JP2850971B2 - 搬送設備用ガイドレール - Google Patents

搬送設備用ガイドレール

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JP2850971B2 JP32150292A JP32150292A JP2850971B2 JP 2850971 B2 JP2850971 B2 JP 2850971B2 JP 32150292 A JP32150292 A JP 32150292A JP 32150292 A JP32150292 A JP 32150292A JP 2850971 B2 JP2850971 B2 JP 2850971B2
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平軸芯周りに回転す
る左右の走行輪と鉛直軸芯周りに回転する左右の転輪と
を備える荷搬送用の移動車を案内する断面U字形のガイ
ドレールであり、その左右内壁の上下方向ほぼ中間部か
ら内側へ突出するように左右一対の水平ガイド部が形成
され、その水平ガイド部の上面に前記走行輪が接すると
共に、その上方の左右内壁面に前記転輪が接するように
構成されている搬送設備用ガイドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】かかる搬送設備用ガイドレールの従来例
として図12に示すものにあっては、上部が開口した断
面U字形のガイドレール31の左右内壁の上下方向ほぼ
中間部から内側へ突出するように左右一対の水平ガイド
部31aが形成されている。このガイドレール31は、
例えばアルミ材の押し出し成形によって製作される。移
動車は、ガイドレール31内に収納されるる本体部32
とその上方に位置する荷積載部33とそれらを連結する
連結部材34からなり、本体部32には水平ガイド部3
1aの上面に接する走行輪35及びその上方の左右内壁
面に接する転輪36が備えられている。
【0003】移動車の本体部32をガイドレール31内
に収納するのは、走行輪35や転輪36とガイドレール
31との摩擦により発生する塵埃等が外部(クリーンル
ーム等)に飛散しないようにするためである。尚、発生
した塵埃は、ダクト37等を介して空気浄化装置に吸引
されるように構成され、ガイドレール31の上端部に
は、移動車の連結部材34が挿通する部分を残して上部
開口を覆う左右一対のカバー部材38が付設されてい
る。
【0004】又、ガイドレール31内の水平ガイド部3
1aより下の空間には移動車に推進力を与えるリニアモ
ータの一次側コイル39等が収納される。移動車は、底
部に備える二次側導体40を介して推進力を与えられ
る。
【0005】上記のような構造より、移動車及びその積
荷の全重量は、走行輪35とそれが接する水平ガイド部
31aで支持されることになるので、ガイドレール31
の左右壁には内側にたわもうとする応力がかかる。一
方、左右の転輪36とガイドレール31の左右内壁面と
のクリアランスや連結部材34とカバー部材38とのク
リアランスは小さいので、ガイドレール31の左右壁が
内側にたわむと移動車の走行に支障を来す。そこで従来
は、ガイドレールの肉厚、特に、水平ガイド部31a及
びそれより下の左右壁の肉厚を充分に厚くして上記応力
に対抗できる強度を備えさせていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガイドレール
の肉厚が厚くなれば、材料コストが高くなるのみなら
ず、ガイドレールの支持構造等への二次的な影響による
コスト上昇も発生する。一方、搬送設備全体のコスト低
減、施工作業の軽労働化等の観点からガイドレールの肉
厚を薄くすることが要望される。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、肉厚を薄くして、軽量化、コ
スト削減を図りながらも、左右壁部の内側へのたわみが
的確に防止されるガイドレールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による搬送設備用
ガイドレールは、水平軸芯周りに回転する左右の走行輪
と鉛直軸芯周りに回転する左右の転輪とを備える荷搬送
用の移動車を案内する断面U字形のガイドレールであ
