JP2843180B2 - 群管理制御方法 - Google Patents

群管理制御方法

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JP2843180B2
JP2843180B2 JP3247374A JP24737491A JP2843180B2 JP 2843180 B2 JP2843180 B2 JP 2843180B2 JP 3247374 A JP3247374 A JP 3247374A JP 24737491 A JP24737491 A JP 24737491A JP 2843180 B2 JP2843180 B2 JP 2843180B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の数値制御工作機
から構成される工作機械設備及びこれらを統括管理す
る群管理制御装置を備える群管理システム、特に、この
群管理システムにおいて実行される群管理制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンター等の複数の数
値制御工作機械をコンピュータで集中的に管理し、被加
工物の機械への搬入、加工、搬出を自動的に行なわせ、
多品種小量生産を効率良く行なわせる、群管理システム
としてのいわゆるフレキシブルマニュファクチャリング
システムが存在する。しかし、このような加工方法を用
いた場合、被加工物の加工開始位置をどのように正しく
決定するかが問題となる。そこで、この様な問題を解決
するために、特公平3ー13024号公報に示された工
作機械設備における加工制御装置(フレキシブルマニュ
ファクチャリングシステム)が提案されている。このフ
レキシブルマニュファクチャリングシステムは、図9に
示すように、主制御部2を有しており、主制御部2には
磁気ディスク等のファイル装置3、加工開始位置演算部
30および入出力制御部9が接続されている。そして、
入出力制御部9には、複数の数値制御工作機械10が接
続されており、各数値制御工作機械10はベース11を
有している。更に、ベース11には、サドル12が矢印
AB方向すなわちX軸方向に移動自在に搭載されてお
り、サドル12には本体13が矢印CD方向すなわちX
軸と直交するZ軸方向に移動自在に搭載されている。ま
た、本体13にはスピンドルヘッド15が矢印EF方向
すなわちXおよびZ軸と直交するY軸方向に移動自在に
支持されており、スピンドルヘッド15には、工具19
を装着する主軸16を回転自在に支持するクイル17が
Z軸方向に進退自在に支持されている。一方、ベース1
1の前方には旋回自在なテーブル20が配設されてお
り、テーブル20のワークパレット搭載面20a上には
被加工物21を搭載したワークパレット22が搭載され
ている。そして、テーブル20の更に前方には、レール
23、23が敷設されており、レール23、23上には
被加工物搬送用の搬送台車25が矢印AB方向に走行自
在に搭載されている。
【0003】次に動作について説明する。工作機械10
を用いて被加工物21の加工を行う場合、まず搬送台車
25に被加工物21をワークパレット22に搭載したま
まの状態で搭載し、搬送台車25によりテーブル20の
近傍まで運搬する。それから、搬送台車25上の被加工
物21をテーブル20上にワークパレット22と共に移
動して搭載する。すると、ワークパレット22は、テー
ブル20に設けられている図示しない固定手段によりテ
ーブル20上の所定位置に位置決め固定される。更に、
サドル12をX軸方向に適宜移動し、本体およびクイル
17をZ軸方向に適宜移動し、スピンドルヘッド15を
Y軸方向に適宜移動し、工具19の刃先を、被加工物2
1上に設定された加工開始点STに一致させ加工を開始
する。すなわち、主制御部2はファイル装置3を検索
し、加工を開始する被加工物21がセットされた工作機
械の機械番号と被加工物21が搭載されたワークパレッ
ト22のパレット番号とを読みだし、工作機械の機械番
号とパレット番号とに基づいてファイル中の加工工程デ
ータからワークパレット22上の被加工物21のワーク
番号および加工プログラムのプログラム番号を入力す
る。データには、被加工物21ごとに、対応するワーク
番号、必要な加工工程、および各工程の加工に使用され
る工作機械、被加工物が搭載されるワークパレット、被
加工物21を加工する際に使用される加工プログラム
が、ワーク番号、工程番号、機械番号、パレット番号、
プログラム番号として格納されているので、パレット番
号と機械番号とでデータを検索すると、ただちに被加工
物21のワーク番号と加工に使用する加工プログラムの
プログラム番号が判明する。そして、機械番号がファイ
ルから入力されると、主制御部2は機械番号に基づいて
ファイル中の機械固有要素、すなわち各機械10の機械
原点からテーブル20上のテーブル旋回中心等の基準点
までのX座標、Y座標、Z座標が格納されており、ワー
クパレット22のセットされた機械10の機械固有要素
すなわち、基準点の座標はその機械10の機械番号から
データを検索することにより直ちに判明する。それか
ら、主制御部2は、ファイル中のワークパレット要素デ
ータを、機械番号およびワークパレット番号に基づいて
検索する。データには各ワークパレット22の、テーブ
ル20上の基準点と対応した第2の基準点(基準点と第
2の基準点は、パレット22をテーブル20上に搭載し
た場合に一致するように、各機械10および各パレット
22に付いて設定されている。)を基準とした被加工物
21の加工開始点までのX座標、Y座標、Z座標が、各
工作機械10ごとに機械番号で区別された形で格納され
ている。従って、機械番号およびワークパレット番号に
対応したデータを読み出すと、工作機械における加工開
始点と第2の基準点間の座標が直ちに判明する。ワーク
パレット22が装着された工作機械10の基準点の座標
とワークパレット22の加工開始点の第2の基準点に対
する座標が読み出されたところで、主制御部2は、それ
らのデータを加工開始位置演算部30へ出力し、加工開
始点の機械原点を基準とした座標を演算する。基準点の
座標および加工開始点の第2の基準点に対する座標は、
ワークパレット22を被加工物21を搭載した状態で、
工作機械10のテーブル20上に実際に位置決めして実
測した値が格納されているので、その値には各機械10
間のテーブル20の機械原点に対する位置の相違や、ワ
ークパレット22の大きさや種々の寸法誤差、更にはワ
ークパレット22とテーブル20および被加工物21間
に発生するそれぞれのワークパレット22に特有の位置
決め誤差や取り付け誤差等をすべて含むこととなり、極
めて正確な加工開始点の座標を得ることができる。主制
御部2は、座標が決定されたところで、ファイル中から
加工工程データに示された加工プログラムのプログラム
番号に対応した加工プログラムを読みだし、加工プログ
ラムの加工開始位置、すなわち加工原点に加工開始点の
座標を追加し、入出力制御部9を介してワークパレット
22の装着された工作機械10へ加工プログラムを転送
し、工作機械10に加工プログラムに基づく加工の開始
を指令する。すると、工作機械10は、サドル12、本
体13、スピンドルヘッド15、クイル17を所定座標
に対応する量だけ移動させて工具19の刃先を加工開始
点に一致させ、その位置、すなわち加工原点から加工を
開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の加工制御装置
は、以上のように構成されているので、第2の基準点を
基準とした被加工物の加工開始点の座標は、ワークパレ
ット上に被加工物を搭載する毎に計測しなければ個々の
パレット上に搭載された被加工物とパレット間に生じる
取り付け誤差等は補正されないという問題点があった。
【0005】また、数値制御工作機械の主軸やタレット
にタッチプローブ等計測装置を設け、加工プログラムに
組み込まれた加工開始点計測プログラムから計測装置を
制御し、ワークパレットの被加工開始位置を計測し、そ
の計測結果の加工開始点に基づいて加工を行なう方法が
あるが、この方法では、被加工物の加工が複数の数値制
御工作機械で加工される場合には、毎回各制御工作機械
で加工開始計測を行なわなければならないという問題点
があった。この発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、予め計測することなく正確な被加
