JP2844889B2 - 可変気筒装置 - Google Patents

可変気筒装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は可変気筒装置に関するものであり、例えば、
複数の気筒を有するエンジンの作動気筒数を可変とする
装置として用いられる。
(従来の技術) 本発明に係わる従来技術としては、例えば、実開昭57
−68133号公報に開示されたものがある。この従来技術
を第4〜5図に基づいて説明すると、多気筒エンジン70
のシリンダブロツク71にはピストン72が摺動自在に配設
され、シリンダヘツド73には通路74が形成されている。
通路74中にはバルブシート75が配設され、バルブシー
ト75と接離するバルブ76が通路74を開閉自在としてい
る。バルブ76はシリンダヘツド73にガイド77を介して摺
動自在に支承され、その図示上端はコツター78に固設さ
れている。コツター78とシリンダヘツド73との間にはス
プリング79が配設されて、バルブ76をバルブシート75に
接触する方向に付勢している。
コツター78の上端はプレート80を介してロツカアーム
81の一端81aと係合しており、その他端81bは油圧リフタ
82のピストン83上端と係合している。また、ロツカアー
ム81の略中央部には、図示しないシヤフトにより回転さ
れるカム84が係合している。
油圧リフタ82のハウジング85はシリンダブロツク73に
螺合されており、その内部に形成された孔86にはピスト
ン83が摺動自在に収容されている。ピストン83の下端と
孔86の下端との間に形成される圧力室87にはスプリング
88が張設され、また、ピストン83のフランジ83bとハウ
ジング85の上端との間にもスプリング91が張設され、両
スプリング88・91によりピストン83をロツカアーム81へ
と付勢している。
また、ピストン83内部には蓄油室89が形成され、ピス
トン83の下端に形成された連通孔83aによりチエツク弁
機構90を介して圧力室87と連通している。また、蓄油室
89は油圧供給路91を介して図示しない油圧源と連通し、
常時高圧油を供給されている。一方、圧力室87は油圧排
出路92及び図示しない切替弁を介して図示しないオイル
パンへと連通している。
以上において、エンジンの通常運転時には切替弁を閉
じることにより、圧力室87内に高圧油が封入された状態
となり、ピストン83は孔86内を摺動しない。従つてロツ
カアーム81はその一端81bを支点として、カム84により
揺動されるので、バルブ76が上下動を繰り返す。即ち、
バルブ76が通路74を開閉する。
さて、エンジンの低負荷運転時には切替弁を開き、圧
力室87内の供給油は自由にオイルパンへと流出でき、チ
エツク弁90もそれに応じて開閉する。従つて、ピストン
83は孔86内を自由に摺動できるため、ロツカアーム81は
その一端81aを支点として、カム84により揺動される。
従つて、バルブ76は通路74を開閉しない。このこと
は、多気筒エンジン70の低負荷時に、作動する気筒数を
可変として、燃費向上および環境汚染低減をはかるもの
である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上述の従来技術においては、通常の油圧リフ
タに油圧排出路92及び切替弁等の追加構成が必要であ
り、特に油圧排出路を形成することは大きな製造工数の
増大となるため、コスト増加が免れない。また、油圧回
路中に空気が混入した場合、エンジンの低負荷運転時に
おけるバルブ停止がうまくできなくなるおそれがあつ
た。
そこで、本発明では、新たな油圧回路を用いることな
く簡単に可変気筒装置を構成することを、その技術的課
題とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決しようとする手段) 上述した本発明の技術的課題を解決するために講じた
本発明の技術的手段は、可変気筒装置を、ハウジング
と、ハウジングに形成された通路と、通路を開閉自在と
するバルブと、バルブが通路を閉じる方向に付勢するス
プリングと、バルブをロツカアームの一端を介して開方
向に付勢する第1カムと、ロツカアームの他端に係合す
る油圧リフタと、ロツカアームに係合する第2カムとか
ら構成し、第2カムの回動位置に応じて、第1カムとロ
ツカアームとが係合・非係合とされるようにしたことで
ある。
(作用) 上述した本発明の技術的手段によれば、通常のバルブ
駆動用カム(第1カム)に加えて、第2のカムを追加す
るのみで、簡単に可変気筒装置を構成でき、また、油圧
回路への空気混入による作動不良の発生といつた不具合
も生じない。
(実施例) 以下に本発明の技術的手段を具体化した実施例につい
て添付図面に基づき説明する。
第1図乃至第3図において、可変気筒装置10は図示し
ない多気筒エンジンに採用されるものであり、そのシリ
ンダヘツド11には気筒数同数の通路(吸排気通路)12が
形成されている。通路12上にはバルブシート13が配設さ
れ、バルブ14が接離するようになつている。バルブ14は
ガイド15を介してシリンダヘツド11に摺動自在に支承さ
れ、通路12を開閉自在としている。また、ガイド15の上
端にはシール20が配設されている。
バルブステム16はバルブ14と一体に形成されており、
その上端部近傍にはコツター17が嵌合し、その外周には
プレート18が固設されている。また、シリンダブロツク
11の凹部11a下端とプレート18との間にはスプリング19
が張設され、バルブ14をバルブシート13へと付勢してい
る。
バルブステム16の図示上端にはロツカアーム21の一端
21aが係合しており、その他端21bは公知の油圧リフタ22
のピストン23が係合している。
ロツカアーム21上面側には2つのカム24・25が係合し
ており、カム24はバルブ14駆動用として図示しないカム
シヤフトと、カム25は可変気筒用として切替シヤフト26
と、夫々一体となつている。
以上の構成を有する可変気筒装置10の作動について以
下に説明する。
多気筒エンジンの通常運転時には、カム25は第1図に
示す位置に静止しており、カム24の回転に伴つてロツカ
アーム21はその一端21bを支点として揺動する。従つ
て、バルブ14は上下動することで通路12を開閉する。こ
の通路12は吸排気路であるので、混合気または排気が流
れられる。
さて、多気筒エンジンの低負荷運転時なると、まず、
カム25が切替シヤフト26により回動され第2図の状態に
なる。この状態では、カム24はロツカアーム21と係合で
きない。従つて、ロツカアーム21はカム24によつては駆
動されない。このとき、ロツカアームはその一端21bを
支点として図示下方へと移動するため、第2図のとおり
バルブ14がバルブシート13から離間する。
しかし、スプリング19の付勢力は油圧リフタ22の付勢
力よりも大きいので、やがて第3図の状態へと推移す
る。即ち、バルブ14はバルブシート13と接触し、ロツカ
アームはその一端21aを支点として図示下方へと移動し
た状態となり、油圧リフタ22のピストン23は図示下方へ
と移動する。
この状態では、通路12は完全に閉鎖された状態となる
ので、混合気は図示しないシリンダに供給されず、当該
気筒は作動しない。この作動しない気筒数は任意の数に
設定されるものであり、特にその数は限定されるもので
はない。
〔発明の効果〕
上述したように本発明では、通常のバルブ駆動用カム
(第1カム)に加えて、第2のカムを追加するのみで、
簡単に可変気筒装置を構成でき、また、油圧回路への空
気混入による作動不良の発生といつた不具合も生じな
い。
また、本発明構成はシリンダヘツド上に追加するのみ
であるため、従来エンジンへの搭載性にも優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の可変気筒装置10のエンジン通
常運転時における断面図を示す。第2図は、可変気筒装
置10のエンジン低負荷運転時における初期状態断面図を
示す。第3図は、第2図における一定時間経過後の断面
図を示す。第4図は、従来技術の可変気筒装置の断面図
を示す。第5図は、第4図における要部拡大断面図を示
す。 10……可変気筒装置、 11……シリンダヘツド(ハウジング)、 12……通路、 14……バルブ、 19……スプリング、 21……ロツカアーム、 22……油圧リフタ、 24……第1カム、 25……第2カム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、 該ハウジングに形成された通路と、 該通路を開閉自在とするバルブと、 該バルブが前記通路を閉じる方向に付勢するスプリング
    と、 前記バルブをロツカアームの一端を介して開方向に付勢
    する第1カムと、 該ロツカアームの他端に係合する油圧リフタと、 前記ロツカアームに係合する第2カムとを有し、 該第2カムの回動位置に応じて、前記第1カムとロツカ
    アームとが係合・非係合とされることを特徴とする可変
    気筒装置。
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