JP2844196B2 - 内燃機関用補助空気制御装置 - Google Patents

内燃機関用補助空気制御装置

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JP2844196B2
JP2844196B2 JP63138060A JP13806088A JP2844196B2 JP 2844196 B2 JP2844196 B2 JP 2844196B2 JP 63138060 A JP63138060 A JP 63138060A JP 13806088 A JP13806088 A JP 13806088A JP 2844196 B2 JP2844196 B2 JP 2844196B2
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勝則 榎本
雅則 宮田
勝次郎 佐藤
卓美 橋本
黒田  修
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関用補助空気制御装置に関し、特にデ
ューティー比制御電磁弁を使用した制御装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関のアイドル回転数を制御するために、吸気管
のスロットル弁設置部を挟んで上下流をバイパスする補
助空気制御装置を設けることが行われている。その一例
を第5図に示す。
第5図は上記制御装置としてデューティー比制御電磁
弁を使用したもので、該電磁弁1は、スロットル弁Sを
挟んだ上下流位置のスロットルボデーP壁にそれぞれ設
けた空気導出パイプP1および空気導入パイプP2にホース
Hを介して接続してある。
デューティー比制御電磁弁1は、高速断続信号によ
り、弁体16を高速で開閉させ、デューティー比を制御す
ることにより補助空気の供給量を制御する。
[発明が解決しようとする課題] 上記電磁弁1と空気導出パイプP1および空気導入パイ
プP2を上述の如くホースHで接続したのは、弁体16の開
閉による吸気振動音が吸気管の特に上流側に伝達して騒
音として放出されるのを防止するためであるが、かかる
構造としたことにより装置が大型となり、組付けにも手
間を要する。また、弁体16が上下のストッパーに当接し
て発生する作動音に対してはほとんど騒音防止効果がな
いこと、ホース等を必要とするためコストアップになる
という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するもので、デューティー
比制御電磁弁の作動音および吸気振動音の伝達を有効に
防止できるとともに、小型で組付け容易かつ安価な内燃
機関用補助空気制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の構成を第1図で説明すると、内燃機関の吸気
管壁Pにスロットル弁Sの上流側と下流側を結ぶ空気バ
イパス路P3、P4を形成し、その途中に大容量の密閉空間
11を設けて、該密閉空間11と上流側の空気バイパス路P3
とを小径の空気導入路P3′にて連通する。上記密閉空間
11内には、通電用コネクタ部19のみを外部に露出させた
状態でデューティ比制御電磁弁1を収容して、その周囲
の上記密閉空間11内部の空間を所定容量の消音拡張室12
とする。そして、上記空気導入路P3′より上記消音拡張
室12を経て上記デューティ比制御電磁弁1内を通り、下
流側の空気バイパス路P4へ開口する空気流路を形成し
て、上記デューティ比制御電磁弁1の弁体16が上記通電
用コネクタ部19に与えられる電気信号に応じて、上記消
音拡張室12と下流側の空気バイパス路P4の間において上
記空気流路を開閉するようになし、かつ上記消音拡張室
12の容積と上記空気導入路P3′の面積の比を上記空気導
入路が小径に絞られ、上記消音拡張室が大きく拡張され
るように所定値に設定する。
[作用] 上記構造の内燃機関用補助空気制御装置によれば、消
音拡張室12の容積と上流側の空気バイパス路P3′の面積
の比を所定値に設定してあるので、デューティー比制御
電磁弁の吸気振動音は、効果的に拡張消音せしめられて
吸気管内へは至らない。また、デューティー比制御電磁
弁全体を吸気管壁と一体に設けた密閉空間11内に収納し
たから作動音の発散は大幅に抑制される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明を説明する。図におい
て、スロットルボデーPの左端部は、エンジンEの吸気
管E1に連通する管状をなし、管内にはスロットル弁Sが
設けてある。
上記スロットルボデーPの中央部には、上記スロット
ル弁Sのそれぞれ上流側と下流側へ至る空気バイパス路
P3、P4が形成してあり、該バイパス路P3、P4の合流点に
はエンジン始動時に作動する空気制御弁2の弁体23がこ
れらバイパス路P3、P4を区画するように設けてある。
上記空気制御弁2は公知のもので(例えば特開昭59−
10763号)、液室21に導入されたエンジン冷却水の温度
に応じて作動するアクチュエータ22を有し、該アクチュ
エータ22により上記弁体23を上下に移動せしめて上記バ
イパス路P3、P4を開閉する。
上記スロットルボデーの右端部は、仕切り壁24により
上記中央部と区画されて右方へ開口する筒室11としてあ
り、該大容量の密閉空間たる筒室11内にはデューティ比
制御電磁弁1が横倒しの姿勢で挿入配設してある。上記
電磁弁1は固定コア13周りに巻回された電磁コイル14
と、ダイヤフラム15に保持され上記コイル14の通電時に
固定コア13に吸引作動せしめられる弁体16とを有し、該
弁体16は非作動時には電磁弁1の挿入端部に設けた空気
導入ポート17と空気導出ポート18の間を閉鎖している。
上記空気導出ポート18は先端が大径としてあって、上
記仕切壁24に設けた凹所内に嵌入固定されるとともにこ
れに設けた小径開口P4′を介して下流側の空気バイパス
路P4に連通している。
筒室11の開口は、上記電磁弁1の通電用コネクタ部19
をOリング32により気密的に突出せしめた蓋体3で密閉
してあり、電磁弁1外周の筒室11内空間は大容量の消音
拡張室12となっている。上記蓋体3には内面の中央部に
ブッシング31が設けられて上記電磁弁1の固定コア13端
部を弾性的に支持している。上記消音拡張室12は図略の
流路により上記空気導入ポート17に連通するとともに、
上記仕切壁24に設けた小径の空気導入路P3′を介して上
流側の上記空気バイパス路P3に連通している。
なお、上記消音拡張室12の容積Vと空気導入路P3′の
面積Sの比V/Sが2.5以上となるようにこれらの大きさを
設定してある。
上記構造の補助空気制御装置において、冷却水温の低
いエンジン始動時には空気制御弁2が開き、空気バイパ
ス路P3、P4を経て補助空気がエンジンに供給される。通
常走行時には上記空気制御弁2は閉じ、代わってデュー
ティー比制御電磁弁1が作動せしめられる。この場合、
補助空気は空気バイパス路P3より空気導入路P3′を経て
消音拡張室12に至り、空気導入ポート17、空気導出ポー
ト18、開口P4′、空気バイパス路P4を通ってエンジンE
に供給される。補助空気の供給量は高速で反復作動せし
められる弁体16のデューティー比に比例し、これにより
エンジンのアイドル回転数が一定に保たれる。
上記電磁弁1の作動時には弁体の大きな作動音と吸気
振動音が発せられる。ここにおいて、上記構造によれ
ば、消音拡張室12の容積Vと空気導入路P3′の面積Sの
比V/Sを所定比としたので吸気振動音は効果的に低減せ
しめられ、上流側の空気バイパス路P3にはほとんど伝達
されない。
しかも、電磁弁1は密閉された筒室11内に収納されて
いるので、スロットルボデー外部への作動音の発散が効
果的に防止される。
また、上記構造では、電磁弁1を支持せしめた薄肉の
蓋体3方向に騒音伝達が比較的大きくなることが予想さ
れるが、本実施例では電磁弁1をブッシング31およびO
リング32を介して支持せしめたのでこれらが緩衝材とし
て作用し、蓋体3方向への騒音伝達も大きく低減する。
第2図、第3図には、本発明による騒音低減効果を示
す。第2図は吸気振動音、第3図は弁体作動音であり、
それぞれ実線が本発明、点線が従来の補助空気制御装置
の場合である。図から明らかなように、いずれの場合も
全周波数域で騒音レベルが低減していることがわかる。
電磁弁1を、蓋体3より剛性の高いスロットルボデー
Pの筒室11開口に支持せしめる場合には、第4図に示す
如く、筒室11開口に直接ネジ33で固定することもでき
る。
上記実施例では、空気制御弁を設けたスロットルボデ
ーを示したが、空気制御弁を有しないものにも適用でき
ることはもちろんである。
[発明の効果] 上記構造の内燃機関用補助空気制御装置によれば、デ
ューティー比制御電磁弁の吸気振動音は、消音拡張室に
より効果的に低減せしめられて吸気管内へは至らず、ま
た、デューティー比制御電磁弁全体を吸気管壁と一体に
設けた密閉空間内に収納したから作動音の発散も大幅に
抑制される。
また、デューティー比制御電磁弁をスロットルボデー
Pと一体に設けたから、接続用のホースを使用する必要
がなく、小型化が容易で組付けに手間を要さず、かつ安
価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す補助空気制御装置の全
体断面図、第2図および第3図は本発明の装置による騒
音低減効果を示す図、第4図は本発明の他の実施例を示
す補助空気制御装置の要部断面図、第5図は従来の補助
空気制御装置の部分断面図である。 1……デューティー比制御電磁弁 11……筒室(密閉空間) 12……消音拡張室 P……スロットルボデー(吸気管) P3……上流側の空気バイパス路 P4……下流側の空気バイパス路 P3′……空気導入路(上流側の空気バイパス路) S……スロットル弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 雅則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝次郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 橋本 卓美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 黒田 修 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−10763(JP,A) 特開 昭54−79324(JP,A) 特開 昭49−44132(JP,A) 実開 昭61−41842(JP,U) 実開 昭63−136237(JP,U) 特公 平2−31227(JP,B2) 実公 平7−52375(JP,Y2) 日本電装公開技法、整理番号49−140、 発行日1986年9月15日 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 69/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気管壁にスロットル弁の上流
    側と下流側を結ぶ空気バイパス路を形成し、その途中に
    大容量の密閉空間を設けて、該密閉空間と上流側の空気
    バイパス路とを小径の空気導入路にて連通し、上記密閉
    空間内には、通電用コネクタ部のみを外部に露出させた
    状態でデューティ比制御電磁弁を収容して、その周囲の
    上記密閉空間内部の空間を所定容量の消音拡張室となす
    とともに、上記空気導入路より上記消音拡張室を経て上
    記デューティ比制御電磁弁内を通り、下流側の空気バイ
    パス路へ開口する空気流路を形成して、上記デューティ
    比制御電磁弁の弁体が上記通電用コネクタ部に与えられ
    る電気信号に応じて、上記消音拡張室と下流側の空気バ
    イパス路の間において上記空気流路を開閉するようにな
    し、かつ上記消音拡張室の容積と上記空気導入路の面積
    の比を上記空気導入路が小径に絞られ、上記消音拡張室
    が大きく拡張されるように所定値に設定したことを特徴
    とする内燃機関用補助空気制御装置。
JP63138060A 1988-06-03 1988-06-03 内燃機関用補助空気制御装置 Expired - Lifetime JP2844196B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6141842U (ja) * 1984-08-23 1986-03-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPS63136237U (ja) * 1987-02-26 1988-09-07

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
日本電装公開技法、整理番号49−140、発行日1986年9月15日

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