JP2850777B2 - ディスプレイ保持装置 - Google Patents

ディスプレイ保持装置

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JP2850777B2
JP2850777B2 JP6297642A JP29764294A JP2850777B2 JP 2850777 B2 JP2850777 B2 JP 2850777B2 JP 6297642 A JP6297642 A JP 6297642A JP 29764294 A JP29764294 A JP 29764294A JP 2850777 B2 JP2850777 B2 JP 2850777B2
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健司 横尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイを机
の天板上に配する場合等に好適に使用されるディスプレ
イ保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、いわゆるデスクトップ型のコンピ
ュータやワードプロセッサ等の機器類においても、その
表示装置として液晶ディスプレイ等の薄型のものを使用
する試みがなされており、今後この種の薄型ディスプレ
イが急速に普及することが予想される。
【0003】この種のディスプレイを机の天板上に配置
して使用する態様としては、該ディスプレイを基台上に
旋回機構やチルト機構等を介して保持させておき、その
基台を天板上の任意位置に載置して使用することが考え
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
基台は、ディスプレイの転倒を防止する機能をも備えて
いる必要があるため、ある程度の投影面積を有したもの
にならざるを得ない。そのため、ディスプレイを薄くし
たにも拘らず、天板上の比較的大きな面積を占有してし
まうことになる。そのため、ディスプレイを薄く軽量な
ものにしたことによるメリットを十分に生かすことがで
きず、従来の奥行きの大きなディスプレイと同じく、天
板上に載置すると、その天板の有効利用面積が狭められ
てしまうという問題が発生する。
【0005】また、このような構成のものでは、ディス
プレイを天板上又はその近傍に仰向きに傾倒させて使用
することが困難であるため、ディスプレイの面にペンを
当接させる場合に無理な姿勢を強いられることになる。
そのため、いわゆるペンタッチ入力を円滑に行い難いと
いう問題もある。
【0006】本発明は、このような問題点をことごとく
解消することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。すなわち、本願の請求項1に係る発明のディスプレ
イ保持装置は、天板の縁部又はその近傍に立設した壁体
に取着されるベースと、このベースに厚板状の回動支持
体を介して支承されディスプレイを保持するヘッド部と
を具備してなり、前記ヘッド部が、ディスプレイを天板
面から浮上する起立姿勢と天板面に接近又は当接する仰
向姿勢との間で姿勢変更可能に保持する可動支持機構を
備えてなるものであって、前記回動支持体を、その基端
部の上下端近傍部分においてベースに略水平方向に回動
可能に枢支させるとともに、この回動支持体の回動端部
に前記ヘッド部を略水平方向に回動可能に枢着し、前記
ディスプレイを、高さを略一定に保ったままで前後動さ
せることができるようにしていることを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明のディス
プレイ保持装置は、天板の縁部又はその近傍に立設した
壁体に取着されるベースと、このベースに厚板状の回動
支持体を介して支承されディスプレイを保持するヘッド
部とを具備してなり、前記回動支持体を、その基端部の
上下端近傍部分においてベースに略水平方向に回動可能
に枢支させるとともに、この回動支持体の回動端部に前
記ヘッド部を略水平方向に回動可能に枢着し、前記ヘッ
ド部が、ディスプレイを天板面から浮上する起立姿勢と
天板面に接近又は当接する仰向姿勢との間で姿勢変更可
