JP2840875B2 - 流体トルクコンバータの組立装置 - Google Patents

流体トルクコンバータの組立装置

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JP2840875B2
JP2840875B2 JP2205215A JP20521590A JP2840875B2 JP 2840875 B2 JP2840875 B2 JP 2840875B2 JP 2205215 A JP2205215 A JP 2205215A JP 20521590 A JP20521590 A JP 20521590A JP 2840875 B2 JP2840875 B2 JP 2840875B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体トルクコンバータの組立装置に関し、
特に、プレスマシンで打抜き成形されたタービン用やポ
ンプ用のブレードをワークセット治具にセットしこれに
コアを組付けてブレードとコアを溶接結着する装置に関
する。
(従来の技術) 従来の流体トルクコンバータの組立装置では、タービ
ン用の作業ラインとポンプ用の作業ラインとを別々に設
けている。そして各作業ラインは、ワークセット治具に
ブレードをセットするセット工程を実行するセットステ
ーションの側方に、ワークセット治具にセットされたブ
レードにコアを組付ける組付工程を実行する組付ステー
ションと、ブレードとコアを溶接する溶接工程を実行す
る溶接ステーションと、溶接された組立体をワークセッ
ト治具から取出す払出し工程を実行する払出ステーショ
ンとを直線状に配設して構成されており、セットステー
ションのワークセット治具を搬送手段により組付ステー
ションと溶接ステーションと払出ステーションとに順に
間歇搬送して、組付工程と溶接工程と払出工程とを実行
し、払出工程後の空になったワークセット治具をリター
ン路を通して前記セットステーションに戻すようにして
いる。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、組付ステーションと溶接ステーションと
払出ステーションとを直線状に配置するのでは作業ライ
ンが側方に長くのびてしまい、このような作業ラインを
タービン用とポンプ用として2本設けることから全体と
して広いスペースを必要としてしまう。
本発明の目的は、タービン用のブレードとコアの組付
けとポンプ用のブレードとコアの組付けとを比較的狭い
スペースで平行して行える流体トルクコンバータの組立
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、流体トルクコンバータのター
ビン翼車用のブレードとコアとを組付ける組立装置と、
ポンプ翼車用のブレードとコアとを組付ける組立装置と
を側方に間隔を存して並設すると共に、該両組立装置の
並設間隔の中間部前方に該各組立装置から払出されるタ
ービン翼車用のブレードとコアの組立体とポンプ翼車用
のブレードとコアの組立体とに夫々シェルを組付ける作
業場所を設け、該各組立装置は、ワークセット治具に複
数のブレードをシェルに対する組付状態と同じ配列でセ
ットするワークセット装置を配置したセットステーショ
ンと、投入ステーションと、ワークセット治具にセット
したブレードにコアを組付ける組付ユニットを配置した
組付ステーションと、ブレードとコアを溶接する溶接ユ
ニットを配置した溶接ステーションと、溶接済みのブレ
ードとコアの組立体をワークセット治具から取出す払出
ユニットを配置した払出ステーションとを備え、該各組
立装置のこれら投入ステーションと組付ステーションと
溶接ステーションと払出ステーションとを、該各組立装
置のセットステーションに対して両組立装置の並設方向
内側に位置させて環状に且つ投入ステーションがセット
ステーションに正対し払出ステーションが前方を向くよ
うに配置した。
(作 用) セットステーションの側方に、投入ステーションと組
付ステーションと溶接ステーションと払出ステーション
とを環状に配置するため各組立装置をコンパクトに構成
でき、更に、環状に配置したステーション群が両組立装
置の並設方向内側に位置し、且つ、各投入ステーション
が各セットステーションに正対し、各払出ステーション
が前方を向くような配置であるため、両組立装置の並設
間隔の中間部前方に設けた作業場所で両組立装置の払出
ステーションから払出ユニットにより払出された各組立
体をシェルに組付けて、作業場所からタービン翼車組立
体とポンプ翼車組立体とを1セットで次工程に運搬する
ことが可能となり、装置全体をスペース効率良く配置で
きる。
また、投入ステーションと組付ステーションと溶接ス
テーションと払出ステーションとを通る環状のガイドレ
ールを設けて、ガイドレールにワークセット治具を載置
可能な治具台車を支持させ、送り装置により治具台車を
ガイドレールに沿って投入ステーションから組付ステー
ションと溶接ステーションと払出ステーションとに順に
間歇送りすれば、ワークセット治具を各投入ステーショ
ンと組付ステーションと溶接ステーションと払出ステー
ションにスムーズ且つ確実に搬送できる。
ところで、昇降自在で且つセットステーションと投入
ステーションとの間を往復動する可動枠に、ワークセッ
ト治具を着脱自在に把持する把持具を設け、ブレードが
セットされたセットステーションのワークセット治具を
該可動枠の動きにより投入ステーションに移載すること
も考えられるが、セットステーションのワークセット治
具を上方に持上げてから水平方向に移動してその後投入
ステーションに下降載置するのでは、載置する際の振動
によりワークセット治具上のブレードの位置ずれを生じ
ることが懸念される。これに対し、ガイドレールの投入
ステーションに合致する部分を、投入ステーションとセ
ットステーションとの間に往復動自在な可動レールに構
成すれば、ワークセット治具をセットステーションから
投入ステーションに可動レールに載置した状態で移動し
てそのままガイドレールに移載でき、上記した不具合を
解消できる。
また、可動レールを投入ステーションとセットステー
ションとの間に敷設した走行レールに載架した移動台上
に走行レールの長手方向と直交方向に移動可能に設ける