り、その左右内壁の上下方向ほぼ中間部から内側へ突出
するように左右一対の水平ガイド部が形成され、その水
平ガイド部の上面に前記走行輪が接すると共に、その上
方の左右内壁面に前記転輪が接するように構成されてい
るものであって、第1の特徴構成は、左右壁部の内側へ
のたわみを防止するための突っ張り部材が、ガイドレー
ルの長手方向に適当な間隔を隔てて、前記左右一対の水
平ガイド部間に渡るように設けられている点にある。
【0009】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記左右一対の水平ガイド部の厚さ方向のほぼ中間部に、
ガイドレール長手方向視での断面が波形の上下面を有す
る凹状部が形成され、前記突っ張り部材が、前記凹状部
にねじ込まれるボルトによって前記左右一対の水平ガイ
ド部に固着されている点にある。
【0010】
【作用】上記の特徴構成によれば、左右一対の水平ガイ
ド部間に渡すように設けられる突っ張り部材が左右壁部
の内側へのたわみを防止する。つまり、移動車及び積荷
の重量により発生する左右壁部の内側へたわもうとする
応力に対抗し得る強度をガイドレールの肉厚のみによっ
てもたせる必要はない。
【0011】尚、左右の水平ガイド部の間を含むガイド
レール底部の空間にリニアモータの一次側コイルを収納
する場合であっても、一次側コイルがガイドレール長手
方向に離散的に設けられる場合は、その間の空間を利用
して上記突っ張り部材を水平ガイド部間に適当な間隔を
隔てて設けることができる。
【0012】
【発明の効果】従って、ガイドレールの肉厚を薄くし
て、軽量化、コスト削減を図りながらも、左右壁部の内
側へのたわみを的確に防止できるものとなった。しか
も、左右の水平ガイド部間に渡すように突っ張り部材を
設けるので、移動車及び積荷の重量が直接的に作用して
ガイドレールのたわみの元となる部分に対して突っ張り
作用するものとなり、発生する応力に最も効果的に対抗
することができると共に、突っ張り部材の長さを最短化
できるものともなる。
【0013】又、第2の特徴構成によれば、ガイドレー
ルを押し出し成形により製作する場合であっても、突っ
張り部材を水平ガイド部間に固定するための特別な加工
をガイドレールに施すことなく、しかも長手方向におい
て任意の箇所に突っ張り部材を固定することができる。
断面が波形の上下面を有する凹状部は、押し出し成形に
より形成され、この波形の上下面が突っ張り部材を水平
ガイド部に固着するためのボルトと螺合する雌ネジ部と
なるからである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。クリーンルーム等において、図2に示すように、
荷搬送用の移動車1を案内するガイドレール2やその全
体を覆う筒状のカバー3が支持部材4にて天井から吊り
下げられるようにして設けられている。移動車1は、後
述のように地上一次タイプのリニアモータによって推進
力を与えられ、ガイドレール2に沿って一つのステーシ
ョンから他のステーションへ荷物(半導体ウェハー)を
搬送する。
【0015】ガイドレール2やカバー3の長手方向視の
断面を図1に示す。ガイドレール2はU字形の断面形状
を有し、アルミ材の押し出し成形により製作される。カ
バー3は、以下に述べるように複数のカバー部材3a〜
3dから構成され、その内部には、ガイドレール2の他
に、後述するリニアモータの一次側コイル、コントロー
ルユニット、クリーンユニット等も収納されている。
【0016】カバー3は、左右一対の上部カバー3a、
左右一対の側面カバー3b、下面カバー3c、及びサポ
ート溝カバー3dからなる。サポート溝カバー3dは樹
脂製、他のカバー部材3a,3b,3cはアルミ製であ
り、いずれも押し出し成形により製作される。
【0017】ガイドレール2や各カバー部材3a,3
b,3c,3dは、所定の長さの直線部用のものや、曲
線部(左カーブ、右カーブ)用のものが用意されてお
り、それらを連結することにより移動車の走行路が例え
ばループ状に形成される。実際にはガイドレール2、一
次側コイル、コントロールユニット等がカバー3内に組
み込まれた複数種のガイドレールユニット、即ち、図2
に示すステーションレールユニットSTU、中間レール
ユニットCRU、カーブレールユニットHCU等が用意
され、これらを搬送設備の施工時に連結することにな
