
59725号公報)、ゴム変性熱可塑性樹脂を添加する方法
(特開昭56-133353号公報、特開昭59-89346号公報、特
開昭60-18536号公報、特開昭60-202143号公報および特
開昭62-101616号公報)、架橋性モノマーを用いて三次
元化した樹脂成分を添加する方法(特開昭63-63740号公
報)などが公知である。
[発明が解決しようとする課題] 金型面の改良による方法では、高価な金型製作費、補
償管理の問題がある上、十分な艶消し効果は達成されな
い。また塗装による方法では、塗装工程にコストがかか
り、さらに溶剤による樹脂表面劣化などの恐れがある。
無機充填剤の混合では、樹脂の機械的性質、特に衝撃強
度を大きく低下させる難点があり、また成形品の外観が
悪い欠点がある。
償管理の問題がある上、十分な艶消し効果は達成されな
い。また塗装による方法では、塗装工程にコストがかか
り、さらに溶剤による樹脂表面劣化などの恐れがある。
無機充填剤の混合では、樹脂の機械的性質、特に衝撃強
度を大きく低下させる難点があり、また成形品の外観が
悪い欠点がある。
またゴム質重合体を添加する方法では、耐熱性や剛性
の低下を招き、さらに艶が均一に消えないこと(艶む
ら)の原因となる。
の低下を招き、さらに艶が均一に消えないこと(艶む
ら)の原因となる。
ゴム変性熱可塑性樹脂の添加による方法では、艶消し
程度が成形条件により変動するなどの問題がある。
程度が成形条件により変動するなどの問題がある。
さらに、架橋性モノマーを用いて三次元化した樹脂成
分を添加する方法では、組成物の流動性が悪化したり、
成形品表面の外観が悪化するなどの問題がある。
分を添加する方法では、組成物の流動性が悪化したり、
成形品表面の外観が悪化するなどの問題がある。
本発明は成形品表面の光沢が低下しており、しかも優
れた外観を有する低光沢熱可塑性樹脂組成物の提供を課
題とする。
れた外観を有する低光沢熱可塑性樹脂組成物の提供を課
題とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、本発明に到達した。
た結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、 (A)(a)ゴム質重合体5〜80重量部の存在下、
(b)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体
および不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体から
なる群より選択された一種以上のビニル系単量体、また
は単量体混合物95〜20重量部をグラフト重合してなるグ
ラフト共重合体1〜98重量部、 (B)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内に水酸基を有する単量体からなる単量
体混合物を重合して得られ、重合体中の水酸基を有する
単量体残基の含有量が0.1〜20重量%である共重合体1
〜98重量部、および (C)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内にエポキシ基を有する単量体からなる
単量体混合物を重合して得られ、重合体中のエポキシ基
を有する単量体残基の含有量が0.01〜2重量%である共
重合体1〜98重量部、 からなる組成物であって、(A)〜(C)の合計量が
100重量部であり、該組成物中における分子内にエポキ
シ基を有する単量体残基の量が10-3〜0.1重量%である
熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
(b)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体
および不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体から
なる群より選択された一種以上のビニル系単量体、また
は単量体混合物95〜20重量部をグラフト重合してなるグ
ラフト共重合体1〜98重量部、 (B)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内に水酸基を有する単量体からなる単量
体混合物を重合して得られ、重合体中の水酸基を有する
単量体残基の含有量が0.1〜20重量%である共重合体1
〜98重量部、および (C)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内にエポキシ基を有する単量体からなる
単量体混合物を重合して得られ、重合体中のエポキシ基
を有する単量体残基の含有量が0.01〜2重量%である共
重合体1〜98重量部、 からなる組成物であって、(A)〜(C)の合計量が
100重量部であり、該組成物中における分子内にエポキ
シ基を有する単量体残基の量が10-3〜0.1重量%である
熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
本発明で用いられる(A)グラフト共重合体の構成成
分である(a)ゴム質重合体としては、ガラス転移温度
が0℃以下のものが好適であり、具体的にはポリブタジ
エン、ポリスチレン−ブタジエン、ポリアクリロニトリ
ル−ブタジエンなどのジエン系ゴム、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリ
ル系ゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエンモノマ三
元共重合体などのゴム質重合体を使用できる。特にブタ
ジエンまたはブタジエン共重合体が好ましい。
分である(a)ゴム質重合体としては、ガラス転移温度
が0℃以下のものが好適であり、具体的にはポリブタジ
エン、ポリスチレン−ブタジエン、ポリアクリロニトリ
ル−ブタジエンなどのジエン系ゴム、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリ
ル系ゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエンモノマ三
元共重合体などのゴム質重合体を使用できる。特にブタ
ジエンまたはブタジエン共重合体が好ましい。
(b)芳香族系ビニル系単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、o−エチルスチ
レン、o−p−ジクロロスチレンなどが挙げられるが、
特にスチレンが好ましく、これらは一種または二種以上
を用いることができる。
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、o−エチルスチ
レン、o−p−ジクロロスチレンなどが挙げられるが、
特にスチレンが好ましく、これらは一種または二種以上
を用いることができる。
シアン化ビニル系単量体としては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリルなどが挙
げられるが、特にアクリロニトリルが好ましい。
ル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリルなどが挙
げられるが、特にアクリロニトリルが好ましい。
また、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体と
しては、炭素数1〜10のアルキル基を持つアクリル酸エ
ステルおよび/またはメタクリル酸エステルが好適であ
り、一種または二種以上用いることができる。アクリル
酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸クロロメチル、アク
リル酸2−クロロエチルなどが挙げられるが、特にアク
リル酸メチルが好ましい。
しては、炭素数1〜10のアルキル基を持つアクリル酸エ
ステルおよび/またはメタクリル酸エステルが好適であ
り、一種または二種以上用いることができる。アクリル
酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸クロロメチル、アク
リル酸2−クロロエチルなどが挙げられるが、特にアク
リル酸メチルが好ましい。
また、メタクリル酸エステルとしては、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチ
ル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸クロロメチル、メタクリル酸2−クロ
ロエチルなどが挙げられるが、特にメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチルが好ましい。
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチ
ル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸クロロメチル、メタクリル酸2−クロ
ロエチルなどが挙げられるが、特にメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチルが好ましい。
また、グラフト共重合体(A)は、(a)ゴム質重合
体5〜80重量部、好ましくは7〜75重量部、より好まし
くは10〜70重量部に単量体混合物95〜20重量部、好まし
くは93〜25重量部、より好ましくは90〜30重量部を公知
の重合法、例えば、ゴム質重合体ラテックスの存在下に
前記した割合の単量体混合物と重合開始剤を連続的に供
給して乳化グラフト重合する方法などによって得ること
ができる。
体5〜80重量部、好ましくは7〜75重量部、より好まし
くは10〜70重量部に単量体混合物95〜20重量部、好まし
くは93〜25重量部、より好ましくは90〜30重量部を公知
の重合法、例えば、ゴム質重合体ラテックスの存在下に
前記した割合の単量体混合物と重合開始剤を連続的に供
給して乳化グラフト重合する方法などによって得ること
ができる。
グラフト共重合体における(a)ゴム質重合体の割合
が5重量部未満では得られる樹脂の耐衝撃性が劣り、80
重量部を越える場合はゴム質重合体が分散不良となり、
成形品の外観を損なうため実用的でない。
が5重量部未満では得られる樹脂の耐衝撃性が劣り、80
重量部を越える場合はゴム質重合体が分散不良となり、
成形品の外観を損なうため実用的でない。
また、(b)単量体混合物中の芳香族ビニル系単量
体、シアン化ビニル系単量体および不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル系単量体の比率には特に制限はないが、
芳香族ビニル系単量体40〜90重量%、シアン化ビニル系
単量体および/または不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル系単量体60〜10重量%であることが好ましい。
体、シアン化ビニル系単量体および不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル系単量体の比率には特に制限はないが、
芳香族ビニル系単量体40〜90重量%、シアン化ビニル系
単量体および/または不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル系単量体60〜10重量%であることが好ましい。
共重合体(B)を構成する芳香族ビニル系単量体、シ
アン化ビニル系単量体は、グラフト共重合体(A)にお
いて使用可能な芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル
系単量体と同様のものが使用できる。
アン化ビニル系単量体は、グラフト共重合体(A)にお
いて使用可能な芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル
系単量体と同様のものが使用できる。
分子内に水酸基を有する単量体としては、ラジカル重
合可能なビニル基と水酸基の両者を共有する化合物であ
り、具体例としてはアクリル酸2−ヒドロキシエチル、
アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒ
ドロキシメチルベンジル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタク
リル酸4−ヒドロキシメチルベンジルなどの(メタ)ア
クリル酸エステル類、1−ヒドロキシメチル−4−ビニ
ルベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ビニ
ルベンゼンなどのビニル芳香族類などが比較的分子量の
小さい化合物として挙げられる。一方、比較的分子量の
大きい化合物としては、ポリアルキレンオキシド基また
はその誘導体を有するもの、例えば次式(I)および
(II)の化合物が好適である。
合可能なビニル基と水酸基の両者を共有する化合物であ
り、具体例としてはアクリル酸2−ヒドロキシエチル、
アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒ
ドロキシメチルベンジル、メタクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタク
リル酸4−ヒドロキシメチルベンジルなどの(メタ)ア
クリル酸エステル類、1−ヒドロキシメチル−4−ビニ
ルベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ビニ
ルベンゼンなどのビニル芳香族類などが比較的分子量の
小さい化合物として挙げられる。一方、比較的分子量の
大きい化合物としては、ポリアルキレンオキシド基また
はその誘導体を有するもの、例えば次式(I)および
(II)の化合物が好適である。
(ただし式中、R1は水素または炭素数1〜4のアルキ
ル基、R2は炭素数2〜6のアルキレン基を示し、nは2
〜500を示す。) 具体的な例としては、ポリエチレングリコールアクリ
レート、ポリエチレングリコールメタクリレート、ポリ
(プロピレンオキシド)グリコールアクリレート、ポリ
(プロピレンオキシド)メタクリレート、ポリ(テトラ
メチレンオキシド)グリコールアクリレート、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコールメタクリレート、ポ
リ(ヘキサメチレンオキシド)グリコールメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールアクリルアミド、ポリエチ
レングリコールメタクリルアミド、ポリ(プロピレンオ
キシド)グリコールアクリルアミド、ポリ(プロピレン
オキシド)グリコールメタクリルアミド、ポリ(テトラ
メチレンオキシド)グリコールアクリルアミド、ポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコールメタクリルアミ
ドなどが挙げられ、特にポリエチレングリコールメタク
リレート、ポリエチレングリコールメタクリルアミドが
好ましく用いられる。これらは単独ないし二種以上を組
み合わせて使用することもできる。
ル基、R2は炭素数2〜6のアルキレン基を示し、nは2
〜500を示す。) 具体的な例としては、ポリエチレングリコールアクリ
レート、ポリエチレングリコールメタクリレート、ポリ
(プロピレンオキシド)グリコールアクリレート、ポリ
(プロピレンオキシド)メタクリレート、ポリ(テトラ
メチレンオキシド)グリコールアクリレート、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコールメタクリレート、ポ
リ(ヘキサメチレンオキシド)グリコールメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールアクリルアミド、ポリエチ
レングリコールメタクリルアミド、ポリ(プロピレンオ
キシド)グリコールアクリルアミド、ポリ(プロピレン
オキシド)グリコールメタクリルアミド、ポリ(テトラ
メチレンオキシド)グリコールアクリルアミド、ポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコールメタクリルアミ
ドなどが挙げられ、特にポリエチレングリコールメタク
リレート、ポリエチレングリコールメタクリルアミドが
好ましく用いられる。これらは単独ないし二種以上を組
み合わせて使用することもできる。
さらに、共重合体(B)を構成する単量体としては、
必要に応じて他の共重合可能なビニル系単量体を加える
ことができる。必要に応じて加える他の共重合可能なビ
ニル系単量体としては、グラフト共重合体(A)におい
て使用可能な不飽和カルホン酸アルキルエステル系単量
体、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどの
(メタ)アクリルアミド系単量体、無水マレイン酸、無
水イタコン酸などのジカルボン酸無水物、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのカルボン酸ビニ
ルエステル単量体を挙げることができる。
必要に応じて他の共重合可能なビニル系単量体を加える
ことができる。必要に応じて加える他の共重合可能なビ
ニル系単量体としては、グラフト共重合体(A)におい
て使用可能な不飽和カルホン酸アルキルエステル系単量
体、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどの
(メタ)アクリルアミド系単量体、無水マレイン酸、無
水イタコン酸などのジカルボン酸無水物、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのカルボン酸ビニ
ルエステル単量体を挙げることができる。
共重合体(B)樹脂中の芳香族ビニル系単量体の共重
合体は40〜90重量%が好ましく、45〜85重量%がより好
ましい。シアン化ビニル系単量体の共重合量は60〜10重
量%が好ましく、55〜15重量%がより好ましい。
合体は40〜90重量%が好ましく、45〜85重量%がより好
ましい。シアン化ビニル系単量体の共重合量は60〜10重
量%が好ましく、55〜15重量%がより好ましい。
また、分子内に水酸基を有する単量体の共重合量は0.
1〜20重量%が好ましく、0.2〜15重量%がより好まし
い。
1〜20重量%が好ましく、0.2〜15重量%がより好まし
い。
芳香族ビニル系単量体の割合が40重量%未満の場合は
成形加工性が悪く、90重量%を越える場合は得られる樹
脂の耐衝撃性および耐薬品性が低下するため好ましくな
い。
成形加工性が悪く、90重量%を越える場合は得られる樹
脂の耐衝撃性および耐薬品性が低下するため好ましくな
い。
また、シアン化ビニル系単量体の割合が10重量%未満
では、得られる樹脂の耐衝撃性が劣り好ましくない。ま
た、60重量%を越える場合は、共重合体の熱安定性が著
しく低下し、色調の悪い成形品となるため好ましくな
い。
では、得られる樹脂の耐衝撃性が劣り好ましくない。ま
た、60重量%を越える場合は、共重合体の熱安定性が著
しく低下し、色調の悪い成形品となるため好ましくな
い。
さらに、分子内に水酸基を有する単量体の割合が0.1
重量%未満の場合には表面光沢の低下が不十分であり、
20重量%を越えると成形品表面の外観悪化が著しく、ま
た成形加工性にも劣るため好ましくない。
重量%未満の場合には表面光沢の低下が不十分であり、
20重量%を越えると成形品表面の外観悪化が著しく、ま
た成形加工性にも劣るため好ましくない。
共重合体(C)は、芳香族ビニル系単量体、シアン化
ビニル系単量体および分子内にエポキシ基を有する単量
体からなるが、さらに必要に応じて他の共重合可能なビ
ニル系単量体を加えることができる。共重合体(C)を
構成する芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、必要に応じて加える他の共重合可能なビニル系単量
体は、共重合体(B)において使用可能な芳香族ビニル
系単量体、シアン化ビニル系単量体、他の共重合可能な
ビニル系単量体と同様のものが使用できる。
ビニル系単量体および分子内にエポキシ基を有する単量
体からなるが、さらに必要に応じて他の共重合可能なビ
ニル系単量体を加えることができる。共重合体(C)を
構成する芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、必要に応じて加える他の共重合可能なビニル系単量
体は、共重合体(B)において使用可能な芳香族ビニル
系単量体、シアン化ビニル系単量体、他の共重合可能な
ビニル系単量体と同様のものが使用できる。
分子内にエポキシ基を有する単量体としては、ラジカ
ル重合可能なビニル基とエポキシ基の両者を共有する化
合物であり、具体例としてはアクリル酸グリシジル、メ
タクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタ
コン酸グリシジルなどの不飽和有機酸のグリシジルエス
テル類、アリルグリシジルエーテルなどのグリシジルエ
ーテル類および2−メチルグリシジルメタクリレートな
どの上記の誘導体類が挙げられ、なかでもアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジルが好ましく使用でき
る。また、これらは単独ないし二種以上を組み合わせて
使用することもできる。
ル重合可能なビニル基とエポキシ基の両者を共有する化
合物であり、具体例としてはアクリル酸グリシジル、メ
タクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタ
コン酸グリシジルなどの不飽和有機酸のグリシジルエス
テル類、アリルグリシジルエーテルなどのグリシジルエ
ーテル類および2−メチルグリシジルメタクリレートな
どの上記の誘導体類が挙げられ、なかでもアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジルが好ましく使用でき
る。また、これらは単独ないし二種以上を組み合わせて
使用することもできる。
共重合体(C)樹脂中の芳香族ビニル系単量体の共重
合量は40〜90重量%が好ましく、45〜85重量%がより好
ましい。シアン化ビニル系単量体の共重合量は60〜10重
量%が好ましく、55〜15重量%がより好ましい。
合量は40〜90重量%が好ましく、45〜85重量%がより好
ましい。シアン化ビニル系単量体の共重合量は60〜10重
量%が好ましく、55〜15重量%がより好ましい。
また、分子内にエポキシ基を有する単量体の共重合量
は0.01〜2重量%が好ましく、0.03〜1重量%が特に好
ましい。
は0.01〜2重量%が好ましく、0.03〜1重量%が特に好
ましい。
共重合体(C)樹脂中の芳香族ビニル系単量体および
シアン化ビニル系単量体の共重合量が、上記範囲をはず
れた場合には耐衝撃性などの機械的性質が不十分であっ
たり、熱安定性が不十分であったりして実用的でない。
シアン化ビニル系単量体の共重合量が、上記範囲をはず
れた場合には耐衝撃性などの機械的性質が不十分であっ
たり、熱安定性が不十分であったりして実用的でない。
分子内にエポキシ基を有する単量体の共重合量が0.01
重量%未満の場合には、この単量体の共重合による光沢
低下効果は現れない。また2重量%を越える場合には、
成形品の表面外観悪化が起こるため好ましくない。
重量%未満の場合には、この単量体の共重合による光沢
低下効果は現れない。また2重量%を越える場合には、
成形品の表面外観悪化が起こるため好ましくない。
さらに、本発明の樹脂組成物中における分子内にエポ
キシ基を有する単量体残基の量は10-3〜0.1重量%が好
ましく、3×10-3〜0.1重量%がより好ましい。この範
囲をはずれた場合には、光沢度低下度と表面外観を同時
に満足することはできず好ましくない。
キシ基を有する単量体残基の量は10-3〜0.1重量%が好
ましく、3×10-3〜0.1重量%がより好ましい。この範
囲をはずれた場合には、光沢度低下度と表面外観を同時
に満足することはできず好ましくない。
共重合体(B)、(C)の製造方法に関しては特に制
限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状−懸濁重合、懸濁
重合、乳化重合など通常公知の方法が用いられる。共重
合成分の仕込み方法に関しても特に制限はなく、初期に
一括仕込みをしてもよく、また、共重合体の組成分布の
生成を防止するために仕込み単量体の一部または全部を
連続仕込み、または分割仕込みしながら重合してもよ
い。
限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状−懸濁重合、懸濁
重合、乳化重合など通常公知の方法が用いられる。共重
合成分の仕込み方法に関しても特に制限はなく、初期に
一括仕込みをしてもよく、また、共重合体の組成分布の
生成を防止するために仕込み単量体の一部または全部を
連続仕込み、または分割仕込みしながら重合してもよ
い。
本発明の組成物は、さらに芳香族ビニル系単量体、シ
アン化ビニル系単量体、およびマレイミド系単量体を加
えた単量体混合物を重合してなる共重合体(D)が配合
されていると耐熱性が向上するので好ましい。また、共
重合体(D)を構成する単量体には必要に応じて他の共
重合可能なビニル系単量体を加えることができる。
アン化ビニル系単量体、およびマレイミド系単量体を加
えた単量体混合物を重合してなる共重合体(D)が配合
されていると耐熱性が向上するので好ましい。また、共
重合体(D)を構成する単量体には必要に応じて他の共
重合可能なビニル系単量体を加えることができる。
共重合体(D)を構成する芳香族ビニル系単量体、シ
アン化ビニル系単量体、および必要に応じて加える他の
共重合可能なビニル系単量体としては、前記共重合体
(B)において使用可能な芳香族ビニル系単量体、シア
ン化ビニル系単量体、および必要に応じて加える他の共
重合可能なビニル系単量体と同様のものが使用できる。
アン化ビニル系単量体、および必要に応じて加える他の
共重合可能なビニル系単量体としては、前記共重合体
(B)において使用可能な芳香族ビニル系単量体、シア
ン化ビニル系単量体、および必要に応じて加える他の共
重合可能なビニル系単量体と同様のものが使用できる。
マレイミド系単量体としては、マレイミド、N−メチ
ルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イソプロピ
ルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミド、N−m−メチルフェニルマレイミド、N
−o−メチルフェニルマレイミド、N−p−メチルフェ
ニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−