ことで、ワークセット装置に対するワークセット治具の
位置を機種に合せて切換えることができる。
(実施例) 図面は、第1図に示す如く車両用流体トルクコンバー
タのポンプ翼車用のブレードを打抜き成形するポンプ用
の順送プレスマシン(11)とタービン翼車用のブレード
を打抜き成形するタービン用の順送プレスマシン(12
とを側方に間隔を存して並設し、該各プレスマシン
(11)(12)の並設方向内側に、該各プレスマシン
(11)(12)により打抜き成形されたブレードをワーク
セット治具(2)にセットしワークセット治具(2)に
セットされたブレードにコアを組付けて該ブレードと該
コアとを溶接し溶接済みのブレードとコアの組立体を両
プレスマシン(11)(12)の並設間隔の中間部前方に払
い出すポンプ翼車用の組立装置(31)とタービン翼車用
の組立装置(32)とを配設し、両組立装置(31)(32
から払い出されるポンプ翼車用とタービン翼車用のブレ
ードとコアの組立体を各コンベア(41)(42)介して両
組立装置(31)(32)の並設間隔の中間部前方の作業場
所(5)に移動し、各コンベア(41)(42)の終端部か
ら作業者により各ブレードとコアの組立体を取出し該作
業場所(5)に設けた作業台(5a)上でシェルに該組立
体とブレードの内側部を押えるリテーナとを組付け、ろ
う材をセットして、前方のコンベア(5b)により前方の
図示しない加熱炉に送るようにした実施例を示す。尚各
コンベア(41)(42)上にブレードとコアの組立体がい
っぱいになったときは図示しないセンサにより検知し、
各組立装置(31)(32)は作動が一端停止されるように
なっている。
上記ポンプ翼車用の組立装置(31)とタービン翼車用
の組立装置(32)とはその構成が同じであり、以下ポン
プ翼車用の組立装置(31)について説明する。
前記ポンプ翼車用の組立装置(31)は順送プレスマシ
ン(11)の側方のセットステーション(6)に配置した
ワークセット装置(7)と、組付ステーション(8)に
配置した組付ユニット(9)と、溶接ステーション(1
0)に配置した溶接ユニット(11)と、払出ステーショ
ン(12)に配置した払出ユニット(13)とで構成され、
該セットステーション(6)に対しワークセット治具
(2)の出入れ方向に正対する位置に投入ステーション
(14)を設けて、該投入ステーション(14)と前記組付
ステーション(8)と溶接ステーション(10)と払出ス
テーション(12)とを環状に配置し、これら投入ステー
ション(14)と組付ステーション(8)と溶接ステーシ
ョン(10)と払出ステーション(12)とを通る環状のガ
イドレール(15)を設けて、該ガイドレール(15)にワ
ークセット治具(2)を載置可能な治具台車(16)を支
持すると共に、該治具台車(16)を該ガイドレール(1
5)に沿って投入ステーション(14)と組付ステーショ
ン(8)と溶接ステーション(10)と払出ステーション
(12)とに順に間歇送りする送り装置(17)を設け、さ
らに該ガイドレール(15)の前記投入ステーション(1
4)に合致する部分を該投入ステーション(14)と前記
セットステーション(6)との間に往復動自在な可動レ
ール(15a)に構成した。
さらに詳述するに、前記ワークセット装置(7)は第
2図乃至第7図に示す如く、順送プレスマシン(11)に
より打抜き成形されたブレードw1をその下型(1a)の取
出孔(1b)を通して下方に取出しこれを側方に移動する
ブレード取出ユニット(18)と、該ブレード取出ユニッ
ト(18)からブレードw1を受取ってセットステーション
(6)のワークセット治具(2)に1枚宛セットするブ
レード移載ユニット(19)とで構成され、該ブレード取
出ユニット(18)は第6図に明示する如く打抜き成形さ
れたブレードw1を載置可能な載置部(18a)を有するブ
レード取出具(18b)と、該取出具(18b)上のブレード
w1を前記ブレード移載ユニット(19)に対する受渡位置
Aに移載する前後1対のトランスファバー(18c)(18
c)とを備えて成り、下型(1a)の下側のベース板(2
0)上に該取出具(18b)をばね(18d)に抗して上動自
在に立設すると共に、該ベース板(20)の下側にプッシ
ュロッド(18e)を設けて、該取出具(18b)を連動機構
(21)により該プッシュロッド(18e)を介して順送プ
レスマシン(11)の上型(1c)の昇降動に連動して第8
図示の如きタイミングで昇降し得るようにした。
該連動機構(21)は順送プレスマシン(11)の上型
(1c)を昇降する図示しないモーターに連なるドライブ
シャフト(22)に歯付ベルト(23)を介して連結したカ
ム軸(21a)に固定の偏心カム(21b)と、陽動レバー
(21c)とで構成され、該レバー(21c)の一端を該カム
(21b)に係合しその他端を前記プッシュロッド(18e)
の下端部に連結し、かくて前記ブレード取出具(18b)
を偏心カム(21b)の回動により陽動レバー(21c)とプ
ッシュロッド(18e)とを介して下型(1a)の取出孔(1
b)を通して上昇させて、上型(1c)の下降により打抜
き成形されたブレードw1を載置部(18a)上に受け取
り、これを該取出具(18b)の下降により下方に払い出
すようにした。
前記トランスファバー(18c)(18c)は昇降枠(24)
に固定した横方向に長手のレール(24a)に該各トラン
スファバー(18c)の外側面のスライドブロック(18f)
において摺動自在に支持されており、該昇降枠(24)を
前記ベース板(20)上に立設したガイドロッド(25)に
摺動自在に支持させ、該両トランスファバー(18c)(1
8c)の上面にブレードw1を支承する受け部(18g)を長
手方向に間隙を存して4箇所形成すると共に、前記ブレ
ード取出具(18b)の配置部と前記ブレードw1の受渡位
置Aとの間にブレードw1を支承する受けブロック(26)
を間隙を存して3個配置し、前記昇降枠(24)を上型
(1c)の昇降動に連動して第8図示の如きタイミングで
昇降する昇降用連動機構(27)と、両トランスファバー
(18c)(18c)を上型(1c)の昇降動に連動して第8図
示の如きタイミングでその長手方向従って横方向に移動
する横動用連動機構(28)とを設けた。
該各連動機構(27)(28)は前記ベース板(20)に横
