JP2851466B2 - 折機のくわえ装置 - Google Patents
折機のくわえ装置Info
- Publication number
- JP2851466B2 JP2851466B2 JP3338629A JP33862991A JP2851466B2 JP 2851466 B2 JP2851466 B2 JP 2851466B2 JP 3338629 A JP3338629 A JP 3338629A JP 33862991 A JP33862991 A JP 33862991A JP 2851466 B2 JP2851466 B2 JP 2851466B2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- cam
- gripping
- folding machine
- plate
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は折機に設置されシート又
は折帖を搬送する胴に適用されるくわえ装置空打防止装
置に関する。
は折帖を搬送する胴に適用されるくわえ装置空打防止装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に単巾の折機に設けられた胴の配置
の一例を示す。三角板１にて走行方向に２つに折られた
紙、あるいはガイドローラ２よりのウェブは、第１段ニ
ッピングローラ３、縦ミシン刃装置４、および第２段ニ
ッピングローラ５を経て鋸胴６と受胴７の間に送り込ま
れる。次に受胴７の針１４にて突刺されると同時に、鋸
胴６の鋸刃１３と受胴７の鋸刃受１５にて断裁され、折
帖あるいはシートとなり、折胴８の針１４にて刺し替え
られて折胴８のまわりを回転し非重ねあるいは重ねられ
たのち、折胴８の折ブレード１６にてくわえ胴９のくわ
え板１７とくわえ板受１８との間に折込まれ、平行折帖
（断裁面に平行に２つに折られる）となる。この平行折
帖は、くわえ胴９のくわえ板１７より、第１減速胴１０
の爪１９と爪座２０、更に第１減速胴１０の爪１９より
第２減速胴１１および１２の爪１９に咬え替えされなが
ら送られ、第２減速胴１１および１２よりそれぞれ搬送
ベルト２１および２２上に排出される。
の一例を示す。三角板１にて走行方向に２つに折られた
紙、あるいはガイドローラ２よりのウェブは、第１段ニ
ッピングローラ３、縦ミシン刃装置４、および第２段ニ
ッピングローラ５を経て鋸胴６と受胴７の間に送り込ま
れる。次に受胴７の針１４にて突刺されると同時に、鋸
胴６の鋸刃１３と受胴７の鋸刃受１５にて断裁され、折
帖あるいはシートとなり、折胴８の針１４にて刺し替え
られて折胴８のまわりを回転し非重ねあるいは重ねられ
たのち、折胴８の折ブレード１６にてくわえ胴９のくわ
え板１７とくわえ板受１８との間に折込まれ、平行折帖
（断裁面に平行に２つに折られる）となる。この平行折
帖は、くわえ胴９のくわえ板１７より、第１減速胴１０
の爪１９と爪座２０、更に第１減速胴１０の爪１９より
第２減速胴１１および１２の爪１９に咬え替えされなが
ら送られ、第２減速胴１１および１２よりそれぞれ搬送
ベルト２１および２２上に排出される。
【０００３】図４に倍巾折機に設けられた胴の配置の一
例を示す。１，２，３，４，５，６，７および８は、図
３と同様に、それぞれ三角板，ガイドローラ，第１段ニ
ッピングローラ，縦ミシン装置，第２段ニッピングロー
ラ，鋸胴，受胴および折胴で、図３と異なる点は、胴中
の幅が図３のものの２倍になっていて、各胴６ないし１
２の針１４折ブレード１６、くわえ板１７又は爪１９の
それぞれを搖動させる軸２３（図５）が、胴中の幅方向
に２分された駆動側および操作側部分に、それぞれ１組
づつ設けられている点である。尚くわえ胴９以降の胴に
ついても同様であるが図４では図示を省略した。
例を示す。１，２，３，４，５，６，７および８は、図
３と同様に、それぞれ三角板，ガイドローラ，第１段ニ
ッピングローラ，縦ミシン装置，第２段ニッピングロー
ラ，鋸胴，受胴および折胴で、図３と異なる点は、胴中
の幅が図３のものの２倍になっていて、各胴６ないし１
２の針１４折ブレード１６、くわえ板１７又は爪１９の
それぞれを搖動させる軸２３（図５）が、胴中の幅方向
に２分された駆動側および操作側部分に、それぞれ１組
づつ設けられている点である。尚くわえ胴９以降の胴に
ついても同様であるが図４では図示を省略した。
【０００４】図５において、上記軸２３の先端に固設さ
れたレバー２４に取付けられたカムフォロア２５は、カ
ム受２６を介してフレームに固定されたカム２７により
駆動され、軸２３が回動し、針１４および折ブレード１
７は胴の外周面より突出したり（咬え）引込んだり（放
し）する。またくわえ板１７および爪１９はそれぞれく
わえ板受１８および爪座２０に対して開（放し）閉（咬
え）を行う。尚、図４の倍幅折機では各胴の両側にそれ
ぞれ１組づつ上記軸２３を回動させるカム２７が設けら
れている。
れたレバー２４に取付けられたカムフォロア２５は、カ
ム受２６を介してフレームに固定されたカム２７により
駆動され、軸２３が回動し、針１４および折ブレード１
７は胴の外周面より突出したり（咬え）引込んだり（放
し）する。またくわえ板１７および爪１９はそれぞれく
わえ板受１８および爪座２０に対して開（放し）閉（咬
え）を行う。尚、図４の倍幅折機では各胴の両側にそれ
ぞれ１組づつ上記軸２３を回動させるカム２７が設けら
れている。
【０００５】次に、図３において、折胴８にてシート又
は折帖の重ねを行わない場合（非重ね）は、ＡおよびＢ
側（すべて）のくわえ胴９のくわえ板１７，第１減速胴
１０および第２減速胴１１と１２の爪１９が咬えを行
う。重ねを行う時は、上述の胴のＢ側のくわえ板１７あ
るいは爪１９は咬えを行うが、Ａ側はくわえる必要がな
いのに咬え動作は行っている。
は折帖の重ねを行わない場合（非重ね）は、ＡおよびＢ
側（すべて）のくわえ胴９のくわえ板１７，第１減速胴
１０および第２減速胴１１と１２の爪１９が咬えを行
う。重ねを行う時は、上述の胴のＢ側のくわえ板１７あ
るいは爪１９は咬えを行うが、Ａ側はくわえる必要がな
いのに咬え動作は行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。単巾および倍巾の折機で重ねを
行う時は、いづれか一方の側（図３ではＡ側）のくわえ
装置はくわえる必要がないのに、咬え動作即ち空打ちを
行っている。また２列出しの倍巾折機では、駆動又は操
作側のいづれか一方の列に紙のない時は、紙のない方の
側のくわえ装置がすべて空打ちをする。また重ねの時
は、紙のない側（図３のＡ側）は空打ちする。
のような問題点がある。単巾および倍巾の折機で重ねを
行う時は、いづれか一方の側（図３ではＡ側）のくわえ
装置はくわえる必要がないのに、咬え動作即ち空打ちを
行っている。また２列出しの倍巾折機では、駆動又は操
作側のいづれか一方の列に紙のない時は、紙のない方の
側のくわえ装置がすべて空打ちをする。また重ねの時
は、紙のない側（図３のＡ側）は空打ちする。
【０００７】このように空打ちすると、くわえ板とくわ
え板受，爪と爪座，針等の直接空打する部品のみならず
これら部品を駆動する部品、例えば前記直接空打する部
品を搖動させる軸あるいはカムフォロアの軸受等の摩耗
が早くなり、寿命が短かくなるとともに、摩耗により騒
音が増大する。本発明は空打ちによるくわえ装置の早期
摩耗を防止する装置を提供することを目的とするもので
ある。
え板受，爪と爪座，針等の直接空打する部品のみならず
これら部品を駆動する部品、例えば前記直接空打する部
品を搖動させる軸あるいはカムフォロアの軸受等の摩耗
が早くなり、寿命が短かくなるとともに、摩耗により騒
音が増大する。本発明は空打ちによるくわえ装置の早期
摩耗を防止する装置を提供することを目的とするもので
ある。
【０００８】
（１）くわえる必要のないくわえ装置における作動を停
止させる空打防止カムを設ける。 （２）この空打防止カムは、胴の軸にフレームに固定さ
れたくわえ装置を駆動するカムに近接して設ける。 （３）空打防止カムは、アクチュエータにて適宜な角度
回動し、空打防止位置と非作用位置とを取るようにす
る。
止させる空打防止カムを設ける。 （２）この空打防止カムは、胴の軸にフレームに固定さ
れたくわえ装置を駆動するカムに近接して設ける。 （３）空打防止カムは、アクチュエータにて適宜な角度
回動し、空打防止位置と非作用位置とを取るようにす
る。
【０００９】
（１）空打防止カムは胴と共に回転しているので、胴と
共に回転しているくわえ装置の軸端に設けられたカムフ
ォロアの位置を、空打防止カムを回動させることによ
り、自在に変えることが出来るとともに常にその位置に
保持することが出来る。 （２）空打防止カムの突起部は、空打防止位置で、フレ
ームに固定されているくわえ装置駆動カムにて駆動され
ているカムフォロアの位置を、駆動されない位置まで移
動さすので、カムフォロアは搖動せず、くわえ装置のく
わえ板や爪は開いたままもしくは閉じたままになり、空
打ちしない。 （３）非作用位置では空打防止カムのカムの突起部が、
カムフォロアと接触しない位置に回動するので、カムフ
ォロアはくわえ装置駆動カムにて駆動される。
共に回転しているくわえ装置の軸端に設けられたカムフ
ォロアの位置を、空打防止カムを回動させることによ
り、自在に変えることが出来るとともに常にその位置に
保持することが出来る。 （２）空打防止カムの突起部は、空打防止位置で、フレ
ームに固定されているくわえ装置駆動カムにて駆動され
ているカムフォロアの位置を、駆動されない位置まで移
動さすので、カムフォロアは搖動せず、くわえ装置のく
わえ板や爪は開いたままもしくは閉じたままになり、空
打ちしない。 （３）非作用位置では空打防止カムのカムの突起部が、
カムフォロアと接触しない位置に回動するので、カムフ
ォロアはくわえ装置駆動カムにて駆動される。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図１，図２について説明す
る。くわえ胴９の基本的な構造及び作用は従来装置と同
様であるが、本発明によるくわえ胴は空打防止カム３１
を具える。くわえ板１７を搖動させ開閉する軸２３の端
部にレバー３３が固設され、同レバー３３にカムフォロ
ア２５および３２が取付けられている。カムフォロア２
５は、カム受２６を介してフレームに固定されたカム２
７により駆動され、軸２３が回動し、くわえ板１７はく
わえ板受１８に対して開閉を行う。カムフォロア３２
は、くわえ胴９の軸９ａに回転し得るように取り付けら
れ、エアシリンダ３４により回動する空打防止カム３１
により、実線にて示す空打ち防止位置と、一点鎖線にて
示す非作用位置と切換えられる。
る。くわえ胴９の基本的な構造及び作用は従来装置と同
様であるが、本発明によるくわえ胴は空打防止カム３１
を具える。くわえ板１７を搖動させ開閉する軸２３の端
部にレバー３３が固設され、同レバー３３にカムフォロ
ア２５および３２が取付けられている。カムフォロア２
５は、カム受２６を介してフレームに固定されたカム２
７により駆動され、軸２３が回動し、くわえ板１７はく
わえ板受１８に対して開閉を行う。カムフォロア３２
は、くわえ胴９の軸９ａに回転し得るように取り付けら
れ、エアシリンダ３４により回動する空打防止カム３１
により、実線にて示す空打ち防止位置と、一点鎖線にて
示す非作用位置と切換えられる。
【００１１】空打ち防止位置では、空打防止カム３１の
突起部３１ａがカムフォロア３２を介しレバー３３を搖
動させるので、レバー３３のカムフォロア２５がカム２
７のプロフィルに接触しない位置に移動すると同時に、
軸２３もレバー３３とともに回動し、くわえ板１７はく
わえ板受１８より離れた開位置で保持される。但し図３
のＡ側のみでＢ側は開閉する。一方非作用位置では、空
打防止カム３１の突起部３１ａがカムフォロア３２に接
触しない位置に回動しカムフォロア２５がカム２７によ
り駆動されるようになるので、Ａ側，Ｂ側ともに軸２３
が搖動し、くわえ板１７はくわえ板受１８に対して開閉
を行う。
突起部３１ａがカムフォロア３２を介しレバー３３を搖
動させるので、レバー３３のカムフォロア２５がカム２
７のプロフィルに接触しない位置に移動すると同時に、
軸２３もレバー３３とともに回動し、くわえ板１７はく
わえ板受１８より離れた開位置で保持される。但し図３
のＡ側のみでＢ側は開閉する。一方非作用位置では、空
打防止カム３１の突起部３１ａがカムフォロア３２に接
触しない位置に回動しカムフォロア２５がカム２７によ
り駆動されるようになるので、Ａ側，Ｂ側ともに軸２３
が搖動し、くわえ板１７はくわえ板受１８に対して開閉
を行う。
【００１２】なお、エアシリンダ３４の一端はくわえ胴
９の側面に枢着され、他端は空打防止カム３１に枢着さ
れており、エア通路３４ａよりの圧縮空気によりエアシ
リンダ３４が伸縮する。
９の側面に枢着され、他端は空打防止カム３１に枢着さ
れており、エア通路３４ａよりの圧縮空気によりエアシ
リンダ３４が伸縮する。
【００１３】
【発明の効果】本発明による折機のくわえ装置は、シー
ト又は折帖をくわえて搬送するくわえ板とくわえ板受又
は爪と爪座等の複数組のくわえ機構を設けたくわえ胴又
は減速胴等の搬送胴において、前記搬送胴の側方に、前
記くわえ機構の全部を常時開閉させるカム機構を設け、
該カム機構を前記くわえ機構の一部を選択的に開状態又
は閉状態に保持するようにアクチュエータで切換ること
により、くわえ機構の空打ちをなくすことができる。
ト又は折帖をくわえて搬送するくわえ板とくわえ板受又
は爪と爪座等の複数組のくわえ機構を設けたくわえ胴又
は減速胴等の搬送胴において、前記搬送胴の側方に、前
記くわえ機構の全部を常時開閉させるカム機構を設け、
該カム機構を前記くわえ機構の一部を選択的に開状態又
は閉状態に保持するようにアクチュエータで切換ること
により、くわえ機構の空打ちをなくすことができる。
【００１４】従って、空打するために起るくわえ板とく
わえ板受，爪と爪座，針等のくわえ装置の直接空打する
部品のみならず、くわえ装置のこれら部品を駆動する部
品、例えば直接空打する部品を搖動させる軸あるいはカ
ムフォロアの軸受等の摩耗がなくなり、これら部品の寿
命が長くなる。また空打ちをするために起る上記部品の
摩耗により生ずる騒音を防止することが出来る。
わえ板受，爪と爪座，針等のくわえ装置の直接空打する
部品のみならず、くわえ装置のこれら部品を駆動する部
品、例えば直接空打する部品を搖動させる軸あるいはカ
ムフォロアの軸受等の摩耗がなくなり、これら部品の寿
命が長くなる。また空打ちをするために起る上記部品の
摩耗により生ずる騒音を防止することが出来る。
【図１】本発明の実施例を一部断面で示した平面図であ
る。
る。
【図２】図１の側面図である。
【図３】単巾の折機に設けられる胴の配置を示す側面図
である。
である。
【図４】倍巾の折機に設けられる胴の配置を示す側面図
である。
である。
【図５】従来の折機のくわえ胴の軸端部を一部断面で示
した平面図である。
した平面図である。
９ くわえ胴 １７ くわえ板 １８ くわえ板受 ２３ くわえ機構の軸 ２５ カムフォロア ２７ 開閉用カム ３１ 空打防止カム ３２ カムフォロア ３３ レバー ３４ エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65H 45/00 - 45/30
Claims (1)
- 【請求項１】 シート又は折帖をくわえて搬送するくわ
え板とくわえ板受又は爪と爪座等の複数組のくわえ機構
を設けたくわえ胴又は減速胴等の搬送胴において、前記
搬送胴の側方に、前記くわえ機構の全部を常時開閉させ
るカム機構を設け、該カム機構を前記くわえ機構の一部
を選択的に開状態又は閉状態に保持するようにアクチュ
エータで切換ることを特徴とする折機のくわえ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338629A JP2851466B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 折機のくわえ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338629A JP2851466B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 折機のくわえ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05170378A JPH05170378A (ja) | 1993-07-09 |
| JP2851466B2 true JP2851466B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=18319978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3338629A Expired - Fee Related JP2851466B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 折機のくわえ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2851466B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3338629A patent/JP2851466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05170378A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981013 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |