JP2852177B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2852177B2
JP2852177B2 JP5326795A JP32679593A JP2852177B2 JP 2852177 B2 JP2852177 B2 JP 2852177B2 JP 5326795 A JP5326795 A JP 5326795A JP 32679593 A JP32679593 A JP 32679593A JP 2852177 B2 JP2852177 B2 JP 2852177B2
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JP
Japan
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magnetic disk
orifice
cover plate
base plate
filter
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JP5326795A
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幸信 増田
日出雄 山口
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
Original Assignee
NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に用
いられる呼吸フィルタに関し、特に呼吸孔の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気ディスク装置は、記憶容量の
増加をはかるために高記録密度化を進めるととも、装置
全体の小形化,軽量化も併せて進めている。このうち、
記憶容量の増加、すなわち、磁気ディスク装置の大容量
化については、磁気ディスク(媒体)のトラック密度
(トラックピッチ)および線密度(記録周波数)の高密
度化が要求されており、磁気ヘッドの浮上量を小さくす
るとともに、磁気ディスク面および磁気ヘッド浮揚面の
平面粗度を小さくすることが必要不可欠である。
【0003】従来の磁気ディスク装置は、図5に示すよ
うに、磁気ディスク2を搭載したスピンドルハブ4と、
磁気ディスク2に対応して装備された磁気ヘッド5と、
この磁気ヘッド5を取り付けて位置決めを行うキャリッ
ジ14と、これらの各構成部を配設し収納するベースプ
レート13と、このベースプレート13に当接する側が
開口し、ガスケット8を介して密封するカバープレート
1と、カバープレート1に設けた呼吸孔18と、この呼
吸孔18内部側に固着するフィルタ17とを備えてい
る。カバープレート1に設けた呼吸孔18は、磁気ディ
スク装置の温度変化や輸送などで装置内外に圧力差を生
じ、磁気ディスク装置が悪影響を受けるのを避けるため
のものである。
【0004】また、磁気ディスク2は、ディスククラン
プ3によりスピンドルハブ4に固定され、スピンドルハ
ブ4はベアリング10を介してモータベース9に保持さ
れ、モータ(ロータ12およびステータ11)を駆動源
にして回転する構成となっている。さらに、磁気ディス
ク2に対向して情報の記録再生を行う磁気ヘッド5は、
アーム6に支持され、さらに、ボイスコイルモータ7に
よりキャリッジ14を駆動し磁気ディスク2上の所定の
位置に位置決めされる。そして、上述したように、スピ
ンドル15とキャリッジ14は、ベースプレート13上
に固定され、かつカバープレート1,ガスケット8およ
びベースプレート13によって内包され、呼吸孔18以
外では密閉されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置は、小形化,軽量化が進み、かつ磁気ディス
クおよび磁気ヘッドの平面粗度が小さくなるに従って、
装置内の湿度が、外部の湿度の影響を受け易い構造にな
っている。このため、磁気ヘッドと磁気ディスクとの吸
着やヘッドクラッシュが発生するという恐れがあった。
また、ベースプレートもしくはカバープレートに微小な
呼吸孔を設けるのは、加工上しくは費用上からみて困難
であるという欠点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
を搭載したスピンドルハブと、前記磁気ディスクに対向
し情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッド
を支持し位置決めを行うキャリッジと、前記スピンドル
ハブ,前記キャリッジを取り付けるベースプレートと、
このベースプレートとともに前記各構成部を収納し密封
するカバープレートと、前記カバープレートもしくは前
記ベースプレートにフィルタを介して外部と通じる呼吸
孔とを備え、前記呼吸孔の外部側もしくは内部側に微小
な穴を有する膜からなるオリフィスを貼着し、かつ前記
オリフィスの内部側にフィルタを配設した磁気ディスク
装置において、前記オリフィスをシールラベルに設けた
ことを特徴とする。
【0007】また、前記カバープレートの内面に前記呼
吸孔に通ずる溝を設け、前記呼吸孔は前記溝を介して前
記オリフィスに通じるようにしてもよい。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例を示す断面図であ
り、図2は、図1のA部詳細を示す拡大断面図である。
なお、図2に示す、図1のA部(呼吸孔の詳細)以外
は、従来例と同様の構成であり、重複を避けるために詳
細な説明は省略する。本発明の磁気ディスク装置は、図
1に示すように、磁気ディスク2を搭載したスピンドル
ハブ4と、磁気ディスク2に対応して装備された磁気ヘ
ッド5と、この磁気ヘッド5を取り付けるキャリッジ1
4と、これらの各構成部を配設し収納するベースプレー
ト13と、このベースプレート13に当接する側が開口
し、ガスケット8を介して密封するカバープレート1
と、カバープレート1に設けた呼吸孔18と、この呼吸
孔18内部側に固着するオリフィス16およびフィルタ
17とを備えている。
【0009】続いて、本実施例の呼吸孔の構成について
図2を参照して説明する。上述したように、呼吸孔18
はカバープレート1に貫通して設けられており、呼吸孔
18の内部側にオリフィス16が設けられている。オリ
フィス16は、透湿性の少ない材質(例えば、ポリエス
テル樹脂やアルミニウム箔など)よりなる厚さ0.1m
m以下のフィルム(膜)に設けてあり、中央部に微小な
穴を有している。また、オリフィス16を設けたフィル
ム(膜)の片面には、穴の近傍を除いて接着剤20が塗
布されている。そして、オリフィス16の内部側にはフ
ィルタ17が設けられ、装置内部に塵埃が侵入を防止し
ている。
【0010】なお、本実施例では、オリフィス16をカ
バープレート1の内部側に配置した例について説明した
が、カバープレート1の外部側に配置しても、同様の効
果を得ることができる。
【0011】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は、本発明の第2の実施例の呼吸孔を示す拡
大断面図である。本実施例は、図3に示すように、カバ
ープレート1aの内面にオリフィス16aとの間に通ず
る溝19を設けたものであって、カバープレート1aの
呼吸孔18aとオリフィス16aの穴とが直接的に通ず
ることないように、穴の位置が異るように配置した構成
である。
【0012】そして、外気はカバープレート1aの溝1
9を通過して装置内部に通ずるようになっており、オリ
フィス16aの内部側にフィルタ17aが取り付けられ
ている。本実施例では、溝19を設けたことによりフィ
ルタ17aを配置する際の自由度が大きくなるととも
に、呼吸孔18aとオリフィス16aとの位置が離れる
ため、外気の影響を受ける度合がより少なく(緩慢に)
なる。
【0013】続いて、本発明の第3の実施例について説
明する。図4は、本発明の第3の実施例の呼吸孔を示す
拡大断面図である。本実施例は、カバープレートに貼り
付けて表示するための製造会社名,型番,号機などを記
載するシールラベル(銘板)にオリフィスの機能を持た
せたものであって、図4に示すように、シールラベル1
9に微小な穴を設けてある。そして、このシールラベル
19の穴をカバープレート1bに設けた呼吸孔18bと
位置を合わせて接着剤20で貼り付けることによって装
置内部と通じさせるとともに、カバープレート1bの内
部側にはフィルタ17bが取り付けられている。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、呼
吸孔の内部側もしくは外部側に微小な穴を設けたフィル
ム(膜)を張り付けることにより、外部の湿度の影響を
受けにくくなり、磁気ディスク装置の内部の湿度が急変
するのを抑制することができる。また、フィルム(膜)
に複数の微小な穴を設けることも可能である。これによ
り、装置内部の湿度に起因する磁気ヘッドと磁気ディス
クとの吸着やヘッドクラッシュを未然に防止することが
でき、廉価な費用で磁気ディスク装置の耐久性および信
頼性を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA部詳細を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の呼吸孔を示す拡大断面
図である。
【図4】本発明の第3の実施例の呼吸孔を示す拡大断面
図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b カバープレート 2 磁気ディスク 3 ディスククランプ 4 スピンドルハブ 5 磁気ヘッド 6 アーム 7 ボイスコイルモータ 8 ガスケット 9 モータベース 10 ベアリング 11 ステータ 12 ロータ 13 ベースプレート 14 キャリッジ 15 スピンドル 16,16a オリフィス 17,17a,17b フィルタ 18,18a,18b 呼吸孔 19 溝 20 接着剤 21 シールラベル(銘板)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/14 501 G11B 25/04 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを搭載したスピンドルハブ
    と、前記磁気ディスクに対向し情報の記録再生を行う磁
    気ヘッドと、この磁気ヘッドを支持し位置決めを行うキ
    ャリッジと、前記スピンドルハブ,前記キャリッジを取
    り付けるベースプレートと、このベースプレートととも
    に前記各構成部を収納し密封するカバープレートと、前
    記カバープレートもしくは前記ベースプレートにフィル
    タを介して外部と通じる呼吸孔とを備え、前記呼吸孔の
    外部側もしくは内部側に微小な穴を有する膜からなるオ
    リフィスを貼着し、かつ前記オリフィスの内部側にフィ
    ルタを配設した磁気ディスク装置において、前記オリフ
    ィスをシールラベルに設けたことを特徴とする磁気ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記カバープレートの内面に前記呼吸孔
    に通ずる溝を設け、前記呼吸孔は前記溝を介して前記オ
    リフィスに通じるようにしたことを特徴とする請求項
    記載の磁気ディスク装置。
JP5326795A 1993-12-24 1993-12-24 磁気ディスク装置 Expired - Lifetime JP2852177B2 (ja)

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JPH07182847A JPH07182847A (ja) 1995-07-21
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Effective date: 19981013