JP2004296011A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置に関し、コストダウンが図れる磁気ディスク装置を提供することを課題とする。
【解決手段】基台101と基板113との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101に形成された貫通穴101aの開口を塞ぐように押接する弾性材115を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】基台101と基板113との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101に形成された貫通穴101aの開口を塞ぐように押接する弾性材115を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7を用いて従来の磁気ディスク装置の構成を説明する。図において、基台(ベース)1はその一面が開口3となっている。基台1の開口3と対向する底部2上には、磁気ディスク5、磁気ディスク5を回転駆動するスピンドルモータ7、磁気ディスク5に対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド9、磁気ヘッド9を磁気ディスク5の目的のトラックへ移動させるアクチュエータ11が設けられている。更に、基台1の開口3はカバー12によって覆われて、基台1内は密閉され、空気中の浮遊粒子が基台1の内部に侵入するのを防止している。基台1の底部2の外側には、隙間を介して制御用の基板13が設けられている。そして、基台1と基板13との間には、スポンジや不織布等でなる制振部材15が挟み込まれている。この制振部材15は、スピンドルモータ7やアクチュエータ11からの振動が基台3に伝達され、騒音となるのを低減するために設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
又、基台1の内部に設けられるアクチュエータ11の磁気回路と基台1とは、図8に示すように、アクチュエータ11にめねじ穴21、基台1に貫通穴23を形成し、基台1の外部から基台1の貫通穴23を挿通し、アクチュエータ11のめねじ穴21に螺合するねじ25を用いて取り付けられる。そして、基台1内の気密を保つために、基台1の底部2には、外側から貫通穴23の開口を塞ぐシール部材(シールテープ)27が貼付される。このようなシール部材27は、アクチュエータ11の磁気回路を基台1に取り付けるねじが挿入される基台1の貫通穴、アクチュエータ11のシャフトが設けられる基台1の貫通穴、更には、基台1内部のコネクタと基台1を取り付けるねじが挿入される基台1の貫通穴にも設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−139781号公報(第2頁、第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の磁気ディスク装置においては、基台1の底部2にシール部材27を貼付し、更に、制振部材15を配置しなければならず、組付け工数がかかり、コストがかかる問題点がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、コストダウンが図れる磁気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、前記基台と前記基板との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接する弾性材を設けたこと特徴とする磁気ディスク装置である。
【0008】
前記基台と前記基板との間に設ける部材は、弾性材であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接することにより、基台内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置である。
【0010】
前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置である。
【0012】
前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設たことを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置である。
【0014】
前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項3記載の発明に比べ、更に、基台内の気密をより良好に保てる。
【0015】
請求項5記載の発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープと、該シールテープと一体的に設けられ、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材とを設けたことを特徴とする磁気ディスク装置である。
【0016】
空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープは、基台内の気密を保つシール部材として機能する。空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材は、制振部材として機能する。シールテープと、弾性材はシールテープに一体的に設けられることにより、シールテープを基台の貫通穴を塞ぐように貼付するだけで、弾性材も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0017】
尚、請求項1〜請求項5記載の発明での弾性材としては、基台内に部品を傷めないために、低発ガス性を有することが好ましい。又、基板上の回路と基台との短絡を防止するために、絶縁性を有することが好ましい。更に、弾性材の材質としては、例えば、独立発泡部材(例えば、EPDM、ウレタンの独立発泡エラストマー)があるが、発泡部材に限定するものではなく、多に、樹脂、天然ゴム等の弾性材であってもよい。
【0018】
又、請求項2、請求項4の両面シールテープとしては、例えば、ポリエステルフィルム基材の両面にアクリル系粘着材が塗布されたテープがある。更に、請求項2、4、5記載の発明のシールテープは、請求項3記載の発明のシートは、基台内に部品を傷めないために、低発ガス性を有することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
最初に、図2を用いて、本実施の形態例の磁気ディスク装置の全体構成を説明する。図において、基台(ベース)101はその一面が開口103となっている。基台101の開口103はカバー112によって覆われて、基台101内は密閉されている。基台101の開口103と対向する底部102の外側には、隙間を介して制御用の基板113が設けられている。そして、基台101と基板113との間には、弾性材115が設けられている。
【0020】
次に、図3を用いて基台101内の説明を行う。図3は図2においてカバー112を取り除いた状態の基台101を開口103側から見た平面図、図4は図3の切断線A−Aでの断面図である。基台101の開口103と対向する底部102上には、スピンドルモータ107により回転駆動される磁気ディスク105が複数枚(本実施の形態例では4枚)設けられている。磁気ディスク105の各記録面に対しては、磁気ヘッド109によりデータの書込/読込がなされる。この磁気ヘッド109は、アクチュエータ110により、磁気ディスク105の目的のトラックへ移動されるようになっている。
