JP2848147B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係わり、特にLDD構造を有する絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタ(以下、MOSトランジスタと称す)の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3および図4は、LDD(Light
ly Doped Drain)MOSトランジスタの
製造方法である。MOSトランジスタは電源電圧を一定
にして微細化していくとソース,ドレイン間にかかる電
界が強くなりホットエレクトロン効果が顕著になり信頼
性上問題が出てくるが、LDD構造を取ることにより電
界が緩和される。
【0003】図3(a)は、P型の半導体基板1上に素
子分離のためのフィールド酸化膜2を選択熱酸化法で基
板に一部埋設して形成した後、ゲート酸化膜3を11n
m(ナノメータ)の膜厚で形成してから、n+ 型のポリ
シリコン層4を0.4μmの膜厚で形成した所である。
【0004】図3(b)は、n+ 型のポリシリコン層4
を、フォトリソグラフィ技術によりレジスト(図示せ
ず)をパターニングしこれをマスクとして異方性ドライ
エッチングによりゲート電極6を形成し、リンを20k
eV,1×1014cm-2の条件でイオン注入した所であ
る。
【0005】図3(c)は、CVDシリコン酸化膜12
を0.2μmの膜厚で成長し、900℃20分の熱処理
をして上記イオン注入によるリンからn型の低濃度不純
物層であるn- 層8を形成した所である。
【0006】図4(a)は、CVD酸化膜12を異方性
ドライエッチングした所である。ゲート電極側部にCV
Dシリコン酸化膜のサイドウォール13が0.2μmの
幅(図で横方向の寸法)で形成されている。
【0007】図4(b)は、まずCVDシリコン酸化膜
14を膜厚30nmに形成する。このシリコン酸化膜1
4は、後で熱処理したときP型の半導体基板1中のイオ
ンが外部拡散するとき防ぐ目的がある。次に、ソース,
ドレイン形成のためのヒ素を70keV,5×1015
-2イオン注入する。
【0008】図4(c)は、950℃20分間の熱処理
を行ない、n+ 層11を形成し、先のn- 層8とともに
ソース,ドレイン9,10を形成した所である。n-
8によりゲート直下におけるドレイン近傍の電界が緩和
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来のLDD構造
のMOSトランジスタの製造方法は、以下のような問題
点がある。
【0010】(1)高濃度不純物層と低濃度不純物のそ
れぞれの形成のために2回のイオン注入工程を必要とし
特に、CMOS回路で従来のLDD構造を用いる場合、
-層,P- 層,n+ 層,P+ 層の形成のため4回のイ
オン注入工程を必要とする。
【0011】(2)CVDシリコン酸化膜を成長させ
て、エッチバックすることが必要で工程が多くなる。
【0012】(3)CVDシリコン酸化膜12をエッチ
バックするときに、シリコン基板1にダメージが加わ
り、結晶欠陥を生ずることがある。この欠陥は、n-
8またはn+ 層11とシリコン基板1の間で接合リーク
電流を生じさせる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第1導
電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極
形成層、例えばポリシリコン層を形成する工程と、前記
ゲート電極形成層をパターニングしてゲート電極を形成
すると同時に該ゲート電極の一方向の両端に対向しかつ
所定間隔離間して第1及び第2のパターンをそれぞれ形
成する工程と、前記半導体基板を構成する半導体ウェハ
ーを回転させながら前記第1導電型とは逆の導電型の第
2導電型の不純物を斜め方向からイオン注入する工程と
を有する半導体装置の製造方法にある。ここで前記第1
及び第2のパターンの前記一方向の長さは前記ゲート電
極の該一方向の長さよりも短くする。そして前記イオン
注入の工程の後に熱処理工程を有し、これにより高濃度
不純物層と低不純物層とからなるMOSトランジスタの
ソースおよびドレインをイオン注入された第2導電型の
不純物によりそれぞれ形成することが出来る。
【0014】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1,図2は本発明によるMOSトランジスタの製
造方法の一実施例である。
【0015】図1(a)は、P型半導体基板1上に素子
分離のためのフィールドシリコン酸化膜2を選択酸化法
により、基板に一部埋設して形成し、ゲートシリコン酸
化膜3を11nm(ナノメータ)の膜厚で成長した後、
+ 型ポリシリコン層4を0.6μmの膜厚で形成した
所である。
【0016】図1(b)は、n+ 型ポリシリコン層4上
にフォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト5をパ
ターニングした所である。
【0017】図1(c)は、異方性ドライエッチングに
よりポリシリコン層4からゲート電極6を形成した所で
ある。ここで、ゲート電極6と一方向(図で横方向)で
0.5μmの間隔yをおいて、n+ ポリシリコン層7,
7′もポリシリコン層4から形成されている。次に、ヒ
素を150keV,5×1015cm-2の条件で半導体基
板1を構成する半導体ウェハーを回転させながら、この
半導体基板の表面に垂直な線から45°の角度で斜めの
方向から半導体基板にイオン注入を行なう。なお、パタ
ーン7,7′の上記一方向の寸法xおよびゲート電極6
の上記一方向の寸法zはそれぞれx=0.4μm,z=
0.6μmである。このため、ヒ素はゲート電極6とn
+ 型ポリシリコン層7,7′の間には入りにくくなって
おり、P型半導体基板1に注入されるヒ素のドーズ量は
他の障害物が無い領域に比較して5〜30%程度に減少
される。この割合はyの距離とヒ素の注入角度およびn
+型ポリシリコン層4の膜厚により変化する。
【0018】図2は、950℃、N2 雰囲気中で30分
間熱処理をして、n型低濃度不純物層であるn- 層8と
n型高濃度不純物層であるn+ 層11を形成し、n-
8をn+ 層11とからソース9およびドレイン10をそ
れぞれ形成した所である。
【0019】n+ 型ポリシリコン層4の膜厚をm,ヒ素
の注入角度をθとすると(図1(c)参照)、yをm×
tanθよりも小さくするほど、n- 層8の濃度を低く
することができる。また、xの長さはゲート電極の長さ
z以下にすることが必要である。
【0020】なお、この実施例ではNchトランジスタ
で説明したが、Pchトランジスタも不純物の種類を変
えることで同様に適用できる。また、n+ 型ポリシリコ
ン層は他の材質例えばタングステンシリサイドなどでも
適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、LDD構
造を有するMOSトランジスタの製造方法において、ゲ
ート電極形成時にゲート電極の一方向の側部側にゲート
電極のこの一方向の長さより短い長さのパターンを配置
し、ソース,ドレイン形成のためのイオン注入を回転斜
め注入にすることにより、イオン注入の回数を減らしか
つ他の工程も減らすことができ、また、シリコン酸化膜
のエッチバックの工程もないためシリコン基板のダメー
ジがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造方法の前半を示す断面
図である。
【図2】本発明の一実施例の製造方法の後半を示す断面
図である。
【図3】従来技術の製造方法の前半を示す断面図であ
る。
【図4】従来技術の製造方法の後半を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 フィールドシリコン酸化膜 3 ゲートシリコン酸化膜 4 n+ 型ポリシリコン層 5 フォトレジスト 6 ゲート電極 7 n+ ポリシリコン層 8 n- 層 9 ソース 10 ドレイン 11 n+ 層 12 CVDシリコン酸化膜 13 サイドウォール 14 CVDシリコン酸化膜

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介してゲート電極形成層を形成する工程と、前記ゲ
    ート電極形成層をパターニングしてゲート電極を形成す
    ると同時に該ゲート電極の一方向の両端に対向し、所定
    間隔離間し、かつ該一方向の長さが該ゲート電極の該一
    方向の長さよりも短い第1及び第2のパターンをそれぞ
    れ形成する工程と、前記半導体基板を構成する半導体ウ
    ェハーを回転させながら前記第1導電型とは逆の導電型
    の第2導電型の不純物を斜め方向からイオン注入する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極形成層はポリシリコン層
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記イオン注入の工程の後に熱処理工程
    を有し、これにより高濃度不純物層と低不純物層とから
    なる絶縁ゲート電界効果トランジスタのソースおよびド
    レインを前記イオン注入された第2導電型の不純物から
    それぞれ形成することを特徴とする請求項1もしくは請
    求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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