JP2845306B2 - ロケーションレジスタ設定制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は移動通信方式の移動機
やパーソナル通信方式の加入者などが複数の通信網の何
れにおいても、つまり加入した通信網以外の通信網でも
発着信を可能とする方式におけるその発着信処理に用い
る加入者情報（データ）を各通信網に設けたロケーショ
ンレジスタに設定する方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】会社を異にする通信網が同一地域、ある
いは異なる地域に設けられている場合に、その１つの通
信網に加入している加入者が他の通信網でも発着信がで
きれば頗る便利である。このような点から次のような方
式が提案されている。即ち加入者が加入した通信網のホ
ームロケーションレジスタに、その通信網との契約情
報、サービス情報、及びその他の情報のような加入者が
直接変更できない情報（加入者契約情報と呼ぶ、一般に
加入者データとも呼ばれている）をその加入者ごとに記
憶しておき、その通信網でのその加入者に対する発着信
を、そのホームロケーションレジスタのその加入者の加
入者契約情報を用いて処理するが、その加入者が他の通
信網、つまり加入していない通信網に移った時に、その
通信網のビジターロケーションレジスタに、その加入者
の加入者契約情報を転送し、その通信網においてその加
入者についての発着信処理を、ビジターロケーションレ
ジスタのその加入者契約情報を参照して行う。その加入
者が更に他の通信網に移ると、その時に前述と同様にそ
の通信網のビジターロケーションレジスタに、前記ホー
ムロケーションレジスタからその加入者契約情報を転送
すると共に、その直前に在圏していた通信網のビジター
ロケーションレジスタ内のその加入者契約情報を消去す
る。このようにして加入していない通信網での発着信を
可能とすることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の端末とその加入
者とが固定された固定通信網においては例えば着信転送
や一時発着信を中止させることなど固定的でないサービ
ス、つまり加入者が随時変更可能な可変のサービスを受
けることができるが、前述したように移動通信やパーソ
ナル通信のように利用端末が移動する通信、特に異なる
通信網間での移動を許す場合においては、前記加入者が
随時変更可能なサービスをどのようにして受けるように
するかの提案がなされていない。

【０００４】この発明の目的は加入していない通信網に
移動しても、随時変更可能なサービスを受けることを可
能とするロケーションレジスタ設定制御方式を提供する
ことにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明によるロケーシ
ョンレジスタ設定制御方法は、加入者が加入した通信網
から他の通信網へ移動すると、その加入者のホームロケ
ーションレジスタからその加入者の加入者情報の少なく
とも一部を、上記移動した通信網内のビジターロケーシ
ョンレジスタへ転送し、上記加入者に対する発着信処理
を、上記ビジターロケーション内のその加入者に対する
加入者情報を利用して行う通信システムで行われるロケ
ーションレジスタ設定制御方法において、 上記加入者が
その在圏している上記移動した通信網内のビジターロケ
ーションレジスタに、上記加入者が随時変更可能な加入
者情報（加入者変更情報と呼ぶ）を設定して、その加入
者変更情報にもとづくサービスを受けることを可能と
し、上記加入者が更に他の通信網へ移動すると、その移
動した先の通信網内のビジターロケーションレジスタ
に、移動前の通信網内のビジターロケーションレジスタ
の上記加入者についての加入者変更情報を転送する。

【０００６】

【実施例】この発明を移動通信方式に適用した例を図１
を参照して説明する。図１においては移動通信網１、
２、３が設けられている。これら各移動通信網１〜３に
はそれぞれその移動通信網に加入した加入者のためのホ
ームロケーションレジスタと、その移動通信網に加入し
ていない加入者のためのビジターロケーションレジスタ
とが設けられている。しかし図１では移動加入者４が加
入している移動通信網１にはホームロケーションレジス
タ５のみを示し、他の移動通信網２、３にはそれぞれビ
ジターロケーションレジスタ６、７のみを示している。
ビジターロケーションレジスタ６、７はそれぞれその網
内の交換局８、９と制御回線１５、１６を介して接続さ
れ、交換局８、９はそれぞれその網内の基地局１０、１
１と制御回線１７、１８を介して接続され、その基地局
１０、１１を通じて、その網２、３内の移動機（移動加
入者）と通信を行うことができる。各通信網２、３内に
は通常、複数の交換局、複数の基地局が設けられてい
る。同様に図に示していないが、通信網１内でも交換
局、基地局が設けられ、網内の移動機との間で通信を行
うことができる。

