JP2840786B2 - 車両用サスペンションの組立て方法 - Google Patents

車両用サスペンションの組立て方法

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JP2840786B2 JP2101774A JP10177490A JP2840786B2 JP 2840786 B2 JP2840786 B2 JP 2840786B2 JP 2101774 A JP2101774 A JP 2101774A JP 10177490 A JP10177490 A JP 10177490A JP 2840786 B2 JP2840786 B2 JP 2840786B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用ストラット式サスペンションの組立て
方法に関する。
(従来技術) 自動車のストラット式サスペンションは、先端部にね
じ部を形成したピストンロッドを伸縮自在に一端から突
出させ、中間部の外周にスプリングロアシートを固着し
た円筒状のダンパ(ショックアブソーバ)本体と、ピス
トンロッドの先端部にナットによって締着されたスプリ
ングアッパーシートおよびマウントブロックと、スプリ
ングアッパーシートとスプリングロアシートとの間に縮
装されてダンパ本体を囲繞するコイルスプリングと、ピ
ストンロッドの最短圧縮寸法を規定するためにピストン
ロッドの先端部にスプリングアッパーシートの下面に接
して嵌着されたゴム製のバンプストッパ等によって構成
されている。
従来、このようなストラット式サスペンションの組立
ては、例えば実公昭60−12788号公報に開示されている
ように、以下に説明するような手順で行なわれる。すな
わち、まず収縮状態にあるピストンロッドの上端部にバ
ンプストッパを嵌着した後、バンプストッパの上端面を
押えながらピストンロッドを上方に引出し、この引出し
によって最大伸長状態となったスプリングロッドの根元
に嵌着されたバンプストッパのピストンロッドに対する
摺動抵抗によってピストンロッドを最大伸長状態に保持
し、次に自由状態のコイルスプリングを上方からスプリ
ングロアシート上に乗せ、このコイルスプリングを軽く
圧縮してピストンロッドの先端部をコイルスプリングの
上端から突出させ、このピストンロッドの先端部にスプ
リングアッパーシートおよびマウントブロックを装着し
てナットを螺着した後に、コイルスプリングの押圧を解
除する。次にバンプストッパの上端がスプリングアッパ
ーシートの下面に当接するまでコイルスプリングを再圧
縮し、これによってバンプストッパをピストンロッドの
上端部に係着させてからコイルスプリングの圧縮を解除
して、組立てを完了するようになっている。
以上の説明で明らかなように、従来の組立て方法で
は、ピストンロッドを引上げる作業と、マウントブロッ
クの組付け後、バンプストッパをピストンロッドの上端
部に係着させるために、コイルスプリングを再圧縮する
作業とが付随しており、このため組立装置がピストンロ
ッド引上げ手段を必要として構造が複雑となり、また組
立てにも手間がかかるものであった。
(発明の目的) そこで本発明はピストンロッドの引上げ作業およびマ
ウントブロック組付け後の再圧縮作業を省いて効率的な
組立てが可能な車両用サスペンションの組立て方法を提
供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明による組立て方法は、ピストンロッドを収縮さ
せた状態で、ダンパ本体にバンプストッパ、コイルスプ
リングおよびスプリングアッパーシートをセットし、次
にスプリングアッパーシートを下方に押圧することによ
り、コイルスプリングを圧縮して、ピストンロッドの先
端部をスプリングアッパーシートの上面から上方に突出
させ、この突出したピストンロッドの先端部にマウント
ブロックを嵌着しかつナットを螺着した後にスプリング
アッパーシートの押圧を解除することを特徴とする。
(発明の効果) 本発明によれば、ピストンロッドを引上げる作業が不
要になり、かつ、マウントブロック組付け後にスプリン
グアッパーシートの押圧を解除すれば、コイルスプリン
グの伸長とともにピストンロッドも伸長するが、このと
きピストンロッドはその先端部にダンパストッパを係着
させた状態で伸長するので、コイルスプリングを再圧縮
する必要もなくなり、サスペンションの効率的な組立て
が達成できるとともに、組立装置の構成を簡単にするこ
とができる効果がある。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
本発明の実施に適用されるサスペンション組立て装置
が第1図および第2図に示されており、この組立装置
は、受台1と、ダンパ本体受治具と、ダンパ本体クラン
プ手段3と、コイルスプリング圧縮治具4とを主要構成
要素としている。
受台1は、基台5に立設された支柱6の下端部におい
て前面に突出して設けられている。受台1上にはダンパ
本体7を縦姿勢で保持するためのダンパ本体受治具2が
設けられているが、この受治具2は、第2図に示すよう
に、ダンパ本体7に固着されたスプリングロアシート8
を着座させる凹部9aを上面に形成したU字状の平面形状
を有するロアシート受座9を備えている。一般にスプリ
ングロアシート8は比較的精度の低い板金製であって、
ダンパ本体7へと取付角に狂いが生じている場合もあ
り、その場合には、このスプリングロアシート8上に載
置されるコイルスプリング10を後述のようにコイルスプ
リング圧縮治具4により圧縮した場合に片当りを生じる
おそれがある。そのため、上記ロアシート受座9はフロ
ーティング機構を介して受台1上に支持されており、こ
のフローティング機構は、球面状の底面11aを有してロ
アシート受座9の下面に嵌着された部材11と、この部材
11を収容する凹部12aを備えて受台1上に固定された部
材12と、この部材12の凹部12aの上面に所定の等間隔を
保って形成された3個の凹孔13(第2図には1ケ所の凹
孔13のみが示されている)内に配設された鋼球14および
この鋼球14を上方に付勢するスプリング15とによって構
成される。したがって、通常はロアシート受座9はばね
付勢された3個の鋼球14に支持されてフローティング状
態に保持されており、コイルスプリング圧縮治具4によ
りコイルスプリング10が圧縮される場合に部材11がコイ
ルスプリング15を圧縮して部材12上に着座するように構
成されている。
ダンパ本体クランプ手段3は、水平揺動自在に受台1
上に支持されて、ダンパ本体7をクランプする一対のク
ランプアーム16と、このクランプアーム16を駆動するク
ランプシリンダ17とよりなり、クランプシリンダ17のピ
ストンロッド18の伸縮に伴ってクランプアーム16が開閉
するようになっている。クランプアーム16の下方には、
ダンパ本体7の位相合せ用治具19が設けられている。
コイルスプリング圧縮治具4は、第1図に示すよう
に、ダンパ本体受治具3の上方において支柱6に沿って
上下動可能に設けられた可動台20と、ダンパのスプリン
グアッパーシート21の上面に係着されるアッパーシート
受具22と、このアッパーシート受具22の下面に密接して
水平回動自在に可動台20に支持された一対の開閉アーム
23とによって構成されている。可動台20は、支柱6の前
面に支柱6に沿って設けられたガイドレール24と案内爪
25との係合によって上下方向へ摺動可能に設けられてお
り、その上端部には、空気等によって作動する昇降シリ
ンダ26のピストンロッド27の下端部がジョイント28を介
して連結されている。
アッパーシート受具22は、第2図に示すように、傾斜
したスプリングアッパーシート21に係着される傾斜面22
aと周壁22bとを下面に備えており、また一対の開閉アー
ム23は、第3図からも明らかなように、ピン29により可
動台20に水平回動自在に取付けられ、開閉シリンダ30に
よって開閉駆動されるようになっている。この開閉アー
ム23は、ダンパのコイルスプリング10の外周を抱持し
て、このコイルスプリング10上に載置されたスプリング
アッパーシート21のセンタリングを行なうために設けら
れているものである。
次に本発明のサスペンション組立方法について、上述
した組立装置の動作説明とともに、第4図〜第7図を参
照して説明する。
まず、ダンパ本体7に固着されたスプリングロアシー
ト8を受台1のロアシート受座9上に載置し、位相合せ
用治具19によってダンパ本体7の位相合せを行なった
後、ダンパ本体7をクランプアーム16によってクランプ
する。この場合、第4図に示すように、ダンパのピスト
ンロッド31は、その自重によって収縮状態にある。ピス
トンロッド31は、その先端部に形成されたねじ部31aに
隣接するやや大径の短い中間部31bを備えており、この
中間部31bより下方の長い本体部31cはさらにそれより大
径となっている。次に筒状のバンプストッパ34をピスト
ンロッド31に挿入してダンパ本体7の上端面上に載置す
る。バンプストッパ34の上端部の内径は他の部分よりも
小径となっていて、ピストンロッド31に対する係着部34
aを形成しており、ダンパストッパ34に外力が作用しな
い状態においては、上記係着部34aの内径はピストンロ
ッド31の中間部31bの外径にほぼ等しくされている。次
にスプリングロアシート8上にコイルスプリング10を載
置し、さらにコイルスプリング10の上端にスプリングア
ッパーシート21を載置する。このとき、スプリングアッ
パーシート21の軸線32は、ピストンロッド31の軸線33に
対して偏心した状態にある。
次に開閉アーム33を開いた状態において昇降シリンダ
26を駆動して可動台20を降下させ、アッパーシート受具
22がスプリングアッパーシート21の僅か上方に至った位
置で可動台20を一旦停止させるとともに、開閉シリンダ
30を駆動して開閉アーム23を閉じ、コイルスプリング10
を抱持する。この開閉アーム23の動作によって、第5図
に示すようにスプリングアッパーシート21がセンタリン
グされ、その軸線32がピストンロッド31の軸線33に一致
する。
次に昇降シリンダ26を再び駆動して可動台20を降下さ
せる。この可動台20の降下に伴って、コイルスプリング
10はスプリングアッパーシート21に押圧されて圧縮され
る。そしてピストンロッド31の中間部31bがスプリング
アッパーシート21の上端より僅か突出するまでコイルス
プリング10を全圧縮した位置で可動台20を停止させる。
このときバンプストッパ34もスプリングアッパーシート
21の下面とダンパ本体7の上端面との間で圧縮される。
次にピストンロッド31に座金35およびマウントブラケッ
ト36を挿入するが(第6図参照)、このときのコイルス
プリング10の全圧縮は、座金35およびマウントブラケッ
ト36をピストンロッド31に挿入した場合に、そのねじ部
31aがマウントブラケット36の上面(ナット着座面)か
ら若干上方に突出してナット37の螺着を可能にするスト
ロークをもって行なえばよい。
次にマウントブラケット36の上面から突出したピスト
ンロッド31のねじ部31aにナット37を螺着する。そして
ナット37を回動すると、これに伴ってピストンロッド31
が上方に伸長されるが、このときバンプストッパ34は、
スプリングアッパーシート21の下面とダンパ本体7の上
端面との間でさらに圧縮され、バンプストッパ34の係着
部34aがピストンロッド31の中間部31bの下方部に係着さ
れ、第6図に示す状態となる。なお、図示は省略する
が、ピストンロッド31のねじ部31aには回り止め用のす
り割りが形成されているとともに、マウントブラケット
36のピストンロッド挿入孔も、上記ねじ部31aの断面形
状に相似した形状となっており、マウントブラケット36
を固定することによりピストンロッド31はその軸線のま
わりの回動を阻止されて、ナット37の螺着を可能にして
いる。
以上のように各要素の組付けが終了した後に、昇降シ
リンダ26を上昇駆動して可動台20を上昇させる。この可
動台20の上昇により、スプリングアッパーシート21によ
るコイルスプリング10の押圧が解除されるから、コイル
スプリング10はピストンロッド31を伸長させながら伸長
して第7図に示す状態となる。このとき、バンプストッ
パ34はスプリングアッパーシート21の下面に密接してお
り、かつその係着部34aによってピストンロッド31に弾
性的に係着されているから、バンプストッパ34はピスト
ンロッド31の伸長に伴ってアッパーシート21の下面に密
接したままピストンロッド31とともに上昇し、サスペン
ションの組立てが完了する。
本発明では上述のような組立て方法を採用することに
より、ピストンロッド31の引上げ作業およびバンプスト
ッパ34をピストンロッド31の上端部に係着させるための
コイルスプリング10の再圧縮作業が不要となり、サスペ
ンションの効率的な組立てが達成できるとともに、組立
て装置の構成を簡単にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適用されるサスペンション組立
て装置の側面図、第2図はその要部の縦断面図、第3図
はコイルスプリング圧縮治具の底面図、第4図〜第7図
は本発明によるサスペンション組立て方法を工程順に説
明する説明図である。 1……受台 2……ダンパ本体受治具 3……ダンパ本体クランプ手段 4……コイルスプリング圧縮治具 7……ダンパ本体 8……スプリングロアシート 9……ロアシート受座 10……コイルスプリング 16……クランプアーム 20……可動台 21……スプリングアッパーシート 22……アッパーシート受具 23……開閉アーム 31……ダンパのピストンロッド 34……バンプストッパ 36……マウントブラケット 37……ナット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 21/00 303 B62D 65/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ部を先端部に形成したピストンロッド
    を伸縮自在に上端から突出させ、かつスプリングロアシ
    ートを外周に固着したダンパ本体を固定し、このダンパ
    本体に、上記ピストンロッドを収縮させた状態で、バン
    プストッパ、コイルスプリングおよびスプリングアッパ
    ーシートをセットし、次に上記スプリングアッパーシー
    トを下方に押圧することにより上記コイルスプリングを
    圧縮して、上記ピストンロッドの先端部を上記スプリン
    グアッパーシートの上面から上方に突出させ、この突出
    した上記ピストンロッドの上端部にマウントブロックを
    装着し、かつナットを螺着した後に上記スプリングアッ
    パーシートの押圧を解除することを特徴とする車両用サ
    スペンションの組立て方法。
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JP4957715B2 (ja) * 2008-12-22 2012-06-20 三菱自動車工業株式会社 ストラットアッセンブリ組立装置
JP6354819B2 (ja) * 2016-11-02 2018-07-11 マツダ株式会社 ストラットアセンブリの組立方法及びストラットアセンブリの組立に用いられる組立装置

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