JP2841006B2 - Ｃａｔｖ用受信ｔｖ信号処理回路 - Google Patents
Ｃａｔｖ用受信ｔｖ信号処理回路Info
- Publication number
- JP2841006B2 JP2841006B2 JP5039273A JP3927393A JP2841006B2 JP 2841006 B2 JP2841006 B2 JP 2841006B2 JP 5039273 A JP5039273 A JP 5039273A JP 3927393 A JP3927393 A JP 3927393A JP 2841006 B2 JP2841006 B2 JP 2841006B2
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号
処理回路に係り、特にＣＡＴＶ装置におけるＴＶ同一チ
ャンネル再送信回路のキャリア発生手段の改良に関す
る。
処理回路に係り、特にＣＡＴＶ装置におけるＴＶ同一チ
ャンネル再送信回路のキャリア発生手段の改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】地上の電波を使ってテレビ放送をする
と、高層ビル等で電波が反射し、受信画面が二重にな
る、いわゆる、ゴースト障害が起こる。この対策として
放送局側でゴーストを除去するための基準信号（Ghost
Cancel Reference，ＧＣＲ信号）を映像信号に重畳し、
受信側でこのＧＣＲ信号を検出して、これによりゴース
ト成分を除去する装置が、例えば、特開平４−１０７７
６号等に提案されている。
と、高層ビル等で電波が反射し、受信画面が二重にな
る、いわゆる、ゴースト障害が起こる。この対策として
放送局側でゴーストを除去するための基準信号（Ghost
Cancel Reference，ＧＣＲ信号）を映像信号に重畳し、
受信側でこのＧＣＲ信号を検出して、これによりゴース
ト成分を除去する装置が、例えば、特開平４−１０７７
６号等に提案されている。
【０００３】而してＣＡＴＶ装置においてかかるＧＣＲ
信号を含む映像信号を受信する場合、ゴースト除去のた
めに図２又は図３に示す構成の受信映像信号処理回路が
各チャンネル毎に用いられていた。
信号を含む映像信号を受信する場合、ゴースト除去のた
めに図２又は図３に示す構成の受信映像信号処理回路が
各チャンネル毎に用いられていた。
【０００４】図２において、１はダウンコンバータ、２
は局部発振器、３はＩＦ増幅器、４は検波回路、５は変
調器、６はアップコンバータ、７はＰＬＬ回路、８はＶ
ＣＯ（電圧制御発振器）、９はゴースト除去回路であ
る。入力端子ＩＮに印加された受信ＴＶ信号はダウンコ
ンバータ１によりその周波数をダウンさせて所定の周波
数のＩＦ信号に変換され、このＩＦ信号をＩＦ増幅器３
で増幅してから検波回路４で検波して得られた映像信号
をゴースト除去回路９に与えて、前記ＧＣＲ信号により
ゴースト成分を除去する。
は局部発振器、３はＩＦ増幅器、４は検波回路、５は変
調器、６はアップコンバータ、７はＰＬＬ回路、８はＶ
ＣＯ（電圧制御発振器）、９はゴースト除去回路であ
る。入力端子ＩＮに印加された受信ＴＶ信号はダウンコ
ンバータ１によりその周波数をダウンさせて所定の周波
数のＩＦ信号に変換され、このＩＦ信号をＩＦ増幅器３
で増幅してから検波回路４で検波して得られた映像信号
をゴースト除去回路９に与えて、前記ＧＣＲ信号により
ゴースト成分を除去する。
【０００５】ゴースト成分を除去した映像信号は変調器
５によって再度変調し、その変調出力はアップコンバー
タ６によりその周波数をアップさせて前記受信ＴＶ信号
と同一周波数のＴＶ信号に変換し、出力端子ＯＵＴに出
力される。図３の回路において、１０はＶＣＯ８を内蔵
する完全同期検波回路で、図３の回路の動作は図２の回
路とほぼ同様である。
５によって再度変調し、その変調出力はアップコンバー
タ６によりその周波数をアップさせて前記受信ＴＶ信号
と同一周波数のＴＶ信号に変換し、出力端子ＯＵＴに出
力される。図３の回路において、１０はＶＣＯ８を内蔵
する完全同期検波回路で、図３の回路の動作は図２の回
路とほぼ同様である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】さて、図２又は図３の
回路においては局部発振器２の出力周波数信号がダウン
コンバータ１及びアップコンバータ６に供給され前記の
周波数変換を行っており、その場合、前記ＩＦ信号の周
波数ｆ1と変調出力の周波数ｆ2は同一であると仮定して
いる。
回路においては局部発振器２の出力周波数信号がダウン
コンバータ１及びアップコンバータ６に供給され前記の
周波数変換を行っており、その場合、前記ＩＦ信号の周
波数ｆ1と変調出力の周波数ｆ2は同一であると仮定して
いる。
【０００７】しかし通常このままではこの仮定は成立せ
ず同一チャンネルビートが必ず発生するため、図２の回
路ではＰＬＬ回路７により、変調器５にキャリアを供給
するＶＣＯ８に位相ロックをかけ前記ｆ1とｆ2が全く同
一周波数になるようにしている。図３の回路では完全同
期検波回路１０を使用することにより同様の効果を得て
いる。
ず同一チャンネルビートが必ず発生するため、図２の回
路ではＰＬＬ回路７により、変調器５にキャリアを供給
するＶＣＯ８に位相ロックをかけ前記ｆ1とｆ2が全く同
一周波数になるようにしている。図３の回路では完全同
期検波回路１０を使用することにより同様の効果を得て
いる。
【０００８】このように図２及び図３の従来の回路では
同一チャンネルビートの発生を防止するため上述した同
期ロックと呼ばれる方式をとる必要がある。そのため、
ＰＬＬ回路、ＶＣＯ等を用いなければならないので、回
路構成が複雑で高価となる問題がある。またＶＣＯを用
いると、残留ＦＭ分自励のため、Ｃ／Ｎの劣化等が生じ
画質に悪影響を与えるという問題もある。
同一チャンネルビートの発生を防止するため上述した同