工物の加工開始点座標が求められる工作機械設備におけ
る群管理システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであり、ワークパレット上に搭載されて
いる被加工物を所与の加工スケジュールデータに従って
加工すべく、それぞれワークパレット装着固定用のテー
ブルを有する複数の数値制御工作機械から構成される工
作機械設備を対象として、実行される群管理制御方法で
あって、ワークパレットがテーブル上に取り付けられて
いるときテーブル上の第1の基準点と一致するよう、テ
ーブル上におけるワークパレットの位置の基準点である
第2の基準点を、予め設定しておき、ワークパレット上
の被加工物における加工開始点の位置計測を、この第2
の基準点を基準としてかつ加工を行う数値制御工作機械
より行わせ、しかる後に、ワークパレット上の被加工
物の加工をその数値制御工作機械により行わせる群管理
制御方法において、上記加工に際して数値制御工作機械
が使用すべき加工プログラムの名称、及び加工開始点の
決定方法に関する情報を、上記加工スケジュールデータ
に含まれている情報のうち被加工物の名称及びその被加
工物の加工工程に関する情報にて参照できるよう、互い
に対応付けて、加工工程データとして記憶しておき、上
記加工工程データに含まれている情報のうち加工開始点
の決定方法に関する情報が、上記位置計測に際して数値
制御工作機械が使用すべき計測プログラムの名称と上記
加工開始点の位置の目標値乃至理想値である加工開始点
目標座標との組合せを特定する第1の情報である場合に
は、当該計測プログラムに従いかつ当該加工開始点目標
座標に基づき、加工を行う数値制御工作機械により上記
位置計測を行わせ、しかる後に、上記加工工程データに
て当該第1の情報と対応付けられている加工プログラム
に従いかつ計測された加工開始点の位置に基づき、当該
数値制御工作機械により上記加工を行わせ、上記加工工
程データに含まれている情報のうち加工開始点の決定方
法に関する情報が、同じ数値制御工作機械がその被加工
物に関し既に他の加工工程において上記位置計測を行っ
たことを示す第2の情報である場合には、上記加工工程
データにて当該第2の情報と対応付けられている加工プ
ログラムに従いかつ当該計測済の加工開始点の位置に基
づき、その数値制御工作機械により上記加工を行わせる
ことを特徴とするものである。また、上記加工工程デー
タに含まれている情報のうち加工開始点の決定方法に関
する情報が、上記加工開始点目標座標を以て上記位置計
測の結果に代替することを示す第3の情報である場合に
は、上記加工工程データにて当該第3の情報と対応付け
られている加工プログラムに従いかつ当該加工開始点目
標座標に基づき、数値制御工作機械により上記加工を行
わせることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の適用対象となる工作機械設備は、それ
ぞれワークパレット装着固定用のテーブルを有する複数
の数値制御工作機械から構成されており、本発明に係る
群管理制御方法は、ワークパレット上に搭載されている
被加工物を所与の加工ス ケジュールデータに従って加工
すべく、実行される。また、本発明においては、ワーク
パレットがテーブル上に取り付けられているときテーブ
ル上の第1の基準点と一致するよう、テーブル上におけ
るワークパレットの位置の基準点である第2の基準点
を、予め設定しておく。更に、ワークパレット上の被加
工物における加工開始点の位置計測を、この第2の基準
点を基準としてかつ加工を行う数値制御工作機械により
行わせ、しかる後に、ワークパレット上の被加工物の加
工をその数値制御工作機械により行わせる。本発明に係
る群管理制御方法においては、更に、上記加工に際して
数値制御工作機械が使用すべき加工プログラムの名称、
及び加工開始点の決定方法に関する情報を、上記加工ス
ケジュールデータに含まれている情報のうち被加工物の
名称及びその被加工物の加工工程に関する情報にて参照
できるよう、互いに対応付けて、加工工程データとして
記憶しておく。上記加工工程データに含まれている情報
のうち加工開始点の決定方法に関する情報が、上記位置
