JP2841973B2 - ソフトミュート回路 - Google Patents

ソフトミュート回路

Info

Publication number
JP2841973B2
JP2841973B2 JP3281027A JP28102791A JP2841973B2 JP 2841973 B2 JP2841973 B2 JP 2841973B2 JP 3281027 A JP3281027 A JP 3281027A JP 28102791 A JP28102791 A JP 28102791A JP 2841973 B2 JP2841973 B2 JP 2841973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
absolute value
output
register
audio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3281027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05122094A (ja
Inventor
雅人 杉山
一三夫 中川
昇 小島
辰雄 永田
巧 岡村
謙太郎 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3281027A priority Critical patent/JP2841973B2/ja
Publication of JPH05122094A publication Critical patent/JPH05122094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2841973B2 publication Critical patent/JP2841973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号に減衰をかけるミュ
ート回路に関するものであり、とくに、ディジタル化さ
れた音声信号に段階的な減衰をかけるソフトミュート回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】多チャンネル音声信号処理回路におい
て、種々の動作モードを実現するためや、音声チャンネ
ル切換時及び動作不安定時の異常音発生を防止するため
に、出力を停止させることがあり、これをミュートと呼
ぶ。例えば、「電子技術」誌1991−2の「MUSE
−NTSCコンバータの基本設計と動向」(pp39〜
47)にその一例の記述がある。本従来例中のp45に
記載の音声部ブロック図では、DA変換された後のアナ
ログ信号に対し、スピーカの直前でこのミュート処理を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声入力の
チャンネル切換時には音声信号の不連続を生じ、スピー
カから衝撃音が発生することがあり、耳ざわりであると
同時にスピーカにダメージを与える。この音声信号の不
連続の問題はミュートをかける場合も同様に生じる可能
性があり、例えば、ミュートによりあるレベルの音声を
いきなり0レベルにすることにより、衝撃音が発生す
る。
【0004】この衝撃音の発生を防止するために、信号
切替時には信号を段階的に減衰させ、また段階的に復元
させるというソフトミュート回路を用いることが考えら
れる。但し、上記従来例の様にアナログでソフトミュー
ト回路を実現するには、その時定数が20msec程度
と比較的に長いことから、周辺回路が大きくなると考え
られる。また、各チャンネルの時定数を一致させるため
の調整が必要となる問題があった。
【0005】本発明の目的は上記課題を解決し、音声信
号切替時などに発生する衝撃音を防止するために、回路
規模が小さく高精度なソフトミュート回路を実現するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、ソフトミュート回路をディジタル回路で
実現するとともに、音声信号を最下位ビットから入力さ
れるシリアルデータとして扱うことにより、回路規模の
大きな掛算器を必要としないようにしている。
【0007】具体的には、上記目的を達成するための手
段として本発明では、ディジタル化された音声信号がそ
の最下位ビットから順次入力されるシリアルデータ入力
端子と、上記シリアルデータのビットごとの区切りを表
す信号を入力するシリアルクロック入力端子と、上記音
声信号の一語ずつの区切りを表す信号を入力するワード
クロック入力端子と、段階的な減衰のための係数がパラ
レルに入力される係数入力端子と、入力の一方は上記係
数入力端子からの係数の各ビットにそれぞれ接続され、
他方の入力は上記シリアルデータ入力端子からのシリア
ル出力に共通して接続される複数のアンド回路と、この
アンド回路の出力信号を一方の入力とする加算回路と、
この加算回路の出力を入力し上記シリアルクロックの1