o−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−m−ヒドロキ
シフェニルマレイミド、N−p−ヒドロキシフェニルマ
レイミド、N−o−メトキシフェニルマレイミド、N−
m−メトキシフェニルマレイミド、N−p−メトキシフ
ェニルマレイミド、N−o−クロロフェニルマレイミ
ド、N−m−クロロフェニルマレイミド、N−p−クロ
ロフェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミドなどを
挙げることができる。
ルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−イソプロピ
ルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミド、N−m−メチルフェニルマレイミド、N
−o−メチルフェニルマレイミド、N−p−メチルフェ
ニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−
o−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−m−ヒドロキ
シフェニルマレイミド、N−p−ヒドロキシフェニルマ
レイミド、N−o−メトキシフェニルマレイミド、N−
m−メトキシフェニルマレイミド、N−p−メトキシフ
ェニルマレイミド、N−o−クロロフェニルマレイミ
ド、N−m−クロロフェニルマレイミド、N−p−クロ
ロフェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミドなどを
挙げることができる。
これらのなかでも特にN−フェニルマレイミド、N−
シクロヘキシルマレイミド、N−t−ブチルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミドおよびN−m−メチル
フェニルマレイミドが好ましい。これらを一種で、また
は二種以上組み合わせて用いることができる。
シクロヘキシルマレイミド、N−t−ブチルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミドおよびN−m−メチル
フェニルマレイミドが好ましい。これらを一種で、また
は二種以上組み合わせて用いることができる。
共重合体(D)樹脂中の芳香族ビニル系単量体および
シアン化ビニル系単量体の共重合量に関しては特に制限
はないが、芳香族ビニル系単量体30〜90重量%、シアン
化ビニル系単量体10〜60重量%が好ましい。また、マレ
イミド系単量体の共重合量は2〜60重量%が好ましく、
5〜55重量%が特に好ましい。
シアン化ビニル系単量体の共重合量に関しては特に制限
はないが、芳香族ビニル系単量体30〜90重量%、シアン
化ビニル系単量体10〜60重量%が好ましい。また、マレ
イミド系単量体の共重合量は2〜60重量%が好ましく、
5〜55重量%が特に好ましい。
芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体およ
びマレイミド系単量体の共重合量が、上記範囲をはずれ
た場合には耐衝撃性などの機械的性質が不十分であった
り、熱安定性が不十分であったりして実用的でない。
びマレイミド系単量体の共重合量が、上記範囲をはずれ
た場合には耐衝撃性などの機械的性質が不十分であった
り、熱安定性が不十分であったりして実用的でない。
共重合体(D)の製造方法に関しては特に制限はな
く、溶液重合、塊状−懸濁重合、懸濁重合、乳化重合な
ど、通常公知の方法を用いることができる。共重合成分
の仕込み方法に関しても特に制限はなく、初期に一括仕
込みをしてもよく、また共重合体の組成分布の生成を防
止するために、仕込み単量体の一部または全部を連続仕
込み、あるいは分割仕込みしながら重合してもよい。
く、溶液重合、塊状−懸濁重合、懸濁重合、乳化重合な
ど、通常公知の方法を用いることができる。共重合成分
の仕込み方法に関しても特に制限はなく、初期に一括仕
込みをしてもよく、また共重合体の組成分布の生成を防
止するために、仕込み単量体の一部または全部を連続仕
込み、あるいは分割仕込みしながら重合してもよい。
本発明の樹脂組成物は、(A)〜(C)の合計量100
重量部に対して(A)グラフト共重合体1〜98重量部、
好ましくは2〜90重量部、さらに好ましくは5〜90重量
部と、(B)共重合体1〜98重量部、好ましくは3〜50
重量部、さらに好ましくは5〜30重量部、および(C)
共重合体1〜98重量部、好ましくは3〜50重量部、さら
に好ましくは5〜30重量部から構成される。本発明の組
成物は、さらに(D)共重合体0〜90重量部、好ましく
は0〜70重量部、さらに好ましくは1〜65重量部を配合
してもよい。
重量部に対して(A)グラフト共重合体1〜98重量部、
好ましくは2〜90重量部、さらに好ましくは5〜90重量
部と、(B)共重合体1〜98重量部、好ましくは3〜50
重量部、さらに好ましくは5〜30重量部、および(C)
共重合体1〜98重量部、好ましくは3〜50重量部、さら
に好ましくは5〜30重量部から構成される。本発明の組
成物は、さらに(D)共重合体0〜90重量部、好ましく
は0〜70重量部、さらに好ましくは1〜65重量部を配合
してもよい。
ここで(A)の割合が1重量部未満では成形品の耐衝
撃性が低く、一方98重量部を越えると十分な低光沢樹脂
が得られない。(B)または(C)の割合が1重量部未
満では十分な低光沢樹脂が得られず、一方(C)が98重
量部を越えると成形加工性が悪く、成形品の外観を損ね
る。
撃性が低く、一方98重量部を越えると十分な低光沢樹脂
が得られない。(B)または(C)の割合が1重量部未
満では十分な低光沢樹脂が得られず、一方(C)が98重
量部を越えると成形加工性が悪く、成形品の外観を損ね
る。
さらに、(D)を配合することで耐熱性が向上する
が、90重量部を越えると成形加工性が悪く、耐衝撃性に
劣るため好ましくない。
が、90重量部を越えると成形加工性が悪く、耐衝撃性に
劣るため好ましくない。
また、本発明の樹脂組成物中におけるゴム質重合体は
1〜40重量%が適当であり、2〜35重量%が特に好まし
い。上記範囲をはずれる場合には、耐衝撃性、剛性、熱
安定性のバランスに優れた組成物を得ることが困難なた
め好ましくない。
1〜40重量%が適当であり、2〜35重量%が特に好まし
い。上記範囲をはずれる場合には、耐衝撃性、剛性、熱
安定性のバランスに優れた組成物を得ることが困難なた
め好ましくない。
本発明の樹脂組成物の製造方法に関しては特に制限は
なく、例えば、グラフト共重合体(A)、共重合体
(B)、共重合体(C)、共重合体(D)をペレット粉
末、再片状態などで高速撹拌機などを用いて均一混合し