【０００７】通信網と他の通信網との間でホームロケー
ションレジスタとビジターロケーションレジスタとの
間、またビジターロケーションレジスタどうしを制御回
線で接続することができる。図ではホームロケーション
レジスタ５とビジターロケーションレジスタ６、７とが
それぞれ制御回線１２、１３で接続され、ビジターロケ
ーションレジスタ６、７が制御回線１４で接続される。
ホームロケーションレジスタ５はこの移動通信網１に加
入している移動加入者４に関する契約情報、サービス情
報、およびその他の情報のような加入者の契約時に記憶
され、これ以後、加入者が直接の変更ができない情報
（加入者契約情報）３０が固定的に記憶されている。ま
たこの網１に加入している加入者がその加入している網
１に在圏中に変更することができる付加サービスの選択
や、起動停止などのような情報（加入者変更情報）３３
が一時的に記憶される。更にこれら加入者契約情報３０
及び加入者変更情報３３に対し、それぞれ書込み、読み
出し、複製、消去などの制御を行う加入者契約情報管理
機能２４及び加入者変更情報管理機能２７が設けられて
いる。

【０００８】ビジターロケーションレジスタ６、７には
それぞれその網２、３に加入している移動加入者以外の
もので、その網２、３にそれぞれ在圏している移動加入
者に関する契約情報の一部、サービス情報の一部及びそ
の他の情報（加入者契約情報）３１、３２を記憶し、ま
たその網２、３に加入していないが在圏している移動加
入者が変更することができる付加サービスの選択、起動
停止などのような情報（加入者変更情報）３４、３５を
記憶し、かつ加入者契約情報３１、３２に対し、それぞ
れ書込み、読み出し、消去を行う加入者契約情報管理機
能２５、２６が設けられ、加入者変更情報３４、３５に
対し、それぞれ書込み、読み出し、消去、複製を行う加
入者変更情報管理機能２８、２９が設けられる。

【０００９】ホームロケーションレジスタ５にはビジタ
ーロケーションレジスタ６、７との間で制御信号を送受
し、加入者契約管理情報機能２４と加入者変更情報管理
機能２７に対して制御要求及び応答を送受信する加入者
情報制御機能２１が設けられる。ビジターロケーション
レジスタ６には、ホームロケーションレジスタ５と、ビ
ジターロケーションレジスタ７と、交換局８との各間で
制御信号を送受し、加入者契約情報管理機能２５と加入
者変更情報管理機能２８に対して制御要求および応答を
送受信する加入者情報制御機能２２が設けられ、ビジタ
ーロケーションレジスタ７にも同様にホームロケーショ
ンレジスタ５と、ビジターロケーションレジスタ６と、
交換局９との各間で制御信号を送受し、加入者契約情報
管理機能２６とユーザ変更情報管理機能２９に対して制
御要求および応答を送受信する加入者情報制御機能２３
が設けられる。

【００１０】図２に、図１の移動通信システムにおい
て、移動通信網１に収容（加入）されている移動加入者
４が移動通信網２に移動してここに在圏し、その後移動
加入者４が移動通信網３へ移動を行った時の位置登録シ
ーケンスを示す。以下に図１、図２を参照してこの発明
の実施例の動作について述べる。移動加入者４が移動通
信網２の配下から移動通信網３の配下へ移動し、基地局
１１が制御回線２０を通して報知している位置情報を移
動加入者４が検知し、移動通信網３の配下への移動を認
識すると、移動加入者４は制御回線２０を通して基地局
１１へ“位置登録要求”信号を送信する。基地局１１
は、移動加入者４から“位置登録要求”信号を受信する
と、制御回線１８を通して交換局９へ“位置登録要求”
信号を送信する。さらに、交換局９は移動加入者４の加
入者契約情報、加入者変更情報が記憶されるべきビジタ
ーロケーションレジスタ７を識別し、そのビジターロケ
ーションレジスタ７に対して制御回線１６を通して“位
置登録要求”信号を送信する。ビジターロケーションレ
ジスタ７中の加入者情報制御機能２３は、移動加入者４
に対応する加入者契約情報、加入者変更情報がないため
移動通信網３への移動後の初めての位置登録であると認
識し、移動加入者４のホームロケーションレジスタ５に
対して、制御回線１３を通して“位置登録要求”信号を
送信する。

【００１１】ホームロケーションレジスタ５中の加入者
情報制御機能２１は、ビジターロケーションレジスタ７
から“位置登録要求”信号を受信すると、加入者契約情
報管理機能２４に対して加入者契約情報３０のすべてま
たは一部の複製を要求し、加入者契約情報管理機能２４
からの応答によって得られる加入者契約情報３０のすべ
てまたは一部の複製情報と、移動加入者４が直前に在圏
していた移動通信網２の移動加入者４の加入者契約情
報、加入者変更情報が記憶されているビジターロケーシ
ョンレジスタ６の識別情報とを制御回線１３を通してビ
ジターロケーションレジスタ７に対して“位置登録応
答”信号で返送する。またホームロケーションレジスタ
５はビジターロケーションレジスタ６に対し、移動加入
者４の加入者契約情報３１を消去する信号を送る。ビジ
ターロケーションレジスタ７中の加入者情報制御機能２
３は、ホームロケーションレジスタ５から得た加入者契
約情報３０のすべてまたは一部の複製情報を移動加入者
４と対応して記憶するように加入者契約情報管理機能２
６に指示を行い、加入者契約情報管理機能２６はその情
報を加入者契約情報３２として記憶する。さらに、ビジ
ターロケーションレジスタ７の加入者情報制御機能２３
は、ホームロケーションレジスタ５から得た移動加入者
４が直前に在圏していた移動通信網２の移動加入者４の
加入者契約情報、加入者変更情報が記憶されているビジ
ターロケーションレジスタ６の識別情報によって決定さ
れるビジターロケーションレジスタ６に対して、制御回
線１４を通してビジターロケーションレジスタ６上の加
入者変更情報３４をビジターロケーションレジスタ７に
転送するように要求する“加入者変更情報転送要求”信
号を送信する。この信号には、ビジターロケーションレ
ジスタ６に対して、加入者変更情報を転送した後、ビジ
ターロケーションレジスタ６上の加入者変更情報３４を
消去する指示も含む。

【００１２】ビジターロケーションレジスタ６は、ビジ
ターロケーションレジスタ７から“加入者変更情報転送
要求”を受信すると、ビジターロケーションレジスタ６
中に記憶されている移動加入者４の加入者変更情報３４
を“加入者変更情報転送応答”信号で返送する。この信
号を送信すると同時に加入者情報制御機能２２は加入者
変更情報管理機能２８に対し、その移動加入者４の加入
者変更情報３４を消去するように要求を行う。加入者変
更情報管理機能２８は、加入者変更情報３４を消去す
る。ビジターロケーションレジスタ７の加入者情報制御
機能２３は、ビジターロケーションレジスタ６から“加
入者変更情報転送応答”信号を受信すると、この信号に
含まれる移動加入者４に関する加入者変更情報３４をビ
ジターロケーションレジスタ７中に記憶するように加入
者変更情報管理機能２９に対して指示を行う。加入者変
更情報管理機能２９は、その情報を加入者変更情報３５
として記憶する。ビジターロケーションレジスタ７は交
換局９に対して“位置登録応答”信号を返送する。これ
を受信した交換局９は基地局１１へ“位置登録応答”信
号を返送する。これを受信した基地局１１は“位置登録
応答”信号を移動加入者４へ返送する。

【００１３】以上の例では、移動加入者４が移動通信網
２の配下から移動通信網３の配下へ移動した際の位置登
録時において、移動加入者４の加入者変更情報３４をビ
ジターロケーションレジスタ６からビジターロケーショ
ンレジスタ７へ直接転送した。しかし、移動加入者４の
加入者変更情報３４をビジターロケーションレジスタ６
から一旦ホームロケーションレジスタ５へ転送し、さら
にビジターロケーションレジスタ７へ転送してもよい。
この場合は例えば移動通信網３にないサービスについて
の加入者変更情報はホームロケーションレジスタ５で除
去してビジターロケーションレジスタ７へ転送すること
ができる。

【００１４】次に各加入者に個々に割り当てられた加入
者番号を用いて加入者が任意の端末を使用して通信を行
うことを可能とするパーソナル通信サービスを提供する
通信網において加入者が着信先の変更（端末間でのユー
ザローミング）を行った場合にこの発明を適用した実施
例を説明する。図３にこの発明を適用したパーソナル通
信システムの構成例を示し、図１と対応する部分に同一
符号を付けてある。ただしこの場合は移動通信網１〜３
として単なる通信網１〜３が用いられ、移動加入者４と
して単なる加入者４が用いられ、また交換局８、９にそ
れぞれ端末３６、３７が接続される。図４に、図３のパ
ーソナル通信システムにおいて、通信網１に収容（加
入）されている加入者４が通信網２に存在する端末３６
に着信登録している状態から、通信網３に存在する端末
３７へ着信先を変更することを行った場合の着信登録シ
ーケンスを示す。

【００１５】加入者４が通信網２の配下の端末３６に着
信登録をしている状態において、通信網３の配下の端末
３７へ着信先を変更すると、加入者４あるいは端末３７
は制御回線１８を通して交換局９へ“着信登録要求”信
号を送信する。交換局９は加入者４の加入者契約情報、
加入者変更情報が記憶されるべきビジターロケーション
レジスタ７を識別し、そのビジターロケーションレジス
タ７に対して制御回線１６を通して“着信登録要求”信
号を送信する。ビジターロケーションレジスタ７中の加
入者情報制御機能２３は、加入者４に対応する加入者契
約情報、加入者変更情報がないため通信網をまたがって
着信端末を変更する着信登録であると認識し、加入者４
のホームロケーションレジスタ５に対して制御回線１３
を通して“着信登録要求”信号を送信する。

【００１６】ホームロケーションレジスタ５中の加入者
情報制御機能２１は、ビジターロケーションレジスタ７
から“着信登録要求”信号を受信すると、加入者契約情
報管理機能２４に対して加入者契約情報３０のすべてま
たは一部の複製を要求し、加入者契約情報管理機能２４
からの応答によって得られる加入者契約情報３０のすべ
てまたは一部の複製情報と、加入者４が直前に着信登録
を行っていた通信網２の加入者４の加入者契約情報、加
入者変更情報が記憶されているビジターロケーションレ
ジスタ６の識別情報とを制御回線１３を通してビジター
ロケーションレジスタ７に対して“着信登録応答”信号
で返送すると共にビジターロケーションレジスタ６に対
して加入者４の加入者契約情報３１を消去する指令を出
す。

【００１７】ビジターロケーションレジスタ７中の加入
者情報制御機能２３は、ホームロケーションレジスタ５
から得た加入者契約情報３０のすべてまたは一部の複製
情報を記憶するように加入者契約情報管理機能２６に指
示を行い、加入者契約情報管理機能２６はその情報を加
入者契約情報３２として記憶する。さらに、ビジターロ
ケーションレジスタ７の加入者情報制御機能２３は、ホ
ームロケーションレジスタ５から得た加入者４が直前に
着信登録を行っていた通信網２の加入者４の加入者契約
情報、加入者変更情報が記憶されているビジターロケー
ションレジスタ６の識別情報によって決定されるビジタ
ーロケーションレジスタ６に対して、制御回線１４を通
してビジターロケーションレジスタ６上の加入者変更情
報３４をビジターロケーションレジスタ７に転送するよ
うに要求する“加入者変更情報転送要求”信号を送信す
る。この信号には、ビジターロケーションレジスタ６に
対して、加入者変更情報を転送した後、ビジターロケー
ションレジスタ６上の加入者４の加入者変更情報３４を
消去する指示も含む。

【００１８】ビジターロケーションレジスタ６は、ビジ
ターロケーションレジスタ７から“加入者変更情報転送
要求”を受信すると、ビジターロケーションレジスタ６
中に記憶されている加入者４の加入者変更情報３４を
“加入者変更情報転送応答”信号で返送する。この信号
を送信すると同時に加入者情報制御機能２２は加入者変
更情報管理機能２８に対し加入者変更情報３４を消去す
るように要求を行う。加入者変更情報管理機能２８は、
加入者変更情報３４を消去する。ビジターロケーション
レジスタ７の加入者情報制御機能２３は、ビジターロケ
ーションレジスタ６から“加入者変更情報転送応答”信
号を受信すると、この信号に含まれる加入者４に関する
加入者変更情報３４をビジターロケーションレジスタ７
中に記憶するように加入者変更情報管理機能２９に対し
て指示を行う。加入者変更情報管理機能２９は、その情
報を加入者変更情報３５として記憶する。ビジターロケ
ーションレジスタ７は交換局９に対して、“着信登録応
答”信号を返送する。これを受信した交換局９は端末３
７へ“着信登録応答”信号を返送する。これを受信した
端末３７は加入者４に着信登録の応答があったことを表
示する。

【００１９】上述の移動通信方式、パーソナル通信方式
の何れにおいても、位置登録あるいは着信登録を行う前
に登録していた通信網が、加入者が加入していた通信網
の場合は、加入者変更情報もホームロケーションレジス
タからビジターロケーションレジスタへ転送する。逆に
加入者が加入している通信網に戻った時は、加入者変更
情報のみをその直前にいた通信網のビジターロケーショ
ンレジスタへ転送すればよい。

【００２０】

【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、従
来提案されているロケーションレジスタ設定制御方式と
同様に、通信網をかえた場合、そのビジターロケーショ
ンレジスタに、ホームロケーションレジスタから加入者
契約情報の少くとも一部を転送するようにしているた
め、誤った情報が転送されるおそれがなく、かつ、移動
先の通信網の実施しているサービスに応じ加入者契約情
報中の必要とするもののみを転送することができる。

【００２１】更に加入者が変更することができる付加サ
ービスの選択、起動停止などは例えば着信転送の場合の
転送先や一時的な着信停止などはその通信網を利用して
いる間に変更することがあり、しかもその変更した状態
は移動により通信網を変更しても保持できた方がサービ
ス品質の劣化がなくて好ましい。この発明では加入者変
更情報を直前の通信網のビジターロケーションレジスタ
から転送させているため、前記サービス品質の劣化を伴
うことなく、加入者が自由に変更でき、また変更する必
要をともなうサーヒスを受けることができ、サービス品
質の向上が計れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明を適用した移動通信システムの例を示
すブロック図。

【図２】図１のシステムにおけるこの発明の実施例の設
定制御シーケンスを示す図。

【図３】この発明を適用したパーソナル通信システムの
例を示すブロック図。

【図４】図３のシステムにおけるこの発明の実施例の設
定制御シーケンスを示す図。

フロントページの続き (72)発明者 丸山 康夫 東京都港区虎ノ門二丁目10番１号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−14271（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加入者が加入した通信網から他の通信網
   へ移動すると、その加入者のホームロケーションレジス
   タからその加入者の加入者情報の少なくとも一部を、上
   記移動した通信網内のビジターロケーションレジスタへ
   転送し、 上記加入者に対する発着信処理を、上記ビジターロケー
   ション内のその加入者に対する加入者情報を利用して行
   う通信システムで行われるロケーションレジスタ設定制
   御方法において、上記 加入者がその在圏している上記移動した通信網内の
   ビジターロケーションレジスタに、上記加入者が随時変
   更可能な加入者情報（加入者変更情報と呼ぶ）を設定し
   て、その加入者変更情報にもとづくサービスを受けるこ
   とを可能とし、上記加入者が更に他の通信網へ移動すると、その移動し
   た先の 通信網内のビジターロケーションレジスタに、移
   動前の通信網内のビジターロケーションレジスタの上記
   加入者についての加入者変更情報を転送する、 ことを特徴とするロケーションレジスタ設定制御方法。