クロック期間保持するとともに、出力信号の各ビットを
それぞれ1ビットずつ下位へシフトして前記加算回路の
他方の入力に供給する第1のレジスタと、この第1のレ
ジスタ出力を上記ワードクロックの1クロック期間保持
する第2のレジスタとから、ソフトミュート回路を構成
した。
【0008】また、上記目的を達成するために本発明で
は上記手段に加えて、上記音声信号の正負の別を表す符
号を入力する符号入力端子と、上記シリアルデータの絶
対値を求める絶対値回路と、上記第1のレジスタ出力を
入力し、絶対値をもとの符号付き音声信号に戻す逆絶対
値回路とを備えて、ソフトミュート回路を構成した。
【0009】また、上記目的を達成するために本発明で
は、上記第1のレジスタの出力のうち最下位ビットを入
力とし、上記シリアルクロックによって駆動されるシフ
トレジスタを備えて、ソフトミュート回路を構成した。
【0010】さらに、上記目的を達成するために本発明
では、上記符号が負数を表している場合には、上記絶対
値回路は上記シリアルデータを反転するように動作する
とともに、上記逆絶対値回路は上記第1のレジスタ出力
の反転動作を行い、この逆絶対値回路に入力される信号
の全ビットが0である場合にはこれを判別する判別手段
により、上記逆絶対値回路における反転動作を停止させ
るようにしてソフトミュート回路を構成した。
【0011】
【作用】ディジタル化された音声信号は最下位ビットか
ら順次、シリアルクロック入力端子へのシリアルクロッ
クに同期してシリアルデータ入力端子に与えられる。絶
対値回路は上記シリアルデータの絶対値を求める。アン
ド回路は、絶対値回路の出力が1の場合には係数入力端
子からの信号をそのまま出力し、絶対値回路の出力が0
の場合には出力が全ビット0となるように動作する。加
算回路は、アンド回路の出力と、加算回路自身の出力を
第1のレジスタによりシリアルクロックの1クロック遅
延した信号とを加算するという累積加算処理を行う。こ
の際、第1のレジスタの出力信号はそれぞれ1ビットず
つ下位方向へずらすようにして、加算回路へ接続され
る。また、この第1のレジスタは、音声信号の最下位ビ
ットと係数信号とがアンドされた信号が加算される前
に、あらかじめクリアされるように制御される。逆絶対
値回路は第1のレジスタ出力を入力し、絶対値を元の符
号付き音声信号に戻す。第2のレジスタは逆絶対値回路
の出力を入力し、ワードクロック入力端子からのワード
クロックの1クロック期間を保持するように動作する。
このデータ保持開始のタイミングは、音声信号の符号を
除いた最下位ビットと係数信号とがアンドされた信号が
加算された直後であるように制御する。
【0012】以上の構成により、ディジタル化した音声
信号に対するソフトミュート回路を、大規模な掛算回路
を用いることなく、係数信号と同じビット幅の加算回路
を用いた小規模な回路により実現することができる。
【0013】また、上記手段において上記シフトレジス
タは、第1のレジスタ出力のうち最下位ビットを入力と
し、上記シリアルクロックによって駆動されるように動
作する。この後、第1のレジスタ出力を上位側、シフト
レジスタの出力を下位側として、ともに逆絶対値回路へ
供給する。この構成により、音声信号のビット幅が係数
信号のビット幅より広い場合でも、係数信号と同じビッ
ト幅の加算回路を用いてソフトミュート回路を実現する
ことができる。
【0014】さらに、上記手段において上記符号が負数
を表している場合には、上記絶対値回路は上記シリアル
データを反転するように動作するとともに、上記逆絶対
値回路は上記第1のレジスタ出力の反転動作を行う。こ
れにより、簡単な構成で絶対値および逆絶対値回路を実
現可能にした。また、上記判別手段は、逆絶対値回路に
入力される信号が0であるかどうかを判別し、0である
場合にはこの逆絶対値回路における反転動作を停止する
ようにする。これにより、係数が0であるか、あるい
は、係数と音声信号とがともに小さな値で累積加算の結
果が0に近似された場合であっても、音声信号が負数の
ときは累積加算結果が反転されてしまい、0と−1との
間を微小に変動してしまうという、反転回路によって逆
絶対値回路を実現した場合の不都合を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を使って説明す
る。始めに図2により、本発明の動作の概念を説明す
る。図2において係数はNビット、音声信号は符号を除
いてMビットのビット幅を持つと仮定してある。また、
係数はKで、音声信号の絶対値を求めた後の各ビットは
bMからb1で表現されるものとする。
【0016】まず、係数と音声信号との掛け算は、次の
式で表される。
【0017】
【数1】 係数×音声信号=K×(bM・・・b2b1) = K×b1×2^(0) +K×b2×2^(1) ・ ・ +K×bM×2^(M−1) 上式において、2^xは2のx乗を表す。また、右辺の
各項は、音声信号の各ビットと係数とのアンドを表して
いる。したがって、音声信号をシリアルに入力し、各ビ
ットと係数とのアンドを求めるとともに、これらを順次
累積加算することによって掛け算処理が実現できること
がわかる。
【0018】ところで、図2において、K×b1とK×
b2との加算を考えると、K×b1の最下位ビットは加
算回路に入力する必要のないことがわかる。K×b2の
対応すべきビットが0であり、例え加算回路を用いたと
しても桁上がりも起こさず、そのままの値で出力される
ことになるからである。このために、加算回路のビット
幅は係数のビット幅と同じNでよい。
【0019】この関係は以下の累積加算の間も続き、し
たがって、必要となる加算回路のビット幅は常に、係数
のビット幅と同じNで良いことがわかる。
【0020】次に図1のブロック図により、動作の概略
を説明する。この際、係数と、音声信号の符号以外のビ
ット幅はそれぞれN、Mであるとして、以下の説明を行
うものとする。
【0021】図1において、1はシリアルデータ入力端
子、2は符号入力端子、3はシリアルクロック入力端
子、4はワードクロック入力端子、5は係数入力端子、
6は制御信号発生回路、7は第1のレジスタ、8は絶対
値回路、9はアンド回路、10は加算回路、11は第2
のレジスタ、12はシフトレジスタ、13は逆絶対値回
路14は第3のレジスタ、15は出力端子である。
【0022】シリアルデータ入力端子1から入力した音
声信号は第1のレジスタ7によって、シリアルクロック
入力端子3から入力したシリアルクロックの1クロック
期間保持され、絶対値回路8に供給される。この際音声
信号は、最下位ビットから順次入力するようにする。絶
対値回路8は、上記シリアルデータの絶対値を求める。
【0023】絶対値回路8の出力信号はNビットのアン
ド回路9に供給され、係数入力端子5からの係数と演算
される。このアンド回路9の一方の入力にはNビットの
係数の各ビットがそれぞれ接続され、他方の入力には全
ビット共通に絶対値回路8の出力が接続される。したが
って、絶対値回路8の出力が0の場合は、アンド回路9
の出力は全ビット0となる。また、絶対値回路8の出力
が1の場合は、アンド回路9の出力は係数と等しい値と
なる。これにより、音声信号のある1ビットとパラレル
の係数との掛け算が、1ビットずつ順次実行される。
【0024】加算回路10は、アンド回路9の出力と、
加算回路10の出力自身を第2のレジスタ11によって
シリアルクロック1のクロック期間遅延した信号とを加
算するという、累積加算処理を行う。このとき、第2の
レジスタ11の出力のうち下位から2ビット目が、加算
回路10の一方の入力の最下位ビットに供給され、以
下、上位に向け順次接続される。なお、この第2のレジ
スタ11は、音声信号の最下位ビットと係数とがアンド
された信号が加算される前に、あらかじめクリアされて
いるようにして、正常な累積加算処理が行われるように
する。ここで、係数のビット幅がNビットであるなら
ば、前述したように、加算回路10および第2のレジス
タ11のビット幅も同様にNビットで構成すれば良い。
この累積加算処理を行った結果として、音声信号Mビッ
トと係数Nビットとを掛け算した値を求めることができ
る。
【0025】シフトレジスタ12は、第2のレジスタ1
1の出力の最下位ビットを入力し、シリアルクロックの
1クロックずつ遅延させる。これにより、累積加算の過
程で加算回路10に戻す必要のない下位ビットが失われ
ることなく、保持しておくことが可能になる。ここで、
シフトレジスタ12の出力には、音声信号Mビットと係
数Nビットとを掛け算した結果のうち、下位側の(M−
N)ビットを得ることができる。
【0026】第2のレジスタ11の出力のNビットと、
シフトレジスタ12の出力の(M−N)ビットとは、と
もに逆絶対値回路13へ供給される。逆絶対値回路13
では、符号ビットの正負の別により、先に絶対値回路8
で行った処理の反対を行い、符号をもとに戻すようにし
ている。
【0027】第3のレジスタは逆絶対値回路13の出力
を入力し、ワードクロック入力端子4からのワードクロ
ックの1クロック期間保持するように動作する。この
際、このデータ保持開始のタイミングは、音声信号の符
号を除いた最上位ビットと係数とがアンドされた信号
が、加算された直後であるように制御回路6によって制
御される。
【0028】図3に、上述した各タイミングの関係の一
例を示す。なお図3では係数Kの値として、ミュートが
オフの時で、Kの最大値である100・・・0の場合の
動作を表した。
【0029】以上のように本実施例では、ソフトミュー
ト回路をディジタル回路で構成し、また、入力する音声
信号を最下位ビットから入力されるシリアルデータとす
ることにより、回路規模の大きな掛算回路を必要とする
ことなく、係数と同じビット幅の加算回路により実現す
ることができる。
【0030】また、音声信号のビット幅Mが、係数のビ
ット幅Nより大きいときでも、加算回路の出力の最下位
ビットを保持するシフトレジスタ回路を用いることによ