た後、十分な混練能力のある一軸または多軸の押出機で
溶融混練する方法など、種々の方法を採用することがで
きる。
なく、例えば、グラフト共重合体(A)、共重合体
(B)、共重合体(C)、共重合体(D)をペレット粉
末、再片状態などで高速撹拌機などを用いて均一混合し
た後、十分な混練能力のある一軸または多軸の押出機で
溶融混練する方法など、種々の方法を採用することがで
きる。
またグラフト共重合体(A)と共重合体(B)、グラ
フト共重合体(A)と共重合体(B)および共重合体
(D)などのように、4成分のうち2成分あるいは3成
分を予め予備混練しておき、後に所定の配合比に調節し
て混練する方法も可能である。
フト共重合体(A)と共重合体(B)および共重合体
(D)などのように、4成分のうち2成分あるいは3成
分を予め予備混練しておき、後に所定の配合比に調節し
て混練する方法も可能である。
本発明の樹脂組成物は、他の熱可塑性重合体、例え
ば、スチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチル
スチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチ
レン/スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン
/メタクリル酸メチル/アクリロニトリル共重合体、ス
チレン/アクリルアミド共重合体、ポリメタクリル酸メ
チルなどを混合することによって、溶融流動性、耐熱性
および耐衝撃性のバランスを一層向上させることも可能
である。
ば、スチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチル
スチレン/アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチ
レン/スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン
/メタクリル酸メチル/アクリロニトリル共重合体、ス
チレン/アクリルアミド共重合体、ポリメタクリル酸メ
チルなどを混合することによって、溶融流動性、耐熱性
および耐衝撃性のバランスを一層向上させることも可能
である。
例えば、グラフト共重合体中(A)中のゴム質重合体
濃度の高い場合には、スチレン/アクリロニトリル/メ
タクリル酸メチル共重合体などの上記共重合体の一種以
上を添加する方法などが一般的である。
濃度の高い場合には、スチレン/アクリロニトリル/メ
タクリル酸メチル共重合体などの上記共重合体の一種以
上を添加する方法などが一般的である。
また、目的に応じて顔料や染料、ガラス繊維、金属繊
維、金属フレーク、炭素繊維などの補強剤や充填剤、熱
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、
可塑剤、帯電防止剤および難燃剤などを添加することも
できる。
維、金属フレーク、炭素繊維などの補強剤や充填剤、熱
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、
可塑剤、帯電防止剤および難燃剤などを添加することも
できる。
[実施例] 本発明をさらに具体的に説明するために以下、実施例
および比較例を挙げて説明するが、これら実施例は本発
明を限定するものではない。ここでは、特にことわりの
ない限り「部」は重量部、「%」は重量%を表わす。な
お、最終的に得られた樹脂組成物は、射出成形法によっ
て成形された後、下記の試験法により諸物性を測定し
た。
および比較例を挙げて説明するが、これら実施例は本発
明を限定するものではない。ここでは、特にことわりの
ない限り「部」は重量部、「%」は重量%を表わす。な
お、最終的に得られた樹脂組成物は、射出成形法によっ
て成形された後、下記の試験法により諸物性を測定し
た。
アイゾット衝撃強度:ASTM D-2561 /2インチ、ノッチ付、23℃(kg・cm/cm) 熱変形温度:ASTM D-6481 /2インチ、18.6kg/cm2荷重(℃) 表面光沢:スガ試験機(株)製、デジタル変角光沢計UG
V-5Dを用い、入射角60度での成形品鏡面の表面反射光の
測定を行った。
V-5Dを用い、入射角60度での成形品鏡面の表面反射光の
測定を行った。
表面外観:成形品を目視で評価した。
◎;非常に良好 ○;良好 ×;悪い(表面粗度大、艶の分布大など) 参考例1(グラフト共重合体(A)の製造) A−1:ポリブタジエンラテックス(ゴム粒子径0.25
μ、ゲル含率80%)35部(固形分換算)の存在下でスチ
レン70%、アクリロニトリル30%からなる単量体混合物
65部を乳化重合した。得られたグラフト共重合体は硫酸
で凝固し、苛性ソーダで中和、洗浄、ろ過、乾燥してパ
ウダー状のグラフト共重合体(A−1)を調製した。
μ、ゲル含率80%)35部(固形分換算)の存在下でスチ
レン70%、アクリロニトリル30%からなる単量体混合物
65部を乳化重合した。得られたグラフト共重合体は硫酸
で凝固し、苛性ソーダで中和、洗浄、ろ過、乾燥してパ
ウダー状のグラフト共重合体(A−1)を調製した。
A−2:A−1で用いたポリブタジエンラテックス35部
(固形分換算)の存在下でスチレン65%、アクリロニト
リル30%、メチルメタクリレート5%からなる単量体混
合物65部を乳化重合し、A−1と同様の処理を行い、パ
ウダー状のグラフト共重合体(A−2)を調製した。
(固形分換算)の存在下でスチレン65%、アクリロニト
リル30%、メチルメタクリレート5%からなる単量体混
合物65部を乳化重合し、A−1と同様の処理を行い、パ
ウダー状のグラフト共重合体(A−2)を調製した。
参考例2(共重合体(B)の製造) B−1:スチレン71%、アクリロニトリル24%、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル5%を懸濁重合し、ビーズ
状の共重合体(B−1)を調製した。
リル酸2−ヒドロキシエチル5%を懸濁重合し、ビーズ
状の共重合体(B−1)を調製した。
B−2:スチレン68%、アクリロニトリル24%、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル4%、メタクリル酸メチル
4%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(B−2)を調
製した。
リル酸2−ヒドロキシエチル4%、メタクリル酸メチル
4%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(B−2)を調
製した。
B−3:スチレン74%、アクリロニトリル25%、メタク
リル酸2−ヒドロキシプロピル1%を懸濁重合し、ビー
ズ状の共重合体(B−3)を調製した。
リル酸2−ヒドロキシプロピル1%を懸濁重合し、ビー
ズ状の共重合体(B−3)を調製した。
B−4:スチレン66%、アクリロニトリル22%、ポリエ
チレングリコールメタクリレート(ポリエチレングリコ
ールの重合度:n=7〜8)12%を懸濁重合し、ビーズ状
の共重合体(B−4)を調製した。
チレングリコールメタクリレート(ポリエチレングリコ
ールの重合度:n=7〜8)12%を懸濁重合し、ビーズ状
の共重合体(B−4)を調製した。
参考例3(共重合体(C)の製造) C−1:スチレン76%、アクリロニトリル23%、グリシ
ジルアクリレート1%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合
体(C−1)を調製した。
ジルアクリレート1%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合
体(C−1)を調製した。
C−2:スチレン69%、アクリロニトリル30.5%、グリ
シジルメタクリレート0.5%を懸濁重合し、ビーズ状の
共重合体(C−2)を調製した。
シジルメタクリレート0.5%を懸濁重合し、ビーズ状の
共重合体(C−2)を調製した。
C−3:スチレン68%、アクリロニトリル26.7%、グリ
シジルメタクリレート0.3%、メチルメタクリレート5
%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(C−3)を調製
した。
シジルメタクリレート0.3%、メチルメタクリレート5
%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合体(C−3)を調製
した。
C−4:スチレン75%、アクリロニトリル25%を懸濁重
合し、ビーズ状の共重合体(C−4)を調製した。
合し、ビーズ状の共重合体(C−4)を調製した。
C−5:スチレン70%、アクリロニトリル25%、グリシ
ジルアクリレート5%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合
体(C−5)を調製した。
ジルアクリレート5%を懸濁重合し、ビーズ状の共重合
体(C−5)を調製した。
参考例4(共重合体(D)の製造) D−1:スチレン50%、アクリロニトリル20%、N−フ
ェニルマレイミド30%を懸濁重合し、共重合体(D−
1)を調製した。
ェニルマレイミド30%を懸濁重合し、共重合体(D−
1)を調製した。
D−2:スチレン30%、α−メチルスチレン20%、アク
リロニトリル20%、N−シクロヘキシルマレイミド30%
を懸濁重合し、共重合体(D−2)を調製した。
リロニトリル20%、N−シクロヘキシルマレイミド30%
を懸濁重合し、共重合体(D−2)を調製した。
D−3:スチレン40%、α−メチルスチレン10%、アク
リロニトリル20%、N−フェニルマレイミド30%を懸濁
重合し、共重合体(D−3)を調製した。
リロニトリル20%、N−フェニルマレイミド30%を懸濁
重合し、共重合体(D−3)を調製した。
D−4:スチレン40%、アクリロニトリル20%、N−フ
ェニルマレイミド35%、メチルメタクリレート5%を懸
濁重合し、共重合体(D−4)を調製した。
ェニルマレイミド35%、メチルメタクリレート5%を懸
濁重合し、共重合体(D−4)を調製した。
実施例1〜13、比較例1〜5 前記参考例で調製したグラフト共重合体(A)、共重
合体(B)、共重合体(C)および共重合体(D)をそ
れぞれ表−1に示した配合割合でヘンシェルミキサーで
混合し、次に40mmφ押出機により押出温度270℃で押出
し、それぞれペレット化した後、各ペレットについて成
形温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形に供し、
各試験片を作製し、それについて物性の評価を行った。
これらの結果を表−1に示す。
合体(B)、共重合体(C)および共重合体(D)をそ
れぞれ表−1に示した配合割合でヘンシェルミキサーで
混合し、次に40mmφ押出機により押出温度270℃で押出
し、それぞれペレット化した後、各ペレットについて成
形温度270℃、金型温度80℃の条件で射出成形に供し、
各試験片を作製し、それについて物性の評価を行った。
これらの結果を表−1に示す。
実施例および比較例より次のことが明らかである。す
なわち、本発明によって得られた熱可塑性樹脂組成物か
らなる成形品は、いずれも成形品表面の光沢が均一に低
下し、高品位に艶消されていた。それに対して、分子内
に水酸基を含有する共重合体(B)を配合しないもの
(比較例1)や、分子内にエポキシ基を含有する共重合
体(C)を配合しないもの(比較例2、3)では、成形
品表面光沢が低下せず好ましくない。
なわち、本発明によって得られた熱可塑性樹脂組成物か
らなる成形品は、いずれも成形品表面の光沢が均一に低
下し、高品位に艶消されていた。それに対して、分子内
に水酸基を含有する共重合体(B)を配合しないもの
(比較例1)や、分子内にエポキシ基を含有する共重合
体(C)を配合しないもの(比較例2、3)では、成形
品表面光沢が低下せず好ましくない。
また、組成物中における分子内にエポキシ基を有する
単量体残基の量が0.1重量%を越えるもの(比較例
4)、および共重合体(C)中の分子内にエポキシ基を
有する単量体の共重合量が多いもの(比較例5)では、
表面光沢は低下するものの、表面外観の悪化が著しいた
め、満足できる成形品を得ることはできない。
単量体残基の量が0.1重量%を越えるもの(比較例
4)、および共重合体(C)中の分子内にエポキシ基を
有する単量体の共重合量が多いもの(比較例5)では、
表面光沢は低下するものの、表面外観の悪化が著しいた
め、満足できる成形品を得ることはできない。
[発明の効果] 本発明により得られた熱可塑性樹脂組成物は、成形品
の機械的物性を損ねることなく、著しい表面低光沢化の
向上が見られ、自動車内装部品や家庭用電気機器の外装
部品などの成形材料として好適であり、この効果は、グ
ラフト共重合体(A)、分子内に水酸基を有する共重合
体(B)および分子内にエポキシ基を有する共重合体
(C)を所定の割合で混合することにより初めて発揮さ
れるものである。
の機械的物性を損ねることなく、著しい表面低光沢化の
向上が見られ、自動車内装部品や家庭用電気機器の外装
部品などの成形材料として好適であり、この効果は、グ
ラフト共重合体(A)、分子内に水酸基を有する共重合
体(B)および分子内にエポキシ基を有する共重合体
(C)を所定の割合で混合することにより初めて発揮さ
れるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 51/00 - 51/10 C08L 55/02 C08L 25/08 - 25/14 C08F 290/06
Claims (7)
- 【請求項1】(A)(a)ゴム質重合体5〜80重量部の
存在下、(b)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル
系単量体よび不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量
体からなる群より選択された一種以上のビニル系単量
体、または単量体混合物95〜20重量部をグラフト重合し
てなるグラフト共重合体1〜98重量部、 (B)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内に水酸基を有する単量体からなる単量
体混合物を重合して得られ、重合体中の水酸基を有する
単量体残基の含有量が0.1〜20重量%である共重合体1
〜98重量部、および (C)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量
体、および分子内にエポキシ基を有する単量体からなる
単量体混合物を重合して得られ、重合体中のエポキシ基
を有する単量体残基の含有量が0.01〜2重量%である共
重合体1〜98重量部、からなる組成物であって、 (A)〜(C)の合計量が100重量部であり、該組成物
中における分子内にエポキシ基を有する単量体残基の量
が10-3〜0.1重量%である熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】(B)共重合体が芳香族ビニル系単量体、
シアン化ビニル系単量体、分子内に水酸基を有する単量
体、および他の共重合可能なビニル系単量体からなる単
量体混合物を重合して得られることを特徴とする請求項
1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】(C)共重合体が芳香族ビニル系単量体、
シアン化ビニル系単量体、分子内にエポキシ基を有する
単量体および他の共重合可能なビニル系単量体からなる
単量体混合物を重合して得られることを特徴とする請求
項1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】さらに、(D)芳香族ビニル系単量体、シ
アン化ビニル系単量体およびマレイミド系単量体からな
る単量体混合物を重合して得られた共重合体を(A)〜
(C)の合計量100重量部に対して、1〜90重量部含有
する請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項5】(D)共重合体が芳香族ビニル系単量体、
シアン化ビニル系単量体、マレイミド系単量体および他
の共重合可能なビニル系単量体からなる単量体混合物を
重合して得られることを特徴とする請求項4記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】自動車内層部品用である請求項1〜5いず
れかに記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】(a)ゴム質重合体5〜80重量部の存在
下、(b)芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単
量体および不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体
からなる群より選択された一種以上のビニル系単量体、
または単量体混合物95〜20重量部をグラフト重合してな
るグラフト共重合体(A)を得る工程、 芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、およ
び分子内に水酸基を有する単量体からなる単量体混合物
を重合して、水酸基を有する単量体残基の含有量が0.1
〜20重量%である共重合体(B)を得る工程、 芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、およ
び分子内にエポキシ基を有する単量体からなる単量体混
合物を重合して得られ、重合体中のエポキシ基を有する
単量体残基の含有量が0.01〜2重量%である共重合体
(C)を得る工程、 ならびに前記各工程で得られた(A)成分1〜98重量
部、(B)成分1〜98重量部および(C)成分1〜98重
量部(合計量が100重量部)の割合で混練する工程から
なり、組成物中における分子内にエポキシ基を有する単
量体残基の量が10-3〜0.1重量%である熱可塑性樹脂組
成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8633689A JP2853151B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP8633689A JP2853151B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02263852A JPH02263852A (ja) | 1990-10-26 |
| JP2853151B2 true JP2853151B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13884004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8633689A Expired - Lifetime JP2853151B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2853151B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4226052C2 (de) * | 1991-08-06 | 1996-12-05 | Hitachi Ltd | Drucksteuerungsverfahren und -gerät, die eine Vielzahl von Prozessoren verwenden |
| CN109161151B (zh) * | 2018-06-23 | 2021-07-23 | 深圳市宝聚合新材料技术应用有限公司 | 透明abs磨砂树脂及其制备方法 |
-
1989
- 1989-04-04 JP JP8633689A patent/JP2853151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02263852A (ja) | 1990-10-26 |
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