る。
【0018】そして、ガイドレール2を連結するための
部材が各カバー部材3a〜3dの支持用部材として兼用
されている。即ち、図1に示すように、左右一対の上部
ブラケット5a、断面U字形の下部ブラケット5b、左
右一対のカバーブロック5cがガイドレール2の連結部
に設けられている。カバーブロック5cは、タッププレ
ート5dとでガイドレール2の側面に形成された所定部
分を締め付けるようにしてガイドレール2を連結する。
上下のブラケット5a,5bについても同様にしてガイ
ドレール2の所定部分を締め付けている。上部カバー3
aは、その下端部に設けられた凹溝が、カバーブロック
5cの上面に設けられた凸部に係止され、上端部が上部
ブラケット5aの上面にネジ止めされて支持される。
【0019】側面カバー3bは、その上端部に設けられ
た凹溝が、カバーブロック5cの下面に設けられた凸部
に係止され、下端部が下部ブラケット5bの側面にネジ
止めされる。下面カバー3cは、その左右端部が側面カ
バー3bの下端部に被さる状態で下部ブラケット5bの
下面にネジ止めされる。サポート溝カバー3dは、その
片面に立設された係止用突起部を、カバーブロック5c
の側面凹部にはめ込まれた板バネ5eの間に押し込むこ
とにより固定される。
【0020】尚、図2に示すガイドレール2を吊り下げ
るための支持部材4とガイドレール2とを接続する支持
ブラケット4a、移動車1との通信装置IT、移動車1
の積荷の有無をチェックする在荷センサLDの支持ブラ
ケットもカバーブロック5cと同様にしてガイドレール
2の側面に固定される。又、ガイドレール2を連結する
ための部材は、上記のものだけでなく、ガイドレール2
の底面にネジ止めして連結すするプレート(図示せず)
もある。
【0021】移動車1は、図1に示すように、断面U字
形のガイドレール2の内側に収納される本体部6と、そ
の上方に位置する荷積載部7と、それらを連結する連結
部材8とで構成されている。そして、カバー3の上壁に
連結部材8を挿通させる開口部が長手方向に沿って設け
られている。即ち、左右一対の上部カバー3aの内側端
面の間に上記開口部が形成されている。
【0022】移動車1の荷積載部7には、半導体ウェハ
ーのキャリヤー9が前後に2個積載される(図4参
照)。本体部6には、水平軸芯周りに回転する走行輪1
0及び鉛直軸芯周りに回転する左右位置決め用の転輪1
1が備えられている。走行輪10はガイドレール2の左
右内壁の上下方向ほぼ中間部から内側へ突出するように
形成された左右一対の水平ガイド部2aに接し、転輪1
1は、その上方の左右内壁面に接している。又、本体部
6の中央底部にはリニアモータを構成する水平板状の二
次側導体12を備えている。
【0023】以下、移動車1の本体部6の構造について
説明を加える。図3及び図4に示すように、本体部6
は、左右一対の走行輪10と左右二対の転輪11とを備
える車輪ユニット13,14を前後に備え、それらが荷
積載部7に対して鉛直軸芯回りで回動自在に取り付けら
れている。即ち、荷積載部7の底面に固着され下方に伸
びる前後一対の棒状の連結部材8に対して回転自在に外
嵌する筒状軸15が車輪ユニット13,14の中央部に
固着されている。連結部材8は、筒状軸15を貫通し、
その先端には二次導体12が固着される。
【0024】但し、二次側導体12は前後三つの部分に
分割され、中央の二次側導体12aが、その前後におい
て上記のように連結部材8の先端に固着されている。前
部及び後部の二次側導体12bは、図5に示すように、
車輪ユニット13,14のフレーム底面から下方に伸び
る立設部材13a,14aに固着されている。
【0025】以上のような本体部6の構造により、移動
車1はガイドレールのカーブ部をも滑らかに走行するこ
とができる。このとき、前後の車輪ユニット13,14
は、夫々の左右二対の転輪11がガイドレール2の左右
の内壁に接する状態でカーブに沿って異なる向きにな
る。従って前部及び後部の二次側導体12bは、中央の
二次側導体12aに対して異なる向きとなり、二次側導
体12全体としては平面視においてカーブに沿う折れ曲
がり姿勢となる。
【0026】尚、夫々の二次側導体は、アルミ製プレー
トの上面に磁気回路形成用の鉄板を貼り合わせて構成し
ている。又、図3、図4に示すように、前後の車輪ユニ