り、係数と同じビット幅の加算回路という小規模な回路
により、Mビット幅の出力信号を得ることができる。
【0031】次に、本発明の他の実施例のブロック図を
図4に示す。図4において、91,92,・・・,9N
は1ビットずつのアンド回路、131,・・・13(M
−N),・・・,13MはEOR(排他論理和)回路、
16はEOR回路、17は逆絶対値動作制御回路、17
1は0検出回路、172は逆絶対値動作停止回路、後は
図1の実施例と同じである。なお、音声信号は2の補数
の形式で表現されているとして以下、説明する。
【0032】符号付き2進数の絶対値を求め、またこれ
を元の符号付きの2進数に戻すのには、厳密には、負数
の場合に符号以外の各ビットを反転してから1を加算す
る必要が有る。この場合、加算回路と、加算回路の後段
にオーバーフローを防止するためのリミッタが必要とな
り、回路規模が大きくなってしまう。本実施例では、絶
対値の後に正の定数を掛算し、すぐに絶対値を戻してい
ることから、絶対値及び逆絶対値処理ともに、単純な反
転動作を行うだけの構成とした。具体的には、本実施例
では図1に示した実施例における絶対値回路8をEOR
回路16で実現し、逆絶対値回路13もやはりEOR回
路131,・・・13(M−N),・・・,13Mで実
現するようにした。
【0033】第1のレジスタ7からのシリアルデータと
符号とはEOR回路16に入力され、両信号の排他論理
和が求められる。音声信号は2の補数の形式で表現され
ているので、負数のときは符号が1となり、シリアルデ
ータは反転して出力される。EOR回路16の出力はア
ンド回路9内のアンド回路91,92,・・・,9Nの
一方のビットへ共通して入力され、係数と乗じられて出
力される。この後、第2のレジスタ11及びシフトレジ
スタ12の出力までは、図1の実施例と同じ動作なので
説明を省く。
【0034】第2のレジスタ11及びシフトレジスタ1
2の出力は、逆絶対値回路13および逆絶対値動作制御
回路17に供給される。逆絶対値回路13はMビット分
のEOR回路で構成されており、符号が負数を表す1の
ときは、これらの各ビットを反転して出力するように動
作する。
【0035】逆絶対値動作制御回路17は、第2のレジ
スタ11及びシフトレジスタ12のすべての出力が0で
ある場合に、逆絶対値回路13における動作を停止する
ような制御を行う。これは、係数が0であるか、あるい
は、係数と音声信号とがともに小さな値で累積加算の結
果が0に近似された場合であっても、音声信号が負数の
ときは累積加算結果が反転されてしまい、結果として音
声信号出力が0と−1との間を微小に変動してしまうと
いう不都合を防止するためのものである。
【0036】0検出回路171は第2のレジスタ11及
びシフトレジスタ12のすべての出力が0であるのを検
出する回路であり、具体的には負論理のアンド回路で実
現できる。逆絶対値動作停止回路172は0検出回路1
71の検出結果により逆絶対値回路13の動作を停止す
る。本実施例では、第2のレジスタ11及びシフトレジ
スタ12のすべての出力が0であった場合、符号を強制
的に0とできるようにアンド回路を挿入した。
【0037】以上のように本実施例では、絶対値回路と
逆絶対値回路の両方を、符号によって強制される反転回
路で実現することにより、回路規模の削減を図った。ま
た、この際、逆絶対値回路に入力される信号が0である
場合には反転動作を停止するようにして、係数が0であ
るか、あるいは、係数と音声信号とがともに小さな値で
累積加算の結果が0に近似された場合であっても、音声
信号が負数のときは累積加算結果が反転されてしまい、
結果として音声信号出力が0と−1との間を微小に変動
してしまうという不都合を防止できるようにした。
【0038】これまでの実施例では音声信号を入力する
のに、最下位ビットから順にシリアル入力するとして説
明したが、音声信号がパラレルに入力される場合や、最
上位ビットから順に入力される場合であっても、簡単な
回路を付加することにより、本発明を適用することがで
きる。この場合でも、回路規模の大きな掛算回路を用い
ることなくソフトミュート回路を実現できるという大き
な利点を得ることができる。
【0039】図5は、音声信号が最上位ビット(符号)
から順に入力された場合に、本発明を適用するための変
換回路の一例である。図5において、21,22,23
は入力端子、24,25はシフトレジスタ、26はレジ
スタ、27,28は出力端子である。
【0040】入力端子21からの音声信号は第1のシフ
トレジスタ24へ、入力端子22からのシリアルクロッ
クに同期して符号から順に入力される。第2のシフトレ
ジスタ25は、第1のシフトレジスタ24から出力され
る1標本点分の音声信号をパラレルに入力する。このパ
ラレル入力は入力端子23からのワードクロックに同期
して行われ、そのタイミングは、1標本点分のデータが
第1のシフトレジスタ24の出力に揃った時点とする。
第2のシフトレジスタ25は、入力したパラレルデータ
