JP2843227B2 - 軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設工法 - Google Patents
軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設工法Info
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- JP2843227B2 JP2843227B2 JP5066819A JP6681993A JP2843227B2 JP 2843227 B2 JP2843227 B2 JP 2843227B2 JP 5066819 A JP5066819 A JP 5066819A JP 6681993 A JP6681993 A JP 6681993A JP 2843227 B2 JP2843227 B2 JP 2843227B2
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- Japan
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- concrete sheet
- sheet pile
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟弱地盤におけるコン
クリート矢板の打設工法に関する。
クリート矢板の打設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、コンクリート矢板の打設施工方向
の接続は継手の凹凸を利用して行っており、それ以外の
特別な接続方法は知られていない。
の接続は継手の凹凸を利用して行っており、それ以外の
特別な接続方法は知られていない。
【0003】近年コンクリート矢板を圧入工法により打
設することが行われるようになっている。この際、複数
枚の既打設コンクリート矢板(既打設コンクリート矢板
の重量+地盤が既打設コンクリート矢板を保持する力)
を、それぞれ独立して反力として用いることがある。こ
のとき既打設コンクリート矢板に力が局所的に作用し、
弱い箇所を持つ既打設コンクリート矢板が損傷する恐れ
がある。
設することが行われるようになっている。この際、複数
枚の既打設コンクリート矢板(既打設コンクリート矢板
の重量+地盤が既打設コンクリート矢板を保持する力)
を、それぞれ独立して反力として用いることがある。こ
のとき既打設コンクリート矢板に力が局所的に作用し、
弱い箇所を持つ既打設コンクリート矢板が損傷する恐れ
がある。
【0004】また、軟弱地盤にコンクリート矢板を打設
したのち、コンクリート矢板を支柱壁としてその上にコ
ンクリート構造物を構築し道路などとすることもあり、
荷重によってコンクリート矢板が部分的に沈下(不等沈
下)する恐れがある。
したのち、コンクリート矢板を支柱壁としてその上にコ
ンクリート構造物を構築し道路などとすることもあり、
荷重によってコンクリート矢板が部分的に沈下(不等沈
下)する恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、圧入工法を採用した際の既打設コンクリート矢板の
損傷を防止し、荷重によってコンクリート矢板が部分的
に沈下(不等沈下)する恐れをなくした軟弱地盤におけ
るコンクリート矢板の打設工法を提供することを目的と
する。
は、圧入工法を採用した際の既打設コンクリート矢板の
損傷を防止し、荷重によってコンクリート矢板が部分的
に沈下(不等沈下)する恐れをなくした軟弱地盤におけ
るコンクリート矢板の打設工法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭部にインサ
ートを埋設したコンクリート矢板を軟弱地盤に打設した
後、コンクリート矢板の表面に鋼板を螺着し、次いで鋼
板の表面にコンクリート矢板の打設施工方向に延びる鋼
材を溶接して、複数の既打設コンクリート矢板を相互に
連結し、連結した複数の既打設コンクリート矢板を反力
受けとして、次のコンクリート矢板を圧入打設すること
を特徴とする軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設
工法である。
ートを埋設したコンクリート矢板を軟弱地盤に打設した
後、コンクリート矢板の表面に鋼板を螺着し、次いで鋼
板の表面にコンクリート矢板の打設施工方向に延びる鋼
材を溶接して、複数の既打設コンクリート矢板を相互に
連結し、連結した複数の既打設コンクリート矢板を反力
受けとして、次のコンクリート矢板を圧入打設すること
を特徴とする軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設
工法である。
【0007】本発明では、既打設コンクリート矢板を打
設施工方向に相互に強固に連結するので、圧入工法を採
用した際の既打設コンクリート矢板の損傷を防止し、荷
重によってコンクリート矢板が部分的に沈下(不等沈
下)する恐れをなくすることができる。
設施工方向に相互に強固に連結するので、圧入工法を採
用した際の既打設コンクリート矢板の損傷を防止し、荷
重によってコンクリート矢板が部分的に沈下(不等沈
下)する恐れをなくすることができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明を説明する。
【0009】図1は本発明工法で打設したコンクリート
矢板群を示し、(a)は立面図、(b)は側面図であ
る。
矢板群を示し、(a)は立面図、(b)は側面図であ
る。
【0010】コンクリート矢板1の頭部には製造の際に
予めインサート2が表面側に埋設されている。軟弱地盤
に打設されたコンクリート矢板1の表面に鋼板3がボル
ト4で螺着される。複数のコンクリート矢板1が打設さ
れ、それぞれに鋼板3が螺着された状態で鋼板3の表面
に打設施工方向に延びる鋼材5を溶接して、複数の既打
設コンクリート矢板1を相互に連結する。
予めインサート2が表面側に埋設されている。軟弱地盤
に打設されたコンクリート矢板1の表面に鋼板3がボル
ト4で螺着される。複数のコンクリート矢板1が打設さ
れ、それぞれに鋼板3が螺着された状態で鋼板3の表面
に打設施工方向に延びる鋼材5を溶接して、複数の既打
設コンクリート矢板1を相互に連結する。
【0011】次いで、相互に連結された複数の既打設コ
ンクリート矢板1を反力受けとして、次の同じ構造のコ
ンクリート矢板1を圧入打設する。
ンクリート矢板1を反力受けとして、次の同じ構造のコ
ンクリート矢板1を圧入打設する。
【0012】この鋼材5としては、通常の鋼板でもよい
が支持力の面で溝型鋼やL型鋼を使用するのが好まし
い。
が支持力の面で溝型鋼やL型鋼を使用するのが好まし
い。
【0013】図1ではインサート2の埋設、鋼板3のボ
ルト4による螺着、鋼材5の溶接、をコンクリート矢板
1の一方の表面について施工した場合を示したが、コン
クリート矢板群の連結をより強固にすることが望ましい
場合には、もう一方の表面も全く同様に施工すればよ
い。
ルト4による螺着、鋼材5の溶接、をコンクリート矢板
1の一方の表面について施工した場合を示したが、コン
クリート矢板群の連結をより強固にすることが望ましい
場合には、もう一方の表面も全く同様に施工すればよ
い。
【0014】
【発明の効果】本発明により、コンクリート矢板を打設
施工方向に連結することにより、荷重によってコンクリ
ート矢板が軟弱地盤へ部分的に沈下(不等沈下)する恐
れをなくすることができる。さらに、圧入工法の反力受
けとする際の既打設コンクリート矢板の損傷を防止でき
る。
施工方向に連結することにより、荷重によってコンクリ
ート矢板が軟弱地盤へ部分的に沈下(不等沈下)する恐
れをなくすることができる。さらに、圧入工法の反力受
けとする際の既打設コンクリート矢板の損傷を防止でき
る。
【図1】連結完了時のコンクリート矢板群の頭部を示
し、(a)は立面図、(b)は側面図である。
し、(a)は立面図、(b)は側面図である。
1…コンクリート矢板、2…インサート、3…鋼板、4
…ボルト、5…鋼材。
…ボルト、5…鋼材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−75818(JP,A) 実開 昭48−55605(JP,U) 実開 昭63−104431(JP,U) 実開 昭63−100535(JP,U) 特公 昭32−6537(JP,B1) 実公 昭59−7401(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 7/20 E02D 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】 頭部にインサートを埋設したコンクリー
ト矢板を軟弱地盤に打設した後、コンクリート矢板の表
面に鋼板を螺着し、次いで鋼板の表面にコンクリート矢
板の打設施工方向に延びる鋼材を溶接して、複数の既打
設コンクリート矢板を相互に連結し、連結した複数の既
打設コンクリート矢板を反力受けとして、次のコンクリ
ート矢板を圧入打設することを特徴とする軟弱地盤にお
けるコンクリート矢板の打設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066819A JP2843227B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066819A JP2843227B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280252A JPH06280252A (ja) | 1994-10-04 |
JP2843227B2 true JP2843227B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=13326848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066819A Expired - Fee Related JP2843227B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 軟弱地盤におけるコンクリート矢板の打設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2843227B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4855605U (ja) * | 1971-10-27 | 1973-07-17 | ||
JPS597401U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-18 | キヤノン株式会社 | レ−ザ−光量制御装置 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066819A patent/JP2843227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06280252A (ja) | 1994-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |