JP2843846B2 - 既設配管のライニング施工法 - Google Patents

既設配管のライニング施工法

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功 斉藤
高則 伊藤
雅樹 名取
宣勝 池
正仁 篠崎
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既設配管のライニング施工法に関するもの
であり、特に、離隔した第1現場と第2現場との間で相
互に連絡をとりつつ、その一方の現場から管内に樹脂を
注入し、他方の現場に向け流動させて管内面にライニン
グ塗膜を形成するように補修を施す既設配管のライニン
グ施工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、既設配管の補修に際し、例えば、道路下等に構
築された共同マンホール内の配管部(第1現場)から、
ビル内の配管部(第2現場)に通じる既設配管を補修す
る場合、両現場の安全性を期するため、離隔した第1現
場と第2現場との間で相互に連絡をとりつつ一方の第1
現場から管内に樹脂を注入し、他方の第2現場に向け流
動させて管内面に樹脂のライニング塗膜を形成するよう
な補修が行なわれている。
この補修工法として従来、補修対象の既設配管内に、
一端開口部より流動性を有する樹脂を液状のまま管内を
閉塞するように注入し、該注入樹脂をその前後に生起さ
せた加圧流体,吸引流体の圧力差により流動進行させて
管内面にライニング塗膜を形成するようにしたものも、
例えば、特開昭57−105270号公報、特開昭61−268386号
公報,特開昭63−65983号公報等によって提案されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで上述の施工に際し、離隔した第1現場と第2
現場との連絡については無線,有線による交信方法が知
られ、その有線による交信は、無線に比して確実な交信
ができる点で有利性を有するが、有線ケーブルを第1現
場,第2現場の間に配線させる必要がある。
この場合、離隔した第1現場と第2現場との間では通
常,種々な障害物があり、その障害物を避けて有線ケー
ブルを迂回,延長する場合はケーブルが長くなる上に、
有線ケーブルを歩道上に沿わせて引くと通行人の通行障
害にもなり、また通行人に引き掛ってケーブルが断線さ
れる危険性もある等の問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、有線ケーブルを離隔
した第1現場と第2現場との間で最短距離に配線でき、
しかも断線の恐れも全くなく、以後の補修に際しても継
続して利用できるように工夫された既設配管のライニン
グ施工法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明による既設配管のラ
イニング施工法は、離隔した第1現場と第2現場との間
で既設配管のライニング施工を行なう場合、 ライニング補修に先だって第1現場から第2現場に通
じる既設配管の管内に有線ケーブルを通線し、該有線ケ
ーブルの各ケーブル端を、第1現場および第2現場の管
開口部よりそれぞれ引出して通信機器の接続器具に接続
させると共に、 その後に上記既設配管の管内に一方の第1現場から樹
脂を注入し、他方の現場へ流動させて管内面に形成され
るライニング塗膜の塗膜層内に有線ケーブルを埋設する
ように施工することを特徴とするものである。
〔作用〕
このような施工法によると、ライニング施工に際して
隔離した第1現場と第2現場との間に配線される有線ケ
ーブルが、両現場間を結ぶ施工管の管路内を通して配線
されることで、連絡交信用の有線ケーブルを、他に通行
障害等を与えることなく最短距離で作業現場に配線でき
る。
またその有線ケーブルは、施工管の管内に形成された
ライニング塗膜の塗膜層内に埋設されるようにライニン
グ施工されることで、ケーブルが断線される危険性も解
消される。
加えて管内に通線,埋設された有線ケーブルはライニ
ング施工以降の第1現場と第2現場との間の連絡交信に
際しても利用でき、常設の配線設備として多角的に利用
できる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明による施工法を実施したライニング施
工装置の1例を概略的に示すもので、まずその施工装置
について説明すると、符号1は補修対象の施工管(既設
配管)である。図示の実施例の場合、その施工管1は、
道路下に布設された各種導管類の共同マンホールA内
(第1現場)における一端開口部より、ビルの地下室B
内(第2現場)に向けて配管されたガス管路を施工対象
としている。
上記施工管1の第1現場における共同マンホールA内
の一端開口部には、これにランチャー2が接続され、ま
た第2現場となるビル側の地下室B内に開口された他方
の開口部にはレシーバ3が接続される。
第1現場のランチャー2には、電磁開閉弁5を介して
樹脂注入器4が接続されている。この樹脂注入器4から
流動性を有するライニング樹脂Cが液状のまま所要量,
ランチャー2内を介して施工第1の管内に導入され、そ
の管内を閉塞充満するように導入される。ここにライニ
ング樹脂Cは主剤と硬化剤を調合した常温2液硬化型の
樹脂でチクソトロピー特性を有する樹脂が使用される。
また上記ランチャー2には、これに流量制御装置7を
介して小型コンプレッサ6が接続されてあり、このコン
プレッサ6からの加圧流体が、流量制御装置7により流
量規制されてランチャー2内から施工管1内に送り込ま
れ、これにより施工管1の管内に導入されたライニング
樹脂Cの前後に加圧流体の圧力差が生起して、その圧力
差によりライニング樹脂Cが、団流状をなして管内を流
動進行するようにしてある。
なお上記コンプレッサ6からの加圧流体は流量制御装
置7と連動する電磁切換弁8,ガバナ9を介して前記樹脂
注入器4内にも導入され、樹脂注入器4内に設けた加圧
摺動板10を押してライニング樹脂Cの供給がなされるよ
うにしてある。
また前記した流量制御装置7は、コンプレッサ6から
の圧送空気を清浄化するフィルタ11と、圧送空気の流量
を制御する絞り弁12を備えた流量制御部13と、圧送空気
の供給,遮断を制御する開閉弁14とを有する。またその
送風系路には、圧力計15と、上記開閉弁14,レリーフ弁1
8,絞り弁12等を制御する流量コントローラ16とを備えて
いる。そしてこの流量コントローラ16は、後述する樹脂
Cの管内流動速度等の信号をアンテナ17により受信する
と共に、圧力計15による空気圧の検知に基いて絞り弁1
2,レリーフ弁18,開閉弁14を制御するものである。
一方、第2現場となる施工管1の他方の開口部に接続
されたレシーバ3には、これに対して遮断弁19,圧力計2
0,流量計21等が接続され、この圧力計20,流量計21によ
ってライニング樹脂Cの流動進行につれて変化する排出
側の管内圧力および管内からの排出空気量が検知され
て、これらの検知により管内におけるライニング樹脂C
の流動速度が検知され、この検知信号が発信器22,アン
テナ23を介して前記始端側のアンテナ17に送信されて前
述の流量制御装置7による制御が行なわれるようになっ
ている。
上述の制御により、施工管1の管内を流動進行するラ
イニング樹脂Cの団流は、その流動進行による塗膜形成
により樹脂量が減少すると前記加圧流体の圧力差が減衰
するよう制御されてライニング樹脂Cの管内における流
動速度が常に一定速度となるよう制御される。そして管
内を流動進行するライニング樹脂Cの樹脂団流は、所要
の進行位置まで流動すると吹き抜けを起し、1回の樹脂
団流の吹き抜けがあると上述の樹脂の導入ならびに流動
進行を所要回数,繰り返すことにより施工管1に対する
ライニング施工が延長されてその終端部まで達成される
ようにしている。
本発明においては、上述のライニング施工に先だっ
て、施工管1の管内に、第1現場(共同マンホールA
側)から、第2現場(ビル側の地下室B内)へ通じる有
線ケーブル25が管内を挿通して通線される。そして有線
ケーブル25はその各ケーブル端25a,25bが、第1現場の
ランチャー2内および第2現場のレシバー3内からそれ
ぞれ引出されて通信機器26a,26bの接続器具27,28に接続
されている。
上述の有線ケーブル25の通線後、その施工管1の管内
に対して前述したライニング施工が実施され、一方の第
1現場(共同マンホールA内)のランチヤー2内からラ
イニング樹脂Cが施工管1の管内に注入され、他方の第
2現場(ビル側の地下室B内)へ向けて流動進行される
間に、その管内壁に付着される樹脂により管内面にライ
ニング塗膜が形成する。この塗膜形成により管内に通線
された有線ケーブル25は、第2図に示すようにライニン
グ塗膜Dの塗膜層内に埋設される。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明によるライニング施工法
によれば、ライニング施工に際して隔離した第1現場
と、第2現場との間に配線される有線ケーブル25が、両
現場間に配管された施工管1の管内を通して配線される
ことで、連絡交信用の有線ケーブル25を、他に迂回して
通行障害等の問題を起すことなく最短距離で作業現場間
に配線することができる。
またその有線ケーブル25は、施工管1の管内に形成さ
れたライニング塗膜Dの塗膜層内に埋設されるようにラ
イニング施工されることで、ケーブル25が断線される危
険性も解消できる。
加えて施工管1の管内に通線,埋設された有線ケーブ
ル25は、ライニング施工以降の第1現場と第2現場との
間の連絡交信にも利用でき、常設の配線設備として多角
的に利用できる等の効果も併せ得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による管内面ライニング補修装置の一実
施例を概略的に示す断面図、第2図は要部の拡大断面図
である。 1……施工管、2……ランチャー、3……レシーバ、4
……樹脂注入器、5……電磁開閉弁、6……コンプレッ
サ、7……流量制御装置、8……電磁切換弁、9……ガ
バナ、10……加圧摺動板、11……フイルタ、12……絞り
弁、13……流量制御部、14……開閉弁、15……圧力計、
16……流量コントローラ、17……アンテナ、18……レリ
ーフ弁、19……遮断弁、20……圧力計、21……流量計、
22……発信器、23……アンテナ、25……有線ケーブル、
25a,25b……ケーブル端、26a,26b……通信機器、27,28
……接続器具、A……共同マンホール、B……ビルの地
下室、C……ライニング樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名取 雅樹 東京都小金井市本町4丁目20番34―203 (72)発明者 池 宣勝 神奈川県大和市代官3丁目18番地の4 株式会社ハッコー開発技術研究所内 (72)発明者 篠崎 正仁 神奈川県大和市代官3丁目18番地の4 株式会社ハッコー開発技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 7/22 F16L 57/00 - 58/18 E03F 1/00 - 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設配管のライニング施工にあたり、離隔
    した第1現場と第2現場との間でその一方の現場から管
    内に樹脂を注入し、他方の現場へ流動進行させて管内面
    に樹脂のライニング塗膜を形成するように施工するもの
    において、 上記ライニング施工に先だって、第1現場から第2現場
    に通じる既設配管の管内に有線ケーブルを通線し、該有
    線ケーブルの各ケーブル端を第1現場,第2現場の各管
    開口部よりそれぞれ引出して通信機器の接続器具に接続
    させると共に、 その後に上記既設配管の管内に一方の第1現場から樹脂
    を注入し、他方の現場へ流動させて管内面に形成される
    ライニング塗膜の塗膜層内に有線ケーブルを埋設するよ
    うに施工することを特徴とする既設配管のライニング施
    工法。
JP31337290A 1990-11-19 1990-11-19 既設配管のライニング施工法 Expired - Lifetime JP2843846B2 (ja)

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