JP2849543B2 - Ｐｃ打込み防水材の表面保護方法 - Google Patents
Ｐｃ打込み防水材の表面保護方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ベントナイトを膨潤
性防水材として用いたＰＣ打込み防水材の保護方法に関
するものである。
性防水材として用いたＰＣ打込み防水材の保護方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】地下外壁の防水工法の一つとして、ベン
トナイト等の膨潤性防水材を設けたＰＣ打込み防水工法
が提案されている。
トナイト等の膨潤性防水材を設けたＰＣ打込み防水工法
が提案されている。
【０００３】この工法にあっては、ベントナイトを含む
膨潤性防水材を例えばＰＣ打込み型枠の表面全体に一体
化しておき、この防水材を現場打ちコンクリート面側に
対峙させて建込んで型枠の組立を行い、次いでコンクリ
ートを打設することで、この打設コンクリートと型枠と
の間に前記防水材の層がサンドイッチ状態に積層される
ようにしたもので、型枠は打設後そのまま残置され、地
下壁の一部を構成する。
膨潤性防水材を例えばＰＣ打込み型枠の表面全体に一体
化しておき、この防水材を現場打ちコンクリート面側に
対峙させて建込んで型枠の組立を行い、次いでコンクリ
ートを打設することで、この打設コンクリートと型枠と
の間に前記防水材の層がサンドイッチ状態に積層される
ようにしたもので、型枠は打設後そのまま残置され、地
下壁の一部を構成する。
【０００４】この構造では、地下から前記打設コンクリ
ートのひびわれなどを伝って水が侵入した場合には、こ
の水が防水材層に至ると吸水膨潤し、この膨潤作用によ
ってそれ以上の水の侵入を防止することにより、止水性
を確保できる。また、この工法ではＰＣ打込み型枠の成
形と同時に防水材層を一体に設けることができるため、
防水材を現場施工する場合に比べて施工が簡単になる利
点がある。
ートのひびわれなどを伝って水が侵入した場合には、こ
の水が防水材層に至ると吸水膨潤し、この膨潤作用によ
ってそれ以上の水の侵入を防止することにより、止水性
を確保できる。また、この工法ではＰＣ打込み型枠の成
形と同時に防水材層を一体に設けることができるため、
防水材を現場施工する場合に比べて施工が簡単になる利
点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの工法
では、コンクリート打設前に降雨があったり、散水など
により水が防水材の表面に接触した場合には、不必要に
吸水膨潤し、また膨潤した状態では物理的な外力により
容易に剥落しやすく、所期の効果を発揮できないため、
その取扱は水に接触しないよう細心の注意を要する。な
お、フィルム等の防水カバーで覆っておけば良いが、建
込み時において一々剥がさなければならないなど、手間
を要するものとなる。
では、コンクリート打設前に降雨があったり、散水など
により水が防水材の表面に接触した場合には、不必要に
吸水膨潤し、また膨潤した状態では物理的な外力により
容易に剥落しやすく、所期の効果を発揮できないため、
その取扱は水に接触しないよう細心の注意を要する。な
お、フィルム等の防水カバーで覆っておけば良いが、建
込み時において一々剥がさなければならないなど、手間
を要するものとなる。
【０００６】この発明は以上の問題点を解決するもので
あって、その目的は、通常状態では水に接触しても不必
要に膨潤することなく、打設コンクリートに接触するこ
とによりはじめて吸水膨潤可能な状態となるようにした
ＰＣ打込み防水材の表面保護方法を提供するものであ
る。
あって、その目的は、通常状態では水に接触しても不必
要に膨潤することなく、打設コンクリートに接触するこ
とによりはじめて吸水膨潤可能な状態となるようにした
ＰＣ打込み防水材の表面保護方法を提供するものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、ベントナイトを含む膨潤性防水材の被
膜をＰＣコンクリートの表面に形成した後、該膨潤性防
水材被膜の表面にアルカリに可溶で水に不溶なポリマー
エマルジョンの防水性被膜を形成することを特徴とす
る。
め、この発明は、ベントナイトを含む膨潤性防水材の被
膜をＰＣコンクリートの表面に形成した後、該膨潤性防
水材被膜の表面にアルカリに可溶で水に不溶なポリマー
エマルジョンの防水性被膜を形成することを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】以上の構成によれば、防水性被膜は通常の水に
は不溶であるため、表面に降雨その他の水が接触しても
膨潤性防水材の保護被膜として作用する。
は不溶であるため、表面に降雨その他の水が接触しても
膨潤性防水材の保護被膜として作用する。
【０００９】コンクリート打設により、セメント中に含
まれる強アルカリ水が防水性被膜に接触すると、前記被
膜は溶解し、膨潤性防水材と打設コンクリートとが直接
接触し、防水材として機能する。
まれる強アルカリ水が防水性被膜に接触すると、前記被
膜は溶解し、膨潤性防水材と打設コンクリートとが直接
接触し、防水材として機能する。
【００１０】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面とともに詳細
に説明する。図１（ａ）〜（ｃ）はこの発明によるＰＣ
打込み防水材の表面保護方法をＰＣ版打ち込み型枠の製
造に適用した例の手順を示すもので、まず（ａ）に示す
ように成形用型枠１０の内部にコンクリートＣを打設す
る。次にコンクリートＣがある程度固まりだす水和反応
の初期段階で、（ｂ）に示すようにベントナイトとバイ
ンダの混合物からなる膨潤性防水材１２を散布し、こて
等により均一に塗り込む。
に説明する。図１（ａ）〜（ｃ）はこの発明によるＰＣ
打込み防水材の表面保護方法をＰＣ版打ち込み型枠の製
造に適用した例の手順を示すもので、まず（ａ）に示す
ように成形用型枠１０の内部にコンクリートＣを打設す
る。次にコンクリートＣがある程度固まりだす水和反応
の初期段階で、（ｂ）に示すようにベントナイトとバイ
ンダの混合物からなる膨潤性防水材１２を散布し、こて
等により均一に塗り込む。
【００１１】バインダとしては、エマルジョン化が可能
な各種ポリマー、例えば天然または人工ゴム、その他の
ポリマー等が掲げられる。人工ゴムとしては、例えばポ
リブタジェン、ＳＢＲ、ＳＢＲ、ＡＢＲ、２−ジビニル
ピリジン−スチレン−ブタジェン、クロロプレン、イソ
プレン等がある。
な各種ポリマー、例えば天然または人工ゴム、その他の
ポリマー等が掲げられる。人工ゴムとしては、例えばポ
リブタジェン、ＳＢＲ、ＳＢＲ、ＡＢＲ、２−ジビニル
ピリジン−スチレン−ブタジェン、クロロプレン、イソ
プレン等がある。
【００１２】また、その他のエマルジョン化が可能なポ
リマーとしては、ポリスチレン、ポリエチレン、塩ビ系
共重合体、塩化ビニリデン系重合体、アクリレート系重
合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル共重合体、酢ビ−エ
チレン系共重合体、アクリレート−スチレン系重合体、
ポリウレタン、エポキシなどの各種樹脂が掲げられる。
リマーとしては、ポリスチレン、ポリエチレン、塩ビ系
共重合体、塩化ビニリデン系重合体、アクリレート系重
合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル共重合体、酢ビ−エ
チレン系共重合体、アクリレート−スチレン系重合体、
ポリウレタン、エポキシなどの各種樹脂が掲げられる。
【００１３】ベントナイトと前記ポリマーとの混合比
は、固形分が２０〜７０％の前記ポリマーエマルジョン
１００重量部に対し、ベントナイトを１５重量部〜１２
０重量部混合して練り合わせたものを用いる。
は、固形分が２０〜７０％の前記ポリマーエマルジョン
１００重量部に対し、ベントナイトを１５重量部〜１２
０重量部混合して練り合わせたものを用いる。
【００１４】なお、ベントナイトの重量比が１５重量部
を下回った場合に、ベントナイトの吸水膨潤性が損なわ
れ、逆に１２０重量部を上回った場合には、コンクリー
ト１２に対する付着性が損なわれて剥落しやすいので、
以上の範囲に設定することが望ましい。
を下回った場合に、ベントナイトの吸水膨潤性が損なわ
れ、逆に１２０重量部を上回った場合には、コンクリー
ト１２に対する付着性が損なわれて剥落しやすいので、
以上の範囲に設定することが望ましい。
【００１５】次にコンクリートＣの硬化後、防水材１２
の表面に、アルカリに可溶で水に不溶なポリマーエマル
ジョンを塗布する。このポリマーエマルジョンは、例え
ば特公昭５７−１４２８５号公報に開示されているメタ
クリル酸メチル等の不飽和基を含有する有機化合物とア
クリル酸等の不飽和結合を有する有機酸との共重合体、
或いはシラン系浸透性吸防止剤などからなるものであ
り、塗布乾燥後は（ｃ）に示すように硬化し、防水材１
２の表面に一体化した防水性被膜１４が形成されること
になる。
の表面に、アルカリに可溶で水に不溶なポリマーエマル
ジョンを塗布する。このポリマーエマルジョンは、例え
ば特公昭５７−１４２８５号公報に開示されているメタ
クリル酸メチル等の不飽和基を含有する有機化合物とア
クリル酸等の不飽和結合を有する有機酸との共重合体、
或いはシラン系浸透性吸防止剤などからなるものであ
り、塗布乾燥後は（ｃ）に示すように硬化し、防水材１
２の表面に一体化した防水性被膜１４が形成されること
になる。
【００１６】以上の作業が終了し、コンクリートＣの養
生後これを成形用型枠１０から脱型すれば、ＰＣ版打込
み型枠１６を完成する。製品完成状態で降雨や散水など
によって水が表面に当たっても防水性被膜１４により防
水材１２は保護されることになる。
生後これを成形用型枠１０から脱型すれば、ＰＣ版打込
み型枠１６を完成する。製品完成状態で降雨や散水など
によって水が表面に当たっても防水性被膜１４により防
水材１２は保護されることになる。
【００１７】このＰＣ版打込み型枠１６は、例えば図２
に示すように、地下壁の内型枠として用いられ、山留壁
１８と型枠１６の間に形成された空間ａに現場打ちコン
クリート２０が打設される。
に示すように、地下壁の内型枠として用いられ、山留壁
１８と型枠１６の間に形成された空間ａに現場打ちコン
クリート２０が打設される。
【００１８】このとき、コンクリート２０に対面してい
る防水性被膜１４はコンクリート２０の強アルカリ性の
水に接触して溶解し、コンクリート２０の接触面側に分
散される結果、図２に示すように、防水材１２のみがコ
ンクリート２０の面に直接接触する。
る防水性被膜１４はコンクリート２０の強アルカリ性の
水に接触して溶解し、コンクリート２０の接触面側に分
散される結果、図２に示すように、防水材１２のみがコ
ンクリート２０の面に直接接触する。
【００１９】したがって、コンクリート２０の硬化後は
コンクリート２０と打込み型枠１６の間に膨潤性防水材
１２のみがサンドイッチ状態に一体化される。施工後に
山留壁１８側からコンクリート２０のひびわれなどを伝
って水がしみだすと、防水材１２内に取り込まれ、防水
材１２はこの水を吸水することによって面内及び面外方
向に膨潤し、この膨潤圧力により内壁としての打込み型
枠１６側への水の侵入を防止することになるのである。
コンクリート２０と打込み型枠１６の間に膨潤性防水材
１２のみがサンドイッチ状態に一体化される。施工後に
山留壁１８側からコンクリート２０のひびわれなどを伝
って水がしみだすと、防水材１２内に取り込まれ、防水
材１２はこの水を吸水することによって面内及び面外方
向に膨潤し、この膨潤圧力により内壁としての打込み型
枠１６側への水の侵入を防止することになるのである。
【００２０】なお、前記打込み型枠１６を地山側に建込
む外型枠とし、これの内側に配置される堰板との間に現
場打ちコンクリートを打設することも可能であることは
勿論である。
む外型枠とし、これの内側に配置される堰板との間に現
場打ちコンクリートを打設することも可能であることは
勿論である。
【００２１】また、予めベントナイトを含有した不織布
などのシート状物をＰＣ版型枠形成用の型枠の内面に貼
付し、該型枠内にコンクリートを打設することで、表面
に膨潤性防水材が一体化されたＰＣ版型枠を製造するこ
ともできる。
などのシート状物をＰＣ版型枠形成用の型枠の内面に貼
付し、該型枠内にコンクリートを打設することで、表面
に膨潤性防水材が一体化されたＰＣ版型枠を製造するこ
ともできる。
【００２２】さらに、上記実施例では、この発明による
ＰＣ打込み防水材の表面保護方法をＰＣ版打ち込み型枠
の製造に適用した例を示したが、ＰＣは版に限定され
ず、さらには型枠に使用する場合に限定されるものでは
なく、カルバート、セグメント、ヒューム管などの一般
のＰＣで、成型時に、将来、土に接する部分に膨潤性防
水材を打込む場合に、アルカリに可溶で水に不溶なポリ
マーのエマルジョンの塗布または吹き付けることもでき
る。これにより、成型されたＰＣ部材を野ざらしで保管
しても、膨潤性防水材被膜を膨潤しないようにすること
ができ、現場管理が容易になる。
ＰＣ打込み防水材の表面保護方法をＰＣ版打ち込み型枠
の製造に適用した例を示したが、ＰＣは版に限定され
ず、さらには型枠に使用する場合に限定されるものでは
なく、カルバート、セグメント、ヒューム管などの一般
のＰＣで、成型時に、将来、土に接する部分に膨潤性防
水材を打込む場合に、アルカリに可溶で水に不溶なポリ
マーのエマルジョンの塗布または吹き付けることもでき
る。これにより、成型されたＰＣ部材を野ざらしで保管
しても、膨潤性防水材被膜を膨潤しないようにすること
ができ、現場管理が容易になる。
【００２３】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明に係るＰＣ打込み防水材の表面保護方法に
あっては、水に接触しても不必要に膨潤することなく、
打設コンクリートに接触することにより吸水膨潤可能な
状態となるため、表面に膨潤性防水材を一体に設けたＰ
Ｃコンクリートの打設までの間に防水材を一時的に保護
する方法として好適である。またこの発明にあっては、
フィルムなどの防水カバーなども不要であるため、施工
時における除去の手間も削減できる。
に、この発明に係るＰＣ打込み防水材の表面保護方法に
あっては、水に接触しても不必要に膨潤することなく、
打設コンクリートに接触することにより吸水膨潤可能な
状態となるため、表面に膨潤性防水材を一体に設けたＰ
Ｃコンクリートの打設までの間に防水材を一時的に保護
する方法として好適である。またこの発明にあっては、
フィルムなどの防水カバーなども不要であるため、施工
時における除去の手間も削減できる。
【図１】（ａ）〜（ｃ）はこの発明方法の一例であるＰ
Ｃ打込み型枠の施工手順を示す説明図である。
Ｃ打込み型枠の施工手順を示す説明図である。
【図２】同打込み型枠を用いた地下壁の構造例を示す断
面図である。
面図である。
１０ 型枠 １２ 膨潤性防水材 １４ 防水性被膜 １６ ＰＣ打込み型枠 ２０ 現場打ちコンクリート
フロントページの続き (72)発明者 川原 正雄 埼玉県川越市南台１−10−４ 株式会社 ショックベトン・ジャパン内 (72)発明者 高須 峰男 埼玉県川越市南台１−10−４ 株式会社 ショックベトン・ジャパン内 (72)発明者 青山 幹 東京都清瀬市下清戸４丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 林 好正 東京都清瀬市下清戸４丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 小川 晴果 東京都清瀬市下清戸４丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 三谷 一房 東京都清瀬市下清戸４丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 田村 悦徳 東京都千代田区神田司町２丁目３番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 岡本 秀雄 東京都千代田区神田司町２丁目３番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 昭62−276128（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−295978（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−69725（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−153429（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−272373（ＪＰ，Ａ) 特公 昭57−14285（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E02D 31/02
Claims (1)
- 【請求項１】 ベントナイトを含む膨潤性防水材の被膜
をＰＣコンクリートの表面に形成した後、該膨潤性防水
材被膜の表面にアルカリに可溶で水に不溶なポリマーエ
マルジョンの防水性被膜を形成することを特徴とするＰ
Ｃ打込み防水材の表面保護方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3434894A JP2849543B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | Ｐｃ打込み防水材の表面保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3434894A JP2849543B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | Ｐｃ打込み防水材の表面保護方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247570A JPH07247570A (ja) | 1995-09-26 |
| JP2849543B2 true JP2849543B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=12411647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3434894A Expired - Fee Related JP2849543B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | Ｐｃ打込み防水材の表面保護方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2849543B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002008526A1 (fr) * | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Kunimine Industries Co., Ltd. | Procede de decoupage pour structure souterraine et materiau de decoupage planaire |
| JP4905169B2 (ja) * | 2007-02-09 | 2012-03-28 | 株式会社大林組 | 止水パネルの製造方法 |
| KR101325522B1 (ko) * | 2011-06-23 | 2013-11-07 | 안광훈 | 선택적 용해가능한 코팅용 조성물과 이 조성물로 코팅된 벤토나이트 지수재 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP3434894A patent/JP2849543B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07247570A (ja) | 1995-09-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |