JP2841931B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気発生装置

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JP2841931B2
JP2841931B2 JP3160303A JP16030391A JP2841931B2 JP 2841931 B2 JP2841931 B2 JP 2841931B2 JP 3160303 A JP3160303 A JP 3160303A JP 16030391 A JP16030391 A JP 16030391A JP 2841931 B2 JP2841931 B2 JP 2841931B2
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steam
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steam generator
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和則 曽根高
豊 上村
隆夫 西山
昌知 吉村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチーム入浴、加湿空
調、湿式乾燥、蒸し器などに利用する蒸気発生装置の構
成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蒸気発生装置は図4に示
すように、水を沸騰させて、蒸気を発生させる缶体21
は、外周に電気ヒータ29を巻き付けて、互いに水密に
封止されて着脱自在な本体部21aと側面フランジ部2
1bから構成され、前記缶体本体部21aの上部空間に
蒸気吐出管22、側面フランジ部21bの上方空間に蒸
気圧導出管23(水位センサ室25に連結)と下方水中
に給排水管24を設けたものである。図示のごとく、気
水面sと蒸気吐出管22や蒸気圧導出管23との距離l
1 ,l2 を充分取ることができにくい。そして、沸騰水
wの飛散や蒸気26中に微量混入したスケール成分(カ
ルシウム、マグネシウム、ケイ素などの不溶性成分)
が、缶体本体部21aの上方空間に設けた蒸気吐出管2
2の蒸気吐出口22aや、蒸気圧導出管23の蒸気圧導
出口23b、給排水管24の給排水口24aの近傍を含
め、缶体21全体にスケール27が堆積する。
【0003】このようにスケール27が多量に堆積する
と、缶体21を交換するか、または各管22,23,2
4のスケール27を剥離するために、缶体21を器外に
取り出し、缶体本体部21aより側面フランジ部21b
を取り外し、各々強制剥離のメンテナンスが必要であっ
た。
【0004】また、温度センサとしてのハイリミットス
イッチ28を缶体本体部21aの奥に配設し、缶体21
内にスケール27が堆積して缶体温度が徐々に上昇し、
ハイリミットスイッチ28の作動温度以上になると缶体
21の安全保護のため、電気ヒータ29の通電を停止さ
せるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蒸気発生用の缶体21の構成では、各管22,23,2
4の配設がバラバラであるため、各管22,23,24
にスケール27が堆積するたびにメンテナンス(スケー
ル27の強制剥離)する必要がある。またメンテナンス
の困難な箇所(蒸気吐出口22a等)ができるため、再
使用不能となることがあった。
【0006】特に、ハイリミットスイッチ28近傍のス
ケール27を剥離しないと、スケール27が缶体21と
沸騰水wとの断熱材となり、電気ヒータ29の熱が沸騰
水wに伝熱されず、缶体21自体が急激に温度上昇し、
すぐにハイリミットスイッチ28が誤作動する問題点も
あった。
【0007】そのため、本発明は上記従来の問題点を解
消するもので、スケールが堆積してもメンテナンスが容
易で、缶体を簡単に再使用することができ、かつ耐久性
の優れた蒸気発生装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明による蒸気発生装置に用いる缶体が
缶体本体部とフランジ部とからなり、前記フランジ部の
一部に蒸気吐出管、蒸気圧導出管および給排水管を配設
したものである。さらに温度センサも前記フランジ部の
一部に設けたものである。
【0009】
【作用】上記手段により、本発明の蒸気発生装置は、缶
体の蒸気吐出管,蒸気圧導出管、給排水管や温度センサ
の取付け箇所に付着、堆積するスケールを簡単に強制剥
離することができ、かつ容易にメンテナンスが可能とな
り、缶体を再使用することができ、耐久性の優れたもの
である。
【0010】
【実施例】以下、本発明による蒸気発生装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示し、周囲を閉
塞して蒸気を発生する缶体1は、加熱源としての電気ヒ
ータ5を外周に巻き付け、前記電気ヒータ5の伝導熱を
吸収する方式で、缶体1は缶体本体部1aと蓋をなすフ
ランジ部1bから構成されている。この両者1a,1b
は図3に示すように、Oリング14で水密を維持してボ
ルト15で着脱自在に取付けられる。前記側面フランジ
部1bには、蒸気吐出管2、蒸気圧導出管3(水位セン
サ室6に連結するもの)および給排水管4を設け、蒸気
吐出管2、蒸気圧導出管3を上方空間に、また給排水管
4を下方水中にそれぞれ配設したものである。缶体1内
に給排水管4を介して水7が供給され、給排水管4と蒸
気圧導出管3に連結した水位センサ室6の高水位センサ
6aの位置まで入る。この高水位センサ6aの信号を受
けて電気ヒータ5が加熱し、缶体1の水7が徐々に加熱
されて沸騰する。水7が沸騰すると蒸気8が生成し、蒸
気吐出管2を介して缶体1外に排出される。缶体1の水
7が減水すると、水位センサ室6の低水位センサ6bに
より、水7が給排水管4を介して缶体1に補給される。
【0012】こうして蒸気8がほぼ連続的に発生する
と、側面フランジ部1bの上方空間に配設した蒸気吐出
管2、蒸気圧導出管3の近傍には徐々にスケール11が
付着、堆積する。このスケール11の堆積が多くなる
と、各管2,3がスケール11により目詰まりを生じ、
蒸気8が吐出しなくなったり、水位センサ室6の水位が
安定しなくなったりして蒸気発生装置を正常に作動させ
ることができなくなる。そのため缶体1の安全を保つた
めに、給排水管4の一部に圧力安全装置9や缶体1の一
部に温度センサ(ハイリミットスイッチを用いて缶体1
がある温度以上になると電気ヒータ5を停止する)10
を取り付ける。これらの圧力安全装置9や温度センサ1
0が作動することは、缶体1全体または各管2,3,4
のいずれかにスケール11が堆積していることを意味す
る。そこで缶体本体部1aから側面フランジ部1bを取
り外し、側面フランジ部1bの各管2,3,4に堆積し
たスケール11を容易に強制剥離のメンテナンスするこ
とができる。
【0013】図2は本発明の他の実施例を示し、側面フ
ランジ部12に開口16を設け、この開口16をビス1
7により水密かつ着脱自在に第2フランジ部13を設
け、前記第2フランジ部13の一部に温度センサ10を
設けたものである。この特徴は図1に示したものと同じ
各管2,3,4のいずれかの管にスケールが堆積して機
能を低下する前に温度センサ10が作動した場合に、側
面フランジ部12を取り外さずに第2フランジ部13を
取り外し、各管2,3,4へのスケール11の付着・堆
積の状況点検、第2フランジ部13に付着・堆積したス
ケール11の剥離をし、容易に温度センサ10の役割を
再生することができ、メンテナンス時間も少なくて済
む。
【0014】温度センサ10等は、図3に示すようにス
ケール11の堆積量が多く(堆積厚みが大)、このスケ
ール11が断熱材となって温度上昇の早い箇所、例えば
気水面sには温度センサ10を、缶体1の低部には温度
センサ10bを、上部コーナ部には温度センサ10aを
各々または単独で設けることが望ましい。そして、スケ
ール11の付着・堆積を迅速に検出できる。
【0015】このように、上記各実施例によると、缶体
本体部1aを図示はしていないが器具本体に固定した状
態で側面フランジ部1b,12を取り外し、蒸気発生機
能に特に重要な蒸気吐出管2、蒸気圧導出管3、給排水
管4、温度センサ10取付部等に付着・堆積したスケー
ル11を温度センサ10により早期に検出でき、また強
制剥離のメンテナンスを効率的にかつ容易に実施でき
る。温度センサ10はまた、第2フランジ部13に取付
けて更にメンテナンスの容易化を図ることもできる。
【0016】なお、電気ヒータ5に代えて加熱源をガス
バーナ,灯油バーナ等としたときには、缶体本体部1a
は燃焼ガスの保有熱を有効に吸収するために缶体1との
気密の保守が重要となり、缶体本体1aをメンテナンス
時に取外さない効果を更に期待できる。また、側面フラ
ンジ部1b,12の形状や各管2,3,4の取付箇所等
も缶体1の形状に合わせてメンテナンスの容易なものに
できる。例えば、必ずしも端面に限定せず、フランジ部
を正面に備えてもよい。さらに、側面フランジ部12の
スペースが小さなとき等には、例えば蒸気圧導出管3を
第2フランジ部13に設けることもでき、また図3に示
すように蒸気圧導出管3aを蒸気吐出管2の一部に移設
してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明の蒸気発生装置の請求項1では、メンテナンスにより
蒸気吐出管、蒸気圧導出管、給排水管の機能を容易に回
復し、缶体の再使用を可能にして耐久性の優れたものに
できる。
【0018】また本発明の請求項2では、温度センサの
機能も容易に回復可能で、かつ缶体のスケール付着・堆
積を迅速に検出できる。
【0019】さらに本発明の請求項3では、温度センサ
等の機能回復がより効果的になり、缶体のスケール付着
・堆積も能率的に点検できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蒸気発生装置の一実施例を示す断
面図
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図
【図3】本発明の温度センサの取付け部分の要部断面図
【図4】従来の蒸気発生装置を示す断面図
【符号の説明】
1 缶体 1a 缶体本体部 1b,12 側面フランジ部 2 蒸気吐出管 3,3a 蒸気圧導出管 4 給排水管 5 電気ヒータ 10,10a,10b 温度センサ 13 第2フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 昌知 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−128038(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F22B 37/54 F22B 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱源にて加熱され、かつ周囲を閉塞した
    蒸気発生用缶体が缶体本体部と着脱自在な蓋をなすフラ
    ンジ部とからなり、前記フランジ部に蒸気吐出管、蒸気
    圧導出管および給排水管を設けた蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】フランジ部に温度センサを設け、この温度
    センサにより異状加熱を検知して加熱源を停止させる請
    求項1記載の蒸気発生装置。
  3. 【請求項3】フランジ部に蓋をなす着脱自在な第2フラ
    ンジ部を設けた請求項1または2記載の蒸気発生装置。
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