JP2839931B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP2839931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷機、複写機、ファクシミリおよびレ
ーザプリンタ等の画像形成装置に備えられ、あるいは接
続され、それらの機器によって何らかの処理が行れたシ
ートを仕分けり、折り畳んだりあるいは綴じたりする処
理を行う用紙処理装置に関する。 〔従来の技術〕 近年の画像形成装置では、車に画像形成を行うのみな
らず、その画像形成に付随して種々の機能を有するもの
が多くなっている。これらの機能に画像形成装置から排
出される用紙を複数のビンに仕分けるソート機能と、各
ビン内に仕分けられた用紙を綴じるステイプル機能とが
あり、ソート機能はソータによって、ステイプル機能は
ステイプラによってそれぞれ実行される。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のこの種の用紙処理装置において
は、ビンの数だけの部数しか仕分けることができなかっ
た。 本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、仕分
けられた用紙をビンから用紙ストック部に一時ストック
することにより、ビンの数よりも多くの部数を仕分ける
ことが可能な用紙処理装置を提供することを目的とす
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、画像形成装置から排出される用紙を複数
のビンに仕分けるソータと、各ビンに仕分けた用紙を綴
じるステイプラとを備えた用紙処理装置において、各ビ
ンは、収容した用紙先端が後端よりも高くなるように傾
斜し、かつ、用紙後端に当接して用紙を保持する用紙後
端規制部材を備え、用紙装置装置は、画像形成装置とソ
ータ間に設置されたストック部と、ストック部の上方に
ビンと同じ方向に傾斜して設けられ、用紙をビンから用
紙ストック部へ自重で滑降させるための排出路と、ビン
内の用紙後端が排出路の入口に対向する位置まで各ビン
を順次移動させる移動手段と、排出路の入口に対向した
用紙後端規制部材から外れて排出路の入口に滑り込むよ
うに用紙後端を持ち上げて排出する排出手段とを備え、
ソータの各ビンに仕分けられた用紙をステイプラによっ
て綴じた後、前記ストック部へ順次排出することによっ
て達成される。 この場合、前記排出手段は回転駆動されたコロによっ
て用紙後端を持ち上げるようにすればよく、また、前記
ストック部は装置本体における画像形成装置の略前方側
に設けるとよい。 〔作 用〕 上記のように構成すると、各ビンに仕分けられた用紙
はステイプラによって綴じられ、移動手段によってビン
とともに移動させられた後、排出手段によって用紙スト
ック部に排出される。これにより、ビンの数よりも仕分
け部数のほうが多い場合には、一旦すべてのビンに仕分
けてステイプラによって各ビンの用紙を綴じたのちに用
紙ストック部に排出し、再び残りの用紙を各ビンに仕分
けてステイプラで綴じたのちに用紙ストック部に排出す
る。この動作を繰り返すことにより、ビンの数に対して
用紙の仕分け部数が多くても仕分け処理を行うことがで
きる。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら詳細に
説明する。 詳しく実施例を説明する前に、実施例の説明の内容に
ついて概略的に示す。以下はその表題であり、その表題
に沿って適宜必要箇所を参照願いたい。
【1.全体構成】
【2.原稿搬送系部】 《2.1 多段ADF》 《2.2 原稿搬送ユニット》 《2.3 原稿反転部》 《2.4 原稿スタック部》 《2.5 原稿スタックトレイ部》 《2.6 ドギーテール部》
【3.後処理系部】 《3.1 シート収納ビン》 《3.2 ステープル機構》 《3.3 シート落とし機構》 《3.4 ジョガー機構》 《3.5 シート偏向機構》
【4.制御回路】
【5.全体の制御概念】
【6.各部の動作制御】 《6.1 全体の概略的な制御》 《6.2 予約モード》 《6.3 予約モードジョブの実行》 《6.4 原稿処理キーによる処理》 《6.5 コピー処理キーによる処理》
【7.原稿と転写紙のモードの違いによる流れの相違】
【8.コピー排出後処理】 《8.1 イニシャル処理》 《8.2 ジョガー駆動処理》 《8.3 切換ホイールイニシャル処理》 《8.4 切換ホイール駆動処理》 《8.5 シート収納ビンのアップダウンチェック》 《8.6 シート収納ビンの上昇・下降制御》 《8.7 ステープラ移動処理》 《8.8 ステープル処理》 《8.9 シート落とし処理》
【9.原稿処理制御】 《9.1 イニシャル処理》 《9.2 原稿用ビンの移動》 《9.3 原稿用ビン給紙位置セット》 《9.4 フィードイン処理》 《9.5 給紙ジャムチェック処理》 《9.6 原稿排紙処理》 《9.7 原稿スタック部処理》 《9.8 再給紙処理》 《9.9 ジャムチェックタイミング》 《9.10 原稿搬送動作タイミング》 《9.11 原稿の流れとそのタイミング》
【10.全体的なジョブ実行の流れ】 この項分けに従って以下の説明を進めていく。
【1.全体構成】 まず、この発明の実施例に係る複写機について説明す
る。 第1図は、実施例に係る複写機の全体の内部構造の概
略を示す概略構成図である。 同図において、複写機1は、主として光学系部3、作
像系部5、給紙系部6、制御系部7、原稿搬送系部9お
よび後処理系部11とから成り立っている。 光学系部3は、公知の光源、移動および固定ミラー群
13およびレンズ15とからなり、コンタクトガラス17の背
面側からコンタクトガラス17上に載置された原稿に照射
光をあて、その反射光をミラー群13およびレンズ15等を
介して後述の感光体に照射して感光体表面に潜像を形成
するようになっている。 作像系部5は、公知の電子写真プロセスによって画像
形成を行なうもので、感光体としての感光ドラム19と、
感光ドラム19の作像方向に沿って配設された帯電チャー
ジャ21、現像装置23、転写チャージャ25、分離チャージ
ャ27、クリーニング装置29および給紙系部6の後述の搬
送路に沿って設けられた定着装置31とから成っている。 給紙系部6は、2段の給紙トレイ33、35と、これらの
給紙トレイ33、35の何れかから転写紙37をピックアップ
して作像系部5で画像を転写させ、後処理系部11に搬送
する搬送路39を有し、この搬送路39に沿って、上記転写
チャージャ25、分離チャージャ27、定着装置31が配設さ
れ、また、定着装置31の搬送方向下流側に両面複写のた
めの分岐爪41や中間トレイ43が設けられている。なお、
この搬送路39に沿ってピックアップローラ45やレジスト
ローラ47を含む種々の搬送ローラおよび搬送経路の切り
換えに使用される回動爪群が配設されていることは言う
までもない。 制御系部7には、作像制御、転写紙37の搬送制御、原
稿の搬送制御、転写紙37および原稿の後処理の制御を司
る後述の制御回路が設けられ、上記制御をオペレータの
マニュアル操作もしくは予約モードによって予め設定し
ておくことによって自動的に行えるように設定されてい
る。この制御に関しては、後に詳しく説明する。 原稿搬送系部9は、多段の原稿給紙部(多段ADF−多
段自動原稿給紙装置)49と、原稿反転部52とからなり、
さらに多段ADF49は原稿用ビン201を備えた多段ユニット
50と原稿搬送部(原稿搬送ユニット)51とからなる。多
段ユニット50は後述のゼネバホイールによって5段の原
稿用ビンを給紙口まで移動させて原稿搬送ユニット51に
各段のビンに収納された原稿を個別に送ることができる
ように設定されている。原稿搬送ユニット51では、各ビ
ンから送られて来た原稿を搬送ベルト53によってコンタ
クトガラス17上に搬送し、露光した後、原稿排紙部55側
もしくは後処理系部11側に原稿を搬送するようになって
いる。なお、原稿排紙部55側では、前項を反転して再度
コンタクトガラス17上に搬送し、裏面側の複写も行える
ようになっており、結局自動両面原稿搬送装置(ARDF)
として使用することもできる。詳しくは後述する。 後処理系部(フィッニッシャ)11は、シート(この実
施例では、転写紙と原稿を含んでシートと称する)を収
納する収納手段としての20段のシート収納ビン57と、こ
のシート収納ビン57以外に排出されたシートを収納する
排紙トレイ(プルーフトレイ)59と、給紙系部6の搬送
路39もしくは原稿搬送系部9の原稿排紙部55から転写紙
もしくは原稿を導入して予め設定されたシート収納ビン
57あるいは排紙トレイ59へとシートの搬送方向を切り換
える切換部61と、シート収納ビン57に収納されたシート
束を揃える整置手段としてのジョガー63と、ジョガー63
によって整えられたシート束を綴じるステープラ65と、
綴じられたシート束をシート収納ビン57から離脱(落
下)させてスタックするスタックトレイ67とから主に構
成されるソータ・ステープラ型のものである。 以下、各部について詳しく説明する。なお、この複写
機は、作像系部5や給紙系部6は公知の複写機そのもの
なので、特徴に詳しくは説明せず、この発明の骨子とな
るシートの給排紙構造および給排紙制御についてのみ説
明する。
【2.原稿搬送系部】 まず、複写の順序として、原稿をセットしないと複写
はできないので、複写すべき原稿の処理機構から説明を
始める。 《2.1 多段ADF》 第2図は原稿搬送系部9の要部拡大図である。この原
稿搬送系部すなわち多段ADF49はそれぞれ独立したユニ
ットとして構成された5段の原稿用ビン201a,201b,201
c,201d,201e(以下、原稿用ビンを概括的に示すときに
は、参照符号201を使用する)からなる多段ユニット50
と、第128図の詳細図にも示す原稿搬送ユニット51とか
らなっている。多段ユニット50は、第3図の要部平面図
および第4図(a)の構造および動作を示す説明図にも
示すように、原稿69を載置する原稿載置台としての原稿
用ビン201と、各原稿用ビン201の原稿搬送方向下流側先
端に形成された被作動用部材としても機能するストッパ
203a,203b,203c,203d,203e(以下、ストッパを概括的に
示すときには、参照符号203を使用する)の何れかに係
合して原稿用ビン201の何れかを原稿給紙位置まで移動
させるゼネバホイール207と、原稿給送時に原稿用ビン2
01に載置された原稿69を呼び出しころ209側に押し上げ
る底板211と、搬送経路213に沿って設けられた分離ころ
215および原稿69の先端の搬送タイミングを規定するプ
ルアウト(レジスト)ローラ217とから主に構成されて
いる。 原稿用ビン201は、ゼネバホイール207に形成された切
欠きの回転軌跡に対向して前記ゼネバホイールを支持す
る側板261に設けられたビン案内路219と、前記回転軌跡
に一部対向して前記側板261に略垂直(上下方向)に設
けられた上側および下側のビン案内路220,221とに前記
ストッパ203が係合して案内されるように設定され、上
側ビン案内部220からゼネバホイール207のより中心側の
下側ビン案内路221に原稿用ビン201の各々をゼネバホイ
ール207から離脱させて案内するビン切換爪223が下側の
ビン案内路221に沿って設けられている。各原稿用ビン2
01のストッパ203に隣接する位置には、前記底板211が原
稿用ビン201に載置された原稿69を押し上げ得るよう
に、底板上昇用孔225が形成されている。また、下側の
ビン案内路221の最下部には、引張ばね227によってビン
案内路221に位置するストッパ203を常時上方向に弾性付
勢するための押上部材229が装着されている。ゼネバホ
イール207はステッピングモータからホイールモータ231
によって正逆方向に回転駆動される。 呼び出しころ209および分離ころ215は、それぞれ呼び
出しころ駆動ベルト210および分離ころ駆動ベルト216を
介して搬送モータ233によって回転駆動され、さらに搬
送モータ233の駆動力はギア235を介してプルアウトロー
ラ217の駆動制御を行うレジストクラッチ237に伝達され
る。このレジストクラッチ237はレジストソレノイド238
によって駆動される。また、前記下側のビン案内路221
のさらに下方には、ビン切換爪223を駆動するビン切換
ソレノイド240が配設されている。 底板211は底板駆動アーム239によって揺動駆動される
が、その駆動は正逆回転可能な底板駆動モータ241によ
って行われる。また、搬送経路213に沿って、原稿69の
先端位置を検出する先端検知センサ243、原稿69のレジ
スト状態を検知するレジスト検知センサ245が設けら
れ、上側のビン案内路220に沿った位置であって、原稿
用ビン201が給紙口247側に侵入したときにその上面にあ
たる位置に原稿用ビン201がセットされているかどうか
を検知する原稿セット検知センサ249が設けられてい
る。なお、前記底板211の下方には、原稿用ビン201の底
板上昇用孔225から退避したホームポジションを検出す
る底板ホームポジションセンサ251が配設され、さら
に、ゼネバホイール207の待機ホームポジションおよび
給紙ホームポジションを検出するための待機ホームポジ
ションセンサ257および給紙ホームポジションセンサ259
がゼネバホイール207に対向する位置に設けられてい
る。これらの各機構は案内路220,221を介して原稿用ビ
ン201を支持する側板261内に収容されている。 第4図(b)および(c)は原稿用ビン201の昇降動
作および原稿給送位置への移動動作を説明する説明図で
ある。原稿用ビン201群は初期位置では第4図(a)に
示すように5段の原稿用ビン201aないしeおよびダミー
のビン(押上部材229に相当)はゼネバホイール207より
も下側に位置し、押上部材229を弾性付勢する引張ばね2
27によって常時上方に付勢され、1段目の原稿用ビン20
1aはゼネバホイール207の外周に圧接された状態になっ
ている。また、ビン切換爪223は下方に下がった状態に
なっている。 この状態からホイールモータ231が図示反時計方向に
回転すると、ゼネバホイール207がこのホイールモータ2
31によって同じく反時計方向に回転する。そしてゼネバ
ホイール207に設けられた図示しない切欠きが原稿用ビ
ン201aのストッパ203aと対向する位置にくると、引張ば
ね227の弾性力によりストッパ203aが前記切欠きに嵌入
する。この間、ゼネバホイール207は回転を持続してい
るため、原稿用ビン201aはそのままゼネバホイール207
の回転に伴って側板261に設けられたビン案内路219に沿
って上昇する。この上昇によって原稿ビン201aが給紙ホ
ームポジションセンサ位置にくると、給紙ホームポジシ
ョンセンサ259がこれを検知する。この検知出力によっ
てホイールモータ231は停止し(この位置は3段目の原
稿用ビン201cの動作を示す第4図(b)のA4位置であ
る)、今度は逆方向、すなわち時計方向に回転する。こ
の回転に伴って、ゼネバホイール207も時計方向に回転
し、原稿用ビン201aのストッパ203aを係合した状態で原
稿用ビン201aを原稿給送位置方向に進出させる。この回
転の過程で、ゼネバホイール207の前記切欠きに係合し
たストッパ203aが前記切欠きから離脱しないで上記B4
置まで移動するのは、ストッパ203aが下側のビン案内路
221に対向する位置にきたとき、2段目の原稿用ビン201
bのストッパ203bが、下側のビン案内路221の開口部で上
方に弾性付勢された状態で待機し、この次の段のビンに
よってビン案内路221が閉鎖されるからである。 このようにして原稿用ビン201aを原稿給送位置方向に
進出させると、原稿セット検知センサ249が原稿セット
位置、すなわち原稿給送位置を検出し、ホイールモータ
231を停止させる(この位置は3段目の原稿用ビン201c
の動作を示す第4図(b)のB4位置である)。これによ
り原稿用ビン201aが原稿給送位置にセットされたことに
なる。このように原稿用ビン201aが原稿給送位置にセッ
トされると、後述するように底板上昇モータ241が回転
を開始し、底板211を上方させて原稿69を呼び出しころ2
09に押し当て、原稿69の給送が可能になる。 このようにして1段目の原稿用ビン201aのジョブが終
了すると、予め入力されたモードに従って次のジョブの
原稿用ビンが選択される。そのため、ジョブを終了した
原稿用ビン201aは退避する必要がある。この退避動作
は、上記原稿給送位置(B4位置)からホイールモータ23
1を反時計方向に回転させて行う。すなわち、ホイール
モータ231が反時計方向に回転するとゼネバホイール207
も同方向に回転し、この回転に伴って原稿用ビン201aの
ストッパ203aを同方向に移動させる。これにより、前記
A1位置まで戻ると、今度は上記のビン案内路220が開口
しており、その開口にストッパ203aが係合した時点で、
ゼネバホイール207の切欠きから離脱する。そして、そ
のまま反時計方向に回転して下側のビン案内部221の上
端に位置する原稿用ビン201bのストッパ203bに対向する
位置に前記切欠きがくると、ストッパ203bが切欠き内に
嵌入して係合し、同様の動作によって原稿給送位置、も
しくは上側のビン案内路220に原稿用ビン201bを送るこ
とになる。このようにして上側のビン案内路220に位置
した原稿用ビン201を下側のビン案内路221に戻すとき
は、ホイールモータ231を時計方向に回転し、ゼネバホ
イール207を同方向に回転させる。そして、ゼネバホイ
ール207の切欠きが上側のビン案内路220の開口部分に対
向した位置にくると、原稿用ビン201のストッパ203がそ
の重量によって該切欠き内に落ち込んで係合する。一
方、ゼネバホイール207の回転軌跡から退避していたビ
ン切換爪223が図示しない駆動手段によって切欠きの回
転軌跡を遮断する位置まで第4図(c)に示すように上
昇する。これにより、ストッパ203と係合した状態で時
計方向に回転しながら下降したきたストッパ203が、下
側のビン案内路221の開口部と対向する位置にきたとき
にこのビン切換爪223に当接することになる。この当接
によって、ストッパ203はビン切換爪223の当接面に押し
付けられ、さらに前記引張ばね227の弾性付勢力に抗し
て下側のビン案内路221に沿って下側に移動し、切欠き
から離脱する。このようにして離脱すると、今度はゼネ
バホイール207の外周面がストッパ203に当接するのでス
トッパ203が下側のビン案内路211から離脱することがな
い。この状態が第4図(c)の状態である。 第5図は底板の上昇機構を示す概略説明図である。同
図において、底板211は底板上昇アーム229に対して3個
設けられ、底板上昇モータ241によって原稿用ビン201の
下方から原稿用ビン201上に進出して原稿69を呼び出し
ころ209側に押し当てるもので、原稿用ビン201が給紙位
置にセットされたら底板上昇モータ241は回転を開始
し、底板211が上昇する。底板上昇モータ241によって持
ち上げられた原稿69は、呼び出しころ209に当接し、こ
の状態で呼び出しころ209が少し持ち上げられる。する
と、上昇検知遮蔽板265が上昇検知センサ263の遮蔽状態
を解除する(矢印A方向)。これにより、底板上昇モー
タ241がOFFし、原稿69の上昇は停止する。また、コピー
が実行され、原稿69の上面が下がると、上昇検知遮蔽板
265は次第に上がり(矢印B方向)、上昇検知センサ263
を遮蔽すると、再び底板上昇モータ241はONし、原稿69
を上昇させる。 底板上昇モータ241の回転数は2個のギアによって、
約1/10に減速される。これは、底板上昇モータ241のト
ルクをギアを介して大きくするのと、原稿69をゆっくり
持ち上げて、上限検知センサ263の検出精度を高めるた
めである。また、底板上昇モータ241の初段のギアに
は、ウォームギアが使用されているが、これは原稿用ビ
ン201内の原稿重量によってセクタギア235に逆転方向の
力が働くのを防止するためである。 第6図は呼び出しころ209と分離ころ215との関係を示
す概略説明図、第7図はプルアウトローラ217の近傍の
構造を示す概略構成図、第8図は呼び出しころ209の近
傍を示す説明図である。これらの図において、原稿69挿
入後、複写機1のプリントキー663を押すと、呼び出し
ソレノイド267がONする。呼び出しソレノイド267がONす
ると、プランジャが引かれ、作動軸269およびこの作動
軸269に固設された作動レバー270のアッセンブリ271が
矢印C方向に回動し、呼び出しころ209が下降して原稿6
9に密着する。次いで、搬送モータ233がONされ、分離こ
ろ駆動ベルト216を介して分離ころ215に伝達され、分離
ころ215が回転する。この回転駆動力は、呼び出しころ
駆動ベルト210を介して呼び出しころ209に伝達され、呼
び出しころ209が回転して原稿69が給紙される。 また、レジストソレノイド238は搬送モータ233ONと同
時にONするため、搬送モータ233の駆動力はレジストク
ラッチ237へ伝達され、さらにギア235に伝達されてプル
アウトローラ217は回転し、原稿69は原稿搬送ユニット5
1へと送られる。レジストクラッチ237はスプリングクラ
ッチを使用しており、原稿69が原稿搬送ユニット51に送
られ、レジスト検知センサ245がOFFになると、レジスト
ソレノイド238もOFFし、ストッパ爪によりレジストクラ
ッチ237は停止するため、プルアウトローラ217も停ま
り、原稿69の給送は停止する。 なお、自動原稿送りモード(ADFモード)のときに
は、呼び出しソレノイド267は原稿69によって先端検知
センサ243がONすることによってOFFし、半自動原稿送り
モード(SADFモード)のときには、レジスト検知センサ
245がONになることによって呼び出しソレノイドがOFFす
るようになっている。 分離ころ215は原稿69の分離を行うもので、第9図
(a)の側面図、および第9図(b)の正面図に示すよ
うに、上下の分離ころ215a,215b(以下、概括的に分離
ころを指すときには、符号215を付す)の円周方向に互
い違いに段部が形成され、その段部が段違いに食い込む
ように形成されている。これにより、原稿69を摩擦力に
よって分離し、原稿の搬送性の向上、重送防止を図って
いる。 分離ころ215は原稿69の搬送性を良くするため、第10
図に示すように原稿69が分離ころ215に臨んだときに、
下側分離ころ215bの支持軸273の一端に設けられた作動
レバー275の回動分送り方向に回転し、原稿69を確実に
くわえ込む、また、下側分離ころ215bは、分離ころ215
の摩擦および原稿69の重送を防ぐため搬送モータ223がO
Nになっている間は、少しずつ逆回転している。搬送モ
ータ233がONになると、その駆動は分離駆動ギア277を介
して上側分離ころ215aに伝達される。分離駆動ギア277
のボス部は第10図および第11図にも示すように、偏心カ
ムになっており、作動レバー275とばね278の弾性力によ
って当接することにより、偏心カムが回動するとそのカ
ム形状に沿って作動レバー275が揺動する。作動レバー2
75にはワンウェイクラッチ279が圧入されており、作動
レバー275が上方に動くときに下側の分離ころ215bも回
転する。 これらの分離ころ215は鉛筆原稿などの原稿による汚
れ防止のため、コピー1回ごとに分離ころ215のギャッ
プを解除し、汚れ防止を図っている。すなわち、第12図
に示すように、上側の分離ころ215aには分離ころ解除用
偏心カム281が取り付けられてた解除軸282が付設され、
偏心カム281は調整板283の凹部284に嵌まりこんでい
る。この調整板283の他端は下側分離ころ215bの軸に嵌
挿されている。また、解除軸282の一端には、他の偏心
カム278が設けられ、分離ころ解除ソレノイド285のレバ
ー276によって駆動できるようになっている。このよう
に構成されていると、分離ころ解除ソレノイド285がON
されると、ソレノイド285のプランジャが吸引され、こ
れによりレバー276が作動し、偏心カム278が回動する。
この回動によって解除軸282も回動し、解除軸282の回動
によって、分離ころ解除用偏心カム281も回動する。そ
して、調整板283は分離ころ解除用偏心カム281の回動に
よって支軸286を中心に回動し、下側の分離ころ215bが
下側に移動し、上下の分離ころ215のギャップが解除さ
れる。 第13図ないし第16図は原稿搬送ユニット51の搬送部、
言い換えると圧板288の開放(リフト)・閉鎖検知の詳
細を示す説明図である。原稿搬送ユニット51には第13図
に示すように、圧板288のセット検知センサ289が設けら
れている。このセット検知センサ289はマイクロスイッ
チからなる、ベース290側に突設されたアーム291の先端
部が圧板288を下ろすと、第14図に示すように前記マイ
クロスイッチ289の可動端を押してONになり、圧板288の
セット検知が行れる。圧板288のセットに際しては、一
般のブレーキシューの代わりにこの実施例では、スプリ
ング292が使用されている。すなわち、第15図に示すよ
うに、非セット時には、スプリング292が伸びて、圧板2
88を非セット位置に保持していたものが、圧板288を下
ろすと第16図に示すように、圧縮され下降速度を制限す
るようになっている。なお、この圧板288の上面には、
(カバーの一部である)図示しない圧板側原稿排紙トレ
イが設けられている。 《2.2 原稿搬送ユニット》 前述の多段ユニット50の搬送路213に続く搬送路301を
有する原稿搬送ユニット51は、第17図の概略説明図にも
示すように、駆動ローラ303と従動ローラ305間に張設さ
れ、さらに背後の配設された複数の押圧ローラ309から
コンタクトガラス17側に押圧される搬送ベルト53と、搬
送ベルト53から搬送路311側に排出された原稿69を反転
して再度コンタクトガラス17上に導く分岐爪313、ター
ンローラ315およびターンゲート317と、ターンゲート31
7の入り口側に配設された排紙ローラ319と、原稿69の排
紙を検出するための第1および第2の排紙検知センサ32
1、322とから主に構成されている。 駆動ローラ303は第18図に示すように、原稿搬送モー
タ323からタイミングベルト325およびギア群327を介し
て搬送ベルト53を駆動するように設定され、原稿69はこ
の搬送ベルト53によってコンタクトガラス17上に搬送さ
れる。その後、指定パルスになると搬送モータ323がOFF
になるため、給紙された原稿はコンタクトガラス17上の
指定位置で停止する。指定位置で停止した後露光され、
露光終了後、本体側からの排紙信号によって再び搬送モ
ータ323がONになり、原稿は停止位置から搬送される。
また、第19図に示すように排紙モータ330もONになり、
その駆動力は中間ギア331を介して排紙ローラ319へと伝
達され、排紙ローラ319が回転するため、排紙部に送ら
れた原稿69は排出される。 上記のモータのON−OFFの制御は原稿サイズを検出す
ることによって行われる。すなわち、第20図に示すよう
に、原稿サイズの検知はレジスト検知センサ245によっ
て長さの検知を行い、サイズ検知センサ332によって幅
の検知を行っている。この場合、長さはレジスト検知セ
ンサ245のONからOFFまでのパルスをみている。これらの
データは用紙指定変倍、自動用紙選択モード時のサイズ
データとして複写機本体側に送信している。 《2.3 原稿反転部》 原稿搬送ユニット51の原稿反転部310の詳細を第128図
に示す。原稿搬送部54から搬送されてきた原稿69はこの
原稿反転部310によって第129図(a)〜(d)に示すよ
うな4つの動作が可能である。 第129図(a)は原稿69を原稿搬送部54から原稿スタ
ック部52へ送るモードである。このモードでは反転ソレ
ノイド316がOFFの状態であるため、切換爪318a,318b,31
8cは第128図に示す1点鎖線の位置にあり、ターンロー
ラ315の正転により、原稿搬送部54から送られきた原稿6
9は搬送路311を通過し、排紙検知センサ321を切って原
稿スタック部52へ送られる。排紙検知センサ321が原稿6
9の後端を検知したらターンローラ315および搬送ベルト
53は停止する。 第129図(b)は原稿搬送部54から送られてきた原稿6
9を反転して原稿スタック部52へ送るモードである。こ
のモードでは反転ソレノイド316がONの状態であるた
め、切換爪318a,318b,318cは第128図に示す実線の位置
にあり、ターンローラ315の正転によりギアを介して噛
合している排紙ローラ319も正転しており、原稿69は搬
送部311を通過し、排紙検知センサ321、続いて322を切
って排紙ローラ319側へ送られる。ここで排紙検知セン
サ322が原稿69の後端を検知したら、反転ソレノイド316
はOFFの状態となり、同時にターンローラ315は停止す
る。その後、ターンローラ315は逆転するため、原稿69
は再び排紙検知センサ322を切って原稿スタック部52に
送られる。なお、原稿排紙センサ322が原稿69の後端を
検知したらターンローラ315は停止する。 第129図(c)は原稿搬送部54から送られてきた原稿6
9を反転して原稿搬送部54へ戻すモードである。このモ
ードでは反転ソレノイド316がONの状態でターンローラ3
15および搬送ベルト53が正転しているため、原稿69は排
紙検知センサ321を切って排紙検知センサ322側へと送ら
れる。ここで排紙センサ322が原稿69の先端を検知した
ら反転ソレノイド316がOFFされるため、原稿69はターン
ゲート317側へと送られる。この時、搬送ベルトは予め
逆転しているので、原稿69はコンタクトガラス17上へと
送られる。 第129図(d)は原稿69を原稿搬送部54上側のカバー
上へ放出するモードである。このモードでは反転ソレノ
イド316がONの状態でターンローラ315および排紙ローラ
319が正転しているため、原稿69は排紙検知センサ321,3
22を切って、排紙ローラ319から外に放出される。排紙
センサ322が原稿69の後端を検知したら、一定時間後タ
ーンローラ315および搬送ベルト53は停止する。なお、
これらの動作制御については後述の第127図のフローチ
ャートを参照いたい。 《2.4 原稿スタック部》 原稿スタック部52としての原稿スタックユニットは、
第21図に示すように原稿搬送ユニット51に続く原稿移送
部351と、原稿スタックトレイ部353およびドギーテール
部355とから構成されている。 原稿スタックユニット52は原稿搬送ユニット51の搬送
路の排紙側の末端に続く原稿受入口357からスタックト
レイ部353に向かうスタックトレイ側搬送路359とドギー
テール部355に向かうドキーテール側搬送路361、および
前述のフィニッシャ11へ向かうフィニッシャ側搬送路36
3の3本の搬送路を有し、この搬送路359,361,363が切換
部材365によって任意に切り換えることができるように
なっている。切換部材365には、原稿受入口357から入り
口側搬送路367を経て原稿69が送られるが、この原稿69
の搬送のために入り口側搬送路367に沿って一対の搬送
ローラ369が設けられ、原稿69の同搬送路367への進入を
検知するための第1の進入検知センサ(進入検知1)37
0が配設されている。また、搬送路359にもスタックトレ
イ353側からの原稿69の進入を検知するための第2の進
入検知センサ(進入検知2)368が配設されている。搬
送路359および361にも搬送ローラ371,372,373が設けら
れ、さらにスタックトレイ部353およびドギーテール部3
55側の放出口には放出ローラ374,375が設けられてい
る。 切換部材365は側面視略5角形のもので、その内部に
第1ないし第3の切換用は送路365a,365b,365cが形成さ
れている。第1の切換用搬送路365aは入り口側搬送路36
7とドギーテール側搬送路361とを(第23図)、もしくは
入り口側搬送路367とスタックトレイ側搬送路359とを
(第22図)、第2の切換用搬送路365bは入り口側搬送路
367とフィニッシャ側搬送路363とを(第24図)、第3の
切換用搬送路365cはスタックトレイ側搬送路359とフィ
ニッシャ側搬送路363とを(第23図)それぞれ連通する
ためのもので、上記3つの搬送路365a,365b,365cに対し
搬送可能な搬送ローラ376が配設されている。この切換
部材365は切換用ステッピングモータ377によって回動さ
れ、上記3つの経路を自在に切り換えることができる。
この切り換えに際しては、図において切換部材365の上
部に設けられた切換ホームポジションセンサ378によっ
てその位置が検出できるようになっている。 なお、上記スタックトレイ側搬送路359およびドギー
テール側搬送路361の末端にはそれぞれ原稿放出検知セ
ンサ379,380が設けられている。 《2.5 原稿スタックトレイ部》 原稿スタックトレイ部353には第25図に示すように、
先端寄せころ381と先端寄せころ駆動ソレノイド383が設
けられ、スタックトレイ側搬送路359の放出ローラ374に
よってスタックトレイ382上に放出された原稿69は先端
寄せころ381によって逆送され、原稿先端が揃えられ
る。この先端寄せころ381は原稿後端が放出検知センサ3
79の検知部分を通過完了するまで第21図に示すように先
端寄せころ駆動ソレノイド383がOFF状態で上位置にあ
り、原稿69が完全にスタックトレイ382上に落ちると、
先端寄せころ駆動ソレノイド383がONとなり、下位置に
下がって原稿69に当接する。その後、先端寄せころ381
が回転して原稿69を逆送し、原稿呼び出しころ384まで
送る。このようにして原稿69を逆送すると直ぐに先端寄
せころ駆動ソレノイド383がONになり、先端寄せころ381
はスタックトレイ382上から上昇し、次の原稿69の放出
を待つ。 原稿69の呼び出し機構は、第26図に示すように、呼び
出しころ384と、この呼び出しころ384を回転駆動する図
示しない駆動装置と、原稿69を呼び出しころ384に押し
付ける呼び出しレバー385と、呼び出しレバー385を駆動
する呼び出しソレノイド386とから主に構成されてい
る。これにより、原稿69の先端が先端寄せころ381によ
って呼び出しころ384まで移送され、複写機本体から給
紙信号が入ると呼び出しソレノイド386がONになり、呼
び出しレバー385が原稿69を呼び出しころ384に押し付
け、原稿69を呼び出しころ384に密着させる。次に、図
示しない給紙スプリングクラッチがONになり、呼び出し
ころ384が回転を開始し、スタックトレイ部382にスタッ
クされた原稿束の中から最下部の原稿69を送り出す。 なお、この最下部の原稿69を原稿束から分離するため
に、この実施例では、第27図に示すような分離ベルト38
9と分離ころ390を使用している。すなわち、分離ベルト
389は分離ころ390に接し、スプリング391の弾性力によ
って張られている。これにより、原稿69を摩擦力によっ
て分離し、分離ころ390の回転方向に沿って搬送する。 《2.6 ドギーテール部》 ドギーテール部355は第28図の要部正面図および第29
図の要部側面図に示すように、シフトトレイ392とその
駆動機構393とからなっている。駆動機構393はシフトト
レイ駆動モータ393aと、この駆動モータ393aの駆動軸39
3bに固定されたウォーム394と、このウォーム394と噛合
するウォームホイール395と、ウォームホイール395の側
面の外周側から回転軸と平行に突設された係合突起395a
と、この係合突起395aと係合する第1の係合溝396aが穿
設され、回動支軸396cによって揺動自在に支持されたリ
ンク396とからなり、このリンク396の第1の係合溝396a
の反対側に形成された第2の係合溝396bを介してシフト
トレイ392の係合ピン392aと係合している。また、ウォ
ームホイール395の反係合突起突設側には、シフトトレ
イ392のホームポジション言い換えれば、ウォームホイ
ール395のホームポジションを検知させるためのホーム
ポジションセンサ遮蔽板395bが突設され、このホームポ
ジションセンサ遮蔽板395bの位置に対応したシフトトレ
イ392のホームポジション位置を検出できる位置にホー
ムポジションセンサ397が配設されている。 このように構成すると、シフトトレイ駆動モータ393a
がONされ、駆動軸393bが回転すると、ウォーム394が回
転し、このウォーム394の回転がウォームホイール395に
伝達されて回転することになる。ウォームホイール395
が回転すると、ホームポジションセンサ遮蔽板395aがホ
ームポジションセンサ397の光路を遮蔽してホームポジ
ションを得る。このときリンク396は符号Fで示す傾き
になり、シフトトレイ392は前側すなわち原稿移送部351
側に寄せられた状態になる。そして、原稿69が送られた
後、シフトトレイ駆動モータ393aは予め設定されたパル
ス数によってウォームホイール395が180゜回転するまで
回転し、リンク396は符号Rで示す傾きになる。これに
より、シフトトレイ392は後側に寄せられた状態にな
る。このような符号FとRの間の傾きによってシフトト
レイ392はこの実施例では30mmのストロークでスライド
するように設定されている。なお、ホームポジションセ
ンサ遮蔽板395aはホームポジションが前後どちら側でも
良い場合は、上記実施例の逆側にも設けることができ
る。
【3.後処理系部】 転写紙37は作像系部6でコピーが行われた後、フィニ
ッシャ11に搬送されてオペレータによって指示(入力)
されたモードに従って後処理が行われる。また、これと
平行して原稿69も入力されたモードによってフィニッシ
ャ11に搬送され、入力されたモードに従った後処理が行
われることもある。この後処理とは、複写後の原稿69や
転写紙37のソートやステープル等の処理を指している。
この実施例では、ビン可動式のソータ・ステープラを採
用し、そのソータ・ステープラで転写紙37と原稿69の処
理が行えるようになっている。以下、詳しく説明する。 《3.1 シート収納ビン》 シート収納ビン57は第30図に示すように、一端がシー
ト収納ビン駆動軸401の長手方向に沿って一体に接合さ
れており、そのシート収納ビン401に隣接した位置に後
述の第1の落としころ431が進出するための落としころ
用孔403が3ヵ所穿設され、同じシート収納ビン401に隣
接した位置であって一方の縁部にステープルが進出でき
るようなステープル用切欠き405が形成されている。ま
た、他端側には、オペレータが手でシートを取り出すこ
とができるように、シート取り出し用切欠き407が形成
され、さらに、シート収納ビン57のほぼ中央部にジョガ
ーが進出可能なように1対のジョガー用長孔409が穿設
されている。第30図において下方に位置した縁部は第34
図にも示すように、立ち上がり部411となっており、シ
ートの縁部をこの立ち上がり部411に当てて、シートを
揃えることができるように意図されている。なお、同図
において2点鎖線で示されているものは、整置されたシ
ートの外形である。 上記のシート収納ビン57は前述のように、この実施例
では20ビン用意され、第31図に示すように、シート収納
ビン駆動軸401をビンホルダ413のガイド溝415に最終ビ
ン以外全て上下動自在に遊嵌され、第32図に示すヘリカ
ルホイール417によって駆動される。 ヘリカルホイール417は第31図に示すように1対設け
られ、ビンモータ418によって回転駆動される。すなわ
ち、ヘリカルホイール417は同軸の回転軸420と一体で回
転し、その一方の回転軸420の下端側には回転検知板422
およびビン駆動プーリ406がそれぞれ軸着されている。
また、他方のヘリカルホイール417の下端側にはビン駆
動プーリ408が軸着されている。そしてビンモータ418の
回転軸に軸着されたプーリと上記の二つのビン駆動プー
リ406,408との間に張設されたビン駆動ベルト410を介
し、ビンモータ418の駆動力が伝達される。なお、この
駆動力の伝達を良好に行うため、これらのプーリ間にビ
ン駆動ベルト加圧プーリ412を設け、適当な加圧力を付
与してビン駆動ベルト410の張力を調整している。 回転検知板422には円周方向の一部に切欠きが設けら
れ、その切欠きを透過する光をホトインタラプタからな
るビン検知センサ404によって検出するようになってい
る。このビン検知センサ404は回転検知板422の所定回転
毎例えば1回転毎に切欠きの位置を検出し、パルスを発
生する。したがってこのパルスをカウントすることによ
りヘリカルホイール417の回転数がわかり、シート収納
ビン57の段数も初期位置からのカウント数により検出で
きる。 ヘリカルホイール417には3回転分の螺旋状溝419が形
成されており、このヘリカルホイール417が回転すると
上下2つのシート収納ビン駆動軸401がヘリカルホイー
ル417の螺旋状溝419に喰われ込まれて上昇する。また、
ビンホルダ413の最上部に突設されたビンホルダ駆動軸4
21も同時に上昇し、切欠き部から落ち込んで上昇してき
た上側のシート収納ビン57(up)の駆動軸401と重な
り、ヘリカルホイール417は停止する。この時、下側の
シート収納ビンは57(down)の駆動軸401の位置で停止
している。なお、第32図で上側のシート収納ビン57(u
p)の位置が後述のステープル待機位置に相当する。 《3.2 ステープル機構》 第33図はステープラ65部分を排紙側から見た正面図、
第34図は同部分の側面図である。両図において、ステー
プラ65は1対のリードスクリュー423によってシート収
納ビン57の側面に対して近接・離反自在に支持されてい
る。リードスクリュー423はギア群425を介してステープ
ラ移動モータ427によって回転駆動され、この回転によ
ってステープラ65の上記近接・離反動作(矢印M33
向)が行われる。また、第33図において左側の1点鎖線
L32と右側のシート収納ビン57の端部を示す1点鎖線R33
との間隔W33は第30図のステープラ用切欠き405の幅を示
しており、非ステープル時には上記ステープラ移動モー
タの駆動によりステープラ65はこのステープル用切欠き
405から退避し、ステープル時にはこのステープル用切
欠き405内に進入する。なお、ステープラ65の退避位置
すなわちホームポジションはリードスクリュー423、ス
テープラ移動モータ427およびギア群425を支持する側板
に取り付けられたホームポジションセンサ429によって
検出される。 ステープラ65はステープラ本体の斜視図である第41図
に示すように、ハンマ424、リンク426、カム428、駆動
ギア430、従動ギア432および駆動モータ434とから主に
構成されている。ハンマ424は、駆動モータ434により駆
動される駆動ギア430、この駆動ギア430に噛合する従動
ギア432を介して回転駆動されるカム428の回転に従って
作動するリンク426によって駆動される。このステープ
ラ65では、シートがステープルポジションにセットされ
ると、ハンマ424が回転を始め、1回転すると第42図の
ステープラの側面図に示すようにステープラホームポジ
ションセンサ436が押され、これによりカム428の回転が
停止する。この間にステープルを行う。なお、このステ
ープルは第43図に示すように、ステープル針の上端がシ
ートの上縁および側縁からそれぞれ5mmの位置にくるよ
うに行われる。 《3.3 シート落とし機構》 このフィニッシャ11には、上記ステープラ65の外にス
テープルした紙束をシート収納ビン57から落下させてス
タックするスタックトレイ67が前述のように設けられて
いる。このスタックトレイ67に紙束すなわちシートを落
下させるために、第35図ないし第37図に示すような機構
が設けられている。 第35図は複写機本体の正面から見た要部構成図、第36
図は落としころを示す要部平面図、第37図は落としころ
および落としころの駆動機構を示す斜視図である。これ
らの図において、落としころは3つの第1落としころ43
1と3つの第2落としころ433からなり、第1落としころ
431は落としころ上昇アーム435に回動自在に支持され、
第2落としころ433は落としころ駆動軸437に同軸に軸支
されている。第2落としころ433と第1落としころ431と
の間には伝達ゴム439が張架され、落としころ駆動軸437
の回転が第2落としころ433から第1落としころ431に伝
達されるようになっている。 落としころ上昇アーム435は落としころ駆動軸437の外
周に遊嵌され、後述するように落としころ駆動軸437と
は別体に落としころ駆動軸437の外周に沿って回動可能
になっている。落としころ駆動軸437の一端にはプーリ4
43が装着され、別体に設けられた落としころ駆動モータ
441の回転が落としころ駆動ベルト445によって伝達され
る。また、落としころ上昇アーム435の一端にはギア447
が軸着され、このギア447に対して中間ギア448を介して
セクタギア449が噛合している。セクタギア449は、落と
しころ移動モータ451によって駆動され、その駆動軸に
同心に軸支された駆動ギア453と噛合し、落としろ移動
モータ451の回転によって駆動ギア453から駆動力を得て
いる。このセクタギア449の駆動範囲はこの実施例では1
20゜に設定され、これにより落としころ上昇アーム435
も120゜回動できるようになっている。このように構成
することによって、第1および第2の落としころ431,43
3が自転しながら落としころ上昇アーム435が第35図で2
点鎖線示す位置から120゜回転して第1落としころ431が
落としころ用孔403から突出する。これにより、第132図
のステープル済みシートの落とし動作を示す動作説明図
からわかるように、シート収納ビン57上に収納されてい
たステープル済みのシートSが図示しないペーパストッ
パから外れ、シート収納ビン57からスタックトレイ67側
に落下する。 スタックトレイ67は第132図に示すようにシート収納
ビン57に収納されたシートSをシート搬送方向逆側に戻
して、本体前面に90゜向きを変えて落とし込む傾斜455
を持っている。この落とし込む様子は第132図の(1)
から(6)までの動作説明図で明らかであろう。なお、
(1)から(6)までの動作説明図において、左側に示
したものが排紙側からみた正面図であり、右側はそれに
対応する側面図、すなわち複写機正面からみた正面図に
なっている。 《3.4 ジョガー機構》 上記のようにシートSをステープルしてスタックする
ためにはシートSを揃える必要がある。そのためにシー
ト揃え機構すなわちジョガー機構が設けられている。第
38図は複写機正面から見たジョガー機構を含む要部正面
図、第39図はその駆動機構を示す概略構成図である。こ
のジョガー機構は、前述のジョガー用長孔409に最上部
のシート収納ビン57から下方に向かって遊挿された前側
と後側のジョガーロッド461,462と、この1対のジョガ
ーロッド461,462を駆動ベルト465を介して駆動するモー
タ(以下、ジョガーモータと称する)463とから主に構
成され、ジョガーモータ463の回転により、ジョガーロ
ッド461,462がジョガー用長孔409に沿って位置を変える
ようになっている。 ジョガーモータ463はステッピングモータからなり、
その回転軸に軸着された駆動プーリ467とジョガー用長
孔409の長手方向でこれらの長孔409を挟んで対向する位
置に設けられた従動プーリ469間に上記駆動ベルト465が
張設されている。ジョガーロッド461,462はメインスイ
ッチON時にはジョガーホームポジションセンサ471によ
って検出されるホームポジション位置にあり、スタート
キーON時、カセットサイズデータによる位置、あるいは
原稿サイズデータによる位置に移動する。 この位置は第40図に示すようにペーパサイズP40より
も奥側で、L40(=15mm)多い位置であり、この状態で
ペーパのシート収納ビン57への進入に備えている。ペー
パが排出し終わると、ジョガーフェンスはペーパサイズ
まで移動し、ペーパ揃えを行う。このペーパ揃え動作は
シート収納ビン57にペーパが進出してくるたびに行う。 《3.5 シート偏向機構》 切換部61に設置されたシート偏向装置475は複数の搬
送ローラの間に設けられており、シート偏向装置475内
に配置された切換ホイール477が回動することにより、
進入路と排出路とからなる複数の搬送路を連通すること
ができるようになっている。この実施例で搬送路とは、
第1図に示すように、進入側として原稿進入路Ginおよ
び転写紙進入路Pinを意味し、排紙側としてトレイ排出
路Toutおよびビン排出路Boutを意味する。したがって、
連通する搬送路としては下記の〔1〕ないし〔4〕の組
み合わせが得られる。 進入側 排紙側 〔1〕 Gin → Bout 〔2〕 Gin → Tout 〔3〕 Pin → Bout 〔4〕 Pin → Tout なお、上記〔1〕ないし〔4〕のシート案内路の切り
換えは後述の第96図に、また、切換ホイールの移動角
(パルス)データは後述の第95図に示す。 切換ホイール477は第44図の斜視図に示すように、複
写機1本体の前面からみて前側に位置する前部切換ホイ
ール479と後部切換ホイール481の二つの部分からなり、
その軸線に沿って切換ホイール回転軸483が設けられて
る。この切換ホイール回転軸483の後側にあたる一端部
には、切換ホイール駆動プーリ485が軸着され、切換ホ
イール駆動モータ487によってモータ側プーリ489との間
に張設された切換ホイール駆動ベルト491を介して駆動
される。なお、図において切換ホイール駆動ベルト491
に当接しているプーリは切換ホイール駆動ベルト491の
張力を調整するためのテンショナ493である。また、切
換ホイール回転軸483の前側にあたる他端部には、切換
ホイール固定スプリング495を介して面板497が切換ホイ
ール回転軸483に螺合するノブ499によって固定されてい
る。 切換ホイール477の外周部には、第1図および第45図
の斜視図に示すように、後述の切換ホイール477内の案
内路525,527の開口部に対向するように設けられた前述
の原稿進入路Gin、転写紙進入路Pin、トレイ排出路Tout
およびビン排出路Boutに対応してそれぞれ2対の搬送ロ
ーラ対501,503、排紙ローラ対505,507が配設されてい
る。これらの搬送ローラ対501,503、排紙ローラ対505,5
07は一方のローラの支軸509,511に嵌着されたプーリ51
3,515と駆動モータ517のプーリ519間に張設された搬送
ベルト521,523を介して当該駆動モータ517によって駆動
され、原稿進入路Gin、転写紙進入路Pinのいずれかから
進入してきたシートをトレイ排出路Tout、ビン排出路B
outのいずれかに排出するできるようになっている。 切換ホイール477の内部には、第44図および第46図に
示すように、前にも少し触れた二つの案内路525,527が
形成されている。この案内路525は前述の〔1〕ないし
〔4〕の搬送路の組み合わせを設定するためのもので、
切換ホイール駆動モータ487の駆動によって搬送路の組
み合わせの変更が可能である。この切換ホイール477は
前述のように前部切換ホイール479と後部切換ホイール4
81の二つの部分からなっているが、この両者は前部切換
ホイール479の端面に穿設された位置決め孔531に後部切
換ホイール481の端面に立設された位置決めピン529を嵌
入させて両者の位置決めと回動時の同期をとっている。
これはシートのジャムを考慮したもので、上記構成をと
ることによりノブ499を切換ホイール回転軸483から外せ
ば、面板497および前部切換ホイール479を切換ホイール
回転軸483に沿って引き出して手に入れることが可能に
なり、案内路525,527でジャムしたシートの取り出しが
簡単に行える。 第133図は切換ホイール477回りに配置されたセンサ類
を主に示す図であり、同図は原稿をシート収納ビン57に
収納する場合を示している。 同図において、転写紙進入路Pinの搬送ローラ対533お
よび前記搬送ローラ対503の搬送方向直前には転写紙進
入検知センサ534、504が設けられている。同様に、原稿
進入路Ginの搬送ローラ対535,501の同位置には原稿進入
検知センサ536,502が、トレイ排出路Toutの搬送ローラ
対537,539の同位置にはトレイ排紙検知センサ538および
トレイ排紙中継検知センサ540が、さらに、ビン排出路B
outの搬送ローラ対541の同位置には放出検知センサ542
がそれぞれ設けられている。また、シート収納ビン57の
支持部分のホームポジション位置にはビンホームポジシ
ョンセンサ543が、ステープラ関係ではステープラホー
ムポジションセンサ(429位置)、ステープル針エンド
検知センサ(429位置)、ステープル回転検知センサ(4
29位置)が、ジョガー関係ではジョガーホームポジショ
ンセンサ471が、切換ホイール477関係では切換ホイール
の回転位置を検出する切換ホイールホームポジションセ
ンサ545がそれぞれ設けられている。 切換ホイール477は切換ホイール駆動モータ487によっ
て前述のように駆動され、これにより、切換ホイール47
7の現状位置データからパルス数をカウントすることに
よって新しく入力された案内路525もしくは527を選択で
きる。
【4.制御回路】 第47図は複写機本体の制御系の概略を示すブロック図
である。このブロック図では大まかに3つのセクション
に分けられる。それは操作部・AC制御系、複写工程制御
系および光学制御系である。 操作部・AC制御系は主に、操作部・AC制御系全体の制
御を司る中央制御装置(以下、CPUと称する)511、AC駆
動回路553、リード・オンリイ・メモリ(以下、ROMと称
する)555およびゲートアレー577からなっている。AC駆
動回路553には交流電源559と、交流電源から直接電力を
供給される定着ヒータ561および駆動モータ563が接続さ
れてこれらの制御を行い、また、ランプ565の制御も行
っている。このAC駆動回路553はCPU551のANポートに接
続され、各出力系の出力をCPU551に入力している。CPU5
51はこの外にキー入力マトリックスから指示入力を受
け、ガイダンズ表示567に、直接および569を介してROM5
57に、表示用マトリックスに接続されたゲートアレー55
7およびデコーダ571にそれぞれ接続されてこれらの制御
を行う。 複写工程制御系はCPU573、ROM575、不揮発性ランダム
・アクセス・メモリ(以下、不揮発RAMと称する)557、
二つのシリアルデータ送受信素子579,581および二つの
ゲートアレー583,585から主に構成されている。これら
はバスを介してそれぞれ入出力され、CPU573による制御
が可能になっている。また、符号587および589はそれぞ
れデコーダとラッチである。 上記シリアルデータ送受信素子は後述の原稿供給装置
のCPUとの送受信を行うものである。また、ゲートアレ
ー583は複写工程用の各種出力584のためのもので、ゲー
トアレー585は複写工程用の各種入力586のためのもので
ある。 光学制御系はROMを内蔵したCPU591、プログラマブル
タイマ593、サーボモータ596の駆動回路595から主に構
成されている。プログラマブルタイマ593と駆動回路595
はそれぞれバスを介して接続され、さらにサーボモータ
596の回転位置を検出するエンコーダ599の出力がCPU591
に入力されている。CPU591は原稿サイズ検出センサおよ
び原稿濃度検出センサ592、さらには各種位置検出用セ
ンサ594から検出出力の入力を受け、変倍用ステッピン
グモータ598を含む光学制御系に属する各種の制御を行
う。なお、複写工程制御系のCPU573には操作部・AC制御
系のCPU551と光学制御系のCPU591がそれらのTxD端子お
よびRxD端子を介してそれぞれ接続されている。 第48図は原稿搬送ユニット11の原稿供給制御系の概略
を示すブロック図である。原稿供給制御系はこの制御系
全般の制御を司るCPU601、このCPU601に接続されるROM6
03、ゲートアレー605、二つのモータコントローラ607,6
09、ドライバ611,613およびラッチ615から主に構成され
ている。この制御系では、CPU601に原稿排紙部55、言え
換えれば原稿スタックユニットの各制御要素、、第1な
いし第3のドア検知詮索617,619,621、ドライバ611とモ
ータコントローラ607を介して原稿搬送ベルト駆動用モ
ータつまり原稿搬送モータ323のドライバ(H型ドライ
バ)623、原稿搬送モータ323の回転位置を検出するエン
コーダ625、モータコントローラ609を介して原稿排紙用
のモータ330、サイズセンサ332、原稿先端検知センサ24
3、レジストセンサ245、原稿セット検知センサ289、排
紙センサ321,322、リフトアップスイッチ289が直接接続
されている。また、ゲートアレー605にはドライバ613を
介して呼び出しソレノイド267、分離解除ソレノイド28
5、レジストソレノイド238、反転ソレノイド316および
底板上昇モータ241がそれぞれ接続され、さらに、多段A
DF49の各制御要素が接続されている。 第49図はフィニッシャ11の制御系の概略を示すブロッ
ク図である。フィニッシャ11の制御系はこの制御系全般
の制御を司るCPU651と、ROM653と、ゲートアレー655
と、ラッチ657とから主に構成されている。CPU651には
フィニッシャ11に関する各制御要素の出力信号659が入
力されて後述の各種制御が可能になり、ゲートアレー65
5を介してころ駆動モータ434、ジョガーモータ463、切
換ホイール駆動モータ487、落としころ駆動モータ441、
ステープラ65の各種制御要素等と接続されている。 なお、前記原稿供給ユニット制御系のCPU601はTxD1端
子およびRxD1端子を通じて複写工程制御系のシリアルデ
ータ送受信素子579と接続され、フィニッシャ制御系のC
PU651はTxD2端子およびRxD2端子を通じて複写工程制御
系のシリアルデータ送受信素子581と接続される。これ
により、複写工程制御系のCPU573と各セクションの全て
のCPU551,591,601,651がそれぞれ通信可能となり、各セ
クションの制御要素を一体的に複写工程制御系のCPU573
によって制御することが可能になる。
【5.全体の制御概念】 上記のようにそれぞれ構成された各部が結合されてど
のような制御が行われるのか概念的に説明する。 図は飛ぶが第134図にその制御の概念図を示す。この
図からかるように、複写機本体1と多段ADF49とフィニ
ッシャ11とが電源投入によってそれぞれ各種のチェック
もしくは処理を行う。 すなわち、複写機本体1では、まずイニシャル処理13
4−1が実行され、次いで待機処理134−2、前処理およ
びコピー処理134−3、後処理134−4がそれぞれ実行さ
れる。これらの各処理にはそれぞれエラーチェックに代
表されるエラーモード134−5が設定され、各種のエラ
ーに対応できるようになっている。イニシャル処理134
−2としては主に、表示イニシャル処理およびフラグイ
ニシャル処理が挙げられる。また、待機処理134−2に
はキー入力処理およびモード設定処理が含まれる。さら
に前処理およびコピー処理134−3にはリピート処理が
含まれ、後処理134−4とはリピート終了後の処理を指
し、コピーの終了や中断があるとこの処理から待機処理
134−2に移行し、エラーがあるとエラーモード処理134
−5に移行する。 多段ADF49およびフィニッシャ11では、モード処理と
異常チェック134−6,134−8とタイミング処理134−7,1
34−9が行われ、これらは繰り返し実行される。
【6.各部の動作制御】 上記のようにそれぞれ構成された各部およびこれらの
各部によって形成された複写機システムの全体の動作の
制御についてフローチャートを参照しながら説明する。 《6.1 全体の概略的な制御》 この実施例に係る複写機1は原稿の給送側に5段の多
段ADF49を備えているので、複数のジョブを順実行する
ことができる。すなわち、予約モードとして複数、実施
例では、最大5個のジョブを入力し、その入力を記憶し
てコピー生産性が高くなるようにコピーの実行順を選択
してジョブ内容に従った処理を行うように設定できる。
また、当然通常のコピーモードも選択可能であり、予約
モードと通常コピーモードは不揮発RAMデータやプリン
ト配線板上のディップスイッチで選択する。 この予約モード、通常モードにおける処理には、コピ
ー動作処理、コピー排出後処理、および原稿処理があ
る。コピー動作処理では、予約モード、通常モードとも
に設定されたモードに従ったコピー動作を行う。コピー
排出後処理では、予め設定されたモードに従って、ソー
ト、ステープルその他の処理を行う。なお、ソートモー
ド時はフィニッシャ11の20ビンの内の最下段のビンを1
ビン目とし、ステープルモードは最上ビンを1ビン目と
する。原稿処理では、予め設定されたモードに従って、
シフトトレイ392またはソートビン(シート収納ビン5
7)その他に排出する。ソートビン上に排出する際は、
コピー排出処理が全て終了した後にこの処理が実行され
る。 《6.2 予約モード》 予約モードとは、予め複数のジョブを設定し、ジョブ
(コピー動作)のスタートタイミング等は複写機側で判
断して実行するモードで、ジョブの処理方法その他は通
常の複写動作と同じである。 予約モードを設定するための条件として、 周辺機(各オプション群)が指定されていること、 予約モードが選択されていること、 の二つが上げられる。 この場合の条件は、各オプション群がシリアル通信
によりオンライン接続されているかどうかによって判断
する。この条件が満足されている場合、予約モード、通
常コピーモードともに選択実行可能なため、前述のよう
に、不揮発RAM577のデータ書き換え、プリント配線板上
のディップスイッチ等の手段を使用してどちらか選択す
る。 この予約モードの設定の概略は以下の通りである。な
お、操作部の各部については後述の第53図を参照された
い。 (1) 入力時 ・予約モードキー661をONにする。 ・予約(受け付け)LED677を点滅させる。 (受け付けLED667点滅・点灯時は予約モードから退
避) ・3桁の数字(暗証コード)入力後、予約選択キー
671のP1,P2,P3,P4,P5の対象となるキーをONにする。 ・入力ミス時、モードクリアキー665は有効状態に
保持しておく。 ・3桁でない場合、予約モードから退避する。 (P1ないしP5がすでにONされているときには、モー
ドクリアし、モード変更となる) ・3桁のコード入力がOKならば、予約選択キー661
の各キーP1ないしP5に対応する表示用のLEDP1,LEDP2,LE
DP3,LEDP4,LEDP5の一つを点滅させる。 ・予約LED677をONにする。 ・予約モード入力後、エンタキー673をONにする。 ・予約モードが入力され、エンタキー673がONにな
っていれば、予約選択の対象となったキーに対応するLE
D675を点灯させる。 ・予約LED677をOFFにする。 (2) モードクリア、変更 ・予約モードキー661をONにする。 ・3桁の数字入力後、予約モードキー661のP1ない
しP5の何れかキーをONにする。 ・入力ミス時、モークリアキー665は有効状態に保
持しておく。 ・入力時の3桁の数字が一致していなければ、予約
エラーLED679をON後、予約モードから退避する。 ・入力時の3桁の数字と一致していればOKである。 ・LED675のP1ないしP5の対応するものを点滅させ
る。 ・設定モードに変更する。 ・予約LED677をONにする。 (3) モードクリア時 ・モードクリアキー665とエンタキー673を同時にON
(0.5秒間)にする。 ・対応LED675および予約677をOFFにする。 (4) モード修正時 ・変更モードをキー入力し、エンタキー673をONに
する。 ・なお、ジョブ終了時、そのジョブに対応するP1な
いしP5のLED675をOFFにする。 ・ジョブ実行中、ストップキーは有効状態に保持し
ておく。 ・予約は可能な状態にしておく。 このときの処理の詳細を第50図および第51図のフロー
チャートを参照して説明する。第50図は予約モードの設
定の処理手順を示すもので、ステップS50−1で周辺機
器とのシリアル送受信処理のサブルーチンを実行した
後、フィニッシャ11に接続されているか(ステップS50
−2、以下、括弧内においてはステップをいう語は省略
する)、原稿スタックユニット52に接続されているか
(S50−3)、多段ユニット50が接続されているか(S50
−4)、原稿反転ユニット52が接続されているか(S50
−5)それぞれ判断し、全て接続されておればステップ
S50−6で予約モードの設定を許可してリターンする。
また、上記ステップS50−2からS50−5の各ステップで
接続されていない周辺機器があれば、ステップS50−7
で予約モードの設定を禁止してリターンする。 そして、第51図の処理に移り、ステップS51−1で予
約モードの設定が許可されておれば、ステップS51−2
で予約モードを選択する。この予約モードの選択は前述
のように不揮発RAM577、ディップスイッチその他の手段
を使用して選択することもできる。そして、予約モード
が選択してあれば、ステップS51−3で予約モードとし
てコピー制御を実行し、ステップS51−1で予約モード
の設定が許可されていない場合、およびステップS51−
2で予約モードが選択されていない場合には、ステップ
S51−4で通常のキー入力処理によるコピーを行う。 なお、予約モードがステップS51−2で選択された場
合、予約モードジョブの入力、変更、クリアは全て3桁
の数字入力(暗唱コード)が必要となる。これは他のオ
ペレータによりジョブのクリア、変更をされないように
するためである。このときの処理を第52図を参照して具
体的に説明する。 この処理では、まず、予約モードキーがONされている
かどうか判断する。予約モードキー661は、第53図の操
作部の要部正面図に示すように、プリントキー663の上
方に位置し、予約モードオペレータキー661とプリント
キー663との間にはモードクリアキー665と割り込みキー
667とが設けられている。プリントキー663の左側にはテ
ンキーおよびクリア/ストップキー群669が、その上方
に5種類の予約モードを選択する予約選択キー群671
が、また、その右横にエンターキー673がそれぞれ配さ
れている。予約選択キー群671の各キーの上方には、予
約の状態を表示する5個の表示素子(LED)からなるLED
群675が、さらに、その右側に予約の受け付けを確認す
る表示素子としての予約LED677と予約エラーを示す予約
エラーLED679がそれぞれ設けられている。 そこで、ステップS52−1で予約モードキー661がONさ
れていると判断すると、ステップS52−2で予約LEDがOF
Fになっているかどうか判断し、OFFであれば予約LED677
を点灯し(S52−3)、テンキー669を操作して3桁の暗
唱コードを入力する(S52−4)。コード入力後モード
クリアキー669aがONになっていなければ(S52−5でN
O)、予約選択キー群671のP1からP5の何れかのキーがON
になっているかどうか判断する(S52−6)。このステ
ップS52−6で何れかのキーがONになっていると判断す
ると、そのキーに対応するLED675がOFFになっているか
どうか判断する(S52−7)。OFFになっていれば、ステ
ップS52−8でそのキーに対応するLED675を点滅させ、
ステップS52−9で予約LED677をONにする。その後、3
桁のコードデータをメモリに格納し(S52−10)、コー
ド入力フラグを立てる(S52−11)。そして、ステップS
52−12のサブルーチンを実行して各予約モードキー661
によってモード設定を行い、ステップS52−13のサブル
ーチンでモードチェック処理を行う。この処理が終了し
(S52−14でYES)、モードクリアキー665がONになって
いなければ(S52−15でNO)、タイマ1を止めてクリア
し(S52−16)、タイマ1スタートフラグを降ろす(S52
−17)。その後、エンターキー673がONになっているか
どうか判断し(S52−18)、ONになっていれば対象とな
る予約選択キー671のLED675を点灯させ(S52−19)、予
約LED677を消して(S52−20)モードデータおよび置数
をメモリに格納した(S59−21)後、リターンする。第5
4図はこのメモリに記憶されたコードデータを模式的に
示すメモリマップである。なお、ステップS52−18でエ
ンターキー673がOFFであると判断されたときには、その
ままリターンする。 もし、前記ステップS52−15の判断でモードクリアキ
ー665がONになっておれば、ステップS52−22のモードク
リア処理を行い、エンターキー673がONかどうか判断す
る(S52−23)。このステップの判断でエンターキー673
がONになっておれば、タイマスタートフラグが立ってい
るかどうかをステップS52−24で判断し、立っていれ
ば、タイマ1がカウントアップされているかどうかさら
にステップS52−25で判断する。そして、タイマ1がカ
ウントアップしているならば、前記予約選択キー671に
よって選択されたキーに対応するモード設定をクリアし
(S52−26)、対応するLED675を消し(S52−27)、さら
に予約LED677を消した(S52−28)後、コード入力フラ
グを降ろす(S52−29)。次いで、タイマ1を止めてク
リアし(S52−30)、タイマ1スタートフラグを降ろし
て(S52−31)リターンする。なお、前記ステップS52−
23の判断でエンタキー673がOFFならば、ステップS52−3
0以降の処理をそのまま実行する。 また、ステップS52−23でタイマスタートフラグが立
っていないと判断したときには、0.5秒タイマ1をスタ
ートさせ、タイマ1スタートフラグを立てて(S52−3
2)リターンし、ステップS52−25でタイマ1がカウント
アップされていないと判断したときには、そのままリタ
ーンする。 前記ステップS52−14の判断がまだモードチェック処
理を終えているものであるならば、ステップS52−33で
各モードについて置数がオーバーがしていないかどうか
用紙確認のチェックとそのチェック状態の表示を行い、
モードクリアキー665がONになっておれば(S52−34でYE
S)、ステップS52−22のモードクリア処理以降の処理を
実行し、OFFのままであれば(S52−34でNO)ステップS5
2−12以降の処理を実行する。 また、ステップS52−7で予約選択キー671によって選
択されたものの対象となるLED675がONになっておれば、
そのLED675が点滅しているかどうか判断し(S52−3
5)、点滅していれば、そのLED675を消灯して(S52−3
6)メモリ内の3桁のコードデータをクリアする(S52−
37)。その後、コード入力フラグを降ろし(S52−3
8)、全てのモードをクリアした(S52−39)後、予約LE
D677を点滅させ(S52−40)てリターンする。 一方、ステップS52−35でLED675が点滅していないと
判断したときには、3桁コードデータをメモリからロー
ドして(S52−41)入力された3桁のコードとメモリか
らロードされた3桁のコードとが一致しているかどうか
を判断する(S52−42)。このステップS52−42で一致し
ていると判断したときには選択対象となっているキーと
対応するLED675を点滅させ(S52−43)、メモリに格納
されているモードデータをロードし(S52−44)、モー
ドデータに従った設定を行う(S52−45)。そして、コ
ード入力フラグを立て(S52−46)、選択対象に対応す
るLED675をONにする(S52−47)。その後、ステップS52
−13以降の処理を実行する。また、ステップS52−42で
コードが一致していないと判断したときには後述のステ
ップS52−48以降の処理に移る。なお、このステップS52
−48以降の処理に移る前に、予約エラーLED679その他の
表示素子をある一定時間点灯するように設定することも
できる。 また、ステップS52−5でモードクリアキー665がONに
なっておれば、3桁の暗唱コードのキー入力をクリアし
て(S52−48)リターンする。また、ステップS52−6で
対象となる予約選択キー67がOFFであれば、そのままリ
ターンする。 さらに、予約LED677がステップS52−2でONになって
いると判断した場合には、ステップS52−49で予約LED67
7の点滅を確認し、点滅せず点灯した状態であれば選択
対象となったLED675を消灯し(S52−50)、メモリ内の
3桁のコードデータをクリアして(S52−51)コード入
力フラグを0にする(S52−52)。次いで、予約モード
を全てクリアするサブルーチンを実行して(S52−53)
予約LED677を消灯した後リターンする。また、前記ステ
ップS52−49で予約LED677が点滅していると判断した場
合には、予約LED677を消灯して(S52−54)リターンす
る。 なお、このフローチャートの最初のステップすなわち
ステップS52−1で予約モードキー661がOFFの状態であ
ると判断したときには、ステップS52−55でコード入力
フラグが立っているかどうかを判断し、立っていれば前
記ステップS52−13以降の処理を実行し、降りていれば
さらに予約LED677の点滅を確認する(S52−56)。そし
て、予約LED677が点滅していればさらにステップS52−
4以降の処理を実行し、点滅していなければリターンす
る。 上記のようにして予約ジョブが設定されると、選択し
たジョブナンバー、すなわち予約選択キー671の各キーP
1,P2,P3,P4,P5に対応する多段ADF49の対応するビン201,
202,203,204,205上に原稿をセットする。そして、各々
の予約モードに従って実行ジョブを選択し、実行する。 《6.3 予約モードジョブの実行》 複写機1が予約モード状態で、待機状態の場合、5つ
の予約モード(ジョブ)の実行順番は、以下の要素で決
定される。 ・全てステープルモードであれば、入力された順番通
り。 ・ノンステープルモードの場合、フィニッシャ11の空
いたシート収納ビン数、すなわちノンステープルモード
で使用されていないビン数で、次のジョブの実行が可能
な場合はノンステープルモードを実行する。 この実施例では、ノンステープルモードでは、そのジ
ョブ終了後5分間はフィニッシャ11のシート収納ビン57
上に存在するように設定されている。これはその間にオ
ペレータがシート収納ビン57から取り出すことができる
ように意図したものである。しかし、5分以上シート収
納ビン57上に置いたままにしておくと、次のジョブの実
行が遅くなるため、この実施例では5分経過したらステ
ープルし、スタックトレイ67に送り出し、シート収納ビ
ン57を空き状態にして他のジョブを実行できる状態にす
る。したがって、5分間の時間をどのように活用するか
によってジョブ全体の処理時間が決まることになる。 第55図は予約モードにおけるジョブの予約と実行の関
係を示す説明図である。この図は、予約ジョブの受け付
け順番、予約されたモード、使用するビン数、シートが
残るビン数および予約ジョブの実行順番を示すものであ
る。この予約ジョブで、以下のようなモードが設定され
ている。 1)(a)コピーのステープル5部 (b)原稿もステープル (c)使用するビン数は5 (d)シートが残るビン数は0 2)(a)コピーのソート8部 (b)原稿はソートビン (c)使用するビン数は8+1 (d)シートが残るビン数は9 3)(a)コピーのステープル5部 (b)原稿もステープル (c)使用するビン数は5 (d)シートが残るビン数は0 4)(a)コピーのソート15部 (b)原稿はシフトトレイ (c)使用するビン数は15 (d)シートが残るビン数は15 5)(a)コピーのステープル10部 (b)原稿はシフトトレイ (c)使用するビン数は10 (d)シートが残るビン数は0 6)(a)コピーのソート15部 (b)原稿はソートビン (c)使用するビン数は15+1 (d)シートが残るビン数は16 7)(a)コピーのソート15部 (b)原稿はソートビン (c)使用するビン数は15+1 (d)シートが残るビン数は16 8)(a)コピーのステープル20部 (b)原稿はシフトトレイ (c)使用するビン数は20 (d)シートが残るビン数は0 9)(a)コピーのステープル10部 (b)原稿はステープル (c)使用するビン数は10 (d)シートが残るビン数は0 10)(a)コピーのソート5部 (b)原稿はソートビン (c)使用するビン数は5+1 (d)シートが残るビン数は6 このようなジョブの設定において、ジョブ予約の入力
順にジョブを実行すると、5)までのジョブが終了した
時点では、 1)のジョブ時間+2)のジョブ時間+5分タイマ
(ノンステープルモードにおける待ち時間)+3)のジ
ョブ時間+4)のジョブ時間+5分タイマ+5)のジョ
ブ時間 となる。しかし、5分タイマはジョブ終了からのタイマ
であるので、このタイマがスタートするジョブすなわち
ノンステープルモードを後にまわして処理するように設
定し、上記予約ジョブ受け付け順番の1)→2)→3)
→5)→4)の順でジョブを実行すれば、 1)のジョブ時間+2)のジョブ時間+5分タイマ+
3)のジョブ時間+5)のジョブ時間+4)のジョブ時
間 となり、5分タイマの時間分にあたる5分だけ早くジョ
ブが終了する。同様にして6)以降のジョブも実行され
る。この実行の順番は第55図の最右欄に示してある。な
お、終了したジョブは第56図に示すように順にシフトし
ていく。 これらの予約ジョブの実行についての処理をフローチ
ャートを参照し、詳しく説明する。第57図は予約モード
のジョブの実行順番の決定手順を示すフローチャートで
ある。 この手順では、まず、ステップS57−1で予約選択キ
ー671のいずれかのキーP1〜P5がONされているかどうか
判断する。ONされておればステップS57−2でそのONさ
れた予約選択キーで設定されているモードデータおよび
置数データを呼び出す。そして、ステープルモードにな
っているかどうかをステープルモードフラグが立ってい
るかどうかによって判断し(S57−3)、ステープルモ
ードでなければさらにソートモードかどうかソートモー
ドフラグによって判断する(S57−4)。ソートモード
になっておれば、残紙ビンカウンタにコピー部数のデー
タである置数データをセットし(S57−5)、ソートフ
ラグを立てる(S57−6)。次いで、ステープルフラグ
を降ろして(S57−7)使用ビンカウンタにコピー部数
のデータである置数データをセットする。また、前記ス
テップS57−3でステープルモードになっていると判断
した場合には、残紙ビンカウンタをリセットして(S57
−9)ステープルフラグを立て(S57−10)、ソートフ
ラグを降ろした(S57−11)後、ステップS57−8の処理
に進む。 ステップS57−8の処理を終了すると、今度は原稿を
シート収納ビン57に収納するモードかどうかを示すORG
ソートモードフラグが立っているかどうか判断する(S5
7−12)。なお、前記ステップS57−4の判断でソートモ
ードフラグが立っていない場合には、ステープルフラグ
(S57−13)およびソートモードフラグ(S57−14)を降
ろし、さらに残紙ビンカウンタおよび使用ビンカウンタ
をリセット(S57−15)した後、ソートモードフラグが
立っているかどうか判断する(S57−12)。 ステップS57−12でORGソートモードフラグが降りたま
まになっていると判断したときには、ORGソートフラグ
を0にし(S57−16)、対象となっている予約選択キー6
71のキーP1〜P5のナンバーを2進数でFP○Hアドレス
(P○はP1,P2,P3,P4および5に対応)の上位3ビット
で入力(S57−17)してリターンする。 ステップS57−12でソートモードフラグが立っている
と判断したときには、ORGソートフラグを立て(S57−1
8)、残紙ビンカウンタを1進め(S57−19)、さらに使
用するビンカウンタも1歩進させる(S57−20)。そし
て、残紙ビンカウンタが20より大きくなっているかどう
か判断し(S57−21)、大きくなっておれば残紙ビンカ
ウンタに20をセットする(S57−22)。ついで、使用ビ
ンカウンタが20よりも大きくなっているかどうか判断し
(S57−23)、大きくなっていれば使用ビンカウンタに2
0をセットする。なお、ステップS57−21で残紙ビンカウ
ンタが20以下であると判断したとき、およびステップS5
7−23で使用ビンカウンタが20以下であると判断したと
きには、それぞれ次のステップをジャンプしてその次の
処理を行い、ステップS57−17の処理を実行した後、リ
ターンする。 なお、前述のステップS57−17におけるFP○Hアドレ
スの上位3ビットとは、 のことを指している。 また、ステップS57−2,ステップS57−17および上記P
○は予約選択キー671(P1,2,3,4,5)によって選択され
た予約モードの状態を示すものである。 ジョブの選択は第58図のフローチャートに示すよう
に、まず、ジョブ選択メモリの状態を判断することによ
って始まる。ステップS58−1でジョブ選択メモリが0
でなければリターンし、0であればステップS582でFPM1
Lのステープルフラグが立っているかどうか判断し、立
っていればステップS58−10でジョブ選択メモリの上位
4ビットに1番目に実行するジョブの番号(P1〜5)の
数値を格納する。ステープルフラグが複写機1側のCPU5
73から送信され、“1"でステープル動作の実行を示す。
もしステップS58−2でステップフラグが立っていなけ
れば、ステップS58−3でFPM1Lのソートフラグが立って
いるかどうか判断し、立っていなければステップS58−1
0の処理を行い、立っていればステップS58−4でFPM1H
の残紙ビンカウンタおよびFPM1Lの使用ビンカウンタを
呼び出す。次いでステップS58−5でFPM1Hの使用ビンカ
ウンタの数とFPM1Lの使用ビンカウンタの数の和が20以
下であるかどうか判断する。20以下であればステップS5
8−10の処理を実行し、20を越えておれば、ステップS58
−6で2番目のジョブのFPM2Lのステープルフラグが立
っているかどうか判断する。立っていれば、すなわちス
テープルするのであれば、ジョブ選択メモリの上位4ビ
ットに2番目のジョブに相当するジョブの番号(P1ない
し5)の数値を格納してリターンする。 ステップS58−6でステープルフラグが降りていれ
ば、ステップS58−8で3番目のジョブのFPM3Lのステー
プルフラグが立っているかどうか判断し、立っていれば
3番目のジョブに相当するジョブの番号の数値をジョブ
選択メモリに格納してリターンする。また、降りていれ
ばステップS58−10の処理を実行してリターンする。 《6.4 原稿処理キーによる処理》 第59図はモード選択キーと選択されたモードの表示の
例を示すもので、コピー処理キー701と原稿処理キー703
がそれぞれ設けられ、その上部にステープルモード表示
LED701a、ソートモード表示LED701b、スタックモード表
示LED701c、ステープルモード表示LED703a、ソートビン
モード表示LED703b、シフトトレイモード表示LED703cが
それぞれ設けられている。 そこで原稿処理キー703によって設定されるモードで
は、第60図のフローチャートからわかるように、CPU573
はまずフィニッシャ接続フラグおよび原稿反転ユニット
接続フラグをチェックする(S60−1,スタックS60−
2)。それぞれの接続フラグが0であれば、すなわちフ
ィニッシャおよび原稿反転ユニットの何れかが接続され
ていない場合にはリターンし、接続されていればステッ
プS60−3で予約モードの設定が終了したかどうか判断
する。もし、予約モードの設定途中であればリターン
し、予約モードの設定が終了していれば、ステップS60
−4で今度は割り込みモードかどうか判断する。割り込
みモードでなければ、ステップS60−5でさらに原稿処
理キー703がONされているかどうか判断する。ステップS
60−5の判断で原稿処理キー703がONされておれば、ス
テップS60−6でステープルモード表示LED703aがONにな
っているかどうか判断する。もし、ステップS60−5の
判断で原稿処理キー703がONになっていなければステー
プル禁止フラグが立っているかどうか判断し(S60−1
4)、フラグが立っておれば、すなわちステープル禁止
の状態になっていればリターンし、ステープル禁止フラ
グが降りていれば今度は予約モードになっているかどう
か判断する(S60−15)。ステップS60−15の判断で予約
モードになっていなければリターンし、予約モードにな
っていればソートビンモードになっているかどうか判断
する(S60−16)。ステップS60−16の判断でソートビン
モードになっていればリターンし、ソートビンモードに
なっていなければ、シフトトレイモードになっているか
どうか判断する(S60−17)。ステップS60−17でシフト
トレイモードになっていればリターンし、なっていなけ
れば後述の第62図のフローチャートに示したステープル
(ORG)モードのサブルーチンを実行して(S60−16)リ
ターンする。 さらにステップS60−6の判断でステープルモード表
示LED703aがONになっていれば、後述の第63図のフロー
チャートに示したソートビンモードのサブルーチンを実
行する(S60−19)。また、ステープルモード表示LED70
3aがONなっていなければソートビンモード表示LED703b
がONになっているかどうか判断する(S60−7)。ステ
ップS60−7の判断でソートビンモード表示LED703bがON
になっていなければ、今度はシフトトレイモード表示LE
D703cがONになっているかどうか判断する(S60−8)。
このステップS60−8の判断でシフトトレイモード表示L
ED703cがONになっていれば、さらに予約モードになって
いるかどうか判断する(S60−9)。ステップS60−9で
予約モードになっていなければ、後述の第61図のフロー
チャートに示したノーマルモードのサブルーチンを実行
して(S60−10)原稿を排出した後リターンし、予約モ
ードになっていれば、後述の第62図のフローチャートに
示したステープルモードのサブルーチンを実行して(S6
0−11)原稿のステープルを行い、その後リターンす
る。 一方、ステップS60−7の判断でソートビンモード表
示LED703bがONになっていれば、原稿スタックユニット5
2が接続されているかどうか判断する(S60−12)。ステ
ップS60−12の判断で原稿スタックユニット52が接続さ
れていなければ、ステップS60−8の処理をジャンプし
てステップS60−9以降の処理を実行し、原稿スタック
ユニット52が接続されていれば、後述の第64図のフロー
チャートに示したシフトトレイモードのサブルーチンを
実行した(S60−13)後、リターンする。 なお、前述のステップS60−4で割り込みモードでは
ないと判断したとき、およびステップS60−8でシフト
トレイモード表示LED703cがOFFの状態であると判断した
ときにはそのままステップS60−10のノーマルモードの
サブルーチンを実行してリターンする。 前述のステップS60−10におけるノーマルモードのサ
ブルーチンとは、第61図のフローチャートに示したよう
な処理である。この処理は、ステープルモードフラグ、
ソートビンモードフラグ、シフトトレイモードフラグを
それぞれ0にし(S61−1,S61−2,S61−3)、さらにス
テープルモード表示LED703a,ソートビンモード表示LED7
03bおよびシフトトレイモード表示LED703cをそれぞれOF
Fしてリターンする処理である。 前述のステップS60−11およびステップS60−18におけ
るステープルモードのサブルーチンとは、第62図のフロ
ーチャートに示したような処理である。この処理では、
後述の第65図のフローチャートに示したステープル針エ
ンドチェックのサブルーチンを実行し(S62−1)、次
いで予約モードかどうか判断する(S62−2)。このス
テップS62−2の判断で予約モードでなけらば、さらに
フィニッシャビン(シート収納ビン57)に残紙があるか
どうか判断する(S62−3)。もし、残紙があれば“ビ
ンのシートを除去して下さい”というガイダンスの表示
を行い(S62−4)、ステープルモードフラグを立てて
ステープルモードに設定する(S62−5)。引き続き、
ソートビンモードフラグおよびシフトトレイモードフラ
グをそれぞれ降ろし(S62−6,S62−7)、ステープルモ
ード表示LED703aをON、ソートビンモード表示LED703bお
よびシフトトレイモード表示LED703cをそれぞれOFFして
(S62−8)リターンする。 なお、ステップS62−2で予約モードであると判断し
た場合、およびシート収納ビン57に残紙がないと判断し
た場合には、ステップS62−5までジャンプしてそれ以
降の処理を実行する。 前述のステップS60−19におけるソートビンモードの
サブルーチンとは、第63図のフローチャートに示したよ
うな処理である。この処理では、まず、予約モードかど
うか判断し(S63−1)、予約モードであれば、“JOB終
了後5分たちますとステープルされます”というガイダ
ンス表示を行い(S63−2)、ステープルモードフラグ
を降ろして(S63−3)ステープルモードを解消する。
そして、さらにソートビンモードフラグを立てて(S63
−4)ソートビンモードに設定し、シフトトレイモード
フラグを降ろして(S63−5)シフトモードを解消す
る。次いで、ステープルモード表示LED703aおよびシフ
トトレイモード表示LED703cをOFF、ソートビンモード表
示LED703bをONにして(S63−6)リターンする。 なお、前述のステップS63−1の判断が予約モードで
なければ、ステップS63−2のガイダンス表示を行わな
いでステップS63−3以降の処理を実行する。 前述のステップS60−13におけるシフトトレイモード
のサブルーチンとは、第64図のフローチャートに示した
ような処理である。この処理は、ステップモードフラグ
およびソートビンモードフラグをそれぞれ降ろし(S64
−1,S64−2)、シフトトレイモードフラグを立てて(S
64−3)シフトモードに設定し、シフトトレイモード表
示LED703cをON、ステープルモード表示LED703aおよびソ
ートビンモード表示LED703bをOFFして、シフトトレイロ
ードであることを表示(S64−5)した後リターンする
処理である。 前述のステップS62−1におけるステープル針エンド
チェックのサブルーチンとは第65図のフローチャートに
示したような処理である。すなわち、この処理ではまず
最初にステープルモードかどうか判断する(S65−
1)。この判断でステープルモードであれば、ステープ
ル針のエンドがきているかどうかを判断する(S65−
2)。このエンドの検知はステープル異常1フラグが立
っているかどうかで判断する。そして、ステップS65−
2の判断がステープル異常1フラグが立っている場合に
は、ステープル針のエンドにきているので、針エンドフ
ラグを立て(S65−3)、針エンド表示をONにし(S65−
4)、予約モードの入力を禁止して(S65−5)リター
ンする。 一方、ステップS65−1の判断でステープルモードで
ない場合には、予約モードでかどうか判断し(S65−
6)、予約モードでないならば針エンド表示をOFFにし
(S65−7)、針エンドフラグを降ろす(S65−8)。次
いで、予約モードが設定されているかどうか判断する
(S65−9)。このステップS65−9の判断で予約モード
が設定されているならば予約モード入力を許可して(S6
5−10)リターンし、予約モードが設定されていなけれ
ば、そのままリターンする。 なお、ステップS65−2でステープル異常1フラグが
立っていないと判断した場合には、針エンドになってい
ないのでステップS65−7以降の処理を引き続いて実行
し、ステップS65−6で予約モードであると判断した場
合にはステップS65−2以降の処理を引き続いて実行す
る。 《6.5 コピー処理キーによる処理》 コピー処理キーによって設定されるモードでは、第66
図のフローチャートに示した処理が実行される。この処
理では、フィニッシャフラグが立っているかどうかの判
断(S66−1)をまず行い、フィニッシャフラグが立っ
ていれば、予熱モードかどうか判断し(S66−2)、立
っていなければリターンする。ステップS66−2の判断
で予熱モードであればリターンし、予熱モードでなけれ
ば予熱モード設定途中かどうかさらに判断する(S66−
3)。ステップS66−3の判断で予熱モード設定途中で
あればリターンし、設定途中でなければ両面裏面コピー
モード中かどうか判断する(S66−4)。両面裏面コピ
ーであればリターンし、そうでなければ両面表面コピー
モード中かどうか判断する(S66−5)。両面表面コピ
ーモード中であれば、さらにコピー途中でストップの状
態になっているかどうか判断し(S66−6)、ストップ
中であればリターンし、コピーが継続していれば、さら
に両面モードがどうか判断する(S66−7)。もし、ス
テップS66−5の判断が両面表面コピーモード中でなけ
ればステップS66−6の処理を行わないで、ステップS66
−7に進む。 ステップS66−7の判断が両面モードであれば、さら
に両面トレイ43にコピー用紙があるかどうか判断し(S6
6−8)、コピー用紙があればリターンし、なければ割
り込みモードになっているかどうか判断する(S66−
9)。もし、前述のステップS66−7の判断が両面モー
ドでないならば、ステップS66−8の処理を行わないで
そのままステップS66−9に進む。このステップS66−9
の判断が割り込みモードであればリターンし、割り込み
モードでなければさらに、コピー処理キー701がONにな
っているかどうか判断する。そして、コピー処理キー70
1がOFFの状態であればリターンし、ONの状態になってい
れば、ステップモード表示LED701aがONになっているか
どうか判断する(S66−11)。このステップS66−11の判
断がONであれば、後述の第69図のフローチャートに示し
たソートモードのサブルーチンを実行して(S66−14)
リターンし、OFFであればさらにソートモード表示LED70
1bがONになっているかどうか判断する(S66−12)。ス
テップS66−12の判断でONならば、後述の第70図のフロ
ーチャートに示したスタックモードのサブルーチンを実
行して(S66−17)リターンする。また、OFFであるなら
ばスタックモード表示LED701cがONになっているかどう
か判断する(S66−13)。ステップS66−13の判断でスタ
ックモード表示LED701cがONであれば、後述の第68図の
フローチャートに示したノーマルモードのサブルーチン
を実行して(S66−16)リターンし、OFFであれば後述の
第67図のフローチャートに示したステープルモードのサ
ブルーチンを実行して(S66−15)リターンする。 前述のステップS66−16におけるノーマルモードのサ
ブルーチンとは、第68図のフローチャートに示すような
処理である。この処理では、ソートモードフラグ、スタ
ックモードフラグ、ステープルモードフラグをそれぞれ
降ろし(S68−1,S68−2,S68−3)、さらにソート、ス
タック、ステープルMAXフラグを降ろし(S68−4)、最
後にこれらのモードでないことを示すためにステープル
モード表示LED701a、ソートモード表示LED701bおよびス
タックモード表示LED701cをそれぞれOFFにする(S68−
5)。 前述のステップS66−14におけるソートモードのサブ
ルーチンとは、第69図のフローチャートに示すような処
理である。この処理では、まず、予約モードかどうか判
断して(S69−1)、予約モードであればさらにソート
禁止フラグおよびスタック禁止フラグが立っているかど
うか判断する(S69−2)。もし、ステップS69−2の判
断でソート禁止フラグおよびスタック禁止フラグが立っ
ていればソートモードではないので第68図のフローチャ
ートに示した処理に移行し、ステップS68−1以降の処
理を実行する。フラグが立っていれば“JOB終了後、5
分たちますとステープルされます”というガイダンス表
示を行う(S69−3)。その後、ステープルモードフラ
グおよびステップモードフラグを降ろし(S69−4,S69−
5)、ソートモードフラグを立てて(S69−6)、ステ
ープルモード表示LED701aおよびスタックモード表示LED
701cをOFFし、ソートモード表示LEDをONして(S69−
7)リターンする。 なお、スタックS69−1の判断が予約モードでないな
らば、直接ステップS69−4に進み、それ以降の処理を
実行する。 前述のステップS66−15におけるステープルモードの
サブルーンとは、第67図のフローチャートに示すような
処理である。この処理では、まず、前述の第65図に示し
たステープル針エンドチェックのサブルーチンを実行し
(S67−1)、さらにシート収納ビン57に残紙があるか
どうか判断する(S67−2)。もし、残紙があれば予約
モードかどうか判断し(S67−3)、予約モードでなけ
れば、“ビンのシートを除去して下さい”というガイダ
ンス表示を行い、ソートモードフラグを降ろす(S67−
5)。前述のステップS67−2でシート収納ビン57に残
紙がないと判断したとき、もしくはステップS67−3で
予約モードであると判断したときには、そのままステッ
プS67−5に進む。そして、ステップS67−6でスタック
モードフラグを降ろし、ステップS67−7でステープル
モードフラグを立て、さらにステープルモード表示LED7
01aのみ点灯してリターンする。 前述のステップS66−17におけるスタックモードのサ
ブルーチンとは、第70図のフローチャートに示すような
処理である。この処理では、まず、予約モードかどうか
判断する(S70−1)。もし予約モードであれば、第68
図のフローチャートのステップS68−1以降の処理を実
行し、予約モードでなければステープルモードフラグお
よびソートモードフラグを降ろし(S70−2,S70−3)、
スタックモードフラグを立てる(S70−4)。そして、
スタックモード表示LED701cのみ点灯し(S70−5)、さ
らに予約モードかどうか判断する(S70−6)。このス
テップS70−6の判断が予約モードであれば、“JOB終了
後5分たちますとステープルされます”というガイダン
ス表示をして(S70−7)リターンする。また、ステッ
プS70−6で予約モードでなければそのままリターンす
る。 また、前述の処理に関連して本実施例ではシート収納
ビン57が20ビンしかないので、コピー部数すなわちテン
キーによって入力したコピーの置数に対する配慮が必要
となる。 このコピー部数対するチェックすなわちコピー部数チ
ェックについての処理を第71図および第72図に示す。第
71図はステープルモード時の処理についてのフローチャ
ートである。この処理では、上記のようにシート収納ビ
ンが20ビンしかないのでソートモード、ステープルモー
ドでは20部までしか処理することはできない。それゆ
え、まず、ソートモードフラグおよびステープルモード
フラグが立っているかどうか判断(S71−1)、立って
いなければリターンし、立っていればコピー置数が20を
越えているかどうか判断する(S71−2)。このステッ
プS71−2の判断が20を越えていれば“コピー置換オー
バー”の表示をONにし(S71−3)、さらにコピー置数
を20にして(S71−4)リターンする。もし、ステップS
71−2の判断が20を越えていなければ、“コピー置換オ
ーバー”の表示をOFFしてリターンする。 一方、スタックモードでは第72図のフローチャートに
示すように、まず、スタックモードフラグが立っている
かどうか確認し(S72−1)、スタックモードでなけれ
ばリターンし、スタックモードであれば、コピー置数が
50よりも大きいかどうか判断する(S72−2)。ステッ
プS72−2の判断でコピー置数が50を越えていた場合に
は、“コピー置数オーバー”の表示をONし(S72−
4)、コピー置数を50にする(S72−4)。もし、ステ
ップS72−2の判断で、コピー置数が50以下の場合に
は、“コピー置数オーバー”の表示をOFFしてリターン
する。なおこの50という数はスタック可能な枚数を示し
ている。 予約モード時には、スタック枚数に限りがあるので原
稿枚数の最大値を警告する必要がある。そこで、予約モ
ードの場合には、第73図のフローチャートに沿った処理
が実行される。この処理では、まず、原稿(ORG)ステ
ープルモードフラグが立っているかどうか確認し(S73
−1)、フラグが立っていなければ、次にソートビンモ
ードフラグが立っているかどうか確認する(S73−
2)。ソートビンモードフラグが立っていなければリタ
ーンし、立っていればさらに予約モードかどうか判断す
る(S73−3)。予約モードであれば“原稿枚数50枚を
越えるとプルーフトレイに原稿が排出されます”という
ガイダンス表示を行い(S73−4)、予約モードでなけ
ればそのままリターンする。 なお、ステップS73−1の判断が原稿ステープルモー
ドフラグが立っているといものであれば、ステップS73
−2の処理を行うことなくステップS73−3以降の処理
を実行する。 また、コピーのステープルモードでも50枚という限り
があるので、予約モード時にコピー枚数の最大値50枚を
警告する必要がある。そこで、このこの処理では、第74
図のフローチャートに示すように、ステープルモードフ
ラグが立っているかどうか確認し(S74−1)、フラグ
が立っていなければソートモードフラグおよびスタック
モードフラグが立っているか判断する(S74−2)。立
っていなければそのままリターンし、立っていればさら
に予約モードかどうか判断する(S74−3)。予約モー
ドであれば“シートが50枚を越えるとプルーフトレイに
残りが排出されます”というガイダンス表示を行い(S7
4−4)、予約モードでなければそのままリターンす
る。 なお、スタックS74−1の判断がステープルモードフ
ラグが立っているというものであれば、ステップS74−
2の処理を行うことなくステップS74−3以降の処理を
実行する。
【7.原稿と転写紙のモードの違いによる流れの相違】 第75図は第1図の複写機1の概略構成を示すもので、
原稿およびコピー用紙を含むシートの処理に関しては、
多段ADF49、原稿排紙ユニット52等からなる原稿搬送系
部9、原稿スタックトレイ382、ドギィーテール382、排
紙トレイ(ルーフトレイ)59、シート収納ビン57、スタ
ックトレイ67、およびコピー用紙が積層された給紙トレ
イ33,35を備えている。なお、複写機本体は一般の公知
のものと同様なので特に説明は省略し、ここでは原稿69
と転写紙37、すなわちシートのモードと流れの様子につ
いて説明する。 第76図は複写機本体のCPU573から原稿供給装置12に指
令されるコピーモード受信データのデータフォーマット
を示す説明図である。この指令信号は4ビットからな
り、複写機本体のCPU573からシリアルデータ送受信素子
579を介して原稿搬送ユニット51側のCPU601に指令され
る。指令信号と指令内容は図示の通りである。 一方、複写機本体のCPU573からフィニッシャ11のCPU6
51には、シリアルデータ送受信素子581を介して第77図
に示すような3ビットモード受信データに基づいた指令
が出力される。データフォーマットと指令内容は図示の
通りである。なお、原稿69の搬送のパターンに対しては
後述の《9.11 原稿の流れとそのタイミング》の項と第
126図および第127図を参照されたい。 (1)第78図はコピーモード受信データの内容が複写機
側から原稿供給装置側に対して“1011"で複写機側から
フィニッシャ側に原稿69については“000"、転写紙37に
対しては“011"ないし“101"の場合を示す。具体的には
次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、圧板288上の
原稿排紙トレイにそのまま排出される(図示R78a)。転
写紙37についてはプルーフトレイ59に排出する(“011"
−図示R78b)。 原稿69は多段ユニット50から供給され、圧板288上の
原稿排紙トレイにそのまま排出される(図示R78a)。転
写紙37についてはソートモードでシート収納ビン57に排
出する(“100"−図示R78c)。なお、ソートモードの場
合はシート収納ビン57は最下部のシート収納ビン57が1
ビン目となる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、圧板288上の
原稿排紙トレイにそのまま排出される(図示R78a)。転
写紙37についてはスタックモードでシート収納ビン57に
排出する(“101"−図示R78c)。 (2)第79図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1100"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“00
0"、転写紙37に対しては“100"あるいは“101"の場合を
示す。具体的には次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、反転後ドギィ
ーテイル(シフトトレイ)355に排出される(図示
R79a)。転写紙37についてはプルーフトレイ59に排出す
る(“011"−図示R78b)。 原稿69は多段ユニット50から供給され、反転後ドギィ
ーテイル(シフトトレイ)355に排出される(図示
R79a)。転写紙37についてはソートモードあるいはステ
ープルモードでシート収納ビン57に排出する(“100"あ
るいは“101"−図示R78b)。 (3)第80図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1100"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“00
0"、転写紙37に対しては“100,110"の場合を示す。具体
的には次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、反転後ドギィ
ーテイル(シフトトレイ)355に排出される(図示
R80a)。転写紙37についてはソートモードでシート収納
ビン57に排出(“100")し、ステープル後スタックトレ
イ67に排出される(“110"−図示R80b)。 (4)第81図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1100"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“00
0"、転写紙37に対して“011"の場合を示す。具体的には
次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、反転後ドギィ
ーテイル(シフトトレイ)355に排出される(図示
R81a)。転写紙37についてはプルーフトレイ59に排出す
る(“100")。 (5)第82図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット50側に対してダミーデータ
“000"(裏面をコピーするだけなので)、複写機1側か
らフィニッシャ11側に原稿69については“000"、転写紙
37に対しては“100,101"の場合を示す。具体的には次の
ようになる。 原稿69は反転モードで多段ユニット50から供給され、
原稿の裏面側からコピーして両面のコピーを行い、原稿
表面コピー時に再度新しいデータを受信し、そのコード
に合った排出先に排出される(図示R82a)。転写紙37に
ついては中間トレイ43に一旦収納し、反転させて再度コ
ピー動作を行ったあと、ソートモードもしくはスタック
モードでシート収納ビン57に排出する(“100,101"−図
示R82b)。 (6)第83図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1011"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“00
0"、転写紙37に対しては“100,110"の場合を示す。具体
的には次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、圧板288上の
原稿排紙トレイにそのまま排出される(図示R83a)。転
写紙37についてはソートモードでシート収納ビン57に排
出(“100")し、ステープル後スタックトレイ67に排出
される(“110"−図示R83b)。 (7)第84図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1101"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“01
0"、転写紙37に対しては“100,110"の場合を示す。具体
的には次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、原稿スタック
トレイ382に一旦収納後、シート収納ビン57に転送さ
れ、ステープルされた後、スタックトレイ67に収容され
る(“1101"−図示R84a)。転写紙37についてはソート
モードでシート収納ビン57に排出(“100")し、ステー
プル後スタックトレイ67に排出される(“110"−図示R
84b)。 (8)第85図はコピーモード受信データの内容が複写機
1側から原稿搬送ユニット51側に対して“1101"で複写
機1側からフィニッシャ11側に原稿69については“01
0"、転写紙37に対しては“100"あるいは“101"の場合を
示す。具体的には次のようになる。 原稿69は多段ユニット50から供給され、原稿スタック
トレイ382に一旦収納後、シート収納ビン57に転送され
る(“1101"−図示R85a)。転写紙37についてはソート
モードでシート収納ビン57に排出(“100")、あるいは
スタックモードでシート収納ビン57に排出される(“10
1"−図示R85b)。 なお、第86図は原稿69と転写紙37の処理に関するモー
ドの一例である。
【8.コピー排出後処理】 次に、コピーを終了した転写紙37を排出した後の処理
制御について説明する。なお、この処理のタイミングは
第87図のタイミングチャートによるもので、特に詳しい
説明は省略する。 《8.1 イニシャル処理》 第88図は初期動作の設定の概略の処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理では、まず、初期設定のサ
ブルーチンを実行して(S88−1)、ポートモードおよ
びRAMをクリアし、さらにフラグおよびカウンタをクリ
アする。次いで、フィニッシャ接続フラグを立て(S88
−2)、複写機側のCPU573と送受信する(S88−3)。
その後、ビンホームリクエストフラグを立て(S88−
4)、切換ホイール477のイニシャル処理を行って(S88
−5)リターンする。ビンホームリクエストフラグとは
シート収納ビン57をホーム位置に移動させることを示す
フラグで“1"はホームポジションへ戻し中の状態を示
す。 第89図はさらに詳しい初期設定動作の処理手順を示す
フローチャートである。この処理では、まずイニシャル
リクエストフラグが1になっているかどうか、すなわち
同フラグが立っているかどうかチェックし(S89−
1)、立っていなければリターンし、立っていればステ
ープルホームポジションセンサがONになっているかどう
か判断する(S89−2)。イニシャルリクエストフラグ
とは、複写機1側からフィニッシャ11側に送信し、フィ
ニッシャ11側でも“1"とするようなフラグで、ジョガー
63、シート収納ビン57、落としころ432,433、イニシャ
ルジャム他をチェックし、終了するとフィニッシャ11側
で“0"をして複写機本体側に送信する。 ステップS89−2でステープルホームポジションセン
サ429がONになっていなければステープラホームリクエ
ストフラグを立て(S89−3)、ONになっていなければ
そのままジョガー63が指定されたジョギング位置にセッ
トされたことを示すフラグ(“1"は移動終了を示す)で
あるジョガーレディフラグが立っているかどうか判断す
る(S89−4)。ステップS89−4の判断でジョガーレデ
ィフラグが立っているならばジョガーホームリーターン
フラグを立て(S89−5)、ジョガーレディフラグが立
っていなければそのまま落としコロホームポジションセ
ンサがONになっているかどうか判断する(S89−6)。
ジョガーホームリターンフラグとはジョガー63をホーム
ポジションに戻す動作を示すフラグで“1"はホームポジ
ションへ戻し中であることを示す。 ステップS89−6の判断で落としコロホームジション
センサがONになっていなければ、落としころをホームポ
ジションに戻すフラグ(“1"で戻し動作中であることを
示す)である落としコロホームリターンフラグを立て
(S89−7)、落としコロホームジションセンサがONに
なっていればそのままビンホーム検知センサ542がONに
なっているかどうか判断する(S89−8)。ビンホーム
検知センサ543がONになっていなければビンホームリク
エストフラグを立て(S89−9)、ビンホーム検知セン
サ543がONになっていればそのまま第1の転写紙進入検
知センサ(転写紙進入検知センサ1)534の検知信号が
転写紙37の進入有りになっているかどうか判断する(89
−10)。このステップS89−10の判断が紙なしであれば
さらに、第2の転写紙進入検知センサ(転写紙進入検知
センサ1)504の検知信号が転写紙37の進入有りになっ
ているかどうか判断する(S89−11)。もし、ステップS
89−10で、あるいはステップS89−11の判断が紙有りで
あれば、コピー搬送ジャムフラグを立てて(S89−13)
転写紙37がジャムしていることをCPU573側に知らせ、紙
なしであればコピー搬送ジャムフラグを降ろして(S89
−12)、転写紙37がジャムしていないことをCPU573側に
知らせる。コピー搬送ジャムフラグとは第1もしくは第
2の転写紙進入検知センサ534,504で検知したジャムに
対応し、“1"でジャムであり、“0"でジャムなしを示
す。 そして、今度は第1および第2の原稿進入検知センサ
536,502(原稿進入検知センサ1,2)の検知信号が紙有り
になっているかどうか判断する(S89−14)。もし、紙
なし状態になっていれば原稿ジャムフラグを降ろし(S8
9−15)、紙有り状態になっていれば原稿ジャムフラグ
を立て(S89−16)、さらに放出センサの検知信号が紙
有り状態になっているかどうか判断する(S89−17)。
なお、原稿ジャムフラグとは第1および第2の原稿進入
検知センサ536,502で検知したジャムに対応し、“1"で
ジャムあり、“0"でジャムなしを示す。ステップS89−1
7の判断が紙なしであれば放出検知センサ542で検知した
ジャムに対応し、“1"でジャムであり、“0"でジャムな
しを示す放出ジャムフラグを降ろし(S89−18)、紙有
りであれば放出ジャムフラグを立てて(S89−10)、今
度は、トレイ排紙検知センサ538の検出信号が紙有り状
態になっているかどうか判断する(S89−20)。もし、
紙なし状態であれば、トレイ排紙検知センサ538で検知
したジャムに対応し、“1"でジャムあり、“0"でジャム
なしを示す排紙ジャムフラグを降ろし(S89−21)、紙
有り状態であれば排紙ジャムフラグを立て(S89−2
2)、さらにドアオープンセンサがON状態かどうか判断
する(S89−23)。 ステップS89−23の判断でドアオープンセンサがOFFの
状態であれば、フィニッシャ11のドアオープンに対応
し、“1"でオープン状態、“0"でクローズ(正常)を示
すドアオープンフラグを降ろし(S89−24)、ONの状態
であればドアオープンフラグを立て(S89−25)、今度
は、ジョガーホームリターンフラグが立っているかどう
か判断する(S89−26)。ジョガーホームリターンフラ
グが立っていなければ、さらにビンホームリクエストフ
ラグが立っているかどうか判断し(S89−27)、立って
いなければシート収納ビン57に残紙があるかどうかチェ
ックする(S89−28)。もし、トレイに残紙がなければ
トレイ残紙フラグを降ろし(S89−29)、トレイに残紙
があればトレイ残紙フラグを立てて(S89−30)ステー
プル針エンドセンサがONになっているかどうか判断する
(S89−31)。 針エンドセンサがOFFの状態であえば針エンドフラグ
を降ろし(S89−32)、ONの状態であれは針エンドフラ
グを立て(S89−33)、切換ホイールイニシャル処理の
サブルーチンを実行する(S89−34)。なお、前述のス
テップS89−26の判断でジョガーホームリターンフラグ
が立っている場合、およびステップS89−27の判断でビ
ンホームリクエストフラグが立っている場合には直接ス
テップS89−34の処理に進む。このステップS89−34の処
理が済むと、ビンホームリクエストフラグが立っている
かどうか判断し(S89−35)、ビンホームリクエストフ
ラグが立っていれば複写機側のCPU573にフラグを送信し
(S89−39)、ビンホームリクエストフラグが降りてい
ればジョガーホームリターンフラグが立っているかどう
か判断する(S89−36)。そして、ジョガーホームリタ
ーンフラグが立っていれば複写機1側のCPU573にフラグ
を送信し(S89−39)、降りていればホイールホームリ
クエストフラグが立っているかどうか判断する(S89−3
7)。このホイールホームリクエストフラグとは切換ホ
イール477を制御上のホームポジションにセットするリ
クエストフラグである。ステップS89−37の判断でホイ
ールホームリクエストフラグが立っていれば同じく複写
機1側のCPU573にフラグを注入し(S89−39)、降りて
いればイニシャルリクエストフラグを降ろし(S89−3
8)、複写機1側のCPU573にフラグを送信した後(S89−
39)リターンする。 《8.2 ジョガー駆動処理》 第90図はジョガーの駆動処理の処理手順を示すフロー
チャートである。この処理では、まず、タイマ2のカウ
ントアップをチェックし(S90−1)、カウントアップ
していなければジョギングフラグが立っているかどうか
チェックする(S90−2)。このジョギングフラグとは
ジョガーフェンス472がシートの整置動作中に“1"とな
るフラグである。ジョギングフラグが立っていなれば、
次にジョガーホームリターンフラグが立っているかどう
かチェックする(S90−3)。ジョガーホームリターン
フラグが立っていなければ複写機側のCPU573からの送信
データをデコードし(S90−4)、モード受信データが
2あるいは4かどうか判断する(S90−5)。このモー
ド受信データ2とは前述の第77図のコード“001"、モー
ド受信データ4とは前述の第77図のコード“011"であ
り、原稿69もしくは転写紙37をプルーフトレイに送るモ
ードである。 もし、ステップS90−5でモード受信データが2ある
いは4でないと判断したときにはリターンし、モード受
信データが2あるいは4であると判断したときにはステ
ープラホームリクエストフラグが立っているかどうかさ
らにチェックする(S90−6)。もし、ステープラホー
ムリクエストフラグが立っていればリターンし、立って
いなければさらに放出検知センサ542が立ち下がってい
るかどうか判断する(S90−7)。立ち下がっていれ
ば、タイマ1をスタートさせ(S90−8)、ジョガーレ
ディフラグを降ろし(S90−9)、ジョギングフラグを
立てる(S90−10)。そして、シートサイズデータによ
ってデータテーブル上のジョギングデータを選択して
(S90−11)、選択されたジョギングデータをジョギン
グメモリに格納した(S90−12)後、リターンする。な
お、ステップS90−11の処理はシートを整置している状
態を示している。なお、ジョギングメモリとはジョガー
ホームポジションを“0"としてジョガーフェンスを472
を移動させる位置を示すもので、ジョギングカウンタと
併せてジョガーフェンス472の移動を制御するものであ
る。 また、前述のステップS90−7の判断で放出検知セン
サ542が立ち下がっていない場合には、ジョガーレディ
フラグを降ろし(S90−13)、シートサイズデータから
データテーブル上のジョギングデータを選択する(S90
−14)。この処理は待機状態で、ジョガーはシートから
退避している。ステップS90−14で選択されたジョギン
グデータはステップS90−15でジョギングメモリに格納
され、さらにジョギングメモリのデータとジョガーモー
ムポジションを“0"としてジョガーフェンス472の位置
を示すジョギングカウンタの値が等しいかどうか判断す
る(S90−16)。このステップS90−16の判断で両値が等
しい場合には、ジョガーレディフラグを立て(S90−1
7)、ジョギングメモリの値をジョギングカウンタに代
入する(S90−18)。そして、ジョガーモータ463をOFF
し(S90−19)、ジョガーフォワードフラグを降ろし(S
90−20)、さらにジョガーリバースフラグも降ろして
(S90−21)リターンする。ジョガーフォワードフラグ
とは、紙揃えなどジョガーが63がシートを揃える方向へ
の移動を示すフラグで、ジョガーリバースフラグとは紙
揃えからの退避方向への移動を示すフラグである。 もし、前述のステップS90−16の判断でジョギングメ
モリのデータとジョギングカウンタの値が等しくないな
らば、さらにジョギングメモリとジョギングカウンタの
値を比較する(S90−22)。そこで、ジョギングメモリ
の値がジョギングカウンタの値よりも大きいならば、ジ
ョガーフォワードフラグを立て(S90−23)、ジョガー
リバースフラグを降ろして(S90−24)ジョガーモータ
駆動パルスに合わせてジョギングカウンタを加算した
(S90−25)後リターンする。 一方、ステップS90−22の判断でジョギングカウンタ
の値がジョギングメモリの値以上であるならば、ジョガ
ーフォワードフラグを降ろし(S90−26)、ジョガーリ
バースフラグを立てて(S90−27)ジョガーモータ駆動
パルスに合わせてジョギングカウンタを減算した(S90
−25)後リターンする。 また、前述のステップS90−3の判断でジョガーホー
ムリターンフラグが立っていならば、ホームポジション
センサ471がHレベルかどうか判断する(S90−29)。も
し、Lレベルであれば、ジョガーリバースフラグを立て
(S90−30)、ジョガーリバースフラグを降ろして(S90
−31)ジョガー63のホームポジションセンサ471の立ち
上がりをチェックする(S90−32)。ステップS90−32で
ホームポジションセンサ471が立ち上がっていないと判
断したときにはそのままリターンし、立ち上がっている
と判断したときには、ジョガー63を3パルス分リバース
方向に移動し(S90−33−第92図)、ジョガーモータ463
を止め(S90−33)、ジョガーリバースフラグを降ろし
た(S90−35)後リターンする。 一方、前述のステップS90−29の判断でホームポジシ
ョンセンサ471がHレベルであれば、ジョガーリバース
フラグを降ろし(S90−36)、ジョガーフォワードフラ
グを立て(S90−37)、ジョガー63のホームポジション
センサ471の立ち下がりをチェックする(S90−38)。も
し、立ち下がっていなければそのままリターンし、立ち
下がっていればジョガーフォワードフラグを降ろし(S9
0−39)、ジョガーモータ463を止める(S90−40)。そ
の後、ジョガーホームリターンフラグを降ろし(S90−4
1)、ジョガーレディフラグを立て(S90−42)、ジョギ
ングカウンタをリセットした(S90−43)後リターンす
る。 また、前述のステップS90−2の判断でジョギングフ
ラグが立っているならば、タイマ1がカウントアップし
ているかどうかチェックし(S90−44)、カウントアッ
プしてないならばリターンし、カウントアップしていれ
ばタイマ1を止める(S90−45)。そして、ジョギング
メモリの値とジョギングカウンタの値が等しいかどうか
チェックし(S90−46)、等しくなければ前述のステッ
プS90−22以降の処理を実行する。これに対し、ジョギ
ングメモリの値とジョギングカウンタの値が等しけれ
ば、ジョガーモータ463を止め(S90−47)、ジョガーフ
ォワードフラグおよびジョガーリバースフラグを降ろし
(S90−48,S90−49)、さらにタイマ2がスタートして
いるかどうか判断する(S90−50)。もし、タイマ2が
スタートしていればそのままリターンし、スタートして
いなければタイマ2をスタートさせ(S90−51)、排出O
Kフラグを立てて(S90−52)リターンする。 最後に、前述のステップS90−1の判断でタイマ2が
すでにカウントアップしているならば、ジョギングフラ
グを降ろし(S90−53)、タイマ1およびタイマ2をク
リアした(S90−54)後ステップS90−13以降の処理を実
行する。 なお、上記ステップS90−32あるいはステップS90−38
でジョガーホームポジションセンサ471の立ち上がりと
立ち下がりをチェックしているが、これは以下のような
理由による。すなわち、第91図に示すようにフォトイン
タラプタからなるジョガーホームポジションセンサ471
に対しジョガーフェンス472から突出したジョガーホー
ムポジションセンサ用フィラ424が進出・後退、すなわ
ちリバース側(矢印427R方向)とフォワード側(矢印42
7F)に移動するように設定され、第92図のタイミングチ
ャートに示すように、ジョガーのホームポジションはホ
ームポジションセンサ471の立下がり(図示D92)として
いる。これはセンサの立ち上がりと立ち下がりでセンサ
特性上のずれ量が生じるため、第92図A92,B92のいずれ
の位置からでも常にセンサ出力の立ち下がりがホームポ
ジションとなるように処理するためである。 《8.3 切換ホイールイニシャル処理》 次に切換ホイール415の制御について説明する。 第93図は切換ホイール477のイニシャル処理手順を示
すフローチャートである。この処理ではまず、切換ホイ
ールホームリクエストフラグが立っているかどうか判断
する(S93−1)。ステップS93−1の判断で同フラグが
立っていなければリターンし、立っていれば切換ホイー
ル477が正回転中かどうかチェックする(S93−2)。正
回転中でなければ切換ホイール477を正回転させ(S93−
3)、駆動パルスカウンタをリセットして(S93−4)
リターンする。この駆動パルスカウンタとは切換ホイー
ル477の位置を示すカウンタで“0"がホームポジション
である。切換ホイール477駆動時に駆動パルスメモリと
併用する。駆動パルスメモリとは切換ホイール477を駆
動する位置を示すもので、ジョギングカウンタよおびジ
ョギングメモリと同様の処理を行う。 一方、正回転していれば駆動用パルス出力を切り(S9
3−5)、切換ホイール477のホームポジションセンサ54
5が立ち上がっているかどうかチェックする(S93−
6)。もし、立ち上がっていなければ駆動パルスカウン
タが0になっているかどうか、すなわちリセットされて
いるかどうかチェックし(S93−7)、リセットされて
いればそのままリターンし、リセットされていなければ
駆動用パルスカウンタを1歩進させてリターンする。 また、ステップS93−6の判断でホームポジションセ
ンサ545が立ち上がっていれば、駆動パルスカウンタが
0になっているかどうか、すなわちリセットされている
かどうかチェックする(S93−9)。リセットされてい
れば駆動用パルスカウンタに1を代入して(S93−10)
リターンする。もし、リセットされていなければ、さら
に駆動パルスカウンタが150よりも大きくなっているか
どうかチェックし(S93−11)、150以下であれば駆動用
パルスカウンタに1を代入して(S93−12)リターンす
る。150よりも大きくなっていれば、今度は駆動パルス
カウンタが360以下かどうかチェックする(S93−13)。
360未満であれば駆動パルス出力を止めて切換ホイール4
77の回転を停止させ(S93−14)、ホイールホームリク
エスストフラグを降ろし(S93−15)、駆動パルスカウ
ンタをリセットした(S93−16)後リターンする。 一方、ステップS93−13の判断で駆動パルスカウンタ
の値が360以上になっている場合には、駆動用パルス出
力を止め(S93−17)、駆動パルスカウンタをリセット
し(S93−18)、切換ホイール回転異常フラグを立てて
(S93−19)異常処理ルーチンへ移行する。切換ホイー
ル回転異常フラグとは切換ホイールの駆動を一定パルス
数以上行ってもホームポジションが検出できないと
“1"、通常は“0"のフラグである。 《8.4 切換ホイール駆動処理》 切換ホイール477のイニシャル処理が終了すると、切
換ホイール477の駆動が可能になる。このときの処理を
第94図のフローチャートを参照して説明する。 この処理では、まずイニシャルリクエストフラグが立
っているかどうかチェックする(S94−1)。フラグが
立っていれば切換ホイール477のホームリクエストフラ
グを立て(S94−2)、さらに転写紙搬送フラグが立っ
ているかどうか判断する(S94−3)。立っていなけれ
ば転写紙37のジャムが発生していないので原稿ジャムフ
ラグが立っているかどうか判断し(S94−3)、立って
いなければ原稿69のジャムも発生していないので第93図
の切換ホイールのイニシャル処理を実行して(S94−
5)リターンする。また、前記ステップS94−3およびS
94−4の判断でジャムフラグが立っているならば転写紙
37もしくは原稿69のジャムが発生しているのでそのまま
リターンする。 ステップS94−1の判断でイニシャルリクエストフラ
グが降りているならば、複写機本体のCPU573側からの送
信データをフィニッシャ11側のCPU651でデコードし(S9
4−6)、モード受信データが0かどうか判断する(S94
−7)。もし、0であればリターンし、0でなければさ
らにモード受信データが5以下かどうか判断する(S94
−8)。このステップS94−8の判断が5以下でなけれ
ばリターンし、5以下であればモード実行中フラグを立
て(S94−9)、切換ホイール477が回転中かどうか判断
する(S94−10)。モード実行中フラグとは複写機本体
のCPU573から送信された処理で比較的時間の必要な処理
は、その処理中“1"をなるようにするフラグである。切
換ホイール477が回転していなければ駆動パルスカウン
タデータをロードする(S94−11)。ステップS94−11で
駆動パルスカウンタデータをロードすると、今度はモー
ド受信データと駆動パルスカウンタデータから、第95図
に示した駆動パルスカウンタのデータテーブルを検索す
る。このデータテーブルの切換ホイール477の移動用の
パルスデータは、ステッピングモータの1パルスが切換
ホイール477の1度に対応するように設定されている。
また、第95図の[a]ないし[d]は第96図に示した切
換ホイール477の(a)ないし(d)の状態に対応して
いる。第96図(a)の切換ホイール477の位置は原稿69
をシート収納ビン57に搬送する場合を、同図(b)は原
稿69をプルーフトレイ59に搬送する場合を、同図(c)
は複写済みの転写紙37をシート収納ビン57に収容する場
合を、同図(d)は複写済みの転写紙37をプルーフトレ
イ59に収容する場合をそれぞれ示している。 ステップS94−12で検索が終了するとデータテーブル
のデータを駆動パルスメモリに格納し(S94−13)、駆
動パルスメモリに従ってステッピングモータからなる切
換ホイール駆動モータ487の回転を開始させる(S94−1
4)。その後、切換ホイール477が正回転しているかどう
かチェックし(S94−15)、正回転していれば駆動パル
スカウンタに1を加えてリターンし(S94−16)、正回
転していなければ切換ホイール477が逆回転しているか
チェックし(S94−17)、逆回転していれば駆動パルス
カウンタから1減算してリターンする。 なお、前記ステップS94−10の判断で切換ホイール477
が回転していれば、駆動パルスカウンタの値と駆動パル
スメモリの値とが等しいかどうかチェックし(S94−1
9)、等しくなければステツプS94−15以降の処理を実行
し、等しければ切換ホイール477の回転を止める(S94−
20)、すなわち駆動用パルス出力をOFFにする。引き続
きモード実行中フラグを降ろし(S94−21)、駆動パル
スメモリをクリアして(S94−22)リターンする。 《8.5シート収納ビンのアップダウンチェック》 転写紙37および原稿69等のシートを収納するシート収
納ビン57は、シートをシート収納ビン57側に受け入れる
とき、シートをステープルするとき、およびシートをス
タックトレイ67に排出するときに上下に移動する必要が
ある。これは本実施例に係るフィニッシャ11がシート収
納ビン57を固定してシート処理を行うのではなく、前述
の機械的構成の説明からもかるようにシート収納ビン57
を移動して各種のシート処理を行うように意図されてい
るからである。そこで、以下、シート収納ビン57の昇降
に関する処理について説明する。 第97図は複写機本体側からの指令によってシート収納
ビン57を上昇させるか下降させるかのチェックルーチン
を示すフローチャートである。この処理では、まず複写
機1側で“1"とセットされると、ビン位置カウンタをビ
ン位置データと合わせる処理を行うビン移動フラグが立
っているかどうかチェックし(S97−1)、ビン移動フ
ラグが降りていればそのままリターンし、立っていれば
複写機本体のCPU573側から送信されるビン制御に関する
データをフィニッシャ11側のCPU651で受信する(S97−
2)。なお、ビン位置カウンタとはフィニッシャ11で現
在セットされているビン位置を示すカウンタである。デ
ータを受信すれば、シート収納ビン57をホーム位置に移
動することを示すビンホームリクエストフラグが立って
いるかどうチェックし(S97−3)、立っていればリタ
ーンし、降りていればビン上昇・下降フラグが立ってい
るかチェックする(S97−4)。なお、ビンホームリク
エストフラグが立っている状態はシート収納ビン57をホ
ームポジションに戻している状態を示している。 ステップS97−4でビンホームリクエストフラグが立
っていると判断した場合には、さらにシート収納ビン57
を1ビン上昇させるビン上昇フラグが立っているかチェ
ックし(S97−5)、立っていればビンは上昇中なので
現在セットされているフィニッシャ11のビン位置を示す
ビン位置カウンタとセットしなければならないフィニッ
シャ11のビン位置を示すビン位置データとを比較する
(S97−6)。このステップS97−6の判断でビン位置カ
ウンタの値がビン位置データの値よりも小さければビン
上昇フラグを立て、シート収納ビン57を1ビン下降させ
るビン下降フラグを降ろした後(S97−7)リターンす
る。また、ステップS97−6の判断でビン位置カウンタ
の値がビン位置データの値以上であれば、ビン上昇フラ
グおよび下降フラグ共に降ろして(S97−8、S97−9)
リターンする。 もし、前記ステップS97−5の判断でビン上昇フラグ
が降りていれば、ビン位置カウンタが1になっているか
どうかチェックする(S97−10)。ビン位置カウンタが
1になっていればステップS97−8およびステップS97−
9を実行してリターンし、1になっていなければビン上
昇フラグを降ろし、ビン下降フラグを立てて(S97−1
1)リターンする。 また、前記ステップS97−4の判断でビン上昇・下降
フラグが降りていれば、ビン位置カウンタの値が0かど
うかチェックし(S97−12)、1であればビン上昇フラ
グを立てて(S97−13)リターンし、1でなければビン
下降フラグを降ろして(S97−14)リターンする。 《8.6 シート収納ビンの上昇・下降制御》 上記のチェックルーチンが終了すると、実際にシート
収納ビン57の上昇下降動作を行うことになる。この場合
の処理手順を第98図のフローチャートに示す。この処理
では、まずステップ65の移動も含むステープラ動作実行
中に“1"になるステープル実行中フラグが立っているか
どうか判断し(S98−1)、立っていればそのままリタ
ーンし、立っていなければビンホームリクエストフラグ
が立っているかどうか判断する(S98−2)。ステップS
98−2の判断でビンホームリクエストフラグが降りてい
れば、排紙OKフラグが立っているかどうか判断する(S9
8−3)。この排紙フラグは複写機1および原稿搬送ユ
ニットから搬送されてきたシートが放出検知センサ542
を通って排紙されると“1"になり、シート収納ビン57の
移動などによって“0"になるフラグである。ステップS9
8−3の判断で排紙OKフラグが降りているとリターン
し、立っているとビン移動フラグが立っているかどうか
判断する(S98−4)。もし、降りていればリターン
し、立っていればステープラ65をホームポジションに戻
すステープラホームポジションリクエストフラグ(ホー
ムポジションへの戻し中に“1"になる)が立っているか
どうか判断する(S98−5)。立っていればリターン
し、降りていれば落としころをホームポジションに戻す
落としころホームリターンフラグ(ホームポジションへ
の戻し中に“1"になる)が立っているかどうか判断する
(S98−6)。立っていればリターンし、降りていれば
さらにビン上昇フラグが立っているかどうか判断する
(S98−7)。 ステップS98−7の判断でビン上昇フラグが降りでい
れば。今度はビン下降フラグが降りているかどうか判断
する(S98−8)。もし、ビン下降フラグが降りていれ
ばシート収納ビン57の移動を停止し(S98−9)、排紙O
Kフラグを降ろしてリターンする(S98−10)。また、前
記ステップS98−8の判断でビン下降フラグが立ってい
れば1ビン下降させ(S98−11)、ビン位置カウンタを
1減算して(S98−12)排紙OKフラグを降ろして(S98−
13)リターンする。 一方、前記ステップS98−7の判断でビン上昇フラグ
が立っていれば、1ビン上昇させ(S98−14)、ビン位
置カウンタに1加算し(S98−15)、排紙OKフラグを降
ろして(S98−16)リターンする。 なお、前記ステップS98−2の判断でビンホームリク
エストフラグが立っていると、ステープラホームリクエ
ストフラグが立っているかどうか判断し(S98−17)、
立っていればそのままリターンし、降りていれば落とし
ころホームリターンフラグが立っているかどうか判断す
る(S98−18)。この判断で落としころホームリターン
フラグが立っていればリターンし、降りていればビンモ
ータ418を下降側にONしてシート収納ビン57を下降させ
る(S98−19)。 次いで、シート収納ビン57を下降させビンホームポジ
ションセンサ543がONになっているかどうか判断する(S
98−20)。この判断でビンホームポジションセンサ543
がOFFであればリターンし、ONであればビンモータ418を
OFFしてシート収納ビン57の移動を停止させ(S98−2
1)、ビン位置カウンタをリセットし(S98−22)、さら
にビンホームリクエストフラグを降ろして(S98−23)
リターンする。 《8.7 ステープラ移動処理》 ステープル動作はシート収納ビン57の移動に伴って実
行されるが、ステープル動作の実行のためにはステープ
ラ65をホームポジションからステープルポジションに進
出させる必要がある。このためにステープラの移動処理
が必要となる。 第99図はステープラの移動処理手順を示すフローチャ
ートである。この処理では、まず、ステープラホームリ
クエストフラグが立っているかどうか判断する(S99−
1)。この判断でステープラホームリクエストフラグが
降りていれば、ステープラ65の針の有無を示すステープ
ル異常1フラグ(ステープラの針エンドで“1"、通常
“0")の状態を判断する(S99−2)。この判断でステ
ープル異常1フラグが立っていればそのままリターン
し、降りていれば今度は図示しないステープル用モータ
の異常を示すステープル異常2フラグが立っているかど
うか判断する。この判断でステープル異常2フラグが立
っていればリターンし、降りていればステープラ65に異
常がないので今度はステープラホームポジションを0と
してステープラ65の位置を示すステープラ位置カウンタ
が0、すなわちホームポジションに位置しているかどう
か判断する(S99−4)。この判断でカウンタの値が0
でなければさらにステープラ位置カウンタの値が50にな
っているかどうか判断し(S99−5)、50になっていれ
ばステープラをホームポジションに戻すステープラリバ
ースフラグ(リバース側への移動時に“1、通常時
“0")を降ろし(S99−6)、さらにステープラ65をホ
ームポジションからステープルポジションに突出させる
ステープラフォワードフラグ(フォワード側への移動時
“1"、通常時“0")を降ろして(S99−7)リターンす
る。 もし、前記ステップS99−5の判断でステープラ位置
カウンタの値が50でなければステープラリバースフラグ
およびステープラフォワードフラグが立っているかどう
か判断する(S99−8)。この判断で両フラグが立って
いればリターンし、降りていればステープラホームリク
エストフラグを降ろして(S99−9)リターンする。ま
た、前記ステップS99−4の判断でステープラ位置カウ
ンタが0であればステップS99−9以降の処理を実行す
る。 一方、前記ステップS99−1の判断でステープラホー
ムリクエストフラグが立っていれば、さらにステープル
ホームポジションセンサ429がONになっているかどうか
判断する(S99−10)。この判断でOFFになっていれば、
ステープラリバースフラグを立て、ステープラフォワー
ドフラグを降ろして(S99−14)リターンする。上記判
断でONであれば、ステープラホームリクエストフラグを
降ろし(S99−11),ステープラリバースフラグおよび
ステープラフォワードフラグを降ろして(S99−12)さ
らにステープラ位置カウンタをリセット(S99−13)し
た後リターンする。 《88 ステープル処理》 ステープラの移動に伴って実行されるステープル処理
は、第100図にような処理手順に従って行われる。 この処理では、まず、指定されたジョギング位置にジ
ョガー63がセットされたことを示すジョガーレディフラ
グが立っているかどうか判断する(S100−1)。この判
断でジョガーレディフラグが降りていれはそのままリタ
ーンし、立っていればステープル異常1フラグおよびス
テープル異常2フラグをチェックする(S100−2、S100
−3)。もしステープル異常1フラグあるいはステープ
ル異常2フラグが立っていれば異常処理ルーチンへ進
み、両フラグとも降りていれば、シート収納ビン57が移
動中であるかどうか判断する(S100−4)。この判断で
シート収納ビン57が移動中であればリターンし、移動中
でなければさらに排紙OKフラグが立っているかどうか判
断する(S100−5)。の判断で排紙OKフラグが立ってい
ればリターンし、降りていれば落としころリターンフラ
グの状態を判断する(S100−6)。この判断で落としこ
ろリターンフラグが立っていればリターンし、降りてい
ればステープラホームリクエストフラグの状態を判断す
る(S100−7)。この判断でステープラホームリクエス
トフラグが立っていればリターンし、降りていればステ
ープルフラグの状態を判断する(S100−8)。このステ
ープルフラグとは複写機1本体側のCPU573から送信され
る“1"でステープル動作を実行するフラグである。この
判断でステープルフラグが立っていればリターンし、降
りていればステープラ65の移動も含むステープル動作実
行中“1"になるステープル実行中フラグが立っているか
どうか判断する(S100−9)。この判断でステープル実
行中フラグが降りていればステープルが実行されていな
いことになるのでステープラフォワードフラグを立てて
ステープラ65をステープル位置に移動させ(S100−1
0)、シートに対してステープルを実行する(S100−1
1)。そしてステープル実行中フラグを立て(S100−1
2)、ジョーガーフェンス472をジョギングさせて(S100
−13)リターンする。 一方、前記ステップS100−9の判断でステープル実行
中ならばさらにステープルが終了したかどうか判断し
(S100−14)、終了していなければステップS100−10以
降の処理を実行し、終了していればステープラリバース
フラグを立ててステープラ65をステープル位置から退避
させる(S100−15)。そして、ジョガーフェンス472を
ジョギングさせ(S100−16)、ステープル実行中フラグ
を降ろして(S100−17)リターンする。 《8.9 シート落とし処理》 シートに対するステープルが実行されると、設定され
たモードに応じてシート落とし処理が実行される。第10
1図はシート落とし処理の処理手順を示すフローチャー
トである。このシート落とし処理では、まず、落としこ
ろホームリターンフラグの状態を判断する(S101−
1)。この判断で落としころホームリターンフラグが降
りていれば、ステープル異常1フラグ(S101−2)、ス
テープル異常2フラグ(S101−3)およびステープルフ
ラグ(S101−4)の状態を判断する。そしてステップS1
01−2,S101−3もしくはS101−4の何れかで該当するフ
ラグが降りていればリターンし、全ての該当フラグが立
っていればシート収納ビン57にシート収納されているか
どうか判断する(S101−5)。この判断でシートでが存
在しているならば、さらにシート収納ビン57が移動中か
どうか判断する(S101−6)。もし、移動中であればリ
ターンし、移動中でなければステープル実行中フラグの
状態を判断する(S101−7)。この判断でステープル実
行中フラグが立っていればリターンし、降りていればモ
ード受信データが6になっているかどうか判断する(S1
01−8)。この判断でモード受信データが6になってい
ればステープル済みシートをスッタクトレイ67に落とす
落とし処理を実行して(S1101−9)リターンする。 一方、前記ステップS101−1の判断で落としころホー
ムリターンフラグが立っているならば、落としころがシ
ート収納ビン57側から退避する方向に移動することを示
す落としころリバースフラグを立て(S101−11)、落と
しころがシート収納ビン57側すなわち落とし動作側に移
動することを示す落としころフォワードフラグを降ろし
(S101−12)て落としころ待機中ホームポジションセン
サ438がONになっているかどうか判断する(S101−1
3)。 このステップS101−13の判断で落としころ待機中ホー
ムポジションセンサ438がOFFならばそのままリターン
し、ONならば落としころリバースフラグを降ろし(S101
−14)、ホームポジション状態で“0"になる落としころ
431,433の位置を示す落としころカウンタをリセットす
る(S101−15)。その後、落としころ431,433をホーム
ポジションに戻す落としころホームリターンフラグ(落
としころの戻し動作中“1"を降ろし(S101−16)てリタ
ーンする。 また、前記ステップS101−5でシート収納ビン57にシ
ートが存在しないと判断したときには、落としころ駆動
モータ441をOFFし(S103−4)、5秒タイマを止めてク
リアする(S103−5)。そして、落としころフォワード
フラグおよび落としころリバースフラグを降ろし(S103
−6,S103−7)、落としころホームリターンフラグおよ
びモード終了フラグを立てる(S103−8,S103−9)。次
いで、1秒タイマを止めてクリアし(S103−10)、落と
しころ待機中ホームポジションセンサ438の状態を判断
する(S101−10)。この判断で戻しころ待機中ホームポ
ジションセンサ438がOFFならばステップS101−11以降の
処理を実行し、ONであればステップS101−11からステッ
プS101−13の処理をジャンプしてステップS101−14以降
の処理を実行する。 第102図はステープル済みのシートの落とし実行中の
処理手順を示すフローチャートである。この処理では、
まず、落としころフォワードフラグの状態を判断し(S1
02−1)、このフラグが降りていれば今度は落としころ
リバースフラグの状態を判断する(S102−2)。この判
断で落としころリバースフラグが降りていれば、落とし
ころ駆動モータ441をチェックする(S102−3)。も
し、落としころ駆動モータ441がOFFの状態であれば、落
としころ駆動モータ441をONし(S102−4)、ループカ
ウンタをリセットした(S102−5)後リターンする。ル
ープカウンタとは落としころの突出、退避回数をカウン
トするカウンタで、1枚あたり6回このカウントを行
い、それでもシート放出センサにシートが到達しない場
合だけジャムとなる、これに対し、落としころ駆動モー
タ441がONの状態であれば落としころフォワードフラグ
を立て(S102−6)、さらに落としころリバースフラグ
を降ろし(S102−7)、落としころカウンタが120パル
ス以上になっているかどうか判断する(S102−9)。こ
の判断で落としころカウンタが120パルス以上になって
いれば、落としころフォワードフラグを降ろし(S102−
10)、さらにシート放出センサ545の状態を判断する(S
102−11)。この判断でシート放出センサ545がOFFであ
れば1秒タイマがスタートしているかどか判断し(S102
−12)、スタートしていなければスタートさせて(S102
−13)リターンする。 一方、1秒タイマがスタートしていれば、1秒タイマ
がカウントアップしているかどうかチェックし(S102−
14)、カウントアップしていればリターンし、カウント
アップしていなければ落としころリバースフラグを立て
る(S102−15)。そして、落としころ駆動パルスに合わ
せて落としころカウンタを減算し(S102−16)、今度は
落としころカウンタが80以下になっているかどうか判断
する(S102−17)。もし、80よりおおきければリターン
し、80以下であれば落としころリバースフラグを降ろし
(S102−18)、ループカウンタに1加算する(S102−1
9)。次いでループカウンタの値が6以上になっている
かどうかチェックし(S102−20)、6未満であれば1秒
タイマを止めてクリアした(S102−21)後リターンす
る。6以上であれば第103図のフローチャートに移行
し、落としころフォワードフラグおよび落としころリバ
ースフラグを降ろす(S103−12,S103−13)。なお、こ
の6は1枚のシートについての6回目のシート落とし動
作を意味している。次いで、落としころ駆動モータ441
をOFFし(S103−14)、5秒タイマおよび1秒タイマを
それぞれ止めてクリアして(S103−15,S103−16)さら
にシート放出ジャムフラグを立て(S103−17)異常処理
ルーチンへ移行する。なお、シート放出ジャムフラグは
ステープルされたシートがスタックトレイ67に落ちない
場合“1"となるフラグである。また、前記ステップS102
−11でシート放出センサがONであると判断したときに
は、第103図のフローチャートに移行し、5秒タイマが
スタートしているかどうか判断する(S103−1)。スタ
ートしていなければ5秒タイマをスタートさせ(S103−
2)てリターンし、スタートしていればシート放出セン
サが立ち下がっているかどうかをチェックする(S103−
3)。もし、立ち下がっていれば前述のステップS103−
4以降の処理を実行し、立ち下がっていなければ5秒タ
イマがカウントアップしているかどうか判断する(S103
−11)。この判断で5秒タイマがカウントアップしてい
なければリターンし、カウントアップしていれば前述の
ステップS103−12以降の処理を実行する。 さらに、前記ステップS102−2で落としころリバース
フラグが立っていると判断した場合には、シート放出セ
ンサ545が立ち下がっているかどうか判断する(S103−2
1)、この判断でシート放出センサ545が立ち下がってい
れば前述のステップS103−4以降の処理を実行し、シー
ト放出センサ545が立ち下がっていなければステップS10
2−16以降の処理を実行する。なお、前記ステップS102
−1で落としころフォワードフラグが立っていると判断
した場合には、ステップS102−6以降の処理を実行す
る。
【9.原稿処理制御】 これまでに転写紙37および原稿69の後処理の制御につ
いて説明した。そこで、今度は入力された複数のモード
設定に応じて原稿69を給送し、処理する原稿処理制御に
ついて詳しく説明する。なお、原稿69のセット、給紙、
排出などのタイミングは第104図のタイミングチャート
よる。 《9.1 イニシャル処理》 イニシャル処理としては、原稿反転ユニットのドア
オープンチェック、原稿搬送ユニットに対するオプシ
ョン接続チェック、多段ユニットにおけるビンホーム
リクエスト処理、原稿搬送ユニットの搬送部(圧板)
のリフトアップチェックおよびイニシャルジャムチェッ
クがある。 原稿反転ユニット52のドアオープンチェック まず原稿給紙装置すなわちこの実施例では原稿搬送系
部9の系内におけるドアの開放に関するチェックを行
う。第105図はドアオープンチェックの処理手順を示す
フローチャートである。 この処理では原稿反転ユニット52が原稿搬送ユニット
51に接続されているかどうかを示す原稿反転ユニット接
続フラグ(接続されていると“1"、接続されていないと
“0")の状態を判断する(S105−1)。この判断で原稿
反転ユニット接続フラグが立ってしないとそのままリタ
ーンし、立っていれば原稿反転ユニット51のドアが開い
ているかどうか判断し、開いていれば原稿反転ジャムフ
ラグを降ろし(S105−3)、原稿反転ユニットドアオー
プンフラグを立て(S105−4)、さらに上記原稿反転ジ
ャムフラグおよび原稿反転ユニットドアオープンフラグ
をそれぞれ複写機本体側のCPU573にシリアルデータとし
て送信し、リターンする、また上記ステップS105−2の
判断で原稿反転ユニットドアが閉じていれば、原稿反転
ユニットドアオープンフラグを降ろして(S105−6)こ
のフラグを前記CPU573に送信してリターンする。 なお、前記原稿反転ユニットジャムフラグとは原稿反
転ユニット52の原稿の第1の進入検知センサ370、第2
の進入検知センサ368用のフラグであり、原稿反転ユニ
ットドアオープンフラグとは原稿反転ユニットのドアが
開いていると“1"、閉じていると“0"になるフラグであ
る。 原稿搬送ユニット51に対するオプション接続チェッ
ク 原稿給紙ユニット51にオプションでこの実施例では原
稿スタックトレイ353や立段ユニット50等を接続するよ
うになっているので、原稿搬送ユニット51にオプション
の装置が接続されているかどうかのチェックを行う。こ
の処理手順を第106図のフローチャートに示す。 この処理では、初めにポートモードおよびRAMをクリ
アし、フラグやカウンタをリセット等する初期設定のサ
ブルーチンを実行して、初期設定を行う(S106−1)。
次いで原稿反転ユニット52が接続されているかどうか判
断する(S106−2)。この判断は原稿搬送ユニット51側
のゲートアレー605の入力ポートを利用し、その入力ポ
ートのレベルを見て行われる。この場合、接続されてい
ると“L"レベル、接続されていないと“H"レベルとな
る。そこで、ステップS106−2の判断が原稿反転ユニッ
ト52が接続されているものであるならば原稿反転ユニッ
ト接続フラグを立て(S106−3)、接続されていないも
のであるならば原稿反転ユニット接続フラグを降ろし
(S106−4)、さらに多段ユニット50が接続されている
かどうか判断する(S106−5)。この多段ユニット50の
接続も原稿反転ユニット52の接続の場合と同様にして行
われる。 このステップS106−5の判断で、多段ユニット50が接
続されていれば多段ユニット接続フラグを立て(S106−
6)、接続されていなければ多段ユニット接続フラグを
降ろして(S106−7)反転ユニット接続フラグおよび多
段ユニット接続フラグをそれぞれ複写機本体のCPU573側
にシリアルデータとして送信する(S106−8)。なお、
多段ユニット接続フラグは多段ユニット50の原稿搬送ユ
ニット51に対する接続状態を示すもので、多段ユニット
50が原稿搬送ユニット51に接続されていると“1"、接続
されていないと“0"となる。なお、いうまでもなくこの
実施例では多段ADF49は多段ユニット50と原稿搬送ユニ
ット51とからなっている。 ステップS106−8の処理が終了すると、送信エラーが
あるかどうかチェックし(S106−9)、エラーがなけれ
ばリターンし、エラーがあれば送信エラー処理ルーチン
を実行して(S106−10)リターンする。 多段ユニットにおけるビンホームリクエスト処理 この処理は原稿69を給送するための原稿用ビン201を
ホームポジションに戻して初期位置を確定されるための
ものである。この処理手順を第107図のフローチャート
に示す。 この処理では、まず、ビンホームリクエストフラグの
状態を判断する(S107−1)。ビンホームリクエストフ
ラグとは、複写機本体側のビンホームリクエストフラグ
が“1"になると原稿搬送ユニット51側のCPU601がこれを
受信してビンホームリクエストフラグを“1"すなわちビ
ンホームリクエストフラグを立てて原稿用ビン201をホ
ームポジションに移動させるもので、原稿用ビン201が
ホームポジションに移動するとフラグを降ろして複写機
本体のCPU573側に送信する。ステップS107−1の判断で
ビンホームリクエストフラグが立っていると、底板ホー
ムポジションセンサ251の状態を判断する(S107−
2)。この判断で、底板ホームポジションセンサ251がO
FFならば底板上昇モータ241を逆回転させ、底板211を下
降させて(S107−3)リターンし、底板ホームポジショ
ンセンサ251がON、すなわち底板211がホームポジション
に戻っているならば底板上昇モータ241をOFFして底板21
1をホームポジション位置で停止させる(S107−4)。
次いで、先端検知センサ243によって残紙があるかどう
か判断し(S107−5)、残紙があれば第108図のフロー
チャートで給紙ジャムフラグを立てて(S108−15)、後
述のステップS108−1以降のルーチンを実行し、残紙が
なければレジスト検知センサ245によってさらに残紙が
あるかどうか判断する(S107−6)。この判断で残紙が
あれば同じく第108図のフローチャートでステップS108
−15以降のルーチンを実行し、残紙がなければビンホー
ムセンサ222の状態をチェックし(S107−7)、ビンホ
ームセンサ222がONになっていればホイールモータ231の
逆回転を停止させて原稿用ビン201をホームポジション
で待機させる(S107−8)。そして、ビン切換ソレノイ
ド240をOFFし(S107−9)、原稿搬送ユニット51の給紙
ジャムフラグを降ろす(S107−10)。この給紙ジャムフ
ラグは先端検知センサ243およびレジスト検知センサ245
用のジャムフラグで、通常は“0"でジャム時“1"であ
る。 ステップS107−10で給紙ジャムフラグを降ろすと、原
稿用ビン201のビンカウンタ(DFビンカウンタ)とビン
カウンタメモリ(DFビンカウンタメモリ)をリセットす
る(S107−11)。DFビンカウンタは前述の全5段の多段
ユニット50の各原稿用ビン201の位置を示すカウンタ
で、そのカウントは次のような意味を有する。 0:5ビン全てが下側のビンホームポジションに位置して
いる。 1:1番目すなわち1番上のビンのジョブ処理時、および
そのビンの移動処理。 2:2番目のビンのジョブ処理時、およびそのビンの移動
処理。 3:3番目のビンのジョブ処理時、およびそのビンの移動
処理。 4:4番目のビンのジョブ処理時、およびそのビンの移動
処理。 5:5番目すなわち1番下のビンのジョブ処理時、および
そのビンの移動処理。 また、DFビンカウンタメモリは割り込み処理時、およ
び予約モード処理時のDFビンカウンタのメモリ用のもの
である。 ステップS107−11の処理を終えると、さらにビン上昇
フラグを立て(S107−12)、ビンホームリクエストフラ
グを降ろし(S107−13)、イニシャルジャムチェックの
サブルーチンを実行して(S107−14)リターンする。 一方、ステップS107−7でビンホームセンサ222がOFF
であると判断したときには、ホイールモータ231の回転
をチェックする(S107−15)。このステップS107−15の
判断でホイールモータ231が逆回転中ならばリターン
し、正回転中ならばホイール待機ホームポジションセン
サ253の状態をチェックする(S107−16)。そのチェッ
クでホイール待機ホームポジションセンサ253がOFFであ
ればホイールモータ231を正回転させてゼネバホイール2
07をホイール待機ホームポジションに移動させて(S107
−17)リターンし、ONであればホイールモータ231の正
回転を停止させ、ゼネバホイール207をホイール待機ホ
ームポジションで停止させる(S−107−18)。その
後、ビン切換ソレノイドをONシ(S107−19)、ホイール
モータ231を逆回転させて原稿用ビン201を下降させ、リ
ターンする。 原稿搬送ユニットの搬送部のリストアップチェック
およびイニシャルジャムチェック 第108図は原稿搬送ユニットの搬送部のリフトアップ
チェックおよびイニシャルジャムチェックの処理手順を
示すフローチャートである。このチェックルーチンで
は、まず原稿搬送ユニット(以下DFとも称する)の搬送
部がリフトアップされているかどうか、言い換えれば圧
板288が開放されているかどうか判断し(S108−1)、
リフトアップされていなければDFリフトアップフラグを
降ろし(S108−2)排紙センサ321,322で残紙の有無を
チェックする(S108−3)。ここで原稿69がセンサ位置
に残っていたならば排紙センサ321,322の反転前の検知
用のジャムフラグである反転ジャムフラグ(通常“0"、
ジャム時“1")を立て(S108−4)、残っていなければ
そのまま第1および第2の進入検知センサ370,368で原
稿69が残っているかどうか判断する(S108−5)。もし
前記ステップS108−1の判断で圧板288をリフトアップ
しているならば反転ジャムフラグ降ろし(S108−108−
6)、ADFリフトアップフラグ(DFの圧板を持ち上げて
いるならば“1"、圧板が閉じているならば“0")を立て
(S108−7)、さらに原稿搬送モータ323および反転ソ
レノイド316をOFFし、サイズデータおよびカウンタをク
リアして(S108−8)ステップS108−5の処理に進む。 このステップS108−5の判断で第1もしくは第2の原
稿進入センサ370.368に原稿69が残っていれば原稿反転
ジャムフラグを立て(S108−9)、残っていなければそ
のまま原稿排紙センサ321,322による排紙の有無を判断
する。原稿排紙センサ321,322がONになっていれば原稿6
9が排紙部に残っているので原稿反転ジャムフラグを立
て(S108−11)、OFFであればそのまま原稿スタックト
レイ382に原稿69が存在するかどうか判断する(S108−1
2)。もし原稿69があればスタックトレイペーパーエン
ドセンサ376によって検知され、原稿スタックトレイ382
に残紙が存在する場合“1"、存在しない場合“0"になる
残紙チェックフラグを立て(S108−13)、なければその
まま各フラグを複写機本体側のCPU573に送信して(S108
−14)リターンする。 また、前述の第107図のフローチャートのステップS10
7−5あるいはステップS107−6からイニシャルジャム
チェックルーチンとして進んできた場合には、給紙ジャ
ムフラグを立て(S108−15)た後、前記ステップS108−
1以降の処理を実行する。 《9.2 原稿用ビンの移動》 複写機本体側が決定したジョブに対応して5ビンの原
稿用ビン201の選択や移動が実行される。この原稿用ビ
ン201の選択や移動に関連した処理には多段ユニット
のビン数データ入力処理、複写機本体からの受信デー
タによるビン移動処理、ビン上昇処理およびビン下
降処理がある。以下、各場合に分けて詳述する。 多段ユニットのビン数データ入力処理 第109図は多段ユニットとビン数データ入力に関する
処理手順を示すフローチャートである。この処理では、
まず多段ユニット50の接続状態を確認するために多段ユ
ニット接続フラグの状態を判断し(S109−1)、多段ユ
ニット接続フラグが降りていればダミーデータを出して
そのままリターンし、立っていれば複写機本体のCPU573
から送信されたデータをデコードする(S109−2)。送
信されたデータがデコードされるとコピーモード受信デ
ータが0になっているかどうかチェックする(S109−
3)。もし0になっていればそのままリターンし、0に
なっていなければ今度はコピーモード受信データが5以
下かどうかチェックする(S109−4)。そこで5より大
きければリターンし、5以下であればモード受信データ
に合った原稿用ビン201を給紙ホームポジションにセッ
トして(S109−5)リターンする。なお、上記ステップ
S109−4の判断基準となっているコピーモード受信デー
タの5という数字は多段ユニット50が5段であることか
らきている。したがって多段ADF49の段数が異なれば異
なってくることはいうまでもない。 複写機本体からの受信データによるビン移動処理 第110図は複写機本体からの受信データによるビン移
動の処理手順を示すフローチャートである。この処理で
は、ますビンセット終了フラグの状態をチェックする
(S110−1)。ビンセット終了フラグとは待機ホームポ
ジションから給紙ホームポジションに原稿用ビン201が
セットされたかどうかを示すフラグで、セットされてい
ると“1"、セットされていないと“0"である。このステ
ップS110−1でビンセット終了フラグが立っていると、
原稿用ビン201に給紙ホームポジションにセットされて
いるのでそのままリターンし、降りているとモード受信
データの内容すなわちビン数をリクエストビンメモリに
格納する(S110−2)。そして、ビンホームリクエスト
フラグの状態をチェックし(S110−3)、ビンホームリ
クエストフラグが立っているとそのままリターンし、降
りているとホイール待機ホームポジションセンサ257の
状態をチェックする(S110−4)。なお、上記ビンホー
ムリクエストフラグとは複写機本体側のビンホームリク
エストフラグが“1"になるとDF側が受信してDF側のビン
ジホームリクエストフラグを“1"にして原稿用ビン201
のホームポジションへの復帰を実行させるフラグであ
る。 上記ステップS110−4の判断でゼネバホイール207が
待機ホームポジションに位置していないならば、ビンホ
ームリクエストフラグを降ろして(S110−5)リターン
し、DFビンカウンタの値とリクエストビンメモリの値が
等しいか否か判断する(S110−6)。この判断で両者が
等しいならば原稿用ビン201を給紙位置すなわち給紙ホ
ームポジションに移動させるサブルーチンを実行して
(S110−10)リターンし、等しくないならば今度はDFビ
ンカウンタの値がリクエストビンメモリの値よりも大き
いかどうか判断する(S110−7)。そして、DFビンカウ
ンタの値がリクエストビンメモリの値以下ならば後述の
DFビン上昇処理サブルーチンを実行して原稿用ビン201
を上昇させ(S110−8)、DFビンカウンタの値がリクエ
ストビンメモリの値よりも大きいならば後述のDFビン下
降処理サブルーチンを実行して原稿用ビン201を下降さ
せて(S110−9)前記ステップS110−10のサブリーチン
を実行した後リターンする。 ビン上昇処理 上記ステップS110−8のビン上昇処理のサブルーチン
の内容は第111図に示したフローチャートの通りであ
る。この処理では、まずDFビンカウンタの値とリクエス
トビンメモリに格納されたビン数が等しいかどうか確認
する(S111−1)。もし、両者が等しければ待機セット
終了フラグを立ててリターンする(S111−2)。この待
機セット終了フラグとは複写機本体側のCPU573から送信
したビン数分移動が終了し、待機ホームポジションセン
サ257に指定されてた原稿用ビン201がセットされると
“1"になるフラグである。一方、前記ステップS111−1
でDFビンカウンタの値とリクエストビンメモリに格納さ
れたビン数が等しくないと判断されたときには、ホイー
ルモータ231を正回転させて原稿用ビン201を上昇させ
(S111−3)、タイマ1,2がスタートしているかどうか
確認し(S111−4)、タイマ1,2がスタートしていなけ
れば両タイマをスタートさせて(S111−5)リターンす
る。また。タイマ1,2がスタートしていればタイマ1が
カウントアップしたかどうか確認し(S111−6)、カウ
ントアップしていなければリターンし、カウントアップ
していれば待機ホームポジションセンサ257の状態をチ
ェックする(S111−7)。このチェックで待機ホームポ
ジションセンサ257がONになっていればホイールモータ2
31の正回転を止めて待機ホームポジション位置で停止さ
せ(S111−8)、DFビンカウンタを1加算し(S111−
9)、タイマ1,2をそれぞれ止めてクリアして(S111−1
0)リターンする。 一方、前記ステップS111−7のチェックで待機ホーム
ポジションセンサ257がOFFの状態であれば、タイマ2が
カウントアップしているかどうかチェックする。そし
て、カウントアップしていなければそのままリターン
し、カウントアップしていればホイールモータ231の回
転を停止して原稿用ビン201の移動を止める(S111−1
2)。次いで、タイマ1,2を止めてクリアし(S111−13)
た後、ビン異常フラグを立てて(S111−14)異常処理ル
ーチンに進む。なおビン異常フラグは原稿用ビン201の
移動動作に異常があると“1"、通常は“0"のフラグであ
る。 ビン下降処理 前記ステップS110−9のDFビン下降処理のサブルーチ
ンの内容は第112図に示したフローチャートの通りであ
る。この処理では、まずビン切換ソレノイド240をONし
(S112−1)、DFビンカウンタの値とリクエストビンメ
モリの値が等しいかどうか判断する(S112−2)。この
判断で両者の値が等しければ待機セット終了フラグを立
てて(S112−3)リターンし、両者の値が等しくなけれ
ばホイールモータ231を逆回転させて原稿用ビン201を下
降させる(S112−4)。次いで、タイマ1,2がスタート
しているかどうかチェックし(S112−5)、スタートし
ていなければ両タイマ1,2をスタートさせて(S112−
6)リターンする。タイマ1,2がスタートしていれば、
タイマ1がカウントアップしたかどうかチェックし(S1
12−7)、カウントアップしていなければリターンし、
カウントアップしていれば待機ホームポジションセンサ
257の状態をチェックする(S112−8)。このステップS
112−8のチェックで待機ホームポジションセンサ253が
ONであれば、ホイールモータ231の逆回転を止め、原稿
用ビン201を待機ホームポジションで停止させる(S112
−9)。そして、DFビンカウンタを1減算し(S112−1
0)、タイマ1,2を止めてクリアした(S112−11)後リタ
ーンする。 一方、ステップS112−8のチェックで待機ホームポジ
ションセンサ257がOFFであれば、タイマ2がカウントア
ップしているかどうかチェックする(S112−12)。タイ
マ2がカウントアップしていなければそのままリターン
し、カウントアップしていればホイールモータ231の逆
回転を止め、原稿用ビン201の移動を停止させる(S112
−13)。その後、タイマ1,2を止めてクリアし(S112−1
4)、ビン異常フラグを立てて異常処理ルーチンに進
む。 《9.3 原稿用ビン給紙位置セット》 原稿用ビン201に収納された原稿を入力されたモード
に従って処理するためには、そのモードにおいて処理対
象となる原稿が収納された原稿用ビン201を原稿給送位
置に移動させてセットする必要がある。この処理の処理
手順を第113図および第114図のフローチャートに示す。 第113図に示した処理手順では、まず、待機セット終
了フラグが立っているかどうか判断する(S113−1)。
この判断で待機セット終了フラグが降りていればそのま
まリターンし、立っていればビン切換ソレノイド240の
状態をチェックする(S113−2)。そして、ビン切換ソ
レノイド240がONした状態になっていればビン切換ソレ
ノイドをOFFして(S113−3)リターンする。ビン切換
ソレノイド1240がすでにOFFしていれば、ホイールモー
タ231を逆回転させて原稿用ビン201を給紙位置に移動さ
せ(S113−4)、タイマ3がスタートしているかどうか
判断する(S113−5)。もしタイマ3がスタートしてい
なければスタートさせて(S113−6)リターンし、スタ
ートしていれば、今度はこのタイマ3がカウントアップ
しているかどうかチェックする(S113−7)。このタイ
マ3がカウントアップしていればホイールモータ231の
逆回転を停止し(S113−8)、タイマ3を止めてクリア
した(S113−9)後、ビン異常フラグを立てて(S113−
10)リターンする。 一方、ステップS113−7のチェックでタイマ3がカウ
ントアップしていなければ給紙ホームポジションセンサ
259の状態をチェックする(S113−11)。このチェック
で給紙ホームポジションセンサ259がOFFしていればリタ
ーンし、ONであればホイールモータ231の逆回転を停止
させ、原稿用ビン201を給紙ホームポジションで止める
(S113−12)。次いで、タイマ3を止めてクリアし(S1
13−13)、待機セット終了フラグを降ろし(S113−1
4)、ビンセット終了フラグを立てた(S113−15)後、
リターンする。 第114図に示した処理手順では、まず原稿ジャムがあ
るかどうかチェックしてから処理を始める(S114−
1)。このステップS114−1で原稿69がジャムしている
と判断するとそのままリターンし、ジャムがなければビ
ンセット終了フラグの状態を確認し(S114−2)、ビン
セット終了フラグがおりていればリターンし、立ってい
れば、DFビンカウンタのデータを多段ユニット50のビン
位置データに格納する(S114−3)。そして、底板上限
(上昇検知)センサ263の状態をチェックする(S114−
4)。このチェックで上昇検知センサ263がOFFならば底
板上昇モータ241を正回転させて底板211を上昇させて
(S114−5)リターンし、上昇検知センサ263がONなら
ば底板上昇モータ241を停止させて底板211を止める(S1
14−6)。次いで、原稿セット検知センサ249の状態を
チェックし(S114−7)、原稿69を検出すれば原稿セッ
トフラグを立てて(S114−8)、もし原稿69を検出しな
ければ原稿セットフラグを降ろして(S114−9)それぞ
れ各フラグを複写機本体のCPU573側に送信し(S114−1
0)、リターンする。 《9.4 フィードイン処理》 フィードイン処理とは複写機本体のCPU573側から原稿
給紙信号が入力されて原稿69の原稿搬送ユニット51側へ
の搬送を開始させる処理である。具体的には第115図の
フローチャートに従って処理手順で実行される。 この処理では、まず給紙ジャムフラグの状態がチェッ
クされ(S115−1)、給紙ジャムフラグが立っている
と、原稿69が多段ユニット50内でジャムしているので、
給紙ジャムフラグを複写機本体のCPU573側に送信し(S1
15−2)、後述の第116図のフローチャートに示した給
紙ジャムチェックのサブルーチンを実行した(S115−
3)後、リターンする。これに対し、給紙ジャムフラグ
が降りているとジャムは発生していないので、今度は原
稿セットフラグの状態をチェックする(S115−4)。原
稿セットフラグとは原稿用ビン201上に原稿69があるか
どうか示すフラグで、原稿があれば“1"、なければ“0"
である。このステップS115−4のチェックで原稿セット
フラグが降りていればリターンし、立っていれば複写機
本体のCPU573側から送信されたデータをデコードして
(S115−5)。さらに該CPU573側から原稿給紙フラグが
送信され原稿給紙フラグが立っているかどうかチェック
する(S115−6)。このステップS115−6のチェックで
原稿給紙フラグが降りているならばリターンし、立って
いるならば原稿両面フラグの状態をチェックする(S115
−6)。この原稿両面フラグが立っていれば両面原稿で
あるので、両面用原稿フィード処理のサブルーチンを実
行し(S115−8)、降りていれば片面原稿であるので、
片面用原稿フィード処理のサブルーチンを実行する(S1
15−9)。そして何れかのサブルーチンを実行した後、
給紙ジャムフラグの状態をチェックする(S115−10)。
このチェックで給紙ジャムフラグが降りていればコピー
スタートフラグを立て(S115−11)、コピースタートフ
ラグおよび原稿サイズデータを複写機本体のCPU573側に
送信した(S115−12)後リターンする。これに対し、前
記ステップS115−10で給紙ジャムフラグが立っている場
合には、ステップS115−2およびステップS115−3の処
理を実行してリターンする。 《9.5 給紙ジャムチェック処理》 この処理は原稿69のフィードイン時にジャムが発生し
たときに、ジャム紙の除去性を向上させるため原稿用ビ
ン201を退避させる処理である。第116図のフローチャー
トにその具体的な処理手順を示す。 この処理では、まず原稿搬送ユニット51のリフトアッ
プをチェックする(S116−1)。もしリフトアップして
いればADFリフトアップフラグを立て(S116−2)、レ
ジスタ検知センサ245および先端検知センサ243位置に紙
があるかどうかチェックする(S116−3)。そして、紙
があればリターンし、紙がなければ給紙ジャム除去フラ
グを立てて(S116−4)リターンする。一方、ステップ
S116−1でDFリフトアップの状態ではないと判断したと
きにはADFリフトアップフラグを降ろし(S116−5)、
原稿セットフラグの状態をチェックする(S116−6)。
このチェック原稿セットフラグが立っていれば底板上昇
モータ241を逆回転させて底板を下降させ(S116−
7)、原稿セットフラグが降りていればそのまま底板ホ
ームポジションセンサ251の状態をチェックする(S116
−8)。このチェックで底板ホームポジションセンサ25
1がONになると底板上昇モータ241を止めて底板211を停
止させ(S116−9)、ホイールモータ231の正回転させ
る(S116−10)。これにより原稿用ビン201を待機ホー
ムポジションに移動させ、原稿セットフラグを降ろす
(S116−11)。そして、待機ホームポジションセンサ25
3がONになるまで待ち、ONになったところでホイールモ
ータ231の正回転を止めて待機ホームポジション位置に
原稿用ビン201を停止させる(S116−12)。 その後、ビンセット終了フラグを降ろし(S116−1
4)、給紙ジャムビンフラグを立てる(S116−15)。給
紙ジャムビンフラグとはジャム除去性向上のため、給紙
ジャム時に原稿用ビン201を移動させたとき、その移動
の終了を示すフラグで、移動を終了すると“1"、通常は
“0"である。このようにしてステップS116−15で給紙ジ
ャムビンフラグを立てた後、さらに給紙ジャムビンフラ
グが立っているかどうか確認し(S116−16)、立ったと
きに今度は給紙ジャム除去フラグの状態を確認する(S1
16−17)。そして、給紙ジャム除去フラグが立つと、給
紙ジャムフラグ(S116−18)、給紙ジャム除去フラグ
(S116−19)および給紙ジャムビンフラグ(S116−20)
を順に降ろし、イニシャルジャムチェックを行った(S1
16−21)後リターンする。 《9.6 原稿排紙処理》 コピーのための露光が終了した原稿69は原稿排紙トレ
イ285、原稿スタックトレイ382、プルーフトレイ59およ
びシート収納ビン57の何れかの排紙され、所定の処理が
実行される。この処理には、原稿排紙処理I、原稿
排紙処理II、イニシャル処理および切換モータ駆動
処理が含まれる。なお、後述の第117図および第118図に
示す2つのフローチャートは、ともに原稿69の排出先
(排出方法)を複写機側からのコードデータに基づいて
行うためのもので、原稿排紙処理Iは第127図および第1
29図の4通りの排出方法を選択する処理であり、原稿排
紙処理IIは第22図の3通りの切換位置Iを選択するため
の処理である。以下、詳しく説明する。 原稿排紙処理I この処理手順を第117図のフローチャートに具体的に
示す。 この処理では、まず排紙処理中かどうか確認し(S117
−1)、排紙処理中でなければ複写機本体のCPU573側か
らのデータをデコードし(S117−2)、排紙処理中であ
ればそのまま原稿排紙フラグが立っているかどうかチェ
ックする(S117−3)。このステップS117−3で原稿排
紙フラグが降りているときはリターンし、立っていれば
コピーモード受信データが6から9の間にあるかどうか
チェックする(S117−4)。このステップS117−4の受
信データは原稿スタックトレイの排出モードかどうかの
確認のためのものである。このステップS117−4でコピ
ーモード受信データが6から9の間にあると判断する
と、さらに原稿反転ユニット接続フラグが立っているか
どうか確認し(S117−5)、立っていればすなわち原稿
反転ユニット52が接続されていれば原稿反転ユニット52
のドアが開いていないかどうか確認する(S117−6)。
ドアが閉じていることが確認されるとステップS117−7
で原稿排紙処理のサブルーチンを実行し、さらにコピー
モード受信データが6あるいは9であるかどうかチェッ
クし(S117−8)、6でも9でなければ原稿69を原稿ス
タックトレイ382側に排出するサブルーチンを実行し(S
117−9)、6か9であれば反転処理後原稿スタックト
レイ382に排出するサブルーチンを実行して(S117−1
0)リターンする。 また、ステップS117−4でコピーモード受信データが
6から9の間でないとき、ステップS117−5で原稿反転
ユニット接続フラグが降りているとき、および原稿反転
ユニット52のドアが開いているときには、ステップS117
−11の原稿排紙処理のサブルーチンを実行し、DF上の原
稿排紙トレイ285に原稿69を排出した(S117−12)後リ
ターンする。 なお、ステップS117−7およびステップS117−11のサ
ブルーチンは、前述の第61図ないし第65図のフローチャ
ートに基づく処理であり、ステップS117−9のサブルー
チンは第105図のフローチャートに基づく処理であり、
ステップS117−10のサブルーチンは第106図のフローチ
ャートに基づく処理であり、ステップS117−12のサブル
ーチンは第108図のフローチャートに基づく処理であ
る。これらの処理については、前述の《2.3原稿反転
部》においてすでに詳しく述べてある。 原稿排紙処理II この処理手順を第118図のフローチャートに示す。 この処理では、まずコピーモード受信データが6ない
し9の間にあるか確認する(S118−1)。もし、6ない
し9の間になければリターンし、6ないし9の間にあれ
ば原稿スタックユニット接続フラグが立っているかどう
かチェックする(S118−2)。この原稿反転ユニット接
続フラグが立っていれば、すなわち原稿反転ユニット52
が接続されていることが確認されると、今度はコピーモ
ード受信データが6および7であるかどうかチェックす
る(S118−3)。そこでコピーモード受信データが6お
よび7であると切換モータ駆動処理のサブルーチンを実
行して(S118−4)リターンする。このサブルーチンは
切換モータバックフラグを立て、ステップ角メモリに20
を入れて、切換ステッピングモータ377を−20ステップ
駆動するものである。一方、コピーモード受信データが
6および7でない場合には、第119図に示す処理を実行
するためのフラグである反転ユニット切換ホームリクエ
ストフラグを立てて(S118−5)リターンする。 イニシャル処理 原稿反転ユニット351の切り換えはステッピングモー
タで行っており、切換ホームポジションセンサ378をONO
したときの位置をホームポジションとして、 (1) 移動なし(第22図) (2) バック側に20ステップ(第23図) (3) ファワード側に20ステップ(第24図) という3つのパターンで切換処理を行っている。 この原稿反転ユニット52の原稿移送部351の駆動は正
逆回転が可能であり、 (1) 正回転:DF搬送ベルト53等と同等の線速 (2) 逆回転:複写機1側のシート排出線速およびフ
ィニッシャ11のシート排出線速と同等の線速 の2つのパターンがある。この場合、正回転とはDFの排
紙部側から原稿スタックトレイ382側に搬送する回転方
向で、逆回転とは原稿スタックトレイ382側から反転ユ
ニット切換機構、さらにはフィニッシャ11側に搬送する
回転方向である。 このイニシャル処理とは切換機構をホームポジション
にセットし、原稿移送部351の移動がない状態にする処
理である。この処理手順を第119図のフローチャートに
示す。 この処理では、まず、反転ユニット切換ホームリクエ
ストフラグが立っているかどうかチェックし(S119−
1)、立っていなければリターンし、立っていれば切換
ホームポジションセンサ378がONになっているかどうか
チェックする(S119−2)。ONであれば、切換モータフ
ォワードフラグおよびバックフラグを降ろし(S119−
3)、ステップ角カウンタをリセットして(S119−4)
反転ユニット切換ホームリクエストフラグを降ろした
(S119−5)後、リターンする。これに対し、ステップ
S119−2で切換ホームポジションセンサ378がOFFであれ
ば切換モータフォワードフラグあるいはバックフラグの
何れかが立っているかどうかチェックする(S119−
6)。もし、何れのフラグも降りていればステップ角カ
ウンタをリセットし(S119−7)、切換モータフォワー
ドフラグを立てて(S119−8)切換(ステッピング)モ
ータ377を1ステップフォワード(正回転)側に駆動す
る(S119−9)。次いで、ステップ角カウンタを1加算
し(S119−10)、ステップ角カウンタのカウント値が50
より大きくなる(S119−11)と切換モータフォワードフ
ラグを降ろし(S119−12)、ステップ角カウンタをリセ
ットして(S119−13)切換モータバックフラグを立てて
(S119−14)リターンする。 また、ステップS119−6で切換モータフォワードフラ
グもしくはバックフラグのいずれかが立っていると判断
したときには、切換モータバックフラグの状態をチェッ
クする(S119−15)。そして、切換モータバックフラグ
が降りていればステップS119−8以降の処理を実行し、
立っていれば切換ステッピングモータ377を1ステップ
バック(逆回転)側に駆動する(S119−16)。そして、
さらにステップ角カウンタを1加算し(S119−17)、ス
テップ角カウンタが106以上になれば(S119−18)切換
モータバックフラグを降ろし(S119−19)、ステップ角
カウンタをリセットした(S119−20)後、異常処理ルー
チンに移行する。 切換モータ駆動処理 原稿反転ユニット351の切換モータすなわち切換ステ
ッピグモータ377の駆動は第120図のフローチャートに示
した処理手順によって行われる。 この処理では、まずステップ角カウンタがリセットさ
れているかどうかチェックし(S120−1)、リセットさ
れていなければ反転ユニット切換ホームリクエストフラ
グを立てて(S120−2)リターンする。リセットされて
いれば反転ユニット切換ホームリクエストフラグが立っ
ているかどうかチェックする(S120−3)。反転ユニッ
ト切換ホームリクエストフラグが立っていればリターン
し、降りていれば切換モータフォワードフラグおよびバ
ックフラグが立っているかどうか確認する(S120−
4)。そして、これらのフラグが立っていれば、さらに
切換モータバックフラグが立っているかどうかチェック
して(S120−5)立っていれば切換ステッピングモータ
377を1ステップバック側に駆動し(S120−6)、降り
ていれば切換ステッピングモータ377を1ステップフォ
ワード側に駆動した(S120−7)後、ステップ角カウン
タを1加算する(S120−8)。次いでステップ角メモリ
とステップ角カウンタが等しいかどうかチェックし(S1
20−9)、等しければ切換モータフォワードフラグと切
換モータバックフラグをそれぞれ降ろし(S120−10、S1
20−11)、切換ステッピングモータ377をOFF(S120−1
2)してリターンする。なお、ステップS120−4で切換
モータフォワードフラグおよびバックフラグが降りてい
る場合、およびステップS120−9でステップ角メモリと
ステップ角カウンタが等しくない場合にはそのままリタ
ーンする。 《9.7 原稿スタック部処理》 この処理は原稿スタックトレイ382への搬送および原
稿スタックトレイ382上の原稿69を寄せころ381で整置す
る処理である。具体的には、第121図および第122図のフ
ローチャートに示す処理手順に従って行われる。 第121図に示す処理では、まず原稿スタックトレイ382
に原稿が排出されたかどうか確認し(S121−1)、排出
されたときに切換ステッピングモータ377をONして切換
部材365をホームポジションにセットする(S121−
2)。これは前述の第22図の状態である。切換部材365
がホームポジションにセットされると、第1の進入検知
センサ370の状態チェックし(S121−3)、第1の進入
検知センサ370がON、すなわち原稿69がコンタクトガラ
ス17上から搬送されて第1の進入検知センサ位置に達し
ていれば切換ソレノイド380をOFFする(S121−4)。次
いで、第1の進入検知センサ370と第2の進入検知セン
サ368のジャムチェックタイマであるタイマ2がスター
トしていれば(S121−5Y)タイマ2のカウントアップま
で待ち(S121−6)、タイマ2がスタートしていなけれ
ばDFの排紙センサ321,322と第1の進入検知センサ370間
の不送りジャムチェックタイマであるタイマ1を止めて
クリアし(S121−7)、タイマ2をスタートさせて(S1
21−8)タイマ2のカウントアップまで待つ(S121−
6)。このステップS121−6でタイマ2のカウントアッ
プが終了していればタイマ2を止めてクリアし(S121−
10)、原稿反転ジャムフラグを立てて(S121−11)複写
機本体のCPU573側にフラグを送信し(S121−12)ジャム
処理ルーチンに移行する。タイマ2がカウントアップし
ていなければ第2の進入検知センサ368の状態をチェッ
クし(S121−9)、OFFであればリターンし、ONであれ
ばタイマ2を止めてクリアし(S121−13)する。次い
で、呼び出しソレノイド386の通電を止めてジャムチェ
ックタイマであるタイマ3をスタートさせ(S121−14)
リターンする。 一方、ステップS121−3で第1の進入検知センサ370
がOFFと判断したときには、タイマ1がスタートしてい
るかどうか確認し(S121−15)、スタートしていなけれ
ばスタートさせ(S121−16)てリターンする。スタート
していればさらにタイマ1のカウントアップまで待ち
(S121−17)、カウントアップすればタイマ1,2を止め
てクリアし(S121−18)、原稿排紙ジャムフラグを立て
(S121−19)、複写機本体のCPU573側にフラグを送信し
て(S121−12)ジャム処理ルーチンに移行する。 また、第122図に示す処理では、まず原稿寄せころ駆
動ソレノイド383の状態をチェックし(S122−1)、ON
していれば第135図のタイミングチャートに示すよう
に、原稿69を寄せる処理時間をカウントする0.3秒タイ
マのカウントアップをチェックする(S122−2)。そし
て、カウントアップした時点で0.3秒タイマを止めてク
リアし(S122−3)、原稿寄せころ駆動ソレノイド383
をOFFして(S121−4)リターンする。 これに対し、原稿寄せころ駆動ソレノイド383がOFFで
あれば、前記タイマ3の状態をチェックし(S122−
5)、タイマ3がONであればタイマ3のカウントアップ
をチェックする(S122−6)。カウントアップしていな
ければ原稿スタックユニットの原稿排出センサ379が第1
35図に示すように立ち上がっているかどうかチェックす
る(S122−7)。立ち上がっていればタイマ3を止めて
クリアした(S122−8)後リターンする。また立ち上が
っていなければスタックトレイ部677の原稿排出センサ3
79が立ち下がっているかどうかチェックする(S122−
9)。そして、立ち下がっていなければリターンし、立
ち下がっていれば第135図に示すように排出された原稿6
9が原稿スタックトレイ382に落下するまでのディレイタ
イマである0.2秒タイマをスタートさせ(S122−10)、
排紙原稿枚数カウンタを1加算して(S122−11)リター
ンする。 また、ステップS122−6でタイマ3がカウントアップ
していると判断したときにはタイマ3を止めてクリアし
(S122−17)、原稿反転ジャムフラグを立てて(S122−
18)複写機本体のCPU573側にフラグを送信した(S122−
19)後リターンする。さらに、前記ステップS122−5で
タイマ3がOFFであると判断したときには、0.2秒タイマ
がON(S122−12)になり、0.2秒タイマがカウントアッ
プする(S122−13)まで待ち、カウントアップした時点
で0.2秒タイマを止めてクリアし(S122−14)、0.3秒タ
イマをスタートさせる(S122−15)。そして、原稿寄せ
ころ駆動ソレノイド383をONしてリターンする。なお、
原稿寄せころ381は1枚の排出された原稿に対して複数
回ON/OFFするように構成してもよいことはいうまでもな
い。 《9.8 再給紙処理》 この処理は原稿69をフィニッシャ11側に給送する処理
であり、原稿69がフィニィッシャ11に給送されてからの
シート処理が転写紙37の場合と同様である。再給紙処理
は具体的には第123図のフローチャートに示す処理手順
にしたがって行われる。 この処理では、まず原稿69の搬送状態を知るために搬
送ジャムフラグの状態をチェックする(S123−1)。搬
送ジャムフラグが立っていれば異常処理ルーチンに移行
し、降りていれば原稿反転ユニット52のドアが開いてい
るか否かをチェックし(S123−2)、開いていれば異常
処理ルーチンに移行き、閉じていれば原稿反転ジャムフ
ラグが立っているかどうかチェックする(S123−3)。
原稿反転ジャムフラグが立っていれば、異常処理ルーチ
ンに移行し、降りていれば原稿給送スタートフラグの状
態をチェックする(S123−4)。原稿給送スタートフラ
グが立っていなければ、すなわち原稿給送がスタートし
ていないならばリターンし、原稿給送スタートフラグが
立っていれば、言い換えれば原稿の給送がすでに開始さ
れていれば、原稿給送中フラグの状態をチェックする
(S123−5)。そして、原稿給送中フラグが立っていれ
ば原稿69の給送がその時点で行われているので、さらに
給送を繰り返すタイミングになっているかどうかチェッ
クし(S123−6)、そのタイミングになった時に原稿ス
タックトレイ382に原稿69があるか確認する(S123−
7)。原稿スタックトレイ382に原稿69がなければ原稿
給送中フラグを降ろしてリターンする。原稿スタックト
レイ382に原稿69があれば第21図に図示された分離ころ3
90の同軸後方にある再給紙クラッチをONし(S123−1
8)、第2の進入検知センサ368の状態をチェックする
(S123−19)。このチェックにより第2の進入検知セン
サ368がONになったときに再給紙クラッチをOFFし(S123
−20)。原稿枚数をカウントアップして(S123−21)リ
ターンする。 一方、前記ステップS123−5で原稿給送中フラグが降
りていると判断したときには、原稿スタックトレイ382
に原稿69があるかどうかチェックし(S123−9)、原稿
69がなければリターンし、あればタイマー1をスタート
させる(S123−10)。その後、切換ソレノイドをOFFし
(S123−11)、原稿寄せころ駆動ソレノイド383をON(S
123−12)、呼び出しソレノイド386をONし、原稿給送中
フラグを降ろし(S123−14)、タイマ1がカウントアッ
プしていればタイマ1を止めてクリアし(S123−16)、
カウントアップしていなければ原稿枚数カウンタをクリ
アしてリターンする(S123−17)。ステップS123−16で
タイマ1を止めてクリアした後は、再給紙クラッチをON
し(S123−18)、さらに第2の進入検知センサ368の状
態をチェック(S123−19)してONになれば、再給紙クラ
ッチをOFF(S123−20)して原稿枚数をカウントアップ
した後リターンする。 《9.9 ジャムチェックタイミング》 第124図および第125図はジャムチェックのタイミング
を示すタイミングチャートである。このうち第124図は
片面モード時のタイミングを示し、第125図は両面モー
ド時のタイミングを示している。 第124図のタイミングチャートにおいて、J1のタイミ
ングは先端検知センサ243によるジャムチェックの様子
を示し、給紙モータ233ONから475ms間、先端検知ジャム
チェックを行う。このジャムチェックでは、前記475ms
の間に先端検知センサ243がONしないとジャムと判断す
る。 J2のタイミングはレジスタ(検知)センサ245による
ジャムチェックの様子を示し、先端検知センサ243のON
から375ms間、レジストジャムチェックを行う。この375
msの間にレジストセンサ245がONしないとジャムと判断
する。 F3のタイミングはJ2と同じくレジストセンサ245によ
るジャムチェックの様子を示し、レジストセンサ245ON
から1844パルス間レジストOFFチェックを行う。この184
4パルス間レジストセンサ245がOFFしないとジャムと判
断する。 J4のタイミングは排紙検知センサ321,322よりジャム
チェックの様子を示し、排紙モータ330ONから675ms間、
排紙ジャムチェックを行う。この675ms間に排紙検知セ
ンサ321,322がONしないとジャムと判断する。 J5のタイミングも排紙検知センサ321,322によるジャ
ムチェックの様子を示し、排紙検知センサONから1250ms
間、排紙OFFチェックを行う。この1250ms間に排紙検知
センサ321,322がOFFしないとジャムと判断する。 第125図のタイミングチャートにおいて、J1のタイミ
ングは先端検知センサ243によるジャムチェックの様子
を示し、給紙モータ233ONから475ms間、先端検知ジャム
チェックを行う。このジャムチェックでは、前記475ms
の間に先端検知センサ243がONしないとジャムと判断す
る。 J2のタイミングはレジストセンサ245によるジャムチ
ェックの様子を示し、給紙モータ233OFF後、350ms間、
レジストジャムチェックを行う。この350ms間にレジス
ト検知センサ245がONしないとジャムと判断する。 J3のタイミングはJ2と同じくレジストセンサ245によ
るジャムチェックの様子を示し、先端検知センサ243OFF
後、175ms間レジストOFFチェックを行う。この175ms間
にレジストセンサ245がOFFしないとジャムと判断する。 J4のタイミングは先端検知センサ243によるジャムチ
ェックの様子を示し、レジストセンサ245ON後、1250ms
間、先端検知OFFチェックを行う。この1250ms間に先端
検知センサ243がOFFしないとジャムしたと判断する。 J5のタイミングは排紙検知センサ321,322によるジャ
ムチェックの様子を示し、反転ソレノイド316ON後、125
0ms間排紙センサONチェックを行う。この1250ms間に排
紙センサ321,322がONしないとジャムと判断する。 J6のタイミングも排紙検知センサ321,322によるジャ
ムチェックの様子を示し、搬送モータ323の反転後、125
0ms間排紙検知センサOFFチェックを行う。この1250ms間
排紙検知センサ321,322がOFFしないとジャムと判断す
る。 J7のタイミングも排紙検知センサ321,322によるジャ
ムチェックの様子を示し、排紙モータ330ON後、675ms間
排紙検知センサONチェックを行う。この675ms間に排紙
検知センサ321,322がONしないとジャムと判断する。 J8のタイミングも排紙検知センサ321,322によるジャ
ムチェックの様子を示し、排紙検知センサ321,322ON
後、1250間排紙検知センサOFFチェックを行う。この125
0ms間に排紙検知センサ321,322がOFFしないとジャムと
判断する。 《9.10 原稿搬送動作タイミング》 第126図は原稿搬送時の動作のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。 このタイミングチャートでT1は原稿69のフィードイン
で、呼び出しソレノイド267および排紙モータ330がONす
る。T2のタイミングでは、フィードイン後200msで給紙
モータ233がONする。T3のタイミングでは先端検知セン
サ243ONで、呼び出しソレノイド267がOFFし、55ms後搬
送モータ323が正転する。T4のタイミングでは先端検知
センサ243がOFFで分離ころ解除ソレノイド285がOFFす
る。T5のタイミングではレジスト検知センサ245がOFF
で、レジストクラッチ237がOFFし、複写機本体のCPU573
との間でサイズデータを送受する。T6のタイミングでは
排紙検知センサ321,322のONから75ms後、搬送モータ323
が逆転する。T7のタイミングでは排紙検知センサ321,32
2OFFから532パルス後、搬送モータ323および排紙モータ
330がOFFする。それと同時に複写機本体のCPU573に給紙
スタート信号を送信する。T8のタイミングでは裏面コピ
ー終了後、複写機本体のCPU573から反転信号を受け、搬
送モータ323が正転し、排紙モータ330がONする。T9のタ
イミングでは排紙検知センサ321,322ON後、75ms経過す
ると搬送モータ323が逆転する。T10のタイミングでは排
紙検知センサOFFから、523パルス後、搬送モーた323と
排紙モータ330とがそれぞれOFFする。T11のタイミング
では複写機本体のCPU573からのコピー終了信号を受け、
搬送モータ323が正転し、排紙モータ330がONする。T12
のタイミングでは排紙検知センサ321,322OFFから325ms
経過すると排紙モータ330がOFFする。 《9.11 原稿の流れとそのタイミング》 第127図(a)は搬送パターンの相違による原稿69の
流れとターンローラ、搬送ベルト、第1および第2の排
紙センサ、反転ソレノイドの動作タイミングを示すタイ
ミングチャートであり、同図(a)ないし(d)のパタ
ーンは、第129図(a)ないし(d)の原稿の流れを具
体的に示す説明図の各々と対応している。 まず、上記ターンローラ等の各部の構成を前述の第2
図の要部構成図である第128図を参照して説明する。第
2図についての説明と一部重複するが、コンタクトガラ
ス17のフィニッシャ11側、すなわち図において左側には
搬送ベルト53を張設し駆動するための従動ローラ305が
配設され、そのさらに左側にターンローラ315が位置し
ている。このターンローラ315に対し、第1および第2
の従動ローラ324,326が転接しており、さらに両ローラ3
24,326のフィニッシャ11側と搬送路にそれぞれ第1およ
び第2の排紙センサ321,322が設けられている。また、
ターンローラ315の外周に形成された搬送路311に沿って
時計方向に第1ないし第3の方向切換爪318a,318b,318c
が設けられている。これらの方向切換爪318a,318b,318c
は反転ソレノイド316によって揺動駆動され、原稿69の
搬送方向を切り換えるようになっている。原稿69には以
下に説明するように4通りの搬送の方向が設定され、こ
れらの切り換えは、第1および第2の排紙センサ321,32
2で原稿搬送中の立ち上がり、すなわち原稿69の到着、
立ち下がりすなわちセンサ位置から原稿69が抜けるタイ
ミングを基準に実行される。 第127図(a)は原稿69を原稿スタックトレイ382に搬
送するときのタイミングを示している。この場合、ター
ンローラ315および搬送ベルト53が同じタイミングで正
回転(F)を開始する。一方、反転ソレノイド316はOFF
状態で、第1の方向切換爪318aは1点鎖線の状態を保持
している。この第1の排紙センサ321が原稿69を検知
し、この第1の排紙センサ321の検出位置を原稿69が通
過してセンサの出が立ち下がると、このタイミングでタ
ーンローラ315および搬送ベルト53は同時にOFFする。す
なわち、原稿69は第129図(a)に矢印で示すように搬
送ベルト53からターンローラ315を経て原稿スタックト
レイ382側に搬送される。なお、図において符号Aで示
した時間は原稿69の第1の排紙検知センサ321の通過時
間であり、当然原稿69のサイズによって異なってくる。 第127図(b)は原稿69を反転した後、原稿スタック
トレイ382に搬送するときのタイミングを示している。
この場合、ターンローラ315および搬送ベルト53が同じ
タイミングで正回転(F)を開始し、同時に反転ソレノ
イド316がONする、これにより、第1、第2および第3
の方向切換爪318a、318b、318cは実線の状態になる。そ
して、原稿69の搬送によって第1の排紙検知センサ321
がONになり、時間B遅れて第2の排紙検知センサ322がO
Nになったあと、第1の排紙検知センサ321がOFFし、さ
らに第2の排紙検知センサ322がOFFして立ち下がると、
原稿69の後端が第2の排紙検知センサ322位置を通過し
たことになるので、このタイミングでターンローラ31
5、搬送ベルト53および反転ソレノイド316をOFFする。
すると、第1ないし第3の方向切換爪318a,318b,318cは
1点鎖線の状態になり、この状態で反転ソレノイド316
の動作の遅延時間を考慮したディレイ時間C経過する
と、ターンローラ315が逆回転(R)する。ターンロー
ラ315の逆回転に伴い、原稿69は第2の方向切換爪318b
の上側を通過して原稿反転ユニット52の原稿スタックト
レイ382側に反転した状態で排出される。これにより第1
29図(b)に矢印で示すような原稿69の流れとなる。な
お、時間Bは第1および第2の排紙検知センサ321,322
の搬送経路における配置位置の差によるタイミング差で
ある。 第127図(c)は原稿69を反転してコンタクトガラス1
7上に搬送するときのタイミングを示している。この場
合、ターンローラ315および搬送ベルト53が同じタイミ
ングで正回転(F)を開始し、同時に反転ソレノイド31
6がONする。これにより、第1、第2および第3の方向
切換爪318a、318b,318cは実線の状態になる。そして、
原稿69の搬送によって第1の排紙検知センサ321がONに
なり、時間B遅れて第2の排紙検知センサ322がONにな
ると、この第2の排紙検知センサ322の立ち上がりで反
転ソレノイド316がOFFする、この反転ソレノイド316のO
FFによって第3の方向切換爪318cは1点鎖線に状態とな
る。また、第1の排紙検知センサ321の立ち下がりとほ
ぼ同じタイミングで搬送ベルト53が逆回転を開始し、原
稿69の先端が搬送ベルト53に着くと、原稿69は搬送ベル
ト53によってコンタクトガラス17側に引き込まれ、コン
タクトガラス17上に搬送される。原稿69がコンタクトガ
ラス17上に搬送し終わるとターンローラ315および搬送
ベルト53は停止する。これにより第129図(c)に矢印
で示すような原稿69の流れとなる。なお、時間Dはター
ンローラ315で反転した原稿69が搬送ベルト53に着くま
でのタイミングを示している。 第127図(d)は原稿69を原稿搬送ユニット10の原稿
排紙トレイ285上に排出するときのタイミングを示して
いる。この場合、ターンローラ315および搬送ベルト53
が同じタイミングで正回転(F)を開始し、同時に反転
ソレノイド316がONする。これにより、第1、第2およ
び第3の方向切換爪318a、318b,318cは実線の状態にな
る。そして、原稿69の搬送によって第1の排紙検知セン
サ321がONになり、時間B遅れて第2の排紙検知センサ3
22がONになり、原稿69が第2の排紙検知センサ322を抜
けてこのセンサ322が立ち下がってから排紙ころ319を抜
ける時間Eを経過するとターンローラ315および搬送ベ
ルト53は停止し、原稿69は原稿搬送ユニット51の原稿排
紙トレイ285上に排出される。これにより第129図(d)
に矢印で示すような原稿69の流れとなる。
【10.全体的なジョブ実行の流れ】 今まで各部の構成および制御を述べてきたが、ここで
全体的なジョブの実行手順について説明する。第130図
はジョブ実行の処理手順を示すフローチャートである。 この処理では、予約モード(S130−1)、ステープル
異常1フラグ(S130−2)、ペーパーエンド状態(S103
−3)、DFリフトアップ(S130−4)、各ドアオープン
フラグの状態(S130−5)をそれぞれチェックし、予約
モードであってステープル異常1フラグが降りており、
転写可能な転写紙がまた残っており、原稿搬送ユニット
51の圧板288がコンタクトガラス17上にセットされ、各
ドアが閉じているときのみ、複写が可能となる。そこで
ジョブ選択メモリの上位4ビットが0かどうかチェック
し(S130−6)、0であればジョブ選択メモリに下位4
ビットを上位4ビットにシフトし(S130−7)、さらに
ジョブ選択メモリの上位4ビットが0かどうか確認する
(S130−8)。そして、0でなければ上位4ビットで示
されるジョブのモードデータ、置数、その他のデータを
メモリから呼び出してモードを設定する(S130−9)。
このステップS130−9のサブルーチンを実行した後、コ
ピーモード受信データおよびモード受信データを送信し
(S130−10)、多段ユニット50の原稿用ビン201に原稿6
9が収納されているかどうかチェックする(S130−1
1)。原稿69が収納されていれば、モード設定に合わせ
たコピージョブ処理をジョブ終了まで行う(S130−12,S
130−13)。なお、このステップS130−12では、各種の
データが複写機本体1のCPU573とフィニッシャ11のCPU6
51、原稿搬送ユニット10のCPU601の間で送受信される。 送受信される各種のデータとは、 (1) 複写機本体1のCPU573からフィニッシャ11のCP
U651への送信データ モータONフラグ コピーサイズデータ(5ビット) コピー搬送フラグ ステープルフラグ ビン移動フラグ 放出フラグ モード受信データ(3ビット) (2) フィニッシャ11のCPU651から複写機本体1のCP
U573への送信データ モード終了フラグ ステープル実行中フラグ ビン位置データ(5ビット) コピー搬送ジャムフラグ(ジャム時) 排紙OKフラグ 放出ジャムフラグ(ジャム時) 排紙ジャムフラグ(ジャム時) (3) 複写機本体1のCPU573から原稿搬送ユニット10
のCPU601への送信データ コピーモード受信データ(4ビット) 原稿両面フラグ 原稿給紙フラグ 原稿反転フラグ 原稿排紙フラグ 原稿給紙スタートフラグ 戻し枚数データ(ジャム時) (4) 原稿搬送ユニット10のCUP601から複写機本体1
のCPU573への送信データ 戻しモード中フラグ 原稿セットフラグ コピースタートフラグ 原稿サイズデータ(5ビット) 原稿反転ジャムフラグ 反転ジャムフラグ 搬送ジャムフラグ 給紙ジャムフラグ のようなものである。 ステップS130−13で排紙枚数カウンタの値によってコ
ピージョブが終了したと判断すると、各モードに合わせ
てステープルと、原稿の搬送をジョブ終了まで繰り返す
(S130−14,S130−15)。ステップS130−15の処理が終
了すると、ステープル異常フラグおよびソートモードフ
ラグの状態を確認し(S130−16,S130−17)、ステープ
ル異常なフラグが降り、ソートモードフラグが立ってい
れば、ジョブ終了後5分タイマをスタートさせて(S130
−18)リターンし、ステープル異常フラグが立っている
ときおよびソートモードフラグが降りているときには、
そのままリターンする。 一方、フィニッシャ11側では、フィニッシャ11のシー
ト収納ビン57に残紙があるかどうか確認し(S131−
1)、なければ5分タイマを止めてクリアして(S131−
8)リターンし、残紙があればジョブを実行中であるか
どうか(S131−2)、ステープル異常フラグが立ってい
るかどうか(S131−3)、各ドアオープンフラグが立っ
ているかどうか(S131−4)、5分タイマがカウントア
ップしているかどうか(S131−5)それぞれ判断し、ジ
ョブ実行中の場合、ステープル異常フラグが立っている
場合、各ドアオープンフラグが立っている場合、5分タ
イマがカウントアップしていない場合はリターンし、そ
れ以外の場合はソートモードジョブでビンに残されてい
る全シートをステープルし(S131−6,S−131−7)、ス
テープルが終了すると5分タイマを止めてクリアして
(S131−8)リターンする。 〔発明の効果〕 これまでの説明で明らかなように、本発明によれば、
ビンから用紙を自重で滑降させる排出路によって、ビン
と用紙ストック部とを連結したので、ビン内の用紙後端
を持ち上げるだけで用紙の用紙ストック部への排出が可
能となり、排出手段の構成及び制御を極めて単純化する
ことができる。さらに、ソータのビン数よりも用紙の仕
分け数が多い場合でも支障なく仕分けることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
図は全てこの発明の実施例を説明するためのもので、第
1図は複写機の内部構造を示す概略構成図、第2図は原
稿搬送系部の要部拡大図、第3図は多段ユニットの要部
平面図、第4図は多段ユニットの概略と動作を示す説明
図、第5図は原稿用ビンの底板の上昇機構の概略を示す
説明図、第6図は呼び出しころと分離ころとの関係を示
す説明図、第7図はプルアウトローラ近傍の構造を示す
概略構成図、第8図は呼び出しころ近傍の構造を示す概
略構成図、第9図は分離ころの使用状態を示す説明図、
第10図、第11図および第12図はそれぞれ分離ころの動作
を示す説明図、第13図、第14図、第15図および第16図は
それぞれ圧板の開閉機構の概略を示す説明図、第17図は
原稿搬送ユニットの概略構成図、第18図は原稿搬送ユニ
ットの原稿導入側の構造を示す概略構成図、第19図は原
稿搬送ユニットの原稿排紙側の構造を示す概略構成図、
第20図は原稿サイズの検知方法を示す説明図、第21図は
原稿反転ユニットの内部構造を示す概略構成図、第22
図、第23図および第24図はそれぞれ原稿反転ユニットの
切換機構を示す動作説明図、第25図は原稿スタックトレ
イ部を示す斜視図、第26図は原稿の呼び出し機構の要部
を示す概略構成図、第27図は原稿の分離機構を示す説明
図、第28図はシフトトレイの駆動機構の要部正面図、第
29図はシフトトレイの駆動機構の要部側面図、第30図は
シート収納ビンの平面図、第31図はシート収納ビン部分
を示す概略斜視図、第32図はヘリカルホイールとシート
収納ビンの要部を示す斜視図、第33図はステープラ部分
を排紙側から見た正面図、第34図はステープラ部分を排
紙側から見た側面図、第35図はシート落とし機構の要部
正面図、第36図は落としころの要部正面図、第37図は落
としころとその駆動機構を示す斜視図、第38図はジョガ
ー機構の要部正面図、第39図ジョガー機構の駆動機構を
示す概略構成図、第40図はジョガーロッドとシートの関
係を示す説明図、第41図はステープラ本体の斜視図、第
42図はステープラ本体の側面図、第43図はステープル位
置を示す説明図、第44図は切換ホイールとその駆動機構
を示す斜視図、第45図は切換ホイールとその回りの搬送
ローラを示す斜視図、第46図は前部切換ホイールと後部
切換ホイールとを分離した状態を示す斜視図、第47図は
複写機本体の制御系の概略を示すブロック図、第48図は
原稿搬送ユニットの原稿搬送供給制御系の概略を示すブ
ロック図、第49図はフィニッシャの制御系の概略を示す
ブロック図、第50図および第51図はそれぞれ予約モード
設定の処理手順を示すフローチャート、第52図は予約モ
ードジョブの入力、変更、クリアの処理手順を示すフロ
ーチャート、第53図はキー入力部分を示す操作部の要部
平面図、第54図はジョブの内容とその内容を記憶する不
揮発RAMのメモリマップの概略を示す説明図、第55図は
予約モードにおけるじょぶの予約と実行の関係を示す説
明図、第56図はジョブのシフトの状態を示す説明図、第
57図は予約モードのジョブを実行順番の決定手順を示す
フローチャート、第58図はジョブ選択の処理手順を示す
フローチャート、第59図はモード選択キーと選択された
モード表示の例を示す説明図、第60図は原稿処理モード
による処理手順を示すフローチャート、第61図は原稿処
理におけるノーマルモードの処理手順を示すフローチャ
ート、第62図は原稿処理におけるステープルモードの処
理手順を示すフローチャート、第63図は原稿処理におけ
るソートビンモードの処理手順を示すフローチャート、
第64図は原稿処理におけるシフトトレイモードの処理手
順を示すフローチャート、第65図は原稿処理におけるス
テープル針エンドチェックの処理手順を示すフローチャ
ート、第66図はコピー処理キーによる処理手順を示すフ
ローチャート、第67図はコピー処理におけるステープル
モードの処理手順を示すフローチャート、第68図はコピ
ー処理におけるノーマルモードの処理手順を示すフロー
チャート、第69図はコピー処理におけるソートモードの
処理手順を示すフローチャート、、第70図はコピー処理
におけるスタックモードの処理手順を示すフローチャー
ト、第71図はステープルモードにおけるコピー部数チェ
ックについての処理手順を示すフローチャート、第72図
はスタックモードにおけるコピー部数チェックについて
の処理手順を示すフローチャート、第73図は予約モード
における原稿枚数の最大値を警告するための処理手順を
示すフローチャート、第74図は予約モードにおけるコピ
ー枚数の最大値を警告するための処理手順を示すフロー
チャート、第75図は複写機の概略構成を示す説明図、第
76図はコピーモード受信データのデータフォーマットを
示す説明図、第77図は複写機本体側からフィニッシャ側
へのモード受信データを示す説明図、第78図、第79図、
第80図、第81図、第82図、第83図、第84図および第85図
はそれぞれ受信モードに応じた原稿と転写紙の流れの様
子を示す説明図、第86図は原稿と転写紙の処理に関する
モードの例を示す説明図、第87図はコピーを終了した転
写紙を排出した後の処理のタイミングを示すタイミング
チャート、第88図および第89図はそれぞれコピー終了後
の後処理の初期設定動作の処理手順を示すフローチャー
ト、第90図はジョガーの駆動における処理手順を示すフ
ローチャート、第91図はジョガーホームポジションセン
サによるホームポジション検出の様子を示す説明図、第
92図はジョガーホームポジションセンサのホームポジシ
ョン検出のタイミングを示すタイミングチャート、第93
図は切換ホイールのイニシャル処理手順を示すフローチ
ャート、第94図は切換ホイールの駆動処理手順を示すフ
ローチャート、第95図は駆動パルスカウンタのデータテ
ーブルを示す説明図、第96図は切換ホイールの回転状態
とシートの搬送経路との関係を示す説明図、第97図は複
写機本体側からの指令によってシート収納ビンの昇降を
チェックする処理手順を示すフローチャート、第98図は
シート収納ビンの上昇・下降制御の処理手順を示すフロ
ーチャート、第99図はステープラの移動処理手順を示す
フローチャート、第100図はステープル処理の処理手順
を示すフローチャート、第101図はシート落とし処理の
処理手順を示すフローチャート、第102図および第103図
はそれぞれステープル済みのシート落とし実行中の処理
手順を示すフローチャート、第104図は原稿のセット、
給紙、排出等のタイミングを示すタイミングチャート、
第105図はドアオープンチェックの処理手順を示すフロ
ーチャート、第106図は原稿搬送ユニットにオプション
装置が接続されているかどうかのチェックを行う処理手
順を示すフローチャート、第107図は原稿用ビンのビン
ホームリクエスト処理の処理手順を示すフローチャー
ト、第108図は原稿搬送ユニットの搬送部(圧板)のリ
フトアップチェックおよびイニシャルジャムチェックの
処理手順を示すフローチャート、第109図は多段ユニッ
トのビン数データ入力に関する処理手順を示すフローチ
ャート、第110図は複写機本体からの受信データによる
ビン移動処理手順を示すフローチャート、第111図は原
稿用ビンの上昇処理手順を示すフローチャート、第112
図は原稿用ビンの下降処理手順を示すフローチャート、
第113図および第114図はそれぞれ原稿用ビンを給紙位置
にセットする処理手順を示すフローチャート、第115図
は多段ユニットから原稿搬送ユニットに原稿の搬送を開
始させるフィードイン処理の処理手順を示すフローチャ
ート、第116図は給紙ジャムチェックの処理手順を示す
フローチャート、第117図は原稿排紙処理Iの処理手順
を示すフローチャート、第118図は原稿排紙処理IIの処
理手順を示すフローチャート、第119図は反転ユニット
の切換機構をホームポジションにセットするイニシャル
処理の処理手順を示すフローチャート、第120図は切換
モータの駆動処理の処理手順を示すフローチャート、第
121図および第122図はそれぞれ原稿スタック部における
処理の処理手順を示すフローチャート、第123図は再給
紙処理の処理手順を示すフローチャート、第124図は片
面モード時のジャムチェックのタイミングを示すタイミ
ングチャート、第125図は両面モード時のジャムチェッ
クのタイミングを示すタイミングチャート、第126図は
原稿搬送動作のタイミングを示すタイミングチャート、
第127図は原稿の流れとその流れに関与する各部の動作
タイミングを示すタイミングチャート、第128図は原稿
搬送ユニットの要部を示す概略構成図、第129図は原稿
の流れを示す説明図、第130図および第131図はジョブ実
行の処理手順を示すフローチャート、第132図はステー
プルされたシートをスタックトレイに落下させるときの
動作を示す動作説明図、第133図は切換ホイール回りに
配置されたセンサ類を主に示す概略図、第134図は複写
機と多段ADFとフィニッシャの間の通信を含む全体的な
制御の概念を示す説明図、第135図は原稿排紙センサの
検出出力と原稿寄せころソレノイドの作動タイミングを
示すタイミングチャートである。 11……フィニッシャ、57……シート収納ビン、61……切
換部、65……ステープラ、477……切換ホイール、479…
…前部切換ホイール、481……後部切換ホイール、483…
…切換ホイール回転軸、485……切換ホイール駆動プー
リ、487……切換ホイール駆動モータ、489……モータ側
プーリ、491……切換ホイール駆動ベルト、493……テン
ショナ、495……切換ホイール固定スプリング、497……
面板、499……ノブ、501,503……搬送ローラ対、502…
…第2の原稿進入検知センサ、504……第2の転写紙進
入検知センサ、505,507……排紙ローラ対、509,511……
支軸、525,527……案内路、534……第1の転写紙進入検
知センサ、536……第1の原稿進入検知センサ、551,57
3,651……CPU、Gin……原稿進入路、Pin……転写紙進入
路、Tout……トレイ排出路、Bout……ビン排出路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−179870(JP,A) 特開 昭58−135059(JP,A) 特開 昭64−75363(JP,A) 特開 昭60−179756(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 39/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から排出される用紙を複数の
    ビンに仕分けるソータと、各ビンに仕分けた用紙を綴じ
    るステイプラとを備えた用紙処理装置において、 各ビンは、収容した用紙先端が後端よりも高くなるよう
    に傾斜し、かつ、用紙後端に当接して用紙を保持する用
    紙後端規制部材を備え、 用紙処理装置は、画像形成装置とソータ間に設置された
    ストック部と、 ストック部の上方にビンと同じ方向に傾斜して設けら
    れ、用紙をビンから用紙ストック部へ自重で滑降させる
    ための排出路と、 ビン内の用紙後端が排出路の入口に対向する位置まで各
    ビンを順次移動させる移動手段と、 排出路の入口に対向した用紙後端規制部材から外れて排
    出路の入口に滑り込むように用紙後端を持ち上げて排出
    する排出手段とを備え、 ソータの各ビンに仕分けられた用紙をステイプラによっ
    て綴じた後、前記ストック部へ順次排出することを特徴
    とする用紙処理装置。
  2. 【請求項2】前記排出手段は回転駆動されたコロによっ
    て用紙後端を持ち上げることを特徴とする請求項1記載
    の用紙処理装置。
  3. 【請求項3】前記ストック部を装置本体における画像形
    成装置の略前方側に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の用紙処理装置。
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JPS58135059A (ja) * 1982-02-03 1983-08-11 Canon Inc コピ−シ−ト取扱装置
JPH0619604B2 (ja) * 1984-02-28 1994-03-16 富士ゼロックス株式会社 フィニッシャーを備えた複写機
JPS6475363A (en) * 1987-09-16 1989-03-22 Minolta Camera Kk Sorter with finisher

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