能に保持する可動支持機構を備えてなるものであって、
可動支持機構が、ヘッド部本体の前面に設けた上下に延
びる案内レールと、この案内レールに上端部を回動及び
昇降可能に案内させたディスプレイ支持体と、ヘッド部
本体の下端部に上下方向に回動可能に枢着され先端部を
このディスプレイ支持体の回動端又はその近傍に枢着し
た姿勢制御用のリンクメンバとを具備してなるものであ
り、前記ディスプレイを、高さを略一定に保ったままで
前後動させることができるようにしているとともに、
記姿勢制御用のリンクメンバを下方に回動させることに
よって、ディスプレイを天板面に接近させつつ仰向きに
寝かせることができるように構成していることを特徴と
する。
【0009】可動支持機構の好適な態様としては、ヘッ
ド部本体の前面に設けた上下方向に伸びる案内レール
と、この案内レールに上端部を回動及び昇降可能に案内
させたディスプレイ支持体と、ヘッド部本体の下端部に
上下方向に回動可能に枢着され先端部をこのディスプレ
イ支持体の回動端又はその近傍に枢着した姿勢制御用の
リンクメンバとを具備してなるものを挙げることができ
る。
【0010】長方形をなすディスプレイの姿勢を縦長及
び横長のいずれかに適宜選択できるようにしたい場合に
は、ディスプレイ支持体の前面に、旋回盤を該ディスプ
レイ支持体の前面に略直交する軸心回りに回動可能に装
着し、この旋回盤にディスプレイを装着し得るように構
成しておくのがよい。
【0011】小さな操作力でディスプレイを起倒させ得
るようにするには、バランス用のスプリングによって、
姿勢制御用のリンクメンバを、ディスプレイの重力に抗
する方向に回動付勢しておくのがよい。
【0012】
【作用】このような構成のものであれば、ディスプレイ
が天板面から浮上した状態で保持されることになるた
め、ディスプレイの存在により天板面が狭められるとい
う不具合を無くすことができ、天板上を有効に利用する
ことが可能となる。しかも、ベースをデスクトップパネ
ルなどの既存の壁体に取着するようにしているため、デ
ィスプレイを天板面から浮上した位置に保持するための
大がかりな支柱その他の支持部材が不要となる。そし
て、ディスプレイは、可動支持機構の働きによって、前
述した起立姿勢から仰向姿勢までの間で姿勢変更が可能
である。そのため、ディスプレイに対面してキーボード
で入力する通常の使用態様のみならず、ディスプレイを
天板面に接近させつつ仰向きに寝かせてその表示面に対
しペンタッチで入力するような使用態様も容易に採るこ
とが可能となる。
【0013】また、ヘッド部を回動支持体を介してベー
スに支持させておけば、ディスプレイを、左右方向の位
置や向きを変化させつつ壁体に対して接離させることが
可能となる。そのため、ベースの取付位置の変更なども
加えると、ディスプレイを天板上の種々の箇所に種々の
姿勢で位置させることが可能となる。
【0014】さらに、可動支持機構を請求項2記載のよ
うな構成にすれば、基本的にディスプレイ支持体と、こ
のディスプレイ支持体の姿勢を制御するリンクメンバの
みによって、ディスプレイの姿勢を起立姿勢から仰向姿
勢に変化させることが可能となり、構造の簡略化を図る
ことができる。
【0015】また、請求項4記載の構成によれば、長方
形のディスプレイを横長姿勢で使用するか縦長姿勢で使
用するかの選択を自由に行うことが可能となる。
【0016】回動支持体は、複数のリンクメンバを使用
したものであってもよいのは勿論である。
【0017】さらに、請求項記載の発明のように、姿
勢制御用のリンクメンバをスプリングにより回動付勢し
ておけば、ディスプレイの重量をそのスプリング力によ
り相殺することが可能となり、大きな操作力を要するこ
となく軽快にディスプレイの姿勢を変更することが可能
となる。
【0018】保持すべきディスプレイが、液晶等を用い
た薄型のものである場合には、軽量であるため、支持回
動体やヘッド部なども比較的細身なもので済み、また、
嵩が低いため移動の自由度も高くなる。そのため、本発
明は、特に薄型のディスプレイを保持する場合に好適な
ものとなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0020】この実施例のディスプレイ保持装置1は、