をシリアルクロックに同期させて、最下位ビットから順
に出力端子27へ出力する。また、レジスタ26は第1
のシフトレジスタ24の出力の最上位に接続され、ワー
ドクロックに同期して動作することにより符号を保持す
る。
【0041】以上のような、いわゆるFILO(Fir
st−In−Last−Out)型の動作により、最上
位ビット(符号)から順に入力された音声信号を、最下
位ビットから順に出力されるように変換することができ
る。なお、パラレルの音声信号を処理する場合は、第2
のシフトレジスタ25へ直接入力すれば良いことはいう
までもない。
【0042】図6は、シリアルの音声信号に符号を同時
に得るためのブロック図である。図6において、31,
32,33は入力端子、34はシフトレジスタ、35は
レジスタ、36,37は出力端子である。
【0043】シフトレジスタ34は、入力端子31から
音声信号を最下位ビットから順に入力し、また、最下位
ビットから順に出力するというFIFO(First−
In−First−Out)処理を、入力端子22から
のシリアルクロックに同期させて行う。レジスタ35
は、入力端子31に接続され、符号が入力されるのに同
期した入力端子33からのワードクロックで動作するこ
とにより、符号を1標本点の間保持する。
【0044】以上の動作により、シリアルの音声信号と
符号とを同時に得ることができ、本発明を適用すること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、回路規模
の大きな掛算回路を必要とすることなく、段階的な減衰
のための係数と同じビット幅の加算回路という小規模な
回路により、ソフトミュート回路を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図、
【図2】演算の過程を表す説明図、
【図3】図1の実施例のタイミングを表す図、
【図4】本発明の他の一実施例のブロック図、
【図5】データ順入れ替え回路のブロック図、
【図6】符号を並列に取り出す回路のブロック図。
【符号の説明】
9…アンド回路、 10…加算回路、 11,14…レジスタ、 12,24,25,34…シフトレジスタ、 8…絶対値回路、 13…逆絶対値回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 辰雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 岡村 巧 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 寺西 謙太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/10 H04N 5/44 H04N 5/60 H04R 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標本化され量子化された音声信号がその最
    下位ビットから順次入力されるシリアルデータ入力端子
    と、上記シリアルデータのビットごとの区切りを表す信
    号を入力するシリアルクロック入力端子と、上記音声信
    号の一標本点ずつの区切りを表す信号を入力するワード
    クロック入力端子と、段階的な減衰のための係数がパラ
    レルに入力される係数入力端子と、入力の一方は上記係
    数入力端子からの係数の各ビットにそれぞれ接続され、
    他方の入力は上記シリアルデータ入力端子からのシリア
    ル出力に共通して接続される複数のアンド回路と、この
    アンド回路の出力信号を一方の入力とする加算回路と、
    この加算回路の出力信号を入力し上記シリアルクロック
    の1クロック期間保持するとともに、出力信号の各ビッ
    トをそれぞれ1ビットずつ下位へシフトして前記加算回
    路の他方の入力に供給する第1のレジスタと、この第1
    のレジスタ出力を上記ワードクロックの1クロック期間
    保持する第2のレジスタとから構成されることを特徴と
    するソフトミュート回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のソフトミュート回路におい
    て、 上記音声信号の正負の別を表す符号を入力する符号入力
    端子と、上記シリアルデータの絶対値を求める絶対値回
    路と、上記第1のレジスタ出力を入力し、絶対値をもと
    の符号付き音声信号に戻す逆絶対値回路とを有すること
    を特徴とするソフトミュート回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のソフトミュート回
    路において、 上記第1のレジスタの出力のうち最下位ビットを入力と
    し、上記シリアルクロックによって駆動されるシフトレ
    ジスタを備えて、このシフトレジスタの出力を上記第2
    のレジスタに入力されるパラレル音声信号の一部とした
    ことを特徴とするソフトミュート回路。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のソフトミュート回
    路において、 上記符号が負数を表している場合には、上記絶対値回路
    は上記シリアルデータを反転するように動作するととも
    に、上記逆絶対値回路は上記第1のレジスタ出力の反転
    動作を行い、この逆絶対値回路に入力される信号の全ビ
    ットが0である場合にはこれを判別する判別手段を備え
    て、上記逆絶対値回路における前記反転動作を停止させ
    ることを特徴とするソフトミュート回路。
JP3281027A 1991-10-28 1991-10-28 ソフトミュート回路 Expired - Fee Related JP2841973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3281027A JP2841973B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 ソフトミュート回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3281027A JP2841973B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 ソフトミュート回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05122094A JPH05122094A (ja) 1993-05-18
JP2841973B2 true JP2841973B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=17633271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3281027A Expired - Fee Related JP2841973B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 ソフトミュート回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2841973B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000322063A (ja) 1999-05-11 2000-11-24 Mitsubishi Electric Corp 音声信号加算装置および音源再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05122094A (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0661878A (ja) 判定帰還形等化器
EP0162499A2 (en) Fading circuit for video signals
KR950012379B1 (ko) 직렬 비트 디지털 신호 처리 장치
JP3194135B2 (ja) デジタルオーディオプロセッサ
JP2841973B2 (ja) ソフトミュート回路
US4931796A (en) Digital-to-analog conversion circuit
KR100196477B1 (ko) A/d 변환기
JP2762941B2 (ja) 背景雑音発生装置
GB2313753A (en) Bit-serial digital compressor
JPH03136166A (ja) 演算回路
KR870000672B1 (ko) 디지탈-오디오테이프레코더의 뮤팅용 곱셈회로
JPS63103509A (ja) デジタルフイルタ
JP3159774B2 (ja) ディジタル・アッテネータ
JP3576589B2 (ja) Pcm信号ノイズ除去方式
JP3317147B2 (ja) 誤動作防止方法、誤動作防止回路及び音声処理装置
KR900007931B1 (ko) 아나로그/디지탈 변환기의 디지탈 데이타 오차 보정회로
JP3200887B2 (ja) 音声波形復号化装置
JPH0319094Y2 (ja)
JP3083119B2 (ja) 適応デルタ変調方式を利用した符号化/復号化回路
JP2917178B2 (ja) クロック逓倍信号制御回路
JPS59197935A (ja) ヒステリシス特性を有するデイジタル処理型比較回路
JPH06188685A (ja) Firフィルタ
JPS63116533A (ja) デ−タ切換え回路
JP3092310B2 (ja) ディジタル信号処理回路
JPS6298816A (ja) アツテネ−シヨン装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees