JP2851859B2 - ヒドラジン基含有樹脂の架橋硬化方法 - Google Patents

ヒドラジン基含有樹脂の架橋硬化方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱硬化性樹脂組成物に関し、該組成物は金属
素材の防食プライマーとして有用であり、さらに陰極電
着塗料用ビヒクルとして好適である。
[従来技術] ヒドラジン基含有樹脂とエステル基含有化合物とから
成る熱硬化性樹脂組成物は従来知られていない。
ヒドラジン残基含有樹脂の使用例としては、酸ヒドラ
ジド基含有アクリル共重合体とアルデヒド又はケトン性
カルボニル基含有化合物から成る常温硬化性エマルジョ
ンが僅かに知られているのみである(特開昭62−62852
号公報、特開昭62−72742号公報など)。
一方、エステル基含有化合物を架橋剤として利用する
ことは知られており、例えば、アミノ基含有樹脂とエス
テル基含有化合物とから成る組成物を陰極電着塗料用ビ
ヒクルとして使用することは多数提案されている。その
際エステル基含有化合物としてはポリカルボン酸β−ヒ
ドロキシエチルエステルやマロン酸エステルが中でも有
用とされている(特開昭54−158442号公報、特開昭55−
80436号公報、特開昭57−147551号公報、特開昭58−983
68号公報など)。
[発明が解決しようとする課題] 前述の酸ヒドラジド基含有アクリル共重合体とカルボ
ニル基含有化合物とからなる樹脂組成物は、常温で本質
的に安定ではなく、特に電着塗料のような長期安定性の
必要な用途には使用できない。
また、アミノ基含有樹脂とエステル基含有化合物とか
らなる樹脂組成物は低温硬化性や得られる塗膜の耐食性
などが不充分である。
そこで低温硬化性と長期安定性を兼ね備え、しかも塗
膜の防食性にすぐれた、電着塗装にも使用できる樹脂組
成物が望まれている。
[課題を解決する手段] 本発明者は上記従来の問題点を解決することを目的に
鋭意研究を行なった結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)ヒドラジン基を2個以上
有する樹脂と;(B)エステル基を2個以上有する化合
物とを主成分とする熱硬化性樹脂組成物に関し、該組成
物は酸で中和することによって陰極電着塗装可能な水分
散液とすることができ、該水分散液は長期安定性にすぐ
れ、金属素材に適用したとき、低温で硬化し、かつ耐食
性などに優れた塗膜を与えることができる。
該組成物において、エステル基含有化合物は架橋剤と
しての機能を有しており、ヒドラジン基含有樹脂に含ま
れるヒドラジン基と該化合物中のエステル基とによる架
橋硬化反応が生じその結果、硬化塗膜はヒドラジド結合
が生成しているものと思われる。その反応を式で示せば
次のとおりである。
本反応はエステル基や硬化触媒の種類等により異なる
が、一般に、100〜200℃、特に120〜160℃の範囲内の温
度で好適に進行せしめることができる。
以下、本発明の組成物を構成する上記両成分について
さらに詳細に説明する。
(A)ヒドラジン基を1分子中に2個以上有する樹脂
(以下、「(A)成分」と略称することがある): (A)成分におけるヒドラジン基は炭化水素鎖に結合
した−N(R)・NH2又は>N・NH2で示される基が包含
され、ここでRは特に制限されるものではないが、例え
ば、水素原子;メチル、エチルなどのアルキル基;β−
ヒドロキシエチルのようなヒドロキシアルキル基等があ
げられる。
かかるヒドラジン基を有する(A)成分は、例えばエ
ポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂とヒドラジン
(ヒドラート)類とを室温ないし約130℃程度の温度で
反応させることにより製造することができる。その際に
起りうる反応を式で示せば次のとおりである。
上記式HN(R)・NH2(H2O)のヒドラジン(ヒドラー
ト)類としては、例えば、ヒドラジンヒドラート;及び
メチルヒドラジン、β−ヒドロキシエチルヒドラジンな
どのモノ置換ヒドラジンをあげることができる。
一方、これらヒドラジン(ヒドラート)類と反応せし
められるエポキシ樹脂としては、通常のビスフェノール
(例えばヒスフェノールA)ポリエーテルジグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂(例えば、数平均分子量が360
〜3,000の範囲内のもの)が好適に使用できる。また、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリプ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリカプロ
ラクトンジオールジグリシジルエーテル、ポリテトラメ
チレングリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルA・アルキレンオキシド付加物のジグリシジルエーテ
ルなどの2官能性エポキシ樹脂、特に数平均分子量250
〜3,000のものも使用することができる。さらに、ノボ
ラックフェノールポリグリシジルエーテル、エポキシ化
ポリブタジエン、グリシジル(メタ)アクリレート共重
合体、エポキシ化ビニルシクロヘキセンオキシド開環重
合体などの多官能性エポキシ樹脂も部分的に使用でき
る。これらのエポキシ樹脂と前記ヒドラジン類との使用
割合は用途によって適宜に選択することができる。
(A)成分の他の合成方法としては、α,β−不飽和
カルボニル基含有樹脂に前記のヒドラジン(ヒドラー
ト)類をマイケル付加させる方法が挙げられる。ここで
使用するα,β−不飽和カルボニル基含有樹脂として
は、例えば、エポキシ樹脂のアクリル酸付加物、ヒドロ
キシアルキルアクリレート/ジイソシアネート部分付加
物とポリオールとの付加物などが挙げられる。
これらの両成分のマイケル付加反応はそれ自体既知の
方法で行なわれ、その反応は下記式のとおりに進行する
と思われる。
得られる(A)成分は、数平均分子量が一般に約1,00
0〜約20,000、特に約2,000〜約10,000の範囲内にあり、
またヒドラジン基当量が約200〜約2,000、特に約400〜
約1,000の範囲内にあることが好ましい。
(B)エステル基を1分子中に2個以上有する化合物
(以下、「(B)成分」と略称することがある):ここ
で「エステル基」とは、揮発性アルコールでエステル化
されたカルボキシル基を指し、また該化合物は場合によ
りエステル化されていないカルボキシル基を含むことも
できる。
(B)成分は上記(A)成分の架橋剤の役割を果すも
のであり、ポリカルボン酸の低級アルコールエステルが
好適に使用できる。使用しうるエステルとしては、例え
ば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸、2量体リノール酸、トリメリット酸、メチルシクロ
ヘキセントリカルボン酸、ドデセニルコハク酸、ピロメ
リット酸などの多塩基酸の低級アルキルエステル、例え
ばメチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n
−、iso−もしくはsec−ブチル、n−ヘキシルまたは2
−エチルヘキシルエステル;低級ヒドロキシアルキルエ
ステル、例えば2−ヒドロキシエチルエステル;低級ア
ルコキシアルキルエステル、例えば2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、2−ブトキシエチルまたは1
−メチル−2−メトキシエチルエステル;アルキルエス
テル、特にベンジルエステル;シクロアルキルエステ
ル、例えばシクロヘキシルエステル;アリルエステル、
フルフリルエステル等が挙げられる。さらに、これらの
ポリカルボン酸エステルを、例えばプロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリ
トールなどのポリオールと縮合してより多官能化させて
使用することもできる。かかるポリオールの代りに、ト
リエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノ
ールアミン、エチレンジアミン、トリエチレンジアミ
ン、プロピレンジアミンなどの多官能アミンを使用して
多官能化を行なってもよい。
また、(B)成分としては以上に述べた以外に、ヒド
ロキシカルボン酸の低級アルコールエステル、例えばヒ
ドロキシ酢酸、乳酸、ヒドロキシ酪酸、ジメチロールプ
ロピオン酸の低級アルキルエステル、例えばメチル、エ
チルまたはブチルエステルと、ポリイソシアネート、例
えば、2,4−トルエンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネートなどとの付加物を使用することもでき
る。
さらに(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステル、
例えばメチル、エチルまたはブチル、低級ヒドロキシア
ルキルエステル、例えば2−ヒドロキシエチルエステル
などの(共)重合体も使用することができる。
これらの中で、低温硬化性と長期安定性の両立性とい
う観点から、α,β−不飽和ジカルボン酸、例えばマレ
イン酸、フマル酸のジエチルエステル、ジn−もしくは
iso−プロピルエステル、ジn−、iso−もしくはsec−