計測に際して数値制御工作機械が使用すべき計測プログ
ラムの名称と上記加工開始点の位置の目標値乃至理想値
である加工開始点目標座標との組合せを特定する第1の
情報である場合には、当該計測プログラムに従いかつ当
該加工開始点目標座標に基づき、加工を行う数値制御工
作機械により上記位置計測を行わせ、しかる後に、上記
加工工程データにて当該第1の情報と対応付けられてい
る加工プログラムに従いかつ計測された加工開始点の位
置に基づき、当該数値制御工作機械により上記加工を行
わせる。また、上記加工工程データに含まれている情報
のうち加工開始点の決定方法に関する情報が、同じ数値
制御工作機械がその被加工物に関し既に他の加工工程に
おいて上記位置計測を行ったことを示す第2の情報であ
る場合には、上記加工工程データにて当該第2の情報と
対応付けられている加工プログラムに従いかつ当該計測
済の加工開始点の位置に基づき、その数値制御工作機械
により上記加工を行わせる。或いは、上記加工工程デー
タに含まれている情報のうち加工開始点の決定方法に関
する情報が、上記加工開始点目標座標を以て上記位置計
測の結果に代替することを示す第3の情報である場合に
は、上記加工工程データにて当該第3の情報と対応付け
られている加工プログラムに従いかつ当該加工開始点目
標座標に基づき、数値制御工作機械により上記加工を行
わせる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は本発明が適応されるフレキシブルマニュフ
ァクチャリングシステムの一例を示す図である。群管理
システムであるフレキシブルマニュファクチャリングシ
ステム1は、図1に示すように、計測指令手段および加
工制御手段としての群管理制御装置2を有しており、群
管理制御装置2は、複数のマニシングセンタ等の数値制
御工作機械7と接続されており、群管理制御装置2から
の指示により、数値制御工作機械7へ加工や計測の実行
を指令したり、加工や計測に必要な情報を転送したり、
数値制御工作機械7で実行された計測の結果を取得する
等の数値制御工作機械7の制御が可能になっている。そ
して、各数値制御工作機械7は、被加工物を搭載したワ
ークパレットの搭載が可能なテーブル3を有しており、
各数値制御工作機械7のテーブル3前方には、被加工物
を搭載したワークパレットをテーブル3との間で交換可
能なワークパレット交換装置4が設置されている。更
に、ワークパレット交換装置4の前方には、レール5が
敷設されており、レール5上には被加工物が搭載された
ワークパレット搬送用の搬送台車6が矢印A,B方向に
走行停止自在に設けられており、ワークパレット交換装
置4との間で被加工物を搭載したワークパレットを交換
可能になっている。図2は、前記管理制御装置2の構成
を示すブロック図であり、管理制御装置2は、中央演算
装置10、数値制御工作機械7を制御するソフトウェア
を動作させるメモリ11、キーボード12、CRT1
3、数値制御工作機械7に転送する加工や計測に必要な
情報及び数値制御工作機械7で実行された計測の結果を
格納する外部記憶装置14、及び数値制御工作機械7と
接続されて数値制御工作機械7を制御する入出力制御部
15から構成されている。図3は、前記数値制御工作機
械7を示す斜視図であり、数値制御工作機械7は、本体
20を有しており、本体20はZ軸方向に移動自在に設
けられている。そして、本体20には、スピンドルヘッ
ド22がY軸軸方向に移動駆動自在に設けられており、
スピンドルヘッド22には主軸23が設けられており、
工具及びタッチプローブが装着可能になっている。ま
た、本体20には、工具マガジン24及び工具交換装置
25が備え付けられており、工具マガジン24に装着さ
れた工具及びタッチプローブは、主軸23に装着される
工具と工具交換装置25を介して交換可能になってい
る。更に、本体20の前方にはベッド21が配設されて
おり、ベッド21にはサドル26がX軸方向に移動駆動
自在に設けられている。そして、サドル26には、テー
ブル27が水平面内で旋回自在に設けられており、テー
ブル27のワークパレット搭載面27a上には被加工物
を搭載したワークパレットが搭載可能になっている。ま
た、機械原点MZPからテーブル27上のテーブル旋回
中心等の基準点SP1までのX座標X1、Y座標Y1、
Z座標Z1は、各数値制御工作機械固有の情報として、
前もって各数値制御工作機械の数値制御装置内で管理さ
れており、加工原点がテーブル27のテーブル旋回中心
等の基準点SP1になるように設定されている。図4は
数値制御工作機械7のワークパレット要素を示す図であ
り、ワークパレット28の、テーブル27上の基準点S
P2(基準点SP1とSP2は、パレット28をテーブ
ル27上に搭載した場合に一致するように、各機械7及
び各パレット28について設定される。)を基準とした
被加工物29の加工開始点STまでの計測目標座標であ
るX座標X2、Y座標Y2、Z座標Z2が、図5に示す
ように、各加工物の加工工程に対応して、加工プログラ
ム名及び計測プログラム名とともに群管理制御装置2の
外部記憶装置14に登録されている。更に、加工プログ
ラム名及び計測プログラム名に対応した加工プログラム
及び計測プログラムも群管理制御装置2の外部記憶装置
14に登録されている。また、各数値制御工作機械7の
加工順番を規定する加工スケジュールデータも群管理制
御装置2の外部記憶装置14に登録されている。図6
は、加工スケジュールデータの例であり、1号機の数値
制御工作機械は加工部品名称Aの1工程、Dの4工程、
Cの1工程の順に加工されることを意味している。
【0009】ついで、本実施例の作用を図7のフローチ
ャートに沿って説明する。まず、加工スケジュールデー
タに従って搬送台車6がこれから加工する被加工物29
を搭載したワークパレット28をワークテーブル27上
に搭載する(ステップ1)。そして、群管理制御装置2
は、加工スケジュールを基に加工スケジュールデータか
ら次に加工する加工部品名称と工程を得る(ステップ
2)。それから、ステップ2で得た加工部品名称と工程
を基に、図5に示すような加工工程データから加工プロ
グラム及び計測プログラムを取り出す(ステップ
3)。ここで計測プログラム名が「−」であれば、すで
に前工程で計測が完了しており、正確な加工開始点座標
が得られていることを意味し、図8に示す群管理制御装
置2の外部記憶装置14に登録されている実加工開始点
管理情報から実加工開始点座標を得る(ステップ1
1)。例えば、加工部品名称A,加工工程が2で、現在
数値制御工作機械7のワークパレット28のパレット番
号が13であれば、図8の加工部品名称とパレット番号
から実加工開始点座標であるX座標X2´、Y座標Y2
´、Z座標Z2´を得ることができる。図8の加工工程
は、計測された加工工程番号を意味し、例えば、加工工
程が4の場合は、第4工程で計測された実加工開始点座
標が登録されていることを意味する。計測プログラム名
が「−」でなければステップ5で加工工程データ内の加
工開始点目標座標を得る。ステップ6で計測プログラム
名が「*」であれば、各数値制御工作機械で計測する必
要が無くそのまま加工開始点目標座標を実加工開始点に
すれば良いとみなしステップ5で得た加工開始点目標座
標を実加工開始点座標とする(ステップ10)。また、
計測プログラム名が「*」で無い場合にはその計測プロ
グラムを外部記憶装置14から読みだし、加工開始点目
標座標と共に数値制御工作機械7に入出力制御部15を
介して渡す(ステップ7)。それから、数値制御工作機
械7に対し、計測プログラムの実行を指示する(ステッ
プ8)ことにより、数値制御工作機械7は、ワークパレ
ット28の、テーブル27上の基準点SP1と対応した
第2の基準点SP2を基準とした被加工物29の加工開
始点STまでの計測目標座標であるX座標X2、Y座標
Y2、Z座標Z2を基に計測プログラムにより、正確な
加工開始点STを求め、基準点SP1に対してSTを加
えた座標を新たに加工原点として設定し直す。更に、群
管理制御装置2は、数値制御工作機械7の計測完了を待
つ(ステップ9)。そして、計測プログラム名が「−」
もしくは「*」であれば、ステップ10もしくはステッ
プ11で得た実加工開始点座標を数値制御工作機械7に
転送し(ステップ12)、数値制御工作機械7は、ワー
クパレット28の、テーブル27上の基準点SP1と対
応した第2の基準点SP2を基準とした被加工物29の
加工開始点STまでの実加工開始点座標を基に正確な加
工開始点STをもとめ、基準点SP1に対してSTを加
えた座標を新たに加工原点として設定し直す。
【0010】それから、群管理制御装置2は、加工プロ
グラムを数値制御工作機械7に対し、入出力制御部15
を介して渡す(ステップ13)。そして、加工プログラ
ムの実行を指示することにより、数値制御工作機械7
は、正確な加工開始点STを基準とした加工を行う。ス
テップ14では、数値制御工作機械7の加工完了を待っ
ており、加工完了時には、ステップ15で次に加工する
加工スケジュールデータをチェックし、次に加工する加
工部品が無い場合は、終了する。次に加工する加工部品
が有る場合には、数値制御工作機械7で計測された、実
加工開始点座標(SP2を基準とした加工開始点の座
標)を数値制御工作機械7から得る。そして、ステップ
16では、ステップ15で得た実加工開始点座標を図8
に示すような実加工開始点管理情報に各パレット毎の搭
載加工部品名称、工程に対応する加工開始点座標を登録
する(ステップ17)。この実加工開始点管理情報は、
前述した計測プログラム名が「−」である場合に参照さ
れる情報である。ステップ17終了後は次に加工する加
工スケジュールの加工を行なうために、ステップ2に戻
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明で示す加工
制御装置は、各ワークパレットに搭載された被加工物の
加工開始点の座標を数値制御工作機械で計測することに
より、前もって加工開始点の座標を計測することなく正
確な加工開始点の座標を得ることができ、精度の高い加
工が可能となる。また、ワークパレットに搭載された被
加工物が複数の数値制御工作機械で加工される場合に
は、最初に投入された数値制御工作機械で計測された加
工開始点の座標を次以降の数値制御工作機械に渡すた
め、個々の数値制御工作機械で計測を行なう必要が無
く、全体の加工効率を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適応されるフレキシブルマニュファク
チャリングシステムの一例である。
【図2】本発明に係る群管理制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に係る数値制御工作機械を示す斜視図で
ある。
【図4】数値制御工作機械のワークパレット要素を示す
図である。
【図5】加工工程データを示す図である。
【図6】スケジュールデータを示す図である。
【図7】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図8】実加工開始点管理情報を示す図である。
【図9】従来の加工制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルマニュファクチャリングシステム 2 群管理制御装置 3 テーブル 4 ワークパレット交換装置 5 レール 6 搬送台車 7 数値制御工作機械
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/404 B23Q 15/00 309 G05B 19/418

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークパレット上に搭載されている被加
    工物を所与の加工スケジュールデータに従って加工すべ
    く、それぞれワークパレット装着固定用のテーブルを有
    する複数の数値制御工作機械から構成される工作機械設
    備を対象として、実行される群管理制御方法であって、 ワークパレットがテーブル上に取り付けられているとき
    テーブル上の第1の基準点と一致するよう、テーブル上
    におけるワークパレットの位置の基準点である第2の基
    準点を、予め設定しておき、ワークパレット上の被加工
    物における加工開始点の位置計測を、この第2の基準点
    を基準としてかつ加工を行う数値制御工作機械により行
    わせ、しかる後に、ワークパレット上の被加工物の加工
    をその数値制御工作機械により行わせる群管理制御方法
    において、 上記加工に際して数値制御工作機械が使用すべき加工プ
    ログラムの名称、及び加工開始点の決定方法に関する情
    報を、上記加工スケジュールデータに含まれている情報
    のうち被加工物の名称及びその被加工物の加工工程に関
    する情報にて参照できるよう、互いに対応付けて、加工
    工程データとして記憶しておき、 上記加工工程データに含まれている情報のうち加工開始
    点の決定方法に関する情報が、上記位置計測に際して数
    値制御工作機械が使用すべき計測プログラムの名称と上
    記加工開始点の位置の目標値乃至理想値である加工開始
    点目標座標との組合せを特定する第1の情報である場合
    には、当該計測プログラムに従いかつ当該加工開始点目
    標座標に基づき、加工を行う数値制御工作機械により上
    記位置計測を行わせ、しかる後に、上記加工工程データ
    にて当該第1の情報と対応付けられている加工プログラ
    ムに従いかつ計測された加工開始点の位置に基づき、当
    該数値制御工作機械により上記加工を行わせ、 上記加工工程データに含まれている情報のうち加工開始
    点の決定方法に関する情報が、同じ数値制御工作機械が
    その被加工物に関し既に他の加工工程において上記位置
    計測を行ったことを示す第2の情報である場合には、上
    記加工工程データにて当該第2の情報と対応付けられて
    いる加工プログラムに従いかつ当該計測 済の加工開始点
    の位置に基づき、その数値制御工作機械により上記加工
    を行わせることを特徴とする群管理制御方法。
  2. 【請求項2】 ワークパレット上に搭載されている被加
    工物を所与の加工スケジュールデータに従って加工すべ
    く、それぞれワークパレット装着固定用のテーブルを有
    する複数の数値制御工作機械から構成される工作機械設
    備を対象として、実行される群管理制御方法であって、 ワークパレットがテーブル上に取り付けられているとき
    テーブル上の第1の基準点と一致するよう、テーブル上
    におけるワークパレットの位置の基準点である第2の基
    準点を、予め設定しておき、ワークパレット上の被加工
    物における加工開始点の位置計測を、この第2の基準点
    を基準としてかつ加工を行う数値制御工作機械により行
    わせ、しかる後に、ワークパレット上の被加工物の加工
    をその数値制御工作機械により行わせる群管理制御方法
    において、 上記加工に際して数値制御工作機械が使用すべき加工プ
    ログラムの名称、及び加工開始点の決定方法に関する情
    報を、上記加工スケジュールデータに含まれている情報
    のうち被加工物の名称及びその被加工物の加工工程に関
    する情報にて参照できるよう、互いに対応付けて、加工
    工程データとして記憶しておき、 上記加工工程データに含まれている情報のうち加工開始
    点の決定方法に関する情報が、上記位置計測に際して数
    値制御工作機械が使用すべき計測プログラムの名称と上
    記加工開始点の位置の目標値乃至理想値である加工開始
    点目標座標との組合せを特定する第1の情報である場合
    には、当該計測プログラムに従いかつ当該加工開始点目
    標座標に基づき、加工を行う数値制御工作機械により上
    記位置計測を行わせ、しかる後に、上記加工工程データ
    にて当該第1の情報と対応付けられている加工プログラ
    ムに従いかつ計測された加工開始点の位置に基づき、当
    該数値制御工作機械により上記加工を行わせ、 上記加工工程データに含まれている情報のうち加工開始
    点の決定方法に関する情報が、上記加工開始点目標座標
    を以て上記位置計測の結果に代替することを示す第3の
    情報である場合には、上記加工工程データにて当該第3
    の情報と対応付けられている加工プログラムに従いかつ
    当該加工開始点目標座標に基づき、数値制御工作機械に
    より上記加工を行わせることを特徴とする群管理制御方
    法。
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