図1及び図2に示すように、ベース2と、このベース2
に支持された回動アーム状の回動支持体3と、この回動
支持体3に枢支されたヘッド部4とを具備してなる。
【0021】ベース2は、天板5の反使用端側の縁部に
立設した壁体たるデスクトップパネル6に取着される板
状のもので、その上縁に前記デスクトップパネル6の上
端に係合する折曲部7を一体に備えている。ベース2の
前面中央部分には、対をなす支持ブラケット8が上下に
間隔をあけて突設してある。なお、図3においては、こ
のベース2は図示を省略してある。
【0022】回動支持体3は、図4及び図5に示すよう
に、板金素材を折曲加工することにより作られた中空厚
板状のもので、基端部3aを軸9を介してベース2の支
持ブラケット8に枢支させている。この枢支部分には、
適度な回動抵抗を与えて、該回動支持体3を所望の位置
で安定に停止させることができるようにしてある。
【0023】ヘッド部4は、前記回動支持体3に水平方
向に首振り可能に枢着されたヘッド部本体11と、この
ヘッド部本体11に設けた可動支持機構12と、ディス
プレイAを直接に装着するための旋回盤13とを具備し
てなる。
【0024】ヘッド部本体11は、上下に長尺なチャン
ネル材製のもので、その背面にブラケット14を有して
おり、そのブラケット14を軸15を介して回動支持体
3の回動端部3bに枢着している。この枢着部分にも、
適度な回動抵抗を与えて、該ヘッド部4を所望の向きで
安定に停止させることができるようにしてある。ヘッド
部本体11の下端部前面には、対をなす軸受アーム16
と、対をなすダンパー固定アーム17とが固設してあ
る。軸受アーム16の先端には、軸孔18が穿設してあ
り、ダンパー固定アーム17には、異形孔19が設けて
ある。
【0025】可動支持機構12は、前記ヘッド部本体1
1の前面に設けた上下方向に伸びる案内レール21と、
この案内レール21に上端部を回動及び昇降可能に案内
させたディスプレイ支持体22と、ヘッド部本体11の
下端部に上下方向に回動可能に枢着され先端部をこのデ
ィスプレイ支持体22の回動端近傍部分に枢着した姿勢
制御用のリンクメンバ23とを具備してなる。
【0026】詳述すれば、ヘッド部本体11の上端と下
端近傍部には、板状のストッパ24、25が固設してあ
り、これら両ストッパ24、25間に位置するヘッド部
本体11の両側壁部分を案内レール21として利用して
いる。すなわち、この案内レール21は、左右の側壁2
1aと、それら各側壁21aの先端縁から内方へ屈曲さ
せた前片21bとからなる。
【0027】ディスプレイ支持体22は、前面板27
と、この前面板27の左右両側縁から後方に一体的に突
設された側板28と、前記前面板27の背面に基端部を
固着し上方に延出させた先端部を後方に屈曲させてなる
アーム29と、このアーム29の先端屈曲部の両側面に
軸着された一対のローラ31とを具備してなるもので、
それら両ローラ31を前記案内レール21内に転動可能
に収容している。前記前板には複数のねじ孔32が設け
てあり、前記両側壁28には軸孔33が穿設してある。
【0028】リンクメンバ23は、対をなすリンク板3
4を連結板35により一体に連結してなる。連結板35
の下縁中央部には、凹欠部36が形成されており、その
凹欠部36に軸孔37を有する軸受アーム38の先端部
を位置させている。そして、凹欠部36の左右両側に
は、ダンパー保持用のブラケット39が固設してある。
両ブラケット39は、それぞれ異形孔41を有する外片
42と、円形孔43を有する内片44とを備えてなるも
ので、前記異形孔41及び円形孔43の軸心は、前記軸
孔37の軸心に一致させてある。そして、このリンクメ
ンバ23の基端部は、前記軸受アーム38の軸孔37と
前記ヘッド部本体11の軸受アーム16に設けた軸孔1
8とに貫通させた連結軸45を介してヘッド部本体11
に枢着されている。この連結軸45の外周には、このリ
ンクメンバ23を、ディスプレイAの重力に抗する方向
すなわち上方に回動付勢するためのバランス用のねじり
コイルスプリング46が巻装してある。また、このリン
クメンバ23とヘッド部本体11との間には、該リンク
メンバ23の下方への回動に抵抗を与えるための一対の
ダンパ47が介設してある。各ダンパ47は、内部にオ
イルを充填したダンパ本体48と、このダンパ本体48
の一端から突設した作用軸49とを具備してなるもの
で、ダンパ本体48と作用軸49との相対回転に対して
オイルの流動抵抗を付与し得るように構成された通常の
もので、前記連結軸45の両側に配設されている。具体
的には、ダンパ本体48をリンクメンバ23のダンパ保
持用ブラケット39の内片44に設けた円形孔43に貫
挿するとともに、その作用軸49を前記ブラケット39
の外片42に設けた異形孔41に相対回動不能に嵌合さ
せている。そして、ダンパ本体48の面取りした異形端
部48aをヘッド部本体11のダンパ固定アーム17に
設けた異形孔19に相対回転不能に嵌合させている。リ
ンクメンバ23のリンク板34の先端部には軸孔34a
が穿設してあり、この軸孔34aとディスプレイ支持体
22の側板28に設けた軸孔33とに貫通させた軸50
により、このリンクメンバ23の先端部をディスプレイ
支持体22の下端近傍部に枢着している。
【0029】旋回盤13は、偏平筐形をなす盤本体51
と、この盤本体51の開口縁に取着されたディスプレイ
保持用のブラケット52、53とを具備してなるもの
で、前記盤本体51を回転継手54を介してディスプレ
イ支持体22の前面板27に取着している。盤本体51
は、背板55と、この背板55の両側縁から一体に前方
に延設した側板56と、背板55の下縁から一体に前方
に延設した底板57とからなるもので、前記側板56及
び底板57に、前記ディスプレイ保持用のブラケット5
2、53が取着されている。一対のブラケット52は、
横長配置した場合のディスプレイAの左右両側縁部を保
持するためのもので、図示しないボルトを用いて側板5
6に着脱可能に取着されている。ブラケット53は、横
長配置した場合のディスプレイAの下縁部を保持するた
めのもので、図示しないボルトを用いて底板57に着脱
可能に取着されている。回転継手54は、前面円板61
と背面円板62とを中心に貫設した軸63により相対回
転可能に連結してなるもので、前面円板61を旋回盤1
3の背板55に図示しないボルトを用いて取着するとと
もに、背面円板62を、ディスプレイ支持体22の前面
板27に、ねじ孔32に螺着される図示しないボルトを
用いて取着している。
【0030】このような構成のものであれば、図5に示
すように、ディスプレイAが天板5の上面5aから浮上
した状態で保持されることになるため、ディスプレイA
の存在により天板面5aが狭められるという不具合を無
くすことができ、天板5上を有効に利用することが可能
となる。
【0031】しかも、ベース2をデスクトップパネル6
などの既存の壁体に取着するようにしているため、ディ
スプレイAを天板面5aから浮上した位置に保持するた
めの大がかりな支柱その他の支持部材が不要となる。そ
して、ディスプレイAは、可動支持機構12の働きによ
って、図5に示すような起立姿勢から図6に実線で示す
仰向姿勢までの間で姿勢変更が可能である。そのため、
ディスプレイAに対面してキーボードで入力する通常の
使用態様のみならず、ディスプレイAを天板面5aに接
近させつつ仰向きに寝かせてその表示面に対しペンタッ
チで入力するような使用態様も容易に採ることが可能と
なる。なお、図6における想像線は、ディスプレイAを
起立姿勢から仰向姿勢に移動させる際の途中経過を間欠
的に示したものである。
【0032】また、ヘッド部4を回動支持体3を介して
ベース2に支持させているので、ディスプレイAを、左
右方向に位置や向きを変化させつつデスクトップパネル
6に対して接離させることが可能となる。そのため、ベ
ース2の取付位置の変更なども加えると、ディスプレイ
Aを天板5上の種々の箇所に種々の姿勢で位置させるこ
とが可能となる。なお、図4における想像線は、回動支
持体3をデスクトップパネル6と略平行になる位置まで
回動させて、ディスプレイAをデスクトップパネル6に
接近させた状態を示している。
【0033】そして、この実施例の構成によれば、ディ
スプレイA又は旋回盤13を把持して回転力を与える
と、旋回盤13がディスプレイ支持体22に対して旋回
することになる。そのため、長方形のディスプレイAを
横長姿勢で使用するか縦長姿勢で使用するかの選択を自
由に行うことが可能となる。図3において、Aaは横長
姿勢で使用しているディスプレイを示し、Abは縦長姿
勢で使用しているディスプレイを示し、Acは横長姿勢
から縦長姿勢に変更する途中のディスプレイを示してい
る。
【0034】なお、回動支持体は、以上説明した実施例
のものに限定されるものではなく、例えば、複数のリン
クメンバを直列に枢結したものや、平行リンク方式のも
の等であってもよいが、前記実施例のように回動アーム
状のものにしておけば、構造の簡略化を図ることができ
る。さらに、請求項1記載の発明には、回動支持体を一
切有さず、ヘッド部を直接ベースに支持させるようにし
たものも含まれる。
【0035】また、前記実施例では、姿勢制御用のリン
クメンバをスプリングにより回動付勢するようにした場
合について説明したが、本発明は必ずしもこのようなも
のに限定されないのは勿論である。なお、スプリングを
設ける場合でも、前記実施例で示した以外の箇所、例え
ば、ディスプレイ支持体とリンクメンバとの枢結部分等
に設けてもよい。また、ダンパも必須の構成要素ではな
いが、前記実施例のようなダンパを設けておけば、ディ
スプレイの遊動を効果的に抑制することが可能となり、
特に、スプリングの付勢力が弱くなりがちな起立姿勢付
近における支持安定性を向上させることが可能となる。
【0036】さらに、壁体は、天板の縁部に立設したデ
スクトップパネルに限定されるものではなく、例えば、
天板の近傍に配置されたローパーティションなどであっ
てもよい。そして、ベースを壁体に装着する構成も、図
示実施例のものに限定されるものではなく、ボルト止め
や、フック孔への爪の掛止等、種々の取り付け態様を採
用することができる。
【0037】天板も、机本体の天板に限られず、主とし
てキーボードを載置するための補助的な天板などであっ
てもよい。
【0038】また、保持すべきディスプレイは、液晶式
のものに限定されるものではなく、プラズマ方式のもの
やエレクトロルミネセンス方式のもの等であってもよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のようなものであるた
め、複雑な支柱等を用いることなしにディスプレイを天
板から浮かせた状態で保持することができ、天板面の有
効利用を図りつつ、ディスプレイの使い勝手を良好なも
のにすることができる。しかも、使用者に対面する起立
姿勢から天板面に接近あるいは当接する仰向姿勢までの
間で、ディスプレイの姿勢を適宜変更することができる
ため、キーボード入力のみならず、ペンを画面に接触ま
たは近接させて行うペンタッチ入力にも無理のない態勢
で対応することが可能となり、ディスプレイの使い勝手
を大幅に向上させることができるものである。
【0040】また、ディスプレイを、左右方向の位置や
向きを変化させつつ壁体に対して接離させることが可能
となる。そのため、ディスプレイの配設位置をより多様
に変化させることができ、最も好都合な位置にディスプ
レイを配して執務することができるものとなる。
【0041】さらに、請求項2記載の発明によれば、少
ない部品でディスプレイの姿勢を起立姿勢から仰向姿勢
に変化させることが可能となり、構造の簡略化を図るこ
とが可能となる。
【0042】また、請求項4記載の発明によれば、長方
形のディスプレイを横長姿勢で使用するか縦長姿勢で使
用するかの選択を自由に行うことが可能となり、ディス
プレイの利用価値を向上させることができる。
【0043】さらに、部品点数を大幅に増加させること
なしにディスプレイの配設可能領域を拡大することがで
きる。
【0044】また、請求項記載の発明のように、姿勢
制御用のリンクメンバをスプリングにより回動付勢して
おけば、ディスプレイの重量をそのスプリング力により
相殺することが可能となり、大きな操作力を要すること
なく軽快にディスプレイの姿勢を変更することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】同実施例を示す分解した斜視図。
【図3】同実施例を示す一部省略した正面図。
【図4】同実施例を示す平面図。
【図5】同実施例を示す側面図。
【図6】同実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1…ディスプレイ保持装置 2…ベース 3…回動支持体 4…ヘッド部 5…天板 5a…天板面 6…壁体(デスクトップパネル) 12…可動支持機構 13…旋回盤 21…案内レール 22…ディスプレイ支持体 23…リンクメンバ 46…スプリング(ねじりコイルスプリング) A…ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−15680(JP,A) 特開 平4−132510(JP,A) 特開 昭64−58179(JP,A) 特開 昭63−20609(JP,A) 特開 平5−11707(JP,A) 実開 平4−114620(JP,U) 実開 昭61−37524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 9/00 312

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板の縁部又はその近傍に立設した壁体に
    取着されるベースと、このベースに厚板状の回動支持体
    を介して支承されディスプレイを保持するヘッド部とを
    具備してなり、前記ヘッド部が、ディスプレイを天板面
    から浮上する起立姿勢と天板面に接近又は当接する仰向
    姿勢との間で姿勢変更可能に保持する可動支持機構を備
    えてなるものであって、前記回動支持体を、その基端部
    の上下端近傍部分においてベースに略水平方向に回動可
    能に枢支させるとともに、この回動支持体の回動端部に
    前記ヘッド部を略水平方向に回動可能に枢着し、前記デ
    ィスプレイを、高さを略一定に保ったままで前後動させ
    ることができるようにしていることを特徴とするディス
    プレイ保持装置。
  2. 【請求項2】天板の縁部又はその近傍に立設した壁体に
    取着されるベースと、このベースに厚板状の回動支持体
    を介して支承されディスプレイを保持するヘッド部とを
    具備してなり、前記回動支持体を、その基端部の上下端
    近傍部分においてベースに略水平方向に回動可能に枢支
    させるとともに、この回動支持体の回動端部に前記ヘッ
    ド部を略水平方向に回動可能に枢着し、前記ヘッド部
    が、ディスプレイを天板面から浮上する起立姿勢と天板
    面に接近又は当接する仰向姿勢との間で姿勢変更可能に
    保持する可動支持機構を備えてなるものであって、可動
    支持機構が、ヘッド部本体の前面に設けた上下に延びる
    案内レールと、この案内レールに上端部を回動及び昇降
    可能に案内させたディスプレイ支持体と、ヘッド部本体
    の下端部に上下方向に回動可能に枢着され先端部をこの
    ディスプレイ支持体の回動端又はその近傍に枢着した姿
    勢制御用のリンクメンバとを具備してなるものであり、
    前記ディスプレイを、高さを略一定に保ったままで前後
    動させることができるようにしているとともに、前記姿
    勢制御用のリンクメンバを下方に回動させることによっ
    て、ディスプレイを天板面に接近させつつ仰向きに寝か
    せることができるように構成していることを特徴とする
    ディスプレイ保持装置。
  3. 【請求項3】前記リンクメンバとヘッド部本体との間
    に、該リンクメンバの下方への回動に抵抗を与えるため
    のダンパを介設していることを特徴とする請求項2記載
    のディスプレイ保持装置。
  4. 【請求項4】ディスプレイ支持体の前面に、旋回盤を該
    ディスプレイ支持体の前面に略直交する軸心回りに回動
    可能に装着し、この旋回盤にディスプレイを装着し得る
    ように構成していることを特徴とする請求項2記載のデ
    ィスプレイ保持装置。
  5. 【請求項5】姿勢制御用のリンクメンバをディスプレイ
    の重力に抗する方向に回動付勢するためのバランス用の
    スプリングを備えていることを特徴とする請求項2又は
    記載のディスプレイ保持装置。
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