期ロックと呼ばれる方式をとる必要がある。そのため、
ＰＬＬ回路、ＶＣＯ等を用いなければならないので、回
路構成が複雑で高価となる問題がある。またＶＣＯを用
いると、残留ＦＭ分自励のため、Ｃ／Ｎの劣化等が生じ
画質に悪影響を与えるという問題もある。
【０００９】従って本発明の目的は同期ロック方式をと
ることなくこれと同一の効果が得られて、しかも回路構
成を簡単かつ安価となし得るＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処
理回路を提供することにある。
ることなくこれと同一の効果が得られて、しかも回路構
成を簡単かつ安価となし得るＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処
理回路を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ＧＣＲ信号が重畳されている受信ＴＶ信
号をダウンコンバータにより所定のＩＦ信号に変換し、
該ＩＦ信号を検波して得られた映像信号を前記ＧＣＲ信
号で処理することによりゴースト成分を除去すると共に
再度変調器により変調してその変調出力をアップコンバ
ータにより前記受信ＴＶ信号と同一周波数のＴＶ信号に
変換して出力するＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処理回路にお
いて、前記ＩＦ信号を分周して方形波信号を出力する高
周波分周器と、該方形波信号から前記ＩＦ信号と同一周
波数の信号成分を抽出するフィルタ手段とを、備え、該
フィルタ手段の上記信号成分を前記変調器にキャリア信
号として供給することを要旨とする。
め、本発明は、ＧＣＲ信号が重畳されている受信ＴＶ信
号をダウンコンバータにより所定のＩＦ信号に変換し、
該ＩＦ信号を検波して得られた映像信号を前記ＧＣＲ信
号で処理することによりゴースト成分を除去すると共に
再度変調器により変調してその変調出力をアップコンバ
ータにより前記受信ＴＶ信号と同一周波数のＴＶ信号に
変換して出力するＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処理回路にお
いて、前記ＩＦ信号を分周して方形波信号を出力する高
周波分周器と、該方形波信号から前記ＩＦ信号と同一周
波数の信号成分を抽出するフィルタ手段とを、備え、該
フィルタ手段の上記信号成分を前記変調器にキャリア信
号として供給することを要旨とする。
【００１１】
【作用】ＩＦ信号の分周出力から該ＩＦ信号と同一周波
数の信号成分がキャリアとして変調器に与えられる。従
ってＩＦ信号の周波数と変調出力の周波数は全く同一に
保持されるので、同一チャンネルビートの発生は防止さ
れ、回路構成も簡単になる。
数の信号成分がキャリアとして変調器に与えられる。従
ってＩＦ信号の周波数と変調出力の周波数は全く同一に
保持されるので、同一チャンネルビートの発生は防止さ
れ、回路構成も簡単になる。
【００１２】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図１は本発明の一実施例として、ＣＡＴＶ装置に設
けられる１チャンネル分の受信ＴＶ信号処理回路を示
す。同図において、図２と同一符号は同一又は類似の回
路をあらわし、特に図２の回路と異なる構成は前記ＰＬ
Ｌ回路及びＶＣＯに代えて、高周波分周器１１及びＩＦ
用ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）１２を用いた点にあ
る。なお１３は分岐回路である。分岐回路１４で分岐さ
れたＩＦ信号は高周波分周器１１に加えられる。高周波
分周器１１は適当な入力レベルを有する信号であれば、
その信号が変調波であっても分周し、その分周出力とし
て方形波信号を得る。この方形波信号には無限の高周波
成分が含まれているので、当然元のＩＦ信号と同一周波
数の信号成分も含まれている。従って、ＢＰＦ１２によ
り上記方形波信号から上記信号成分を抽出し、これをキ
ャリアとして変調器５に供給する。
る。図１は本発明の一実施例として、ＣＡＴＶ装置に設
けられる１チャンネル分の受信ＴＶ信号処理回路を示
す。同図において、図２と同一符号は同一又は類似の回
路をあらわし、特に図２の回路と異なる構成は前記ＰＬ
Ｌ回路及びＶＣＯに代えて、高周波分周器１１及びＩＦ
用ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）１２を用いた点にあ
る。なお１３は分岐回路である。分岐回路１４で分岐さ
れたＩＦ信号は高周波分周器１１に加えられる。高周波
分周器１１は適当な入力レベルを有する信号であれば、
その信号が変調波であっても分周し、その分周出力とし
て方形波信号を得る。この方形波信号には無限の高周波
成分が含まれているので、当然元のＩＦ信号と同一周波
数の信号成分も含まれている。従って、ＢＰＦ１２によ
り上記方形波信号から上記信号成分を抽出し、これをキ
ャリアとして変調器５に供給する。
【００１３】なお、本実施例において、ＩＦ信号から映
像信号を検波しゴースト成分を除去してから変調し再度
ＴＶ信号に変換する動作は前述した従来の回路と同様で
ある。
像信号を検波しゴースト成分を除去してから変調し再度
ＴＶ信号に変換する動作は前述した従来の回路と同様で
ある。
【００１４】本実施例の回路構成ではＩＦ信号を分周し
て得られた方形波信号からＩＦ信号と同一周波数の信号
成分を抽出し、変調器のキャリアとして利用しているの
で、従来のような同期ロック方式をとらなくても同一チ
ャンネルビートの発生を防止することができる。
て得られた方形波信号からＩＦ信号と同一周波数の信号
成分を抽出し、変調器のキャリアとして利用しているの
で、従来のような同期ロック方式をとらなくても同一チ