ブチルエステル、及びこれらとトリメチロールエタン又
はトリメチロールプロパンとの縮合物が最適である。
上記(B)成分としては一般に、数平均分子量が約12
0〜約2,000、特に200〜約1,000の範囲内にあり、また、
エステル基当量が約60〜約1,000、特に約100〜500の範
囲内にあるものが好ましい。
以上に述べた(A)成分と(B)成分の配合割合は、
一般には、(A)成分中のヒドラジン基と(B)成分中
のエステル基との官能基数がほぼ等しくなるように配合
することが好ましいが、しかし、最終の樹脂組成物の使
用目的等に応じて広範囲にわたって変えることができ、
例えば、ヒドラジン基/エステル基の当量比が0.5/1〜2
/1となる範囲内で使用することもできる。
本発明の組成物は、上記(A)および(B)成分を単
に混合するだけでも得られるが、相溶性を高めるために
約50〜約150℃の温度に加熱して部分的に反応させるこ
ともできる。また、予めヒドラジン基含有樹脂の樹脂骨
格中にエステル基を一部導入してもよい。ヒドラジン基
含有樹脂の樹脂骨格中にエステル基を予め導入する方法
としては、例えば、エポキシ樹脂にジカルボン酸モノア
ルキルエステルを付加する方法;樹脂中の水酸基にヒド
ロキシモノカルボン酸アルキルエステル/ジイソシアネ
ートのモノウレタンを付加する方法;(メタ)アクリル
酸アルキルエステルの共重合;樹脂中のヒドラジン基に
(メタ)アクリル酸アルキルエステルをマイケル付加す
る方法等が挙げられる。さらに、(B)成分中に残存し
うるカルボキシル基を利用し、このカルボキシル基に
(A)成分のヒドラジン基をイオン結合で結合させて両
成分の相溶性を高めることもできる。
上記(A)成分と(B)成分とを混合もしくは部分的
に反応せしめてなる本発明の熱硬化性樹脂組成物は水お
よび(または)有機溶剤に溶解もしくは分散せしめて用
いることが好ましい。
また、該組成物におけるヒドラジン残基とエステル基
との架橋硬化反応を促進させるために、該組成物に触
媒、例えば鉛、錫、アルミニウム、ジルコニウム、チタ
ン、鉄、亜鉛のカルボキシレートやアセチルアセトネー
トなどの有機金属化合物を触媒量配合することは有効で
ある。
さらに、(A)成分中に存在しうるヒドラジン基以外
の官能基、例えば水酸基を架橋させるため、ブロックポ
リイソシアネート化合物やメチロール化メラミンなどを
部分的に併用することもできる。
本発明の組成物を陰極電着塗料用ビヒクルとして使用
する場合、樹脂中のヒドラジン基の量は一般に樹脂1,00
0g当り0.5〜2.5モル、好ましくは0.8〜2.0モルであるこ
とが望ましく、酸で該ヒドラジン基の0.2〜1.0当量、好
ましくは0.25〜0.5当量を中和することにより該樹脂組
成物の水分散化を達成することができる。中和に用いう
る酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、乳酸などが最も一
般的に使用される。水分散化後樹脂組成物は樹脂固形分
が一般に5〜25重量%、好ましくは10〜20重量%になる
ように水希釈される。水分散性調整のため、該樹脂中に
一部アミノ基、4級アンモニウム塩基を導入してもよ
い。非イオン性界面活性剤を添加することもまた有効で
ある。
本発明の樹脂組成物は金属素材の防食プライマーとし
て特に有用である。本発明の樹脂組成物の熱硬化反応に
より生成するヒドラジンヒドラジド結合により形成され
る架橋塗膜は、金属表面に対し優れた付着性を有し、ま
た耐水性、耐アルカリ性にも優れるので卓越した防食性
を発揮する。本発明の樹脂組成物において、防食性を特
に要求される用途に対しては、(A)成分としてビスフ
ェノールポリエーテルジグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂を樹脂骨格とするものを用いるのが適しており、一
方、耐候性も重視される用途に対しては(メタ)アクリ
ル酸グリシジルエステル共重合体やポリカプロラクトン
ジオールジグリシジルエーテルを樹脂骨格に使用するこ
とが好ましい。さらに樹脂の水分散性が重視される(水
性塗料)用途に対しては、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテルを一部使用するのが望ましい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、例中の部および%は重量基準である。
実施例 1 エポキシ当量475を有するビスフェノールA型エポキ
シ樹脂475部(1当量)をプロピレングリコールモノメ
チルエーテル236部に溶解し、撹拌下に50℃以下でヒド
ラジン水和物33.3部(2/3モル)を加え、発熱により60
℃まで昇温し、同温度に保つ、発熱停止後、徐々に90℃
まで昇温し、同温度に2時間保って反応を完結させる。
数平均分子量1,500及びヒドラジン当量744.5の基体樹脂
(固形分66.7%)を得る。
上記基体樹脂744部(固形分496部)にフマル酸ジエチ
ル57.3部(1/3モル;分子量172;エステル当量86)およ
びナフテン酸鉛5.5部を混合し、イソプロパノールで粘
度を数ポイズ/25℃に下げ、無処理鋼板にスプレー塗装
し、120℃で20分間焼付けて、厚さ20〜22μのアセトン
耐性のある塗膜を得た。
このものの耐ソルトスプレー試験は480時間合格であ
った。
実施例 2 エポキシ当量475を有するビスフェノールA型エポキ
シ樹脂475部(1当量)をエチレングリコールモノブチ
ルエーテル181部に溶解し、撹拌しながら60℃でヒドラ
ジン水和物50部(1モル)を加え、発熱が止むまで冷却
により同温度に保つ。発熱停止後、90℃で2時間加熱し
たのち、エポキシ当量315のポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル157部(1/2当量)を加え、再び発
熱が止むまで90℃に保つ。発熱停止後105℃で2時間加
熱して反応を完結させて、数平均分子量1,300及びヒド
ラジン当量664の基体樹脂(固形分76.9%)を得る。
マレイン酸ジブチル228部(1モル)、トリメチロー
ルプロパン45部(1/3モル)および2−エチルヘキサン
酸鉛0.68部を窒素気流中180℃で撹拌加熱して、生成ブ
タノールを留去し、留出量が70部以上に達するまで結合
させて、数平均分子量約600及びエステル当量199の架橋
剤を得る。
上記基体樹脂862部(固形分664部)及び架橋剤199部
の混合物に2−エチルエキサン酸鉛10.8部を加える。酢
酸18.5部を加えて中和し、撹拌下に脱イオン水3700部を
徐々に加えて、樹脂固形分18%、平均粒径0.2μの水分
散液を得た。このものをカチオン性電着浴として、リン
酸亜鉛処理鋼板[Bt#3118、日本テストパネル(株)
製]に、浴温27℃、200Vで3分間通電し電着塗装したの
ち、140℃で20分間焼付けて、厚さ18μ、アセトン耐性
のある塗膜を得た。このものの耐ソルトスプレー性は96
0時間以上合格であった。
実施例 3 無水マレイン酸98部(1モル)をイソブチルアルコー
ル74部(1モル)に加熱溶解し、60℃で発熱が抑まるま
で反応させた後、90℃で1時間加熱して付加反応を完結
させる。次にトリメチロールプロパン45部(1/3モル)
およびトルエン6.5部を加えて、窒素気流中180℃で還流
脱水を行い、留出水量が17部(0.95モル)以上に達する
まで縮合させて、数平均分子量約600及びエステル当量1
99の架橋剤を得る。
実施例2と同じ基体樹脂を同量用い、同様にして、中
和水分散し、電着塗装した。300Vで2分間通電し、160
℃で20分焼付けると、厚さ17μ、アセトン耐性のある塗
膜が得られた。このものの耐ソルトスプレー性も960時
間合格であった。
実施例 4 実施例1と同じ基体樹脂を同量用い、イソフタル酸ジ
メチル64.7部(1/3モル)および2−エチルヘキサン酸
鉛8.5部を混合し、同様にして無処理鋼板にスプレー塗
装し、160℃で30分焼付けて、厚さ10〜14μの、アセト
ン耐性があり、耐ソルトスプレー性480時間合格の塗膜
を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 79:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 73/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂のエポキシ基にヒドラジン
    (ヒドラート)類を反応させるか、又はα,β−不飽和
    カルボニル基含有樹脂にヒドラジン(ヒドラート)類を
    マイケル付加させることにより得られる、数平均分子量
    が1,000〜20,000の範囲内にあり且つヒドラジン基当量
    が200〜2,000の範囲内にあるヒドラジン基含有樹脂を架
    橋剤と反応させることによって架橋硬化させるにあた
    り、該架橋剤として、炭素数が1〜8のアルコールでエ
    ステル化されたカルボキシル基を有する、数平均分子量
    が120〜2,000の範囲内にあり且つエステル基当量が60〜
    1,000の範囲内にあるエステル基含有化合物を使用する
    ことを特徴とするヒドラジン基含有樹脂の架橋硬化方
    法。
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