ット13,14にはショックアブソーバー16が備えら
れ、後部車輪ユニット14には、非常停止用のブレーキ
ユニット17等が備えられている。
【0027】図1において、ガイドレール2の底部には
幅広の凹部が形成され、その上に長手方向に沿って取り
付けられたベースプレート18とでダクトを形成してい
る。このダクトは、後述するように、クリーンユニット
への空気の吸引通路となる。ベースプレート18の上に
は、リニアモータの一次側コイル19等が取り付けられ
ている。一次側コイル19が所定の周波数の交流電流で
励磁されると進行磁界が発生し、そのすぐ上にある二次
側導体12に、即ち移動車1にに推進力が与えられる。
【0028】一次側コイル19は、設備コスト低減のた
めに、ガイドレール2に沿って一定間隔毎に設けられ、
移動車1はその間を慣性走行する。但し、ステーション
での移動車1の停止箇所及びその前後には必ず設けら
れ、移動車1の発進時の加速制御及び停止時の減速制御
を行う。ステーションとステーションとの間には一定間
隔毎に中間加速用の一次側コイル19が設置される。つ
まり、ステーションレールユニットSTUには3個の一
次側コイル19が備えられ、中間レールユニットCRU
には1個の一次側コイル19が備えられている。
【0029】ガイドレール2の底面と、カバー3の下部
壁とで囲まれた空間には複数の制御基板からなるコント
ロールユニット20やクリーンユニット21等が収納さ
れる(図2参照)。コントロールユニット20は、一次
側コイル19の励磁電圧等を制御して、移動車1を加速
させ、又は減速させる等の制御を行う。
【0030】又、ステーションレールユニットSTUに
は、移動車1を所定位置で停止させるための電磁石ユニ
ットや位置決めユニットが設けられ、コントロールユニ
ット20はこれらの制御も行う。更に、移動車1の荷積
載部7の側面に取り付けられた無線通信装置付の記憶媒
体であるIDカードTとガイドレール2の側面に支持さ
れた通信装置ITとの間で行われる行先情報、重量情報
等の授受に関する通信や、在荷センサLDによる積荷の
有無のチェック等の処理も行う。
【0031】クリーンユニット21は、移動車1の本体
部6に備えられた走行輪10や転輪11とガイドレール
2との摩擦により発生する塵埃を本体部6の周辺の空気
と共に吸引することにより塵埃がクリーンルームに飛散
しないようにするためのものである。前述したように、
ガイドレール2の底部の幅広の凹部とベースプレート1
8とで形成されるダクトが吸気路となる。ベースプレー
ト18には上記ダクトと上部の移動車本体部6が収納さ
れる空間とを連通する連通口が所々に設けられ、ガイド
レール2の底部壁には、クリーンユニット21との連通
口が設けられている。
【0032】従って、クリーンルームの清浄空気は、左
右一対の上部カバー3aの間に形成された開口部から吸
い込まれ、移動車本体部6の周辺に発生する塵埃と共に
ベースプレート18に設けられた連通口、上記ダクト、
ガイドレール2の底部壁に設けられた連通口を通ってク
リーンユニット21に吸引される。
【0033】クリーンユニット21は、吸気用のファン
とエアフィルタを備え、上部から吸い込んだ空気をエア
フィルタを通して浄化したのち下面から下方に排出す
る。従って、ガイドレール2の下部カバー3cには開口
部が形成されている。
【0034】図1及び図6に示すように、ガイドレール
2の左右内壁に設けられた水平ガイド部2aに渡る突っ
張り部材22が、ガイドレール2の長手方向に適当な間
隔を隔てて設けられている。この突っ張り部材22は、
移動車1及びその積荷の重量によってガイドレール2の
左右内壁が内側へたわむのを防止する働きをするもので
ある。
【0035】突っ張り部材22は、以下のようにして水
平ガイド部2aに固着される。図7及び図8に示すよう
に水平ガイド部2aの厚さ方向のほぼ中間部に断面が波
形の上下面を有する凹状部(溝)gが形成されている。
この凹状部gは、押し出し成形によってガイドレール2
を製作する際に同時に形成されるものであって、後加工
を必要としない。
【0036】突っ張り部材22は、図1、図6、図8に
示すように左右2本ずつ計4本のボルト23を上記の凹
状部gにねじ込むことによって水平ガイド部2aに固着
される。即ち、凹状部gの上下面に形成される波形によ
って、ボルト23に螺合する雌ねじ部が形成されている
