JP2842856B2 - 電磁波シールド用ガスケット - Google Patents
電磁波シールド用ガスケットInfo
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- JP2842856B2 JP2842856B2 JP24197396A JP24197396A JP2842856B2 JP 2842856 B2 JP2842856 B2 JP 2842856B2 JP 24197396 A JP24197396 A JP 24197396A JP 24197396 A JP24197396 A JP 24197396A JP 2842856 B2 JP2842856 B2 JP 2842856B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波シールド用ガ
スケット、特に、電子機器の筐体の隙間から漏洩せんと
する妨害電磁波を抑制する電磁波シールド用ガスケット
に関する。
スケット、特に、電子機器の筐体の隙間から漏洩せんと
する妨害電磁波を抑制する電磁波シールド用ガスケット
に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子機器の急速な普及に伴ない、
これらの機器から漏洩する妨害電磁波が、他の機器へ影
響を与えてしまう電磁波障害（ＥＭＩ）が世界的な問題
になっている。ＥＭＩを防止する手段として、電磁波シ
ールド用ガスケットを使用して、筐体とパネル間あるい
は筐体と基板間等に接触させて電位差を無くすことによ
り、妨害電磁波発生を抑制している。
これらの機器から漏洩する妨害電磁波が、他の機器へ影
響を与えてしまう電磁波障害（ＥＭＩ）が世界的な問題
になっている。ＥＭＩを防止する手段として、電磁波シ
ールド用ガスケットを使用して、筐体とパネル間あるい
は筐体と基板間等に接触させて電位差を無くすことによ
り、妨害電磁波発生を抑制している。
【０００３】従来の電磁波シールド用ガスケットについ
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【０００４】図４は従来の一例を示す断面図である。図
４に示す電磁波シールド用ガスケットは、スポンジ２
と、スポンジ２の周囲に覆設されたシート状の導電性布
３とを含んで構成される。（例えば、特開平６−３５０
２８２号公報参照）
４に示す電磁波シールド用ガスケットは、スポンジ２
と、スポンジ２の周囲に覆設されたシート状の導電性布
３とを含んで構成される。（例えば、特開平６−３５０
２８２号公報参照）
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電磁波
シールド用ガスケットは、筐体とパネル間などの隙間を
完全に塞ぐことがでにない場合があるため、漏洩電磁波
を十分に抑制できず、また、可撓性を要求されるので導
電性布の厚さを増加できず、その故、電磁波の減衰率が
悪いという欠点があった。
シールド用ガスケットは、筐体とパネル間などの隙間を
完全に塞ぐことがでにない場合があるため、漏洩電磁波
を十分に抑制できず、また、可撓性を要求されるので導
電性布の厚さを増加できず、その故、電磁波の減衰率が
悪いという欠点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の発明の電磁波シー
ルド用ガスケットは、スポンジ状の芯材と、前記スポン
ジ状の芯材の内部に挿入した磁性物質と、前記スポンジ
状の芯材の周囲に覆設されたシート状の導電性シートと
を含んで構成される。
ルド用ガスケットは、スポンジ状の芯材と、前記スポン
ジ状の芯材の内部に挿入した磁性物質と、前記スポンジ
状の芯材の周囲に覆設されたシート状の導電性シートと
を含んで構成される。
【０００６】第２の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第１の発明において、前記磁性物質が板状である。
は、第１の発明において、前記磁性物質が板状である。
【０００７】第３の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第１の発明において、前記磁性物質が粒状である。
は、第１の発明において、前記磁性物質が粒状である。
【０００８】第４の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第１の発明において、前記スポンジ状の芯材が合成
樹脂の発泡材と導電性粉末とを混合した後、発泡成形し
たものである。
は、第１の発明において、前記スポンジ状の芯材が合成
樹脂の発泡材と導電性粉末とを混合した後、発泡成形し
たものである。
【０００９】第５の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第４の発明において、前記導電性粉末としてカーボ
ンを用いる。
は、第４の発明において、前記導電性粉末としてカーボ
ンを用いる。
【００１０】第６の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第１の発明において、前記スポンジ状の芯材が合成
樹脂の発泡材と磁性粉末とを混合した後、発泡成形した
ものである。
は、第１の発明において、前記スポンジ状の芯材が合成
樹脂の発泡材と磁性粉末とを混合した後、発泡成形した
ものである。
【００１１】第７の発明の電磁波シールド用ガスケット
は、第６の発明において、前記磁性粉末として酸化鉄を
用いる。
は、第６の発明において、前記磁性粉末として酸化鉄を
用いる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【００１３】図１（ａ），（ｂ）は本発明の第１の実施
形態を示す斜視図および断面図である。図１（ａ），
（ｂ）に示す電磁波シールド用ガスケットは、スポンジ
２と、スポンジ２の内部に挿入した板状の磁性物質１
と、スポンジ２の周囲に覆設されたシート状の導電性布
３とを含んで構成される。
形態を示す斜視図および断面図である。図１（ａ），
（ｂ）に示す電磁波シールド用ガスケットは、スポンジ
２と、スポンジ２の内部に挿入した板状の磁性物質１
と、スポンジ２の周囲に覆設されたシート状の導電性布
３とを含んで構成される。
【００１４】図２は本発明の第２の実施形態を示す断面
図である。図２に示す電磁波シールド用ガスケットは、
スポンジ２と、スポンジ２の内部に挿入した粒状の磁性
物質４ａ，４ｂ，・・・４ｎと、スポンジ２の周囲に覆
設されたシート状の導電性布３とを含んで構成される。
磁性物質４ａ，４ｂ，・・・４ｎの粒径は、意識的にバ
ラツキを持たせているが、同一であってもよい。
図である。図２に示す電磁波シールド用ガスケットは、
スポンジ２と、スポンジ２の内部に挿入した粒状の磁性
物質４ａ，４ｂ，・・・４ｎと、スポンジ２の周囲に覆
設されたシート状の導電性布３とを含んで構成される。
磁性物質４ａ，４ｂ，・・・４ｎの粒径は、意識的にバ
ラツキを持たせているが、同一であってもよい。
【００１５】図３は本発明の一使用例を示す断面図であ
る。筐体５と筐体６との隙間に挟み込むように図１に示
す電磁波シールド用ガスケットを取り付けることによ
り、筐体５と筐体６との間の電位差を減少させ、さらに
磁性物質の磁気特性により、筐体５と筐体６との隙間か
ら漏洩しようとする妨害電磁波を抑制する。磁性物質
は、妨害電磁波の漏洩方向を変化させるので、妨害電磁
波が筐体の隙間から漏洩しにくくなる。
る。筐体５と筐体６との隙間に挟み込むように図１に示
す電磁波シールド用ガスケットを取り付けることによ
り、筐体５と筐体６との間の電位差を減少させ、さらに
磁性物質の磁気特性により、筐体５と筐体６との隙間か
ら漏洩しようとする妨害電磁波を抑制する。磁性物質
は、妨害電磁波の漏洩方向を変化させるので、妨害電磁
波が筐体の隙間から漏洩しにくくなる。
【００１６】本発明のスポンジは、クロロプレインやポ
リウレタン等の弾力性のある発泡材を所要の形状に成形
したものである。また発泡材にカーボン粉末等の導電性
物質あるいは、酸化鉄（フエライト）等の磁性粉末等を
混入させた後、発泡成形させたものを用いると、さらに
電磁波の減衰特性が向上する。これは、ポリウレタン等
の微小中空球の表面に導電（または磁性）粉末等が付着
したものの集合体であるから、軽量で筐体の形状に容易
に順応する柔軟性があり、導電布の薄さを補う役目を果
す。
リウレタン等の弾力性のある発泡材を所要の形状に成形
したものである。また発泡材にカーボン粉末等の導電性
物質あるいは、酸化鉄（フエライト）等の磁性粉末等を
混入させた後、発泡成形させたものを用いると、さらに
電磁波の減衰特性が向上する。これは、ポリウレタン等
の微小中空球の表面に導電（または磁性）粉末等が付着
したものの集合体であるから、軽量で筐体の形状に容易
に順応する柔軟性があり、導電布の薄さを補う役目を果
す。
【００１７】
【発明の効果】本発明の電磁波シールド用ガスケット
は、磁性物質を追加したので、妨害電磁波に対する減衰
作用が増加するという効果がある。
は、磁性物質を追加したので、妨害電磁波に対する減衰
作用が増加するという効果がある。
【図１】（ａ），（ｂ）は本発明の第１の実施形態を示
す斜視図および断面図である。
す斜視図および断面図である。
【図２】本発明の第２の実施形態を示す断面図である。
【図３】本発明の一使用例を示す断面図である。
【図４】従来の一例を示す断面図である。
１ 磁性物質 ２ スポンジ ３ 導電性布 ４ 磁性物質 ５ 筐体 ６ 筐体
Claims (7)
- 【請求項１】 スポンジ状の芯材と、前記スポンジ状の
芯材の内部に挿入した磁性物質と、前記スポンジ状の芯
材の周囲に覆設されたシート状の導電性シートとを含む
ことを特徴とする電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項２】 前記磁性物質が板状である請求項１記載
の電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項３】 前記磁性物質が粒状である請求項１記載
の電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項４】 前記スポンジ状の芯材が合成樹脂の発泡
材と導電性粉末とを混合した後、発泡成形したものであ
る請求項１記載の電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項５】 前記導電性粉末としてカーボンを用いた
請求項４記載の電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項６】 前記スポンジ状の芯材が合成樹脂の発泡
材と磁性粉末とを混合した後、発泡成形したものである
請求項１記載の電磁波シールド用ガスケット。 - 【請求項７】 前記磁性粉末として酸化鉄を用いた請求
項６記載の電磁波シールド用ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24197396A JP2842856B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電磁波シールド用ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24197396A JP2842856B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電磁波シールド用ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093281A JPH1093281A (ja) | 1998-04-10 |
| JP2842856B2 true JP2842856B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17082351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24197396A Expired - Fee Related JP2842856B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電磁波シールド用ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2842856B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100740175B1 (ko) | 2003-11-03 | 2007-07-16 | 주식회사 이송이엠씨 | 전자파 차폐,흡수용 가스켓과 그 제조방법 |
| KR100590782B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2006-06-19 | 조인셋 주식회사 | 전기전도성 개스킷과 그 제조방법 |
| JP4619982B2 (ja) * | 2006-04-12 | 2011-01-26 | 株式会社オーディオテクニカ | コンデンサーマイクロホン |
| JP5755023B2 (ja) * | 2011-05-18 | 2015-07-29 | 株式会社フォーム化成 | 電磁波シールド構造 |
| JP2013161904A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Nok Corp | 電磁波シールドガスケット及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24197396A patent/JP2842856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1093281A (ja) | 1998-04-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980922 |
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