JPH0721761A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JPH0721761A JPH0721761A JP5160779A JP16077993A JPH0721761A JP H0721761 A JPH0721761 A JP H0721761A JP 5160779 A JP5160779 A JP 5160779A JP 16077993 A JP16077993 A JP 16077993A JP H0721761 A JPH0721761 A JP H0721761A
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- cover
- hda
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- parts
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1446—Reducing contamination, e.g. by dust, debris
- G11B33/1466—Reducing contamination, e.g. by dust, debris sealing gaskets
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/12—Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
Abstract
(57)【要約】
【目的】ヘッドディスク組立体内を外気から長期的に密
封可能で、高い信頼性を持ち、小型化に適した、かつ、
安価な情報記録再生装置を提供すること。 【構成】情報を記録するためのディスク７と、ディスク
７に情報を記録再生するためのヘッド８と、ヘッド８を
ディスク７の面上の所望の位置に移動位置決めするキャ
リッジ６とを有し、これらをベース２とカバー１により
内部に保持するヘッドディスク組立体からなる情報記録
再生装置であって、上記ベース２と上記カバー１が、塑
性加工等の方法により結合され、互いに密着し、内部が
密閉された構造であることを特徴とする情報記録再生装
置。
封可能で、高い信頼性を持ち、小型化に適した、かつ、
安価な情報記録再生装置を提供すること。 【構成】情報を記録するためのディスク７と、ディスク
７に情報を記録再生するためのヘッド８と、ヘッド８を
ディスク７の面上の所望の位置に移動位置決めするキャ
リッジ６とを有し、これらをベース２とカバー１により
内部に保持するヘッドディスク組立体からなる情報記録
再生装置であって、上記ベース２と上記カバー１が、塑
性加工等の方法により結合され、互いに密着し、内部が
密閉された構造であることを特徴とする情報記録再生装
置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
の記憶装置の一つである情報記録再生装置に係り、特
に、ヘッドディスク組立体（以下ＨＤＡという）内を外
気から遮断するためのベースとカバーを有する情報記録
再生装置に関する。
の記憶装置の一つである情報記録再生装置に係り、特
に、ヘッドディスク組立体（以下ＨＤＡという）内を外
気から遮断するためのベースとカバーを有する情報記録
再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】情報記録再生装置の一つである従来の磁
気ディスク装置の断面図を図６に、その上面図を図７に
示す。アルミやガラス等の非磁性基板の上に磁性膜を形
成し、磁気的に情報を保持するディスク７の表面に、磁
気的に情報を書き込み又は読み出すためのヘッド８が配
置されている。ヘッド８は、フェライト又は金属薄膜等
の材料でつくられ、ディスク７をスピンドルモータ９に
より回転させることによって、ディスク７表面に０．１
ミクロン程度の空間を保ちながら浮上する。アルミ又は
マグネシウムを素材としたキャリッジ６により、ヘッド
８はディスク７の半径方向に精度良く位置決めされる。
キャリッジ６は、永久磁石によって磁気回路を形成した
ボイス コイル モータ（以下ＶＣＭという）５と、ア
ルミ線や銅線によって巻き線形状としたコイル４とによ
り電磁誘導作用によって駆動位置決めされる。また、ス
ピンドルモータ９の非回転部分とキャリッジ６の軸、Ｖ
ＣＭ５はベース２に固定されている。これらによって構
成されるＨＤＡ内部は、ヘッド８とディスク７の間の情
報の書き込み又は読み出す信号を正確に処理するため
に、この空間に介在物が侵入して磁界を妨げてはならな
いことから、常に清浄に保たれなければならない。
気ディスク装置の断面図を図６に、その上面図を図７に
示す。アルミやガラス等の非磁性基板の上に磁性膜を形
成し、磁気的に情報を保持するディスク７の表面に、磁
気的に情報を書き込み又は読み出すためのヘッド８が配
置されている。ヘッド８は、フェライト又は金属薄膜等
の材料でつくられ、ディスク７をスピンドルモータ９に
より回転させることによって、ディスク７表面に０．１
ミクロン程度の空間を保ちながら浮上する。アルミ又は
マグネシウムを素材としたキャリッジ６により、ヘッド
８はディスク７の半径方向に精度良く位置決めされる。
キャリッジ６は、永久磁石によって磁気回路を形成した
ボイス コイル モータ（以下ＶＣＭという）５と、ア
ルミ線や銅線によって巻き線形状としたコイル４とによ
り電磁誘導作用によって駆動位置決めされる。また、ス
ピンドルモータ９の非回転部分とキャリッジ６の軸、Ｖ
ＣＭ５はベース２に固定されている。これらによって構
成されるＨＤＡ内部は、ヘッド８とディスク７の間の情
報の書き込み又は読み出す信号を正確に処理するため
に、この空間に介在物が侵入して磁界を妨げてはならな
いことから、常に清浄に保たれなければならない。
【０００３】上記構造から、磁気ディスク装置のヘッド
８とディスク７間の接触耐力は、直接装置の寿命に関係
し、障害の状況によっては記憶された情報が読み出せな
くなったり、さらに悪化すると記憶されている情報の全
てが読み出し不能になったりし、その障害による影響は
社会的にも重要な位置を占めるようになってきた。
８とディスク７間の接触耐力は、直接装置の寿命に関係
し、障害の状況によっては記憶された情報が読み出せな
くなったり、さらに悪化すると記憶されている情報の全
てが読み出し不能になったりし、その障害による影響は
社会的にも重要な位置を占めるようになってきた。
【０００４】上記のような障害の初期的現象は、主にヘ
ッド８がディスク７に衝突することによるものである。
この原因の一つは、ＨＤＡ内部に外気が侵入することに
よって、外気中に含まれている塵埃がヘッド８とディス
ク７間に介在することで、ヘッド８の浮上安定性が損な
われて発生するものである。また、このヘッド８とディ
スク７間の衝突は１度発生するとその衝突によって両者
から出る破損片及び塵埃によって加速的に悪化する性質
をもっている。
ッド８がディスク７に衝突することによるものである。
この原因の一つは、ＨＤＡ内部に外気が侵入することに
よって、外気中に含まれている塵埃がヘッド８とディス
ク７間に介在することで、ヘッド８の浮上安定性が損な
われて発生するものである。また、このヘッド８とディ
スク７間の衝突は１度発生するとその衝突によって両者
から出る破損片及び塵埃によって加速的に悪化する性質
をもっている。
【０００５】この障害を回避するために、従来からＨＤ
Ａを密封構造とすることが特開平４−１３２０７２、特
開平３−１７１４９１及び特開平３−２２４１９１に記
載されている。このＨＤＡ内を外気と遮断する方法とし
て、ゴムや樹脂（スポンジ）等を素材としたパッキン１
０を介し、ネジ１４にてアルミを素材としたカバー１と
ベース２とを結合しており、ＨＤＡ内部には内部フィル
タ（図示せず）を設け、ディスク７の回転によって発生
するＨＤＡ内部の空気循環によって内部塵埃の捕獲を行
なうようにしている。
Ａを密封構造とすることが特開平４−１３２０７２、特
開平３−１７１４９１及び特開平３−２２４１９１に記
載されている。このＨＤＡ内を外気と遮断する方法とし
て、ゴムや樹脂（スポンジ）等を素材としたパッキン１
０を介し、ネジ１４にてアルミを素材としたカバー１と
ベース２とを結合しており、ＨＤＡ内部には内部フィル
タ（図示せず）を設け、ディスク７の回転によって発生
するＨＤＡ内部の空気循環によって内部塵埃の捕獲を行
なうようにしている。
【０００６】また、カバー１とベース２をパッキン１０
を介して結合し、ＨＤＡを密封した場合、ＨＤＡ外部の
温度変化により、ＨＤＡ内部と外部との圧力差が生じた
とき、パッキン１０とベース２又はカバー１との間等の
比較的外気の遮断が弱い部分から外気が侵入する恐れが
あるため、カバー１又はベース２に空気通過抵抗の小さ
い呼吸用の外部フィルタ３を介した通気口を設け、ＨＤ
Ａ内に外気の塵埃が侵入しないようにしていた。
を介して結合し、ＨＤＡを密封した場合、ＨＤＡ外部の
温度変化により、ＨＤＡ内部と外部との圧力差が生じた
とき、パッキン１０とベース２又はカバー１との間等の
比較的外気の遮断が弱い部分から外気が侵入する恐れが
あるため、カバー１又はベース２に空気通過抵抗の小さ
い呼吸用の外部フィルタ３を介した通気口を設け、ＨＤ
Ａ内に外気の塵埃が侵入しないようにしていた。
【０００７】このような磁気ディスク装置は、図９に示
すような、コンピュータの外部記憶装置として、複数台
の磁気ディスク装置１７を一つの筐体内に搭載したり
（以下ディスクアレー１６という）、図１０に示すよう
な、内蔵バッテリーを持つノートブック型パソコン１８
の内部に搭載したり、或いは、図１１のように、大型コ
ンピュータ２０の内部に実装される回路基板１９上に搭
載したりしていた。なお、図９において、２１はファ
ン、２２は電源ケーブル、２３はインタフェースケーブ
ルである。
すような、コンピュータの外部記憶装置として、複数台
の磁気ディスク装置１７を一つの筐体内に搭載したり
（以下ディスクアレー１６という）、図１０に示すよう
な、内蔵バッテリーを持つノートブック型パソコン１８
の内部に搭載したり、或いは、図１１のように、大型コ
ンピュータ２０の内部に実装される回路基板１９上に搭
載したりしていた。なお、図９において、２１はファ
ン、２２は電源ケーブル、２３はインタフェースケーブ
ルである。
【０００８】上記搭載方法の中でも、特に、ディスクア
レー１６や大型コンピュータ２０のように磁気ディスク
装置１７を筐体内に搭載する構造は、筐体内の温度上昇
を防ぐための冷却手段として、図９に示すように、ファ
ン２１を設けている。このファン２１は、冷却作用の他
に筐体外より空気を取り込むことによって、空気中に含
まれる大気塵埃も同時に取り込むことになる。このよう
に、磁気ディスク装置１７にとって上記の障害が発生し
やすい環境下で使用されることから、今後もＨＤＡは完
全密封する必要がある。
レー１６や大型コンピュータ２０のように磁気ディスク
装置１７を筐体内に搭載する構造は、筐体内の温度上昇
を防ぐための冷却手段として、図９に示すように、ファ
ン２１を設けている。このファン２１は、冷却作用の他
に筐体外より空気を取り込むことによって、空気中に含
まれる大気塵埃も同時に取り込むことになる。このよう
に、磁気ディスク装置１７にとって上記の障害が発生し
やすい環境下で使用されることから、今後もＨＤＡは完
全密封する必要がある。
【０００９】ノートブック型パソコン１８等は、手軽に
持ち運びが可能であり、これに内蔵する磁気ディスク装
置１７は、外部からの衝撃に強くなければならい。現在
では、磁気ディスク装置１７の小型化要求に伴ってヘッ
ド８の小型化が実現し、従来のヘッドよりさらに軽量化
されたために、耐衝撃性（衝撃加速度）が向上してい
る。
持ち運びが可能であり、これに内蔵する磁気ディスク装
置１７は、外部からの衝撃に強くなければならい。現在
では、磁気ディスク装置１７の小型化要求に伴ってヘッ
ド８の小型化が実現し、従来のヘッドよりさらに軽量化
されたために、耐衝撃性（衝撃加速度）が向上してい
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、図
６、図７に示したように、いずれもパッキン１０によっ
てＨＤＡを密封する構造となっているが、パッキン１０
の素材となるゴムや樹脂（スポンジ）は時間が経つにつ
れて、次第に弾性等の特性が劣化する性質があり、又、
ゴムの材質によっては、ＨＤＡに有害なガスを発生する
ものもあることから、ＨＤＡ内部に外気が侵入したり、
ＨＤＡ内に有害なガスが侵入するという問題があった。
６、図７に示したように、いずれもパッキン１０によっ
てＨＤＡを密封する構造となっているが、パッキン１０
の素材となるゴムや樹脂（スポンジ）は時間が経つにつ
れて、次第に弾性等の特性が劣化する性質があり、又、
ゴムの材質によっては、ＨＤＡに有害なガスを発生する
ものもあることから、ＨＤＡ内部に外気が侵入したり、
ＨＤＡ内に有害なガスが侵入するという問題があった。
【００１１】また、カバー１とベース２を結合する手段
としてネジ１４が使用されてきたが、ＨＤＡ内の密封を
長期間保つために、ゴムや樹脂（スポンジ）を素材とし
たパッキン１０には適した縮み代があるため、ネジ１４
の締結による縮み代の作業管理が必要となり、生産性に
問題があった。
としてネジ１４が使用されてきたが、ＨＤＡ内の密封を
長期間保つために、ゴムや樹脂（スポンジ）を素材とし
たパッキン１０には適した縮み代があるため、ネジ１４
の締結による縮み代の作業管理が必要となり、生産性に
問題があった。
【００１２】この作業管理を回避する手段として、ベー
ス２又はカバー１の互いに結合する側の面であるネジ穴
の周囲を所定の高さに立ち上げ、いわゆるダボだし加工
し、この立ち上げた部分が対面に到達することで、全面
に一定の縮み代を確保することもできるが、いずれにし
ても上記の劣化する問題は避けられない。
ス２又はカバー１の互いに結合する側の面であるネジ穴
の周囲を所定の高さに立ち上げ、いわゆるダボだし加工
し、この立ち上げた部分が対面に到達することで、全面
に一定の縮み代を確保することもできるが、いずれにし
ても上記の劣化する問題は避けられない。
【００１３】また、今後もさらに小型化（ダウンサイジ