のである。従って、突っ張り部材22は、ガイドレール
2の長手方向において任意の箇所に固着することができ
る。
【0037】但し、図1でわかるように、一次側コイル
19と突っ張り部材22とを同じ箇所に設けることはで
きない。尚、図6は、中間レールユニットCRUのガイ
ドレール2等を示し、長手方向中央部にリニアモータの
一次側コイル19が取り付けられ、その両側の適当な間
隔を隔てた2箇所に突っ張り部材22が取り付けられて
いる。
【0038】以下、別実施例について列記する。 突っ張り部材の形状とその水平ガイド部2aへの固
着方法については、上記実施例で示したものに限らな
い。例えば図9に示すように、左右1本ずつ計2本のボ
ルト23で固着することもできる。尚、突っ張り部材2
2Aのボルト23で固着しない部分には水平ガイド部2
aの凹状部gに嵌入される凸状部22aが形成されてい
る。
【0039】又、図10に示すように、突っ張り部材2
2Bの一方には水平ガイド部2aの凹状部gに嵌入され
る凸条部22bを形成し、他方のみを2本のボルト23
で水平ガイド部2aに固着するようにしてもよい。尚、
この場合、凸条部22bが嵌入される側の凹状部gには
ボルト23がねじ込まれないので、その上下面を波形に
形成する必要はない。但し、図9、図10の場合は、突
っ張り部材22A,22Bをガイドレール2の端部から
スライドさせるようにして凸状部22a,22bを凹状
部gに嵌入させる必要がある。更に、図11に示すよう
に、突っ張り部材22Cを左右の水平ガイド部2aの下
面にねじ止めするようにしてもよい。
【0040】 ガイドレールの材質や製作方法は上記
実施例のようなアルミの押し出し成形によるものに限ら
ない。例えば、強化樹脂の押し出し成形や射出成形等に
より製作されるものであってもよい。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る搬送設備の移動車及びガ
イドレール等の断面図
【図2】搬送設備の一部を示す斜視図
【図3】移動車の平面図
【図4】移動車の側面図
【図5】移動車の車輪ユニット等を示す部分図
【図6】ガイドレールと突っ張り部材等を示す平面図
【図7】ガイドレールの断面図
【図8】ガイドレールの水平ガイド部と突っ張り部材と
のネジ止め状態の拡大断面図
【図9】別実施例に係る突っ張り部材とその取り付け構
造を示す平面図
【図10】別実施例に係る突っ張り部材とその取り付け
構造を示す平面図
【図11】別実施例に係る突っ張り部材とその取り付け
構造を示す平面図
【図12】従来例に係る搬送設備用ガイドレール及び移
動車を示す断面図
【符号の説明】
1 移動車 2a 水平ガイド部 10 走行輪 11 転輪 22 突っ張り部材 23 ボルト g 凹状部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸芯周りに回転する左右の走行輪
    (10)と鉛直軸芯周りに回転する左右の転輪(11)
    とを備える荷搬送用の移動車(1)を案内する断面U字
    形のガイドレールであり、その左右内壁の上下方向ほぼ
    中間部から内側へ突出するように左右一対の水平ガイド
    部(2a)が形成され、その水平ガイド部(2a)の上
    面に前記走行輪(10)が接すると共に、その上方の左
    右内壁面に前記転輪(11)が接するように構成されて
    いる搬送設備用ガイドレールであって、 左右壁部の内側へのたわみを防止するための突っ張り部
    材(22)が、ガイドレールの長手方向に適当な間隔を
    隔てて、前記左右一対の水平ガイド部(2a)間に渡る
    ように設けられている搬送設備用ガイドレール。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の水平ガイド部(2a)の
    厚さ方向のほぼ中間部に、ガイドレール長手方向視での
    断面が波形の上下面を有する凹状部(g)が形成され、
    前記突っ張り部材(22)が、前記凹状部(g)にねじ
    込まれるボルト(23)によって前記左右一対の水平ガ
    イド部(2a)に固着されている搬送設備用ガイドレー
    ル。
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