JP2839352B2 - 2軸連続混練機 - Google Patents

2軸連続混練機

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JP2839352B2 JP28361290A JP28361290A JP2839352B2 JP 2839352 B2 JP2839352 B2 JP 2839352B2 JP 28361290 A JP28361290 A JP 28361290A JP 28361290 A JP28361290 A JP 28361290A JP 2839352 B2 JP2839352 B2 JP 2839352B2
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浩司 上田
一芳 伊牟田
博文 木村
直行 多代
章二 安田
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2軸連続混練機に関する。
(従来の技術) 合成樹脂等の高分子材料の混練に用いる2軸連続混練
機は、第4図及び第5図に示す如く、一般に混練機本体
1内に、連通部2を介して連通された円柱状2つのチャ
ンバー3が平行に形成され、この各チャンバー3内に回
転自在にロータ4が夫々設けられ、また各ロータ4に
は、材料を送る第1スクリュー部5、材料を溶融粉砕す
る混練部6、材料の混練度合を調整するゲート部7、材
料の送りと脱気を行なう第2スクリュー部8、材料を排
出する排出部9とが設けられている。
2軸連続混練機の排出側がギャーポンプに接続される
場合、そのロータ4にはギヤーポンプへの材料の噛込み
を確保するための送り能力が要求される。また、チャン
バー3にベント孔1aを設けるものにあっては、脱気にさ
らされる樹脂の流れを必要とする。そのため、前述の如
くゲート部7の後に第2スクリュー部と排出部9とを備
えたロロータ4が用いられている。
ところで、従来のロータ4の各部の長さ比L1/D,L2/D,
L/D(直径に対する長さの比)は、次の範囲であった。
従って、第1段目が、L1/D=6、第2段目がL2/D=4
であって、全体がL/D=10前後のものが一般的であり、
短かくてもL/D=7以上は必要とされてきた。
更に、近年、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
や高密度ポリエチレン(HDPE)の混練において、低温混
練であって高生産量用のロータが求められるようになっ
た。この低温、高生産用のロータは、第6図に示すよう
に、混練部6の長さを短かくし、高速回転で使用する。
但し、全体のL/Dは互換性の観点から10前後のままであ
る。
一方、混練部6や第2スクリュー部8におけるチャン
バー3間の連通部2は、第5図又は第7図に示すよう
に、d/D≒0.5程度としていた。これは、混練部6での左
右混練室間の樹脂材料の往復移動を確保するためであ
る。また、加工の便から第2スクリュー部8の連通部2
も同様にd/D≒0.5程度としていた。
(発明が解決しようとする課題) 第6図に示す従来のロータ4において、L/D≒10のま
まで混練部6を短かくすると、第1スクリュー部5及び
第2スクリュー部7が必然的に長くなり、各スクリュー
部5,7での樹脂材料の発熱が高くなる。また、低温高生
産になると、ロータ4にかかる曲げ応力が高くなり、L/
Dが長ければロータや軸受の寿命が短かくなる。
そこで、第6図の各部のL/Dを短かくすることも考え
られる。しかしながら、単に短かくすると、特に第2ス
クリュー部8での送り不足によりギヤーポンプへの送り
能力が不足したり、ベントアップが発生する。
本発明は、かかる点に鑑み、全体を短かくしても各部
のバランスが取れ、しかも第2スクリュー部の送りを確
実にできる2軸連続混練機を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、本体10に連通部11を介して平行に連通形成
された2つのチャンバー12内に、第1スクリュー部14と
混練部15とゲート部16と第2スクリュー部17と排出部18
とを長手方向に備えたロータ13を回転自在に設けられた
2軸連続混練機において、第1スクリュー部14と混練部
15とゲート部16からなる第1段目の直径に対する長さ比
L1/Dが、3.5以上、第2スクリュー部17と排出部18とか
らなる第2段目の直径に対する長さ比L2/Dが、1.75以上
で、かつロータ全体の直径に対する長さ比L/Dが、7.0以
下となるようにし、両ロータ13の第2スクリュー部17の
フライト位相を合致させ、第2スクリュー部17における
チャンバー12の連通部11の直径に対する寸法の比d/Dを
0.3以下としたものである。
(作 用) ロータ13は第1段目のL1/Dが3.5以上、第2段目のL2/
Dが1.75以上で、かつ全体が7.0以下であるため、全体が
短かくなっているにも拘らず、各部のバランスがとれた
ものとなる。また、第2スクリュー部17のフライト位相
が合致しており、チャンバー12の連通部11の直径に対す
る寸法の比d/Dが0.3以下であるので、第2スクリュー部
17での送りを確実にできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて詳述する。
第1図乃至第2図,第3図において、10は混練機本体
で、この本体10には連通部11を介して左右一対のチャン
バー12が平行に連通形成され、その各チャンバー12内に
ロータ13が軸心廻りに回転自在に挿入されている。各ロ
ータ13は、第1スクリュー部14と混練部15とゲート部16
と第2スクリュー部17と排出部18とが投入口側から排出
口側へと軸心方向に形成されている。第1スクリュー部
14は第2スクリュー部17よりも僅かに径が大きくなって
いる。なお、第1スクリュー、部14は拡径にする方が好
ましいが、第2スクリュー部17と同径でも良い。
このロータ13の各部の直径に対する長さ比は、次のよ
うになている。即ち、ロータ13全体のL/Dは7.0以下の6
程度であり、第1スクリュー部14と混練部15とゲート部
16とから成る第1段目をL1/D≒4とし、第2スクリュー
部17と排出部18とから成る第2段目をL2/D≒2としてい
る。即ち、第1スクリュー部14は排入口からの樹脂投入
のためにはL1′/D=0.8以上必要であり、また送りのた
めにはL1′/D=1以上必要である。混練部15は練りのた
めにはL1″/D=1.5以上、ゲート部16はL1/D=0.2程度
は必要である。従って、第1段目はL1/D=3.5以上にす
れば良く、実施例ではL1/D≒4としている。
一方、第2スクリュー部17は送りのためにL2′/D=1
以上、脱気孔のためにL2′/D=0.25程度夫々必要であ
る。また排出部18はL2″/D=0.5程度必要である。従っ
て、第2段目はL2/DS=1.75以上にすれば良く、実施例
ではL2/D≒2としている。
両者ロータ13の第2スクリュー部17は、そのフライト
位相を合致させた構造となっている。またこの第2スク
リュー部17におけるチャンバー12の連通部11は、その直
径に対する寸法の比d/Dが0.3以下の0.25程度となってい
る。なお、第2スクリュー部17以外の他の連通部11はd/
D≒0.5となっている。排出部18には各排出翼部20に斜方
向に屈曲する押戻し翼部21が一体に設けられている。
上記構成によれば、ロータ13の第1段目をL/D≒4と
短かくして、第1スクリュー部14は樹脂材料を混練部15
に送り込むのに必要かつ充分な長さにしているので、第
1スクリュー部14による無用な発熱を防止できる。また
第2段目はL/D≒2と短かくし、樹脂材料の揮発分の脱
気及びギヤーポンプへの材料提供に必要かつ十分な長さ
としているため、第2スクリュー部17での発熱を防止で
きる。更に、第2段目の第2スクリュー部17はフライト
位相を合致させ、しかも、その部分の連通部11をd/D≒
0.25としているので、昇圧能力を上げることができ、従
って、第2スクリュー部17の送りが確実になる。また昇
圧能力を上げた場合、ウォータエンドダストストップ部
のシール部からの樹脂洩れの恐れがあるが、排出部18の
各排出翼部20に押戻し翼部21を設けているので、その押
戻し効果によって、軸心方向に樹脂が洩れようとする力
を軽減でき、すみやかにギヤーポンプ側へと樹脂材料を
送出することができる。
例えば、生産量を約60%程度増大させるためには、約
30%程度のトルクアップと高速回転化が必要となるが、
ロータ13全体がL/D≒6と短かくなっているので、ロー
タ13の強度が増大し、トルクアップが可能である。従っ
て、第1段目をL1/D≒4、第2段目をL2/D≒2とすれ
ば、ロータ13全体がL/D≒6と短かくなり、各部のバラ
ンスのとれたものとなる。
なお、実施例では、第1段目をL1/D≒4とし、第2段
目をL2/D≒2として、ロータ13の全体をL/D≒4として
いるが、第1段目はL1/D=3.5以上、第2段目はL2/D=
1.75以上であり、ロータ13全体がL/D=7.0以下であれば
良い。
また第2スクリュー部17におけるチャンバー12の連通
部11はd/D=0.3以下であれば良い。
(発明の効果) 本発明によれば、第1スクリュー部14と混練部15とゲ
ート部16からなる第1段目の直径に対する長さ比L1/D
が、3.5以上、第2スクリュー部17と排出部18とから成
る第2段目の直径に対する長さ比L2/Dが、1.75以上で、
かつロータ全体の直径に対する長さ比L/Dが、7.0以下と
なるようにし、両ロータ13の第2スクリュー部17のフラ
イト位相を合致させ、第2スクリュー部17におけるチャ
ンバー12の連通部11の直径に対する寸法の比d/Dを0.3以
下としているので、ロータ13の全体を短かくしても、各
部のバランスがとれ、第2スクリュー部17の送りを確実
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面断面図、第2図は
第1図のII−II矢視図、第3図は第1図のIII−III矢視
図、第4図は従来の混練機の側面断面図、第5図及び第
7図は同本体の断面図、第6図は同ロータの側面図であ
る。 10……混練機本体、11……連通部、12……チャンバー、
13……ロータ、14……第1スクリュー部、15……混練
部、16……ゲート部、17……第2スクリュー部、18……
排出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 章二 兵庫県尼崎市東七松町1丁目11―16 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01F 7/08 B29B 7/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(10)に連通部(11)を介して平行に
    連通形成された2つのチャンバー(12)内に、第1スク
    リュー部(14)と混練部(15)とゲート部(16)と第2
    スクリュー部(17)と排出部(18)とを長手方向に備え
    たロータ(13)を回転自在に設けた2軸連続混練機にお
    いて、 第1スクリュー部(14)と混練部(15)とゲート部(1
    6)からなる第1段目の直径に対する長さ比L1/Dが、3.5
    以上、第2スクリュー部(17)と排出部(18)とからな
    る第2段目の直径に対する長さ比L2/Dが、1.75以上で、
    かつロータ全体の直径に対する長さ比L/Dが、7.0以下と
    なるようにし、両ロータ(13)の第2スクリュー部(1
    7)のフライト位相を合致させ、第2スクリュー部(1
    7)におけるチャンバー(12)の連通部(11)の直径に
    対する寸法の比d/Dを0.3以下としたことを特徴とする2
    軸連続混練機。
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JPH11268033A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Japan Steel Works Ltd:The 2軸混練押出機
US7350960B2 (en) * 2004-07-07 2008-04-01 Tech. Process & Engineering, Inc. Dual flight rotors for continuous mixer assembly
US20090213681A1 (en) * 2005-07-12 2009-08-27 Carl-Gustaf Ek Counter-rotating twin screw extruder

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