設したカム軸(29)に固定した昇降用と横動用の各溝カ
ム(27a)(28a)と、支軸(30)に枢支した昇降用と横
動用の各L形レバー(27b)(28b)とで構成され、該各
レバー(27b)(28b)の一端を該各溝カム(27a)(28
a)に各ローラを介して係合し、上下方向に揺動自在の
第1レバー(27c)を有するレバー軸(27d)の端部に取
付けた第2レバー(27e)と前記昇降用のL形レバー(2
7b)の他端とをリンク(27f)を介して連結すると共
に、水平方向に揺動自在のアーム(28c)の尾端と前記
前後動用のL形レバー(28b)の他端とをリンク(28d)
を介して連結した。
そして、前記昇降枠(24)の外側に取付けた溝部材
(24b)に第1レバー(27c)をローラを介して係合する
と共に、前記両トランスファバー(18c)(18c)の端部
に取付けたステー(31)の係合溝に前記アーム(28c)
の先端部をローラを介して係合させ、カム軸(29)を前
記ドライブシャフト(22)に歯付ベルト(32)とカウン
タシャフト(32a)とをして連結し、かくて該カム軸(2
9)の回転により両トランスファバー(18c)(18c)
を、横動用の連動機構(28)を介して横方向と昇降用の
連動機構(27)を介して上下方向とに第8図示の如きタ
イミングで動かし、前記ブレード取出具(18b)の下降
位置で該取出具(18b)からブレードw1を受取ってこれ
をブレード移載ユニット(19)に対する受渡位置aに移
載し得るようにした。
前記移載ユニット(19)は第4図乃至第7図に明示す
る如く、ベース板(20)上に設けたアーム軸(19a)に
取付けたクランクアーム(19b)に、ブレードを着脱自
在に把持するブレード把持具(19c)を取付けた可動枠
(19d)を中間部において軸支して成り、該ベース板(2
0)に立設したブラケット(19e)にレール(19f)を取
付け、該レール(19f)に摺動自在に支持させたスライ
ダー(19g)と、該クランクアーム(19b)とを第1リン
ク(19h)を介して連結し、該スライダー(19g)に固着
した支軸(19i)に下方に長手のアーム(19j)を取付け
て、前記可動枠(19d)と該アーム(19j)とを第2リン
ク(19k)を介して連結した。
そして、クランクアーム(19b)を上型(1c)の昇降
動作に連動して第8図示の如きタイミングで揺動するク
ランクアーム用の連動機構(33)を設けた。
該連動機構(33)は前記カム軸(29)に固定した溝カ
ム(33a)と、前記支軸(30)に回動自在に支持させた
L形レバー(33b)とで構成され、ベース板(20)に、
クランクアーム(19b)の前記アーム軸(19a)にギヤ機
構(33c)を介して連結したレバー軸(33d)を設け、該
L形レバー(33b)の一端を該溝カム(33a)に係合する
と共に、その他端を該レバー軸(33d)に取付けたレバ
ー(33e)の長孔にローラ(33f)を介して係合させ、か
くて該カム軸(29)の回転によりクランクアーム(19
b)を両レバー(33b)(33e)とギヤ機構(33c)とを介
して揺動させ、第7図に示す如く前記トランスファバー
(18c)により受渡位置Aに移載されたブレードw1を把
持具(19c)により把持してこれを同図で1〜10の仮想
線示の如くセットステーション(6)のワークセット治
具(2)に1枚宛セットし得るようにした。
尚、ワークセット治具(2)にはブレードw1を翼車の
シェルに対する組付姿勢と同じ姿勢で保持可挿な挿入溝
(2a)の多数が設けられている。
上記ブレード把持具(19c)は第7図に明示する如
く、把持具本体(19c1)の先端に上下1対の把持爪(19
c2)(19c2)を枢着して成り、該各把持爪(19c2)(19
c2)の枢軸部にピニオンギヤ(19c3)を固着すると共
に、両ピニオンギヤ(19c3)(19c3)に噛合するラック
(19b0)を該本体(19c1)に取付けたエアシリンダ(19
c5)のピストンロッドに連結し、かくて該エアシリンダ
(19c5)の作動により両把持爪(19c2)(19c2)を上下
方向に開閉し得るようにした。
そして、該エアシリンダ(19c5)のエア供給路に介設
する図示しないソレノイド切換弁をオンオフ制御するリ
ミットスイッチ(34)を設け、該リミットスイッチ(3
4)をオンオフ作動する作動カム(34a)を前記カム軸
(29)に固定して設け、かくて該リミットスイッチ(3
4)を作動カム(34a)により上型(1c)の昇降動作に連
動して第8図示の如きタイミングでオンオフ作動させ、
両把持爪(19c2)(19c2)を上型(1c)の昇降動作に連
動して開閉するようにした。
尚、ブレード把持具(19c)は前記可動枠(19d)にば
ね(19l)に抗して退動自在に取付けられており、セッ
ト治具(2)にブレードw1を挿入してブレードw1がつき
当ったときブレード移載ユニット(19)に無理な力が作
用しないようになっている。
また、前記ベース板(20)は順送プレスマシン(11
のボルスタ(1d)上に設けたレール(1e)に支持されて
おり、第5図に明示する如く前記カム軸(29)とカウン
タシャフト(32a)とを係脱自在のカプラー(44)を介
して連結して、前記ワークセット装置(7)全体を該プ
レスマシン(11)に対しベース板(20)ごと後方第5図
で左側に引き出せるようにしてワークセット装置(7)
のメンテナンス性を向上した。
前記ガイドレール(15)は第9図及び第10図に明示す
る如く、機台(35)上のレール枠(36)に内外1対に設
けられており、また治具台車(16)は第12図に示す如く
フレーム(16a)に上下8個とガイドレール(15)の周
面に転接する4個のローラ(16b)を設けて成り、該ガ
イドレール(15)の中央部に前記送り装置(17)を構成
するインデックスユニットを配置すると共に、該インデ
ックスユニットの出力軸(17a)に各治具台車(16)の
フレーム(16a)に設けた係合溝(16c)に係合する4本
のアーム(17b)を有するプレート(17c)を取付けると
共に、該インデックスユニットの入力軸上のプーリと機
台(35)上に設けたモータ(17d)の出力軸上のプーリ
とに歯付ベルト(17e)を巻掛け、かくてモータ(17d)
の作動によりガイドレール(15)(15)上の各治具台車
(16)をインデックスユニットのアーム(17b)を介し
て投入ステーション(14)と組付ステーション(8)と
溶接ステーション(10)と払出ステーション(12)とに
順に間歇送りし得るようにした。
前記可動レール(15a)は第11図に示す如く、可動枠
(37)上に取付けられており、該可動枠(37)に突出自
在の位置決めピン(37a)を立設すると共に、各治具台
車(16)のフレーム(16a)に係合孔(16h)を設けて、
該ピン(37a)の該係合孔(16h)への嵌合により可動枠
(37)に対し治具台車(16)を位置決め自在とし、投入
ステーション(14)とセットステーション(6)(6)
との間に敷設した走行レール(38)に該可動枠(37)の
下側の移動台(39)を摺動自在に支持すると共に、機台
(35)にラック(40)を設けて、該ラック(40)に該移
動台(39)に搭載したモータ(41)の出力軸に減速機
(41a)を介して連結したピニオンギヤ(41b)を噛合さ
せ、かくて該可動枠(37)に該モータ(41)の作動によ
り移動台(39)を介して投入ステーション(14)とセッ
トステーション(6)との間の往復動が与えられるよう
にした。
また、前記移動台(39)上に前後方向に長手のレール
(42)を設け、該レール(42)に前記可動枠(37)を摺
動自在に支持すると共に、該移動台(39)に第2のモー
タ(43)の出力軸に連結した螺杆(43a)を設けて、該
螺杆(43a)に該可動枠(37)に固設したナットスリー
ブ(37a)を螺合させ、かくて可動枠(37)に、該モー
タ(43)の正逆転により螺杆(43a)とナットスリーブ
(37a)とを介して前後方向への移動が与えられるよう
にし、セットステーション(6)におけるワークセット
装置(7)に対するワークセット治具(2)の位置を機
種に合せて切換え得るようにした。
また、セットステーション(6)には第5図に明示す
る如く可動枠(37)の可動レール(15a)上の治具台車
(16)に載置されるワークセット治具(2)を回転する
インデックス軸(45)が設けられており、該インデック
ス軸(45)は前記ベース板(20)の下側の前後方向に長
手のブラケット(20a)に軸支れており、該ベース板(2
0)の下側にインデックスユニット(46)を設け、該イ
ンデックスユニット(46)の入力軸上のプーリと前記カ
ム軸(29)の端部のプーリとに歯付ベルト(46a)を巻
掛けると共に、該ユニット(46)の出力軸上のドライブ
ギヤと前記インデックス軸(45)の外周のドリベンギヤ
とをギヤ列(47)を介して連結し、該インデックス軸
(45)に後述するクラッチ片(48)の係合溝(48a)に
係合する係合片(45a)を設けた。
該クラッチ片(48)は第10図及び第11図に示す如く、
治具台車(16)のフレーム(16a)に軸支した回転テー
ブル(16d)の軸部下端に設けられており、該テーブル
(16d)上にワークセット治具(2)を該テーブル(16
d)に立設した2本のピン(16e)(16e)と側方の止め
ねじ(16f)とで位置決め自在とし、かくて治具台車(1
6)上のワークセット治具(2)をセットステーション
(6)に可動枠(37)を介して移動したときにインデッ
クス軸(45)の係合片(45a)に回転テーブル(16d)の
クラッチ片(48)が係合され、該ワークセット治具
(2)にインデックスユニット(46)により上型の昇降
動に連動して第8図示の如きタイミングでインデックス
回転が与えられるようにした。
尚、上記回転テーブル(16d)は、フレーム(16a)に
設けたクリックボール(16g)によりクラッチ片(48)
の係合溝(48a)が前記レール(38)の長手方向を向く
位相即ち原点位相に保持される。
組付ユニット(9)は第3図、及び第15図乃至第17図
に示す如く、昇降枠(49)にコアw2を着脱自在に把持す
るコア把持具(50)を設けて成り、組付ステーション
(8)の上方位置からその後方のコア供給ステーション
(51)の上方にのびるレール(52)を設け、該レール
(52)にスライダ(53)を支持すると共に、ロッドレス
シリンダ(54)の可動部(54a)を該スライダ(53)の
突片(53b)に係合させ、前記昇降枠(49)に2本のガ
イドロッド(49a)(49a)を立設して、これを該スライ
ダ(53)のスライドベアリング(53a)に挿通し、該ス
ライダ(53)に立設したエアシリンダ(55)のピストン
ロッドを該昇降枠(49)に連結し、かくて昇降枠(49)
に、該エアシリンダ(55)の作動により昇降動とロッド
レスシリンダ(54)の作動によりスライダ(53)を介し
て組付ステーション(8)とコア供給ステーション(5
1)との間の往復動とが与えられるようにした。
図示のものでは、第15図に示す如くスライダ(53)の
一方のスライドベアリング(53a)の上端にこれに挿通
されるガイドロッド(49a)のフランジ(49b)が当接す
るストッパ(56)を設け、該ストッパ(56)に高さの異
なる2種類のストッパ面(56a)(56b)を形成すると共
に、該スライダ(53)上に設けた切換シリンダ(57)の
ピストンロッドを該ストッパ(56)に連結しかくて該ス
トッパ(56)を該シリンダ(57)の作動により一方のス
トッパ面(56a)がフランジ(49b)に対向する状態と他
方のストッパ面(56b)が該フランジ(49b)に対向する
状態とに動かし、組付ステーション(8)の所定位置に
停止されるワークセット治具(2)のブレードw1に対す
る昇降枠(49)従ってコア把持具(50)に把持されたコ
アw2の下降位置を機種に合せて切換えるようにした。
前記把持具(50)は第15図及び第17図に明示する如
く、支持プレート(50a)の下面に取付けたガイドブロ
ック(50b)に、把持アーム(50c)を固設したガイドロ
ッド(50d)の1対を摺動自在に挿通して成り、該各把
持アーム(50c)の基部(50e)に相対するガイドロッド
(50d)の端部を摺動自在に挿通すると共に、該ガイド
ブロック(50b)の中央部にピニオンギヤ(50f)を設け
て、これに該両ガイドロッド(50d)に形成したラック
部(50g)を噛合させ、前記支持プレート(50a)に取付
けた開閉シリンダ(50h)のピストンロッドを一方の基
部(50e)に連結し、かくて該シリンダ(50h)の作動に
より両把持アーム(50c)(50c)を径方向に開閉し得る
ようにした。
また、ガイドレール(15)の前記組付ステーション
(8)の下側には第9図及び第13図に示す如く治具台車
(16)の回転テーブル(16d)のクラッチ片(48)に係
合自在の係合片(58)を有する回動軸(59)が立設され
ており、該回動軸(59)の外周にスプライン係合させた
プーリ(59a)とモータ(60)の出力軸上のプーリとの
間に歯付ベルト(61)を巻掛けると共に、該回動軸(5
9)の下側にシリンダ(62)を設けて、該シリンダ(6
2)のピストンロッドを該回動軸(59)の下端部にロー
タリジョイント(63)を介して連結した。そして、該回
動軸(59)を、前記送り装置(17)により移動された治
具台車(16)のクラッチ片(48)に係合可能な位相で停
止するための近接スイッチ(64)と、回動軸(59)の回
転角を検出する近接スイッチ(65)とを設け、かくてシ
リンダ(62)の作動により該回動軸を上昇させて係合片
(58)をクラッチ片(48)に係合させ、組付ステーショ
ン(8)の治具台車(16)上のワークセット治具(2)
にモータ(60)の作動により所定角度の回転が与えられ
るようにした。
前記コア供給ステーション(51)には第18図乃至第20
図に示す如く、コアw2を段積したコアマガジン(66)載
置する回転テーブル(67)が設けられており、該回転テ
ーブル(67)の上面にコアマガジン(66)を載置するク
ランパー(68)を取付けた台座(67a)を等間隔に3個
設け、該回転テーブル(67)を軸支する機台(69)の前
側部にシリンダ(70)により上昇されるリフタ(70a)
を設けて、該リフタ(70a)によりコアマガジン(66)
のコアw2を底板(66a)を介して上昇自在とした。
該回転テーブル(67)の下側の前記台座(67a)の真
下位置にはばね(71a)に抗して上動自在の係合ピン(7
1)が各設けられており、機台(69)上に該各係合ピン
(71)を上動するシリンダ(72)を設け、該機台(69)
上の前記リフタ(70a)用のシリンダ(70)の支持ブラ
ケット(70b)に係合孔(73a)を有するステー(73)を
突設し、かくてシリンダ(72)の作動により係合ピン
(71)を上昇させてこれを該係合孔(73a)に係合さ
せ、回転テーブル(67)をコアマガジン(66)の1つが
前記リフタ(70a)に正対する位相に位置決め自在とし
た。
また、回転テーブル(67)の筒軸部(67b)外周には
アーム(74)が該筒軸部(67b)に対し回動自在に装着
されており、該アーム(74)の先端に前記係合ピン(7
1)が下動状態のときこれが係合する凹部(74a)を形成
し、機台(69)上にレール(75a)に沿ってシリンダ(7
5b)により前後方向に摺動されるラック(75)を設け
て、該ラック(75)に前記アーム(74)の筒部外周のピ
ニオンギヤ(74b)を噛合させ、かくて回転テーブル(6
7)にシリンダ(75b)の伸び側への作動によりアーム
(74)とこれに係合する係合ピン(71)とを介して120
℃宛の回動が与えられるようにした。
尚、係合ピン(71)を上動して回動テーブル(67)を
位置決めしているときにシリンダ(74b)を縮み側に作
動し前記アーム(74)をリフタ(70a)に正対する原位
置に戻しておく。
かくて、組付ユニット(9)のコア把持具(50)をコ
ア供給ステーション(51)の上方の所定位置に移動し、
前記リフタ(70a)によりマガジン(66)のコアw2を上
昇させて最上部のコアw2を該把持具(50)に受取らせ、
次いでコア把持具(50)を組付ステーション(8)に移
動してこれを下降する。これによれば組付ステーション
(8)に移動された治具台車(16)上のワークセット治
具(2)のブレードw1にコアw2載置された状態となり、
次いで該ワークセット治具(2)を回動することにより
各ブレードw1の突起bとコアw2の孔aとが合致したとこ
ろでこれら突起bがコアw2の孔aに嵌合し、コアw2の組
付けが完了する。
この場合、コア把持具(50)に把持されたコアw2と組
付ステーション(8)のワークセット治具(2)にセッ
トされたブレードw1との間の僅かな芯ずれや、ワークセ
ット治具(2)のブレードw1のうちいくつかのブレード
w1が該治具(2)の挿入溝(2a)に対し少許位置ずれし
ている場合、コアの組付け不良を生じる可能性がある。
そこで、実施例では組付ユニット(9)の前記昇降枠
(49)にコア把持具(50)の前記支持プレート(50a)
をジョイント部材(76)を介して取付け、該コア把持具
(50)を該昇降枠(49)に対し水平方向及び上方に移動
自在で且つ首振り自在とした。
該ジョイント部材(76)は第21図及び第22図に明示す
る如く、上下方向に長手の3本のボール溝(76a)を有
する上下1対のアウタ部材(76b)(76b)と筒状のイン
ナ部材(76c)とで構成され、該インナ部材(76c)の上
側部と下側部とにボール窓(76d)を位相をずらして開
設し、両アウタ部材(76b)(76b)を該インナ部材(76
c)と6個のボール(76e)とを介して連結した。
かくて、コア把持具(50)のコアw2と組付ステーショ
ン(8)のワークセット治具(2)にセットされたブレ
ードw1との間に第23図Aに示す如く芯ずれがあったとき
は、コアw2の下降により、ブレードw1のコアw2が装着さ
れる凹部Cの上縁に同図B示の如くコアw2の下面が当た
ると、ジョイント部材(76)の作用により、支持プレー
ト(50a)を介してコアw2が同図C示のように傾きコア
が傾斜方向に移動され、ブレードw1とコアw2の芯が同図
D示のように合致する。
また第24図Aで示すようにブレードセット治具(2)
の各挿入溝(2a)に対しいくつかのブレードw1の位置ず
れがあったときは、コアw2の下降により当該ブレードw1
のコアw2が装着される凹部cの上縁に同図B示のように
コアw2の下面が当たると上記と同様にジョイント部材
(76)を作用によりコアw2が支持プレート(50a)を介
して同図Cの如く傾き、当該ブレードw1が径方向外方に
押され同図D示のように当該ブレードw1が挿入溝(2a)
に装着された状態となってコアw2の組付けが確実に行な
える。
また、前記支持プレート(50a)の上面には第15図及
び第16図に示す如く、昇降枠(49)の各透孔(49c)に
外周の隙間を存して挿通される3本のポスト(78)が立
設されており、該昇降枠(49)に近接スイッチ(78a)
を該各ポスト(78)に臨ませて設け、昇降枠(49)を所
定の組付位置に下降しコア把持具(50)に把持されたコ
アw2の下面が組付ステーションの(8)ワークセット治
具(2)上のブレードw1の突起bに当接して支持プレー
ト(50a)が昇降枠(49)に対し少許相対的に上動され
た状態から該昇降枠(49)に対する該支持プレート(50
a)の下降を該近接スイッチ(78a)により検出し、ブレ
ードw1の突起bがコアw2の孔aに挿入されたかを確認し
得るようにした。
尚、コアw2の組付けに際しては、コアw2の各孔aにブ
レードw1の突起bが挿入された後の引き続くセット治具
(2)の回動によりブレードw1に無理な力が作用しない
ようコア把持具(50)によりコアw2を比較的緩く把持す
るようにする。
前記溶接ユニット(11)は第2図及び第25図に示す如
く、昇降枠(79)に、1対の溶接トーチ(80)(80)と
ブレードw1を上方から押える内側ブレード押え(81)及
び外側ブレード押え(82)とコアw2を上方から押えるコ
ア押え(83)とを設けて成り、溶接ステーション(10)
に立設した支柱(84)の上部のスライド軸受(84a)に
該昇降枠(79)に立設した各ガイドロッド(79a)を挿
通すると共に、該支柱(84)の上部に立設したシリンダ
(85)のピストンロッドを該昇降枠(79)に連結し、該
昇降枠(79)に該シリンダ(85)の作動による昇降動が
与えられるようにした。
該昇降枠(79)の下側には第25図乃至第28図に明示す
る如く、大小2段第1第2シリンダ孔(86a)(86b)を
有する押えシリンダ(86)が固設されており、第1シリ
ンダ孔(86a)に嵌合する第1ピストン(86c)のピスト
ンロッド(86b)の先端に前記内側ブレード押え(81)
をベアリング(87)を介して取付ると共に、第2シリン
ダ孔(86b)に嵌合する第2ピストン(86e)にベアリン
グ(88)を介して軸支した筒軸(86f)の下端に前記コ
ア押え(83)を取付け、該シリンダ(86)の外周の放射
方向にのびる4本のステー(86g)の先端に、前記外側
ブレード押え(82)を回動自在に支持する1対のローラ
(86h)(86h)を夫々設け、これら4本のステー(86
g)のうちの径方向に対向する2本のステー(86g)(86
g)に、該外側ブレード押え(82)の上面に取付けた摺
接リング(89a)に摺接するアース電極(89)を夫々設
けた。
また、前記ステー(86g)のうちの他の2本のステー
(86g)(86g)に、第1アジャスタボルト(90a)によ
り径方向に移動される第1スライドブロック(90)を夫
々に設けると共に、該各第1スライドブロック(90)上
に第2アジャストボルト(91a)により上下方向に移動
される第2スライドブロック(91)を設け、該各第2ス
ライドブロック(91)に立設した支軸(91b)に、前記
各溶接トーチ(80)を保持するトーチホルダ(92)を第
3アジャストボルト(92a)により回動調節自在に支持
させた。そして、該各トーチホルダ(92)に溶接芯線送
給具(93)を取付け、かくて溶接トーチ(80)と該送給
具(93)のコアw2に対する溶接位置を前記第1第2第3
アジャストボルト(90a)(91a)(92a)により機種に
合せて調節自在とした。
また、ガイドレール(15)の前記溶接ステーション
(10)の下側には第9図及び第10図に示す如く、治具台
車(16)の回転テーブル(16d)のクラッチ片(48)に
係合自在の係合片(94)を有する回動軸(95)が立設さ
れており、該回動軸(95)を軸支する枠体の上部に、係
合片(94)が該クラッチ片(48)に係合する原点位相を
検出する原点用の検出スイッチ(96)と、その原点から
190℃回動したことを検出する近接スイッチ(97)とを
設け、かくて溶接ステーション(10)の治具台車(16)
上のワークセット治具(2)を該回動軸(95)により所
定角度回動し得るようにした。
尚、該回動軸(95)を駆動する回転機構や係合(94)
片をクラッチ片(48)に係合する回動軸(95)の昇降機
構は、組付ステーション(8)に設けた回動軸(59)の
ものと同一なため、その説明は省略する。
かくて、昇降枠(79)をシリンダ(85)の作動により
所定の溶接位置に下降して外側ブレード押え(82)によ
りワークセット治具(2)のブレードw1の外側部を押え
ると共に、押えシリンダ(86)を伸び側に作動して、第
1ピストン(86c)と内側ブレード押え(81)とを介し
てブレードw1の内側部と、第2ピストン(86e)とコア
押え(83)とを介してコアw2とを押え、回動軸(95)を
上昇して係合片(94)を治具台車(16)の回転テーブル
(16d)のクラッチ片(48)に係合させ、ワークセット
治具(2)を回転しつつ両溶接トーチ(80)(80)によ
りブレードw1の突起aとコアw2とをTIG溶接する。
この場合、ブレード押え(81)(82)やコア押え(8
3)によりブレードw1及びコアw2を押えると、治具台車
(16)の上側のローラ(16b)に無理な力が作用するた
め、治具台車(16)のフレーム(16a)にこれらローラ
(16b)を第12図に明示する如く皿ばね(16i)を介して
取付け、ブレード押え(81)(82)及びコア押え(83)
によりブレードやw1コアw2を押えたときは、これらロー
ラ(16b)が皿ばね(16i)に抗してフレーム(16a)に
対して相対的に上動しガイドレール(15)にフレーム
(16a)の下面(16m)が密着されるようにした。
前記払出ユニット(13)は第29図及び第30図に示す如
く、昇降枠(96)にブレード組立体Wを着脱自在に把持
する把持具(97)を設けて成り、払出ステーション(1
2)上方位置から前方のコンベア(41)の上方にのびる
レール(98)を設け、該レール(98)にスライダ(99)
を支持すると共に、ロッドレスシリンダ(100)の可動
部(100a)を該スライダ(99)に係合させ、前記昇降枠
(96)に2本のガイドロッド(96a)(96a)を立設し
て、これを該スライダ(99)のスライドベアリング(99
a)に各挿通し、該スライド(99)に立設したシリンダ
(101)のピストンロッド(101a)を該昇降枠(96)に
連結し、かくて昇降枠(96)にシリンダ(101)の作動
により昇降動と、ロッドレスシリンダ(100)によりス
ライダ(99)を介して前後動とが与えられるようにし
た。
前記把持具(97)はシリンダ(97a)により水平方向
左右に開閉される1対の把持アーム(97b)(97b)備え
前記昇降枠(96)にベアリング(102)を介して軸支し
た軸部(103)の下面に該シリンダ(97a)において取付
けて成り、該昇降枠(96)の上側に設けたモータ(10
4)の出力軸を該軸部(103)に連結し、該昇降枠(96)
の下面に1対のブラケット(105)を設けて該各ブラケ
ット(105)にカウンター(106)を設け、かくて把持具
(97)に把持されるブレード組立体Wをモータ(104)
により半回転させ、両カウンター(106)(106)により
ブレード組立体のブレードw1の枚数を数えるようにし
た。
尚、各治具台車(16)の回転テーブル(16d)はクリ
ックボール(16g)によりクラッチ片(48)の係合溝(4
8a)がレール(38)の長手方向を向く原点位相に保持さ
れるようになっているが、セットステーション(6)と
投入ステーション(14)との間を往復動されるときやガ
イドレール(15)に沿って移動されるときに回転テーブ
ル(16d)の位相がすれてしまうことが懸念される。
そこで、各治具台車(16)のフレーム(16a)に第14
図に明示するように回転テーブル(16d)の孔(16j)に
嵌合可能なテーパピン(16k)を設け、投入ステーショ
ン(14)と組付ステーション(8)と溶接ステーション
(10)とに該テーパピン(16k)をばね(16e)に抗して
突出するシリンダ(107)を夫々設け、送り装置(17)
によりこれら投入ステーション(14)と組付ステーショ
ン(8)と溶接ステーション(10)とに治具台車(16)
が移動されたとき各シリンダ(107)を伸び側に作動し
て各テーパピン(16k)を各回動テーブル(16d)の孔
(16j)に嵌合させ、各治具台車(16)の回転テーブル
(16d)の原点位相出しを行ない、組付ステーション
(8)と溶接ステーション(10)とセットステーション
(6)の各係合片(45a)(58)(94)と各治具台車(1
6)の回転テーブル(16d)のクラッチ(48)との係合が
確実に行なわれるようにした。
次に、本発明の組立装置によるブレードとコアの組立
方法を説明する。
先ず、投入ステーション(14)のワークセット治具
(2)を可動レール(15a)の動きによりセットステー
ション(6)に移動して、該ワークセット治具(2)に
ワークセット装置(7)により順送プレスマシン(11
により打抜き成形されたブレードw1を1枚宛セットする
セット工程を実行し、次いでワークセット治具(2)を
可動レール(15a)の動きにより投入ステーション(1
4)に移動してこれを送り装置(17)によりガイドレー
ル(15)に沿って組付ステーション(8)に移動し、組
付ユニット(9)によりワークセット治具(2)のブレ
ードw1にコアw2を組付ける組付工程を実行し、次いでワ
ークセット治具(2)を送り装置(17)によりガイドレ
ール(15)に沿って溶接ステーション(10)に移動し
て、溶接ユニット(11)によりブレードw1とコアw2を溶
接結合する溶接工程を実行し、次いで、ワークセット治
具(2)を送り装置(17)によりガイドレール(15)に
沿って払出ステーション(12)に移動して、払出ユニッ
ト(13)によりワークセット治具(2)から溶接済みの
ブレード組立体Wを取出してコンベア(41)上に移載す
る払出工程を実行し、空になったワークセット治具
(2)を送り装置によりガイドレール(15)に沿って投
入ステーション(14)に移動して、これを可動レール
(15a)の動きによりセットステーション(6)に移動
し、ワークセット装置(7)によりワークセット治具
(2)にブレードw1をセットする。
次いで、可動レール(15a)の動きによりワークセッ
ト治具(2)を投入ステーション(14)に移動し、上記
作動を繰返し行なうことでブレード組立てが連続して行
なわれる。
尚、セットステーション(6)の側方に、投入ステー
ション(14)と組付ステーション(8)と溶接ステーシ
ョン(10)と払出ステーション(12)とを環状に配置す
ることでセットステーションの側方に組付ステーション
と溶接ステーションと払出ステーションとを直線状に配
置する前記した従来のものに比べ配置スペースの横方向
寸法を大幅に短縮できるため、実施例のようにトランス
ファプレスマシン(11)(12)を2台並設し、両プレス
マシン(11)(12)の並設方向内側に各組立装置(31
(32)を設けて、各組立装置(31)(32)の投入ステー
ション(14)と組付ステーション(8)と溶接ステーシ
ョン(10)と払出ステーション(12)とから成る環状の
ステーション群が両組立装置(31)(32)の並設方向内
側に位置し、且つ各投入ステーション(14)が各セット
ステーション(6)に正対し各払出ステーション(12)
が前方(第1図で右側)を向くような配置にすること
で、両組立装置(31)(32)の並設間隔の中間部前方に
配置する作業場所(5)に両組立装置(31)(32)の払
出ステーション(12)(12)から払出ユニット(13)
(13)によりタービン翼車用のブレードw1とコアw2の組
立体とポンプ翼車用のブレードw1とコアw2の組立体を払
出し、作業場所(5)で該各組立体にシェルを組付けて
該作業場所(5)からタービン翼車組立体とポンプ翼車
組立体とを1セットで次工程に搬送することが可能とな
り、装置全体をスペース効率良く配置でき、しかも両組
付ステーション(8)(8)の配置間隔が狭くなり、作
業者の移動距離が短くなって各組付ユニット(9)への
コアw2の供給作業を一人で行なえるようになる。
(発明の効果) 以上のように、請求項1の発明によれば、タービン翼
車用のブレードとコアの組立体とポンプ翼車用のブレー
ドとコアの組立体とを両組立装置の並設間隔の中間部前
方の作業場所に払い出すことができ、該作業場所でこれ
ら組立体にシェルを組付けてタービン翼車組立体とポン
プ翼車組立体とを1セットで該作業場所から次工程に搬
送することが可能となり、装置全体をスペース効率良く
配置できる効果を有する。
請求項2の発明によれば、ワークセット治具をガイド
レールに沿って投入ステーションと組付ステーションと
溶接ステーションと払出ステーションにスムーズ且つ確
実に搬送できると共に、ガイドレールの投入ステーショ
ンに合致する部分をセットステーションと投入ステーシ
ョンとの間に往復動自在な可動レールに構成するため、
ワークセット治具をセットステーションから投入ステー
ションに可動レールに載置した状態で移動してそのまま
ガイドレールに移載でき、ワークセット治具上のブレー
ドの位置ずれを防止できる効果を有し、また請求項3の
発明によればワークセット装置に対するワークセット治
具の位置を機種に合せて換えることができ、機種切換が
簡単に行なえる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組立装置全体を示す平面図、第2図は
そのII−II線矢視図、第3図は第2図のIII−III線矢視
図、第4図はワークセット治具をセットステーションに
移動した状態のワークセット装置の平面図、第5図は第
2図のV−V線截断側面図、第6図は第2図のVI−VI線
拡大断面図、第7図は移截ユニットのブレード把持具の
移動奇跡を示す図、第8図はトランスファプレスマシン
のクランク軸の回転角に対するワークセット装置の各構
成部材のタイミングチャート、第9図はガイドレールの
平面図、第10図はそのX−X線矢視図、第11図乃至第14
図は夫々第9図のXI−X1線乃至XIV−XIV線拡大截断面
図、第15図は第3図のXV−XV線拡大截断面図、第16図及
び第17図は夫々第15図のXVI−XVI線及びXVII−XVII線截
断平面図、第18図は第3図のXVIII−XVIII線矢視図、第
19図は第18図のXIX−XIX線截断面図、第20図は第19図の
XX−XX線截断面図、第21図はジョイント部材の截断正面
図、第22図は第21図のXXII−XXII線截断平面図、第23図
A、B、C、D及び第24図A、B、C、Dは夫々コアの
組付状態を示す作動説明図、第25図は溶接ユニットの要
部の拡大側面図、第26図は溶接ユニットの平面図、第27
図及び第28図は夫々第26図のXXVII−XXVII線及びXXVIII
−XXVIII線截断側面図、第29図は払出ユニットの部分截
断側面図、第30図は第29図のXXX−XXX線矢視図である。 w1……ブレード w2……コア (2)……ワークセット治具 (31)(32)……組立装置 (6)……セットステーション (7)……ワークセット装置 (8)……組付ステーション (9)……組付ユニット (10)……溶接ステーション (11)……溶接ユニット (12)……払出ステーション (13)……払出ユニット (14)……投入ステーション (15)……ガイドレール (15a)……可動レール (16)……治具台車 (17)……送り装置 (38)……走行レール (39)……移動台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−88523(JP,A) 実開 昭63−119253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 21/00 307 B23P 21/00 303 B23P 19/00 302

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体トルクコンバータのタービン翼車用の
    ブレードとコアとを組付ける組立装置と、ポンプ翼車用
    のブレードとコアとを組付ける組立装置とを側方に間隔
    を存して並設すると共に、該両組立装置の並設間隔の中
    間部前方に該各組立装置から払出されるタービン翼車用
    のブレードとコアの組立体とポンプ翼車用のブレードと
    コアの組立体とに夫々シェルを組付ける作業場所を設
    け、該各組立装置は、ワークセット治具に複数のブレー
    ドをシェルに対する組付状態と同じ配列でセットするワ
    ークセット装置を配置したセットステーションと、投入
    ステーションと、ワークセット治具にセットしたブレー
    ドにコアを組付ける組付ユニットを配置した組付ステー
    ションと、ブレードとコアを溶接する溶接ユニットを配
    置した溶接ステーションと、溶接済みのブレードとコア
    の組立体をワークセット治具から取出す払出ユニットを
    配置した払出ステーションとを備え、該各組立装置のこ
    れら投入ステーションと組付ステーションと溶接ステー
    ションと払出ステーションとを、該各組立装置のセット
    ステーションに対して両組立装置の並設方向内側に位置
    させて環状に且つ投入ステーションがセットステーショ
    ンに正対し払出ステーションが前方を向くように配置し
    たことを特徴とする流体トルクコンバータの組立装置。
  2. 【請求項2】前記投入ステーションと組付ステーション
    と溶接ステーションと払出ステーションとを通る環状の
    ガイドレールを設けて、該ガイドレールにワークセット
    治具を載置可能な治具台車を支持すると共に、該治具台
    車を該ガイドレールに沿って投入ステーションから組付
    ステーションと溶接ステーションと払出ステーションと
    に順に間歇送りする送り装置を設け、更に該ガイドレー
    ルの投入ステーションに合致する部分を、該投入ステー
    ションとセットステーションとの間に往復動自在な可動
    レールに構成したことを特徴とする請求項1に記載の流
    体トルクコンバータの組立装置。
  3. 【請求項3】前記可動レールは、投入ステーションとセ
    ットステーションとの間に敷設した走行レールに載架し
    た移動台上に該走行レールの長手方向と直交方向に移動
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の流体トルクコンバータの組立装置。
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