JP2849619B2 - 多層繊維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造 - Google Patents

多層繊維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜面の土留工や橋梁の
基礎等におけるテンドン等として、さらに各種のコンク
リート構造物や部材等の補強用等として好適な多層繊維
複合ケーブル製緊張材の端末定着構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】斜面の土留工(地土すべりや崖崩れ防
止)のグランドアンカー工法におけるフレキシブル鉄筋
コンクリート杭(フレコン杭)について説明すると、こ
のフレコン杭は、通常、図4に示すように複数本のPC
鋼撚り線を束ねて鋼撚り線束wとし、この鋼撚り線束w
を保持リングdにより相互間隔を置き複数平行に組み立
てた鋼撚り線束組にして斜面に掘削した長い削孔eに挿
入し、鋼撚り線束組の端末部をモルタルmによつて定着
するとともに、その外端部に支圧板fや定着具g等のア
ンカー金具を装着して、各鋼撚り線束wに均等の張力を
かけて緊張材(テンドン)として施工している。図中h
は波形シース、iは樹脂カバー、jはヘツドキャツプで
ある。
【0003】前記の緊張材は、PC鋼撚り線からなる鋼
撚り線束wを長期にわたり地中深く埋設するため、厳重
に防錆処理して耐腐食性を確保する必要がありその施工
に多くの手数、手間を要する。よつて、最近は、図3に
示すように軽量及び耐腐食性の炭素繊維やアラミド繊維
等の長繊維をエポキシ樹脂系等の熱硬化性樹脂で束ねた
ストランドaを7本撚り合わせ、熱硬化性樹脂を含浸し
硬化させて固めた1×7撚り構造の単層繊維複合ケーブ
ル1(図3A参照)を、前記の緊張材として耐久性を高
めている。また、前記のケーブル1にさらに12本のス
トランドbを撚り合わせて固めた2層構造(1×19撚
り構造)の多層繊維複合ケーブル5(図3B参照)や、
このケーブル5にさらに18本のストランドcを撚り合
わせて固めた3層構造(1×37撚り構造)の多層繊維
複合ケーブル15を、前記の緊張材として適用し、大容
量化によりケーブル本数を減少して施工性を高めること
が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような多層繊維
複合ケーブルを緊張材として適用すると、その軽量性や
耐腐食性及び大容量化によつて、耐久性とともにケーブ
ル本数の大幅な低減が可能になり施工性が高められる
が、このケーブル端末部をそのまま又はその外側ストラ
ンドを解撚しモルタル等の固定材に埋設する従来の定着
手段により固着して均等な張力をかけると、ケーブル端
末部の層間の定着力が不足し又はそのバラツキにより、
長期にわたる変動荷重によつて内、外側ストランドが相
対的に滑り出し荷重負担が不均衡になつてケーブル引張
強度が低下するなどの課題がある。
【0005】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、多層
繊維複合ケーブルの使用、端末部の外側ストランドの解
撚及び短円筒状スペーサーの層間介装により、ケーブル
端末部の固着力を高め補強して一体化し、その定着性
能、耐久性とともにケーブル本数の大幅な低減を可能に
して施工性を向上した多層繊維複合ケーブル製緊張材の
端末定着構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層繊維複合
ケーブルのケーブル端末部の外側ストランド(外層や中
間層)を解撚し、層間に短円筒状のスペーサーを介装し
て、スペーサー上に外側ストランドを撚り戻し層間及び
外側ストランド相互間に適度の隙間を形成し、この隙間
に固定材を浸入させて定着することにより、ケーブル端
末部の定着を容易としその定着力を高め補強して一体化
し、内、外側ストランドの相対的な滑り出しをなくして
その定着力を長期にわたり安定せしめ、ケーブル本数の
大幅な低減を可能とし施工性を高めている。
【0007】
【作用】多層繊維複合ケーブルのケーブル端末部の外側
ストランド(外層や中間層)を解撚し、層間に短円筒状
のスペーサーを介装して、スペーサー上に外側ストラン
ドを撚り戻して層間及び外側ストランドの相互間に適度
の隙間を形成し、この隙間にモルタル等の固定材を浸入
させて定着することより、ケーブル端末部が容易に精度
良く定着され、この短円筒状のスペーサーは、層間及び
外側ストランドの相互間に適度の隙間を形成して固定材
の注入精度及び固着力を高め、固定材とともにケーブル
端末部を補強して一体化し、内、外側ストランドの相対
的に滑り出しを効果的に防止して、この固着力は長期に
わたり強力に安定されるとともに、多層繊維複合ケーブ
ルの軽量で耐腐食性及び大容量化により、耐久性が高め
られるとともにケーブル本数の大幅な低減が可能となり
容易に施工される。
【0008】
【実施例】図1に本発明の第1実施例、図2に第2実施
例を示す。図中1は炭素繊維等の長繊維束に熱硬化性樹
脂を含浸して硬化したストランドaを7本撚り合わせさ
らに熱硬化性樹脂で固めた芯層、2は芯層にさらに同様
な12本のストランドbを撚り合わせた外層又は中間
層、3は中間層にさらに同様な18本のストランドcを
撚り合わせた外層、5は芯層と外層を具備した多層繊維
複合ケーブル、15は芯層と中間層及び外層を具備した
多層繊維複合ケーブル、5a,15aはこれらのケーブ
ル端末部、6,16は芯層と外層あるいはまた中間層と
外層の間に介装される小径及び大径に形成した短かい円
筒状のスペーサー、7はケーブル端末部に打設して固着
するモルタル(又はコンクリート)や熱硬化性樹脂等の
固定材、10は多層繊維複合ケーブルを配設する削孔で
ある。
【0009】図1に示す第1実施例は、芯層1と外層2
を有する2層構造の多層繊維複合ケーブル5の実施例で
あり、多層繊維複合ケーブル5のケーブル端末部5aの
外層2の外側ストランドbを解撚し、層間に短円筒状の
スペーサー6を介装して、スペーサー6上に解撚した外
側ストランドbを撚り戻して層間及び外側ストランドb
の相互間に隙間を形成し、この隙間にモルタル等の固定
材7を浸入させて定着した多層繊維複合ケーブル製緊張
材の端末定着構造になつている。
【0010】図2に示す第2実施例は、芯層1と中間層
2及び外層3を有する3層構造の多層繊維複合ケーブル
15の実施例であり、多層繊維複合ケーブル15のケー
ブル端末部15aの外層3及び中間層2の外側ストラン
ドc,bを解撚し、層間に短円筒状のスペーサー6,1
6を介装して、スペーサー6,16上に解撚した外側ス
トランドc,bを撚り戻して層間及び外側ストランド
c,bの相互間に隙間を形成し、この隙間にモルタル等
の固定材7を浸入させて定着した多層繊維複合ケーブル
製緊張材の端末定着構造になつている。
【0011】また、前記の多層繊維複合ケーブル製緊張
材の端末定着構造において、この多層繊維複合ケーブル
5,15を炭素繊維によつて構成したことを特徴とする
多層繊維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造になつて
いる。
【0012】さらに詳述すると、多層繊維複合ケーブル
5は(図1参照)、好ましくは炭素繊維、あるいはアラ
ミド繊維又はガラス繊維の長繊維の束にエポキシ樹脂系
等の熱硬化性樹脂を含浸したストランドa,bで構成さ
れ、7本のストランドaを撚り合わせた芯層1と、芯層
に12本のストランドbを撚り合わせて硬化した外層2
を具備した2層構造になつている。また、多層繊維複合
ケーブル15は(図2参照)、芯層1と、前記の外層を
中間層2としてさらに18本のストランドcを撚り合わ
せて硬化した外層3を具備した3層構造になつている。
【0013】また、スペーサー6,16は、塩化ビニー
ルやポリエチレン等の合成樹脂で短い円筒状に形成し、
その内径をケーブル端末部の芯層1と中間層2の外径に
対応せしめた小径及び大径の2種類とし、芯層1と外層
又は中間層2との間、中間層2と外層3との間に介装し
て層間に適度の隙間を形成し、外層又は中間層2、外層
3の各外側ストランドc,bの相互間に隙間を形成す
る。ストランドの直径をdo、スペーサー6,16の肉
厚をd1とすると、好ましくはその肉厚d1と直径do
との比d1/doを、 グラウト充填の場合 d1/do =1.0±0.2 樹脂充填の場合 d1/do =0.5±0.2 とすることにより、層間に外側ストランドc,bの相互
間に適度の隙間が確保される。必要に応じスペーサー
6,16の外周に外側ストランドの本数に対応させた複
数の嵌合用凹部(図示省略)を形成し、外側ストランド
を嵌合して隙間形成の精度を高めたり、その外周に外側
ストランド間から突出する複数の突出部(図示省略)を
付設して、この突出部の先端部を外側の固定材7に埋設
して固着力をさらに高めた構造に形成される。
【0014】多層繊維複合ケーブル5は、図1に示すよ
うにそのケーブル端末部5aの外側ストランドbを適宜
の器具で解撚し、芯層1に小径のスペーサー6を適宜の
間隔を置き嵌装して、スペーサー6上に解撚した各外側
ストランドbを撚り戻して配置し、多層繊維複合ケーブ
ル15では、図2に示すようにケーブル端末部15aの
外側ストランドc,bを解撚し、芯層1にスペーサー6
を適宜の間隔を置き同様に嵌装して、スペーサー6上に
解撚したストランドbを撚り戻して配置し、中間層2に
も大径のスペーサー16を介装し、スペーサー16上に
解撚したストランドcを撚り戻し配置して、必要に応じ
前記の外層2又は3を適宜の条材で束ねる。このケーブ
ル端末部5a,15aは、芯層1と外層又は中間層2あ
るいはまた外層3の層間及び外側ストランドc,bの相
互間に適度の隙間が形成され、適度に拡径されてほぼ円
筒状に形成される。
【0015】前記の多層繊維複合ケーブル5,15を削
孔10に挿入しモルタル7を充填して、ケーブル端末部
5a,15aにモルタル7を浸入させて固化し定着す
る。孔底部のケーブル端末部5a,15aは、スペーサ
ー6,16の層間介装によつて外側ストランドc,bの
相互間及び層間に形成された適度の隙間によりモルタル
7が精度良く浸入して固化し、スペーサー6,16とと
もに所要の長さにわたり精度良く強力に固着、補強され
て一体化される。削孔10内はその全長にわたりモルタ
ル等を充填する。
【0016】又は、前記のケーブル端末部5a,15a
において、前記のようにスペーサー6,16を介装し外
側ストランドc,bを撚り戻して拡径したほぼ円筒状に
形成し、モルタル7(又は熱硬化性樹脂)をその層間及
びストランドbの相互間に予め充填し固化して一体化し
た後、削孔10に挿入してその外側にモルタル7を充填
して固着することも可能であり、同様な作用、効果が得
られる。
【0017】さらに、前記の多層繊維複合ケーブル5,
15の外側端部は、同様に外側ストランドc,bを解撚
し、芯層1にスペーサー6あるいはまた中間層2にスペ
ーサー16を適宜の間隔を置き嵌装して、このスペーサ
ー6,16上に各外側ストランドc,bを撚り戻し、こ
の層間及び各ストランド間に熱硬化性樹脂(接着剤)を
注入し硬化させて一体化した後、この外側端部に金属ス
リーブを嵌装しその間に同様な熱硬化性樹脂を注入し、
金属スリーブをプレス等で周囲から圧縮し固着着して緊
張側の定着体を形成し、この定着体を適宜のアンカー金
具で緊張して、この多層繊維複合ケーブル5,15に均
等な所定の張力をかけて緊張材として施工する(図示省
略)。
【0018】前記のケーブル端末部の定着構造におい
て、短円筒状スペーサー6,16は、ケーブル端末部5
a,15aの層間に容易に介装され、層間及び外側スト
ランド間に適度の隙間を形成してケーブル端末部5a,
15aを適度に拡径したほぼ円筒状に形成し、モルタル
や熱硬化性樹脂等の固定材7の充填精度を高め、ストラ
ンドを痛めることなく固定材とともにケーブル端末部5
a,15aを効果的に補強して一体化し、内、外側スト
ランドの相対的な滑り出しをなくし、各層のストランド
c,b,aの荷重負担を長期にわたり均等化してケーブ
ル耐力を最大限に発揮せしめ安定せしめる。また、多層
繊維複合ケーブル、好ましくは多層炭素繊維複合ケーブ
ルの使用による軽量、耐腐食性及び大容量化により、耐
久性が高められるとともに、ケーブル本数が大幅に低減
されて施工が容易に能率良く遂行されるなど、このケー
ブル端末部5a,15aは長期にわたり優れた定着性
能、信頼性が得られ施工性が著しく高められている。外
側端部に形成した前記の緊張側の定着構造においても同
様に優れたアンカー性能、信頼性が得られる。
【0019】前記の多層繊維複合ケーブル5,15は好
ましくは炭素繊維により構成され、この炭素繊維複合ケ
ーブルの特性を1×7構造の鋼撚り線に比べると、表1
に示すように著しく軽量に形成されかつ耐腐食性に優
れ、6本の鋼撚り線束に対して単層の炭素繊維複合ケー
ブルNo.1は6本束、2層の炭素繊維複合ケーブルN
o.2は2本束、3層の炭素繊維複合ケーブルNo.
3,4は1本としてほぼ対応した集合破断荷重となり、
図4に示すようなフレコン杭の緊張材(テンドン)に適
用すると、2層の炭素繊維複合ケーブルNo.2では1
/3、3層の炭素繊維複合ケーブルNo.3,4では1
/6の本数に大幅に減少可能となり、容易に能率良く施
工される。
【0020】表2に示す試料において、比較例1aは、
1×7撚り構造の単層炭素繊維複合ケーブルであり、こ
のケーブル端末部を解撚しないでコンクリートに埋設し
て固着し、この外端部はスペーサーを使用しないで解撚
してエポキシ系の熱硬化性樹脂を注入し硬化させて緊張
端とした試料、実施例2a,3a,4aは、1×19撚
り構造と1×37撚り構造の多層炭素繊維複合ケーブル
であり、これらのケーブル端末部の外側ストランドを解
撚し短円筒状のスペーサーを介装して、コンクリートを
注入して固着し、ケーブル外端部を解撚し短円筒状のス
ペーサーを層間に介装してエポキシ系の熱硬化性樹脂を
注入し固化して緊張端とした試料であつて、これら各試
料の引張試験を行つた結果、表2のような評価が得られ
た。各試料の全長は2,600mm、ケーブル端末部の定
着長さは800mm、ケーブル外端部のアンカー長さは5
00mm、及び試験時の前記コンクリートの圧縮強度は3
59 kgf/cm2 である。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】表2の評価から明らかなように、本発明の
実施例2a,3a,4aは、いずれも施工後にその端末
定着部における抜脱がなく、そのケーブル引張強度は1
00%以上に満足されるものとなつた。また、長期にわ
たり所定の張力をかけて引張強度を測定した結果もケー
ブル引張強度の低下が殆んど見られず安定されることが
確認されている。
【0024】図示例では削孔に1本の2層又は3層撚り
構造の多層繊維複合ケーブルを配設した構造になつてい
るが、例えば図4に示すようなフレコン杭の場合は、そ
の鋼撚り線束wに代えて2本の2層繊維複合ケーブル、
又は1本の3層繊維複合ケーブルを配設することにより
同様な引張強度の緊張材として施工される。また、この
発明は図示のようなフレコン杭の緊張材の他に、各種の
コンクリート構造物等の補強用等の緊張材として汎用さ
れ、用途に応じ固定材として熱硬化性樹脂等を適用する
ことも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、前述のように多層繊維複合ケ
ーブルのケーブル端末部の外側ストランド(外層や中間
層)を解撚し、層間に短円筒状のスペーサーを介装し
て、スペーサー上に外側ストランドを撚り戻して層間及
び外側のストランド相互に適度の隙間を形成し、この隙
間にモルタル等の固定材を浸入させて定着することよ
り、ケーブル端末部が容易に定着され、この短円筒状の
スペーサーは、層間に介装されて層間及び外側ストラン
ド相互に適度の隙間を形成して固定材の注入精度及び固
着力を高め、固定材とともにケーブル端末部を補強して
一体化し、このケーブル端末部は、内、外側ストランド
の相対的に滑り出しがなく長期にわたり強力かつ安定的
に固着されて優れた端末定着性能、信頼性が得られると
ともに、多層繊維複合ケーブル、多層炭素繊維複合ケー
ブルの使用による軽量、耐腐食性及び大容量化により、
耐久性が高められるとともにケーブル本数が大幅に低減
可能となり容易に施工されて施工性が著しく向上されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す2層繊維複合ケーブ
ルの端末部の側視図(A)とその断面図(B)及びスペ
ーサーの側視、正面図(C)
【図2】第2実施例を示す3層繊維複合ケーブルの端末
部の側視図(A)とその断面図(B)
【図3】単層繊維複合ケーブルの断面図(A)と2層繊
維複合ケーブルの断面図(B)及び3層繊維複合ケーブ
ルの断面図(C)
【図4】従来のフレコン杭を示す側視図である。
【符号の説明】
b,c 外側ストランド 2 外層又は中間層 3 外層 5,15 多層繊維複合ケーブル 5a,15a ケーブル端末部 6,16 スペーサー 7 固定材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層繊維複合ケーブルのケーブル端末部
    の外層あるいはまた中間層の外側ストランドを解撚し、
    層間に短円筒状のスペーサーを介装して、スペーサー上
    に解撚した外側ストランドを撚り戻して層間及び外側ス
    トランドの相互間に隙間を形成し、同隙間にモルタル等
    の固定材を浸入させて定着したことを特徴とする多層繊
    維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層繊維複合ケーブル製
    緊張材の端末定着構造において、前記の多層繊維複合ケ
    ーブルを炭素繊維によつて構成したことを特徴とする多
    層繊維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造。
JP17772594A 1994-07-07 1994-07-07 多層繊維複合ケーブル製緊張材の端末定着構造 Expired - Lifetime JP2849619B2 (ja)

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