ャンネルビートの発生を防止することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の同期ロック方式をとらないので、ＶＣＯ等の回路は
不要となり、回路構成が簡単かつ安価になる。またＶＣ
Ｏを用いないので、残留ＦＭ分はＩＦ変換用局部発振器
による残留ＦＭ分だけとなり、画像への悪影響も軽減さ
れる。
来の同期ロック方式をとらないので、ＶＣＯ等の回路は
不要となり、回路構成が簡単かつ安価になる。またＶＣ
Ｏを用いないので、残留ＦＭ分はＩＦ変換用局部発振器
による残留ＦＭ分だけとなり、画像への悪影響も軽減さ
れる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】従来のＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処理回路の一例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図３】従来のＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処理回路の他の
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
１ ダウンコンバータ ２ 局部発振器 ４ 検波回路 ５ 変調器 ６ アップコンバータ ９ ゴースト除去回路 １１ 高周波分周器 １２ ＢＰＦ
Claims (1)
- 【請求項１】 ＧＣＲ信号が重畳されている受信ＴＶ信
号をダウンコンバータにより所定のＩＦ信号に変換し、
該ＩＦ信号を検波して得られた映像信号を前記ＧＣＲ信
号で処理することによりゴースト成分を除去すると共に
再度変調器により変調してその変調出力をアップコンバ
ータにより前記受信ＴＶ信号と同一周波数のＴＶ信号に
変換して出力するＣＡＴＶ用受信ＴＶ信号処理回路にお
いて、前記ＩＦ信号を分周して方形波信号を出力する高
周波分周器と、該方形波信号から前記ＩＦ信号と同一周
波数の信号成分を抽出するフィルタ手段とを、備え、該
フィルタ手段の土記信号成分を前記変調器にキャリア信
号として供給することを特徴とするＣＡＴＶ用受信ＴＶ
信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5039273A JP2841006B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | Ｃａｔｖ用受信ｔｖ信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5039273A JP2841006B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | Ｃａｔｖ用受信ｔｖ信号処理回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06233157A JPH06233157A (ja) | 1994-08-19 |
| JP2841006B2 true JP2841006B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=12548557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5039273A Expired - Fee Related JP2841006B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | Ｃａｔｖ用受信ｔｖ信号処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2841006B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3601943B2 (ja) | 1997-07-17 | 2004-12-15 | 富士通株式会社 | 無線ｃａｔｖ映像信号伝送システム |
| JP4681134B2 (ja) * | 2000-05-23 | 2011-05-11 | マスプロ電工株式会社 | 周波数変換装置 |
| JP4623628B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2011-02-02 | ホーチキ株式会社 | 地上デジタル放送受信用ヘッドエンド装置及び地上デジタル放送共聴システム |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6024783A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-07 | Toshiba Corp | キヤリア抽出形同期検波方式 |
| JPS61198882A (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-03 | Pioneer Electronic Corp | 同期検波回路 |
| JPH02107017A (ja) * | 1988-10-15 | 1990-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ｆｍ復調器 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP5039273A patent/JP2841006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06233157A (ja) | 1994-08-19 |
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Legal Events
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