JP2843688B2 - ブレーキバルブ - Google Patents

ブレーキバルブ

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JP2843688B2
JP2843688B2 JP3086945A JP8694591A JP2843688B2 JP 2843688 B2 JP2843688 B2 JP 2843688B2 JP 3086945 A JP3086945 A JP 3086945A JP 8694591 A JP8694591 A JP 8694591A JP 2843688 B2 JP2843688 B2 JP 2843688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等のエアブレーキ
回路で用いられるブレーキバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブレーキバルブとしては、従
来、実開昭60−45257号公報に記載されたものが
ある。このブレーキバルブでは、メインピストンとリレ
ーピストンとを連動させるばね機構を備え、該ばね機構
は、メインピストンの作動方向への移動に応じてリレー
ピストンを作動方向へ移動させる付勢力をリレーピスト
ンに作用させてようとするものであるが、ブレーキ弛め
の際にも、リレーピストンを作動方向に移動させるよう
に作用するため、図3の特性(1)に示す如く、リレー
ピストン側圧力解放がメインピストン側圧力解放に対し
て弛め遅れとなり、全体のブレーキバランス、耐久性、
車の制動感覚等に悪影響を与える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの問題を解
消するためになされたもので、ブレーキ弛め時のメイン
ピストン側圧力解放に対するリレーピストン側圧力解放
の遅れを減少することができるブレーキバルブを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、メインピストンの戻り方向へ移動の際、
レーピストンをメインピストンとともに一体的に移動さ
せるロック機構を、メインピストンとリレーピストンと
の間に設けたものである。
【0005】
【作用】本発明では、ブレーキ弛め時、リレーピストン
をロック機構によってメインピストンに一体化して移動
させるので、メインピストン側圧力解放に対するリレー
ピストン側圧力解放の遅れが減少する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0007】図1において、1はバルブ本体であって、
上本体2と下本体3を連結してなり、上下に貫通する孔
4を有し、周面には、第1の入口5と第1の出口6、第
2の入口7と第2の出口8が開口している。孔4は、上
から、第1の大径孔9、小径孔10、第1の中径孔1
1、第2の大径孔12、第2の中径孔13が連続してい
る。第1の入口5は第1の中径孔11に開口し、第1の
出口6は小径孔10に開口するとともに通孔12Aを通
して第2の大径孔12の上部(上室37)と第1の大径
孔9の底側に連通している。第2の入口7は第2の中径
孔13に開口し、第2の出口8は第2の大径孔12の底
部(下室38)に連通している。
【0008】第1の大径孔9は、その上端部に止め環1
4を嵌着されており、この第1の大径孔9には、主ピス
トン(メインピストン)15がその筒部16を摺動可能
に嵌合してばね17で止め環14側へ付勢して収納され
ている。主ピストン15は上に伸びる軸部18と小径孔
10内へ伸びる軸部19を有し、この軸部19には、下
に開口する段付き孔20が形成され、その下端の周部は
弁座19Aとなっている。軸部18は孔4の上端から蓋
21の中央孔22に嵌挿入されたプランジャ23内へ突
出し、該プランジャ23の下端を受ける板体24と該板
体24を軸部19と同心的に貫通する筒体25を、ボル
ト・ワッシャ26で上から押さえられている。この板体
24は筒部16の底との間に介装された予負荷を与えら
れたばね27により上方へ付勢されており、筒体25は
軸部19の基部19aとの間に介装されたセット状態で
自由長であるばね28により上方へ付勢されている。
【0009】第1の中径孔11の上端開口部の下面の周
部11Aは弁座として形成され、第1の中径孔11は、
ばね30により上向きに付勢されて上端周部で上記弁座
11Aに離着座する下開口の筒状弁体31を収納してい
る。この筒状弁体31は弁座11Aとともに第1の常閉
弁(給気弁)を構成し、弁座19Aとともに第1の常開
弁(排気弁)を構成している。32はばね受けであっ
て、第1の中径孔11のの下部にシート32Aを介在し
て止め環33で抜止めされで嵌合されており、第1の中
径孔11内に、第1の入口5が開口する室Aを区画す
る。このばね受け部材32を筒状弁体31の下端部が貫
通し、この筒状弁体31の下端に抜止め31Bが嵌着さ
れている。
【0010】第2の大径孔12には、リレーピストン3
4が、その皿状部35が摺動可能に嵌合してばね36で
上向きに付勢して収納されており、該皿状部35は第2
の大径孔12内を上室(中継室)37と下室38に区画
している。リレーピストン34は上に伸びる中空の軸部
39と下に突出する筒状の軸部40を有し、軸部39は
筒状弁体31を摺動可能に貫通して、軸部19の段付孔
20内へ伸び、軸部40の下端の周部は弁座40Aとな
っている。軸部39と40には排気通路Bが形成されて
いる。
【0011】第2の中径孔13の上端開口の下面の周部
13Aは弁座として形成され、第2の中径孔13は、ば
ね41により付勢されて上端周部で上記弁座13Aに離
着座する上下端開口の筒状弁体42を収納している。こ
の筒状弁体42は弁座13Aとともに第2の常閉弁(給
気弁)を構成し、弁座40Aとともに第2の常開弁(排
気弁)を構成している。43は第2の中径孔13の下端
に形成された排気口13Bに密に嵌合したばね受け部材
であって、第2の中径孔13内に、第2の入口7が開口
する室Cを区画する。このばね受け部材43を筒状弁体
42の下端部が貫通し、この筒状弁体42の下端に抜止
め44が嵌着されている。排気口13Bには逆止弁45
が設けられている。この筒状弁体42の内部は排気通路
Dとなる。
【0012】軸部19の段付孔20は、図2に拡大して
示す如く、上段部20Aと下段部20Bとを有し、ロッ
ク機構50を収納している。段付孔20の下段部20B
より若干上の位置に止め環51が嵌着されており、この
止め環51の上に、ブロック52が収納され、該ブロッ
ク52と上段部20Aとの間に板53が介在し、リレー
ピストン34の軸部39がこの板53を貫通して段付孔
20の上底近くに達している。軸部39は、常時はこの
板53の上面に係合するように嵌着したばね受け54を
有し、このばね受け54と段付孔20の上底との間にば
ね55が介装されている。ブロック52は上下に開口し
下に向かって縮径するテーパ孔56を有し、このテーパ
孔56と軸部39との間に、O−リング57が介装さ
れ、このO−リング57と板53との間に波ワッシャ5
8が介在している。59は空気逃し孔である。
【0013】前記した蓋21は、ボルト59で本体1の
上端面に取り付けられており、ブレーキベダル60を軸
61で上下回動可能に支持しており、このブレーキベダ
ル60の転動ロール62がプランジャ23の上面に当接
している。
【0014】ブレーキペダル60が踏み込まれると、転
動ロール62を介してプランジャ23に圧下力が作用
し、この圧下力がばね27を介して(踏み込み角度が所
定値以上であると、ばね27と28)、主ピストン15
に作用し、主ピストン15がばね17のばね力に抗して
下降し、弁座19Aが筒状弁体31の上面に着座して該
筒状弁体31を押し下げ、これにより、第1の常閉弁が
開弁するとともに第1の常開弁が閉弁し、第1の出口6
を排気口13Aに対して遮断し、第1の入口5を室A、
小径孔10を通して第1の出口6に連通する。従って、
図示しない圧縮空気貯槽から第1の入口5に供給された
圧縮空気は第1の出口6から図示しないブレーキ作動機
器に供給されることになる。
【0015】第1の出口6に供給された圧縮空気の一部
は通孔12Aを通って上室7に供給されるので、この
圧縮空気の圧力とばね55の作用を受けてリレーピスト
ン34が下降し、弁座40Aが筒状弁体42の上面に着
座して該筒状弁体42を押し下げ、これにより、第2の
常閉弁が開弁するとともに第2の常開弁が閉弁し、第2
の出口8を排気口13Bに対して遮断し、第2の入口7
を室C、下室38を通して第2の出口8に連通する。従
って、図示しない圧縮空気貯槽から第2の入口7に供給
された圧縮空気は第2の出口8から図示しないブレーキ
作動機器に供給されることになる。
【0016】ブレーキペダル60が解放されると、ばね
17のばね力と第1の出口6の出口圧により、主ピスト
ン15が図示の位置に向かって上昇し、第1の常閉弁が
閉弁するとともに第1の常開弁が開弁し、第1の出口6
は、第1の入口5に対して遮断されるとともに排気路B
とDを通して排気口13Bに連通する。第1の出口6の
出口圧が低下すると、上室(中継室)37の圧力も低下
するので、リレーピストン34もばね36のばね力によ
り上昇し、第2の常閉弁が閉弁するとともに第2の常開
弁が開弁し、第2の出口8は、第2の入口7に対して遮
断されるとともに排気路Dを通して排気口13Bに連通
する。
【0017】この主ピストン15の上昇の瞬時、主ピス
トン15がリレーピストン34の軸部39に対して上に
相対移動し、O−リング57がテーパ孔56に食い込
み、半径方向に圧縮される。従って、O−リング57と
テーパ面とによるくさび効果が生じ、このくさび効果よ
って、主ピストン15とリレーピストン34とが一体化
し、両者は同時に上昇することになる。
【0018】このように、本実施例では、主ピストン1
5とリレーピストン34の作動時はその動作に抵抗を与
えないが、ピストン戻り時には、リレーピストン34を
主ピストン15にロックする機構50を設けてあるの
で、図3の(1)に示すように、ブレーキ弛め時、メイ
ンピストン側圧力解放に対するリレーピストン側圧力解
放の遅れを防止することができる。
【0019】なお、上記くさび効果は、ブレーキペダル
60の踏込み時に解除される。即ち、ブレーキペダル6
0の踏込み時には、主ピストン15がリレーピストン3
4の軸部39に対して下に相対移動するからである。ま
た、くさび効果は、非作動状態がしばらく続いた場合
に、0−リング57の弾性復元力により波ワッシヤ58
を押し戻すことにより徐々に解除される。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、メインピス
トンの戻り時に、リレーピストンをロック作用を呈する
ロック機構を介してメインピストンに一体化して移動さ
ているので、ブレーキ弛め時、メインピストン側圧力
解放に対するリレーピストン側圧力解放の遅れを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】上記実施例におけるロック機構の拡大断面図で
ある。
【図3】ブレーキ踏込み角度と吐出圧との関係を示すブ
レーキペダルの特性図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体 4 孔 5 第1の入口 6 第1の出口 7 第2の入口 8 第2の出口 13B 排気口 15 メインピストン 17、27、28 ばね 20 段付孔 21 蓋 31、42 筒状弁体 34 リレーピストン 36 ばね 50 ロック機構 52 ブロック 53 板 54 ばね受け 55 ばね 56 テーパ孔 57 O−リング 58 波ワッシャ 60 ブレーキペダル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の出口の第1の入口及び排気口に対
    する連通・遮断を行なう第1の弁装置と、第2の出口の
    第2の入口及び排気口に対する連通・遮断を行なう第2
    の弁装置と、ブレーキペダルからの入力に応じて前記
    1の弁装置を作動させ前記第1の出口の圧力を制御する
    メインピストンと、前記第1の出口の圧力を受圧して
    第2の弁装置を作動させ前記第2の出口の圧力を制御
    するリレーピストンと、前記メインピストンとリレーピ
    ストンとを連動させるばね機構とを備え、前記ばね機構
    は、前記メインピストンの作動方向への移動に応じて
    リレーピストンを作動方向へ移動させる付勢力を前記
    リレーピストンに作用させているブレーキバルブにおい
    て、前記 メインピストンの戻り方向へ移動の際、前記リレ
    ーピストンを前記メインピストンとともに一体的に移動
    させるロック機構を、前記メインピストンとリレーピス
    トンとの間に設けたブレーキバルブ。
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