ング化）、低価格化が進むことは確実で、低価格の部品
を自動機（ロボット）により組立てる生産体制がこれま
で以上に重要になる。磁気ディスク装置１７は低価格で
あるから、従来のように組立て時等に発生した不良を、
修理して生産ラインに復帰させると、反ってコスト高と
なるという問題があった。
ング化）、低価格化が進むことは確実で、低価格の部品
を自動機（ロボット）により組立てる生産体制がこれま
で以上に重要になる。磁気ディスク装置１７は低価格で
あるから、従来のように組立て時等に発生した不良を、
修理して生産ラインに復帰させると、反ってコスト高と
なるという問題があった。
【００１４】本発明の目的は、ＨＤＡ内を外気から長期
的に密封可能で、高い信頼性を持ち、小型化に適した、
かつ、安価な情報記録再生装置を提供することにある。
的に密封可能で、高い信頼性を持ち、小型化に適した、
かつ、安価な情報記録再生装置を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報記録再生装置は、情報を記録するため
の記録媒体、この記録媒体に情報を記録再生するための
ヘッド、ヘッドを記録媒体面上の所望の位置に移動位置
決めする手段及びこれらを内部に保持するベースとカバ
ーからなるヘッドディスク組立体を有し、ベースとカバ
ーを所望の部分で互いに密着させることにより、内部を
密閉したものである。このような構造は、例えば、ベー
スとカバーを塑性加工により結合することにより得るこ
とができる。また、ベースとカバーを密着させる部分で
両者の間に極めて薄い接着剤の層等があっても両者は密
着しているものとする。
に、本発明の情報記録再生装置は、情報を記録するため
の記録媒体、この記録媒体に情報を記録再生するための
ヘッド、ヘッドを記録媒体面上の所望の位置に移動位置
決めする手段及びこれらを内部に保持するベースとカバ
ーからなるヘッドディスク組立体を有し、ベースとカバ
ーを所望の部分で互いに密着させることにより、内部を
密閉したものである。このような構造は、例えば、ベー
スとカバーを塑性加工により結合することにより得るこ
とができる。また、ベースとカバーを密着させる部分で
両者の間に極めて薄い接着剤の層等があっても両者は密
着しているものとする。
【００１６】
【作用】ベースとカバーを、例えばその周辺部で、互い
に密着させることにより、ゴムや樹脂（スポンジ）から
なるパッキンのように、時間が経つにつれて特性が劣化
する部分がないため、ＨＤＡ内が外気から長期的に密封
可能であり、そのため磁気ディスク装置の信頼性が向上
し、かつ、その生産性を向上することができる。
に密着させることにより、ゴムや樹脂（スポンジ）から
なるパッキンのように、時間が経つにつれて特性が劣化
する部分がないため、ＨＤＡ内が外気から長期的に密封
可能であり、そのため磁気ディスク装置の信頼性が向上
し、かつ、その生産性を向上することができる。
【００１７】
【実施例】本発明の一実施例の磁気ディスク装置の内部
の平面図を図２に、断面図を図１に示す。複数のディス
ク７は、それらの間にディスクスペーサを設けて所定の
間隔で配置され、スピンドルモータ９により回転駆動さ
れる。ディスク７の各面に対しそれぞれヘッド８が配置
される。キャリッジ６により、ヘッド８はディスク７の
面上に半径方向に正確に位置決めされる。ヘッド８とヘ
ッド８の間隔はキャリッジ６のヘッド取付け面を精度良
く仕上げることにより一定の間隔に保たれる。キャリッ
ジ６は、ＶＣＭ５とコイル４により電磁誘導作用によっ
て駆動位置決めされる。
の平面図を図２に、断面図を図１に示す。複数のディス
ク７は、それらの間にディスクスペーサを設けて所定の
間隔で配置され、スピンドルモータ９により回転駆動さ
れる。ディスク７の各面に対しそれぞれヘッド８が配置
される。キャリッジ６により、ヘッド８はディスク７の
面上に半径方向に正確に位置決めされる。ヘッド８とヘ
ッド８の間隔はキャリッジ６のヘッド取付け面を精度良
く仕上げることにより一定の間隔に保たれる。キャリッ
ジ６は、ＶＣＭ５とコイル４により電磁誘導作用によっ
て駆動位置決めされる。
【００１８】また、ヘッド８に設けられた電磁コイルの
細線は、キャリッジ６に何箇所かで固定され、フレキシ
ブルプリント基板（以下Ｒ／ＷＦＰＣという）１３に接
続される。Ｒ／ＷＦＰＣ１３は、ヘッド８の読み書き時
の信号を制御するリードライト回路基板１１に接続され
ている。スピンドルモータ９を駆動させる電力を供給す
るためのモータフレキシブルプリント基板（以下モータ
ＦＰＣという）１２は、ベース２に固定された空気を遮
断できる密閉型コネクタ（図示せず）に接続される。リ
ードライト回路基板１１の下方に接続されているリード
ライト回路基板１１の信号を伝達するためのフレキシブ
ルプリント基板（図示せず）は、上記密閉型コネクタに
モータＦＰＣ１２と並んで接続される。ＨＤＡ外に現れ
た密閉型コネクタは、ＨＤＡを制御するメイン基板と接
続される。
細線は、キャリッジ６に何箇所かで固定され、フレキシ
ブルプリント基板（以下Ｒ／ＷＦＰＣという）１３に接
続される。Ｒ／ＷＦＰＣ１３は、ヘッド８の読み書き時
の信号を制御するリードライト回路基板１１に接続され
ている。スピンドルモータ９を駆動させる電力を供給す
るためのモータフレキシブルプリント基板（以下モータ
ＦＰＣという）１２は、ベース２に固定された空気を遮
断できる密閉型コネクタ（図示せず）に接続される。リ
ードライト回路基板１１の下方に接続されているリード
ライト回路基板１１の信号を伝達するためのフレキシブ
ルプリント基板（図示せず）は、上記密閉型コネクタに
モータＦＰＣ１２と並んで接続される。ＨＤＡ外に現れ
た密閉型コネクタは、ＨＤＡを制御するメイン基板と接
続される。
【００１９】ＨＤＡ内部は、常に清浄に保たれなければ
ならないので、内部フィルタ１５を設け、ディスク７の
回転により発生するＨＤＡ内部の空気循環によって塵埃
の捕獲を行なうようにしている。なお、この磁気ディス
ク装置は、外部フィルタを使用していない。
ならないので、内部フィルタ１５を設け、ディスク７の
回転により発生するＨＤＡ内部の空気循環によって塵埃
の捕獲を行なうようにしている。なお、この磁気ディス
ク装置は、外部フィルタを使用していない。
【００２０】ベース２及びカバー１は、塑性加工に適し
た材料の鋼板又はアルミを素材とする。鋼板を用いた場
合は、適宜めっき処理を施してもよい。ベース２は、上
記ＨＤＡを構成する部品を精度よく保持する必要がある
ため、これらの部品を固定する面は、組立て時及び取扱
い時に変形しない程度に剛性がなければならない。ま
た、カバー１を結合する部分は、図８に示す状態に塑性
変形が可能なように、比較的薄いほうが結合後の密封性
が良く望ましい。また、図１に示したように、ベース２
の部品搭載面（底面）を他の面よりも厚くしているが、
上記の問題がなければ、厚さを統一したほうが加工性が
良く望ましい。
た材料の鋼板又はアルミを素材とする。鋼板を用いた場
合は、適宜めっき処理を施してもよい。ベース２は、上
記ＨＤＡを構成する部品を精度よく保持する必要がある
ため、これらの部品を固定する面は、組立て時及び取扱
い時に変形しない程度に剛性がなければならない。ま
た、カバー１を結合する部分は、図８に示す状態に塑性
変形が可能なように、比較的薄いほうが結合後の密封性
が良く望ましい。また、図１に示したように、ベース２
の部品搭載面（底面）を他の面よりも厚くしているが、
上記の問題がなければ、厚さを統一したほうが加工性が
良く望ましい。
【００２１】また、ベース２の製造方法は、１枚の材料
から絞り加工等により成形し、密閉型コネクタを実装す
る穴をプレス抜き加工等にて設ける。部品搭載面を底面
とした場合の側面全周には、ベース２にカバー１を結合
する際や、ＨＤＡ外の温度差によって、ＨＤＡ内部の空
気が膨張、或いは収縮することによって、ベース２上の
部品間隔の精度に影響しないように、圧力調整機構とし
て、図１に示すような形状の絞り部分２４を設ける。こ
の圧力調整機構は、カバー１に設けても、カバー１とベ
ース２の両方に設けてもよい。
から絞り加工等により成形し、密閉型コネクタを実装す
る穴をプレス抜き加工等にて設ける。部品搭載面を底面
とした場合の側面全周には、ベース２にカバー１を結合
する際や、ＨＤＡ外の温度差によって、ＨＤＡ内部の空
気が膨張、或いは収縮することによって、ベース２上の
部品間隔の精度に影響しないように、圧力調整機構とし
て、図１に示すような形状の絞り部分２４を設ける。こ
の圧力調整機構は、カバー１に設けても、カバー１とベ
ース２の両方に設けてもよい。
【００２２】カバー１は、ベース２に結合の際、ＨＤＡ
内に搭載された部品間隔の精度に影響を与えないよう
に、カバー１の厚み（剛性）は、ベース２より薄く（強
度的に弱く）、かつ、ＨＤＡ内に搭載された部品の動作
に影響を与えないように、ベース２との結合によって変
形したり、破壊しない程度の引張り強度が必要である。
カバー１の素材の板厚を塑性加工に適した薄いものを使
用した状態で、剛性を上げる手段として、段差を設けて
絞り加工を施してもよい。このようなカバー１の例の上
面図を図４に、その断面図を図５に示す。また、別の補
強部材をカバー１面に取り付ける方法でもよい。ベース
２及びカバー１は上記加工後、塑性（プレス）加工の際
の応力歪みがあるので、これを取り除くために、適度な
熱処理を施すことが望ましい。
内に搭載された部品間隔の精度に影響を与えないよう
に、カバー１の厚み（剛性）は、ベース２より薄く（強
度的に弱く）、かつ、ＨＤＡ内に搭載された部品の動作
に影響を与えないように、ベース２との結合によって変
形したり、破壊しない程度の引張り強度が必要である。
カバー１の素材の板厚を塑性加工に適した薄いものを使
用した状態で、剛性を上げる手段として、段差を設けて
絞り加工を施してもよい。このようなカバー１の例の上
面図を図４に、その断面図を図５に示す。また、別の補
強部材をカバー１面に取り付ける方法でもよい。ベース
２及びカバー１は上記加工後、塑性（プレス）加工の際
の応力歪みがあるので、これを取り除くために、適度な
熱処理を施すことが望ましい。
【００２３】上記のようにして作成されたベース２に密
閉型コネクタを装着し、内部にＨＤＡを構成する部品を
搭載する。ベース２とカバー１を図８に示すように折り
曲げて結合する。カバー１とベース２の結合部の密閉度
をさらに向上する方法として、折り曲げ部内部に密封剤
（接着剤）を充填してもよい。なお、本実施例のカバー
１とベース２の結合部は、内部に９．８×１０4Ｐａの
空気圧を加えて水中に入れても、空気が漏れないことを
確認した。
閉型コネクタを装着し、内部にＨＤＡを構成する部品を
搭載する。ベース２とカバー１を図８に示すように折り
曲げて結合する。カバー１とベース２の結合部の密閉度
をさらに向上する方法として、折り曲げ部内部に密封剤
（接着剤）を充填してもよい。なお、本実施例のカバー
１とベース２の結合部は、内部に９．８×１０4Ｐａの
空気圧を加えて水中に入れても、空気が漏れないことを
確認した。
【００２４】結合後は、カバー１とベース２に応力歪み
が発生するので、これを取り除くために適度な熱処理を
施す。カバー１の上面図を図３に示す。図のように結合
部の形状はできるだけ簡単にすることと、隅部はできる
だけ大きなＲにすることで、例えばＲ１以上のＲ形状と
することで、結合は自動機にて可能である。本実施例で
はＲ６とした。また、カバー１とベース２の結合時、ヘ
ッド８がディスク７を損傷する程度の衝撃が加わる場合
には、カバー１の結合速度を遅くする等の衝撃に対して
配慮する必要がある。
が発生するので、これを取り除くために適度な熱処理を
施す。カバー１の上面図を図３に示す。図のように結合
部の形状はできるだけ簡単にすることと、隅部はできる
だけ大きなＲにすることで、例えばＲ１以上のＲ形状と
することで、結合は自動機にて可能である。本実施例で
はＲ６とした。また、カバー１とベース２の結合時、ヘ
ッド８がディスク７を損傷する程度の衝撃が加わる場合
には、カバー１の結合速度を遅くする等の衝撃に対して
配慮する必要がある。
【００２５】なお、本実施例のように、カバー１とベー
ス２の外形が各々の辺の中点を結んだいずれかの直線に
対して対称な形状にすると、これらを製造することが容
易であるという利点がある。また、カバー１とベース２
の結合面を同一平面とすると、これらの結合が容易に行
なわれるという利点がある。以上の実施例は、磁気ディ
スク装置について述べたが、本発明は光記録装置などに
適用できることは、いうまでもない。
ス２の外形が各々の辺の中点を結んだいずれかの直線に
対して対称な形状にすると、これらを製造することが容
易であるという利点がある。また、カバー１とベース２
の結合面を同一平面とすると、これらの結合が容易に行
なわれるという利点がある。以上の実施例は、磁気ディ
スク装置について述べたが、本発明は光記録装置などに
適用できることは、いうまでもない。
【００２６】
【発明の効果】以上述べたように、パッキンを用い、ネ
ジの締結による作業管理等の問題がなく、また、ネジが
存在しないので、ネジの頭の高さ分とベースのネジ穴を
考慮した厚さが不要となる。さらには、パッキンを使用
しないことから、従来、カバー又はベースに空気通過抵
抗の小さい呼吸用の外部フィルタを介した通気口を設け
ていたが、これも不要になる。
ジの締結による作業管理等の問題がなく、また、ネジが
存在しないので、ネジの頭の高さ分とベースのネジ穴を
考慮した厚さが不要となる。さらには、パッキンを使用
しないことから、従来、カバー又はベースに空気通過抵
抗の小さい呼吸用の外部フィルタを介した通気口を設け
ていたが、これも不要になる。
【００２７】上記により、ＨＤＡ内を外気から長期的に
密封することが可能であり、また、磁気ディスク装置の
小型化が可能となり、部品点数を削減することにより生
産性、信頼性に優れた磁気ディスク装置が提供できた。
密封することが可能であり、また、磁気ディスク装置の
小型化が可能となり、部品点数を削減することにより生
産性、信頼性に優れた磁気ディスク装置が提供できた。
【図１】本発明の一実施例の磁気ディスク装置の断面
図。
図。
【図２】図１に示した磁気ディスク装置の内部平面図。
【図３】図１に示した磁気ディスク装置の上面図。
【図４】本発明の他の実施例の磁気ディスク装置のカバ
ー上面図。
ー上面図。
【図５】図４に示したカバーの断面図。
【図６】従来の磁気ディスク装置の断面図。
【図７】図６に示した従来の磁気ディスク装置の上面
図。
図。
【図８】本発明の一実施例の磁気ディスク装置のベース
カバー結合部断面図。
カバー結合部断面図。
【図９】磁気ディスク装置の搭載例を示す図。
【図１０】磁気ディスク装置の他の搭載例を示す図。
【図１１】磁気ディスク装置のさらに他の搭載例を示す
図。
図。
１…カバー ２…ベース ３…外部フィルタ ４…コイル ５…ＶＣＭ ６…キャリッジ ７…ディスク ８…ヘッド ９…スピンドルモータ １０…パッキン １１…リードライト回路基板 １２…モータＦＰＣ １３…Ｒ／ＷＦＰＣ １４…ネジ １５…内部フィルタ １６…ディスクアレー １７…磁気ディスク装置 １８…ノートブック型パソコン １９…回路基板 ２０…大型コンピュータ ２１…ファン ２２…電源ケーブル ２３…インタフェースケーブル ２４…絞り部分
Claims (2)
- 【請求項１】情報を記録するための記録媒体、該記録媒
体に情報を記録再生するためのヘッド、該ヘッドを該記
録媒体面上の所望の位置に移動位置決めする手段及びこ
れらを内部に保持するベースとカバーからなるヘッドデ
ィスク組立体を有する情報記録再生装置において、上記
ベースと上記カバーが所望の部分で互いに密着し、内部
が密閉された構造であることを特徴とする情報記録再生
装置。 - 【請求項２】請求項１記載の情報記録再生装置におい
て、上記ベース及び上記カバーの少なくとも一方に圧力
調整機構を有することを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160779A JPH0721761A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
| GB9412729A GB2279492A (en) | 1993-06-30 | 1994-06-24 | Hermetically sealed disk drive |
| KR1019940015127A KR950001742A (ko) | 1993-06-30 | 1994-06-29 | 정보 기록 및 재생 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160779A JPH0721761A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0721761A true JPH0721761A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15722273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5160779A Pending JPH0721761A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 情報記録再生装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721761A (ja) |
| KR (1) | KR950001742A (ja) |
| GB (1) | GB2279492A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7428741B2 (en) | 2004-06-30 | 2008-09-23 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Optical storage capable of reducing power consumption |
| JP2013037754A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | モータ用ベース及びこれを含むハードディスクドライブ |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6141300A (en) | 1989-06-20 | 2000-10-31 | Discovision Associates | Optical actuator including lens assembly with optical axis having symmetric suspensory forces acting thereon and optical disc system including same |
| US5677899A (en) | 1991-02-15 | 1997-10-14 | Discovision Associates | Method for moving carriage assembly from initial position to target position relative to storage medium |
| US6236625B1 (en) | 1991-02-15 | 2001-05-22 | Discovision Associates | Optical disc system having current monitoring circuit with controller for laser driver and method for operating same |
| US6069857A (en) | 1991-02-15 | 2000-05-30 | Discovision Associates | Optical disc system having improved circuitry for performing blank sector check on readable disc |
| US5729511A (en) | 1991-02-15 | 1998-03-17 | Discovision Associates | Optical disc system having servo motor and servo error detection assembly operated relative to monitored quad sum signal |
| US6434087B1 (en) | 1995-01-25 | 2002-08-13 | Discovision Associates | Optical disc system and method for controlling bias coil and light source to process information on a storage medium |
| US8335050B2 (en) | 2007-04-03 | 2012-12-18 | Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. | Disk drive with a solder preform hermetic seal |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4367503A (en) * | 1980-12-24 | 1983-01-04 | International Business Machines Corporation | Fermetically sealed disk file |
| US4488192A (en) * | 1982-05-28 | 1984-12-11 | International Business Machines Corporation | Cooling arrangement for hermetically sealed disk files |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5160779A patent/JPH0721761A/ja active Pending
-
1994
- 1994-06-24 GB GB9412729A patent/GB2279492A/en not_active Withdrawn
- 1994-06-29 KR KR1019940015127A patent/KR950001742A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7428741B2 (en) | 2004-06-30 | 2008-09-23 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Optical storage capable of reducing power consumption |
| JP2013037754A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | モータ用ベース及びこれを含むハードディスクドライブ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2279492A (en) | 1995-01-04 |
| GB9412729D0 (en) | 1994-08-17 |
| KR950001742A (ko) | 1995-01-03 |
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