【0021】
ここで、アクチュエータ110を説明する。基台101の底部102には、シャフト125が立設されている。このシャフト125にアーム組立体123が回転可能に取り付けられている。アーム組立体123の一方の回転端部側には、各磁気ディスク105の記録面に延出するアーム部123aが形成されている。各アーム部123aには、サスペンション121を介して磁気ヘッド109が設けられている。アーム組立体123の他方の回転端側には、コイル131が設けられている。更に、基台101の底部102には、マグネット135及びヨーク137で構成された磁気回路133が設けられ、この磁気回路133の磁気ギャップにアーム組立体123のコイル131が配置されている。このため、コイル131と、磁気回路133とで、ムービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイルモータ)が形成され、コイル131に電流を流すことにより、アーム組立体123がシャフト125を中心に回転し、磁気ヘッド109は磁気ディスク105の記録面のトラックを横切り、目的のトラック上に移動することとなる。
【0022】
次に、図4のB部分の拡大図である図1を用いて基台101とシャフト125と取付構造を説明する。基台101の底部102には、貫通穴101aが形成されている。一方、シャフト125には、めねじ穴125aが形成されている。そして、基台101の外部から基台101の貫通穴101aを挿通し、シャフト125のめねじ穴125aに螺合するねじ151でシャフト125は基台101の底部102に取り付けられている。
【0023】
そして、基台101と基板113との間に設けられる弾性材115は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の底部102に形成された貫通穴101aの開口101bを塞ぐように押接するように形成されている。本実施の形態例では、基台101内の部品を傷めないために、低発ガス性を有し、又、基板113上の回路と基台101との短絡しないように絶縁性を有する独立発泡部材(例えば、EPDM、ウレタンの独立発泡エラストマー)を用いた。更に、本実施の形態例の弾性材115は、従来シール部材で塞がれる基台101の他の貫通穴(アクチュエータ110の磁気回路133を基台101に取り付けるねじが挿入される基台101の貫通穴、基台101内部のコネクタと基台101を取り付けるねじが挿入される基台101の貫通穴)の開口も押接して塞ぐように形成されている。
【0024】
このような構成によれば、基台101と基板と113の間に設ける部材は、弾性材115であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材115は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の底部に形成された貫通穴101aの開口101bを塞ぐように押接することにより、基台101内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材115だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0025】
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。図5(a)〜図5(b)に示すような構成であってもよい。図5(a)では、弾性材115の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の貫通穴101aの開口101bを塞ぐ両面シールテープ161を設けている。このような構成によれば、上記実施の形態例に比べ、基台101内の気密をより良好に保てる。図5(b)では、弾性材115の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシート163を貼付等の手法で一体的に設けている。このような構成によれば、上記実施の形態例に比べ、基台101内の気密をより良好に保てる。図5(c)では、図5(b)のシート163の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の貫通穴101aを塞ぐ両面シールテープ161を貼付等の手法で設けている。このような構成によれば、図5(b)の構成に比べ、基台101内の気密を更に良好に保てる。尚、両面シールテープ161としては、例えば、ポリエステルフィルム基材の両面にアクリル系粘着材が塗布されたテープがある。
【0026】
次に、図6に示す構成であってもよい。図において、基台101の貫通穴101aの開口101bは両面シールテープ201にて塞がれている。この両面シールテープ201には、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基板113に押接する弾性材203が貼付され、両面シールテープ201と弾性材203とは一体化されている。
【0027】
このような構成によれば、両面シールテープ201は、基台101内の気密を保つシール部材として機能する。弾性材203は、制振部材として機能する。両面シールテープ201の粘着材により、両面シールテープ201と弾性材203とを一体化することにより、両面シールテープ201を基台101の貫通穴101aを塞ぐように貼付するだけで、弾性材203も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。尚、図6に示す構成の両面シールテープ201、弾性材203としては、図1〜図5に示す構成の弾性材115、両面シールテープ161と同じ材質を用いた。
【0028】
(付記1) 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
前記基台と前記基板との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接する弾性材を設けたこと特徴とする磁気ディスク装置。
【0029】
(付記2) 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする付記1記載の磁気ディスク装置。
【0030】
(付記3) 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことを特徴とする付記1記載の磁気ディスク装置。
【0031】
(付記4) 前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする付記3記載の磁気ディスク装置。
【0032】
(付記5) 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープと、
該シールテープと一体的に設けられ、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材と、
を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
【0033】
(付記6) 前記弾性材は、独立発泡部材であることを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
【0034】
(付記7) 前記弾性材は、低発ガス性、絶縁性を有することを特徴とする付記1乃至6いずれかに記載の磁気ディスク。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、前記基台と前記基板との間に設ける部材は、弾性材であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接することにより、基台内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0036】
請求項2記載の発明によれば、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項3記載の発明に比べ、更に、基台内の気密をより良好に保てる。
【0039】
請求項5記載の発明によれば、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープは、基台内の気密を保つシール部材として機能する。空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材は、制振部材として機能する。シールテープと、弾性材はシールテープに一体的に設けられることにより、シールテープを基台の貫通穴を塞ぐように貼付するだけで、弾性材も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する図で、図4のB部分の拡大図である。
【図2】実施の形態例の磁気ディスク装置の分解斜視図である。
【図3】図2においてカバーを取り除いた状態の基台をその開口側から見た平面図である。
【図4】図3の切断線A−Aでの断面図である。
【図5】他の実施の形態例を説明する図である。
【図6】他の実施の形態例を説明する図である。
【図7】従来の磁気ディスク装置の断面図である。
【図8】図7でのアクチュエータと基台との取付を説明する図である。
【符号の説明】
101 基台
101a 貫通穴
103 基板
115 弾性部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7を用いて従来の磁気ディスク装置の構成を説明する。図において、基台(ベース)1はその一面が開口3となっている。基台1の開口3と対向する底部2上には、磁気ディスク5、磁気ディスク5を回転駆動するスピンドルモータ7、磁気ディスク5に対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド9、磁気ヘッド9を磁気ディスク5の目的のトラックへ移動させるアクチュエータ11が設けられている。更に、基台1の開口3はカバー12によって覆われて、基台1内は密閉され、空気中の浮遊粒子が基台1の内部に侵入するのを防止している。基台1の底部2の外側には、隙間を介して制御用の基板13が設けられている。そして、基台1と基板13との間には、スポンジや不織布等でなる制振部材15が挟み込まれている。この制振部材15は、スピンドルモータ7やアクチュエータ11からの振動が基台3に伝達され、騒音となるのを低減するために設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
又、基台1の内部に設けられるアクチュエータ11の磁気回路と基台1とは、図8に示すように、アクチュエータ11にめねじ穴21、基台1に貫通穴23を形成し、基台1の外部から基台1の貫通穴23を挿通し、アクチュエータ11のめねじ穴21に螺合するねじ25を用いて取り付けられる。そして、基台1内の気密を保つために、基台1の底部2には、外側から貫通穴23の開口を塞ぐシール部材(シールテープ)27が貼付される。このようなシール部材27は、アクチュエータ11の磁気回路を基台1に取り付けるねじが挿入される基台1の貫通穴、アクチュエータ11のシャフトが設けられる基台1の貫通穴、更には、基台1内部のコネクタと基台1を取り付けるねじが挿入される基台1の貫通穴にも設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−139781号公報(第2頁、第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の磁気ディスク装置においては、基台1の底部2にシール部材27を貼付し、更に、制振部材15を配置しなければならず、組付け工数がかかり、コストがかかる問題点がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、コストダウンが図れる磁気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、前記基台と前記基板との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接する弾性材を設けたこと特徴とする磁気ディスク装置である。
【0008】
前記基台と前記基板との間に設ける部材は、弾性材であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接することにより、基台内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置である。
【0010】
前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置である。
【0012】
前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設たことを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置である。
【0014】
前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項3記載の発明に比べ、更に、基台内の気密をより良好に保てる。
【0015】
請求項5記載の発明は、内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープと、該シールテープと一体的に設けられ、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材とを設けたことを特徴とする磁気ディスク装置である。
【0016】
空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープは、基台内の気密を保つシール部材として機能する。空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材は、制振部材として機能する。シールテープと、弾性材はシールテープに一体的に設けられることにより、シールテープを基台の貫通穴を塞ぐように貼付するだけで、弾性材も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0017】
尚、請求項1〜請求項5記載の発明での弾性材としては、基台内に部品を傷めないために、低発ガス性を有することが好ましい。又、基板上の回路と基台との短絡を防止するために、絶縁性を有することが好ましい。更に、弾性材の材質としては、例えば、独立発泡部材(例えば、EPDM、ウレタンの独立発泡エラストマー)があるが、発泡部材に限定するものではなく、多に、樹脂、天然ゴム等の弾性材であってもよい。
【0018】
又、請求項2、請求項4の両面シールテープとしては、例えば、ポリエステルフィルム基材の両面にアクリル系粘着材が塗布されたテープがある。更に、請求項2、4、5記載の発明のシールテープは、請求項3記載の発明のシートは、基台内に部品を傷めないために、低発ガス性を有することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
最初に、図2を用いて、本実施の形態例の磁気ディスク装置の全体構成を説明する。図において、基台(ベース)101はその一面が開口103となっている。基台101の開口103はカバー112によって覆われて、基台101内は密閉されている。基台101の開口103と対向する底部102の外側には、隙間を介して制御用の基板113が設けられている。そして、基台101と基板113との間には、弾性材115が設けられている。
【0020】
次に、図3を用いて基台101内の説明を行う。図3は図2においてカバー112を取り除いた状態の基台101を開口103側から見た平面図、図4は図3の切断線A−Aでの断面図である。基台101の開口103と対向する底部102上には、スピンドルモータ107により回転駆動される磁気ディスク105が複数枚(本実施の形態例では4枚)設けられている。磁気ディスク105の各記録面に対しては、磁気ヘッド109によりデータの書込/読込がなされる。この磁気ヘッド109は、アクチュエータ110により、磁気ディスク105の目的のトラックへ移動されるようになっている。
【0021】
ここで、アクチュエータ110を説明する。基台101の底部102には、シャフト125が立設されている。このシャフト125にアーム組立体123が回転可能に取り付けられている。アーム組立体123の一方の回転端部側には、各磁気ディスク105の記録面に延出するアーム部123aが形成されている。各アーム部123aには、サスペンション121を介して磁気ヘッド109が設けられている。アーム組立体123の他方の回転端側には、コイル131が設けられている。更に、基台101の底部102には、マグネット135及びヨーク137で構成された磁気回路133が設けられ、この磁気回路133の磁気ギャップにアーム組立体123のコイル131が配置されている。このため、コイル131と、磁気回路133とで、ムービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイルモータ)が形成され、コイル131に電流を流すことにより、アーム組立体123がシャフト125を中心に回転し、磁気ヘッド109は磁気ディスク105の記録面のトラックを横切り、目的のトラック上に移動することとなる。
【0022】
次に、図4のB部分の拡大図である図1を用いて基台101とシャフト125と取付構造を説明する。基台101の底部102には、貫通穴101aが形成されている。一方、シャフト125には、めねじ穴125aが形成されている。そして、基台101の外部から基台101の貫通穴101aを挿通し、シャフト125のめねじ穴125aに螺合するねじ151でシャフト125は基台101の底部102に取り付けられている。
【0023】
そして、基台101と基板113との間に設けられる弾性材115は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の底部102に形成された貫通穴101aの開口101bを塞ぐように押接するように形成されている。本実施の形態例では、基台101内の部品を傷めないために、低発ガス性を有し、又、基板113上の回路と基台101との短絡しないように絶縁性を有する独立発泡部材(例えば、EPDM、ウレタンの独立発泡エラストマー)を用いた。更に、本実施の形態例の弾性材115は、従来シール部材で塞がれる基台101の他の貫通穴(アクチュエータ110の磁気回路133を基台101に取り付けるねじが挿入される基台101の貫通穴、基台101内部のコネクタと基台101を取り付けるねじが挿入される基台101の貫通穴)の開口も押接して塞ぐように形成されている。
【0024】
このような構成によれば、基台101と基板と113の間に設ける部材は、弾性材115であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材115は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の底部に形成された貫通穴101aの開口101bを塞ぐように押接することにより、基台101内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材115だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0025】
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。図5(a)〜図5(b)に示すような構成であってもよい。図5(a)では、弾性材115の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の貫通穴101aの開口101bを塞ぐ両面シールテープ161を設けている。このような構成によれば、上記実施の形態例に比べ、基台101内の気密をより良好に保てる。図5(b)では、弾性材115の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシート163を貼付等の手法で一体的に設けている。このような構成によれば、上記実施の形態例に比べ、基台101内の気密をより良好に保てる。図5(c)では、図5(b)のシート163の基台101と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基台101の貫通穴101aを塞ぐ両面シールテープ161を貼付等の手法で設けている。このような構成によれば、図5(b)の構成に比べ、基台101内の気密を更に良好に保てる。尚、両面シールテープ161としては、例えば、ポリエステルフィルム基材の両面にアクリル系粘着材が塗布されたテープがある。
【0026】
次に、図6に示す構成であってもよい。図において、基台101の貫通穴101aの開口101bは両面シールテープ201にて塞がれている。この両面シールテープ201には、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、基板113に押接する弾性材203が貼付され、両面シールテープ201と弾性材203とは一体化されている。
【0027】
このような構成によれば、両面シールテープ201は、基台101内の気密を保つシール部材として機能する。弾性材203は、制振部材として機能する。両面シールテープ201の粘着材により、両面シールテープ201と弾性材203とを一体化することにより、両面シールテープ201を基台101の貫通穴101aを塞ぐように貼付するだけで、弾性材203も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。尚、図6に示す構成の両面シールテープ201、弾性材203としては、図1〜図5に示す構成の弾性材115、両面シールテープ161と同じ材質を用いた。
【0028】
(付記1) 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
前記基台と前記基板との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接する弾性材を設けたこと特徴とする磁気ディスク装置。
【0029】
(付記2) 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする付記1記載の磁気ディスク装置。
【0030】
(付記3) 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことを特徴とする付記1記載の磁気ディスク装置。
【0031】
(付記4) 前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする付記3記載の磁気ディスク装置。
【0032】
(付記5) 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープと、
該シールテープと一体的に設けられ、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材と、
を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
【0033】
(付記6) 前記弾性材は、独立発泡部材であることを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
【0034】
(付記7) 前記弾性材は、低発ガス性、絶縁性を有することを特徴とする付記1乃至6いずれかに記載の磁気ディスク。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、前記基台と前記基板との間に設ける部材は、弾性材であることにより、制振部材として機能する。更に、この弾性材は、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接することにより、基台内の気密を保つシール部材としても機能する。従って、弾性材だけで、従来のシール部材、制振部材の両方の機能を有することにより、組付け工数が大幅に低減され、コストダウンを図ることができる。
【0036】
請求項2記載の発明によれば、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことにより、請求項1記載の発明に比べ、基台内の気密をより良好に保てる。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことにより、請求項3記載の発明に比べ、更に、基台内の気密をより良好に保てる。
【0039】
請求項5記載の発明によれば、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープは、基台内の気密を保つシール部材として機能する。空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材は、制振部材として機能する。シールテープと、弾性材はシールテープに一体的に設けられることにより、シールテープを基台の貫通穴を塞ぐように貼付するだけで、弾性材も配置されるので、制振部材を組み付ける工数が不要となり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する図で、図4のB部分の拡大図である。
【図2】実施の形態例の磁気ディスク装置の分解斜視図である。
【図3】図2においてカバーを取り除いた状態の基台をその開口側から見た平面図である。
【図4】図3の切断線A−Aでの断面図である。
【図5】他の実施の形態例を説明する図である。
【図6】他の実施の形態例を説明する図である。
【図7】従来の磁気ディスク装置の断面図である。
【図8】図7でのアクチュエータと基台との取付を説明する図である。
【符号の説明】
101 基台
101a 貫通穴
103 基板
115 弾性部材
Claims (5)
- 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
前記基台と前記基板との間に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴の開口を塞ぐように押接する弾性材を設けたこと特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
- 前記弾性材の前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有したシートを一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
- 前記シートの前記基台と対向する面に、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基台に形成された貫通穴を塞ぐ両面シールテープを設けたことを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク装置。
- 内部に磁気ディスク、該磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータ、前記磁気ディスクに対してデータの書込/読込を行なう磁気ヘッド、該磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目的のトラックへ移動させるアクチュエータが設けられた基台と、該基台の外面に隙間を介して設けられた基板とを有する磁気ディスク装置において、
空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し前記基台に形成された貫通穴を塞ぐように前記基台に貼付されるシールテープと、
該シールテープと一体的に設けられ、空気中の浮遊粒子を通さない気体透過性を有し、前記基板に押接する弾性材と、
を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003087915A JP2004296011A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003087915A JP2004296011A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 磁気ディスク装置 |
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ID=33402180
Family Applications (1)
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JP2003087915A Withdrawn JP2004296011A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7609484B2 (en) | 2005-07-28 | 2009-10-27 | Fujitsu Limited | Magnetic disk device |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087915A patent/JP2004296011A/ja not_active Withdrawn
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